JP2009176377A - メディア処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メディアを処理する処理部のトレイにおけるメディアの受け渡し及び受け取りを確実に行い、メディアへの各種処理を高い信頼性で行うことが可能なメディア処理装置を提供する。
【解決手段】板状のメディアMを保持する収容部46を有するメディアトレイ45を備えたレーベルプリンタ11と、メディアトレイ45に対してメディアMの受け渡し及び受け取りを行う搬送アーム36を備えたメディア搬送機構31とを備え、先端へ向かって次第に細くなるテーパ状の傾斜面57aを有する位置決めピン57がメディアトレイ45に設けられ、位置決めピン57が挿通される位置決め孔136が搬送アーム36のメディアガイド133に設けられ、傾斜面57aが位置決め孔136が接触した時に搬送アーム36とメディアトレイ45の相対位置が調心される。
【選択図】図13
【解決手段】板状のメディアMを保持する収容部46を有するメディアトレイ45を備えたレーベルプリンタ11と、メディアトレイ45に対してメディアMの受け渡し及び受け取りを行う搬送アーム36を備えたメディア搬送機構31とを備え、先端へ向かって次第に細くなるテーパ状の傾斜面57aを有する位置決めピン57がメディアトレイ45に設けられ、位置決めピン57が挿通される位置決め孔136が搬送アーム36のメディアガイド133に設けられ、傾斜面57aが位置決め孔136が接触した時に搬送アーム36とメディアトレイ45の相対位置が調心される。
【選択図】図13
Description
本発明は、CDやDVD等の板状のメディアを処理する処理部のトレイに対して、メディアの受け取り及び受け渡しを行うメディア搬送機構を備えたメディア処理装置に関する。
近年、多数枚のブランクCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等のメディア(情報記録媒体)にデータの書き込みを行うディスクダビング装置、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が用いられつつある。この種のメディア処理装置としては、装置内でメディアを把持して搬送する搬送アームを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のようなメディア処理装置では、メディアへ処理を行うドライブやプリンタに、メディアを保持して移動するメディアトレイが設けられており、所定位置のメディアトレイに対して、搬送アームがメディアの受け渡し及び受け取りを行う。
ところで、搬送アームとメディアトレイとは、位置信号や検出器の信号により、互いの位置を合わせて、メディアの受け渡し及び受け取りを行うが、周囲の温度などの環境変化、ガタ、検出器の分解能あるいは部品の剛性等により、わずかな位置のばらつきが発生することがある。
そして、このようにメディアトレイと搬送アームとの相対的な位置がばらつくと、メディアトレイの収容部に対する搬送アームによるメディアの受け渡し及び受け取りに支障を来たし、ドライブやプリンタによるメディアへの処理が円滑に行われなくなってしまう。
ところで、搬送アームとメディアトレイとは、位置信号や検出器の信号により、互いの位置を合わせて、メディアの受け渡し及び受け取りを行うが、周囲の温度などの環境変化、ガタ、検出器の分解能あるいは部品の剛性等により、わずかな位置のばらつきが発生することがある。
そして、このようにメディアトレイと搬送アームとの相対的な位置がばらつくと、メディアトレイの収容部に対する搬送アームによるメディアの受け渡し及び受け取りに支障を来たし、ドライブやプリンタによるメディアへの処理が円滑に行われなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、メディアを処理する処理部のトレイにおけるメディアの受け渡し及び受け取りを確実に行い、メディアへの各種処理を高い信頼性で行うことが可能なメディア処理装置を提供することにある。
前記課題を解決することのできる本発明に係るメディア処理装置は、板状のメディアを保持する収容部を有するトレイを備えた処理部と、
前記トレイに対して前記メディアの受け渡し及び受け取りを行う搬送アームを備えたメディア搬送機構と、を備えたメディア処理装置において、
前記トレイ及び前記搬送アームの一方には位置決めピンが設けられ、
前記トレイ及び前記搬送アームの他方には前記位置決めピンが挿通される位置決め孔が設けられ、
前記位置決めピンと前記位置決め孔の少なくとも一方には、互いに接触した時に相互の相対位置を調心する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
前記トレイに対して前記メディアの受け渡し及び受け取りを行う搬送アームを備えたメディア搬送機構と、を備えたメディア処理装置において、
前記トレイ及び前記搬送アームの一方には位置決めピンが設けられ、
前記トレイ及び前記搬送アームの他方には前記位置決めピンが挿通される位置決め孔が設けられ、
前記位置決めピンと前記位置決め孔の少なくとも一方には、互いに接触した時に相互の相対位置を調心する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
この構成のメディア処理装置によれば、トレイ及び搬送アームに設けられた位置決めピンと位置決め孔の少なくとも一方には、互いに接触した時に相互の相対位置を調心する傾斜面が形成されているため、メディアの受け渡しまたは受け取りの際にトレイに搬送アームが近接して位置決めピンが位置決め孔へ入り込むことにより、傾斜面によってトレイと搬送アームとが調心されて位置決めされる。したがって、周囲の温度などの環境変化、ガタ、検出器の分解能あるいは部品の剛性等により、トレイと搬送アームとに相対的な位置ずれが生じても、位置決め孔と位置決めピンとが協働し、搬送アームとトレイとの位置ずれを修正することができる。
これにより、メディア搬送機構によるメディアの受け渡し及び受け取りを支障なく行うことができ、処理部における処理を高い信頼性で円滑に行うことができ、また、不良発生時のメンテナンス費用の削減を図ることができる。
これにより、メディア搬送機構によるメディアの受け渡し及び受け取りを支障なく行うことができ、処理部における処理を高い信頼性で円滑に行うことができ、また、不良発生時のメンテナンス費用の削減を図ることができる。
本発明に係るメディア処理装置において、前記位置決めピン及び前記位置決め孔は、それぞれ前記トレイ及び前記搬送アームにおける前記メディアの保持中心位置に配置されていることが好ましい。
この構成のメディア処理装置によれば、トレイ及び搬送アームにおけるメディアの保持中心位置に位置決めピン及び位置決め孔が配置されているので、位置決めピン及び位置決め孔によってトレイ及び搬送アームにおけるメディアの保持中心位置を円滑に調心することができる。
本発明に係るメディア処理装置において、前記トレイ及び前記搬送アームは、前記位置決めピン及び前記位置決め孔の周囲に配置されて前記メディアの中心孔を保持する複数の保持片をそれぞれ有し、
前記位置決めピンが前記位置決め孔に対して前記傾斜面の接触状態を越えて挿入された時点では、前記メディアを保持していない側の前記保持片が、前記メディアの中心孔の外側に配置されることが好ましい。
前記位置決めピンが前記位置決め孔に対して前記傾斜面の接触状態を越えて挿入された時点では、前記メディアを保持していない側の前記保持片が、前記メディアの中心孔の外側に配置されることが好ましい。
この構成のメディア処理装置によれば、位置決め孔に挿入された位置決めピンが傾斜面の接触状態を越えて挿入された時点で、メディアを保持していない側の保持片が、メディアの中心孔の外側に配置されるため、位置決め時における保持片とメディアとの干渉を確実に防止し、位置決めを円滑に行うことができる。
本発明に係るメディア処理装置において、前記メディア搬送機構における前記メディアを保持する保持部には、前記メディアに接触して前記メディアを調心するガイドを備え、
前記位置決め孔は前記ガイドの中心に設けられ、
前記位置決めピンは前記トレイに設けられ、
前記傾斜面は前記位置決めピンの先端が細くなるテーパ状に形成されていることが好ましい。
前記位置決め孔は前記ガイドの中心に設けられ、
前記位置決めピンは前記トレイに設けられ、
前記傾斜面は前記位置決めピンの先端が細くなるテーパ状に形成されていることが好ましい。
この構成のメディア処理装置によれば、メディア搬送機構のメディアを調心するガイドに、トレイとの調心機能も持たせているため、特にトレイに保持されたメディアをメディア搬送機構が受け取る際に、メディアとトレイの両方を調心することができて、受け取りの信頼性を高くすることができる。
以下、本発明に係るメディア処理装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図、図5はレーベルプリンタ部分における駆動機構を示す斜視図、図6はメディアトレイにおけるメディアの保持機構部分の斜視図、図7はメディアトレイにおけるメディアの保持機構部分の側面図、図8は搬送アームを示す平面図、図9は搬送アームを示す斜視図、図10は搬送アームの一部の下方側から視た斜視図、図11は搬送アームの一部の裏面図、図12は搬送アームとレーベルプリンタのメディアトレイとの位置関係を示す側面図、図13及び図14はメディアの受け渡し及び受け取りを示す側面図である。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図、図5はレーベルプリンタ部分における駆動機構を示す斜視図、図6はメディアトレイにおけるメディアの保持機構部分の斜視図、図7はメディアトレイにおけるメディアの保持機構部分の側面図、図8は搬送アームを示す平面図、図9は搬送アームを示す斜視図、図10は搬送アームの一部の下方側から視た斜視図、図11は搬送アームの一部の裏面図、図12は搬送アームとレーベルプリンタのメディアトレイとの位置関係を示す側面図、図13及び図14はメディアの受け渡し及び受け取りを示す側面図である。
図1に示すように、パブリッシャ1は、例えばCDあるいはDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられており、また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、図2に示すように、パブリッシャ1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用(ブランク)のメディアMを開口部8を介してセットする時、あるいは作成済みのメディアMを、開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
パブリッシャ1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメディア保管部としてのメディアスタッカ21と、複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMあるいは作成済みメディアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカ22とが、保管されるメディアMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。メディアスタッカ21およびメディアスタッカ22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側のメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、これにより、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。メディアスタッカ21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてメディアスタッカ21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備え、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。
これらのメディアスタッカ21,22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降および旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のメディアスタッカ21,22およびメディア搬送機構31の側方の後方には、上下に積層された2つのメディアドライブ41が配置され、これらメディアドライブ41の下側にレーベルプリンタ11の後述するキャリッジ62が移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り及び受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動するメディアトレイ41aが進退可能にそれぞれ設けられている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り及び受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動するメディアトレイ41aが進退可能にそれぞれ設けられている。
また、レーベルプリンタ11は、メディアMのレーベル面へのレーベル印刷可能な印刷位置とメディアMの受け取り及び受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ45を有している。
図3では、上下のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが本体より手前に突出するように引き出されてメディア受け渡し位置にある状態、および下側のレーベルプリンタ11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンタ11はインクジェットプリンタであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間およびメディアスタッカ22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカ22の真上に位置できるように隙間があいている。さらに、両メディアトレイ41aがメディアドライブ41に引き込まれると、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させてメディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能となっている。
メディア搬送機構31の搬送アーム36は、両メディアトレイ41aをデータ書き込み位置に配置させ、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36が、この位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイドであって、後述するメディアスタッカ(別体スタッカ)が装着されるガイド穴65が形成されている。
引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカ部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカ部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカ部71の中心部は、受け渡し位置にある両メディアトレイ41aとメディアトレイ45の中心軸線が同一となるように位置されている。このスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。
なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71およびガイド穴65には、スタッカ部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカ(別体スタッカ)72が着脱可能となっている(図3参照)。このメディアスタッカ72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザによって把持される取っ手75が設けられている。
そして、メディアスタッカ72を取り付けた状態とすれば、上側のメディアスタッカ21から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカ72に収容することができる。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカ72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカ21あるいは下側のメディアスタッカ22から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71に収容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカ部71から処理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に一枚ずつあるいは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、メディア搬送機構31の搬送アーム36の昇降および左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディアMは、メディアスタッカ21、メディアスタッカ22、引出トレイ70のスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)、各メディアドライブ41のメディアトレイ41aおよびレーベルプリンタ11のメディアトレイ45間で適宜搬送される。
図4及び図5に示すように、レーベルプリンタ11はインク吐出用のノズル(図示省略)を備えたインクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジモータ68の駆動力でキャリッジガイド軸66に沿って水平方向に往復移動する。
レーベルプリンタ11は、インクカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部14を有するインク供給機構60を備えている。このインク供給機構60は、縦型構造を有しており、パブリッシャ1の本体フレーム30上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構60には、可撓性を有するインク供給チューブ63の一端が接続されており、このインク供給チューブ63の他端は、キャリッジ62に接続されている。
そして、インク供給機構60に装着されるインクカートリッジ12のインクは、インク供給チューブ63を介してキャリッジ62に供給され、このキャリッジ62に設けられたダンパユニットおよび背圧調整ユニット(図示省略)を経てインクジェットヘッド61に供給されインクノズル(図示省略)から吐出される。
なお、インク供給機構60には、その上部に加圧機構64が設けられており、この加圧機構64は、圧縮空気を送り出してインクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
なお、インク供給機構60には、その上部に加圧機構64が設けられており、この加圧機構64は、圧縮空気を送り出してインクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
また、キャリッジ62のホームポジション(図4に示す位置)における下方側には、ヘッドメンテナンス機構81が設けられている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
そして、このヘッドメンテナンス機構81の廃インク吸引ポンプ83によって吸引されたインクは、チューブ84を介して、廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
図5に示すように、キャリッジ62に搭載されているインクジェットヘッド61は、そのノズル面が下向きとされており、インクジェットヘッド61の下側位置を、前後方向に水平にメディアトレイ45が往復移動可能となっている。メディアトレイ45は、その右側の端が、前後方向に水平に延びるガイド軸302によって支持され、その左側の端が、スライド可能な状態で、前後方向に水平に延びるガイドレール303によって支持されている。このメディアトレイ45の駆動機構も、前後方向に水平に架け渡したタイミングベルト304と、これを駆動するためのトレイモータ305とを備えた構成となっている。
メディアトレイ45は、矩形の板の上面に、メディアの外周端面と当接してメディアMの移動を規制するための円形の低い凸部45aを備えており、この凸部45a内が収容部46として形成されている。
メディアトレイ45は、矩形の板の上面に、メディアの外周端面と当接してメディアMの移動を規制するための円形の低い凸部45aを備えており、この凸部45a内が収容部46として形成されている。
また、図6及び図7に示すように、メディアトレイ45の収容部46の中央部には、窓部51が形成されており、この窓部51には、同心円上において120度間隔に配置された3本の保持片である垂直爪52〜54が設けられている。3本の垂直爪52〜54は、半径方向に同期して移動可能であり、メディアトレイ45がメディア受け渡し位置に移動するとカム機構(図示省略)により半径内側方向に移動する構造となっている。
メディア受け渡し位置において、メディアMを、そのレーベルなどが印刷されるレーベル面を上向きにして、上から凸部45a内の収容部46に落とすと、メディアMの中心孔Maに3本の垂直爪52〜54が差し込まれた状態になる。この後に、トレイモータ305を駆動して、メディアトレイ45をガイド軸302に沿って後ろ側に移動させると、前述のカム機構の作用により3本の垂直爪52〜54が半径方向の外方に僅かに移動し、3本の垂直爪52〜54がメディアMの中心孔Maの内周面に内側から押し付けられた状態になる。これにより、メディアMがメディアトレイ45に保持される。メディアトレイ45をインクジェットヘッド61の印刷領域内まで移動させれば、インクジェットヘッド61によって、メディアMのレーベル面に所定の印刷を施すことができる。
また、メディアトレイ45には、収容部46の中心位置に、位置決めピン57が立設されている。この位置決めピン57は、その上端部に、先端が細くなるテーパ状に形成された円錐形状の傾斜面57aが設けられている。
図8に示すように、メディア搬送機構31を構成するシャーシ32の下端には、駆動モータ110の駆動力が伝達歯車111を介して伝達される扇状歯車112が、垂直ガイド軸35を中心として回動可能に設けられている。これにより、搬送アーム36は、駆動モータ110によって扇状歯車112が回動されることにより、垂直ガイド軸35を中心に回動される。
また、下方側の水平支持板部34には、扇状歯車112の外縁における端部をそれぞれ検出する光学式の回転HP検出器113及びスタッカ位置検出器114が設けられており、これら回転HP検出器113及びスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置を検出する。
ここで、回転HP検出器113は、搬送アーム36の水平面内における位置が、ドライブ41のメディアトレイ41aとのメディアMの受け渡し位置、レーベルプリンタ11のメディアトレイ45とのメディア受け渡し位置及び引出トレイ70のスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)へのメディアMのリリース位置に配置されていることを検出する。
また、他方のスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置が、メディアスタッカ21,22とのメディアMの受け渡し位置に配置されていることを検出する。
また、他方のスタッカ位置検出器114は、搬送アーム36の水平面内における位置が、メディアスタッカ21,22とのメディアMの受け渡し位置に配置されていることを検出する。
図9に示すように、メディア搬送機構31を構成するシャーシ32の上端近傍及び中間部には、光学式の上下HP検出器121及び中間位置検出器122が設けられており、これら上下HP検出器121及び中間位置検出器122は、搬送アーム36の上下方向における位置を検出する。
上端近傍の上下HP検出器121は、搬送アーム36が、メディアスタッカ21の上方位置に配置されていることを検出する。また、中間位置検出器122は、搬送アーム36が、メディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間の中間位置に配置されていることを検出する。
図9から図11に示すように、搬送アーム36の先端近傍における下面部分は、メディアMを把持する把持部132であって、この把持部132には、メディアガイド133が設けられている。
このメディアガイド133は、その中心が、メディアMのピックアップ中心と一致されたもので、搬送アーム36の下面側に固定される固定板部134の中心に、下方へ突出するガイド部135を有している。
このメディアガイド133は、その中心が、メディアMのピックアップ中心と一致されたもので、搬送アーム36の下面側に固定される固定板部134の中心に、下方へ突出するガイド部135を有している。
このガイド部135は、メディアMの中心孔Maよりも僅かに小径に形成された円筒状の基端部135aと、この基端部135aから下方へ向かって次第に小径となる円錐形状に形成されたガイド面部135bとを有している。そして、このメディアガイド133は、メディアMに対して近接することにより、メディアMの中心孔Maに挿入され、メディアMの中心孔Maがガイド面部135bに接触すると、メディアMの中心位置がガイド面部135bによってメディアガイド133の中心位置に調心され、メディアMの中心孔Maが基端部135aに案内されて、メディアMの中心孔Maに基端部135aが挿通される。
このメディアガイド133には、3つの窓部133aが形成されており、これら窓部133a内の空間で、3本の保持片である保持爪141〜143が出没可能とされている。
3本の保持爪141〜143は、メディアガイド133によって基端部135aに案内されたメディアMの中心孔Maに挿入し、半径方向外方に押し広がり、メディアガイド133の窓部133aから突出することにより、メディアMの中心孔Maの内周面に当接してメディアMを保持する。
3本の保持爪141〜143は、メディアガイド133によって基端部135aに案内されたメディアMの中心孔Maに挿入し、半径方向外方に押し広がり、メディアガイド133の窓部133aから突出することにより、メディアMの中心孔Maの内周面に当接してメディアMを保持する。
また、このメディアガイド133には、メディアMを保持する保持中心位置に、位置決め孔136が形成されている。この位置決め孔136は、レーベルプリンタ11のメディアトレイ45に設けられた位置決めピン57よりも僅かに大径に形成されている。そして、この位置決め孔136にメディアトレイ45の位置決めピン57が挿入された状態で、搬送アーム36とメディアトレイ45とによるメディアMの受け渡し及び受け取りが可能とされている。
そして、パブリッシャ1では、図12に示すように、搬送アーム36とレーベルプリンタ11のメディアトレイ45とを互いに位置合わせし、メディアMの受け渡し及び受け取りを行う。
ここで、レーベルプリンタ11では、メディアトレイ45を移動させながら印刷処理を行うため、タイミングベルト304を用い高精度なトレイ駆動機構を有している。このため、このレーベルプリンタ11のメディアトレイ45は、搬送アーム36によるメディアMの基準の受け渡し及び受け取り位置へ高精度に配置させることが可能であるが、周囲の温度などの環境変化、ガタ、検出器の分解能あるいは部品の剛性等により、わずかな位置ずれが発生することがある。
そして、このように位置ずれが生じると、メディアトレイ45の収容部46に対する搬送アーム36によるメディアMの受け渡し及び受け取りに支障を来たし、レーベルプリンタ11によるメディアMへの印刷が円滑に行われなくなってしまう。
そこで、本実施形態のパブリッシャ1では、搬送アーム36のメディアガイド133に形成された位置決め孔136と、レーベルプリンタ11のメディアトレイ45に設けられ、搬送アーム36側へ向かって次第に径が細くなるテーパ状の傾斜面57aを有する位置決めピン57とが協働し、搬送アーム36とメディアトレイ45との位置ずれを修正する。
具体的には、図13に示すように、搬送アーム36とメディアトレイ45との中心位置が水平方向にずれた状態で搬送アーム36が下降してメディアトレイ45に近接すると、まず、メディアトレイ45の位置決めピン57の先端部が搬送アーム36のメディアガイド133の位置決め孔136に入り、この位置決め孔136に位置決めピン57の傾斜面57aが接触する。
この状態で、搬送アーム36がさらに下降すると、位置決めピン57の傾斜面57aに沿って搬送アーム36が水平方向へ変位され、図14に示すように、位置決めピン57の傾斜面57aが位置決め孔136との接触状態を越えて挿入され、位置決め孔136に位置決めピン57が完全に挿通される。
この状態で、搬送アーム36がさらに下降すると、位置決めピン57の傾斜面57aに沿って搬送アーム36が水平方向へ変位され、図14に示すように、位置決めピン57の傾斜面57aが位置決め孔136との接触状態を越えて挿入され、位置決め孔136に位置決めピン57が完全に挿通される。
位置決めピン57の傾斜面57aが位置決め孔136との接触状態を越えて挿入された時点で、搬送アーム36とメディアトレイ45とは、その水平方向の位置が、メディアMの受け渡し及び受け取りが可能な位置となる。
その後、搬送アーム36がさらに下降して受け渡し及び受け取り高さ位置に配置され、搬送アーム36の保持爪141〜143が相互に接近して窄められることにより、メディアMがメディアトレイ45の収容部46内に収容され、メディアトレイ45の垂直爪52〜54が相互に離れて広がることにより、メディアMがメディアトレイ45に保持される。なお、メディアトレイ45から搬送アーム36がメディアMを受け取る場合は、搬送アーム36が受け渡し及び受け取り高さ位置に配置された状態で、搬送アーム36の保持爪141〜143が広がることにより、メディアMが搬送アーム36に保持され、メディアMを保持しているメディアトレイ45の垂直爪52〜54が窄められることにより、メディアMの保持が解除される。
その後、搬送アーム36がさらに下降して受け渡し及び受け取り高さ位置に配置され、搬送アーム36の保持爪141〜143が相互に接近して窄められることにより、メディアMがメディアトレイ45の収容部46内に収容され、メディアトレイ45の垂直爪52〜54が相互に離れて広がることにより、メディアMがメディアトレイ45に保持される。なお、メディアトレイ45から搬送アーム36がメディアMを受け取る場合は、搬送アーム36が受け渡し及び受け取り高さ位置に配置された状態で、搬送アーム36の保持爪141〜143が広がることにより、メディアMが搬送アーム36に保持され、メディアMを保持しているメディアトレイ45の垂直爪52〜54が窄められることにより、メディアMの保持が解除される。
また、図14に示したように、位置決めピン57の傾斜面57aが位置決め孔136との接触状態を越えて挿入された時点で、メディアトレイ45の垂直爪52〜54の先端(上端)と搬送アーム36のメディアガイド133の固定板部134の下面との間及び搬送アーム36の保持爪141〜143の先端とメディアガイド45の収容部46の上面との間には、高さ方向に隙間を有する状態となる。
このように、位置決め孔136に挿入された位置決めピン57が傾斜面57aの接触状態を越えて挿入された時点で、メディアMを保持していない側の保持片(垂直爪52〜54または保持爪141〜143)が、メディアMの中心孔Maの外側に配置されるため、搬送アーム36がメディアトレイ45にメディアMを受け渡す際に、メディアトレイ45の垂直爪52〜54がメディアMに干渉することがなく、また、搬送アーム36がメディアトレイ45からメディアMを受け取る際も、搬送アーム36の保持爪141〜143がメディアMに干渉することがない。
以上説明したように、上記実施形態のパブリッシャ1によれば、メディアトレイ45に先端へ向かって次第に細くなる傾斜面57aを有する位置決めピン57が設けられ、搬送アーム36に位置決めピン57が挿通される位置決め孔136が形成されているため、メディアトレイ45に搬送アーム36が近接して位置決めピン57が位置決め孔136へ入り込む際に、位置決めピン57の傾斜面57aが位置決め孔136に接触して相互の相対位置が調心されて、メディアトレイ45と搬送アーム36とが円滑に位置決めされる。したがって、周囲の温度などの環境変化、ガタ、検出器の分解能あるいは部品の剛性等により、メディアトレイ45と搬送アーム36とに位置ずれが生じていたとしても、位置決め孔136と位置決めピン57とが協働し、搬送アーム36とメディアトレイ45との位置ずれを修正することができる。
これにより、パブリッシャ1内のメディアMの受け渡し及び受け取りを支障なく行うことができ、レーベルプリンタ11における印刷処理を高い信頼性で円滑に行うことができる。また、不良発生の頻度が低くなるため、メンテナンス費用の削減を図ることができる。
また、メディアトレイ45及び搬送アーム36におけるメディアMのそれぞれの保持中心位置に、位置決めピン57及び位置決め孔136が配置されているので、これらの位置決めピン57及び位置決め孔136によってメディアトレイ45及び搬送アーム36におけるメディアMの保持中心位置を円滑に調心することができる。
また、メディアトレイ45及び搬送アーム36におけるメディアMのそれぞれの保持中心位置に、位置決めピン57及び位置決め孔136が配置されているので、これらの位置決めピン57及び位置決め孔136によってメディアトレイ45及び搬送アーム36におけるメディアMの保持中心位置を円滑に調心することができる。
また、搬送アーム36にはメディアMを調心するメディアガイド133が設けられ、このメディアガイド133に位置決め孔136が形成されているため、メディアトレイ45に保持されたメディアMを搬送アーム36が受け取る際に、搬送アーム36に対してメディアMとメディアトレイ45の両方を調心することができ、受け取りの信頼性を高くすることができる。
なお、上記実施形態では、メディアトレイ45側に位置決めピン57を設け、搬送アーム36側に位置決め孔136を形成したが、メディアトレイ45側に位置決め孔を形成し、搬送アーム36側に位置決めピンを設けても良い。
また、上記実施形態では、レーベルプリンタ11のメディアトレイ45に対するメディアMの受け渡し箇所に適用したが、本発明は、メディアMのレーベル面に印刷を施すレーベルプリンタ11に限らず、データを書き込むメディアドライブ41のメディアトレイ41aに適用しても良い。
また、上記実施形態では、レーベルプリンタ11のメディアトレイ45に対するメディアMの受け渡し箇所に適用したが、本発明は、メディアMのレーベル面に印刷を施すレーベルプリンタ11に限らず、データを書き込むメディアドライブ41のメディアトレイ41aに適用しても良い。
なお、用いられるメディアは、上記実施形態のメディアMのような円板状のメディアに限定されるものではなく、矩形状等の多角形状や楕円状のメディアにも適用可能であり、また、その記録方式も、光記録方式、光磁気記録方式等、何ら限定されるものではない。
1…パブリッシャ(メディア処理装置)、11…レーベルプリンタ(処理部)、31…メディア搬送機構、36…搬送アーム、45…メディアトレイ(トレイ)、46…収容部、52〜54…垂直爪(保持片)、57…位置決めピン、57a…傾斜面、133…メディアガイド、136…位置決め孔、141〜143…保持爪(保持片)、M…メディア。
Claims (4)
- 板状のメディアを保持する収容部を有するトレイを備えた処理部と、
前記トレイに対して前記メディアの受け渡し及び受け取りを行う搬送アームを備えたメディア搬送機構と、を備えたメディア処理装置において、
前記トレイ及び前記搬送アームの一方には位置決めピンが設けられ、
前記トレイ及び前記搬送アームの他方には前記位置決めピンが挿通される位置決め孔が設けられ、
前記位置決めピンと前記位置決め孔の少なくとも一方には、互いに接触した時に相互の相対位置を調心する傾斜面が形成されていることを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項1に記載のメディア処理装置において、
前記位置決めピン及び前記位置決め孔は、それぞれ前記トレイ及び前記搬送アームにおける前記メディアの保持中心位置に配置されていることを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項1または2に記載のメディア処理装置において、
前記トレイ及び前記搬送アームは、前記位置決めピン及び前記位置決め孔の周囲に配置されて前記メディアの中心孔を保持する複数の保持片をそれぞれ有し、
前記位置決めピンが前記位置決め孔に対して前記傾斜面の接触状態を越えて挿入された時点では、前記メディアを保持していない側の前記保持片が、前記メディアの中心孔の外側に配置されることを特徴とするメディア処理装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のメディア処理装置において、
前記メディア搬送機構における前記メディアを保持する保持部には、前記メディアに接触して前記メディアを調心するガイドを備え、
前記位置決め孔は前記ガイドの中心に設けられ、
前記位置決めピンは前記トレイに設けられ、
前記傾斜面は前記位置決めピンの先端が細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とするメディア処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008015567A JP2009176377A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | メディア処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008015567A JP2009176377A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | メディア処理装置 |
Publications (1)
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JP2009176377A true JP2009176377A (ja) | 2009-08-06 |
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ID=41031306
Family Applications (1)
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JP2008015567A Pending JP2009176377A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | メディア処理装置 |
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Country | Link |
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-
2008
- 2008-01-25 JP JP2008015567A patent/JP2009176377A/ja active Pending
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