JP2010069598A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ブラシレスDCモータを利用した電動工具において、温度上昇が所定値を越えたときに起こりうる熱的損傷からモータや制御回路を保護する。
【解決手段】
複数の半導体スイッチング素子を用いたインバータ回路と、インバータ回路によって駆動されるブラシレスDCモータと、ブラシレスDCモータの回転を制御する制御手段を有する電動工具において、インバータ回路の温度を測定する温度測定手段を設け、測定された温度が所定値(例えば100℃)を超えたときに、半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のデューティ比を低減させるようにした。低減されたデューティ比は、測定された温度が所定値を下回ったときに元の値に戻される。元に戻すタイミングは、所定値を下回ったときにすぐに戻しても良いし、所定時間経過したときに戻すようにしても良い。
【選択図】図4

Description

本発明は電動工具に関し、特に、駆動源として用いられるブラシレスDCモータの制御方法を改良した電動工具に関する。
近年、ドリルやドライバ等の先端工具をモータによって回転駆動して所要の作業を行う電動工具において、ブラシレスDCモータが使われるようになってきた。ブラシレスDCモータは、ブラシ(整流用刷子)の無いDC(直流)モータであり、コイル(巻線)をロータ側に、永久磁石をステータ側に用い、インバータで駆動された電力を所定のコイルへ順次通電することによりロータを回転させる。ブラシレスモータはブラシ付きモータに比べて高効率であり、充電電池を使用した電動工具においては1充電当りの作業時間を向上させることが可能である。また、モータの回転駆動のためのスイッチング素子を搭載した回路を有するので、電子制御により高度なモータの回転制御が容易となる。
ブラシレスDCモータは、例えば特許文献1に開示されているように、永久磁石を備えたロータ(回転子)と、3相巻線等の複数相の電機子巻線(固定子巻線)を備えたステータ(固定子)と、ロータの永久磁石の磁力を検出してロータ位置を検出する複数のホールICより構成された位置検出素子と、電池パック等から供給される直流電圧をFET(電界効果トランジスター)やIGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)等の半導体スイッチング素子を用いてスイッチングして各相の固定子巻線への通電を切換えてロータを駆動するインバータ回路を含んで構成される。複数の位置検出素子は複数相の電機子巻線に対応しており、各位置検出素子によるロータの位置検出結果に基づいて各相の電機子巻線の通電タイミングを設定する。
特開2003−47277号公報
ところで、上記ステータやスイッチング素子は、電動工具の使用に伴い発熱を生じるが、ブラシレスDCモータの構成要素には使用温度条件が規定されており、その範囲内で動作させることが重要である。電動工具においては、連続運転や過負荷により、モータや駆動回路の半導体スイッチング素子などに温度上昇が生じ、それらの部品や、それらを構成する素子に熱的損傷を与える恐れがある。この問題を解消するためには、熱的損傷が生じる前に、作業者はモータの回転数を抑えるか、もしくはモータを停止させて、温度上昇を一旦冷却しなければならない。そのため、締付け作業または切削作業は断続的になり、作業効率の低下となる。更に、作業者にとって本体内部部品の温度上昇の判別は困難であった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、温度上昇が所定値を越えたときに起こりうる熱的損傷からモータや制御回路を保護することが可能な電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、所定の温度上昇の範囲内で電動工具を動作させることにより、モータを停止させることなく、連続的な作業が可能な電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つ特徴によれば、複数の半導体スイッチング素子を用いたインバータ回路と、インバータ回路によって駆動されるブラシレスモータと、ブラシレスモータの回転を制御する制御手段と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、ブラシレスモータまたはインバータ回路の温度を測定する温度測定手段を設け、温度測定手段によって測定された温度が第1の所定値(例えば100℃)を超えたときに、半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のデューティ比を低減させてブラシレスモータを駆動するようにした。低減されたデューティ比は、温度測定手段によって測定された温度が第1の所定値、又は、第1の所定値よりも低い第2の所定値(例えば60℃)を下回ったときにデューティ比の低減を解除して元のデューティ比に戻される。尚、元のデューティ比に戻すタイミングは第1又は第2の所定値を下回ったときにすぐに戻しても良いし、下回ってから所定時間経過したときに戻すようにしても良い。
本発明の他の特徴によれば、電動工具は先端工具付近を照らすための、又は、電動工具の稼働状態を示すためのLEDを有し、制御手段は、デューティ比を低減させた際にLEDを点滅させるようにした。
本発明のさらに他の特徴によれば、複数の半導体スイッチング素子を用いたインバータ回路と、インバータ回路によって駆動されるブラシレスモータと、ブラシレスモータの回転を制御する制御手段と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、ブラシレスモータまたはインバータ回路の温度を測定する温度測定手段を設け、制御手段は、温度測定手段によって測定された温度が第3の所定値(例えば60℃)を超えたときに、超えた温度量に応じてデューティ比を低減させ、温度測定手段によって測定された温度が第4の所定値(例えば80℃)を超えたときに、低減させたデューティ比を維持するようにした。この低減させる割合は、超えた温度量と逆比例させるようにしても良いし、二次関数式に基づいて設定しても良い。二次関数で求める場合は、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が高く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が低くなるように設定しても良いし、逆に、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が低く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が高くなるように設定しても良い。
請求項1の発明によれば、測定された温度が第1の所定値を超えたときに、半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のデューティ比を低減させてブラシレスモータを駆動するので、熱的損傷を受けやすい部位の過度な温度上昇を抑制することができる。この結果、電動工具の連続的な運転が可能となる。
請求項2の発明によれば、デューティ比の低減の後に温度測定手段によって測定された温度が第1の所定値を下回ったときに、デューティ比の低減を解除するので、温度上昇による制限が不要になった際には、フルパワーで電動工具を利用することができる。
請求項3の発明によれば、デューティ比の低減の後に温度測定手段によって測定された温度が前記第1の所定値よりも低い第2の所定値を下回ったときに、デューティ比の低減を解除するので、温度が確実に低下させることができるので、電動工具の信頼性及び寿命を向上できる。
請求項4の発明によれば、電動工具は、先端工具付近を照らすための、又は、電動工具の稼働状態を示すためのLEDを有し、制御手段は、デューティ比を低減させた際にLEDを点滅させるので、作業者は温度上昇が起こったこと、及び、モータの出力が下がったことを容易に認識することができる。
請求項5の発明によれば、制御手段は、温度が第1の所定値を下回った後、所定時間経過したときに、デューティ比の低減を解除するので、解除後すぐに温度が上昇して、再デューティ比を低減するといった不安定な制御を防止することができ、安定した制御が実現できる。
請求項6の発明によれば、温度測定手段が検出した温度に連動して、デューティ比を制御することでデューティ比の変化が緩やかとなる。これにより、スムーズにモータの回転数を移行させることができる。
請求項7の発明によれば超えた温度量に応じてデューティ比を低減させる割合は、超えた温度量と逆比例させるので、単純な制御によってスムーズにモータの回転数を移行させることができる。
請求項8の発明によれば、温度量に応じてデューティ比を低減させる割合は、二次関数に基づいて設定されるので、きめ細かい制御によってデューティ比を低減させることができる。
請求項9の発明によれば、二次関数は、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が高く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が低くなるように設定されるので、スイッチング素子の特性や配置状況などにより、デューティ比低減による温度上昇低下の効果が小さい電動工具において有効に制御ができる。特に、第3の所定値を超えた直後のデューティ比の削減幅を大きくしているため、スイッチング素子の温度上昇を十分に抑えることができる。
請求項10の発明によれば、二次関数は、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が低く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が高くなるように設定されるので、スイッチング素子の特性や配置状況などにより、デューティ比低減による温度上昇低下の効果が大きい電動工具において有効に制御ができる。特に、第3の所定値を超えた直後のデューティ比の削減幅を小さくしているため、第4の所定値の直近まで高い出力での作業が可能となる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において、上下、前後の方向は、図1の矢印に示した方向として説明する。
図1は、本発明に係る電動工具の一実施形態としてのインパクトドライバ1の内部構造を示す図である。インパクトドライバ1は、充電可能なバッテリ9を電源とし、モータ3を駆動源として回転打撃機構21を駆動し、出力軸であるアンビル30に回転力と打撃力を与え、スリーブ31の取付穴30aに保持されるドライバビット等の図示しない先端工具に回転打撃力を間欠的に伝達してネジ締めやボルト締め等の作業を行う。
ブラシレスDC方式のモータ3は、側面視で略T字状の形状を成すハウジング2の筒状の胴体部2a内に収容される。モータ3の回転軸12は、ハウジング2の胴体部2aの中央部付近に設けられる軸受19aと後端側の軸受19bによって回転可能に保持され、モータ3の前方には、回転軸12と同軸に取り付けられモータ3と同期して回転するロータファン13が設けられ、モータ3の後方には、モータ3を駆動するためのインバータ回路基板4が配設される。この回路基板には、スイッチング素子や回路基板の温度を測定するために、サーミスタが搭載される。ロータファン13によって起こされる空気流は、空気取入孔17a、17b及びインバータ回路基板4の周囲のハウジング部分に形成されたスロット(図示せず)からハウジング2の内部に取り込まれ、主にロータ3aとステータ3bの間を通過するように流れ、ロータファン13の後方から吸引されてロータファン13の半径方向に流れ、ロータファン13の周囲のハウジング部分に形成された後述するスロット(図示せず)からハウジング2の外部に排出される。インバータ回路基板4はモータ3の外形とほぼ同形の円形の両面基板であり、この基板上にはFET等の複数のスイッチング素子5や、ホールIC等の位置検出素子33が搭載される。
ロータ3aとベアリング19aの間には、スリーブ14とロータファン13が回転軸12と同軸上に取り付けられる。ロータ3aは、マグネット15によって形成される磁路を形成するもので、例えば4つの平板状のスロットが形成された薄い金属板の積層により構成される。スリーブ14は、ロータファン13とロータ3aが空転せずに回るようにする接続部材で、例えばプラスチックによって形成される。スリーブ14の外周部には、必要に応じてバランス修正用溝(図示せず)を形成する。ロータファン13は、例えばプラスチックのモールドにより一体成型されるもので、後方の内周側から空気を吸引し、前方側の半径方向外側に排出する、いわば遠心ファンであり、回転軸12が貫通する貫通穴の周囲から放射状に延びる複数のブレードを有する。
ロータ3aとベアリング19bの間には、プラスチック製のスペーサ35が設けられる。スペーサ35の形状は略円筒形で、ベアリング18とロータ3aとの間の間隔を設定する。この間隔はインバータ回路基板4(図1)を同軸上に配置するためと、スイッチング素子5を冷却する空気流の流路として必要とされる空間を形成するために必要とされるものである。
ハウジング2の胴体部2aから略直角に一体に延びるハンドル部2b内の上部にはトリガスイッチ6が配設され、トリガスイッチ6の下方にはスイッチ基板7が設けられる。ハンドル部2b内の下部には、トリガスイッチ6の引き動作によって前記モータ3の速度を制御する機能を備えた制御回路基板8が収容され、この制御回路基板8は、バッテリ9とトリガスイッチ6に電気的に接続される。制御回路基板8は、信号線11を介してインバータ回路基板4と接続される。ハンドル部2bの下方には、ニカド電池、リチウムイオン電池等のバッテリ9が着脱可能に装着される。
回転打撃機構21は、遊星歯車減速機構22とスピンドル27とハンマ24を備え、後端がベアリング20、前端がメタル29により保持される。トリガスイッチ6が引かれてモータ3が起動されると、正逆切替レバー10で設定された方向にモータ3が回転を始め、その回転力は遊星歯車減速機構22によって減速されてスピンドル27に伝達され、スピンドル27が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル27とハンマ24とはカム機構によって連結され、このカム機構は、スピンドル27の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝25と、ハンマ24の内周面に形成されたハンマカム溝28と、これらのカム溝25、28に係合するボール26によって構成される。
ハンマ24は、スプリング23によって常に前方に付勢されており、静止時にはボール26とカム溝25、28との係合によってアンビル30の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ24とアンビル30の相対向する回転平面上の2箇所には図示しない凸部がそれぞれ対称的に形成されている。
スピンドル27が回転駆動されると、その回転はカム機構を介してハンマ24に伝達され、ハンマ24が半回転しないうちにハンマ24の凸部がアンビル30の凸部に係合してアンビル30を回転させるが、そのときの係合反力によってスピンドル27とハンマ24との間に相対回転が生ずると、ハンマ24はカム機構のスピンドルカム溝25に沿ってスプリング23を圧縮しながらモータ3側へと後退を始める。
そして、ハンマ24の後退動によってハンマ24の凸部がアンビル30の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ24は、スピンドル27の回転力に加え、スプリング23に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング23の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル30の凸部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル30に加えられるため、アンビル30の取付穴30aに装着される図示しない先端工具を介してネジに回転打撃力が伝達される。
以後、同様の動作が繰り返されて先端工具からネジに回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、例えば、ネジが木材等の図示しない被締結材にねじ込まれる。
次に図2を用いて、本実施形態のインバータ回路基板4を説明する。図2は、インバータ回路基板4を示す図であり、(1)はインパクトドライバ1の後側から見た背面図であり、(2)は側面から見た側面図である。インバータ回路基板4は、例えばガラエポ (ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたもの)で構成され、モータ3の外形とほぼ同形の略円形であり、中央にはスペーサ35を貫通させるための穴4aが形成される。インバータ回路基板4の周囲には、4つのねじ穴4bが形成され、このねじ穴4bを貫通するねじによって、インバータ回路基板4がステータ3bに固定される。インバータ回路基板4には、穴4aを囲むように6つのスイッチング素子5が取り付けられる。スイッチング素子5は、薄型のFETであり、例えば、米国インターナショナル・レクティファイアー社(International Rectifier Corporation)のパワーMOSFET、“IRF6648”を用いることができる。このスイッチング素子5は、表面面積が4.9mm×6.3mmで、高さが0.7mmと非常に小さく、高さが低いのが特徴である。
スイッチング素子5は厚さが非常に薄いので、本実施形態においては、基板上に寝かせた状態で、表面実装(SMT:Surface mount technology)によってスイッチング素子5をインバータ回路基板4に取り付けるようにした。取付方法は、例えば、インバータ回路基板4上へのはんだ印刷(またはディスペンサによる部品搭載位置への接着剤塗布)を行った後に、チップマウンタでスイッチング素子5の実装を行い、その後リフロー炉で熱を加えてはんだを溶かし、スイッチング素子5をインバータ回路基板4に固定する。尚、図示していないが、インバータ回路基板4の6つのスイッチング素子5全体を覆うように、シリコンなどの樹脂をコーティングすることが望ましい。樹脂でコーティングすることにより、表面実装したスイッチング素子5に掛かる力や振動を吸収できると共に、スイッチング素子5に水滴や切粉などが付着することを防止でき、防塵性が向上し、水などに対する防滴効果に優れる。さらに、放熱性に富んだ樹脂を用いれば、冷却の面からも好ましい。インバータ回路基板4は両面基板となっており、その前面側には3つの位置検出素子33(図2(2)では2つだけ図示)と、コンデンサやツエナーダイオード等のその他の電子素子34が搭載される。
インバータ回路基板4は、モータ3と同形の円よりも下方にやや突出する形状であり、その突出した部分に複数の貫通穴4dが形成され、前面側から信号線11bが貫通されて後面側においてはんだ付け38bにより固定される。同様に電源線11aも前面側からインバータ回路基板4の貫通穴4cを貫通されて、後面側においてはんだ付け38aにより固定される。ここで、信号線11bと電源線11aのインバータ回路基板4への固定を、基板上に固定されるコネクタを介して行うことも考えられる。しかしながら、インバータ回路基板4の前面側の省スペース化を図るためには、直接はんだ付けにより固定するほうが有利である。
次に、図3を用いてモータ3の駆動制御系の構成と作用を説明する。図3はモータの駆動制御系の構成を示すブロック図であり、本実施形態では、モータ3は3相のブラシレスDCモータで構成される。
モータ3は、いわゆるインナーロータ型で、一対のN極およびS極を含むマグネット15(永久磁石)を埋め込んで構成されたロータ3aと、ロータ3aの回転位置を検出するために60°毎に配置された3つの位置検出素子33と、位置検出素子33からの位置検出信号に基づいて電気角120°の電流の通電区間に制御されるスター結線された3相巻線U、V、Wからなるステータ3bを含んで構成される。なお、本実施形態では、ロータ3aの位置検出は、ホールIC等の位置検出素子33を用いて電磁結合的に行っているが、電機子巻線の誘起起電圧(逆起電力)を、フィルタを通して論理信号として取出すことによってロータ3aの位置を検出するセンサレス方式を採用することもできる。
インバータ回路37は、3相ブリッジ形式に接続された6個のFET(以下、単に「トランジスタ」という。)Q1〜Q6と、フライホイールダイオード(図示なし)から構成される。温度測定用素子(サーミスタ)38は、インバータ回路基板4上のトランジスタに近接する位置に固定される。ブリッジ接続された6個のトランジスタQ1〜Q6の各ゲートは制御信号出力回路48に接続され、また、6個のトランジスタQ1〜Q6のソースまたはドレインはスター結線された電機子巻線U、VおよびWに接続される。これによって、6個のトランジスタQ1〜Q6は、制御信号出力回路48から出力されたスイッチング素子駆動信号によってスイッチング動作を行い、インバータ回路52に印加されるバッテリ9の直流電圧を、3相(U相、V相、W相)交流電圧Vu、Vv、Vwとして、電機子巻線U、V、Wへ電力を供給する。
制御回路基板8には、演算部41、電流検出回路42、印加電圧設定回路43、回転方向設定回路44、回転子位置検出回路45、回転数検出回路46、温度検出回路47、及び制御信号出力回路48が搭載される。演算部41は、図示されていないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPU、後述するフローチャートに相当するプログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含むマイコンによって構成される。電流検出回路42はモータ3に流れる電流を検出するための回路であり、検出電流は演算部41に入力される。
印加電圧設定回路43は、スイッチトリガ6の移動ストロークに応答してモータ3の印加電圧、すなわちPWM信号のデューティ比を設定するための回路である。回転方向設定回路44は、モータの正逆切替レバー10による正方向回転または逆方向回転の操作を検出してモータ3の回転方向を設定するための回路である。回転子位置検出回路45は、3つの位置検出素子33の出力信号に基づいてロータ3aとステータ3bの電機子巻線U、V、Wとの関係位置を検出するための回路である。回転数検出回路46は、単位時間内にカウントされる回転子位置検出回路45からの検出信号の数に基づいてモータの回転数を検出する回路である。
制御信号出力回路48は、演算部41からの出力に基づいてトランジスタQ1〜Q6にPWM信号を供給する。PWM信号のパルス幅の制御によって各電機子巻線U、V、Wへ供給する電力を調整して設定した回転方向へのモータ3の回転数を制御することができる。
次に、図4〜7を参照しながら、本発明の実施形態に係るインパクトドライバ1の制御について説明する。
本発明の第1の実施形態によるPWMデューティ比の制御を、図4を用いて説明する。図4は、本発明の第1の実施形態であり、トランジスタ温度(以下、「Ttr」という)が安全使用が可能な限界値(以下、「Ttrlim」という)を上回った場合に、PWMデューティ比を低減させる制御のフローチャートである。まず、温度検出回路47はインパクトドライバ1の動作中或いは待機中に、サーミスタ等の温度測定用素子38の出力信号を受信し、トランジスタ温度Ttrを算出して演算部41に送出する(ステップ401)。次に、演算部41は、測定されたトランジスタ温度Ttrが、限界値Ttrlim以上であるかを判断する(ステップ402)。Ttrが、Ttrlim以上であれば、演算部41は、PWMデューティ比を60%に制限する信号を制御信号出力回路48に送出する(ステップ403)。尚、本実施形態では、Ttrlimの値として、Ttrが所定値を超えずに連続運転が可能なPWMデューティ比の算出値(又は実験値)である60%に設定したが、この値に限られるものではなく、実際に用いる電動工具やモータ3の特性、使用環境等に応じて設定すれば良い。
また、PWMデューティ比を低下させた初回時は、LED16を所定回数点滅、あるいは所定時間(数秒間)点滅させて(ステップ404)、ステップ401に戻る。このようにLED16を点滅させることによって、作業者に対してモータ3の出力が落ちたことを確実に報知することができる。LED16の点滅は、PWMデューティ比を低減した初回時のみに行い、PWMデューティ比の低減状態が継続している間にずっと点滅動作を続けなくても良い。尚、本実施形態では点滅させる対象を、先端工具方向を照らすためのLED16としたが、これに限られるものではなく、作業者がその点滅を容易に認識できるものであれば、他のLEDであっても良い。例えば、ハンドル部2bの下部に配置される制御パネル18の表示用LED、特に、モータ出力モードを示す強弱表示ランプを点灯させるようにしても良い。さらには、モータ3の出力が低下中であることを示す専用のLEDを制御パネル18に設けて、それを点滅あるいは点灯させるようにしても良い。
trがTtrlimより小さい場合は、演算部41はPWMデューティ比を現在制限しているか否かを判断する(ステップ402、405)。PWMデューティ比を現在制限していない場合はステップ401に戻る(ステップ405)。現在PWMデューティ比を制限している場合は、演算部41は、PWMデューティ比の制限を解除すべく、それに対応する制御信号を制御信号出力回路48に送出して(ステップ406)、ステップ401に戻る。
以上のように、第1の実施態様によれば、インバータ回路37やスイッチング素子5の温度を測定する温度測定手段を設け、温度測定手段が所定値の超過を検出した場合にスイッチング素子5を駆動するPWM駆動信号のPWMデューティ比を低減制御するので、過度な温度上昇を抑制することができる。この結果、各構成要素の熱損傷を防ぐことができ、更に、電動工具の連続的な運転が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態によるPWMデューティ比の制御を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。図5は、本発明の第2の実施形態であり、トランジスタ温度Ttrが安全使用が可能な限界値Ttrlimを上回った場合に、PWMデューティ比を低減させる制御のフローチャートである。ステップ501〜505は、図4で示したステップ401〜405と同一である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、ステップ505において、演算部41がPWMデューティ比を制限していると判定した場合は、演算部41は一定時間、例えば、10秒(sec)カウントし(ステップ506)、10秒経過後にPWMデューティ比の制限を解除する(ステップ507)。このように構成することによって、インバータ回路37やスイッチング素子5の温度低下が確実に達成されるため、各構成要素の熱損傷を防ぐことができ、更に、電動工具の連続的な運転が可能となる。尚、本実施形態では、PWMデューティ比の制限を解除するまでのインターバルとして10秒としたが、これに限られるものではなく、実際に用いる電動工具やモータ3の特性、使用環境等に応じて適宜設定すれば良い。
次に、本発明の第3の実施形態によるPWMデューティ比の制御を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6は、トランジスタ温度Ttrが安全使用が可能な限界値Ttrlimを上回った場合に、PWMデューティ比を低減させる制御のフローチャートである。ステップ601〜605は、図4で示したステップ401〜405と同一である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、ステップ605において、演算部41がPWMデューティ比を制限していると判定した場合に、直ちにPWMデューティの制限を解除するのではなく、温度低下が確実に起こったかを判断してから解除するようにしたことである。即ち、トランジスタ温度Ttrが、トランジスタの制限解除温度Ttrthより大きい場合はステップ601に戻り、Ttrthを下回った場合にPWMデューティ比の制限を解除する(ステップ606,607)。
図7は、第3の実施形態を用いてPWMデューティ比の制御を行うときの各部の状態を示すグラフである。図7において、(1)〜(3)の横軸は時間(秒)を示し、3つのグラフとも同じスケールとし、時間経過を対応させて表している。図7(1)は、縦軸にトランジスタ温度Ttrを示したもので、この温度には安全して使用できる限界値Ttrlim(第1の所定値)と、制限解除温度Ttrth(第2の所定値)がプロットされている。図7(2)は、縦軸にPWM制御信号のデューティ比を示したものである。図7(3)は、縦軸にトリガスイッチのON、OFFの状態を示したものである。
ここで区間aにおいては、トリガがフルに引かれているため、PWMデューティ比は100%、つまりフルパワーの状態でモータ3が駆動される。モータ3の駆動に伴いスイッチング素子5の温度が上昇していき、安全使用限界値Ttrlimを超えた場合、図7(2)に示すようにPWMデューティ比が100%から60%に低減された状態でモータ3が駆動される。すると、スイッチング素子5に流れる電流の時間が減少するために、スイッチング素子5及びモータ3での発熱量が減少し、図7(1)の区間bで示すように、トランジスタ温度Ttrが低下していく。ねじ締めやボルト締め等の作業が終了した後には、図7(3)の区間cで示すようにトリガスイッチ6がOFFにされる。この場合、図7(1)の区間cで示すようにトランジスタ温度Ttrが低下していき、ついには制限解除温度Ttrthよりも低くなる。従って、次のトリガスイッチ6の操作(区間d)の際には、PWMデューティ比は100%でモータ3が駆動される。区間aと同様に、安全使用限界値Ttrlimを超えた場合、図7(2)に示すように再びPWMデューティ比が100%から60%に低減される。以上のように、第3の実施形態では、トランジスタ温度Ttrが制限解除温度Ttrthまで十分下がったことを検出してからPWMデューティ比の制限を解除するので、スイッチング素子5の熱損傷をより確実に防止することができる。
次に、本発明の第4の実施形態によるPWMデューティ比の制御を、図8を参照しながら説明する。図8では、横軸にトランジスタ温度Ttrを示し、縦軸にPWM制御信号のデューティ比を示す。ここでは、Ttrが60℃〜80℃の間でTtrに連動(反比例)させて、PWMデューティ比を減少させる。これによりスムーズにモータの回転数を移行することができる。
図9は、第4の実施形態の第1の変形例で、60℃〜80℃の間でトランジスタ温度Ttrに連動させて、PWMデューティ比を減少させるのは図8の例と同じであるが、温度と逆比例させて減少するのではなく、下に凸となる制御特性とした。この制御特性は、60℃〜80℃の間だけ、例えばトランジスタ温度とPWMデューティ比の関係を二次関数に基づいて設定することにより達成できる。尚、設定の仕方は測定されたトランジスタ温度Ttrから二次関数式を用いて計算によって算出しても良いし、温度とデューティ比の関係をデータテーブルに設定して演算部41に格納しておいても良い。この第1の変形例では、FETの特性や配置位置等によりデューティ比を低減しても温度低下の効果が小さい場合に有効な制御であり、デューティ比の低減開始区間の下げ幅を大きくしているため、FET温度上昇を十分に抑えられるという効果がある。
図9は、第4の実施形態の第2の変形例で、60℃〜80℃の間でトランジスタ温度Ttrに連動させて、PWMデューティ比を減少させるのは図8の例と同じであるが、温度と逆比例させて減少するのではなく、上に凸となる制御特性とした。この制御特性は、60℃〜80℃の間だけ、例えばトランジスタ温度とPWMデューティ比の関係を二次関数に基づいて設定することにより達成できる。この第2の変形例では、FETの特性や配置位置等によりデューティ比を低減すると温度低下の効果が大きい場合に有効な制御であり、デューティ比の低減開始区間の下げ幅を小さくしているため、現象範囲の上限温度(80℃)の直近まで高い出力で作業を行うことができるという効果がある。
また、第4の実施形態においては、周囲雰囲気が比較的低温である場合等、PWMデューティ比を大幅に低下させなくとも、スイッチング素子5の温度上昇を抑えられることがある。本実施形態のように構成すれば、PWMティーディ比の低下を最小限にとどめながら、スイッチング素子5の温度上昇を抑えることができる。例えば、トランジスタ温度Ttrが60℃を超えてPWMデューティ比が100%から所定だけ低下したことでトランジスタ温度Ttrが上昇することがなければ、以降はPWMデューティ比が低下することがなく、高いPWMデューティ比を維持することができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態においては、温度測定手段が所定値の超過を検出した場合にPWMデューティ比を低減制御するので、過度な温度上昇を抑制することができる。この結果、各構成要素の熱損傷を防ぐことができ、電動工具の連続的な運転が可能となる。また、PWMデューティ比の制御を所定の温度や時間で解除することで、所望のPWMデューティ比に復帰させることができる。更に、温度測定手段が検出した温度に連動して、PWMデューティ比を制御することで、緩やかなPWMデューティの変化となる。これにより、スムーズにモータの回転数を移行させることができる。
以上、本実施形態のおいては、電動工具の例としてインパクトドライバを用いて説明したが、本発明の電動工具はインパクトドライバに限られず、モータ3としてブラシレスDCモータを駆動源にするものであれば、他のすべての電動工具に同様に適用できる。
本発明の実施形態に係るインパクトドライバの内部構造を示す断面図である。 インバータ回路基板4を示す図であり、(1)はインパクトドライバ1の後側から見た背面図であり、(2)は側面から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るモータ3の駆動制御系の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるPWMデューティ比の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるPWMデューティ比の制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるPWMデューティ比の制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態を用いてPWMデューティ比の制御を行うときの各部の状態を示すグラフであり、(1)はトランジスタ温度と経過時間の関係を示し、(2)はPWMデューティ比と経過時間の関係を示し、(3)はトリガスイッチのON/OFF状態と経過時間の関係を示す図である。 本発明の第4の実施形態によるPWMデューティ比の制御状況を示すグラフである。 第4の実施形態の第1変形例によるPWMデューティ比の制御状況を示すグラフである。 第4の実施形態の第2変形例によるPWMデューティ比の制御状況を示すグラフである。
符号の説明
1 インパクトドライバ 2 ハウジング
2a (ハウジングの)胴体部 2b (ハウジングの)ハンドル部
3 モータ 3a ロータ 3b ステータ
4 インバータ回路基板 4a 穴 4b ねじ穴
4c、4d 貫通穴 5 スイッチング素子
6 トリガスイッチ 7 スイッチ基板 8 制御回路基板
9 バッテリ 10 正逆切替レバー 11a 電源線
11b 信号線 12 回転軸 13 ロータファン
14 スリーブ 15 マグネット 16 LED
17a、17b 空気取入孔 18 制御パネル
19a、19b、20 ベアリング 21 回転打撃機構
22 遊星歯車減速機構 23 スプリング
24 ハンマ 25 スピンドルカム溝 26 ボール
27 スピンドル 28 ハンマカム溝 29 メタル
30 アンビル 30a(先端工具用の)取付穴
31 スリーブ 33 位置検出素子
34 電子素子 35 スペーサ 37 インバータ回路
38 温度センサ 41 演算部 42 電流検出回路
43 印加電圧設定回路 44 回転方向設定回路
45 回転子位置検出回路 46 回転数検出回路
47 温度検出回路 48 制御信号出力回路

Claims (10)

  1. 複数の半導体スイッチング素子を用いたインバータ回路と、該インバータ回路によって駆動されるブラシレスモータと、該ブラシレスモータの回転を制御する制御手段と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ブラシレスモータまたは前記インバータ回路の温度を測定する温度測定手段を設け、
    前記温度測定手段によって測定された温度が第1の所定値を超えたときに、前記半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のデューティ比を低減させて前記ブラシレスモータを駆動することを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御手段は、前記デューティ比の低減の後に前記温度測定手段によって測定された温度が、第1の所定値を下回ったときに、前記デューティ比の低減を解除することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御手段は、前記デューティ比の低減の後に前記温度測定手段によって測定された温度が、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値を下回ったときに、前記デューティ比の低減を解除することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  4. 前記電動工具は、先端工具付近を照らすための、又は、電動工具の稼働状態を示すためのLEDを有し、
    前記制御手段は、前記デューティ比を低減させた際に前記LEDを点滅させることを特徴とする請求項2又は3に記載の電動工具。
  5. 前記制御手段は、前記温度測定手段によって測定された温度が第1又は第2の所定値を下回った後、所定時間経過したときに、前記デューティ比の低減を解除することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 複数の半導体スイッチング素子を用いたインバータ回路と、該インバータ回路によって駆動されるブラシレスモータと、該ブラシレスモータの回転を制御する制御手段と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ブラシレスモータまたは前記インバータ回路の温度を測定する温度測定手段を設け、
    前記制御手段は、前記温度測定手段によって測定された温度が第3の所定値を超えたときに、超えた温度量に応じて前記デューティ比を低減させ、
    前記温度測定手段によって測定された温度が第4の所定値を超えたときに、低減させた前記デューティ比を維持することを特徴とする電動工具。
  7. 前記超えた温度量に応じて前記デューティ比を低減させる割合は、超えた温度量と逆比例させることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 前記超えた温度量に応じて前記デューティ比を低減させる割合は、二次関数に基づいて設定されることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  9. 前記二次関数は、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が高く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が低くなるように設定されることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  10. 前記二次関数は、第3の所定値を超えた直後の単位温度あたりの低減割合が低く、第4の所定値に近づくにつれて単位温度あたりの低減割合が高くなるように設定されることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
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