JP2003331503A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2003331503A JP2002138660A JP2002138660A JP2003331503A JP 2003331503 A JP2003331503 A JP 2003331503A JP 2002138660 A JP2002138660 A JP 2002138660A JP 2002138660 A JP2002138660 A JP 2002138660A JP 2003331503 A JP2003331503 A JP 2003331503A
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disk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は積み重ねられたディスクを確実にク
ランプすることを課題とする。 【解決手段】 クランパ48は、昇降機構50の降下動
作によりクランパベース56がディスク上面に当接して
上方に押圧される。クランパベース56が最上段のディ
スクDaを押圧しながらブラケット52がさらに降下す
ると、カムベース58のカム部58aが第2の摺動部材
84の被押圧部84cの傾斜部に当接する。そのため、
第2の摺動部材84は、ディスク半径方向(A方向)に
摺動して第1の摺動部材82を同方向に押圧し、押圧部
82aが挿入部74の内部からディスク押圧用溝78を
通過してディスクDaの中央孔72をA方向に押圧す
る。これにより、第1のディスク収納部16の最上段の
ディスクDaは、所定距離だけA方向にずれて内周縁部
が挿入部74の外周に形成されたディスク掛止溝76に
進入して掛止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特に複数のディスクが積み重ねられたディスク収納
部から一枚ずつディスクをクランプするよう構成された
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置としては、例えば、
未記録の円盤状記録媒体(以下「ディスク」という)の
下面(記録面)にレーザ光を照射して情報を記録し、そ
の後記録済みのディスクの上面に記録内容を印刷するよ
う構成された装置がある。
【0003】この種のディスク装置では、コンピュータ
と接続されており、コンピュータからの指令により保存
すべき情報を転送されてディスクに記録した後、記録さ
れた情報を識別するための識別コードや画面等の印刷情
報を自動的に印刷するように構成されている。
【0004】そして、上記のようなディスク装置におい
ては、未記録のディスクを収納する第1のディスク収納
部と、記録済みのディスクを収納する第2のディスク収
納部とを有する。第1のディスク収納部及び第2のディ
スク収納部では、装置の小型化に対応するように複数の
ディスクが上下方向に積み重ねられている。
【0005】また、第1のディスク収納部と第2のディ
スク収納部との間には、CD−RまたはCD−RW装置
等からなる記録部と、インクジェット方式のプリンタ部
とが配置されている。
【0006】さらに、第1のディスク収納部と第2のデ
ィスク収納部との間には、ディスクの外周を把持する把
持部と、把持部を搬送する搬送機構とが設けられてい
る。把持部は、ディスクの外周を2方向から把持する一
対の把持爪を有し、一対の把持爪を開閉動作させてディ
スク外周をクランプするように構成されている。
【0007】また、搬送機構は、把持部を上下方向及び
左右方向に移動させるよう構成されており、第1のディ
スク収納部に収納されたディスクのうち最上段に位置す
るディスクを把持して記録部へ搬送し、記録済みのディ
スクを記録部からプリンタ部へ搬送し、印刷済みのディ
スクをプリンタ部から第2のディスク収納部に搬送す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成とさ
れた従来のディスク装置は、一対の把持爪とディスクの
外周との摩擦力でディスクをクランプする構成であるの
で、ディスクの外周の摩擦係数が小さい場合には、確実
にクランプすることが難しいという問題があった。
【0009】また、従来のディスク装置では、把持した
ディスクを搬送する動作過程で振動が生じると、ディス
クが滑って一対の把持爪間から落下するおそれもあっ
た。また、従来のディスク装置において、装置内に一対
の把持爪が移動するためのスペースを確保する必要があ
り、その分、装置の小型化を図ることが難しかった。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、複数のディスクが積まれたディスク収納部
と、ディスク収納部の最上段に位置するディスクを把持
する把持部と、把持部を任意の位置に搬送する搬送機構
を備えたディスク装置において、把持部が、ディスクを
半径方向に押圧してディスクの中央孔の内周縁を掛止す
るものであり、ディスクを確実にクランプできると共
に、把持部の構成をコンパクト化することが可能にな
る。
【0012】また、請求項2記載の発明は、複数のディ
スクが積まれたディスク収納部と、ディスク収納部の最
上段に位置するディスクを把持する把持部と、把持部を
任意の位置に搬送する搬送機構を備えたディスク装置に
おいて、把持部が、ディスクの中央孔の内周縁を掛止さ
せる摺動部材を備えたものであり、ディスク収納部の最
上段に位置するディスクを一枚ずつ確実に把持すること
ができ、且つ搬送中にディスクの脱落を防止する。
【0013】また、請求項3記載の発明は、摺動部材
が、ディスクの中央孔を掛止方向に押圧する第1の摺動
部材と、第1の摺動部材の当接位置に対し180度の方
向からディスクの中央孔を掛止解除方向に押圧する第2
の摺動部材と、を備えたものであり、ディスク収納部の
最上段に位置するディスクを一枚ずつ確実に把持するこ
とができ、且つ搬送中にディスクの脱落を防止する。
【0014】また、請求項4記載の発明は、摺動部材
が、挿入部をディスクの中央孔に挿入して把持部がディ
スクを面方向に押圧する動作過程でディスクを半径方向
に摺動させるものであり、面方向の押圧力を利用して摺
動部材をディスク半径方向に摺動させることが可能にな
り、把持部の構成を簡略化できる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、把持部がデ
ィスクを面方向に押圧する動作過程で第2の摺動部材
が、ディスクの内周縁を掛止させる半径方向に摺動して
もディスクが半径方向に移動しない場合、第1の摺動部
材は、把持部がディスクから離間する動作過程でディス
クの内周縁を掛止させる方向に摺動するものであり、面
方向に重ねられたディスク同士が密着している場合でも
最上段のディスクのみを半径方向にずらしてクランプす
ることができる。
【0016】また、請求項6記載の発明は、把持部が、
ディスクの中央孔に挿入される挿入部と、挿入部の外周
に形成された掛止溝と、ディスクを押圧して中央孔の内
周縁を掛止溝に係合させる摺動部材と、を備えたもので
あり、ディスクを半径方向にずらすことでディスクの内
周縁を掛止溝に係合させてクランプすることが可能にな
る。
【0017】また、請求項7記載の発明は、複数のディ
スクが積まれた第1のディスク収納部と、ディスクの下
面に情報を記録する記録部と、ディスクの上面に所望の
印刷情報を印刷するプリンタ部と、記録済みのディスク
を収納する第2のディスク収納部と、ディスクの内周縁
を掛止する把持部と、把持部を第1のディスク収納部、
記録部、プリンタ部、第2のディスク収納部の何れかに
搬送する搬送機構と、把持部が記録部、プリンタ部、第
2のディスク収納部の何れかに移動したときディスクの
掛止を解除する掛止解除機構と、を備えたものであり、
第1のディスク収納部に積み重ねられたディスクを一枚
ずつ記録部に搬送でき、且つ把持部をコンパクトにして
移動スペースを小さくできるので、装置の小型化にも対
応しうる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になるディスク装置
の一実施例を示す斜視図である。図2はディスク装置の
平面図である。図3はディスク装置の正面図である。図
4はディスク装置の側面図である。尚、図2乃至図4に
おいて、ディスク装置の内部構成は、筐体に覆われて見
えないが説明の便宜上、内部構成が見えるように図示し
てある。
【0019】図1乃至図4に示されるように、ディスク
装置10は、筐体12の前面に蓋14が開閉可能に取り
付けられており、蓋14の前面には未記録のディスクD
aが収納された第1のディスク収納部16、及び記録印
刷済みのディスクDcが収納される第2のディスク収納
部18が挿脱可能に設けられている。
【0020】第1のディスク収納部16、及び第2のデ
ィスク収納部18は、前面側に取っ手20a,22aを
有するカートリッジ20,22からなる。カートリッジ
20,22のベース20b,22bには、ディスクD
a,Dcの外周に接してディスク収納位置をガイドする
ガイドロッド20c,22cが起立している。尚、ガイ
ドロッド20c,22cは、クランプ動作時にディスク
Da,Dcを水平方向にずらす動作を妨げないようにデ
ィスクDa,Dcに対して遊嵌するように設けられてい
る。
【0021】また、第1のディスク収納部16、及び第
2のディスク収納部18は、カートリッジ20,22の
取っ手20a,22aを掴んで引き出すことにより、デ
ィスクDaの補充操作やディスクDcの回収操作を容易
に行える。
【0022】筐体12の内部には、未記録ディスクDa
の記録面(下面)に情報を記録する記録部24,26
と、記録済みディスクDbの上面に記録内容を示す識別
コードを印刷するプリンタ部28と、ディスクを搬送す
るディスク搬送機構30とが設けられている。また、筐
体12内には、記録部24,26、プリンタ部28、デ
ィスク搬送機構30へ電源供給を行う電源回路29と、
記録部24,26、プリンタ部28、ディスク搬送機構
30を制御する制御回路31とが設けられている。
【0023】記録部24,26は、ディスクの記録面に
レーザ光を照射して情報を記録するCD−RまたはCD
−RW装置等からなり、その前面に未記録ディスクDa
を載置するトレー32,34を有する。トレー32,3
4は、ディスク交換を行う交換位置と記録を行う装着位
置との間で摺動するように設けられている。
【0024】また、プリンタ部28は、記録済みのディ
スクDbが載置されるトレー36を有する。このトレー
36は、ディスク交換を行うディスク交換位置と印刷を
行う印刷位置との間で摺動するように設けられている。
また、プリンタ部28は、印刷位置に移動したトレー3
6の上方が開口されており、トレー36の上方をインク
カートリッジ40が左右方向に移動するよう構成されて
いる。
【0025】そして、プリンタ部28は、トレー36の
上方に横架された走行レール38に沿って左右方向に移
動するインクカートリッジ40のヘッド42からインク
をディスク上面に噴射して印刷する。尚、プリンタ部2
8では、トレー36の摺動停止位置を段階的にずらすこ
とで記録済みのディスクDbの上面全域に印刷が行え
る。
【0026】ディスク搬送機構30は、第1のディスク
収納部16と第2のディスク収納部18との間に横架さ
れたガイドレール44と、ガイドレール44に沿って左
右方向に水平移動する把持部46と、把持部46に支持
されたクランパ48とから構成されている。
【0027】把持部46は、後述するように平行リンク
を組み合わせたパンタグラフ構造の昇降機構50を有
し、クランパ48を昇降させると共に、クランパ48を
ディスクの中央孔に挿入してディスクをクランプするよ
うに構成されている。
【0028】ディスク装置10は、コンピュータ(図示
せず)からの指令により保存すべきデータ(情報)を未
記録ディスクDaに記録する記録工程と、記録内容を識
別する識別コードや自分でデザインした図面、文字情報
等の印刷情報をディスク上面に印刷する印刷工程と、第
1のディスク収納部16と第2のディスク収納部18と
の間でディスクを搬送するディスク搬送工程とを自動的
に行う記録・印刷装置である。
【0029】ここで、上記のような概略構成とされたデ
ィスク装置10の動作手順について図5乃至図16を参
照して説明する。尚、本実施例では、2台の記録部2
4,26が設けられているので、記録部24,26を交
互に使用してディスクの記録を効率良く行うことも可能
であるが、ここでは、説明の便宜上、記録部24で記録
を行う場合について説明する。
【0030】図5に示されるように、動作手順1では、
ディスク装置10の電源スイッチがオンに操作される
と、コンピュータからのデータ保存の指令を待つ。
【0031】動作手順2では、ディスク搬送機構30を
駆動してクランパ48を第1のディスク収納部16に移
動させ、昇降機構50の動作によりクランパ48を降下
させる(図6参照)。
【0032】動作手順3では、第1のディスク収納部1
6に収納された最上段の未記録ディスクDaの中央孔に
クランパ48を挿入して未記録ディスクDaをクランプ
する。
【0033】動作手順4では、クランプした未記録ディ
スクDaと共に昇降機構50の動作によりクランパ48
を上昇させる(図7参照)。同時に、記録部24のトレ
ー32をディスク交換位置に摺動させる(図8参照)。
【0034】動作手順5では、第1のディスク収納部1
6の上方に上昇したクランパ48を水平方向に移動させ
てクランプした未記録ディスクDaを記録部24のトレ
ー32の上方に停止させる(図9、図10参照)。
【0035】動作手順6では、昇降機構50の動作によ
りクランパ48を降下させて未記録ディスクDaを記録
部24のトレー32に載置する(図11、図12参
照)。
【0036】動作手順7では、クランパ48による未記
録ディスクDaのクランプを解除する。
【0037】動作手順8では、昇降機構50の動作によ
りクランパ48を上昇させると共に、記録部24のトレ
ー32をディスク装着位置に移動させる(図4参照)。
【0038】動作手順9では、記録部24において、未
記録ディスクDaを回転駆動しながら光ピックアップ
(図示せず)からのレーザ光を未記録ディスクDaの記
録面(下面)に照射して保存すべきデータを記録する。
【0039】動作手順10では、コンピュータからデー
タ保存の指令を受けたデータを全て未記録ディスクDa
に記録したことを確認した後、記録部24のトレー32
をディスク交換位置に移動させる(図12参照)。
【0040】動作手順11では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録済みディスクDbの
中央孔にクランパ48を挿入して記録済みディスクDb
をクランプする(図12参照)。
【0041】動作手順12では、昇降機構50の動作に
より記録済みディスクDbをクランプしたクランパ48
を上昇させた後、プリンタ部28のトレー36をディス
ク交換位置に移動させる(図13参照)。
【0042】動作手順13では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録済みディスクDbを
プリンタ部28のトレー36に載置する(図14参
照)。
【0043】動作手順14では、クランパ48による記
録済みディスクDbのクランプを解除する。
【0044】動作手順15では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を上昇させると共に、プリンタ部28
のトレー36を印刷可能な印刷位置に移動させる(図4
参照)。
【0045】動作手順16では、トレー36の上方に配
置されたインクカートリッジ40を水平方向に移動させ
ながらヘッド42からインクをディスク上面に噴射し
て、例えば、記録内容を識別する識別コードを印刷す
る。
【0046】動作手順17では、印刷が終了すると、プ
リンタ部28のトレー36をディスク交換位置に移動さ
せる(図14参照)。
【0047】動作手順18では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録印刷済みディスクD
cの中央孔にクランパ48を挿入して記録印刷済みディ
スクDcをクランプする(図14参照)。
【0048】動作手順19では、昇降機構50の動作に
より記録印刷済みディスクDcをクランプしたクランパ
48を上昇させた後(図13参照)、プリンタ部28の
トレー36を印刷位置に移動させる。
【0049】動作手順20では、ディスク搬送機構30
を駆動してクランパ48を水平移動させて第2のディス
ク収納部18の上方に搬送する(図15参照)。
【0050】動作手順21では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を降下させて記録印刷済みディスクD
cを第2のディスク収納部18に降下させる(図16参
照)。
【0051】動作手順22では、クランパ48による記
録印刷済みディスクDcのクランプを解除する。
【0052】動作手順23では、昇降機構50の動作に
よりクランパ48を第2のディスク収納部18の上方に
上昇させる。
【0053】動作手順24では、ディスク搬送機構30
を駆動してクランパ48を水平移動させて第1のディス
ク収納部16の上方に搬送して次回の記録工程の指令が
あるまで待機状態を維持する。これで、一連の動作手順
が終了する。
【0054】ここで、本発明の要部を構成する把持部4
6について詳細に説明する。把持部46は、クランパ4
8と、クランパ48を昇降させる昇降機構50とから構
成されている。まず、クランパ48の構成について説明
し、続いて昇降機構50について説明する。
【0055】図17はクランパ48を拡大して示す側断
面図である。図18はクランパ48を拡大して示す平面
図である。
【0056】図17に示されるように、クランパ48
は、L字状に形成されたブラケット52と、ブラケット
52の水平部52aの先端に横架された軸54により上
下方向に回動可能に支持されたクランパベース56と、
クランパベース56の上方に対向するように設けられ軸
54により上下方向に回動可能に支持されたカムベース
58とを有する。
【0057】カムベース58は、上下動する他端にトー
ションバネ60を支持する軸62が横架されている。ト
ーションバネ60は、一端60aがブラケット52の垂
直部52bに切り起こされた掛止部52cに掛止され、
他端60bがクランパベース56より上方に突出したバ
ネ受部56aに当接している。
【0058】クランパベース56は、トーションバネ6
0のバネ力によって下方に付勢されている。そして、ク
ランパベース56がディスク上面に当接すると、トーシ
ョンバネ60は他端60bが上方に変位すると共に、そ
の変形量に応じたバネ力をクランパベース56のバネ受
部56aに作用させる。従って、クランパベース56
は、ディスクをクランプする過程でディスクの上面を押
圧するときの押圧力がトーションバネ60のバネ力によ
って付与される。
【0059】また、カムベース58は、下面より斜め下
方に突出するカム部58aを有しており、このカム部5
8aがクランパベース56に設けられた第2の摺動部材
84の上面に起立する被押圧部84cの傾斜部に当接す
る。
【0060】クランパベース56の下面には、ディスク
Dの中央孔72に挿入される挿入部74が突出してい
る。この挿入部74は、クランパベース56の下面に一
体成型された円筒部74aと、円筒部74aの下端に一
体成型されたテーパ部74bとを有する。挿入部74
は、円筒部74aの付け根部分に形成されたディスク掛
止溝76と、ディスク掛止溝76と反対側の外周に開口
するディスク押圧用溝78とが設けられている。
【0061】図18に示されるように、クランパベース
56には、上記第1の摺動部材82と、第2の摺動部材
84と、第1の摺動部材82と第2の摺動部材84との
間に装架されたコイルバネ86と、第1の摺動部材82
を復帰方向に付勢するトーションバネ88と、第1の摺
動部材82を摺動位置に保持するソレノイド(掛止解除
機構に相当する)90とが設けられている。
【0062】第1の摺動部材82は、半径方向に摺動可
能に設けられ、挿入部74の内部からディスク押圧用溝
78を通過してディスク中央孔を押圧する押圧部82a
を有する。
【0063】第2の摺動部材84は、上記第1の摺動部
材82と一体的にディスク半径方向に摺動するように設
けられており、挿入部74の内部からディスク掛止溝7
6に進入してディスク掛止解除すると共に、クランプ動
作過程でディスク掛止溝76から挿入部74の内部に摺
動する押圧部84aを有する。
【0064】第1の摺動部材82の上方に起立するバネ
掛止部82bと第2の摺動部材84の上方に起立するバ
ネ掛止部84bとの間には、両部材を互いに近接する方
向に付勢するコイルバネ86が装架されているので、第
1の摺動部材82及び第2の摺動部材84は、一体的に
摺動する。
【0065】ソレノイド90は、ディスク内周を掛止方
向に押圧した第1の摺動部材82を吸着するマグネット
90aと、マグネット90aによりクランプ位置に吸着
された第1の摺動部材82を離間方向に駆動するコイル
90bに通電されてからの電磁力を発生させる。従っ
て、ソレノイド90は、少ない消費電力でディスクのク
ランプを解除することができる。
【0066】ここで、例えば、上記のように構成された
クランパ48を用いて第1のディスク収納部16に収納
された最上段のディスクDaをクランプする場合の動作
について説明する。図19はクランパ48をディスク中
央孔に挿入した状態を拡大して示す側断面図である。図
20はクランパ48をディスク中央孔に挿入した状態を
拡大して示す平面図である。
【0067】図19に示されるように、クランパ48
は、昇降機構50の降下動作により挿入部74をディス
クDaの中央孔72に挿入されるクランプ位置まで降下
する過程で、クランパベース56がディスク上面に当接
して上方に押圧される。そのため、クランパベース56
は、相対的にブラケット52の水平部52aより上方に
変位し、且つトーションバネ60の他端60bを上方に
押圧する。
【0068】これにより、クランパベース56は、トー
ションバネ60のバネ力で第1のディスク収納部16の
最上段のディスクDaの上面を押圧する。
【0069】このようにクランパベース56が最上段の
ディスクDaを押圧しながらブラケット52がさらに降
下すると、カムベース58のカム部58aが第2の摺動
部材84の被押圧部84cの傾斜部に当接する。そのた
め、第2の摺動部材84は、ディスク半径方向(A方
向)に摺動して第1の摺動部材82を同方向に押圧し、
押圧部82aが挿入部74の内部からディスク押圧用溝
78を通過してディスクDaの中央孔72をA方向に押
圧する。
【0070】これにより、図20に示されるように、第
1のディスク収納部16の最上段のディスクDaは、所
定距離だけA方向にずれる。これと同時に、押圧部82
aと180度の位置に設けられた第2の摺動部材84の
押圧部84aもA方向に摺動して挿入部74の内部に引
っ込むため、ディスクDaの中央孔72の内周縁部(図
20中ハッチングで示す部分)が挿入部74の外周に形
成されたディスク掛止溝76に進入して掛止される。
【0071】このように、クランパ48は、第1の摺動
部材82及び第2の摺動部材84の摺動動作により積み
重ねられた複数のディスクのうち最上段のディスクDa
の中央孔72の内周縁をディスク掛止溝76に確実に掛
止させることができる。また、クランパ48は、ディス
クの外周を把持する方法よりも移動スペースが小さくて
済み、コンパクトな構成になっている。
【0072】尚、第1のディスク収納部16に収納され
た最上段のディスクDaの高さ位置は、記録工程を行う
度に減少する。そのため、クランパ48を降下する動作
過程でディスク高さを検出して昇降機構50の降下動作
を停止させる必要がある。
【0073】本実施例では、ブラケット52の水平部5
2aにクランパベース56の相対位置の変化を検出する
ためのスイッチ(図示せず)を設ける。このスイッチに
よりクランパベース56がディスク上面に当接したこと
を検出することが可能になる。
【0074】また、複数のディスクが面方向に積み重ね
られた場合、ディスク面同士が密着して半径方向にずれ
ない場合がある。特に、CD,CD−R,CD−RW等
の光ディスクの場合、記録面(下面)の内周にリング状
の突部89が形成され、且つその反対側の上面にはリン
グ状の凹部91が形成されている。そのため、複数のデ
ィスクが積み重ねられた状態でクランパベース56が最
上段のディスクDaを押圧すると、互いに対向する位置
の突部89と凹部91とが嵌合してしまい、最上段のデ
ィスクDaを半径方向にずらすことができない場合あ
る。
【0075】その場合、図21及び図22に示されるよ
うに、クランパベース56が最上段のディスクDaを押
圧しながらブラケット52がさらに降下すると、カムベ
ース58のカム部58aが第2の摺動部材84の被押圧
部84cの傾斜部に当接して第2の摺動部材84をA方
向に摺動させるが、ディスクDaが下面側のディスクと
の摩擦力によって半径方向に摺動できない。そのため、
第2の摺動部材84がA方向に摺動しても第1の摺動部
材82がディスクDaの中央孔72の内周に当接して押
圧部82aがディスク押圧用溝78より突出することが
できない。
【0076】このように、クランパベース56が最上段
のディスクDaを押圧する動作過程でディスクDaを半
径方向にずらすことができないときは、図23に示され
るように、クランパベース56を上昇させてディスクD
aに対する押圧力を解除する。
【0077】これにより、上記のようなディスク面間の
摩擦力が減少し、互いに対向する位置の突部89と凹部
91との嵌合が緩和される。そのため、第1の摺動部材
82は、第2の摺動部材84がA方向に摺動してコイル
バネ86のバネ力が増大しているので、ディスクDaの
中央孔72に対するA方向に押圧力がディスク面間の摩
擦力よりも大となった時点で、ディスクDaをA方向に
ずらすことが可能になる。
【0078】このように、ディスク面間の摩擦力により
クランパベース56がディスクDaを押圧した状態でデ
ィスクDaをずらすことができないときは、クランパベ
ース56による押圧力の緩和により確実にディスクDa
をA方向にずらしてクランプすることができる。
【0079】そして、図24に示されるように、ディス
クDaをディスク掛止溝76に掛止したクランパ48
は、昇降機構50の上昇動作により最上段のディスクD
aのみをクランプした状態で上昇する。尚、第1の摺動
部材82は、ソレノイド90のマグネット90aにより
吸着されA方向に摺動したクランプ位置に保持されてい
る。
【0080】図25に示されるように、搬送機構30の
搬送動作によりクランパ48が任意の搬送位置に移動す
ると、ソレノイド90のコイル90bに通電されて第1
の摺動部材82をマグネット90aから離間させる方向
の電磁力を発生させる。これにより、第1の摺動部材8
2及び第2の摺動部材84は、トーションバネ88のバ
ネ力により掛止解除方向(B方向)に摺動する。よっ
て、第1の摺動部材82の押圧部82aがディスク押圧
用溝78内に引っ込むと同時に第2の摺動部材84がデ
ィスク掛止溝76に掛止されたディスクDaの内周縁を
B方向に押し出す。
【0081】その結果、クランパ48によるディスクD
aのクランプが解除されるため、ディスクDaは、自重
で所定位置(例えば、トレー32,36または第2のデ
ィスク収納部18)に落下する。
【0082】ここで、上記昇降機構50の構成について
説明する。図26は昇降機構50の上昇動作を示す右側
面図である。図27は昇降機構50の上昇動作を示す左
側面図である。図28は昇降機構50の下降動作を示す
右側面図である。図29は昇降機構50の下降動作を示
す左側面図である。図26乃至図29に示されるよう
に、昇降機構50は、ディスク搬送機構30のガイドレ
ール44に支持されたブラケット100と、ブラケット
100の垂下部100aに回動可能に支持された上部平
行リンク102と、上部平行リンク102の端部に回動
可能に連結された連結部材104と、連結部材104に
回動可能に支持された下部平行リンク106とから構成
されている。
【0083】上部平行リンク102は、同一長さのリン
ク102a,102bを平行に配置したものである。リ
ンク102a,102bの一端はブラケット100の垂
下部100aを貫通する軸108a,108bにより回
動可能に支持され、リンク102a,102bの他端は
連結部材104を貫通する軸110a,110bにより
回動可能に支持されている。
【0084】また、下部平行リンク106は、同一長さ
のリンク106a,106bを平行に配置したものであ
る。リンク106a,106bの一端は連結部材104
を貫通する軸110a,110bにより回動可能に支持
され、リンク106a,106bの他端は上記把持部4
6のブラケット52を貫通する軸112a,112bに
より回動可能に支持されている。
【0085】下部平行リンク106のリンク106aに
は、各リンク102a,102b及び106a,106
bを同時に回動させる駆動部113が設けられている。
駆動部113により回転駆動される駆動ギヤ114が上
部平行リンク102のリンク102aの右側面に形成さ
れた大径扇状ギヤ116に噛合し、且つリンク102a
の端部に形成された小径扇状ギヤ118がリンク106
bの端部に形成された小径扇状ギヤ120に噛合してい
る。
【0086】そのため、駆動部113により駆動ギヤ1
14が回転駆動されると、リンク102a,102b及
びリンク106a,106bは、同時に同一角度α回動
して昇降動作する。尚、リンク102a,102b及び
リンク106a,106bの回動角度は、図26,図2
7に示す待機状態のときはα=0となる。
【0087】図28及び図29に示されるように、駆動
ギヤ114が回転駆動されると、その回転駆動力が大径
扇状ギヤ116に伝達されるため、リンク102a,1
02bは軸108a,108bを支点として時計方向に
回動すると共に、リンク106a,106bは軸110
a,110bを支点として反時計方向に回動する。
【0088】また、リンク102a,102b及びリン
ク106a,106bは、クランパ48がディスクDa
をクランプする位置に降下するまで回動する。第1のデ
ィスク収納部16に収納されたディスクの枚数は、記録
・印刷する度に減少するため、昇降機構50では、第1
のディスク収納部16に収納された最上段のディスクに
クランパ48が当接すると、クランパ48が任意のクラ
ンプ高さに到達したことが検出されて降下動作を停止さ
せる。
【0089】上記リンク102a,102b及びリンク
106a,106bの回動角度が常に同一角度であるの
で、クランパ48は、鉛直方向の軸線がずれることなく
垂直方向に昇降動作することができ、ディスクの中央孔
72に確実に挿入される。
【0090】図30はリンク106aの平面図である。
図31はリンク106aの側面図である。図30及び図
31に示されるように、リンク106aは、駆動部11
3が搭載されたベース122と、ベース122の左右両
側から上方に曲げられた側板124,126とからな
る。そして、側板124,126の両端には、上記軸1
10a,112aが挿通される孔124a,124b,
126a,126bが設けられている。
【0091】また、駆動部113は、ベース122の下
面に取り付けられたモータ128と、ベース122の上
面でモータ128の回転軸128aに圧入されたモータ
ギヤ130と、モータギヤ130に噛合する伝達ギヤ1
32と、垂直方向に延在する軸133に支持された伝達
ギヤ132と一体に形成されたウォーム134と、ウォ
ーム134と直交する水平方向に延在する軸135に支
持された小径ギヤ136と、側板126の外側で小径ギ
ヤ136に噛合する大径ギヤ138とを有する。また、
大径ギヤ138は、上記駆動ギヤ114と一体形成され
ており、側板126に挿通された軸140により回転可
能に支持されている。
【0092】従って、モータ128の回転駆動力は、上
記各ギヤ130,132,ウォーム134,小径ギヤ1
36,大径ギヤ138を介して減速された後、駆動ギヤ
114に伝達される。また、駆動部113では、ギヤ間
にウォーム134が介在しているので、リンク102
a,102b及びリンク106a,106bが自重で降
下することを防止している。
【0093】このように、昇降機構50は、モータ12
8の回転駆動力によりリンク102a,102b及びリ
ンク106a,106bが回動して昇降動作する構成で
あるので、昇降動作をガイドするガイドを上下方向に延
在形成する必要がなく、その分動作スペースが小さくて
済み、ひいてはディスク装置10の小型化にも寄与しう
る。
【0094】ここで、上記昇降機構50の昇降動作及び
把持部46のクランプ動作について図32乃至図35を
参照して説明する。
【0095】図32は昇降機構50及び把持部46が待
機位置に上昇した動作状態を示す側面図である。図33
は昇降機構50及び把持部46がクランプ位置に降下し
た動作状態を示す側面図である。図34は昇降機構50
及び把持部46がクランプ解除前の降下動作状態を示す
側面図である。図35は搬送後にディスクのクランプを
解除した動作状態を示す側面図である。
【0096】図32に示されるように、把持部46がデ
ィスク搬送機構30のガイドレール44に沿って移動す
る際には、昇降機構50は把持部46を待機位置に上昇
させている。この待機状態では、昇降機構50のリンク
102a,102b及びリンク106a,106bが水
平状態(回動角度α=0)にあり、クランパ48を上端
位置に上昇させている。
【0097】そして、把持部46が第1のディスク収納
部16の上方に移動すると、ディスク搬送機構30によ
る搬送動作が停止する。
【0098】図33に示されるように、昇降機構50の
モータ128が回転駆動されると、モータ駆動力が駆動
部113の各ギヤ130,132,ウォーム134,小
径ギヤ136,大径ギヤ138を介して減速された後、
駆動ギヤ114に伝達される。駆動ギヤ114の回転駆
動力は、大径扇状ギヤ116に伝達され、リンク102
a,102bが軸108a,108bを支点として時計
方向に回動すると共に、リンク106a,106bが軸
110a,110bを支点として反時計方向に回動す
る。
【0099】そして、クランパ48のクランパベース5
6が最上段のディスクDaに当接してブラケット52に
対して相対変位すると、昇降機構50のモータ128へ
の通電が停止される。また、前述したように、クランパ
48の摺動部材82,84の摺動動作により最上段のデ
ィスクDaを半径方向にずらして掛止溝76に掛止す
る。これで、クランパ48は、第1のディスク収納部1
6に積み重ねられたディスクの最上段のディスクDaの
みをクランプする。
【0100】図34に示されるように、クランパ48が
最上段のディスクDaをクランプすると、昇降機構50
のモータ128が逆方向に回転駆動される。これによ
り、昇降機構50のリンク102a,102bは軸10
8a,108bを支点として反時計方向に回動すると共
に、リンク106a,106bが軸110a,110b
を支点として時計方向に回動する。
【0101】そのため、ディスクDaをクランプしたク
ランパ48は、垂直方向に上昇して搬送可能な待機位置
に戻る。
【0102】次に記録工程及び印刷工程が終了したディ
スクを第2のディスク収納部18に搬送する際の動作に
ついて説明する。
【0103】図34に示されるように、ディスク搬送機
構30のガイドレール44に沿って移動した把持部46
が第2のディスク収納部18の上方に到着すると、搬送
動作を停止した後、昇降機構50のモータ128を回転
駆動により、リンク102a,102bが軸108a,
108bを支点として時計方向に回動すると共に、リン
ク106a,106bが軸110a,110bを支点と
して反時計方向に回動する。
【0104】これにより、クランパ48にクランプされ
たディスクDaは、第2のディスク収納部18内に降下
する。
【0105】図35に示されるように、上記のような昇
降機構50の降下動作により所定距離降下して第2のデ
ィスク収納部18に収納された最上段のディスクDcに
近接した状態でクランパ48のソレノイド90が励磁さ
れる。そのため、クランパ48においては、図18及び
図25に示されるように、第1の摺動部材82及び第2
の摺動部材84がトーションバネ88のバネ力により掛
止解除方向(B方向)に摺動する。これにより、第2の
摺動部材84は、ディスク掛止溝76に掛止されたディ
スクの内周縁を押し出す。
【0106】これにより、クランパ48によるディスク
Dcのクランプが解除される。そのため、ディスクDc
は、自重で第2のディスク収納部18に落下する。
【0107】尚、本実施例では、上記のように第1のデ
ィスク収納部16、第2のディスク収納部18、記録部
24,26、プリンタ部28、ディスク搬送機構30を
有する構成とされたディスク装置を一例として挙げた
が、これに限らず、例えば、記録部24のみ、あるいは
プリンタ部28のみが第1のディスク収納部16と第2
のディスク収納部18との間に配置された構成のものに
も適用できるのは勿論である。
【0108】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、複数のディスクが積まれたディスク収納部と、ディ
スク収納部の最上段に位置するディスクを把持する把持
部と、把持部を任意の位置に搬送する搬送機構を備えた
ディスク装置において、把持部が、ディスクを半径方向
に押圧してディスクの中央孔の内周縁を掛止するため、
ディスクを確実にクランプできると共に、把持部の構成
をコンパクト化することができる。
【0109】また、請求項2記載の発明によれば、複数
のディスクが積まれたディスク収納部と、ディスク収納
部の最上段に位置するディスクを把持する把持部と、把
持部を任意の位置に搬送する搬送機構を備えたディスク
装置において、把持部が、ディスクの中央孔の内周縁を
掛止させる摺動部材を備えたため、ディスク収納部の最
上段に位置するディスクを一枚ずつ確実に把持すること
ができ、且つ搬送中にディスクの脱落を防止することが
できる。
【0110】また、請求項3記載の発明によれば、摺動
部材が、ディスクの中央孔を掛止方向に押圧する第1の
摺動部材と、第1の摺動部材の当接位置に対し180度
の方向からディスクの中央孔を掛止解除方向に押圧する
第2の摺動部材と、を備えたものであり、ディスク収納
部の最上段に位置するディスクを一枚ずつ確実に把持す
ることができ、且つ搬送中にディスクの脱落を防止す
る。
【0111】また、請求項4記載の発明は、摺動部材
が、挿入部をディスクの中央孔に挿入して把持部がディ
スクを面方向に押圧する動作過程でディスクを半径方向
に摺動させるものであり、面方向の押圧力を利用して摺
動部材をディスク半径方向に摺動させることが可能にな
り、把持部の構成を簡略化できる。
【0112】また、請求項5記載の発明によれば、把持
部がディスクを面方向に押圧する動作過程で第2の摺動
部材が、ディスクの内周縁を掛止させる半径方向に摺動
してもディスクが半径方向に移動しない場合、第1の摺
動部材は、把持部がディスクから離間する動作過程でデ
ィスクの内周縁を掛止させる方向に摺動するため、面方
向に重ねられたディスク同士が密着している場合でも最
上段のディスクのみを半径方向にずらしてクランプする
ことができる。
【0113】また、請求項6記載の発明によれば、把持
部が、ディスクの中央孔に挿入される挿入部と、挿入部
の外周に形成された掛止溝と、ディスクを半径方向に押
圧して中央孔の内周縁を掛止溝に係合させる摺動部材
と、を備えたため、ディスクを半径方向にずらすことで
ディスクの内周縁を掛止溝に係合させてクランプするこ
とができる。
【0114】また、請求項7記載の発明によれば、複数
のディスクが積まれた第1のディスク収納部と、ディス
クの下面に情報を記録する記録部と、ディスクの上面に
所望の印刷情報を印刷するプリンタ部と、記録済みのデ
ィスクを収納する第2のディスク収納部と、ディスクの
内周縁を掛止する把持部と、把持部を第1のディスク収
納部、記録部、プリンタ部、第2のディスク収納部の何
れかに搬送する搬送機構と、把持部が記録部、プリンタ
部、第2のディスク収納部の何れかに移動したときディ
スクの掛止を解除する掛止解除機構と、を備えたため、
第1のディスク収納部に積み重ねられたディスクを一枚
ずつ記録部に搬送でき、且つ把持部をコンパクトにして
移動スペースを小さくできるので、装置の小型化にも対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】ディスク装置の平面図である。
【図3】ディスク装置の正面図である。
【図4】ディスク装置の側面図である。
【図5】ディスク装置10の動作手順を説明するための
フローチャートである。
【図6】クランパ48が第1のディスク収納部16のデ
ィスクをクランプした動作状態を示す正面図である。
【図7】ディスクをクランプしたクランパ48が上昇し
た動作状態を示す正面図である。
【図8】記録部24のトレー32をディスク交換位置に
引き出した動作状態を示す側面図である。
【図9】記録部24のトレー32をディスク交換位置に
引き出した動作状態を示す平面図である。
【図10】クランパ48をトレー32の上方に搬送した
動作状態を示す正面図である。
【図11】クランパ48を降下させてディスクをトレー
32に載置した動作状態を示す正面図である。
【図12】クランパ48を降下させてディスクをトレー
32に載置またはクランプした動作状態を示す側面図で
ある。
【図13】印刷部28のトレー36をディスク交換位置
に引き出した動作状態を示す側面図である。
【図14】印刷部28のトレー36にディスクを載置し
た動作状態を示す側面図である。
【図15】印刷済みディスクDcを第2のディスク収納
部18の上方に搬送した動作状態を示す正面図である。
【図16】印刷済みディスクDcを第2のディスク収納
部18に降下させた動作状態を示す正面図である。
【図17】クランパ48を拡大して示す側断面図であ
る。
【図18】クランパ48を拡大して示す平面図である。
【図19】クランパ48をディスク中央孔に挿入した動
作状態を拡大して示す側断面図である。
【図20】クランパ48をディスク中央孔に挿入した動
作状態を拡大して示す平面図である。
【図21】クランパ48のクランプベース56がディス
ク面に当接した動作状態を拡大して示す側断面図であ
る。
【図22】クランパ48の第1の摺動部材82がディス
ク面間の摩擦により摺動できない動作状態を拡大して示
す側断面図である。
【図23】クランパ48の上昇開始直後にクランプベー
ス56がディスク面から離間した動作状態を拡大して示
す側断面図である。
【図24】ディスクをクランプしたクランプ48を上昇
させた動作状態を拡大して示す側断面図である。
【図25】クランパ48がディスクのクランプを解除し
てディスクを落下させた動作状態を拡大して示す側断面
図である。
【図26】昇降機構50の上昇動作を示す右側面図であ
る。
【図27】昇降機構50の上昇動作を示す左側面図であ
る。
【図28】昇降機構50の下降動作を示す右側面図であ
る。
【図29】昇降機構50の下降動作を示す左側面図であ
る。
【図30】リンク106aの平面図である。
【図31】リンク106aの側面図である。
【図32】昇降機構50及び把持部46が待機位置に上
昇した動作状態を示す側面図である。
【図33】昇降機構50及び把持部46がクランプ位置
に降下した動作状態を示す側面図である。
【図34】昇降機構50及び把持部46がクランプ解除
前の降下動作状態を示す側面図である。
【図35】搬送後にディスクのクランプを解除した動作
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ディスク装置 12 筐体 14 蓋 16 第1のディスク収納部 18 第2のディスク収納部 20,22 カートリッジ 24,26 記録部 28 プリンタ部 30 ディスク搬送機構 31 制御回路 32,34,36 トレー 38 走行レール 40 インクカートリッジ 42 ヘッド 44 ガイドレール 46 把持部 48 クランパ 50 昇降機構 52 ブラケット 56 クランパベース 58 カムベース 60 トーションバネ 72 中央孔 74 挿入部 76 ディスク掛止溝 78 ディスク押圧用溝 82 第1の摺動部材 84 第2の摺動部材 86 コイルバネ 88 トーションバネ 89 突部 90 ソレノイド 91 凹部 100 ブラケット 102 上部平行リンク 102a,102b,106a,106b リンク 104 連結部材 106 下部平行リンク 108a,108b,110a,110b,112a,
112b 軸 113 駆動部 114 駆動ギヤ 116 大径扇状ギヤ 118,120 小径扇状ギヤ 122 ベース 124,126 側板 128 モータ 130 モータギヤ 132 伝達ギヤ 134 ウォーム 136 小径ギヤ 138 大径ギヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクが積まれたディスク収納
    部と、該ディスク収納部の最上段に位置するディスクを
    把持する把持部と、該把持部を任意の位置に搬送する搬
    送機構を備えたディスク装置において、 前記把持部は、 前記ディスクを半径方向に押圧して前記ディスクの中央
    孔の内周縁を掛止することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数のディスクが積まれたディスク収納
    部と、該ディスク収納部の最上段に位置するディスクを
    把持する把持部と、該把持部を任意の位置に搬送する搬
    送機構を備えたディスク装置において、 前記把持部は、 前記ディスクの中央孔の内周縁を半径方向に押圧して掛
    止させる摺動部材を備えたことを特徴とするディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記摺動部材は、 前記ディスクの中央孔を掛止方向に押圧する第1の摺動
    部材と、 該第1の摺動部材と同一方向に摺動可能に設けられ、且
    つ前記第1の摺動部材の摺動に対し180度の方向に摺
    動して前記ディスクの中央孔を掛止解除方向に押圧する
    第2の摺動部材と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記摺動部材は、 前記挿入部を前記ディスクの中央孔に挿入して前記把持
    部が前記ディスクを面方向に押圧する動作過程で前記デ
    ィスクを半径方向に摺動させることを特徴とする請求項
    2記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記把持部が前記ディスクを面方向に押
    圧する動作過程で前記第2の摺動部材が、前記ディスク
    の内周縁を掛止させる半径方向に摺動しても前記ディス
    クが半径方向に移動しない場合、第1の摺動部材は、前
    記把持部が前記ディスクから離間する動作過程で前記デ
    ィスクの内周縁を掛止させる方向に摺動することを特徴
    とする請求項2記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記把持部は、 前記ディスクの中央孔に挿入される挿入部と、 前記挿入部の外周に形成された掛止溝と、 前記ディスクを半径方向に押圧して前記中央孔の内周縁
    を前記掛止溝に係合させる摺動部材と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 複数のディスクが積まれた第1のディス
    ク収納部と、 ディスクの下面に情報を記録する記録部と、 該ディスクの上面に所望の印刷情報を印刷するプリンタ
    部と、 記録済みのディスクを収納する第2のディスク収納部
    と、 前記ディスクの内周縁を掛止する把持部と、 該把持部を前記第1のディスク収納部、前記記録部、前
    記プリンタ部、前記第2のディスク収納部の何れかに搬
    送する搬送機構と、 前記把持部が前記記録部、前記プリンタ部、前記第2の
    ディスク収納部の何れかに移動したとき前記ディスクの
    掛止を解除する掛止解除機構と、 を備えたことを特徴とするディスク装置。
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