JP2009181635A - メディア処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パブリッシャ1は、板状のメディアMを保持する収容凹部41bを有する進退可能なメディアトレイ41aを備えたメディアドライブ41と、メディアドライブ41のメディアトレイ41aに対してメディアMの受け渡し及び受け取りを行うメディア搬送機構31とを備え、メディア搬送機構31の搬送アーム36によってメディアMの受け渡し及び受け取りが行われる所定位置に突出されたメディアトレイ41aの先端を抑止する抑止部材102A,102Bを備えている。
【選択図】図8
Description
しかし、メディアトレイが度当たりに当たると、その度当たりへの衝突時にメディアトレイが跳ね上がり、メディアトレイの収容凹部に収容されているメディアが暴れて収容凹部からはみだすことがある。その場合には、搬送アームによるメディアの受け取りに支障を来し、メディアへの処理作業が円滑に行われなくなってしまう。
前記メディア搬送機構によって前記メディアの受け渡し及び受け取りが行われる所定位置に突出された前記トレイの先端の浮き上がりを抑止する抑止部材を備えていることを特徴とする。
したがって、トレイの収容部へメディアを確実に収容させた状態に維持してメディアの受け取りの信頼性を高め、メディアへの各種処理作業を円滑に行うことができる。
この構成のメディア処理装置によれば、所定位置に突出されたトレイの先端上部に当接する抑止辺を有するため、突出されたトレイの先端における上方への跳ね上がりを確実に抑制し、収容部へのメディアの良好な収容状態を維持することができる。
この構成のメディア処理装置によれば、抑止部材がトレイの進退方向に移動可能であり、抑止辺が処理部へ向かって次第に上方へ傾斜しているため、抑止部材を移動させることにより、抑止辺によるトレイの先端上部への当接位置を容易に調整することができる。
この構成のメディア処理装置によれば、抑止部材がトレイの幅方向に沿う軸線を中心として回動可能であるため、抑止部材を回動させることにより、抑止辺によるトレイの先端上部への当接位置を容易に調整することができる。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図、図5はメディアドライブの構成を説明する概略平面図、図6は搬送アームを示す平面図、図7は搬送アームを示す斜視図、図8はメディアドライブからトレイが突出した状態を示す斜視図である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り及び受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動するメディアトレイ41aが進退可能にそれぞれ設けられている。
なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
なお、インク供給機構60には、その上部に加圧機構64が設けられており、この加圧機構64は、圧縮空気を送り出してインクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
そして、これらメディアドライブ41は、所定位置である受け取り及び受け渡し位置にメディアトレイ41aを突出させた状態で、搬送アーム(搬送機構)36によるメディアMの受け渡し及び受け取りが行われる。
また、他方のスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置が、メディアスタッカ21,22とのメディアMの受け渡し位置に配置されていることを検出する。
上端近傍の上下HP検出器121は、搬送アーム36が、メディアスタッカ21の上方位置に配置されていることを検出する。また、中間位置検出器122は、搬送アーム36が、メディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間の中間位置に配置されていることを検出する。
メディアトレイ41aがメディアドライブ41から突出して所定位置で停止する際、メディアトレイ41aがメディアドライブ41内の度当たりに当たると、その度当たりへの衝突時にメディアトレイ41aが跳ね上がり、メディアトレイ41aの収容凹部41bに収容されているメディアMが暴れ、収容凹部41bからはみだしてしまうことが考えられるが、本実施形態のパブリッシャ1では、メディアドライブ41から突出されたメディアトレイ41aの跳ね上がりによる浮き上がりを抑える抑止手段が設けられている。
また、抑止部材102A,102Bは、前後方向に沿う長孔104を有しており、この長孔104に挿通されたビス105を側板101に形成されたネジ孔(図示省略)にねじ込んで締め付けることにより、側板101に固定されている。
そして、上記抑止部材102A,102Bは、ビス105を緩めた状態で、台部107に沿って前後方向に移動されて位置調整され、メディアトレイ41aが突出して度当たりに当接する所定位置である最大突出位置まで突出した際に、抑止辺103がメディアトレイ41aの先端の端面板41c上部に当接する位置で固定されている。
したがって、メディアトレイ41aの収容凹部41bへメディアMを確実に収容させた状態に維持してメディアMの受け取りの信頼性を高め、メディアMへの各種処理作業を円滑に行うことができる。
図9に示すように、抑止手段200を構成する抑止部材202A,202Bは、メディアドライブ41と反対側の端部近傍が、インク供給機構71のカートリッジ装填部14の側部を覆う側板101に対して、メディアドライブ41aの幅方向に沿う軸線を中心として回動可能に支持されている。なお、抑止部材202A,202Bの回動中心は、それぞれ、図9における左端近傍位置である。
したがって、メディアトレイ41aの収容凹部41bへメディアMを確実に収容させた状態に維持してメディアMの受け取りの信頼性を高め、メディアMへの各種処理作業を円滑に行うことができる。
Claims (4)
- 板状のメディアを保持する収容部を有する進退可能なトレイを備えた処理部と、前記処理部の前記トレイに対してメディアの受け渡し及び受け取りを行うメディア搬送機構とを備えたメディア処理装置であって、
前記メディア搬送機構によって前記メディアの受け渡し及び受け取りが行われる所定位置に突出された前記トレイの先端の浮き上がりを抑止する抑止部材を備えていることを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項1に記載のメディア処理装置において、
前記抑止部材は、前記所定位置に突出された前記トレイの先端上部に当接する抑止辺を有することを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項2に記載のメディア処理装置において、
前記抑止部材は、前記トレイの進退方向に移動可能であり、前記抑止辺が前記処理部へ向かって次第に上方へ傾斜していることを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項2に記載のメディア処理装置において、
前記抑止部材は、前記トレイの幅方向に沿う軸線を中心として回動可能であることを特徴とするメディア処理装置。
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