JP2003338163A - 記録媒体装着装置及び記録媒体印刷装置 - Google Patents

記録媒体装着装置及び記録媒体印刷装置

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JP2003338163A
JP2003338163A JP2002143165A JP2002143165A JP2003338163A JP 2003338163 A JP2003338163 A JP 2003338163A JP 2002143165 A JP2002143165 A JP 2002143165A JP 2002143165 A JP2002143165 A JP 2002143165A JP 2003338163 A JP2003338163 A JP 2003338163A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明はカード型メディアをプリンタに挿入
する前にカード型メディアの向きを揃えることを課題と
する。 【解決手段】 記録媒体ガイド機構33は、トレー32
の前面に設けられており、カード型メディアKaの長辺
に当接する第1の当接部材150と、第2の当接部材1
52とを有する。クランプ48にクランプされたカード
型メディアKaは、長辺23bが当接ピン150bまた
は152bに当接すると、回動して長辺23bがトレー
32の移動方向(A,B方向)に延在する向きに揃えら
れる。そして、カード型メディアKaは、昇降機構50
の降下動作によりプリンタのトレーに載置される。よっ
て、プリンタにおいては、カード型メディアKaが常に
一定方向に揃えられてトレーに載置されるので、カード
型メディアKaの上面に正確に印刷することが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカード状記録媒体を
所定の向きで装着するよう構成された記録媒体装着装置
及び記録媒体印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置としては、例えば、未記
録の円盤状記録媒体(以下「メディア」という)の下面
(記録面)にレーザ光を照射して情報を記録し、その後
記録済みのメディアの上面に記録内容を印刷するよう構
成された装置がある。
【0003】この種の記録・印刷装置では、コンピュー
タと接続されており、コンピュータからの指令により保
存すべき情報を転送されてメディアに記録した後、記録
された情報を識別するための識別コード(レーベルデザ
イン等を含む)を自動的に印刷するように構成されてい
る。
【0004】そして、上記のような記録装置において
は、未記録のメディアを収納する第1のメディア収納部
と、記録済みのメディアを収納する第2のメディア収納
部とを有する。第1のメディア収納部及び第2のメディ
ア収納部では、装置の小型化に対応するように複数のメ
ディアが上下方向に積み重ねられている。
【0005】また、第1のメディア収納部と第2のメデ
ィア収納部との間には、CD−RまたはCD−RW装置
等からなる記録部と、インクジェット方式のプリンタ部
とが配置されている。
【0006】さらに、第1のメディア収納部と第2のメ
ディア収納部との間には、メディアの外周を把持する把
持部と、把持部を搬送する搬送機構とが設けられてい
る。把持部は、メディアの外周を2方向から把持する一
対の把持爪を有し、一対の把持爪を開閉動作させてメデ
ィア外周をクランプする構成されている。
【0007】また、搬送機構は、把持部を上下方向及び
左右方向に移動させるよう構成されており、第1のメデ
ィア収納部に収納されたメディアのうち最上段に位置す
るメディアを把持して記録部へ搬送し、記録済みのメデ
ィアを記録部からプリンタ部へ搬送し、印刷済みのメデ
ィアをプリンタ部から第2のメディア収納部に搬送す
る。このように、記録装置は、メディアを搬送してトレ
ーに載置し、トレーがメディア交換位置からメディア装
着位置へ摺動してメディアが装着される装着機構を有す
る。
【0008】上記メディア以外の記録媒体としては、例
えば、カード状記録媒体がある。このカード状記録媒体
は、名刺サイズの大きさに形成された長方形のカードの
下面が記録面になっており、短辺よりも小径の記録領域
に情報が記録されている。また、カード状記録媒体は、
中央に円盤状記録媒体と同様な中央孔が形成されてお
り、この中央孔がクランプされて回転駆動される。
【0009】また、上記メディア収納部は、円盤状記録
媒体用とカード状記録媒体用とが用意されており、カー
ド状記録媒体用の場合にはカード状記録媒体の向きを一
定方向に揃えるように長方形の形状に形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成とさ
れた従来の装置では、記録済みの記録媒体をプリンタの
トレーに載置して記録媒体の上面に印刷する際、カード
状記録媒体の場合は長方形であるので、トレーに対する
載置方向が決められている。
【0011】ところが、記録部では、カード状記録媒体
を回転させて記録するため、記録工程が終了したときの
向きが一定ではない。
【0012】そのため、記録部での記録が終了した後、
カード状記録媒体の向きを所定方向に揃えるための機構
を設ける必要がある。例えば、カード状記録媒体をクラ
ンプした後にカード状記録媒体の向きを検出し、カード
状記録媒体を水平方向に回動させて載置される向きに修
正する載置方向修正機構を設けなければならない。
【0013】しかしながら、従来の記録装置に上記のよ
うな載置方向修正機構を設けると、構成の複雑化を招く
ばかりか、修正機構の動作を制御する制御プログラムを
製作するのに手間がかかるという問題があった。
【0014】そこで、本発明は上記課題を解決した記録
媒体装着装置及び記録媒体印刷装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、カード状記録媒体または円盤状記録媒体が
載置されるトレーと、カード状記録媒体または円盤状記
録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録媒体装着装置
において、搬送機構により搬送されるカード状記録媒体
の向きを所定方向に揃える記録媒体ガイド機構をトレー
に設けたものであり、搬送機構がカード状記録媒体を搬
送する際に記録媒体ガイド機構によりカード状記録媒体
の向きを所定方向に揃えることが可能になる。
【0016】上記請求項2記載の発明は、記録媒体ガイ
ド機構がトレーの端部に設けられ、トレーの端部が通過
する過程でカード状記録媒体の向きを所定方向に修正す
るものであり、トレーの動作を利用してカード状記録媒
体の向きを修正することが可能になる。
【0017】上記請求項3記載の発明は、記録媒体ガイ
ド機構が、トレーの移動によりトレーの所定高さに保持
されたカード状記録媒体の一辺に当接してカード状記録
媒体の向きを所定方向に修正するものであり、カード状
記録媒体の向きを確実に修正することが可能になる。
【0018】上記請求項4記載の発明は、記録媒体ガイ
ド機構が、一端がカード状記録媒体の長辺に当接するよ
うに起立した当接位置と退避位置との間を揺動可能に設
けられた第1の当接部と、一端がカード状記録媒体の短
辺に当接するように起立した当接位置と退避位置との間
を揺動可能に設けられた第2の当接部と、第1の当接部
の他端と第2の当接部の他端とを連動させるように連結
する連結部材と、を備えたものであり、比較的簡単な構
成でカード状記録媒体の向きを所定方向に修正すること
が可能になる。
【0019】上記請求項5記載の発明は、カード状記録
媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレーと、カー
ド状記録媒体または円盤状記録媒体を搬送する搬送機構
とを備えた記録媒体装着装置において、トレーに設けら
れ、トレーの移動に伴って搬送機構により搬送されるカ
ード状記録媒体の向きを所定方向に揃える記録媒体ガイ
ド機構と、搬送機構により搬送された記録媒体がカード
状記録媒体かあるいは円盤状記録媒体かを判別する判別
手段と、判別手段の判別結果がカード状記録媒体の場合
にはカード状記録媒体を記録媒体ガイド機構に当接する
高さ位置に保持し、判別結果が円盤状記録媒体の場合に
は円盤状記録媒体を記録媒体ガイド機構の上方に保持す
るように搬送機構を駆動させる制御手段と、を備えたも
のであり、搬送機構がカード状記録媒体を搬送する際に
記録媒体ガイド機構によりカード状記録媒体の向きを所
定方向に揃えることが可能になると共に、記録媒体の種
別に応じてトレーに対する記録媒体の高さ位置を変更す
ることで、円盤状記録媒体が記録媒体ガイド機構に当接
することを回避できる。
【0020】上記請求項6記載の発明は、判別手段が、
カード状記録媒体が収納される記録媒体収納部を検出し
て記録媒体の種別を判別するものであり、記録媒体の種
別を容易に判別することが可能になる。
【0021】上記請求項7記載の発明は、判別手段が、
記録媒体に記憶された識別データを読み取ることで記録
媒体の種別を判別するものであり、特別なセンサを設け
ることなく記録媒体の種別を正確に判別することが可能
になる。
【0022】上記請求項8記載の発明は、カード状記録
媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレーと、トレ
ーに載置されたカード状記録媒体または円盤状記録媒体
の表面に印刷を行うプリンタ部と、カード状記録媒体ま
たは円盤状記録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録
媒体印刷装置において、搬送機構により搬送されるカー
ド状記録媒体の向きを所定方向に揃える記録媒体ガイド
機構をトレーに設けたものであり、搬送機構がカード状
記録媒体を搬送する際に記録媒体ガイド機構によりカー
ド状記録媒体の向きを所定方向に揃えることが可能にな
る。
【0023】上記請求項9記載の発明は、カード状記録
媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレーと、トレ
ーに載置されたカード状記録媒体の表面に印刷を行うプ
リンタ部と、カード状記録媒体または円盤状記録媒体が
収納される記録媒体収納部と、記録媒体収納部に収納さ
れたカード状記録媒体または円盤状記録媒体を搬送する
搬送機構とを備えた記録媒体印刷装置において、トレー
に設けられ、トレーの移動に伴って搬送機構により搬送
されるカード状記録媒体の向きを所定方向に揃える記録
媒体ガイド機構と、搬送機構により搬送された記録媒体
がカード状記録媒体かあるいは円盤状記録媒体かを判別
する判別手段と、記判別手段の判別結果がカード状記録
媒体の場合にはカード状記録媒体を記録媒体ガイド機構
に当接する高さ位置に保持し、判別結果が円盤状記録媒
体の場合には円盤状記録媒体を記録媒体ガイド機構の上
方に保持するように搬送機構を駆動させる制御手段と、
を備えたものであり、搬送機構がカード状記録媒体を搬
送する際に記録媒体ガイド機構によりカード状記録媒体
の向きを所定方向に揃えることが可能になると共に、記
録媒体の種別に応じてトレーに対する記録媒体の高さ位
置を変更することで、円盤状記録媒体が記録媒体ガイド
機構に当接することを回避できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる記録媒体装着
装置及び記録媒体印刷装置の一実施例が適用された記録
・印刷装置を示す斜視図である。図2は記録・印刷装置
の平面図である。図3は記録・印刷装置の正面図であ
る。図4は記録・印刷装置の側面図である。尚、図2乃
至図4において、記録・印刷装置の内部構成は、筐体に
覆われて見えないが説明の便宜上、内部構成が見えるよ
うに図示してある。
【0025】図1乃至図4に示されるように、記録・印
刷装置10は、筐体12の前面に蓋14が開閉可能に取
り付けられており、蓋14の前面には未記録のカード型
メディア(カード状記録媒体)Kaが収納された第1の
カード型メディア収納部16、及び記録印刷済みのカー
ド型メディアKcが収納される第2のカード型メディア
収納部18が挿脱可能に設けられている。
【0026】第1のカード型メディア収納部16、及び
第2のカード型メディア収納部18は、前面側に取っ手
20a,22aを有するカートリッジ20,22からな
る。カートリッジ20,22のベース20b,22bに
は、カード型メディアKa,Kcの外周に接してカード
型メディア収納位置をガイドするガイドロッド20c,
22cが起立している。尚、ガイドロッド20c,22
cは、クランプ動作時にカード型メディアを水平方向に
ずらす動作を妨げないようにカード型メディアに対して
遊嵌するように設けられている。
【0027】尚、第1のカード型メディア収納部16、
及び第2のカード型メディア収納部18は、名刺サイズ
に形成されたカード状の記録媒体が収納される専用のメ
ディアストッカである。また、直径12cmのメディア
を収納する専用のディスク収納部(図示せず)も別途用
意されている。
【0028】また、第1のカード型メディア収納部1
6、及び第2のカード型メディア収納部18は、カート
リッジ20,22の取っ手20a,22aを掴んで引き
出すことにより、カード型メディアKaの補充操作やカ
ード型メディアKcの回収操作を容易に行える。
【0029】筐体12の内部には、未記録カード型メデ
ィアKaの記録面(下面)に情報を記録する記録部2
4,26と、記録済みカード型メディアKbの上面に記
録内容を示す識別コード(レーベルデザイン等を含む)
を印刷するプリンタ部28と、記録媒体を搬送するメデ
ィア搬送機構30とが設けられている。また、筐体12
内には、記録部24,26、プリンタ部28、メディア
搬送機構30へ電源供給を行う電源回路29と、記録部
24,26、プリンタ部28、メディア搬送機構30を
制御する制御回路31とが設けられている。
【0030】記録部24,26は、カード型メディアK
aの記録面にレーザ光を照射して情報を記録するCD−
RまたはCD−RW装置等からなり、その前面に未記録
カード型メディアKaを載置するトレー32,34を有
する。トレー32,34は、メディア交換を行うメディ
ア交換位置と記録を行うメディア装着位置との間で摺動
するように設けられている。
【0031】図3に示されるように、トレー32,34
の前面には、記録工程が終了したカード型メディアKa
の向きを所定方向に揃える記録媒体ガイド機構33,3
5が設けられている。この記録媒体ガイド機構33,3
5は、後述するように記録工程が終了した後にトレー3
2,34の移動に伴ってカード型メディアKaの向きを
所定方向に回動させるように構成されている。
【0032】従って、記録媒体ガイド機構33,35
は、夫々同一構成であり、トレー32,34に載置され
たカード型メディアKaがメディア搬送機構30のクラ
ンパ48にクランプされた状態でトレー32,34をメ
ディア装着位置へ移動させる動作過程でカード型メディ
アKaの向きが印刷を行うのに適した一方向となるよう
にガイドする。尚、記録媒体ガイド機構33,35は、
メディア搬送機構30と共に記録媒体装着装置を構成す
る。
【0033】また、プリンタ部28は、記録済みのカー
ド型メディアKbが載置されるトレー36を有する。こ
のトレー36は、メディア交換を行うメディア交換位置
と印刷を行う印刷位置との間で摺動するように設けられ
ている。また、プリンタ部28は、印刷位置に移動した
トレー36の上方が開口されており、トレー36の上方
をインクカートリッジ40が左右方向に移動するよう構
成されている。
【0034】そして、プリンタ部28は、トレー36の
上方に横架された走行レール38に沿って左右方向に移
動するインクカートリッジ40のヘッド42からインク
をカード型メディアKbの上面に噴射して印刷する。
尚、プリンタ部28では、トレー36の摺動停止位置を
段階的にずらすことで記録済みのカード型メディアKb
の上面全域に印刷が行える。
【0035】メディア搬送機構30は、第1のカード型
メディア収納部16と第2のカード型メディア収納部1
8との間に横架されたガイドレール44と、ガイドレー
ル44に沿って左右方向に水平移動する把持部46と、
把持部46に支持されたクランパ48とから構成されて
いる。
【0036】把持部46は、後述するように平行リンク
を組み合わせたパンタグラフ構造の昇降機構50を有
し、クランパ48を昇降させると共に、クランパ48を
カード型メディアKaの中央孔に挿入してカード型メデ
ィアKaをクランプするように構成されている。そのた
め、クランパ48にクランプされたカード型メディアK
aは、中央孔を中心に回動可能に保持される。
【0037】記録・印刷装置10は、コンピュータ(図
示せず)からの指令により保存すべきデータ(情報)を
未記録カード型メディアKaに記録する記録工程と、記
録内容を識別する識別コードをカード型メディアKaの
上面に印刷する印刷工程と、カード型メディアを第1の
カード型メディア収納部16と第2のカード型メディア
収納部18との間で搬送する搬送工程とを自動的に行う
ものである。
【0038】図5はカード型メディアの構成を示す図で
あり、(A)は正面図、(B)は底面図である。図5
(A)(B)に示されるように、カード型メディアKa
は、短辺23aと長辺23bとを有する長方形に形成さ
れており、中央には直径12cmのメディアと同様なク
ランプ用の中央孔23cが設けられている。そして、カ
ード型メディアKaは、樹脂材によりモールド成型され
ており、内部には短辺23aよりも小径なCD−Rまた
はCD−RW用の記録領域23d(図5(B)中、ハッ
チングで示す領域)が環状に形成されている。
【0039】また、カード型メディアKaの下面には、
直径8cmの突起23eが円弧状に形成されている。突
起23eの厚さt1は、外側の厚さt2よりも大きくな
っている(t1>t2)。そのため、カード型メディア
Kaは、後述するトレーに載置される際は、突起23e
がトレーのメディア載置面に形成された直径8cmメデ
ィア用凹部(図示せず)に嵌合してクランパ48に対す
る位置が規制される。
【0040】図6は記録・印刷装置10の制御システム
を示すブロック図である。図6に示されるように、制御
回路31には、上記記録部24,26と、プリンタ部2
8と、メモリ29と、昇降機構50を水平方向に駆動す
る水平方向搬送モータ51と、昇降機構50を昇降動作
させる昇降モータ128が接続されている。
【0041】また、制御回路31には、第1のカード型
メディア収納部16がメディア用であることを検出する
第1の検出スイッチ17と、第1のカード型メディア収
納部16がカード型メディア用であることを検出する第
2の検出スイッチ19と、クランパ48がメディア押圧
状態であることを検出するクランパ押圧スイッチ49と
が接続されている。
【0042】尚、第1の検出スイッチ17及び第2の検
出スイッチ19は、例えば、第1のカード型メディア収
納部16または第1のメディア収納部(図示せず)の底
部に設けられた凹部または突起などの形状を検出する位
置に配置されており、凹部または突起がある場合にオフ
からオンに切り替わる。従って、第1の検出スイッチ1
7または第2の検出スイッチ19の何れか一方がオンに
なると、記録媒体の種別(カード型メディアあるいはデ
ィスク)を判別することが可能になる。また、第1のカ
ード型メディア収納部16または第1のメディア収納部
の何れも装填されていないときは、第1の検出スイッチ
17及び第2の検出スイッチ19は共にオフになる。
【0043】メモリ29には、上記記録部24,26
と、プリンタ部28を駆動制御するための制御プログラ
ムと、水平方向搬送モータ51及び昇降モータ128を
駆動制御するための制御プログラムと、第1の検出スイ
ッチ17及び第2の検出スイッチ19のオン・オフから
記録媒体を判別する判別手段としての制御プログラム
と、判別された記録媒体の種別に応じたトレーに対する
上昇位置を制御する制御プログラム(制御手段)とが格
納されている。
【0044】ここで、上記制御回路31が実行する記録
媒体判別処理について図7を参照して説明する。図7に
示されるように、制御回路31は、ステップS11(以
下「ステップ」を省略する)において、第1の検出スイ
ッチ17がオンかどうかをチェックする。S11におい
て、第1の検出スイッチ17がオンのときは、S12に
進み、メディアが装填されているものと判断する。
【0045】次のS13では、後述するように記録工程
が終了したメディアをクランプした際、メディアを記録
媒体ガイド機構33,35に接触しない高さ位置Haに
上昇するようにメディア上昇位置を設定する。
【0046】また、上記S11において、第1の検出ス
イッチ17がオフのときは、S14に進み、第2の検出
スイッチ19がオンかどうかをチェックする。S14に
おいて、第2の検出スイッチ19がオンのときは、S1
5に進み、カード型メディアKaが装填されているもの
と判断する。
【0047】次のS16では、後述するように記録工程
が終了したカード型メディアKaをクランプした際、カ
ード型メディアKaを記録媒体ガイド機構33,35に
接触する高さ位置Hbに上昇するようにカード型メディ
ア上昇位置を設定する。
【0048】これで、クランパ48にクランプされたカ
ード型メディアKaは、プリンタ部28へ搬送される前
に向きを所定方向(本実施例の場合、長辺23bがトレ
ー移動方向に延在する向き)に回動する。そのため、プ
リンタ部28の印刷工程において、カード型メディアK
aの上面に所定パターン(記録された情報の識別コード
を含む)の印刷を正確に行える。
【0049】また、上記S14において、第2の検出ス
イッチ19がオフのときは、S17に進み、警報を発す
る。これにより、予め決められたカード型メディア及び
ディスク以外の記録媒体が装填されているものと判断
し、操作者に記録媒体を交換するように警報を発するこ
とができる。
【0050】ここで、上記のような概略構成とされた記
録・印刷装置10の動作手順について図8乃至図19を
参照して説明する。尚、本実施例では、2台の記録部2
4,26が設けられているので、記録部24,26を交
互に使用してメディアの記録を効率良く行うことも可能
であるが、ここでは、説明の便宜上、記録部24で記録
を行う場合について説明する。
【0051】図8に示されるように、動作手順1では、
記録・印刷装置10の電源スイッチがオンに操作される
と、コンピュータからのデータ保存の指令を待つ。
【0052】動作手順2では、メディア搬送機構30を
駆動してクランパ48を第1のカード型メディアKa収
納部16に移動させ、昇降機構50の動作によりクラン
パ48を降下させる(図9を参照)。
【0053】動作手順3では、第1のメディア収納部1
6に収納された最上段の未記録カード型メディアKaの
中央孔にクランパ48を挿入して未記録カード型メディ
アKaをクランプする。
【0054】動作手順4では、クランプした未記録カー
ド型メディアKaと共に昇降機構50の動作によりクラ
ンパ48を上昇させる(図10を参照)。同時に、記録
部24のトレー32をメディア交換位置に摺動させる
(図11を参照)。
【0055】動作手順5では、第1のカード型メディア
収納部16の上方に上昇したクランパ48を水平方向に
移動させてクランプした未記録カード型メディアKaを
記録部24のトレー32の上方に停止させる(図12、
図13を参照)。
【0056】動作手順6では、昇降機構50の動作によ
りクランパ48を降下させて未記録カード型メディアK
aを記録部24のトレー32に載置して、クランパ48
による未記録カード型メディアKaのクランプを解除す
る(図14、図15を参照)。
【0057】動作手順7では、昇降機構50の動作によ
りクランパ48を上昇させると共に、記録部24のトレ
ー32をメディア装着位置に移動させる(図4を参
照)。
【0058】動作手順8では、記録部24において、未
記録カード型メディアKaを回転駆動しながら光ピック
アップ(図示せず)からのレーザ光を未記録カード型メ
ディアKaの記録面(下面)に照射して保存すべきデー
タを記録する。
【0059】動作手順9では、コンピュータからデータ
保存の指令を受けたデータを全て未記録カード型メディ
アKaに記録したことを確認した後、記録部24のトレ
ー32をメディア交換位置に移動させる(図15を参
照)。
【0060】動作手順10では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録済みカード型メディ
アKbの中央孔にクランパ48を挿入して記録済みカー
ド型メディアKbをクランプする(図15を参照)。
【0061】動作手順11では、昇降機構50の動作に
より記録済みカード型メディアKbをクランプしたクラ
ンパ48をトレー32に対して所定高さHb(前述のS
16で設定)に上昇させた後、記録部24のトレー32
をメディア装着位置に移動させる(図14を参照)。こ
のトレー32の移動に伴ってトレー32の前面に設けら
れた記録媒体ガイド機構33がクランパ48により回動
可能に保持されたカード型メディアKbの長辺23b
(図5を参照)に当接して長辺23bをトレー移動方向
に延在する向きに回動させる。
【0062】動作手順12では、カード型メディアKb
の向きが所定方向に揃えられた後、昇降機構50の動作
により記録済みカード型メディアKbをさらに上昇させ
た後、プリンタ部28のトレー36をメディア交換位置
に移動させる(図16を参照)。
【0063】動作手順13では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録済みカード型メディ
アKbをプリンタ部28のトレー36に載置する(図1
7を参照)。記録済みカード型メディアKbは、記録媒
体ガイド機構33の通過により所定方向に揃えられえた
状態でプリンタ部28のトレー36に載置される。
【0064】動作手順14では、クランパ48による記
録済みカード型メディアKbのクランプを解除する。
【0065】動作手順15では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を上昇させると共に、プリンタ部28
のトレー36を印刷可能な印刷位置に移動させる(図4
を参照)。
【0066】動作手順16では、トレー36の上方に配
置されたインクカートリッジ40を水平方向に移動させ
ながらヘッド42からインクをカード型メディア上面に
噴射して記録内容を識別する識別コードを印刷する。印
刷工程では、カード型メディアKbが記録媒体ガイド機
構33の通過により所定方向に揃えられえた状態でプリ
ンタ部28のトレー36に載置されているので、所定の
印刷パターンをカード型メディアKbの上面に正確に印
刷することができる。
【0067】動作手順17では、印刷が終了すると、プ
リンタ部28のトレー36をメディア交換位置に移動さ
せる(図17を参照)。
【0068】動作手順18では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録印刷済みカード型メ
ディアKcの中央孔にクランパ48を挿入して記録印刷
済みカード型メディアKcをクランプする(図17を参
照)。
【0069】動作手順19では、昇降機構50の動作に
より記録印刷済みカード型メディアKcをクランプした
クランパ48を上昇させた後(図16を参照)、プリン
タ部28のトレー36を印刷位置に移動させる。
【0070】動作手順20では、メディア搬送機構30
を駆動してクランパ48を水平移動させて第2のカード
型メディア収納部18の上方に搬送する(図18を参
照)。
【0071】動作手順21では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録印刷済みカード型メ
ディアKcを第2のカード型メディア収納部18に降下
させる(図19を参照)。
【0072】動作手順22では、クランパ48による記
録印刷済みカード型メディアKcのクランプを解除す
る。
【0073】動作手順23では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を第2のカード型メディア収納部18
の上方に上昇させる。
【0074】動作手順24では、メディア搬送機構30
を駆動してクランパ48を水平移動させて第1のカード
型メディア収納部16の上方に搬送して次回の記録工程
の指令があるまで待機状態を維持する。これで、一連の
動作手順が終了する。
【0075】ここで、把持部46について詳細に説明す
る。把持部46は、クランパ48と、クランパ48を昇
降させる昇降機構50とから構成されている。まず、ク
ランパ48の構成について説明し、続いて昇降機構50
について説明する。
【0076】図20はクランパ48を拡大して示す側断
面図である。図21はクランパ48を拡大して示す平面
図である。
【0077】図20に示されるように、クランパ48
は、L字状に形成されたブラケット52と、ブラケット
52の水平部52aの先端に横架された軸54により上
下方向に回動可能に支持されたクランパベース56と、
クランパベース56の上方に対向するように設けられ軸
54により上下方向に回動可能に支持されたカムベース
58とを有する。
【0078】カムベース58は、上下動する他端にトー
ションバネ60を支持する軸62が横架されている。ト
ーションバネ60は、一端60aがブラケット52の垂
直部52bに切り起こされた掛止部52cに掛止され、
他端60bがクランパベース56より上方に突出したバ
ネ受部56aに当接している。
【0079】クランパベース56は、トーションバネ6
0のバネ力によって下方に付勢されている。そして、ク
ランパベース56がカード型メディア上面に当接する
と、トーションバネ60は他端60bが上方に変位する
と共に、その変形量に応じたバネ力をクランパベース5
6のバネ受部56aに作用させる。従って、クランパベ
ース56は、カード型メディアをクランプする過程でカ
ード型メディアの上面を押圧するときの押圧力がトーシ
ョンバネ60のバネ力によって付与される。
【0080】また、カムベース58は、下面より斜め下
方に突出するカム部58aを有しており、このカム部5
8aがクランパベース56に設けられた第2の摺動部材
84の上面に起立する被押圧部84cの傾斜部に当接す
る。
【0081】クランパベース56の下面には、カード型
メディアKの中央孔23c(図5を参照)に挿入される
挿入部74が突出している。この挿入部74は、クラン
パベース56の下面に一体成型された円筒部74aと、
円筒部74aの下端に一体成型されたテーパ部74bと
を有する。挿入部74は、円筒部74aの付け根部分に
形成されたメディア掛止溝76と、メディア掛止溝76
と反対側の外周に開口するメディア押圧用溝78とが設
けられている。
【0082】図21に示されるように、クランパベース
56には、上記第1の摺動部材82と、第2の摺動部材
84と、第1の摺動部材82と第2の摺動部材84との
間に装架されたコイルバネ86と、第1の摺動部材82
を復帰方向に付勢するトーションバネ88と、第1の摺
動部材82を摺動位置に保持するソレノイド(掛止解除
機構に相当する)90とが設けられている。
【0083】第1の摺動部材62は、水平方向に摺動可
能に設けられ、挿入部74の内部からメディア押圧用溝
78を通過してメディア中央孔を押圧する押圧部82a
を有する。
【0084】第2の摺動部材84は、上記第1の摺動部
材82と一体的に水平方向に摺動するように設けられて
おり、挿入部74の内部からメディア掛止溝76に進入
してメディア掛止解除すると共に、クランプ動作過程で
メディア掛止溝76から挿入部74の内部に摺動する押
圧部84aを有する。
【0085】第1の摺動部材82の上方に起立するバネ
掛止部82bと第2の摺動部材84の上方に起立するバ
ネ掛止部84bとの間には、両部材を互いに近接する方
向に付勢するコイルバネ86が装架されているので、第
1の摺動部材82及び第2の摺動部材84は、一体的に
摺動する。
【0086】ソレノイド90は、メディア内周を掛止方
向に押圧した第1の摺動部材82を吸着するマグネット
90aと、マグネット90aによりクランプ位置に吸着
された第1の摺動部材82を離間方向に駆動するコイル
90bに通電されてからの電磁力を発生させる。従っ
て、ソレノイド90は、少ない消費電力でメディアのク
ランプを解除することができる。
【0087】ここで、例えば、上記のように構成された
クランパ48を用いて第1のカード型メディア収納部1
6に収納された最上段のカード型メディアKaをクラン
プする場合の動作について説明する。図22はクランパ
48をメディア中央孔に挿入した状態を拡大して示す側
断面図である。図23はクランパ48をメディア中央孔
に挿入した状態を拡大して示す平面図である。
【0088】図22に示されるように、クランパ48
は、昇降機構50の降下動作により挿入部74をカード
型メディアKaの中央孔23cに挿入されるクランプ位
置まで降下する過程で、クランパベース56がカード型
メディアKaの上面に当接して上方に押圧される。その
ため、クランパベース56は、相対的にブラケット52
の水平部52aより上方に変位し、且つトーションバネ
60の他端60bを上方に押圧する。
【0089】これにより、クランパベース56は、トー
ションバネ60のバネ力で第1のカード型メディア収納
部16の最上段のカード型メディアKaの上面を押圧す
る。
【0090】このようにクランパベース56が最上段の
カード型メディアKaを押圧しながらブラケット52が
さらに降下すると、カムベース58のカム部58aが第
2の摺動部材84の被押圧部84cの傾斜部に当接す
る。そのため、第2の摺動部材84は、A方向に摺動し
て第1の摺動部材82を同方向に押圧し、押圧部82a
が挿入部74の内部からメディア押圧用溝78を通過し
てカード型メディアKaの中央孔23cをA方向に押圧
する。
【0091】これにより、図23に示されるように、第
1のメディア収納部16の最上段のカード型メディアK
aは、所定距離だけA方向にずれる。これと同時に、押
圧部82aと180度の位置に設けられた第2の摺動部
材84の押圧部84aもA方向に摺動して挿入部74の
内部に引っ込むため、カード型メディアKaの中央孔2
3cの内周縁部(図24中ハッチングで示す部分)が挿
入部74の外周に形成されたメディア掛止溝76に進入
して掛止される。
【0092】このように、クランパ48は、第1の摺動
部材82及び第2の摺動部材84の摺動動作により積み
重ねられた複数のカード型メディアのうち最上段のカー
ド型メディアKaの中央孔23cの内周縁をメディア掛
止溝76に確実に掛止させることができる。また、クラ
ンパ48は、カード型メディアの外側を把持する方法よ
りも移動スペースが小さくて済み、コンパクトな構成に
なっている。
【0093】尚、第1のカード型メディア収納部16に
収納された最上段のカード型メディアKaの高さ位置
は、記録工程を行う度に減少する。そのため、クランパ
48を降下する動作過程でカード型メディアKaの高さ
位置を検出して昇降機構50の降下動作を停止させる必
要がある。
【0094】本実施例では、ブラケット52の水平部5
2aにクランパベース56の相対位置の変化を検出する
ためのスイッチ49(図6を参照)を設ける。このスイ
ッチ49によりクランパベース56がカード型メディア
Kaの上面に当接したことを検出することが可能にな
る。
【0095】また、複数のメディアが面方向に積み重ね
られた場合、カード型メディア面同士が密着してA方向
にずれない場合がある。
【0096】その場合、図24及び図25に示されるよ
うに、クランパベース56が最上段のカード型メディア
Kaを押圧しながらブラケット52がさらに降下する
と、カムベース58のカム部58aが第2の摺動部材8
4の被押圧部84cの傾斜部に当接して第2の摺動部材
84をA方向に摺動させるが、カード型メディアKaが
下面側のカード型メディアとの摩擦力によって半径方向
に摺動できない。そのため、第2の摺動部材84がA方
向に摺動しても第1の摺動部材82がカード型メディア
Kaの中央孔72の内周に当接して押圧部82aがメデ
ィア押圧用溝78より突出することができない。
【0097】このように、クランパベース56が最上段
のカード型メディアKaを押圧する動作過程でカード型
メディアKaを半径方向にずらすことができないとき
は、図26に示されるように、クランパベース56を上
昇させてカード型メディアKaに対する押圧力を解除す
る。
【0098】これにより、上記のようなメディア面間の
摩擦力が減少する。そのため、第1の摺動部材82は、
第2の摺動部材84がA方向に摺動してコイルバネ86
のバネ力が増大しているので、カード型メディアKaの
中央孔23cに対するA方向に押圧力がメディア面間の
摩擦力よりも大となった時点で、カード型メディアKa
をA方向にずらすことが可能になる。
【0099】このように、メディア面間の摩擦力により
クランパベース56がカード型メディアKaを押圧した
状態でカード型メディアKaをずらすことができないと
きは、クランパベース56による押圧力の緩和により確
実にカード型メディアKaをA方向にずらしてクランプ
することができる。
【0100】そして、図27に示されるように、カード
型メディアKaをメディア掛止溝76に掛止したクラン
パ48は、昇降機構50の上昇動作により最上段のカー
ド型メディアKaのみをクランプした状態で上昇する。
尚、第1の摺動部材82は、ソレノイド90のマグネッ
ト90aにより吸着されA方向に摺動したクランプ位置
に保持されている。
【0101】図28に示されるように、搬送機構30の
搬送動作によりクランパ48が任意の搬送位置に移動す
ると、ソレノイド90のコイル90bに通電されて第1
の摺動部材82をマグネット90aから離間させる方向
の電磁力を発生させる。これにより、第1の摺動部材8
2及び第2の摺動部材84は、トーションバネ88のバ
ネ力により掛止解除方向(B方向)に摺動する。よっ
て、第1の摺動部材82の押圧部82aがメディア押圧
用溝78内に引っ込むと同時に第2の摺動部材84がメ
ディア掛止溝76に掛止されたカード型メディアKaの
内周縁をB方向に押し出す。
【0102】その結果、クランパ48によるカード型メ
ディアKaのクランプが解除されるため、カード型メデ
ィアKaは、自重で所定位置(例えば、トレー32,3
6または第2のカード型メディア収納部18)に落下す
る。
【0103】ここで、上記昇降機構50の構成について
説明する。図29は昇降機構50の上昇動作を示す右側
面図である。図30は昇降機構50の上昇動作を示す左
側面図である。図31は昇降機構50の下降動作を示す
右側面図である。図32は昇降機構50の下降動作を示
す左側面図である。図29乃至図32に示されるよう
に、昇降機構50は、メディア搬送機構30のガイドレ
ール44に支持されたブラケット100と、ブラケット
100の垂下部100aに回動可能に支持された上部平
行リンク102と、上部平行リンク102の端部に回動
可能に連結された連結部材104と、連結部材104に
回動可能に支持された下部平行リンク106とから構成
されている。
【0104】上部平行リンク102は、同一長さのリン
ク102a,102bを平行に配置したものである。リ
ンク102a,102bの一端はブラケット100の垂
下部100aを貫通する軸108a,108bにより回
動可能に支持され、リンク102a,102bの他端は
連結部材104を貫通する軸110a,110bにより
回動可能に支持されている。
【0105】また、下部平行リンク106は、同一長さ
のリンク106a,106bを平行に配置したものであ
る。リンク106a,106bの一端は連結部材104
を貫通する軸110a,110bにより回動可能に支持
され、リンク106a,106bの他端は上記把持部4
6のブラケット52を貫通する軸112a,112bに
より回動可能に支持されている。
【0106】下部平行リンク106のリンク106aに
は、各リンク102a,102b及び106a,106
bを同時に回動させる駆動部113が設けられている。
駆動部113により回転駆動される駆動ギヤ114が上
部平行リンク102のリンク102aの右側面に形成さ
れた大径扇状ギヤ116に噛合し、且つリンク102a
の端部に形成された小径扇状ギヤ118がリンク106
bの端部に形成された小径扇状ギヤ120に噛合してい
る。
【0107】そのため、駆動部113により駆動ギヤ1
14が回転駆動されると、リンク102a,102b及
びリンク106a,106bは、同時に同一角度α回動
して昇降動作する。尚、リンク102a,102b及び
リンク106a,106bの回動角度は、図29,図3
0に示す待機状態のときはα=0となる。
【0108】図31及び図32に示されるように、駆動
ギヤ114が回転駆動されると、その回転駆動力が大径
扇状ギヤ116に伝達されるため、リンク102a,1
02bは軸108a,108bを支点として時計方向に
回動すると共に、リンク106a,106bは軸110
a,110bを支点として反時計方向に回動する。
【0109】また、リンク102a,102b及びリン
ク106a,106bは、クランパ48がカード型メデ
ィアKaをクランプする位置に降下するまで回動する。
第1のカード型メディア収納部16に収納されたカード
型メディアの枚数は、記録・印刷する度に減少するた
め、昇降機構50では、第1のカード型メディア収納部
16に収納された最上段のカード型メディアにクランパ
48が当接すると、クランパ48が任意のクランプ高さ
に到達したことが検出されて降下動作を停止させる。
【0110】上記リンク102a,102b及びリンク
106a,106bの回動角度が常に同一角度であるの
で、クランパ48は、鉛直方向の軸線がずれることなく
垂直方向に昇降動作することができ、カード型メディア
の中央孔23cに確実に挿入される。
【0111】図33はリンク106aの平面図である。
図34はリンク106aの側面図である。図33及び図
34に示されるように、リンク106aは、駆動部11
3が搭載されたベース122と、ベース122の左右両
側から上方に曲げられた側板124,126とからな
る。そして、側板124,126の両端には、上記軸1
10a,112aが挿通される孔124a,124b,
126a,126bが設けられている。
【0112】また、駆動部113は、ベース122の下
面に取り付けられたモータ128と、ベース122の上
面でモータ128の回転軸128aに圧入されたモータ
ギヤ130と、モータギヤ130に噛合する伝達ギヤ1
32と、垂直方向に延在する軸133に支持された伝達
ギヤ132と一体に形成されたウォーム134と、ウォ
ーム134と直交する水平方向に延在する軸135に支
持された小径ギヤ136と、側板126の外側で小径ギ
ヤ136に噛合する大径ギヤ138とを有する。また、
大径ギヤ138は、上記駆動ギヤ114と一体形成され
ており、側板126に挿通された軸140により回転可
能に支持されている。
【0113】従って、モータ128の回転駆動力は、上
記各ギヤ130,132,ウォーム134,小径ギヤ1
36,大径ギヤ138を介して減速された後、駆動ギヤ
114に伝達される。また、駆動部113では、ギヤ間
にウォーム134が介在しているので、リンク102
a,102b及びリンク106a,106bが自重で降
下することを防止している。
【0114】このように、昇降機構50は、モータ12
8の回転駆動力によりリンク102a,102b及びリ
ンク106a,106bが回動して昇降動作する構成で
あるので、昇降動作をガイドするガイドを上下方向に延
在形成する必要がなく、その分動作スペースが小さくて
済み、ひいては記録・印刷装置10の小型化にも寄与し
うる。
【0115】ここで、上記昇降機構50の昇降動作及び
把持部46のクランプ動作について図35乃至図38を
参照して説明する。
【0116】図35は昇降機構50及び把持部46が待
機位置に上昇した動作状態を示す側面図である。図36
は昇降機構50及び把持部46がクランプ位置に降下し
た動作状態を示す側面図である。図37は昇降機構50
及び把持部46がクランプ解除前の降下動作状態を示す
側面図である。図38は搬送後にカード型メディアのク
ランプを解除した動作状態を示す側面図である。
【0117】図35に示されるように、把持部46がメ
ディア搬送機構30のガイドレール44に沿って移動す
る際には、昇降機構50は把持部46を待機位置に上昇
させている。この待機状態では、昇降機構50のリンク
102a,102b及びリンク106a,106bが水
平状態(回動角度α=0)にあり、クランパ48を上端
位置に上昇させている。
【0118】そして、把持部46が第1のカード型メデ
ィア収納部16の上方に移動すると、メディア搬送機構
30による搬送動作が停止する。
【0119】図36に示されるように、昇降機構50の
モータ128が回転駆動されると、モータ駆動力が駆動
部113の各ギヤ130,132,ウォーム134,小
径ギヤ136,大径ギヤ138を介して減速された後、
駆動ギヤ114に伝達される。駆動ギヤ114の回転駆
動力は、大径扇状ギヤ116に伝達され、リンク102
a,102bが軸108a,108bを支点として時計
方向に回動すると共に、リンク106a,106bが軸
110a,110bを支点として反時計方向に回動す
る。
【0120】そして、クランパ48のクランパベース5
6が最上段のカード型メディアKaに当接してブラケッ
ト52に対して相対変位すると、昇降機構50のモータ
128への通電が停止される。また、前述したように、
クランパ48の摺動部材82,84の摺動動作により最
上段のカード型メディアKaを水平方向にずらして掛止
溝76に掛止する。これで、クランパ48は、第1のカ
ード型メディア収納部16に積み重ねられたカード型メ
ディアの最上段のカード型メディアKaのみをクランプ
する。
【0121】図37に示されるように、クランパ48が
最上段のカード型メディアKaをクランプすると、昇降
機構50のモータ128が逆方向に回転駆動される。こ
れにより、昇降機構50のリンク102a,102bは
軸108a,108bを支点として反時計方向に回動す
ると共に、リンク106a,106bが軸110a,1
10bを支点として時計方向に回動する。
【0122】そのため、カード型メディアKaをクラン
プしたクランパ48は、垂直方向に上昇して搬送可能な
待機位置に戻る。
【0123】次に記録工程及び印刷工程が終了したメデ
ィアを第2のカード型メディア収納部18に搬送する際
の動作について説明する。
【0124】図37に示されるように、メディア搬送機
構30のガイドレール44に沿って移動した把持部46
が第2のカード型メディア収納部18の上方に到着する
と、搬送動作を停止した後、昇降機構50のモータ12
8を回転駆動により、リンク102a,102bが軸1
08a,108bを支点として時計方向に回動すると共
に、リンク106a,106bが軸110a,110b
を支点として反時計方向に回動する。
【0125】これにより、クランパ48にクランプされ
たカード型メディアKaは、第2のカード型メディア収
納部18内に降下する。
【0126】図38に示されるように、上記のような昇
降機構50の降下動作により所定距離降下して第2のカ
ード型メディア収納部18に収納された最上段のカード
型メディアKcに近接した状態でクランパ48のソレノ
イド90が励磁される。そのため、クランパ48におい
ては、図21及び図28に示されるように、第1の摺動
部材82及び第2の摺動部材84がトーションバネ88
のバネ力により掛止解除方向(B方向)に摺動する。こ
れにより、第2の摺動部材84は、メディア掛止溝76
に掛止されたカード型メディアの内周縁を押し出す。
【0127】これにより、クランパ48によるカード型
メディアKcのクランプが解除される。そのため、カー
ド型メディアKcは、自重で第2のカード型メディア収
納部18に落下する。
【0128】ここで、本発明になる記録媒体装着装置の
記録媒体ガイド機構33について説明する。上記クラン
パ48にクランプされたカード型メディアKaは、中央
孔23cを中心として回動可能に保持されているので、
長辺23bの側方から押圧されると、比較的容易に回動
して方向を揃えることができる。ところが、カード型メ
ディアKaの短辺23aが記録媒体ガイド機構33に当
接した場合には、負荷が大きくてカード型メディアKa
を回動させることができない。そのため、記録媒体ガイ
ド機構33では、クランパ48にクランプされたカード
型メディアKaの回動方向に応じて時計方向回りで向き
を修正するか、反時計方向回りで向きを修正するのかを
切り替える必要がある。
【0129】図39は記録媒体ガイド機構33を有する
トレー32の平面図である。図40は記録媒体ガイド機
構33を有するトレー32の側面図である。図41は記
録媒体ガイド機構33を有するトレー32の正面図であ
る。
【0130】図39乃至図41に示されるように、記録
媒体ガイド機構33は、トレー32の前面中央より左方
向に設けられた第1の当接部材150と、トレー32の
前面中央より右方向に設けられた第2の当接部材152
と、第1の当接部材150と第2の当接部材152との
間を連結するロッド(連結部材)154と、第1の当接
部材150をトグル的に付勢するトーションバネ(付勢
手段)156とから構成されている。
【0131】第1の当接部材150は、トレー32の前
面に回動可能に取り付けられた軸150aと、軸150
aより上方に突出する当接ピン150bと、軸150a
より下方に突出する連結ピン150cとを有する。当接
ピン150bは、連結ピン150cの延在方向に対して
時計方向に角度α(例えば、α=120度)の向きに突
出している。
【0132】第2の当接部材152は、トレー32の前
面に回動可能に取り付けられた軸152aと、軸152
aより上方に突出する当接ピン152bと、軸152a
より下方に突出する連結ピン152cとを有する。当接
ピン152bは、連結ピン152cの延在方向に対して
反時計方向に角度α(例えば、α=120度)の向きに
突出している。
【0133】そして、ロッド154は、左端が連結ピン
150cの端部と回動可能に連結され、右端が連結ピン
152cの端部と回動可能に連結されている。そのた
め、第1の当接部材150及び第2の当接部材152
は、ロッド154を介して連動するように設けられてい
る。従って、第1の当接部材150または第2の当接部
材152の何れか一方にカード型メディアKaの短辺2
3aが当接した場合、後述するように当接した一方の当
接部材が回動して逃げると共に、ロッド154がC,D
方向に揺動して他方の当接部材の当接ピンを起立させる
方向に回動させて他方の当接ピンがカード型メディアK
aの長辺23bに当接するように切り替わる。
【0134】また、軸150aと軸152aとの間隔
(離間距離)は、カード型メディアKaの短辺23aの
幅寸法とほぼ同一寸法に形成されている。そのため、ク
ランパ48に中央孔23cをクランプされたカード型メ
ディアKaは、その回動位置に拘らず、第1の当接部材
150または第2の当接部材152の何れか一方に当接
し、長辺23bに当接した側が押圧されて回動する。
【0135】そして、記録媒体ガイド機構33において
は、第1の当接部材150の当接ピン150bが垂直方
向に突出する位置にあるとき、第2の当接部材152の
当接ピン152bが水平方向を向くように設けられてい
る。これにより、記録媒体ガイド機構33は、カード型
メディアKaの短辺23aが第1の当接部材150また
は第2の当接部材152の何れか一方に当接した場合、
カード型メディアKaの長辺23bが第1の当接部材1
50または第2の当接部材152に当接するように起立
する当接ピン150bまたは152bに切り替えられる
ように構成されている。
【0136】また、トーションバネ156は、第1の当
接部材150及び第2の当接部材152が連結ピン15
0c,152cを垂下方向に延在させる中立位置を死点
として付勢してロッド154をC方向またはD方向の何
れか一方に付勢しており、連結ピン150c,152c
の何れか一方が起立状態を保持するようにバネ力を作用
させる。
【0137】図42は記録部24のトレー32からカー
ド型メディアKaをクランプする状態を示す側面図であ
る。図43は記録部24のトレー32からクランプした
カード型メディアKaを上昇させた状態を示す側面図で
ある。
【0138】図42に示されるように、記録部24でカ
ード型メディアKaの記録領域23dに情報を記録した
後、トレー32がB方向に摺動してメディア交換位置に
停止する。続いて、前述した昇降機構50の降下動作に
よりクランプ48がカード型メディアKaの中央孔23
cに嵌合してクランプする。
【0139】次に、昇降機構50が上昇動作してクラン
パ48をトレー32の所定高さ位置Hbに上昇させる。
この高さ位置Hbは、カード型メディア収納部16によ
り第2の検出スイッチ19がオンになったことで予め設
定されている(図7を参照)。
【0140】トレー32に対して高さ位置Hbに保持さ
れたカード型メディアKaは、トレー32の前面に設け
られた記録媒体ガイド機構33の当接ピン150bまた
は152bのうち起立した一方に当接する高さ位置に停
止している。
【0141】ここで、上記のように構成された記録媒体
ガイド機構33の動作について図44乃至図47を参照
して説明する。
【0142】図44(A)(B)に示されるように、ト
レー32に対して高さ位置Hbに保持されたカード型メ
ディアKaは、例えば、短辺23aが記録媒体ガイド機
構33の当接ピン150bに対向する高さ位置に保持さ
れている。
【0143】図45(A)(B)に示されるように、記
録部24のトレー32がメディア交換位置からA方向に
移動してメディア装着位置へ至る過程でカード型メディ
アKaの短辺23aが記録媒体ガイド機構33の当接ピ
ン150bに当接する。
【0144】この場合、第1の当接部材150の当接ピ
ン150bを起立状態に付勢するトーションバネ156
のバネ力よりもカード型メディアKaの負荷の方が大き
いので、図46(A)(B)に示されるように、第1の
当接部材150の当接ピン150bは水平方向に回動し
てカード型メディアKaの対向位置から退避する。これ
と同時にロッド154がD方向に移動されるため、第2
の当接部材152が反時計方向に回動して当接ピン15
2bが垂直方向に起立する。
【0145】また、ロッド154は、中立位置を過ぎる
とトーションバネ156のバネ力によりD方向に付勢さ
れるため、第1の当接部材150及び第2の当接部材1
52はカード型メディアKaの短辺23aが当接ピン1
50bを押圧することで、クリック的に切り替え動作を
行って瞬時に当接ピン150bが退避すると共に当接ピ
ン152bが起立する。
【0146】そのため、カード型メディアKaは、長辺
23bが当接ピン152bに当接することになる。この
場合、第2の当接部材152の当接ピン152bを起立
状態に付勢するトーションバネ156のバネ力よりもカ
ード型メディアKaの負荷の方が小さいので、図47
(A)(B)に示されるように、長辺23bを押圧され
たカード型メディアKaは、反時計方向に回動して長辺
23bがトレー32の移動方向(A,B方向)に延在す
る向きに揃えられる。
【0147】この後、カード型メディアKaは、昇降機
構50の上昇動作によりプリンタ28の上方に移動し、
プリンタ28のトレー36がメディア交換位置に移動す
る。そして、記録媒体ガイド機構33によって所定方向
に揃えられたカード型メディアKaは、昇降機構50の
降下動作によりトレー36に載置される。
【0148】よって、プリンタ28においては、カード
型メディアKaが常に一定方向に揃えられてトレー36
に載置されるので、カード型メディアKaの上面に正確
に印刷することが可能になる。
【0149】尚、上記説明では、カード型メディアKa
の短辺23aが当接ピン150bに当接する場合を例に
挙げて説明したが、例えば、最初からカード型メディア
Kaの長辺23bが当接ピン150bまたは152bに
当接したときは、記録媒体ガイド機構33による切り替
え動作が行われず、そのままカード型メディアKaが回
動して向きが所定方向にガイドされる(図46(A)
(B)及び図47(A)(B)を参照)。
【0150】上記説明では、記録媒体ガイド機構33が
記録部24のトレー32の前面に設けた実施例について
説明したが、これに限らず、クランパ48がカード型メ
ディアKaを搬送する経路に記録媒体ガイド機構33を
設ける構成とすることで目的は達成される。
【0151】ここで、記録媒体ガイド機構33の変形例
について説明する。図48はプリンタ28のトレー36
の前面に記録媒体ガイド機構160を設けた場合の図で
あり、(A)は平面図、(B)は正面図である。図49
(A)(B)乃至図51(A)(B)、及び図52は記
録媒体ガイド機構160によりカード型メディアKaの
向きをガイドする動作を説明するための図である。尚、
記録媒体ガイド機構160は、前述した記録媒体ガイド
機構33と同一構成であるので、同一部分には同一符号
を付して各構成部分の説明は省略する。
【0152】図48(A)(B)に示されるように、記
録部24による記録工程が終了した後、クランパ48に
クランプされたカード型メディアKaは、プリンタ28
のトレー36に対して所定高さ位置Hbに停止される。
次に、プリンタ28のトレー36が印刷位置からメディ
ア交換位置へ移動する。
【0153】図49(A)(B)に示されるように、プ
リンタ28のトレー36がB方向に移動する過程で、カ
ード型メディアKaの短辺23aが記録媒体ガイド機構
160の当接ピン152bに当接する。
【0154】この場合、第2の当接部材152の当接ピ
ン152bを起立状態に付勢するトーションバネ156
のバネ力よりもカード型メディアKaの負荷の方が大き
いので、図50(A)(B)に示されるように、第2の
当接部材152の当接ピン152bは水平方向に回動し
てカード型メディアKaの対向位置から退避する。これ
と同時にロッド156がC方向に移動されるため、第1
の当接部材150が時計方向に回動して当接ピン150
bが垂直方向に起立する。
【0155】また、ロッド154は、中立位置を過ぎる
とトーションバネ156のバネ力によりC方向に付勢さ
れるため、第1の当接部材150及び第2の当接部材1
52はカード型メディアKaの短辺23aが当接ピン1
52bを押圧することで、クリック的に切り替え動作を
行って瞬時に当接ピン152bが退避すると共に当接ピ
ン150bが起立する。
【0156】そのため、カード型メディアKaは、長辺
23bが当接ピン150bに当接することになる。この
場合、第1の当接部材150の当接ピン150bを起立
状態に付勢するトーションバネ156のバネ力よりもカ
ード型メディアKaの負荷の方が小さいので、図51
(A)(B)に示されるように、長辺23bを押圧され
たカード型メディアKaは、反時計方向に回動して長辺
23bがトレー32の移動方向(A,B方向)に延在す
る向きに揃えられる。
【0157】この後、記録媒体ガイド機構160によっ
て所定方向に揃えられたカード型メディアKaは、図5
2に示されるように、昇降機構50の降下動作によりメ
ディア交換位置に移動したトレー36に載置される。
【0158】よって、プリンタ28においては、カード
型メディアKaが常に一定方向に揃えられてトレー36
に載置されるので、カード型メディアKaの上面に正確
に印刷することが可能になる。
【0159】ここで、上記第1の検出スイッチ17、第
2の検出スイッチ19を使用せずに記録媒体がカード型
メディアかディスクかを判別する判別方法の変形例につ
いて説明する。
【0160】図53は制御回路31が実行する記録媒体
判別処理の変形例を説明するためのフローチャートであ
る。図53に示されるように、制御回路31は、S21
において、記録部24または26に装着された記録媒体
に記録された識別データを光学ピックアップ(図示せ
ず)により読み込む。次のS22では、記録媒体から読
み取られた識別データがディスクデータかどうかをチェ
ックする。
【0161】S22において、記録媒体から読み取られ
た識別データがディスクデータの場合は、S23に進
み、ディスクが装填されているものと判断する。
【0162】次のS24では、後述するように記録工程
が終了したディスクをクランプした際、ディスクを記録
媒体ガイド機構33,35に接触しない高さ位置Haに
上昇するようにディスク上昇位置を設定する。
【0163】また、上記S22において、記録媒体から
読み取られた識別データがディスクデータではない場
合、S25に進み、記録媒体から読み取られた識別デー
タがカードデータかどうかをチェックする。
【0164】S25において、記録媒体から読み取られ
た識別データがカードデータの場合は、S26に進み、
カード型メディアKaが装填されているものと判断す
る。
【0165】次のS27では、後述するように記録工程
が終了したカード型メディアKaをクランプした際、カ
ード型メディアKaを記録媒体ガイド機構33,35に
接触する高さ位置Hbに上昇するようにカード型メディ
ア上昇位置を設定する。
【0166】これで、クランパ48にクランプされたカ
ード型メディアKaは、プリンタ部28へ搬送される前
に向きを所定方向(本実施例の場合、長辺23bがトレ
ー移動方向に延在する向き)に回動する。そのため、プ
リンタ部28の印刷工程において、カード型メディアK
aの上面に所定パターン(記録された情報の識別コード
を含む)の印刷を正確に行える。
【0167】また、上記S25において、記録媒体から
読み取られた識別データがカードデータでない場合、S
28に進み、警報を発する。これにより、予め決められ
たカード型メディア及びディスク以外の記録媒体が記録
部24または26に装着されているものと判断し、操作
者に記録媒体を交換するように警報を発することができ
る。
【0168】このように、第1のカード型メディア収納
部16の種別を検出するための上記第1の検出スイッチ
17、第2の検出スイッチ19を設けなくても記録媒体
に記録された識別データを読み取る装着された記録媒体
の種別を正確に判別することが可能になる。
【0169】尚、本実施例では、上記のように第1のカ
ード型メディア収納部16、第2のカード型メディア収
納部18、記録部24,26、プリンタ部28、メディ
ア搬送機構30を有する構成とされた記録・印刷装置を
一例として挙げたが、これに限らず、例えば、プリンタ
部28のみが第1のカード型メディア収納部16と第2
のカード型メディア収納部18との間に配置された構成
のものにも適用できるのは勿論である。
【0170】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、カード状記録媒体または円盤状記録媒体が載置され
るトレーと、カード状記録媒体または円盤状記録媒体を
搬送する搬送機構とを備えた記録媒体装着装置におい
て、搬送機構により搬送されるカード状記録媒体の向き
を所定方向に揃える記録媒体ガイド機構をトレーに設け
たため、搬送機構がカード状記録媒体を搬送する際に記
録媒体ガイド機構によりカード状記録媒体の向きを所定
方向に揃えることができる。
【0171】上記請求項2記載の発明によれば、記録媒
体ガイド機構がトレーの端部に設けられ、トレーの端部
が通過する過程でカード状記録媒体の向きを所定方向に
修正するため、トレーの動作を利用してカード状記録媒
体の向きを修正することができる。
【0172】上記請求項3記載の発明によれば、記録媒
体ガイド機構が、トレーの移動によりトレーの所定高さ
に保持されたカード状記録媒体の一辺に当接してカード
状記録媒体の向きを所定方向に修正するため、カード状
記録媒体の向きを確実に修正することができる。
【0173】上記請求項4記載の発明によれば、記録媒
体ガイド機構が、一端がカード状記録媒体の長辺に当接
するように起立した当接位置と退避位置との間を揺動可
能に設けられた第1の当接部と、一端がカード状記録媒
体の短辺に当接するように起立した当接位置と退避位置
との間を揺動可能に設けられた第2の当接部と、第1の
当接部の他端と第2の当接部の他端とを連動させるよう
に連結する連結部材と、を備えたため、比較的簡単な構
成でカード状記録媒体の向きを所定方向に修正すること
ができる。
【0174】上記請求項5記載の発明によれば、カード
状記録媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレー
と、カード状記録媒体または円盤状記録媒体を搬送する
搬送機構とを備えた記録媒体装着装置において、トレー
に設けられ、トレーの移動に伴って搬送機構により搬送
されるカード状記録媒体の向きを所定方向に揃える記録
媒体ガイド機構と、搬送機構により搬送された記録媒体
がカード状記録媒体かあるいは円盤状記録媒体かを判別
する判別手段と、判別手段の判別結果がカード状記録媒
体の場合にはカード状記録媒体を記録媒体ガイド機構に
当接する高さ位置に保持し、判別結果が円盤状記録媒体
の場合には円盤状記録媒体を記録媒体ガイド機構の上方
に保持するように搬送機構を駆動させる制御手段と、を
備えたため、搬送機構がカード状記録媒体を搬送する際
に記録媒体ガイド機構によりカード状記録媒体の向きを
所定方向に揃えることが可能になると共に、記録媒体の
種別に応じてトレーに対する記録媒体の高さ位置を変更
することで、円盤状記録媒体が記録媒体ガイド機構に当
接することを回避できる。
【0175】上記請求項6記載の発明によれば、判別手
段が、カード状記録媒体が収納される記録媒体収納部を
検出して記録媒体の種別を判別するため、記録媒体の種
別を容易に判別することができる。
【0176】上記請求項7記載の発明によれば、判別手
段が、記録媒体に記憶された識別データを読み取ること
で記録媒体の種別を判別するため、特別なセンサを設け
ることなく記録媒体の種別を正確に判別することができ
る。
【0177】上記請求項8記載の発明によれば、カード
状記録媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレー
と、トレーに載置されたカード状記録媒体または円盤状
記録媒体の表面に印刷を行うプリンタ部と、カード状記
録媒体または円盤状記録媒体を搬送する搬送機構とを備
えた記録媒体印刷装置において、搬送機構により搬送さ
れるカード状記録媒体の向きを所定方向に揃える記録媒
体ガイド機構をトレーに設けたため、搬送機構がカード
状記録媒体を搬送する際に記録媒体ガイド機構によりカ
ード状記録媒体の向きを所定方向に揃えることができ
る。
【0178】上記請求項9記載の発明によれば、カード
状記録媒体または円盤状記録媒体が載置されるトレー
と、トレーに載置されたカード状記録媒体の表面に印刷
を行うプリンタ部と、カード状記録媒体または円盤状記
録媒体が収納される記録媒体収納部と、記録媒体収納部
に収納されたカード状記録媒体または円盤状記録媒体を
搬送する搬送機構とを備えた記録媒体印刷装置におい
て、トレーに設けられ、トレーの移動に伴って搬送機構
により搬送されるカード状記録媒体の向きを所定方向に
揃える記録媒体ガイド機構と、搬送機構により搬送され
た記録媒体がカード状記録媒体かあるいは円盤状記録媒
体かを判別する判別手段と、記判別手段の判別結果がカ
ード状記録媒体の場合にはカード状記録媒体を記録媒体
ガイド機構に当接する高さ位置に保持し、判別結果が円
盤状記録媒体の場合には円盤状記録媒体を記録媒体ガイ
ド機構の上方に保持するように搬送機構を駆動させる制
御手段と、を備えたため、搬送機構がカード状記録媒体
を搬送する際に記録媒体ガイド機構によりカード状記録
媒体の向きを所定方向に揃えることが可能になると共
に、記録媒体の種別に応じてトレーに対する記録媒体の
高さ位置を変更することで、円盤状記録媒体が記録媒体
ガイド機構に当接することを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置及び記録媒体印
刷装置の一実施例が適用された記録・印刷装置を示す斜
視図である。
【図2】記録・印刷装置の平面図である。
【図3】記録・印刷装置の正面図である。
【図4】記録・印刷装置の側面図である。
【図5】カード型メディアの構成を示す図であり、
(A)は正面図、(B)は底面図である。
【図6】記録・印刷装置10の制御システムを示すブロ
ック図である。
【図7】制御回路31が実行する記録媒体判別処理を説
明するためのフローチャートである。
【図8】記録・印刷装置10の動作手順を説明するため
のフローチャートである。
【図9】クランパ48が第1のメディア収納部16のメ
ディアをクランプした動作状態を示す正面図である。
【図10】メディアをクランプしたクランパ48が上昇
した動作状態を示す正面図である。
【図11】記録部24のトレー32をメディア交換位置
に引き出した動作状態を示す側面図である。
【図12】記録部24のトレー32をメディア交換位置
に引き出した動作状態を示す平面図である。
【図13】クランパ48をトレー32の上方に搬送した
動作状態を示す正面図である。
【図14】クランパ48を降下させてメディアをトレー
32に載置した動作状態を示す正面図である。
【図15】クランパ48を降下させてメディアをトレー
32に載置またはクランプした動作状態を示す側面図で
ある。
【図16】印刷部28のトレー36をメディア交換位置
に引き出した動作状態を示す側面図である。
【図17】印刷部28のトレー36にメディアを載置し
た動作状態を示す側面図である。
【図18】印刷済みメディアDcを第2のメディア収納
部18の上方に搬送した動作状態を示す正面図である。
【図19】印刷済みメディアDcを第2のメディア収納
部18に降下させた動作状態を示す正面図である。
【図20】クランパ48を拡大して示す側断面図であ
る。
【図21】クランパ48を拡大して示す平面図である。
【図22】クランパ48をメディア中央孔に挿入した動
作状態を拡大して示す側断面図である。
【図23】クランパ48をメディア中央孔に挿入した動
作状態を拡大して示す平面図である。
【図24】クランパ48のクランプベース56がメディ
ア面に当接した動作状態を拡大して示す側断面図であ
る。
【図25】クランパ48の第1の摺動部材82がメディ
ア面間の摩擦により摺動できない動作状態を拡大して示
す側断面図である。
【図26】クランパ48の上昇開始直後にクランプベー
ス56がメディア面から離間した動作状態を拡大して示
す側断面図である。
【図27】メディアをクランプしたクランプ48を上昇
させた動作状態を拡大して示す側断面図である。
【図28】クランパ48がメディアのクランプを解除し
てメディアを落下させた動作状態を拡大して示す側断面
図である。
【図29】昇降機構50の上昇動作を示す右側面図であ
る。
【図30】昇降機構50の上昇動作を示す左側面図であ
る。
【図31】昇降機構50の下降動作を示す右側面図であ
る。
【図32】昇降機構50の下降動作を示す左側面図であ
る。
【図33】リンク106aの平面図である。
【図34】リンク106aの側面図である。
【図35】昇降機構50及び把持部46が待機位置に上
昇した動作状態を示す側面図である。
【図36】昇降機構50及び把持部46がクランプ位置
に降下した動作状態を示す側面図である。
【図37】昇降機構50及び把持部46がクランプ解除
前の降下動作状態を示す側面図である。
【図38】搬送後にカード型メディアのクランプを解除
した動作状態を示す側面図である。
【図39】記録媒体ガイド機構33を有するトレー32
の平面図である。
【図40】記録媒体ガイド機構33を有するトレー32
の側面図である。
【図41】記録媒体ガイド機構33を有するトレー32
の正面図である。
【図42】記録部24のトレー32からカード型メディ
アKaをクランプする状態を示す側面図である。
【図43】記録部24のトレー32からクランプしたカ
ード型メディアKaを上昇させた状態を示す側面図であ
る。
【図44】記録部24のトレー32の前面に記録媒体ガ
イド機構33を設けた場合の図であり、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図45】カード型メディアKaの短辺が記録媒体ガイ
ド機構33の当接ピンに当接する状態を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図46】カード型メディアKaの長辺が記録媒体ガイ
ド機構33の当接ピンに当接する状態を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図47】記録媒体ガイド機構33によりカード型メデ
ィアKaの向きがガイドされた状態を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図48】プリンタ28のトレー36の前面に記録媒体
ガイド機構160を設けた場合の図であり、(A)は平
面図、(B)は正面図である。
【図49】カード型メディアKaの短辺が記録媒体ガイ
ド機構160の当接ピンに当接する状態を示す図であ
り、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図50】カード型メディアKaの長辺が記録媒体ガイ
ド機構160の当接ピンに当接する状態を示す図であ
り、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図51】記録媒体ガイド機構160によりカード型メ
ディアKaの向きがガイドされた状態を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図52】記録媒体ガイド機構160により向きがガイ
ドされたカード型メディアKaをトレー36に載置した
状態を示す平面図である。
【図53】制御回路31が実行する記録媒体判別処理の
変形例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 記録・印刷装置 12 筐体 14 蓋 16 第1のカード型メディア収納部 17 第1の検出スイッチ 18 第2のカード型メディア収納部 19 第2の検出スイッチ 20,22 カートリッジ 23a 短辺 23b 長辺 23c 中央孔 23d 記録領域 24,26 記録部 28 プリンタ部 30 メディア搬送機構 31 制御回路 33,35,160 記録媒体ガイド機構 32,34,36 トレー 38 走行レール 40 インクカートリッジ 42 ヘッド 44 ガイドレール 46 把持部 48 クランパ 49 クランパ押圧スイッチ 50 昇降機構 52 ブラケット 56 クランパベース 58 カムベース 60 トーションバネ 74 挿入部 76 メディア掛止溝 78 メディア押圧用溝 82 第1の摺動部材 84 第2の摺動部材 86 コイルバネ 88 トーションバネ 89 突部 90 ソレノイド 91 凹部 100 ブラケット 102 上部平行リンク 102a,102b,106a,106b リンク 104 連結部材 106 下部平行リンク 108a,108b,110a,110b,112a,
112b 軸 113 駆動部 114 駆動ギヤ 116 大径扇状ギヤ 118,120 小径扇状ギヤ 122 ベース 124,126 側板 128 モータ 130 モータギヤ 132 伝達ギヤ 134 ウォーム 136 小径ギヤ 138 大径ギヤ 150 第1の当接部材 152 第2の当接部材 154 ロッド 156 トーションバネ 150a,152a 軸 150b,152b 当接ピン 150c,152c 連結ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 17/04 G11B 17/08 Z 17/08 B41J 3/00 F 3/04 101Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状記録媒体または円盤状記録媒体
    が載置されるトレーと、前記カード状記録媒体または前
    記円盤状記録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録媒
    体装着装置において、 前記搬送機構により搬送されるカード状記録媒体の向き
    を所定方向に揃える記録媒体ガイド機構を前記トレーに
    設けたことを特徴とする記録媒体装着装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体ガイド機構は、前記トレー
    の端部に設けられ、前記トレーの端部が通過する過程で
    前記カード状記録媒体の向きを所定方向に修正すること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体装着装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体ガイド機構は、前記トレー
    の移動により前記トレーの所定高さに保持されたカード
    状記録媒体の一辺に当接して前記カード状記録媒体の向
    きを所定方向に修正することを特徴とする請求項1また
    は2記載の記録媒体装着装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体ガイド機構は、 一端が前記カード状記録媒体の長辺に当接するように起
    立した当接位置と退避位置との間を揺動可能に設けられ
    た第1の当接部と、 一端が前記カード状記録媒体の短辺に当接するように起
    立した当接位置と退避位置との間を揺動可能に設けられ
    た第2の当接部と、 前記第1の当接部の他端と第2の当接部の他端とを連動
    させるように連結する連結部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載
    の記録媒体装着装置。
  5. 【請求項5】 カード状記録媒体または円盤状記録媒体
    が載置されるトレーと、前記カード状記録媒体または前
    記円盤状記録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録媒
    体装着装置において、 前記トレーに設けられ、前記トレーの移動に伴って前記
    搬送機構により搬送される前記カード状記録媒体の向き
    を所定方向に揃える記録媒体ガイド機構と、 前記搬送機構により搬送された記録媒体が前記カード状
    記録媒体かあるいは前記円盤状記録媒体かを判別する判
    別手段と、 前記判別手段の判別結果が前記カード状記録媒体の場合
    には前記カード状記録媒体を前記記録媒体ガイド機構に
    当接する高さ位置に保持し、判別結果が前記円盤状記録
    媒体の場合には前記円盤状記録媒体を前記記録媒体ガイ
    ド機構の上方に保持するように前記搬送機構を駆動させ
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体装着装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は、前記カード状記録媒体
    が収納される記録媒体収納部を検出して記録媒体の種別
    を判別することを特徴とする請求項5記載の記録媒体装
    着装置。
  7. 【請求項7】 前記判別手段は、前記記録媒体に記憶さ
    れた識別データを読み取ることで前記記録媒体の種別を
    判別することを特徴とする請求項5記載の記録媒体装着
    装置。
  8. 【請求項8】 カード状記録媒体または円盤状記録媒体
    が載置されるトレーと、該トレーに載置された前記カー
    ド状記録媒体または前記円盤状記録媒体の表面に印刷を
    行うプリンタ部と、前記カード状記録媒体または前記円
    盤状記録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録媒体印
    刷装置において、 前記搬送機構により搬送されるカード状記録媒体の向き
    を所定方向に揃える記録媒体ガイド機構を前記トレーに
    設けたことを特徴とする記録媒体印刷装置。
  9. 【請求項9】 カード状記録媒体または円盤状記録媒体
    が載置されるトレーと、該トレーに載置されたカード状
    記録媒体または円盤状記録媒体の表面に印刷を行うプリ
    ンタ部と、前記カード状記録媒体または前記円盤状記録
    媒体が収納される記録媒体収納部と、該記録媒体収納部
    に収納された前記カード状記録媒体または前記円盤状記
    録媒体を搬送する搬送機構とを備えた記録媒体印刷装置
    において、 前記トレーに設けられ、前記トレーの移動に伴って前記
    搬送機構により搬送されるカード状記録媒体の向きを所
    定方向に揃える記録媒体ガイド機構と、 前記搬送機構により搬送された記録媒体が前記カード状
    記録媒体かあるいは前記円盤状記録媒体かを判別する判
    別手段と、 前記判別手段の判別結果が前記カード状記録媒体の場合
    には前記カード状記録媒体を前記記録媒体ガイド機構に
    当接する高さ位置に保持し、判別結果が前記円盤状記録
    媒体の場合には前記円盤状記録媒体を前記記録媒体ガイ
    ド機構の上方に保持するように前記搬送機構を駆動させ
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録媒体印刷装置。
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