JP4918879B2 - メディア処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CD,DVDなどの円板状のメディアを保持する収容部を有する進退可能なトレイにメディアを搬送し、トレイに受け渡されたメディアに対して各種の処理を行うメディア処理装置に関する。
近年、多数枚のブランクCDやDVDなどのメディアにデータの書き込みを行うディスクダビング装置、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が用いられつつある。この種のメディア処理装置としては、メディアへデータを書き込むドライブ、メディアのレーベル面に印刷を施すプリンタ及びこれらドライブやプリンタに対してメディアを把持して搬送するメディア搬送機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5,734,629号明細書
上記のようなメディア処理装置では、メディアへのデータの書き込み処理を行うドライブが、ラック・ピニオンによってドライブ本体に対して進退するメディアトレイを備えており、メディアトレイがドライブ本体から引き出された状態にて、メディアを把持して搬送する搬送アームが昇降し、メディアトレイの収容凹部に対してメディアのリリースあるいはピックアップを行う。
ところで、ラック・ピニオンによって進退するメディアトレイは、引き出されたときの停止位置が、周囲の温度、駆動モータへの電圧変動、耐久等によってばらつくことがある。
そして、このように、引き出されるメディアトレイの停止位置がばらつくと、メディアトレイに対する搬送アームの水平方向の位置にずれが生じ、メディアトレイの収容凹部に対する搬送アームによるメディアの受け渡し及び受け取りに支障を来し、ドライブによるメディアへのデータの書き込みが円滑に行われなくなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、メディア処理手段によるメディアへの各種処理を高い信頼性にて円滑に行うことが可能なメディア処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のメディア処理装置は、メディアを保持する収容部を有する進退可能なトレイを備え、前記トレイに受け渡されたメディアに対して各種の処理を行うメディア処理手段と、メディアを把持して搬送し、前記メディア処理手段から引き出された前記トレイに対してメディアの受け渡しを行う搬送手段とを有するメディア処理装置であって、前記引き出された前記トレイの位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記トレイの位置ずれ量を求め、前記搬送手段による前記トレイに対するメディアの受け渡し位置を補正する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成のメディア処理装置によれば、引き出されたトレイの位置を検出する位置検出手段からの検出結果に基づいて、トレイの位置ずれ量を求め、搬送手段の位置を補正するので、トレイの引き出し位置が、周囲の温度、駆動モータへの電圧変動、耐久等によってばらついたとしても、トレイの収容部に対する搬送手段によるメディアの受け渡しを高精
度にかつ確実に行うことができる。これにより、メディア処理手段による処理を高い信頼性にて円滑に行うことができる。
また、トレイの移動精度が多少低くても、確実にメディアの受け渡しを行うことができるので、低価格な汎用品からなるメディア処理手段を用いることができ、コストを抑えることができる。
また、前記メディア処理手段のケースから前記トレイの収容部が完全に外部に露出されていない場合に、前記制御手段は、前記搬送手段によって前記ケースと前記トレイとの隙間における前記収容部と前記ケースの外部との間にて前記トレイに対して平行に前記メディアを移動させて前記トレイに対して前記メディアの受け渡しを行わせることが好ましい。
この構成によれば、トレイの引き出し量が不十分であったため、収容部が完全に外部に露出されていない状態であっても、トレイに対してメディアを受け渡す際に、メディア処理手段のケースとトレイとの隙間にてメディアが収容部とケースの外部との間をトレイに対して平行に移動されるので、メディアの受け渡し時におけるメディア処理手段のケースとメディアとの干渉を回避することができ、メディア処理手段によるメディアへの処理不良等の不具合を回避することができる。
また、前記メディア処理手段は、前記メディアにデータを書き込む書き込みドライブであることが好ましい。
この構成によれば、トレイの収容凹部に対してメディアを高い信頼性にて受け渡しすることができ、メディアへのデータの書き込み処理を円滑に行うことができる。
以下、本発明に係るメディア処理装置の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、パブリッシャからなるメディア処理装置を例にとって説明する。
図1はパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2はパブリッシャのケースを外した状態の前方側の斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の後方側の斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図、図5はメディアドライブの構成を説明する概略平面図、図6は搬送アームの回転方向の位置を検出する検出器を示す斜視図、図7は搬送アームの上下方向の位置を検出する検出器を示す斜視図、図8はメディアドライブ及びレーベルプリンタのメディアトレイの位置関係を示す側面図である。
パブリッシャ1は、例えばCDあるいはDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタンなどが配列された操作面5が設けられており、また、ケース2の下端には、メディア排出口6が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、未使用のブランクメディアMAをセットする時、あるいは作成済みメディアMBを取り出すときに開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、レーベルプリンタ11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14(図2参照)が露出するようになっている。
図2にも示すように、メディア処理装置1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚の未使用のブランクメディアMAをスタック可能なメディア保管部としてのブランクメディアスタッカ21と、作成済みメディアMBが保管されるメディア保管部としての作成済みメディアスタッカ22が同軸状態で上下に配置されている。ブランクメディアスタッカ21及び作成済みメディアスタッカ22は、それぞれ図2に示した所定位置に対して着脱自在である。
ブランクメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、これにより、ブランクメディアMAを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収納可能な構成をなしている。ブランクメディアスタッカ21にブランクメディアMAを収納あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてスタッカを取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側の作成済みメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備えており、これによって、作成済みメディアMBを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収納可能なスタッカが構成されている。
また、開閉扉3からは、作成済みメデイアMB(すなわち、データの書き込み、及びレーベル面印刷が終了したメディア)を取り出すこともできる。
これらのブランクメディアスタッカ21及び作成済みメディアスタッカ22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、ベース72に取り付けられている水平支持板部34上に垂直に設けられている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降および旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。メディア搬送機構31によってメディア排出口6に搬送されてきたメディアは、このメディア排出口6から外部に取り出すことが可能である。
上下のスタッカ21,22及びメディア搬送機構31の側方の部位には、上下に積層された2つのメディアドライブ41が配置され、これらメディアドライブ41の下側にレーベルプリンタ11の後述するキャリッジ62(図4参照)が移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアへのデータ書き込み位置とメディアの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンタ11は、メディアのレーベル面へのレーベル印刷可能な位置とメディアの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ51を有している。
図2及び図3では、上側のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが手前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態及び下側のレーベルプリンタ11のメディアトレイ51が奥側のレーベル印刷可能位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンタ11はインクジェットプリンタであり、インク供給機構71として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、ブランクメディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間及び作成済み
メディアスタッカ22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のブランクメディアスタッカ21と作成済みメディアスタッカ22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、作成済みメディアスタッカ22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、メディアトレイ41aをメディアドライブ41に押し込むと、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ51にアクセス可能となっている。したがって、搬送アーム36の昇降及び左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディアを各部に搬送することが可能とされている。
メディアトレイ51のメディア受け渡し位置の下方には、廃棄用メディアMDを保管するための廃棄用スタッカ52が配置されており、この廃棄用スタッカ52には、例えば30枚程度の廃棄用メディアMDが保管可能とされている。メディアトレイ51が廃棄用スタッカ52の上方のメディア受け渡し位置からデータ書き込み位置へ退避した状態にてメディア搬送機構31の搬送アーム36により、廃棄用メディアMDを廃棄用スタッカ52に供給可能となっている。
まとめると、CDあるいはDVDからなるメディアは、ブランクメディアスタッカ21、作成済みメディアスタッカ22、廃棄用スタッカ52、メディアドライブ41のメディアトレイ41a及びレーベルプリンタ11のメディアトレイ51間を、メディア搬送機構31の搬送アーム36によって搬送される。
図2から図4にも示すように、レーベルプリンタ11は、インクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って、水平方向に往復移動可能に支持されている。そして、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って水平に架け渡したタイミングベルト64と、これを駆動するためのキャリッジモータ65とを備えている。
キャリッジ62に搭載されているインクジェットヘッド61は、そのノズル面が下向きとされており、インクジェットヘッド61の下側位置を、前後方向に水平にメディアトレイ51が往復移動可能となっている。メディアトレイ51は、その右側の端が、前後方向に水平に延びるガイド軸66によって支持され、その左側の端が、スライド可能な状態で、前後方向に水平に延びるガイドレール67によって支持されている。このメディアトレイ51の駆動機構も、前後方向に水平に架け渡した図示しないタイミングベルトと、これを駆動するためのトレイモータとを備えた構成となっている。
レーベルプリンタ11は、インクカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部14を有するインク供給機構71を備えている。このインク供給機構71は、縦型構造を有しており、パブリッシャ1のベース72上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構71には、可撓性を有するインク供給チューブ73の一端が接続されており、このインク供給チューブ73の他端は、キャリッジ62に接続されている。
そして、インク供給機構71のインクカートリッジ12のインクは、インク供給チューブ73を介してキャリッジ62に供給され、このキャリッジ62に設けられた図示しないダンパユニット及び背圧調整ユニットを経てインクジェットヘッド61に供給される。
なお、インク供給機構71には、その上部に、加圧機構74が設けられており、この加圧機構74は、インクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
また、キャリッジ62のホームポジション(図4に示す位置)における下方側には、イ
ンク吸引機構81が設けられている。このインク吸引機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のノズルを覆うキャップ82と、インクジェットヘッド62のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってキャップ82に排出された廃インクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
そして、このインク吸引機構81の廃インク吸引ポンプ83によって吸引された廃インクは、チューブ84を介して、廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に図示しない吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
廃インク吸引機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、廃インク吸引機構81から滴下した廃インクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
メディアトレイ51は、矩形の板の上面に、メディアの外周端面と当接してメディアの移動を規制するための円形の低い凸部51aを備えている。
また、この凸部51aの中心部には、同心円上において120度間隔に配置された図示
せぬ3本の垂直爪を備えている。3本の垂直爪は、半径方向に一体となって移動可能であり、メディアトレイ51がメディア受け渡し位置に移動すると不図示のカム機構により半径内側方向に移動する構造となっている。
メディア受け渡し位置において、メディアを、そのレーベルなどが印刷されるレーベル面を上向きにして、上から凸部51aの内側に落とすと、メディアのセンターホールに3本の垂直爪が差し込まれた状態になる。この後に、図示せぬトレイモータを駆動して、メディアトレイ51をガイド軸66に沿って後ろ側に移動させると、前述のカムの作用により3本の垂直爪が半径方向の外方に僅かに移動し、これら3本の垂直爪がメディアのセンターホールの内周面に内側から押し付けられた状態になる。これにより、メディアがメディアトレイ51に保持される。引き続きインクジェットヘッド61の印字領域内まで移動させれば、インクジェットヘッド61によって、メディアのレーベル面に所定の印刷を施すことができる。
前述したように、メディアドライブ(メディア処理手段)41は、ラック・ピニオンによって進退されるメディアトレイ(トレイ)41aを有しており、図5に示すように、このメディアトレイ41aの表面に形成された円形の収容凹部41bにメディア(以下、総称してメディアMという)が収容される。
そして、これらメディアドライブ41は、メディアトレイ41aを突出させた状態にて、搬送アーム(搬送手段)36によるメディアMの受け渡しが行われる。このメディアドライブ41におけるメディアトレイ41aでのメディアMの受け渡し位置は、レーベルプリンタ11のメディアトレイ51における搬送アーム36によるメディアMの受け渡し位置及び廃棄用スタッカ52へのメディアのリリース位置と平面視にて一致した位置とされており、この位置が基準の受け渡し位置とされている。
また、各メディアドライブ41のメディアトレイ41aの突出方向前方側には、トレイ位置検出センサ(位置検出手段)131が設けられている。このトレイ位置検出センサ131は、鉛直の軸線を中心として回動可能に支持された回転体132と、この回転体132の回転量を検出する検出器133とを備えている。回転体132は、突出するメディアトレイ41aの先端面に当接可能な当接部132aを有し、この当接部132aに対して回転軸線と反対側は扇状に形成された検出板部132bとされている。この検出板部132bには、円弧状の外縁に沿って複数のスリット132cが形成されており、検出器13
3は、回転体132の検出板部132bに形成されたスリット132cを光学的に検出することにより、回転体132の回転量を検出する。なお、回転体132は、その軸線回りに設けられた図示しない巻バネなどの付勢部材によって、平面視にて反時計回りに付勢されている。
そして、メディアドライブ41のメディアトレイ41aが突出されてメディアトレイ41aの先端面がトレイ位置検出センサ131の回転体132の当接部132aに当接すると、この回転体132が付勢部材の付勢力に抗して時計回りに回転する。すると、パブリッシャ1の制御部では、スリット132cを光学的に検出する検出器133からの検出信号に基づいて回転体132の回転量を割り出し、その結果より、メディアトレイ41aの突出量を求める。
図6に示すように、メディア搬送装置31を構成するシャーシ32の下端には、駆動モータ110の駆動力が伝達歯車111を介して伝達される扇状歯車112が、垂直ガイド軸35を中心として回動可能に設けられている。これにより、シャーシ32の上端に設けられた搬送アーム36は、駆動モータ110によって扇状歯車112が回動されることにより、垂直ガイド軸35を中心に回動される。
また、下方側の水平支持板部34には、扇状歯車112の外縁における端部をそれぞれ検出する光学式の回転HP検出器113及びスタッカ位置検出器114が設けられており、これら回転HP検出器113及びスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置を検出する。
ここで、回転HP検出器113は、搬送アーム36の水平面内における位置が、ドライブ41のメディアトレイ41aとのメディアMの受け渡し位置、レーベルプリンタ11のメディアトレイ51とのメディア受け渡し位置及び廃棄用スタッカ52へのメディアMのリリース位置に配置されていることを検出する。
また、他方のスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置が、ブランクメディアスタッカ21とのメディアMの受け渡し位置及び作成済みメディアスタッカ22とのメディア受け渡し位置に配置されていることを検出する。
図7に示すように、メディア搬送装置31を構成するシャーシ32の上端近傍及び中間部には、光学式の上下HP検出器121及び中間位置検出器122が設けられており、これら上下HP検出器121及び中間位置検出器122は、搬送アーム36の上下方向における位置を検出する。
上端近傍の上下HP検出器121は、搬送アーム36が、ブランクメディアスタッカ21の上方位置に配置されていることを検出する。また、中間位置検出器122は、搬送アーム36が、ブランクメディアスタッカ21と作成済みメディアスタッカ22との間の中間位置に配置されていることを検出する。
ここで、図8に示すように、レーベルプリンタ11では、メディアトレイ51を移動させながら印刷処理を行うため、タイミングベルトを用いた高精度な駆動機構を有している。このため、このレーベルプリンタ11のメディアトレイ51は、搬送アーム36によるメディアMの基準の受け渡し位置へ高精度に配置させることが可能である。
これに対して、メディアドライブ41のメディアトレイ41aは、メディアMの出し入れだけのために進退されるので、比較的精度の低いラック・ピニオンによって移動させる構造とされている。したがって、このメディアドライブ41のメディアトレイ41aは、引き出されたときの停止位置が、周囲の温度、駆動モータへの電圧変動、耐久等によってばらつくことがある。特に、突出量が少なすぎると、メディアトレイ41aの収容凹部4
1bの一部が平面視にてメディアドライブ41のケースの縁部とラップしてしまい、搬送アーム36を昇降させてメディアトレイ41aに対してメディアMを受け渡しする際に、メディアMがメディアドライブ41のケースに干渉してしまう。
このため、上記パブリッシャ1では、メディアトレイ41aに対してメディアMの受け渡しを行う搬送アーム36を、メディアトレイ41aの位置に応じて制御している。
以下、パブリッシャ1の制御部による搬送アーム36のメディアトレイ41aに対するメディアMの受け渡しの制御についてフローチャートに沿って説明する。
なお、本実施形態では、上下二つのメディアドライブ41を有しているが、これらメディアドライブ41に対する搬送アーム36の制御はほぼ同一であるので、一方のメディアドライブ41の説明を例にとって説明する。
(メディアリリース)
図9は搬送アームのメディアリリース時における制御の流れを示すフローチャート、図10及び図11はメディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。
搬送アーム36に把持したメディアMをメディアドライブ41のメディアトレイ41aにリリースする場合、搬送アーム36は、メディアMを把持した状態にて、回転HP検出器113によって検出されるメディアトレイ41aの基準の受け渡し位置の上方に配置される。
そして、この状態にて、受け渡しが行われるメディアドライブ41のメディアトレイ41aが突出される。このように、メディアトレイ41aが突出されると、このメディアトレイ41aの先端面がトレイ位置検出センサ131の回転体132の当接部132aに当接することにより、回転体132が付勢部材の付勢力に抗して時計回りに回転される。これにより、制御部は、検出器133からの検出信号に基づいて回転体132の回転量を割り出し、メディアトレイ41aの突出量を求め、このメディアトレイ41aの中心位置の検出を行う(ステップS01)。
次いで、検出したメディアトレイ41aの中心位置と搬送アーム36の回転ホームポジションである基準の受け渡し位置とのずれ量を算出し(ステップS02)、その位置ずれ量に基づいて、搬送アーム36のメディアMの把持中心の位置をメディアトレイ41aの中心位置に移動させるための補正値を算出する(ステップS03)。
さらに、算出した位置ずれ量と予め定めた所定値とが比較される(ステップS04)。
そして、この比較結果により、位置ずれ量が所定値以下である場合は、通常リリース処理が実行され(ステップS05)、位置ずれ量が所定値よりも大きい場合は、干渉回避リリース処理が実行される(ステップS06)。
ここで、位置ずれ量と比較される所定値は、メディアトレイ41aの収容凹部41bとメディアドライブ41のケースとが平面視にてラップしない位置ずれ量である。
位置ずれ量が所定値以下のため、通常リリース処理が実行されると、算出した補正値によって、メディアMを把持した搬送アーム36が基準の受け渡し位置からメディアトレイ41aの中心位置へ水平に移動され、搬送アーム36の把持中心位置がメディアトレイ41aの中心位置に合わされる。
この状態にて、図10に示すように、搬送アーム36が下降され、把持したメディアMがメディアトレイ41aの収容凹部41bの上方近傍位置にてリリースされる。
これにより、このメディアMは、メディアトレイ41aの収容凹部41b内に確実に収
容される。
位置ずれ量が所定値より大きいため、干渉回避リリース処理が実行されると、まず、図11(a)に示すように、搬送アーム36が下降され、把持したメディアMがメディアトレイ41aの上方近傍位置におけるメディアトレイ41aの上面とメディアドライブ41のケースとの上下方向の隙間内に配置される。
次に、図11(b)に示すように、算出した補正値によって、メディアMを把持した搬送アーム36が基準の受け渡し位置からメディアトレイ41aの中心位置へ水平に移動され、搬送アーム36の把持中心位置がメディアトレイ41aの中心位置に合わされる。
このとき、メディアMの高さ位置が、メディアトレイ41aの上面とメディアドライブ41のケースとの上下方向の隙間内とされているので、搬送アーム36とともに水平移動されるメディアMがメディアドライブ41のケースに干渉するようなことはない。
その後、図11(c)に示すように、搬送アーム36に把持されたメディアMが収容凹部41bの上方近傍位置にてリリースされる。
これにより、このメディアMは、メディアトレイ41aの収容凹部41b内に確実に収容される。
(メディアピックアップ)
図12は搬送アームのメディアピックアップ時における制御の流れを示すフローチャート、図13及び図14はメディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。
メディアドライブ41から搬送アーム36がメディアMを受け取る場合、搬送アーム36は、回転HP検出器113によって検出されるメディアトレイ41aの受け渡し位置の上方に配置される。
そして、この状態にて、メディアMを収容したメディアドライブ41のメディアトレイ41aが突出される。このように、メディアトレイ41aが突出されると、このメディアトレイ41aの先端面がトレイ位置検出センサ131の回転体132の当接部132aに当接することにより、回転体132が付勢部材の付勢力に抗して時計回りに回転される。これにより、制御部は、検出器133からの検出信号に基づいて回転体132の回転量を割り出し、メディアトレイ41aの突出量を求め、このメディアトレイ41aの中心位置の検出を行う(ステップS11)。
次いで、検出したメディアトレイ41aの中心位置と搬送アーム36の回転ホームポジションである基準の受け渡し位置とのずれ量を算出し(ステップS12)、その位置ずれ量に基づいて、搬送アーム36のメディアMの把持中心の位置をメディアトレイ41aの中心位置に移動させるための補正値を算出する(ステップS13)。
さらに、算出した位置ずれ量と予め定めた前述の所定値とが比較される(ステップS14)。
そして、この比較結果により、位置ずれ量が所定値以下である場合は、通常ピックアップ処理が実行され(ステップS15)、位置ずれ量が所定値よりも大きい場合は、干渉回避ピックアップ処理が実行される(ステップS16)。
位置ずれ量が所定値以下のため、通常ピックアップ処理が実行されると、算出した補正値によって、搬送アーム36が基準の受け渡し位置からメディアトレイ41aの中心位置
へ水平に移動され、搬送アーム36の把持中心位置がメディアトレイ41aの中心位置に合わされる。
この状態にて、搬送アーム36が下降され、メディアトレイ41aに収容されたメディアMが搬送アーム36の把持部によって把持され、その後、図13に示すように、搬送アーム36が上昇する。
これにより、このメディアMは、メディアトレイ41aの収容凹部41bから搬送アーム36に受け取られる。
位置ずれ量が所定値より大きいため、干渉回避ピックアップ処理が実行されると、まず、算出した補正値によって、搬送アーム36が基準の受け渡し位置からメディアトレイ41aの中心位置へ水平に移動され、搬送アーム36の把持中心位置がメディアトレイ41aの中心位置に合わされる。
この状態にて、図14(a)に示すように、搬送アーム36が下降され、メディアトレイ41aに収容されたメディアMが搬送アーム36の把持部によって把持される。
次いで、図14(b)に示すように、搬送アーム36が僅かに上昇することにより、把持したメディアMがメディアトレイ41aの上方近傍位置におけるメディアトレイ41aの上面とメディアドライブ41のケースとの上下方向の隙間内に配置され、この状態から、算出した補正値によって、メディアMを把持した搬送アーム36がメディアトレイ41aの中心位置から基準の受け渡し位置へ水平に移動される。
その後、図14(c)に示すように、メディアMを把持した搬送アーム36が上昇することにより、メディアMがメディアトレイ41aの収容凹部41bから取り出される。
このとき、搬送アーム36に把持されたメディアMは、搬送アーム36が基準の受け渡し位置へ移動したことにより、平面視にてメディアドライブ41のケースとラップすることなく外部に露出されているので、搬送アーム36が上昇しても、メディアMがメディアドライブ41のケースに干渉するようなことはない。
以上、説明したように、上記実施形態に係るパブリッシャからなるメディア処理装置によれば、引き出されたメディアトレイ41の位置を検出するトレイ位置検出センサ131からの検出結果に基づいて、メディアトレイ41aの位置ずれ量を求め、搬送アーム36の位置を補正するので、メディアトレイ41aの引き出し位置が、周囲の温度、駆動モータへの電圧変動、耐久等によってばらついたとしても、メディアトレイ41aの収容凹部41bに対する搬送アーム36によるメディアMの受け渡しを高精度にかつ確実に行うことができる。これにより、パブリッシャ1によるデータの書き込み処理を高い信頼性にて円滑に行うことができる。
また、メディアトレイ41aの移動精度が多少低くても、確実にメディアMの受け渡しを行うことができるので、低価格な汎用品からなるメディアドライブ41を用いることができ、コストを抑えることができる。
また、メディアトレイ41aの引き出し量が不十分であったため、収容凹部41bが完全に外部に露出されていない状態であっても、メディアトレイ41aに対してメディアMを受け渡す際に、メディアドライブ41のケースとメディアトレイ41aとの隙間にてメディアMが収容凹部41bとケースの外部との間をメディアトレイ41aに対して平行に移動されるので、メディアMの受け渡し時におけるメディアドライブ41のケースとメディアMとの干渉を回避することができ、メディアドライブ41によるメディアMへの処理
不良等の不具合を回避することができる。
なお、上記実施形態では、メディアドライブ41のメディアトレイ41aに対するメディアMの受け渡し箇所に適用したが、本発明は、データを書き込むメディアドライブ41に限らず、メディアMのレーベル面に印刷を施すレーベルプリンタ11におけるメディアトレイ51に対するメディアMの受け渡し箇所に適用しても良い。
更には、トレイの収容部を凹部状のものを用いて説明したが、これに限るものではなく、メディアを爪で保持するものであっても構わない。
パブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図である。 パブリッシャのケースを外した状態の前方側の斜視図である。 パブリッシャのケースを外した状態の後方側の斜視図である。 パブリッシャに設置された記録装置部分の斜視図である。 メディアドライブの構成を説明する概略平面図である。 搬送アームの回転方向の位置を検出する検出器を示す斜視図である。 搬送アームの上下方向の位置を検出する検出器を示す斜視図である。 メディアドライブ及びレーベルプリンタのメディアトレイの位置関係を示す側面図である。 搬送アームのメディアリリース時における制御の流れを示すフローチャートである。 メディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。 メディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。 搬送アームのメディアピックアップ時における制御の流れを示すフローチャートである。 メディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。 メディアドライブに対する搬送アームの動きを説明する側面図である。
符号の説明
1…パブリッシャ(メディア処理装置)、36…搬送アーム(搬送手段)、41…メディアドライブ(メディア処理手段)、41a…メディアトレイ(トレイ)、41b…収容凹部(収容部)、131…トレイ位置検出センサ(位置検出手段)、M…メディア。

Claims (3)

  1. メディアを保持する収容部を有する進退可能なトレイを備え、前記トレイに受け渡されたメディアに対して各種の処理を行うメディア処理手段と、メディアを把持して搬送し、前記メディア処理手段から引き出された前記トレイに対してメディアの受け渡しを行う搬送手段とを有するメディア処理装置であって、
    前記引き出された前記トレイの位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記トレイの位置ずれ量を求め、前記搬送手段による前記トレイに対するメディアの受け渡し位置を補正する制御手段とを備えたことを特徴とするメディア処理装置。
  2. 前記メディア処理手段のケースから前記トレイの収容部が完全に外部に露出されていない場合に、前記制御手段は、前記搬送手段によって前記トレイの上方における前記トレイの上面と前記ケースとの上下方向の隙間内で前記トレイに対して平行に前記メディアを移動させて前記トレイに対して前記メディアの受け渡しを行わせることを特徴とする請求項1に記載のメディア処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のメディア処理装置であって、
    前記メディア処理手段は、前記メディアにデータを書き込む書き込み手段であることを特徴とするメディア処理装置。
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