JP2009142009A - 間接活線絶縁操作棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】間接活線絶縁操作棒としての一定の実用的強度を確保しながらも、より一層、軽量で操作性の高い間接活線絶縁操作棒を提供すること。
【解決手段】高所に吊架された電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等に用いる間接活線絶縁操作棒1であり、回転操作部2、絶縁回転パイプ3、電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等の作業を行う先端工具50、60、70及び絶縁固定パイプ5とからなる。
回転操作部2は、入力軸10、入力軸10駆動するギヤ列14、19と、その軸受構造と、入力軸カバー11、ギヤハウジング15、筒状伝達軸ケース27及びコア30からなるギヤケースとからなる。そして、前記構成部材のうち、少なくともギヤケースが合成樹脂材で形成されており、入力軸10が充電式回転工具90又は手動ハンドル80により回転される。
【選択図】図3

Description

本発明は、高架配電線等の例えば皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等の活線工事に使用される間接活線絶縁操作棒に係り、詳しくはその軽量性と操作性を更に改善した間接活線絶縁操作棒に関する。
従来より、例えば高架配電線等の上記活線工事を安全、かつ効率的に行うために、間接活線絶縁操作棒の先端に電線の皮剥ぎや、切断、曲げくせ付け等を行う先端工具を装着し、これを手元に装備したレバー等を介して遠隔操作するようにした間接活線絶縁操作棒が提案されてきた(例えば特許文献1)。
しかし、レバー等を介しての遠隔操作は、作業者の人力に頼るため、最近の作業負荷が高い活線工事においては現実的でなくなりつつある。
そこで、最近では、作業性改善のために間接活線絶縁操作棒を電動モータで回転させる操作棒が現れており(例えば特許文献2、特許文献3)、本出願人もこれを提案している(特許文献2)。
しかし、間接活線絶縁操作棒を電動モータで回転させることは飛躍的に操作性を向上させ、一定の作用効果を発揮したが、電動モータが要求されるのは活線作業が太径の電線を切断するなどの重負荷の場合であり、このように重負荷に耐え、高性能になればなるほど、作業者の操作対象となる電動モータ及び先端工具を含む操作棒の全体重量が重くなり、却って操作性が悪くなるという問題があった。
したがって、これらの従来技術の中には、間接活線絶縁操作棒全体の軽量化と操作性の改善のために、絶縁操作棒自体の材質を繊維強化樹脂(FRP)製にしたものもみられるが、これだけでは軽量化は不十分であり、操作性改善のために更なる軽量化が要請されていた。
しかしながら、間接活線絶縁操作棒の軽量化を追及すればするほど、強度低下を招くという、相反する問題が生じることになる。
特開平11−205929号公報(請求項1、図1) 特開2004−180373号公報(段落0005、図4) 特開平10−145920号公報(請求項1、図1、図2)
そこで、本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、間接活線絶縁操作棒としての一定の実用的強度を確保しながらも、より一層、軽量で操作性の高い間接活線絶縁操作棒(以下、単に絶縁操作棒という場合もある。)を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、請求項1の発明は、高所に吊架された電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等に用いる間接活線絶縁操作棒であって、基端部に位置する回転操作部と、該回転操作部により一端部が回転される絶縁回転パイプと、該絶縁回転パイプの他端部に選択的に着脱され、前記絶縁回転パイプの回転により前記電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等の作業を行う先端工具を保持する先端工具保持部と、前記絶縁回転パイプと並列に配置され、前記回転操作部と前記先端工具保持部とを連結する絶縁固定パイプとからなり、前記回転操作部は、入力軸と、該入力軸の回転トルクを前記絶縁回転パイプに伝達するギヤ列と、該ギヤ列の軸受構造と、これらギヤ列及び軸受構造を包囲するギヤケースとからなり、前記構成部材のうち、少なくとも前記ギヤケースが合成樹脂材で形成され、前記入力軸が電動モータ又は手動ハンドルにより回転されることを特徴とする間接活線絶縁操作棒である。
又、請求項2の発明は、請求項1に記載の間接活線絶縁操作棒において、前記絶縁回転パイプと、絶縁固定パイプとが、繊維強化合成樹脂製パイプで形成されていることを特徴とする間接活線絶縁操作棒である。
又、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の間接活線絶縁操作棒において、入力軸に、更に電動モータ又は手動ハンドルを着脱自在に設けたことを特徴とする間接活線絶縁操作棒である。
請求項1記載の間接活線絶縁操作棒によれば、先端工具を回転する絶縁回転パイプの回転操作部が、入力軸と、この入力軸の回転トルクを絶縁回転パイプに伝達するギヤ列と、その軸受構造と、これらギヤ列及び軸受構造を包囲するギヤケースとからなり、これら構成部材のうち少なくともギヤケースが合成樹脂材又は繊維強化合成樹脂材で形成されているので、回転操作部の曲げ強度を確保した状態で間接活線絶縁操作棒全体の軽量化が達成される。
請求項2記載の間接活線絶縁操作棒によれば、請求項1記載の間接活線絶縁操作棒において、絶縁回転パイプと絶縁固定パイプとが繊維強化合成樹脂製パイプで形成されているので、より一層、間接活線絶縁操作棒全体の軽量化が達成される。
請求項3記載の間接活線絶縁操作棒によれば、請求項1又は2記載の間接活線絶縁操作棒において、作業者は、先端工具の負荷の程度に応じて回転操作部の入力軸を電動モータ又は手動ハンドルにより回転することができるので、上記作用、効果に加えて絶縁操作棒の操作性が改善される。
以下、本発明に係る間接活線絶縁操作棒の最良の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る間接活線絶縁操作棒1の平面図、図2は、その正面図、図3は、図1の絶縁操作棒1の回転操作部2の縦断面図、図4は、工具保持部4の縦断面図である。
図1及び図2に基づいて、まず間接活線絶縁操作棒1の全体構成を説明する。
両図に示すように、本発明の絶縁操作棒1は、大別して回転操作部2と、回転操作部2からの回転トルクにより回転する絶縁回転パイプ3と、後述する図5の先端工具を着脱する工具保持部4と、回転操作部2及び工具保持部4間を連結する固定絶縁パイプ5とから構成されている。なお、符号6、7、8は、それぞれ雨切りつば、安全限界表示つば、離隔表示テープである。
次に、上記構成部材について、個々に説明する。
回転操作部2は、図3の縦断面図に示すように、作業者が図の右端に図示されているエンドキャップ33が外挿された繊維強化樹脂製の絶縁手元パイプ32を左手で把持しつつ、右手で図の最上部に位置する断面六角形の入力軸10に、後述する図7の手動ハンドル80又は充電式電動モータ90のいずれかを選んで装着し、回転させることにより、図の左端の絶縁回転パイプ3を回転操作するものである。
入力軸10は、絶縁回転パイプ3の中心軸と直交する位置関係にあり、入力軸カバー11に装着されたベアリング12により回転自在に支軸され、その下端には傘歯車14がスプリングピン13で固定されている。この傘歯車14は、歯の交差角が90度でその下方に位置する傘歯車19とかみ合っている。
傘歯車19は、筒状伝達軸ケース27の内周面に装着された砲金製軸受17により回転自在に支軸された中空伝達軸18の右端部にスプリングピン20で固定されている。
入力軸カバー11と、筒状伝達軸ケース27とは、ギヤハウジング15を介してビス16で強固に一体化され、上記一対の傘歯車14、19とその軸受構造12、17を包囲している。
一方、中空伝達軸18の左端部は、前述の絶縁回転パイプ3と、これから述べる連結構造及び軸受構造とにより、回転自在に連結されている。すなわち、中空伝達軸18の左端部は、絶縁回転パイプ3内に所定の重複長さで内挿され、その重複部分には2本のスプリングピン21が貫通して装着されて、両軸18、3を強固に連結している。
このスプリングピン21は、その全長が筒状伝達軸ケース27の内周面に摺動回転できる寸法関係に挿入されており、絶縁回転パイプ3のブレ回りを効果的に防止している。かかる連結構造がなされた中空伝達軸18自体も2本のスプリングピン21、22が貫通され、筒状伝達軸ケース27の内周面に装着固定された砲金製軸受23の内周面によって、摺動可能に支軸されている。
又、2本のスプリングピン21位置における中空伝達軸18と、絶縁回転パイプ3と、筒状伝達軸ケース27との間には、S45C製のスリーブ34と、ポリアセタール製のスリーブ35とが装着され、砲金製軸受23と筒状伝達軸ケース27のそれぞれの内周面に対する軸受効果と、両軸3、18の連結部に対する補強効果とを兼ね備えている。
そして、これらスリーブ34、35外周の摺動面を除く絶縁回転パイプ3と中空伝達軸18との接触面には、接着剤が予め塗布され、雨天時に絶縁操作棒を使用した場合に、雨切りつばで除去し切れなかった雨水の回転操作部2内部への浸入を効果的に防止している。
更に、筒状伝達軸ケース27の左端部外周面には、前述した絶縁固定パイプ5(図1参照)をサポートする絶縁固定パイプ保持具25が筒状伝達軸ケース27の外周面にビス26で固定されている。
これら筒状伝達軸ケース27と絶縁固定パイプ保持具25とは、図に示すように、合計3本のスプリングピン21、22と、これらの軸受構造23、35と、中空伝達軸18の軸方向の全範囲を、外周から包囲した状態で傘歯車19にまで延長して構成されているので、絶縁回転パイプ3と中空伝達軸18との接続部を効果的に補強している。
他方、図の中央部に位置するギヤハウジング15の右側開口面には、コア30が装着されてビス29で一体に固定されている。すなわち、以上に説明した入力軸カバー11と、ギヤハウジング15と、筒状伝達軸ケース27と、コア30とが一体に強固に結合されて本発明でいう「ギヤ列及び軸受構造を包囲するギヤケース」を構成しており、このギヤケースは、図示のとおり、一対の傘歯車14、19を完全に包囲して軸効果と補強効果とを高めている。
又、コア30の右側には、絶縁手元パイプ32がビスで固定されている。この絶縁手元パイプ32は、図では説明の便宜上、短く図示されているが、実長は絶縁操作棒全体の手元操作をし易いように軸方向長さが300〜400mmのものである。
ところで、前述したように、本発明の特徴は、これら回転操作部2を従来技術に増して軽量化したことにある。この回転操作部2での軽量化を図るため、本実施例の回転操作部2は、負荷が加わる入力軸10と、一対の傘歯車14、19と、中空伝達軸18と、これらの軸受17、23と、スリーブ34、35と、標準化部品であるスプリングピン21、22と、ビス16、26、29とを金属部材にすることは止むを得ないとして、その他の前述した入力軸カバー11、ギヤハウジング15、筒状伝達軸ケース27、コア30からなるギヤケースの材質は、軽量化のために全て合成樹脂であるポリアセタール樹脂製部材にされている。
又、前述した3本のスプリングピン21、22の軸受構造部材であるスリーブ35もポリアセタール樹脂製部材であり、更に絶縁固定パイプ保持具25も曲げ負荷が加わる部位であるから、本来は金属部材で構成すべきところ、ポリアセタール樹脂製部材が使用されている。
その結果、図1〜図4に示した説明した間接活線絶縁操棒1のみの対比で、従来の絶縁操作棒は、その全体重量が3kgであったところ、本実施例の発明では2.1kg(30%ダウン)までの軽量化に成功している。
さらなる軽量化を図るには、上記中空伝達軸18の材質は、本実施例ではS45C製部材であるが、これを例えばアルミニウム製、繊維強化合成樹脂製部材に代えてもよい。又、入力軸10は別として、一対の傘歯車14、19、中空伝達軸18については、エンジニアリングプラスチック材を用いても良い。更には、上記複数の部材から構成されるギヤケースの全体を例えば合成樹脂で射出成形してもよい。
絶縁操作棒1を用いての活線作業時には、これらの作業負荷や、図5の先端工具50、60、又は曲げくせ付け工具70自体の重量が、所定長さの絶縁回転操作棒1を介して回転操作部2に相当量の曲げモーメントとして加わるが、この回転操作部2の曲げ応力不足による作業中の折損事故を避けるため、そのギヤケースの構成材料は、曲げ応力の高い材料でなければならない。しかも、軽量性という、相反する特性も必要である。
このような両特性を兼ね備えた材料としては、例えばポリエステル繊維やアラミド繊維等を強化繊維とし、エポキシ樹脂を母材とする繊維強化合成樹脂製材料が挙げられる。なお、強化繊維に炭素繊維を用いることは、引張強度は非常に高くなるが電気的導通があるので不向きである。
このように、本発明の回転操作部2は、少なくとも回転操作部2を包囲するギヤケース全体を強度が高く、かつ軽量な材料を用いて包囲しているので、優れた耐曲げ性と軽量性とを実現している。
次に絶縁回転パイプ3は、内部が中空の繊維強化樹脂製のパイプである。このパイプも説明の便宜上、図では短く図示されているが、実長は活線操作がし易いように軸方向長さが2〜3m程度のものである。
本発明は、以上のように構成されているため、本発明の絶縁操作棒1は、作業者が図3の入力軸10を図7の回転工具80、90で回転すると、その回転トルクが入力軸10から一対の傘歯車14、19、中空伝達軸18、絶縁回転パイプ3の順に伝わり、そしてこれら支持する各部の軸受構造17、23、34、35により、絶縁回転パイプ3を支持し、かつスムーズに回転することができるのである。
次に図4を参照して、図5及び図6の先端工具50、60、70を着脱可能に接続する工具保持部4について説明する。
図において、符号40が図示しない先端工具の入力軸に絶縁回転パイプ3からの回転トルクを伝える出力軸である。
出力軸40は、金属材料で構成されており、その左端部は図4(b)の左側面図に示すように、内面が六角形の空洞部49が設けられており、その中央部は図4(a)に示すように、ポリアセール樹脂製の連結具42の内周面に装着された砲金製軸受43で回転自在に支軸され、右端部は絶縁回転パイプ3と2本のスプリングピン41で接続されている。又、連結具42は、これもポリアセール樹脂製の絶縁固定パイプ保持具45の内周面に装着され、保持具外周面に等分割配置された4本のビス44で固定されている。
図示のように、この出力軸40の2本のスプリングピン41も、その外周面が出力軸40と絶縁回転パイプ3の他端部とを接続した状態で、絶縁固定パイプ保持具45の内周面に摺動回転できるようになっている。
連結具42は、図示しない先端工具の入力軸が挿入できるように、出力軸40と同心状に出力軸40の外径よりも大きな内径の先端工具の入力軸装着穴47aが設けられており、その外周面上には、先端工具の入力軸を挿入した際に先端工具が抜けないようにロックするロック機構46が設けられている。なお、このロック機構46は公知のものであるので説明は省略する。
この工具保持部4においても、本実施例の絶縁操作棒1は、軽量化を図るため、前述の回転操作部2における3本のスプリングピン21、22周りの軸受構造と同様、連結具42、スリーブ45a及び絶縁固定パイプ保持具45の材質が全てポリアセール樹脂材で構成されている。
又、工具保持部4の絶縁固定パイプ保持具45と、図3で説明した回転操作部2の絶縁固定パイプ保持具25とは、図1に示すように、絶縁固定パイプ5方向に延びており、絶縁固定パイプ5と所定距離を隔てて平行に配置された絶縁固定パイプ5の両端部をスプリングピン48で固定している。なお、この絶縁固定パイプ5も絶縁回転パイプ3とほぼ同一長さで同一材質のものである。
次に図5及び図6は、先端工具の一例図で、図5(a)は電線切断工具50、5(b)は、電線皮剥ぎ工具60の縦断面図、図6は電線曲げくせ付け工具70の縦断面図である。
これら切断工具50、皮剥ぎ工具60及び電線曲げくせ付け工具70は、いずれも公知のものであるので、ここでの詳しい説明は省略するが以下に簡単に説明すると、図5(a)の電線切断工具50は、連結回転軸51を正逆回転させるとホルダ52が図の左右方向に移動し、これにより一対の電線切断刃53、54が支点55を中心としてリンク機構による開閉により、図示しない電線を切断するものである。
又、図5(b)の電線皮剥ぎ工具60は、連結回転軸61を正逆回転させるとベアリング62で支軸された傘歯車63が回転し、その回転トルクをこれと噛み合う傘歯車64に伝達する。傘歯車64は、内部に電線挿入穴65が設けられたホルダ66と一体になっており、電線挿入穴65内には、電線皮剥ぎ用の片刃67の刃面が中心方向に臨ませてホルダ66の内周面に固定されているので、傘歯車64が回転すると、ホルダ66も回転し、これと一体になっている片刃67が図示しない静止している電線の被覆を剥ぐことになるものである。
又、図6の電線曲げくせ付け工具70は、連結回転軸71を正逆回転させるとベアリング72で支軸された傘歯車73が回転し、その回転トルクをこれと噛み合う傘歯車74に伝達する。傘歯車74は、ベアリング75、76で支軸され、その回転トルクを遊星歯車減速器77で減速し、かつ増大させて出力軸78を正逆回転させる。出力軸78の先端には、電線Dを支持する中心ローラ79が自由回転できるように枢着され、又、出力軸78の半径方向には一定長さの可動アーム80が出力軸78を中心として回動自在に固定され、その先端には自由回転可能に可動ローラ81が枢着されている。
一方、本体82の左端面には、出力軸78の半径方向に固定アーム83が固定され、その先端には自由回転可能に固定ローラ84が枢着されている。
このような構造の電線曲げくせ付け工具70に対し、棒状の平電線Dを中心ローラ79と固定ローラ84とで挟持するように両側から挟み、出力軸78を正転せて可動ローラ81を所定角度回動させることにより、電線Dに曲げくせを付け、曲げくせ付け作業が終了したら出力軸78を逆転させ、電線Dを取り外すものである。
なお、符号85は、インデックスノブで、初期スタートにおける可動ローラ81に対する固定ローラ84の位相角を長孔86の範囲内で移動させて、任意の角度に割り付けるためのものである。
次に図7(a)及び図7(b)は、図3の回転操作部2の入力軸10を回転させる回転工具の一例図であり、図7(a)は手動ハンドル80、図7(b)は、充電式回転工具90の要部断面の正面図である。
これらの切断工具も公知のものであるので簡単に説明すると、図7(a)のハンドル80は、図8に示すように、作業者が左手で絶縁手元パイプ32を支え、右手でハンドル80のボス部81を絶縁操作棒1の入力軸10(図3参照)と入力軸カバー11との間に差し込んで回転させるものである。
又、図7(b)の充電式回転工具90は、握り部91の下方に充電式のバッテリ92が内蔵されており、握り部91の上方には人差し指でオンオフを行うことができるスイッチ93が設けられている。このスイッチ93の近傍には回転を正逆方向に切り替える切替レバー94が設けられている。又、切替レバー94の上方には、図示しない電動モータが内蔵されており、さらに電動モータの上方には、回転速度を切り替えることができる速度切替レバー95が設けられている。
この場合、電動モータが回転するとその第1歯車96が回転し、その回転トルクが第2歯車97に伝達され、この第2歯車97と一体化されている第3歯車98が回転する。第3歯車98が回転するとこれと噛み合う第4歯車99が回転し、この第4歯車99と一体化されているソケット100が回転するのである。
以上の構成は市販されている電動式ドリルの構成をそのまま使用したもので、新たに開発する必要がなく、低コストの充電式回転工具を提供することができる。
この充電式回転工具90も使用する場合は、図9に示すように、作業者が左手で絶縁手元パイプ32を支え、右手で充電式回転工具90の上記ソケット100を絶縁操作棒1の回転操作部2の入力軸10に差し込んで回転させるものである。
以上に述べた本発明の間接活線絶縁操作棒1によれば、図5の切断工具50又は皮剥ぎ工具60を回転させる絶縁回転パイプ3の回転操作部2の構成部材のうち、少なくともギヤケースを、合成樹脂材又は繊維強化合成樹脂材で形成したので、回転操作部2の曲げ強度を確保した状態で絶縁操作棒全体の軽量化が達成される。
又、作業者は、先端工具の負荷に応じて回転操作部2の入力軸10を電動モータ90又は手動ハンドル80により回転することができるので、上記作用、効果に加えて操作性が改善される。
又、絶縁回転パイプ3と絶縁固定パイプ5とを繊維強化樹脂製パイプで形成したので、より一層間絶縁操作棒全体の軽量化が達成される。
更に、回転操作部2の合成樹脂部材化が進んで金属構成部材が少なくなるので、工具の絶縁化が進み、従来の操作棒よりもより一層、安全なものにもなる。
図1は、本発明の一実施例に係る間接活線絶縁操作棒の平面図である。 図1の絶縁操作棒の正面図である。 図1の絶縁操作棒の回転操作部の縦断面図である。 図1の絶縁操作棒の工具保持部の縦断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、先端工具の一例図で、図5(a)は電線切断工具図、5(b)は、電線皮剥ぎ工具の縦断面図である。 先端工具の一例図で、電線曲げくせ付け工具の縦断面図である。 図3の回転操作部の入力軸を回転させる回転工具の一例図であり、図7(a)はハンドル、図7(b)は、充電式回転工具の要部断面の正面図である。 図7(a)のハンドルの使用状態図である。 図7(b)の充電式回転工具の使用状態図である。
符号の説明
1 間接活線絶縁操作棒(本発明)
2 回転操作部
3 絶縁回転パイプ
4 工具保持部
5 絶縁固定パイプ
6 雨切りつば
7 安全限界表示つば
8 離隔表示テープ
10 入力軸
40 出力軸
50 切断工具
60 皮剥ぎ工具
70 曲げくせ付け工具
80 手動ハンドル
90 充電式回転工具
D 電線

Claims (3)

  1. 高所に吊架された電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等に用いる間接活線絶縁操作棒であって、
    基端部に位置する回転操作部と、
    該回転操作部により一端部が回転される絶縁回転パイプと、
    該絶縁回転パイプの他端部に選択的に着脱され、前記絶縁回転パイプの回転により前記電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等の作業を行う先端工具を保持する先端工具保持部と、前記絶縁回転パイプと並列に配置され、前記回転操作部と前記先端工具保持部とを連結する絶縁固定パイプとからなり、
    前記回転操作部は、入力軸と、該入力軸の回転トルクを前記絶縁回転パイプに伝達するギヤ列と、該ギヤ列の軸受構造と、これらギヤ列及び軸受構造を包囲するギヤケースとからなり、
    少なくとも前記ギヤケースが合成樹脂材で形成され、
    前記入力軸が電動モータ又は手動ハンドルにより回転されることを特徴とする間接活線絶縁操作棒。
  2. 前記絶縁回転パイプと、絶縁固定パイプとが、繊維強化合成樹脂製パイプで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の間接活線絶縁操作棒。
  3. 入力軸に、更に電動モータ又は手動ハンドルを着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の間接活線絶縁操作棒。
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