JP2000222809A - 搬送装置及びディスク処理装置 - Google Patents

搬送装置及びディスク処理装置

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JP2000222809A
JP2000222809A JP11020096A JP2009699A JP2000222809A JP 2000222809 A JP2000222809 A JP 2000222809A JP 11020096 A JP11020096 A JP 11020096A JP 2009699 A JP2009699 A JP 2009699A JP 2000222809 A JP2000222809 A JP 2000222809A
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JP
Japan
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disk
gripping
disc
pushing
drive mechanism
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JP11020096A
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English (en)
Inventor
Minoru Fujii
實 藤井
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Chugai Boyeki Co Ltd
Original Assignee
Chugai Boyeki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実にディスクを一枚ずつ保持し、ディスク
の順序のずれを生じさせることのない搬送装置及びディ
スク処理装置を提供すること。 【解決手段】 CD−Rドライブ装置35及びメディア
ホルダー50、スタックバルク51との間でディスク4
5の搬送を行うCD−Rオートレコーダ30において、
ディスク45を把持するディスク把持機構82と、ディ
スク把持機構82に設けられ、このディスク45に形成
された中心孔よりも外径側であってディスク45に形成
されたリング状突起45bよりも内径側の部分を押し込
むリング状突出部92と、ディスク把持機構82に設け
られ、ディスク45の径方向外方からこのディスク45
の外周縁部を把持するスライド部材95と、スライド部
材95を駆動させる上下駆動モータ120、スライド駆
動モータ127と、を具備することを特徴とすることを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R等のディ
スクに書き込み等を行い、またはディスク表面に印刷す
る機構を有すると共に、ディスクを蓄えるディスク保持
部の間でディスクを搬送する搬送装置、ディスク処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のCD−Rオートレコーダの
構成について、図11または図12に基づいて説明す
る。
【0003】図11に示すCD−Rオートレコーダ1
は、マスターCDに記載されている情報を書き込み対象
ディスクであるブランクCD−Rに自動的に書き込むた
めの装置である。
【0004】このCD−Rオートレコーダ1は、箱体に
形成された本体部2を有している。本体部には、CD−
Rドライブ装置3がこの本体部2の正面側の側面から引
き出し自在に取り付けられている。このCD−Rドライ
ブ装置3は、マスターCDに記載された情報を読み取る
と共に、読み取った情報をブランクCD−Rに書き込む
機能を有している。
【0005】このCD−Rドライブ装置3と共に、本体
部2には不図示のメモリやハードディスクが設けられて
おり、上記マスターCDから読み取った情報を保存する
ことを可能としている。
【0006】この他にも、本体部2内部には不図示の各
種回路基板が取り付けられていて、このCD−Rドライ
ブ装置3の作動を制御し、または後述する搬送機構の駆
動を制御している。
【0007】上記本体部2の上面側には、例えば金属製
のプレート板4が取り付けられている。このプレート板
4には、メディアホルダー5と、搬送機構6と、スタッ
クバルク7が取り付けられている。メディアホルダー5
は、読み取り対象であるマスターCDと書き込み対象で
あるブランクCD−Rとをセットする部分であり、最上
部に読み取り対象であるマスターCDがセットされ、以
下、例えばブランクCD−RとマスターCDとが交互に
セットされる。
【0008】なお、必ずしもマスターCDとブランクC
D−Rとを交互にセットする必要はなく、マスターCD
1枚に対してブランクCD−Rを複数枚設け、これが複
数組重ねて設けられた構成でも構わない。
【0009】このメディアホルダー5は、マスターCD
とブランクCD−Rとを所定枚数(例えば略50枚)だ
けストックすることを可能としており、またプレート板
4に対して脱着可能に設けられている。
【0010】このメディアホルダー5にセットされたマ
スターCD及びブランクCD−R(以下、まとめてディ
スク8とする。)は、搬送機構6により搬送される。搬
送機構6は、支柱ガイド部9と基板保持部10とを有し
ており、この支柱ガイド部9に沿って基板保持部10を
上下方向にスライド駆動可能としている。また、搬送機
構6全体で回転駆動を行うことを可能としており、マス
ターCD若しくはブランクCD−Rを保持するため、ま
たはこれらを保持した状態で、メディアホルダー5とC
D−Rドライブ装置3とスタックバルク7の間を回動可
能としている。
【0011】上記基板保持部11は、支柱ガイド部9か
ら側方に向かい水平アーム12が突出形成されている。
水平アーム12は、内部に不図示の駆動機構を有し、ま
たこの先端にはこの駆動機構に連動するように垂直アー
ム13が設けられている。垂直アーム13は、中空丸軸
から構成されており、この下端にはディスク8を保持す
るディスクホルダー14が設けられている。
【0012】図12に示すように、このディスクホルダ
ー14は、ディスク8を受け止めるための受け部15を
有しており、この受け部15でディスク8を押さえ付け
ることにより、ディスク8の保持を行うものである。ま
た、受け部15の外周側には、センサ16が取り付けら
れている。このセンサ16は、ディスク8がディスクホ
ルダー14で保持されたか否かを検知するものである。
【0013】上記受け部15の下面側には、ディスク8
に接触して保持するチャック部17が設けられている。
チャック部17は、ディスク8の中央に形成されている
孔部8aに対応する径の円弧方向に沿って所定ピッチで
突出形成された多数の爪部18から構成されている。こ
れら爪部18は、径方向の内方側に弾性変形可能として
いる。すなわち、このチャック部17は、その形状がC
Dケースのセンター部に通常見られる、CD中央の孔部
8aに差し込んで摩擦保持する部分である。このため、
ディスク8を保持する場合には、ディスク8の孔部8a
にチャック部17を差し込んで爪部18を弾性変形さ
せ、それによってこのディスク8の摩擦保持を行ってい
る。
【0014】このチャック部17の構成を図12に示
す。このチャック部17は、その径がしぼむように構成
されている。すなわち、このチャック部17は垂直アー
ム13の内部空間にチャック部17を開閉駆動させるた
めの連動機構19が設けられている。この開閉駆動を行
わせるために、上記チャック部17は受け部15側を始
点として回動するように取り付けられており、この回動
が行われるように上記受け部15側には径方向内方に向
かうフランジ部20が形成されている。
【0015】そして、このフランジ部20の径方向内方
端部で連動機構19に取り付けられている。連動機構1
9は、その端部側が不図示のソレノイドに連結されてい
る。このため、ソレノイドを電気作動させれば、上記チ
ャック部17が開閉駆動するように構成されている。
【0016】このチャック部17によりディスク8を保
持する場合、まず孔部8aに対してチャック部17の位
置合わせを行い、この位置合わせを行った後にチャック
部17を孔部8aに対して押し込むことによりディスク
8の保持を行う。また、チャック部17に保持されたデ
ィスク8の保持を解除する場合には、ソレノイドを電気
作動させてチャック部17の径がしぼませ、それによっ
て孔部8aとチャック部17の接触を解いてディスク8
がチャック部17から離れるようにする。それによって
所望の位置へのディスク8の搬送を行う構成である。
【0017】上記メディアホルダー5で搬送機構6が保
持したディスク8は、CD−Rドライブ装置3に搬送さ
れる。このCD−Rドライブ装置3へディスク8を載置
させるため、上記プレート板4には、CD−Rドライブ
装置3に対応する位置にディスク8を挿通させるための
挿通孔21が形成されている。そして、この挿通孔21
を通過させてディスク8をCD−Rドライブ装置3に載
置させ、かかるディスク8から情報の読み取り、若しく
は書き込みを行う構成である。
【0018】上記CD−Rドライブ装置3で情報の読み
取り、若しくは書き込みが終了したディスク8は、再び
搬送機構6により保持され、スタックバルク7へと搬送
される。スタックバルク7は、ディスク8を重ねて載置
しておくものであり、所定枚数ディスク8が溜まった場
合にこの溜まったディスク8を除去可能なように、プレ
ート板4に対して脱着可能に取り付けられている。
【0019】そして、これら各機構をカバーするための
ケーシング22により、全体が覆われた構成となってい
る。なお、このケーシング22の正面側には、上記メデ
ィアホルダー5及びスタックバルク7の取出しを行うた
めの窓部23が開閉自在に設けられている。
【0020】また、この本体部2とは別体的に、コント
ローラ24が設けられており、このコントローラ24の
スイッチを操作することにより、ディスク8の搬送及び
読み取り、書き込みを行える構成としている。
【0021】なお、この本体部2の背面部には、不図示
の外部接続ポートが設けられており、ここからパソコン
や各種周辺機器への接続が為される構成である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のCD
−Rオートレコーダ1においては、以下に述べる問題点
を有していた。すなわち、このCD−Rオートレコーダ
1は、ディスク8を摩擦保持する構成であるため、チャ
ック部17によりディスク8を保持した場合、複数枚保
持してしまうことがある。
【0023】このようにディスク8を複数枚保持してし
まうと、ディスク8の書き込み及び読み取りを行う順序
がずれてしまい、ブランクCD−Rへの複製に支障を来
してしまうことがある。特に、業務用として大量に情報
の読み取り及び書き込みを行う場合には、かかるディス
ク8の順序のずれは作業効率が著しく悪化する原因とな
る。
【0024】そこで、ディスク8を一枚ずつ確実に保持
することが可能な搬送機構6を有するCD−Rオートレ
コーダ1が望まれている。
【0025】また、このCD−Rオートレコーダ1以外
にも、プリンタブルCD−R等のディスク8の表面に印
刷を行うプリンターを備えたCD−Rオートレコーダも
存在する。このようなプリンターを備えた構成でも、一
枚ずつ確実にディスク8の保持を行える構成が望まれて
いる。
【0026】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、確実にディスクを一枚
ずつ保持し、ディスクの順序のずれを生じさせることの
ない搬送装置及びディスク処理装置を提供しようとする
ものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ディスク処理機構と、この
ディスク処理機構へ供給され若しくはこのディスク処理
機構から供給されるディスクを蓄えるディスク保持部と
の間でディスクの搬送を行う搬送装置において、上記デ
ィスクを把持するディスク把持手段と、上記ディスク把
持手段に設けられ、このディスクに形成された中心孔よ
りも外径側であってディスクに形成されたリング状突起
よりも内径側の部分を押し込む押し込み手段と、上記デ
ィスク把持手段に設けられ、ディスクの径方向外方から
このディスクの外周縁部を把持する把持部材と、上記把
持部材を駆動させる駆動機構と、を具備することを特徴
とすることを特徴とする搬送装置である。
【0028】請求項2記載の発明は、ドライブ機構とデ
ィスク保持部の間でディスクを保持して搬送を行う搬送
装置において、上記ディスクを把持するディスク把持手
段と、上記ディスク把持手段を上下方向に駆動させるエ
レベータ機構と、上記エレベータ機構をスライド駆動さ
せるスライド機構と、上記ディスク把持手段に設けら
れ、このディスクに形成された中心孔よりも外径側であ
ってディスクに形成されたリング状突起よりも内径側の
部分を押し込む押し込み手段と、上記ディスク把持手段
に設けられ、ディスクの径方向外方からこのディスクの
外周縁部を把持する把持部材と、上記把持部材を駆動さ
せる駆動機構と、を具備することを特徴とすることを特
徴とする搬送装置である。
【0029】請求項3記載の発明は、上記ディスク把持
手段には、上記押し込み手段のディスクへの当接を検知
する検知手段が設けられていることを特徴とする請求項
1または請求項2記載の搬送装置である。
【0030】請求項4記載の発明は、上記ドライブ機構
は、複数のドライブ装置が積層されてなることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の搬送装置
である。
【0031】請求項5記載の発明は、上記ドライブ機構
は、凹凸の嵌合により位置合わせが為されることを特徴
とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の搬送装
置である。
【0032】請求項6記載の発明は、上記把持部材は、
この端部側がディスクの外周縁部を掴み込む鉤状部に形
成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
いずれかに記載の搬送装置である。
【0033】請求項7記載の発明は、上記把持部材は、
ディスクに当接する当接部分がこの把持部材のスライド
方向に対して所定角度傾斜するテーパ部に形成されてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに
記載の搬送装置である。
【0034】請求項8記載の発明は、ディスクに記載さ
れている情報を読み取り、若しくは書き込むことが可能
なドライブ機構と、ディスクを所定枚数だけ載置するこ
とが可能なディスク保持部と、前記ドライブ機構と前記
ディスク保持部との間でディスクを搬送する搬送手段
と、を具備するディスク処理装置において、前記搬送手
段は、ディスクを把持するディスク把持手段と、上記デ
ィスク把持手段に設けられ、このディスクに形成された
中心孔よりも外径側であってディスクに形成されたリン
グ状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み手段
と、上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方
向外方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材
と、上記把持部材を駆動させる駆動機構と、を具備する
ことを特徴とするディスク処理装置である。
【0035】請求項9記載の発明は、ディスクの表面の
印刷を行う印刷機構と、ディスクを所定枚数だけ載置し
て置くことが可能なディスク保持部と、前記印刷機構と
前記ディスク保持部との間でディスクを搬送する搬送手
段と、を具備するディスク処理装置において、前記搬送
手段は、ディスクを把持するディスク把持手段と、上記
ディスク把持手段に設けられ、このディスクに形成され
た中心孔よりも外径側であってディスクに形成されたリ
ング状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み手段
と、上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方
向外方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材
と、上記把持部材を駆動させる駆動機構と、を具備する
ことを特徴とするディスク処理装置である。
【0036】請求項10記載の発明は、上記ディスクの
表面に印刷を行う印刷機構が設けられると共に、前記印
刷機構、ドライブ機構とディスク保持部の間でディスク
の搬送を行うことを特徴とする請求項8記載のディスク
処理装置である。
【0037】請求項11記載の発明は、上記搬送手段
は、上記ディスク把持手段を上下方向に駆動させるエレ
ベータ機構、及びこのエレベータ機構をスライド駆動さ
せるスライド機構を具備することを特徴とする請求項8
乃至請求項10のいずれかに記載のディスク処理装置で
ある。
【0038】請求項12記載の発明は、上記ディスク把
持手段には、上記押し込み手段のディスクへの当接を検
知する検知手段が設けられていることを特徴とする請求
項8乃至請求項11のいずれかに記載のディスク処理装
置である。
【0039】請求項13記載の発明は、上記ドライブ機
構は、複数のドライブ装置が積層されてなることを特徴
とする請求項8または請求項10乃至請求項12のいず
れかに記載のディスク処理装置である。
【0040】請求項14記載の発明は、上記ドライブ機
構は、凹凸の嵌合により位置合わせが為されることを特
徴とする請求項8または請求項10乃至請求項13のい
ずれかに記載のディスク処理装置である。
【0041】請求項15記載の発明は、上記把持部材
は、この端部側がディスクの外周縁部を掴み込む鉤状部
に形成されていることを特徴とする請求項8乃至請求項
14のいずれかに記載のディスク処理装置である。
【0042】請求項16記載の発明は、上記把持部材
は、ディスクに当接する当接部分がこの把持部材のスラ
イド方向に対して所定角度傾斜するテーパ部に形成され
ていることを特徴とする請求項8乃至請求項15のいず
れかに記載のディスク処理装置である。
【0043】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。請求項1、請求項8及び請求項9の発明による
と、ディスク把持手段には押し込み手段が設けられてお
り、またディスクの外周縁部を把持する把持部材、及び
把持部材を駆動させる駆動機構が設けられているので、
ディスク把持手段が駆動されて押し込み手段がディスク
の中心孔よりも外径側であってディスクに形成されたリ
ング状突起よりも内径側の部分を押し込むと、この押し
込みによってディスクのリング状突起よりも内径側は凹
むが、リング状突起を境として外径側は持ち上がる。
【0044】このため、一枚目のディスクと二枚目のデ
ィスクの外周縁部の間では、隙間が広がり、それによっ
て駆動機構を作動させて把持部材をディスクの外方から
外周縁部に差し込めば、良好にディスクを把持できる。
【0045】すなわち、ディスクを一度に複数枚把持す
るといった不具合が解消され、ディスクを一枚ずつ確実
に把持することができる。
【0046】請求項2、請求項11の発明によると、デ
ィスクをディスク把持手段で把持したまま、エレベータ
機構及びスライド機構によりこれを上下方向及びスライ
ド方向に駆動させることが可能となっている。
【0047】請求項3、請求項12の発明によると、押
し込み手段がディスクに当接したか否かを検出する検知
手段がディスク把持手段に設けられているので、ディス
クに押し込み手段が当接した後に、ディスクを所定だけ
押し込む押し込み量を適度に設定可能となる。このた
め、押し込みによりディスクの外周縁部の反り返り量を
所望の値に設定可能となる。
【0048】また、押し込み手段によりディスクを過度
に押し込むことが無くなり、ディスクの損傷を防止する
ことができる。
【0049】さらに、ディスクが当接したか否かが検出
されるので、ディスクが把持されないという不具合も防
止できる。
【0050】請求項4、請求項13の発明によると、ド
ライブ機構は、複数のドライブ装置が積層されてなるの
で、同時に複数枚のディスクの処理を行うことが可能と
なる。このため、ディスクを一枚ずつ確実にドライブ機
構との間で搬送を行うことにより、ディスクの処理能率
が向上する。
【0051】請求項5、請求項14の発明によると、凹
凸の嵌合によりドライブ機構の位置合わせが為されるの
で、このドライブ機構の位置がずれてディスク把持手段
による搬送に不具合が生じるのを防止することが可能と
なる。
【0052】請求項6、請求項15の発明によると、把
持部材の端部側がディスクの外周縁部を掴み込む鉤状部
に形成されているので、このディスクの外周縁部を抱え
込むように保持する。このため、ディスクを確実に保持
することが可能となっている。
【0053】請求項7、請求項16の発明によると、把
持部材のディスクに当接する部分がテーパ部に形成され
ているので、ディスクの外周縁部を把持する場合に、こ
の把持を良好にガイドすることが可能となっている。
【0054】また、請求項8、請求項10乃至請求項1
6の発明によると、上述のディスク搬送の作用効果に加
えて、ディスクから自動的に情報を読み取り、他のディ
スクに自動的に情報を記載することができる。これに加
えて、ディスクが一枚ずつ確実に保持されるので、全体
的な処理能率を向上させることが可能となる。
【0055】さらに、請求項10乃至請求項16の発明
によると、ディスク搬送、ディスクからの自動的な情報
の読み取り、書き込みに加えて、ディスクの表面に自動
的に印刷を行うことが可能となる。この場合も、ディス
クが一枚ずつ確実に保持されるので、全体的な処理能率
を向上させることが可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、本発
明の第一の実施の形態について、図1乃至図7に基づい
て説明する。
【0057】図1は本発明のディスク処理装置としての
CD−Rオートレコーダ30の構成を示す斜視図であ
る。本発明のCD−Rオートレコーダ30は、矩形状に
形成された大面積のシャーシ31を有している。このシ
ャーシ31には、外縁部が上方に折れ曲がるように形成
されたフランジ部32となっており、このフランジ部3
2により後述するケーシングとシャーシ31とを接合す
る際、その取り付けがガイドされる。
【0058】上記シャーシ31の隅部には、ドライブ機
構33を所定の高さに設置するための設置台34が取り
付けられている。設置台34は、金属からなる板部材を
折り曲げ形成したものであり、図2に示すようにシャー
シ31に対してネジ止め固定されている。
【0059】そして、この設置台34の上部には、ドラ
イブ機構33が取り付け固定されている。ドライブ機構
33は、上下方向にCD−Rドライブ装置35を複数
(本実施の形態では、4体)積層した構成であり、それ
によって同時に複数のディスク45の処理を可能として
いる。
【0060】このドライブ機構33は、ケース体36に
収納されている。ケース体36は、一枚の金属板を折り
曲げ加工してCD−Rドライブ装置35の側面及び上面
を覆う構成としている。このケース体36の下底側は、
上記CD−Rドライブ装置35を所定高さ以上に位置さ
せるための下台部37となっている。
【0061】このケース体36は、側面に多数のネジ孔
38が形成されており、このネジ孔38にネジ39を挿
通させてCD−Rドライブ装置35の取り付け固定を行
うように構成されている。
【0062】ここで、上記設置台34には、後述するケ
ーシング142の開放側からドライブ機構33の差し込
みをガイドするための案内板40が設置台34に取り付
けられている。案内板40は、ケーシング142の開放
面の法線方向に沿うと共に、設置台34の両端側に位置
するように取り付けられている。
【0063】また、設置台34には、ケーシング142
の開放側から離間する位置の上端縁部にドライブ機構3
3を受け止める受け部41が取り付けられている。この
受け部41は、設置台34の幅の全体に亘るように取り
付けられている。また、受け部41には、所定の位置に
小孔42が形成されている。
【0064】この小孔42には、対向板44に設けられ
た係止ピン43が差し込まれる。それによって、ドライ
ブ機構33がずれないようにその位置決めが為される
が、係止ピン43は対向板44の法線方向に向かうよう
に取り付けられており、また係止ピン43が設けられて
いる位置も、上記小孔42に対応した位置に設けられて
いる。
【0065】このため、ドライブ機構33を受け部41
に向けてスライド駆動させれば、係止ピン43が小孔4
2に差し込まれ、ドライブ機構33の位置決めが為され
るように構成されている。
【0066】なお、上記ケース体36は、ネジ孔38に
ネジ39を挿通させてCD−Rドライブ装置35を固定
する構成以外の構成を採用しても構わなく、例えばケー
ス体36の内部に多数の棚が取り付けられ、この棚にC
D−Rドライブ装置35を載置する構成としても良い。
【0067】また、同時により多くのディスク45の処
理を行う場合には、上記CD−Rドライブ装置35は4
体に限られず、これより多く取り付けても良く、またデ
ィスク45の処理が少ない場合には、CD−Rドライブ
装置35の個数を低減しても構わない。
【0068】また、CD−Rドライブ装置35には、取
出しスイッチ46が設けられており、この取出しスイッ
チ46を押すとディスク45を載置するトレー47が手
前側に引き出され、または引き出されたトレー47が収
納される。しかしながら、本実施の形態では、CD−R
ドライブ装置35が別途設けられている図示しないスイ
ッチに電気的に接続されており、それによって取出しス
イッチ46を押さなくても自動的にトレー47の引き出
し及び収納が為されるように構成されている。
【0069】CD−Rドライブ装置35のトレー47が
引き出される方向の手前側には、ディスク載置プレート
48が設けられている。ディスク載置プレート48は、
メディアホルダー50とスタックバルク51を位置決め
して取り付けるものであり、かかる位置決め取り付けを
行うために、例えばその材質を樹脂とする突出ピン52
が上方に向かい突出するように取り付けられている。
【0070】また、ディスク載置プレート48のCD−
Rドライブ装置35の手前側にも突出ピン53が設けら
れている。この突出ピン53は、CD−Rドライブ装置
35でのブランクCD−R45への書き込みエラーが生
じた場合に、このようなエラーが生じたブランクCD−
R45を落とし込んでストックするものである。
【0071】なお、このディスク載置プレート48は、
図5に示すように、所定の長さを有すると共にネジ孔が
両端に螺刻された複数本の支持部材54を介して上記シ
ャーシ31に対して取り付けられている。
【0072】上記メディアホルダー50は、図3に示す
ように、樹脂製の円盤プレート54の周縁部に所定ピッ
チで金属ロッド55が3本取り付けられている。金属ロ
ッド55は、上方に向かい所定の高さ寸法だけ突出して
おり、その突出寸法は、ディスク45を略100枚分積
層しても積層保持できるように形成されている。なお、
金属ロッド55を設ける本数は3本には限られず、少な
くとも3本以上であれば如何なる本数設けても構わな
い。
【0073】また、図4に示すように、スタックバルク
51も、樹脂製の円盤プレート56を有しており、ディ
スク45を載置可能としている。この円盤プレート56
の中心部には、上方に向かうように樹脂製の突出ロッド
57が突出形成されている。突出ロッド57は、ディス
ク45の中心孔45aに差し込まれ、それによってディ
スク45の積層保持を可能としている。
【0074】これらメディアホルダー50及びスタック
バルク51は、突出ピン52に対して着脱自在に設けら
れており、ディスク45が空になり、若しくは満載され
た場合には、ディスク載置プレート48から取り出せる
ように構成されている。
【0075】上記ディスク載置プレート48を挟んでC
D−Rドライブ装置35と反対側の位置には、搬送機構
60が設けられている。搬送機構60は、上方に向かっ
て突出するように取り付けられる支持プレート61を一
組有している。この支持プレート61はシャーシ31の
夫々別の隅角部に取り付けられており、上記シャーシ3
1の幅寸法とほぼ同じか、これよりも若干小さい間隔で
対向配置されている。
【0076】なお、支持プレート61のシャーシ31か
らの突出寸法は、上記CD−Rドライブ装置35よりも
高くなるように設けられている。
【0077】対向配置された支持プレート61の上端側
には、ガイドパイプ62がこの間に亘るように取り付け
られている。ガイドパイプ62は、後述するエレベータ
機構65の摺動をガイドするものであり、本実施の形態
では滑らかに摺動するように円筒状に設けられている。
【0078】なお、支持プレート61の上端のみなら
ず、この支持プレート61の下端側にもガイドパイプ6
3a,63bが取り付けられている。支持プレート61
の下端側に設けられるガイドパイプ63a,63bも、
上記支持プレート61の上端側に取り付けられるガイド
パイプ62と同様な構成であるが、エレベータ機構65
が安定した状態で摺動できるようにするため、支持プレ
ート61の幅の両端側に一つずつ取り付けられている。
すなわち、支持プレート61の下端側では、2本のガイ
ドパイプ63a,63bが所定の間隔を為して取り付け
られている。
【0079】このガイドパイプ63a,63bには、エ
レベータ機構65が摺動可能に取り付けられている。エ
レベータ機構65は、上部受け部66と下部受け部67
とを有しており、夫々がガイドパイプ62,63a,6
3bと嵌合するように設けられている。すなわち、上部
受け部66の上端面側及び下部受け部67の下端面側に
はガイド溝64が形成されており、このガイド溝64に
ガイドパイプ62,63a,63bが嵌合されて摺動さ
れるようになっている。
【0080】すなわち、これらガイドパイプ62,63
a,63bにより、後述するエレベータ機構65をスラ
イド駆動させるスライド機構を構成している。
【0081】上記上部受け部66と下部受け部67の間
の位置には、一対の直立支持部材68a,68bがこれ
らの間に亘って設けられている。直立支持部材68a,
68bは、上部受け部66及び下部受け部67に平板体
70を介して例えばネジ等で固定されている。また、上
部受け部66及び下部受け部67に直立支持部材68
a,68bが取り付けられた場合に、ねじれに対して所
定の強度を有する構成とするため、この直立支持部材6
8a,68bの水平方向の断面は、略L字状となるよう
に形成されている。
【0082】上記一対の直立支持部材68a,68bの
間の位置には、パイプ部材71が設けられている。パイ
プ部材71も上部受け部66と下部受け62の間の位置
に亘るように設けられており、このパイプ部材71に沿
って後述するディスク把持機構82が摺動するように設
けられている。
【0083】上記直立支持部材68a(若しくは直立支
持部材68b)の上方側には、従動プーリ72が取り付
けられている。従動プーリ72は、支持板73を介して
直立支持部材68a,68bに取り付けられており、こ
の支持板73に沿って上下方向に所定の寸法だけ移動可
能に取り付けられている。すなわち、この支持板73に
は上下方向に沿って所定長さの長孔74が形成されてお
り、この長孔74に沿って従動プーリ72及びこの従動
プーリ72を支持する軸部材75がスライド可能に設け
られている。
【0084】軸部材75は、従動プーリ72を挟み込ん
で軸支するコ字状に形成された軸支部76と、この軸支
部76から下方に向かい延出して設けられた突出軸77
とを有している。
【0085】ここで、支持板73の下端側は折れ曲がり
形成されたフランジ部78となっており、このフランジ
部78には挿通孔80が形成されている。そして、この
挿通孔80に突出軸77を挿通させ、さらに軸支部76
の下端とフランジ部78の間の位置にバネ部材81を位
置させることにより、従動プーリ72に大きなトルクが
作用した場合に、緩衝作用を有する構成としている。
【0086】上記パイプ部材71には、ディスク把持手
段であるディスク把持機構82が摺動自在に挿通されて
いる。ディスク把持機構82は、挿通部材83を有して
おり、この挿通部材83へパイプ部材71を通過させる
ことによりパイプ部材71に沿って摺動することを可能
としている。
【0087】この挿通部材83は、外観が略四角柱状に
形成されており、この軸線方向に沿って挿通孔84が形
成されている。そのため、この挿通孔84にパイプ部材
71を挿通させこのパイプ部材71に沿って摺動可能と
している。
【0088】上記挿通部材83には、プレート部材85
が取り付けられている。このプレート部材85は、その
外観形状が略T字形状となるように形成された板部材で
あり、このプレート部材85に対してソレノイド90等
の取り付けを行うと共にディスク45の保持を良好に行
わせるため、所定の強度を有する肉厚に形成されてい
る。なお、このプレート部材85の肉厚は、後述する溝
部94を形成するため、若干厚肉に設けられている。
【0089】このプレート部材85の挿通部材83への
取り付けを行うために、プレート部材85の挿通部材8
3側端部には下方に向かい折れ曲がった折れ曲がり部8
6が形成されている。そして、この折れ曲がり部86に
対して挿通部材83を取り付けている。この場合、挿通
部材83にはフランジ部87が形成されていて、この折
れ曲がり部86とフランジ部87とを接触させてネジ等
で固定することによりプレート部材85を挿通部材83
へ固定している。
【0090】このプレート部材85の板状部分は、挿通
部材83から水平方向へ離れる向きに突出形成された突
出部88と、この突出部88と同一平面内に存すると共
に突出端部側でこの突出部88と垂直に交差する方向に
突出形成されたアーム部89とからなる。
【0091】突出部88は幅広に形成されており、ここ
に後述するスライド部材95を駆動させる駆動機構であ
るソレノイド90を載置可能としている。また、アーム
部89は、ディスク45の直径よりもやや短い長さ寸法
を有して形成されている。なお、突出部88の長さ寸法
も、ディスク45を把持した場合にディスク45と折れ
曲がり部86とが干渉しないように形成されている。
【0092】このアーム部89の長手方向中央部分に
は、貫通孔91が形成されている。図7に示すように、
この貫通孔91は、その下面側の周囲が上記アーム部8
9の下面側よりも所定寸法だけ下方に突出形成されたリ
ング状突出部92となっている。すなわち、貫通孔91
の下面側端部の縁がディスク45を下方に押し込む押し
込み手段であるリング状突出部92に形成されている。
【0093】このリング状突出部92の外径は、図6に
示すようにディスク45の中央孔45aから所定だけ離
間した部分に、ディスク45の裏面から所定だけ突出形
成されたリング状突起45bの径よりも小さくなるよう
に形成されている。すなわち、ディスク45を把持した
場合に、このリング状突出部92がリング状突起45b
よりも内径側に位置するように形成されている。
【0094】このリング状突出部92に近接する位置に
は、ディスク45がこのリング状突出部92に当接した
か否かを検知する、例えば光センサのような検知手段9
3が取り付けられている。このため、リング状突出部9
2が下降してディスク45に当接した場合にはこれを検
知し、過度にディスク45に押圧力が加えられるのを防
止して制御する構成となっている。
【0095】なお、検知手段93は光センサには限られ
ず、これ以外のセンサを用いる構成としても構わない。
【0096】上記アーム部89には、この幅方向の中央
部に、アーム部89の長手方向の全長に亘るように溝部
94が形成されている。この溝部94には、ディスクを
把持する把持部材であるスライド部材95がスライド自
在にガイドされるよう嵌め合わされている。
【0097】スライド部材95は、上記溝部94への嵌
め合いに対応した幅寸法を有するように形成された嵌合
部96と、この嵌合部96の先端部に形成されたディス
ク把持部97とを有している。なお、このスライド部材
95がアーム部89に取り付けられる場合、ディスク把
持部97がアーム部89端部よりも外方に位置するよう
に設けられている。
【0098】ディスク把持部97は、上記嵌合部96よ
りも幅広に形成されており、このディスク把持部97の
先端部分から所定寸法だけ下方に向かい突出した下方突
出部98を有している。この下方突出部98は、その突
出端部からアーム部89の中心側に向かい折れ曲がる鉤
状部に形成された、爪部99を有している。爪部99
は、ディスク45の縁部を把持し易いように、端部から
緩やかに傾斜したテーパ部99aを有している。
【0099】なお、この爪部99のアーム部89の中心
側に向かう寸法は、ディスク45の縁部を良好に把持で
きると共に、スライド部材95がスライド駆動して爪部
99同士の間隔が広がった場合には、この爪部99から
ディスク45が良好に離される寸法に形成されている。
【0100】ここで、ディスク把持部97は、上記ディ
スク45の把持具合を良好にするため、ディスク45の
外周形状に合わせて、ディスク45を把持する部分及び
外周面形状がなだらかな円弧を描くように形成されてい
る。
【0101】また、上記アーム部89の突出先端部の下
面側には、下方に向かい突出形成された押さえ突起10
0が形成されており、ディスク45の上面側にこの押さ
え突起100が当接すると共に、爪部99によりディス
ク45の縁部を把持し、それによってディスク45を挟
み込むことを可能としている。すなわち、ディスク45
の把持を確実に行える構成としている。
【0102】なお、上記スライド部材95が外れるのを
防止するため、このスライド部材95の上部はカバー1
01で覆われている。このカバー101はアーム部89
にネジ止め固定されている。ここで、上記カバー101
のアーム部89中心側端部は、後述するピン部材103
若しくはリンク機構102に当接するため、ディスク4
5を把持した状態から開放するのを妨げない位置に取り
付けられている。また、ピン部材103若しくはリンク
機構102がカバー101のアーム部89中心側端部に
衝突した場合の衝撃を和らげるため、カバー101のア
ーム部89中心側端部には、受け部101aが形成され
ている。
【0103】上記スライド部材95のアーム部89中心
側の端部には、リンク機構102が回動自在に連結され
ている。このリンク機構102は、L字形状に形成され
ており、そのL字形状の一端部側とスライド部材95と
が例えばピン部材103などにより回動自在に連結され
ている。ここで、スライド部材95が溝部94に沿って
スライド駆動する場合を考慮して、リンク機構102へ
のピン部材103の取り付けは、このリンク機構102
に長孔104を形成し、この長孔104に沿ってピン部
材103が移動できる構成としている。
【0104】なお、リンク機構102は、L字を為す両
辺の付け根部分でプレート部材85に対して支点105
で回動自在に固定している。
【0105】上記リンク機構102の他端部側は、立ち
上がり板110に取り付けられている。立ち上がり板1
10は、側面形状が略L字形状に形成されており、この
立ち上がり板110の底板部110aでリンク機構10
2の他端側と回動自在に連結されている。このリンク機
構102と立ち上がり板110とを連結するため、底板
部110aの長手方向に沿った方向(底板部110aと
立ち上がり部110bとの折れ線に平行な方向)に向か
い長孔111が形成されている。この長孔111には、
リンク機構102に取り付けられるピン部材103が挿
通され、それによってこの立ち上がり板110が立ち上
がり部110bの法線方向にスライド駆動すると、リン
ク機構102が支点105を中心に回動するように設け
られている。
【0106】そして、このリンク機構102が回動すれ
ば、この回動に伴ってスライド部材95が溝部94に沿
ってスライド駆動されるようになっている。
【0107】上記立ち上がり板110の立ち上がり部1
10bには、U字溝112が形成されている。U字溝1
12には、ここにソレノイド90から突出形成された突
出軸113が係止されている。
【0108】上記突出軸113に連結されているソレノ
イド90は、ケーシング114に覆われてこのケーシン
グ114を介してプレート部材85に取り付けられてい
る。このソレノイド90は、電流の導通により発生する
磁力で突出軸113を上記アーム部89に対し垂直な方
向にスライド駆動可能な構成としている。
【0109】また、突出軸113にはバネ115が挿通
されている。すなわち、このバネ115は、立ち上がり
板110と、この立ち上がり板110に対向するケーシ
ング114の対向面との間に設けられており、立ち上が
り板110がケーシング114に近接した場合に所定の
付勢力を立ち上がり板110に対して与えるように設け
られている。
【0110】このような各種部材が取り付けられ、また
は形成されたプレート部材85および挿通部材83を、
上記パイプ部材71に沿ってスライド駆動させるため
に、下部受け部67には上下駆動モータ120が取り付
けられている。この上下駆動モータ120の回転軸に
は、歯形が形成された不図示のプーリが取り付けられて
いる。また、この不図示のプーリと従動プーリ72の間
には、タイミングベルト122が張設されている。
【0111】また、上記挿通部材83の側面78aで、
タイミングベルト122が固定されている。このタイミ
ングベルト122は、挿通部材83の側面83aに設け
られた挾持部材123により挾持されている。すなわ
ち、タイミングベルト122の所定位置に挿通部材83
が固定された構成である。
【0112】上記直立支持部材68a,68bの下部受
け部67に近い所定高さ位置には、ディスク45を保持
するプレート部材85の限界高さ検出のための位置検出
センサ124が取り付けられている。この位置検出セン
サ124は、適宜折り曲げ形成された板状部材125を
介して直立支持部材68a,68bの側面に取り付けら
れている。
【0113】位置検出センサ124は光センサであり、
対向して設けられた光信号の発信部と受信部とを有して
いる。ここで、上記挿通部材83には、細長の板状部材
からなる検出体126が外周面から突出するように取り
付けられており、このため挿通部材83がスライド駆動
されて発信部と受信部の対向部分を通過した場合には、
上下駆動モータ120の駆動を制御するように設けられ
ている。
【0114】なお、位置検出センサ124は、不図示の
制御手段に電気的に接続されており、位置検出センサ1
24で検出した場合には、上下駆動モータ120から発
せられるパルス波を不図示のカウンターでゼロカウント
に設定し直し、それによって微小誤差が累積されて位置
合わせにずれが生じるのを防止している。
【0115】上記シャーシ31の所定位置には、スライ
ド駆動モータ127が取り付けられている。このスライ
ド駆動モータ127にも、歯形が形成されたプーリ12
8が取り付けられており、これにタイミングベルト12
9が掛け渡される構成である。さらに、タイミングベル
ト129を張設するために、スライド駆動モータ127
が取り付けられているシャーシ31の一側辺近傍と所定
距離存した他側辺近傍には、従動プーリ130が取り付
けられている。従動プーリ130は、その構成が従動プ
ーリ72と同様であり、支持板131、長孔132、軸
部材133、軸支部134、突出軸135、フランジ部
136、挿通孔137、バネ部材138を有している。
【0116】また、タイミングベルト129は、下部受
け部67に対して所定の位置で固定されている。それに
より、このタイミングベルト129がスライド駆動モー
タ127により駆動されると、これに伴いガイドパイプ
58a,58bに沿ってディスク把持機構82が摺動さ
れる構成である。なお、このタイミングベルト129の
下部受け部67に対する固定は不図示であるが、上記挿
通部材83へのタイミングベルト122の固定と同様
に、不図示の挾持部材により下部受け部67に対して挾
持固定している。
【0117】上記シャーシ31にも、直立支持部材68
a,68bに取り付けられた位置検出センサ124と同
様な構成を有する位置検出センサ140が取り付けられ
ている。この位置検出センサ140も、上記位置検出セ
ンサ124と同様な光センサであり、上記下部受け部6
7に取り付けられた板状部材141がこの位置検出セン
サ140を通過することによってディスク把持機構82
の駆動が検出される構成である。この位置検出センサ1
40も、位置検出センサ124と同様に不図示の制御手
段に接続されている。
【0118】なお、これら位置検出センサ124,14
0に接続されている制御手段は、例えばプログラムによ
ってその駆動が制御されるように構成されている。
【0119】上記位置検出センサ140は、上記CD−
Rドライブ装置35とスタックバルク51に対応する位
置に夫々取り付けられており、これらの位置を超えてデ
ィスク把持機構82が駆動されることのないようにして
いる。
【0120】これらシャーシ31に取り付けられる各種
部材を覆うため、上記シャーシ31にはケーシング14
2が取り付けられて各種部材を保護している。
【0121】以上のような構成を有するCD−Rオート
レコーダ30の作用について、以下に説明する。
【0122】このCD−Rオートレコーダ30を用いる
場合、まずディスク載置プレート48上にディスク45
を保持させるべく、メディアホルダー50のセットを行
う。メディアホルダー50は、ここにディスク45を例
えば100枚程度載置可能としており、ここから順次デ
ィスク45を取出し、CD−Rオートレコーダ30のト
レー47にディスク45を供給する。
【0123】なお、このメディアホルダー50にディス
ク45を載置する場合、必ずマスターCDが上部に位置
するように載置し、このマスターCDの下方に複数枚の
ブランクCD−Rを載置している。すなわち、マスター
CDとブランクCD−Rからなる組み合わせを複数組積
み重ねるようにしている。
【0124】このように、メディアホルダー50を設置
すると共に、スタックバルク51の設置も行う。このス
タックバルク51は、当初はディスク45が存しない状
態であり、単にこのスタックバルク51を突出ピン52
に対して係止させておく。
【0125】続いて、メディアホルダー50からディス
ク45の取出しを行う。このディスク45の取出しを行
う場合、リング状突出部92がディスク45の表面と接
触するように進行させる。そして、このリング状突出部
92がディスク45の表面に接触しても、なおコンマ数
秒程リング状突出部92の押し付けを行う。
【0126】すると、図8に示すように、ディスク45
の中心側がリング状突出部92により押し込まれ、ディ
スク45の中心側が外周側と比較して凹むようになる。
【0127】ここで、ディスク45の裏面には、リング
状突起45bが形成されており、下方に位置しているデ
ィスク45とは面接触せずにこのリング状突起45bで
当接している。このため、ディスク45の中心側が凹む
と、このリング状突起45bを支点として、ディスク4
5の外周側が浮き上がる。
【0128】なお、ディスク45の変形を防止するた
め、このディスク45の外周側の浮き上がりは、上記爪
部99がディスク45とディスク45の間に良好に入り
込むことが可能な程度に抑えられている。すなわち、コ
ンマ数秒程のリング状突出部92の押し付けは、かかる
程度に抑えられている。
【0129】ディスク45の外周側が浮き上がり、最上
部のディスク45と二枚目のディスク45の間に隙間が
存するようになった後に、ディスク45の外方からスラ
イド部材95をスライド駆動させ、爪部99をディスク
45の下面側に入り込ませる。すなわち、スライド部材
95の両端の間隔が大きくなるように広げられた状態か
ら、この両端の間隔が縮まるようにソレノイド90を作
動させてスライド部材95をスライド駆動させる。
【0130】これにより、爪部99によるディスク45
の保持が、確実に行われた状態となる。
【0131】このようにディスク45を保持した状態
で、上下駆動モータ120及びスライド駆動モータ12
7を作動させてディスク把持機構82のスライド駆動及
び上下駆動を行い、ディスク45を適宜の高さに設定し
てCD−Rドライブ装置35の前までディスク把持機構
82をスライド駆動させる。
【0132】なお、このディスク把持機構82がディス
ク45に接触したか否かの検出は、検知手段93を作動
させ、この検知手段93から発せられる検知信号の検出
によって行う。
【0133】このディスク把持機構82の上下駆動モー
タ120及びスライド駆動モータ127でのスライド駆
動は、位置検出センサ124,140で検出体126若
しくは板状部材141を検出し、これらの検出で発せら
れる検出信号が制御手段に送られ、制御手段がこの検出
信号に基づいて上下駆動モータ120及びスライド駆動
モータ127の駆動を制御することにより行う。
【0134】そして、適宜の位置にディスク把持機構8
2がスライド駆動されて位置合わせに伴い、トレー47
を作動させて手前側に引き出し、このトレー47にディ
スク45を載置させる。この後に、トレー47がCD−
Rドライブ装置35へと収納され、ディスク45に対し
て情報の読み取り若しくは書き込みが行われる。
【0135】なお、メディアホルダー50の最も上面に
載置されているディスク45はマスターCDであり、情
報の読み取りが行われるものである。このため、最初は
マスターCDに記載されている情報をハードディスク若
しくはメモリに読み込ませる。そして、マスターCDを
CD−Rドライブ装置35から取り出した後、順次この
CD−Rドライブ装置35にブランクCDを送り込ん
で、情報の書き込みを行う。
【0136】このようなディスク45の処理を、4体の
CD−Rドライブ装置35を同時に駆動させることによ
り行う。それにより、複数のブランクCD−Rに情報の
書き込みを行うことが可能となる。
【0137】そして、処理の終了したディスク45を順
次トレー47から取り出して、スタックバルク51に次
々に積み重ねていく。
【0138】なお、トレー47に載置されているディス
ク45をディスク把持機構82により取り出し、スタッ
クバルク51に取り出されたディスク45を積み重ねる
場合は、上下駆動モータ124及びスライド駆動モータ
140を再び駆動させ、スタックバルク51の前までデ
ィスク45を搬送した後にこのディスク45をスタック
バルク51に積み重ねている。
【0139】メディアホルダー50に載置されたディス
ク45が空になった場合、若しくはスタックバルク51
にディスク45が満載された場合には、ディスク載置プ
レート48からメディアホルダー50若しくはスタック
バルク51を取り出して、ディスク45が載置されたメ
ディアホルダー50、若しくはディスク45が除かれて
いるスタックバルク51を設置する。
【0140】以上のようにして、マスターCDに記載さ
れている情報を、ブランクCD−Rに連続的に書き込み
ことを可能としている。
【0141】このような構成のCD−Rオートレコーダ
30によると、ディスク45に向かってこのリング状突
出部92を進行させると、ディスク45にリング状突出
部92が当接し、その後リング状突起45bを支点とし
て、このリング状突起45bよりもディスク45の内径
側が押し込まれて凹む。このため、ディスク45の外周
縁部が持ち上がり、一枚目のディスク45と二枚目のデ
ィスク45の間に所定の隙間が生じる。
【0142】そのため、このディスク45の外周縁部が
持ち上がった状態で、ディスク45の外方からスライド
部材95をスライド駆動させて、爪部99をこの隙間に
入り込ませると、ディスク45を一枚ずつ確実に保持す
ることが可能となる。
【0143】すなわち、ディスク45を一度に複数枚把
持するといった不具合が解消され、ディスク45を確実
に一枚ずつ把持することができる。
【0144】よって、ディスク45を二枚以上保持する
ことが無くなり、それによって予め適宜の順番に設定さ
れたマスターCDとブランクCD−Rの処理の順番に狂
いが生じることがなく、情報の読み取り及び書き込み作
業を中断してしまうのを防止することができる。
【0145】このため、ディスク45の処理の全体的な
能率を向上させることが可能となる。
【0146】また、スライド部材45の端部側には、鉤
状に形成された爪部99が設けられているので、ディス
ク45を確実に保持することが可能となる。ここで、爪
部99はテーパ部99aを有しているので、ディスク4
5の把持を良好にガイドすることが可能となっている。
【0147】また、支持プレート61、ガイドパイプ6
2,63a,63b、及びエレベータ機構65からなる
搬送機構60により、ディスク45をディスク把持機構
82で把持したまま、これを上下方向及びスライド方向
に駆動させることが可能となっている。このため、従来
のように、水平アームを回転駆動させる構成でないの
で、例えばドライブ機構33をシャーシ31上に並べた
場合でも、ディスク45を良好に搬送することが可能と
なる。
【0148】さらに、リング状突出部92がディスク4
5に当接したか否かを検知する検知手段93が設けられ
ているので、ディスク45にリング状突出部92を当接
させた後に所定だけディスク45を押し込む押し込み量
を適度に設定できる。このため、押し込みによるディス
ク45の外周縁部の反り返り量を所望の値に設定可能と
なる。
【0149】また、リング状突出部92でディスク45
を過度に押し込みすぎることが無くなる。このため、デ
ィスク45が破損するのを防止できる。
【0150】さらに、ディスク45が検知手段93に当
接したか否かが検出されるので、ディスク45が把持さ
れないといった不具合を防止することができる。
【0151】また、ドライブ機構33は、係止ピン43
及び小孔42により位置合わせが為されるので、このド
ライブ機構33に位置ずれが生じることがない。このた
め、搬送機構60によりディスク45を搬送する際に、
ディスク45の受け渡しが良好に為されないのを防止す
ることができる。
【0152】さらに、ドライブ機構33は、複数のCD
−Rドライブ装置35が積層されてなるので、同時に複
数枚のディスク45の処理を行うことが可能となる。こ
のため、搬送機構60によりディスク45を確実にこれ
らCD−Rドライブ装置35に一枚ずつ供給し、同時に
複数枚のディスク45を処理させることにより、ディス
ク45の処理能力が向上する。
【0153】(第二の実施の形態)以下、本発明の第二
の実施の形態について、図9または図10に基づいて説
明する。
【0154】なお、本実施の形態では、上述の第一の実
施の形態で述べたのと同様な構成については、同符号を
用いて説明する。
【0155】図9には、ディスク処理装置としてのCD
−R自動複製装置150を示す。このCD−R自動複製
装置150は、ディスク45に対して情報の読み取り及
び書き込みを行えるだけでなく、ディスク45の表面に
模様の印刷を可能としている。
【0156】上記CD−R自動複製装置150は、プリ
ンター151を備えている。このプリンター151は、
プリンタブルCD−R152に対し、この表面に各種模
様を印刷することを可能とする装置である。
【0157】このプリンター151により印刷が行われ
るプリンタブルCD−R152は、裏面が通常のCD−
Rと同様に情報の読み取り及び書き込みを可能とし、表
面がプリンター151により印刷可能な白地に形成され
ているものである。
【0158】図10に示すプリンター151は、この内
部が通常のインクジェットプリンターと同様に構成され
ている。すなわち、プリンタブルCD−R152を内部
に収納し、このプリンタブルCD−R152を所定ピッ
チずつ送り込みながら表面にインクの微粒子を吹き付け
るものである。そのため、このプリンター151は、ケ
ーシング153内部に搬送機構154と印刷機構(イン
クジェットヘッド)155を有している。
【0159】上記プリンター151は、プリンタブルC
D−R152を載置するためのトレー156を有してい
る。このトレー156は、プリンタブルCD−R152
の外周縁部を引っかけて位置決め保持し、ずれないよう
に載置している。そして、このトレー156は、上述の
搬送機構154により、引き出し及び収納自在に構成さ
れている。
【0160】このようなトレー156までプリンタブル
CD−R152を搬送するために、本実施の形態のCD
−R自動複製装置150は、上述の第一の実施の形態で
述べたのと同様な搬送機構60を備えている。
【0161】なお、搬送機構61以外の構成も、上述の
第一の実施の形態で述べた構成と同様である。
【0162】このような搬送機構60がドライブ機構3
3、メディアホルダー50、スタックバルク51及びプ
リンター151の前に位置してディスク45の受け渡し
を可能な構成としている。
【0163】このような構成のCD−R自動複製装置1
50によると、プリンター151に対しても、プリンタ
ブルCD−R152を搬送するので、上述の第一の実施
の形態で述べたように、自動的にディスク45からの情
報を読み取った後に、プリンタブルCD−R152にこ
の情報を自動的に書き込むと共に、プリンタブルCD−
R152の表面に対しては、プリンター151により自
動的に印刷を行うことが可能となっている。
【0164】この場合も、ディスク45及びプリンタブ
ルCD−R152が一枚ずつ確実に保持されるので、処
理の順番に狂いが生じることがなく、情報の読み取り及
び書き込み作業を中断してしまうのを防止することがで
き、全体的な処理能率を向上させることが可能となる。
【0165】以上、本発明の第一の実施の形態及び第二
の実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外に
も種々変形可能であり、以下それについて説明する。
【0166】上記実施の形態では、第一の実施の形態で
CD−Rオートレコーダ30、第二の実施の形態でCD
−R自動複製装置150について説明したが、これ以外
にも、例えばプリンタブルCD−R152の表面の印刷
のみを行い、これに情報の書き込み等を行わない装置に
対して適用しても構わない。
【0167】また、ドライブ機構33には、CD−Rド
ライブ装置35のみならず、DVDドライブ装置を搭載
しても良く、その他各種ドライブ装置を搭載しても構わ
ない。
【0168】また、リング状突出部92を駆動させる機
構は、ソレノイド90には限られず、他の駆動機構(例
えばモータなど)を用いても構わない。
【0169】その他、本発明の要旨を変更しない範囲に
おいて、種々変形可能となっている。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
8、請求項9記載の発明によると、ディスク把持手段が
駆動されて押し込み手段がディスクの中心孔よりも外径
側であってディスクに形成されたリング状突起よりも内
径側の部分を押し込むと、この押し込みによってディス
クのリング状突起よりも内径側は凹むが、リング状突起
を境として外径側は持ち上がる。
【0171】このため、一枚目のディスクと二枚目のデ
ィスクの外周縁部の間では、隙間が広がり、それによっ
て駆動機構を作動させて把持部材をディスクの外方から
外周縁部に差し込めば、良好にディスクを把持できる。
【0172】すなわち、ディスクを一度に複数枚把持す
るといった不具合が解消され、ディスクを一枚ずつ確実
に把持することができる。
【0173】請求項2、請求項11記載の発明による
と、ディスクをディスク把持手段で把持したまま、エレ
ベータ機構及びスライド機構によりこれを上下方向及び
スライド方向に駆動させることが可能である。
【0174】請求項3、請求項12記載の発明による
と、検知手段がディスク把持手段に設けられているの
で、ディスクに押し込み手段が当接した後に、ディスク
を所定だけ押し込む押し込み量を適度に設定可能とな
る。このため、押し込みによりディスクの外周縁部の反
り返り量を所望の値に設定可能となる。
【0175】また、押し込み手段によりディスクを過度
に押し込むことが無くなり、ディスクの損傷を防止する
ことができる。
【0176】さらに、ディスクが当接したか否かが検出
されるので、ディスクが把持されないという不具合も防
止できる。
【0177】請求項4、請求項13記載の発明による
と、同時に複数枚のディスクの処理を行うことが可能と
なる。このため、ディスクを一枚ずつ確実にドライブ機
構との間で搬送を行うことにより、ディスクの処理能率
が向上する。
【0178】請求項5、請求項14記載の発明による
と、凹凸の嵌合によりドライブ機構の位置合わせが為さ
れるので、このドライブ機構の位置がずれてディスク把
持手段による搬送に不具合が生じるのを防止することが
可能となる。
【0179】請求項6、請求項15記載の発明による
と、把持部材の端部側がディスクの外周縁部を掴み込む
鉤状部に形成されているので、このディスクの外周縁部
を抱え込むように保持する。このため、ディスクを確実
に保持することが可能である。
【0180】請求項7、請求項16記載の発明による
と、把持部材のディスクに当接する部分がテーパ部に形
成されているので、ディスクの外周縁部を把持する場合
に、この把持を良好にガイドすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるCD−Rオート
レコーダの構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係わるCD−Rオートレコーダ
の分解斜視図。
【図3】同実施の形態に係わるメディアホルダーの構成
を示す斜視図。
【図4】同実施の形態に係わるスタックバルクの構成を
示す斜視図。
【図5】同実施の形態に係わるディスク把持機構及び駆
動部上部の構成を示す分解斜視図。
【図6】同実施の形態に係わるディスクの断面形状を示
す図。
【図7】同実施の形態に係わるプレート部材のアーム部
の形状を示す断面図。
【図8】同実施の形態に係わるディスクがリング状突起
部により押し込まれた状態を示す図。
【図9】本発明の第二の実施の形態に係わるCD−R複
製装置の構成を示す図。
【図10】同実施の形態に係わるプリンターの構成を示
す側断面図。
【図11】従来のCD−Rオートレコーダの構成を示す
斜視図。
【図12】従来のCD−Rオートレコーダのチャック部
の構成を示す側断面図。
【符号の説明】
30…CD−Rオートレコーダ 31…シャーシ 33…ドライブ機構 35…CD−Rドライブ装置 41…受け部 42…小孔 43…係止ピン 45…ディスク 47…トレー 48…ディスク載置プレート 50…メディアホルダー 51…スタックバルク 60…搬送機構 82…ディスク把持機構 85…プレート部材 89…アーム部 90…ソレノイド 92…リング状突出部 93…検知手段 95…スライド部材 97…ディスク把持部 98…下方突出部 99…爪部 100…押さえ突起 120…上下駆動モータ 124,140…位置検出センサ 127…スライド駆動モータ 142…ケーシング 150…CD−R自動複製装置 151…プリンター 156…トレー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク処理機構と、このディスク処理
    機構へ供給され若しくはこのディスク処理機構から供給
    されるディスクを蓄えるディスク保持部との間でディス
    クの搬送を行う搬送装置において、 上記ディスクを把持するディスク把持手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、このディスクに形成
    された中心孔よりも外径側であってディスクに形成され
    たリング状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み
    手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方向外
    方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材と、 上記把持部材を駆動させる駆動機構と、 を具備することを特徴とすることを特徴とする搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 ドライブ機構とディスク保持部の間でデ
    ィスクを保持して搬送を行う搬送装置において、 上記ディスクを把持するディスク把持手段と、 上記ディスク把持手段を上下方向に駆動させるエレベー
    タ機構と、 上記エレベータ機構をスライド駆動させるスライド機構
    と、 上記ディスク把持手段に設けられ、このディスクに形成
    された中心孔よりも外径側であってディスクに形成され
    たリング状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み
    手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方向外
    方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材と、 上記把持部材を駆動させる駆動機構と、 を具備することを特徴とすることを特徴とする搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ディスク把持手段には、上記押し込
    み手段のディスクへの当接を検知する検知手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記ドライブ機構は、複数のドライブ装
    置が積層されてなることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記ドライブ機構は、凹凸の嵌合により
    位置合わせが為されることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記把持部材は、この端部側がディスク
    の外周縁部を掴み込む鉤状部に形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の搬送
    装置。
  7. 【請求項7】 上記把持部材は、ディスクに当接する当
    接部分がこの把持部材のスライド方向に対して所定角度
    傾斜するテーパ部に形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 【請求項8】 ディスクに記載されている情報を読み取
    り、若しくは書き込むことが可能なドライブ機構と、デ
    ィスクを所定枚数だけ載置することが可能なディスク保
    持部と、前記ドライブ機構と前記ディスク保持部との間
    でディスクを搬送する搬送手段と、を具備するディスク
    処理装置において、 前記搬送手段は、 ディスクを把持するディスク把持手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、このディスクに形成
    された中心孔よりも外径側であってディスクに形成され
    たリング状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み
    手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方向外
    方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材と、 上記把持部材を駆動させる駆動機構と、 を具備することを特徴とするディスク処理装置。
  9. 【請求項9】 ディスクの表面の印刷を行う印刷機構
    と、ディスクを所定枚数だけ載置して置くことが可能な
    ディスク保持部と、前記印刷機構と前記ディスク保持部
    との間でディスクを搬送する搬送手段と、を具備するデ
    ィスク処理装置において、 前記搬送手段は、 ディスクを把持するディスク把持手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、このディスクに形成
    された中心孔よりも外径側であってディスクに形成され
    たリング状突起よりも内径側の部分を押し込む押し込み
    手段と、 上記ディスク把持手段に設けられ、ディスクの径方向外
    方からこのディスクの外周縁部を把持する把持部材と、 上記把持部材を駆動させる駆動機構と、 を具備することを特徴とするディスク処理装置。
  10. 【請求項10】 上記ディスクの表面に印刷を行う印刷
    機構が設けられると共に、前記印刷機構、ドライブ機構
    とディスク保持部の間でディスクの搬送を行うことを特
    徴とする請求項8記載のディスク処理装置。
  11. 【請求項11】 上記搬送手段は、上記ディスク把持手
    段を上下方向に駆動させるエレベータ機構、及びこのエ
    レベータ機構をスライド駆動させるスライド機構を具備
    することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれ
    かに記載のディスク処理装置。
  12. 【請求項12】 上記ディスク把持手段には、上記押し
    込み手段のディスクへの当接を検知する検知手段が設け
    られていることを特徴とする請求項8乃至請求項11の
    いずれかに記載のディスク処理装置。
  13. 【請求項13】 上記ドライブ機構は、複数のドライブ
    装置が積層されてなることを特徴とする請求項8または
    請求項10乃至請求項12のいずれかに記載のディスク
    処理装置。
  14. 【請求項14】 上記ドライブ機構は、凹凸の嵌合によ
    り位置合わせが為されることを特徴とする請求項8また
    は請求項10乃至請求項13のいずれかに記載のディス
    ク処理装置。
  15. 【請求項15】 上記把持部材は、この端部側がディス
    クの外周縁部を掴み込む鉤状部に形成されていることを
    特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれかに記載の
    ディスク処理装置。
  16. 【請求項16】 上記把持部材は、ディスクに当接する
    当接部分がこの把持部材のスライド方向に対して所定角
    度傾斜するテーパ部に形成されていることを特徴とする
    請求項8乃至請求項15のいずれかに記載のディスク処
    理装置。
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