JP5941088B2 - 操作棒操作具 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の電線を互いに接近させることができる操作棒操作具に関する。
架空配電線路における保修工事の中には、停電を伴う工事がある。この停電のために、架空配電線路を構成する電線は、切断される。その後に、架空配電線路の保修が開始される。架空配電線路の保修が完了すると、切断された電線が再び接続され、送電が再開される。
電線の接続は、電柱、建造物などの支持構造物に架設された電線(架線)の傍の高所で実施される。特に、間接活線作業の場合、作業者は、電線から所定の距離離れた位置で操作棒を介して作業しなければならない。このため、一対の電線の接続には、熟練した技能が求められる。
この作業を簡略化するための電線保持工具がある(特許文献1参照)。この電線保持工具は、それぞれが電線を保持する一対の保持部と、該一対の保持部が互いに離接する方向に伸縮する伸縮部とを備える。この電線保持工具を電線に取り付けるためには、一対の電線の端部ごとに操作棒がそれぞれ保持され、該操作棒が保持された電線の端部の位置よりも電線の端側の端部に電線保持工具の保持部が更に保持される。
このようにして、電線保持工具が一対の電線に取り付けられた後、伸縮部が縮められると、一対の電線の端部が互いに接近して、一対の電線の端部同士が突き合わされる。そして、この一対の電線の端部同士が接続される。
この電線の端部同士を正確に突き合わせするためには、操作棒が電線の端に近い端部に保持されることが好ましい。しかし、操作棒が保持される電線の端部よりも電線の端側に近い端部には、電線保持工具の保持部が取り付けられる。そのため、操作棒が電線の端部を保持できる位置は、制限されていた。
特開2001−078321号公報
そこで、本発明は、一対の電線を互いに接近させやすくなっている操作棒操作具を提供とすることを課題とする。
本発明に係る操作棒操作具は、それぞれが操作棒を保持可能に構成された一対の保持部と、一方向に伸縮する伸縮部であって、一対の保持部を連結した伸縮部と、を備え、該伸縮部は、一対の保持部間の距離を調整する伸縮機構と、該伸縮機構の伸縮方向における両端に設けられた一対の連結部であって、それぞれが異なる保持部と連結された一対の連結部と、を有し、前記伸縮機構は、前記一対の連結部のうちの少なくとも一方の連結部に対して、前記伸縮方向に交差する方向を中心に回動可能に構成され、且つ一対の保持部を互いに接近させることを特徴とする
かかる構成によれば、伸縮部を伸縮させることにより、一対の保持部が互いに接近する。これにより、各保持部に保持された操作棒同士が互いに接近する。よって、一対の操作棒の離間距離が調整できるようになり、各操作棒の電線把持部のそれぞれに、切断された電線を保持させておけば、一対の電線同士を互いに接近させることができるようになる。
また、本発明に係る操作棒操作具の一態様として、一対の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、操作棒を把持する一対の把持体であって、操作棒の長手方向及び前記伸縮方向に直交する方向から操作棒を把持可能な一対の把持体と、該一対の把持体を伸縮部に回動可能に構成された回動部とを備え、該回動部は、伸縮部の伸縮方向と交差する方向に回動中心を有することが好ましい。
かかる構成によれば、一対の把持体が回動部の回動中心周りに回動できるため、一対の把持体を伸縮部の伸縮方向上の位置から逸らすことができる。そして、操作棒操作具が一対の操作棒の間に配置された場合、操作棒が伸縮部の伸縮方向上に位置するが、一対の把持体は、伸縮部の伸縮方向上の位置から逸れた位置に位置する。その後、一対の把持体を回動中心周りに回動させることにより、該一対の把持体を操作棒の軸方向と交差する方向から該操作棒に接近させることができる。このため、操作棒を伸縮部の伸縮方向上の位置に位置決めした後であっても、保持部に操作棒を挟むことができる。
また、本発明に係る操作棒操作具の他態様として、一対の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、操作棒を把持する一対の把持体を有し、該一対の把持体は、操作棒の外面に対して該操作棒の長手方向に沿って当接するように形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、操作棒が保持部に保持される際に、一対の把持体が操作棒に当接する。このとき、一対の把持体のそれぞれは、操作棒の長手方向の一定範囲で該操作棒に当接する。このため、一対の把持体が操作棒に当接する領域が長手方向に長い。そして、伸縮部の伸縮によっても、操作棒の姿勢が容易に傾くことなく、操作棒を保持部に保持させることができる。
以上のように、本発明によれば、一対の電線を互いに接近させやすくなるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る操作棒操作具の全体図である。 図2は、同実施形態に係る操作棒操作具の断面図である。 図3は、同実施形態に係る操作棒操作具を操作している状態を示す外観図である。 図4(a)及び図4(b)は、同実施形態に係る操作棒操作具を操作している状態を示す要部拡大図であって、一対の把持部のうちの一方の把持部近傍を拡大した要部拡大図である。 図5は、同実施形態に係る操作棒操作具を操作している状態を示す外観図である。 図6は、同実施形態に係る操作棒操作具を操作している状態を示す外観図である。
本発明に係る操作棒操作具について、図1乃至図6を参照して説明する。操作棒操作具1は、図1及び図2に示すように、それぞれが操作棒を保持可能に構成された一対の保持部3,3と、一方向に伸縮する伸縮部2であって、一対の保持部3,3を連結した伸縮部2と、を備える。図5及び図6に示すように、操作棒9は、一対設けられ、該一対の操作棒9,9は、互いに並行に配置される。
一対の保持部3,3のうちの少なくとも一方の保持部3は、操作棒9を把持する一対の把持体31,31を備える。また、一対の保持部3,3のうちの少なくとも一方の保持部3は、一対の把持体31,31を伸縮部2に回動可能に構成された回動部32を更に備える。より具体的には、一対の保持部3,3のうちの少なくとも一方の保持部3は、一対の把持体31,31を操作する操作部33と、該操作部33の操作に基づいて一対の把持体31,31に動力を伝達する伝達機構34とを更に備える。本実施形態では、一対の保持部3,3のそれぞれに、一対の把持体31,31と、回動部32と、操作部33と、伝達機構34とが設けられる例を説明する。
一対の把持体31,31のそれぞれは、操作棒9を挟む把持部35を有する。本実施形態に係る把持部35は、一対の把持部35a,35bである。
把持体31は、一対のベース31a,31bと、一対の把持部35a,35bと、軸部31cと、リンク受部31dとを備える。
本実施形態における一対のベース31a,31bのうちの一方のベース31aは、固定片31aである。一対のベース31a,31bのうちの他方のベース31bは、可動片31bである。把持体31は、可動片31bが固定片31aから離間することにより、一対の把持部35a,35bの間隔を開く。把持体31は、可動片31bが固定片31aに接近することにより、一対の把持部35a,35bの間隔を閉じる。軸部31cは、一方のベース31aと他方のベース31bとを連結する。リンク受部31dは、後述する伝達機構34の動作過程において、第四リンク34gが当接する部分である。リンク受部31dは、固定片31aの外周側に設けられる。
一対の把持体31,31のそれぞれは、図1,図2,図5及び図6に示すように、操作棒9の外面に対して該操作棒9の長手方向Yに沿って当接するように形成されている。具体的には、一対の把持体31,31のそれぞれは、操作棒9の長手方向Yに沿って操作棒9に面する面が延出している。言い換えると、一対の把持体31,31のそれぞれは、伸縮部2の伸縮方向Aと交差する方向(具体的には、伸縮方向Aと略直交する方向)に延出している。また、把持部35が操作棒9に面する面が、該操作棒9の長手方向Yに延出している。把持部35は、ベース31a,31bから操作棒9の長手方向Yの両方向に延出している。把持部35の断面形状は、円弧状である。把持部35の内周面は、操作棒9の長手方向Yにおいて面一となっている。
回動部32は、伸縮部2の伸縮方向Aと交差する方向に回動中心を有する。本実施形態に係る回動部32は、伸縮部2の伸縮方向Aと略直交する方向に回動中心を有する。言い換えると、回動部32は、操作棒9の軸と略平行な方向に回動中心を有する。具体的には、回動部32は、把持体31を伸縮部2に回動自在に軸支する軸部を有する。また、回動部32は、伸縮部2の両端部に設けられる連結部24に把持体31を軸支する。
操作部33は、環状に形成されている。操作部33には、バインド打器が掛止される。操作部33は、径方向(第一軸部34bの軸方向と同じ)に軸を有し、該軸周りに回動する。操作部33が回動すると、伝達機構34が動作する。
伝達機構34は、一対の把持部35a,35bを開けたまま回動部32で回動させる第一伝達段階と、該第一伝達段階の後に一対の把持部35a,35bを閉じて操作棒9を把持する第二伝達段階とを経るように把持体31に動力を伝達する。
伝達機構34は、第一リンク34aと、第一軸部34bと、第二リンク34cと、第二軸部34dと、第三リンク34eと、第三軸部34fと、第四リンク34gとを備える。つまり、伝達機構34は、三つの間接を有するリンク機構である。
第一リンク34aの一端部は、回動部32に固定される。第一リンク34aの他端部は、第一軸部34bで第二リンク34cの一端部に連結される。第一軸部34bは、第一リンク34aと第二リンク34cとを軸支する。第二リンク34cは、操作部33の回動と連動して、第一軸部34bを軸に回動する。第二リンク34cの他端部は、第一軸部34bの位置を中心とする円軌道上に位置する。第二リンク34cの他端部は、回動部32に当接するまで回動する。
第二軸部34dは、第二リンク34cと第三リンク34eとを軸支する。第三リンク34eは、第二リンク34cと連動して、第二軸部34dを軸に回動する。第三リンク34eの他端部は、第二軸部34dの位置を中心とする円軌道上に位置する。
第三軸部34fは、第三リンク34eと第四リンク34gとを軸支する。第四リンク34gは、第三リンク34eと連動して、第三軸部34fを軸に回動する。第四リンク34gの他端部は、把持体31の可動片31bに固定される。第四リンク34gは、第三軸部34fの位置を中心とする円軌道上に位置して、把持体31の軸部31cを軸に把持体31の可動片31bを回動させる。第四リンク34gは、L字状に形成される。第四リンク34gは、把持体31の可動片31bが軸部31cを軸に回動して、固定片31aから開いたときに、リンク受部31dに当接する。
伸縮部2は、一対の保持部3,3を互いに接近させる。具体的には、伸縮部2は、該伸縮部2の伸縮方向Aの両端部に一対の保持部3,3を連結する。伸縮部2は、一対の操作棒9,9間に配置されて該一対の操作棒9,9の長手方向Yに対して直交する方向Xに伸縮する。
伸縮部2は、図1及び図2に示すように、一対の操作棒9,9の間の距離を調整する伸縮機構21と、該伸縮機構21を伸縮させる伸縮操作部22とを備える。また、伸縮部2は、伸縮機構21を保持する伸縮機構保持部23を更に備える。伸縮部2は、保持部3を連結する一対の連結部24,24を有する。一対の連結部24,24は、伸縮機構21の伸縮方向Aの両側に設けられる。
伸縮機構21は、送りネジである。伸縮機構21は、外周面にネジが切られたネジ軸21aと、筒状の移動体21bであって、ネジ軸21aが螺合するネジが内周面に切られた移動体21bと、該移動体21bが挿入される回動規制部21cであって、移動体21bの軸周りの回動を規制する回動規制部21cとを備える。伸縮機構21は、ネジ軸21aの軸周りの回転を移動体21bの軸方向の直線移動に変換する。伸縮機構21は、移動体21bを回動規制部21cから進退させることにより、伸縮機構21の軸方向の長さを伸縮させる。
伸縮操作部22は、環状の掛止部22aと、該掛止部22aの動作を伸縮機構21に伝達する伝達部22bとを備える。掛止部22aには、バインド打器が掛止される。掛止部22aは、径方向(掛止部22aに固定される伝達部22bのかさ歯車の回転軸と同じ)に軸を有し、該軸周りに回動する。掛止部22aが回動すると、伝達部22bが回動する。伝達部22bは、一対のかさ歯車である。一対のかさ歯車のうちの一方のかさ歯車は、掛止部22aの基端部に固定される。一対のかさ歯車のうちの他方のかさ歯車は、伸縮機構21のネジ軸21aの一端に固定される。伝達部22bは、環状の掛止部22aの回転を伸縮機構21のネジ軸21aの軸周りの回転に変換して、該ネジ軸21aを軸周りに回転させる。
一対の連結部24のうちの一方の連結部24は、伸縮機構21の角度を変更する角度変更機能を備える。具体的には、一方の連結部24は、図1,図2,図5及び図6に示すように、最初に操作棒9を把持する一方の把持体31が連結される。一方の連結部24は、第一連結部24a及び第二連結部24bと、該第一連結部24a及び第二連結部24bを軸支する軸部24cと、角度規制部24dとを備える。
軸部24cは、把持体31が把持する操作棒9の長手方向Y及び伸縮部2の伸縮方向Aと直交する方向に軸を有する。軸部24cは、該軸周りに伸縮機構21を回動する。
角度規制部24dは、伸縮機構21の回動を規制する。具体的には、角度規制部24dは、一方の連結部24から伸縮機構21の伸縮方向Aに延出し、回動する伸縮機構21に当接する。
次に、本発明に係る操作棒操作具による電線の接続について、図1乃至図6を参照して説明する。
本発明に係る操作棒操作具1は、一対の操作棒9,9を互いに略平行を保ったまま、一対の操作棒9,9の離間距離を調整するために使用される。操作棒操作具1は、例えば、一対の電線W,Wの端部同士をスリーブで接続する場合に使用される。スリーブSは、筒状に形成される。具体的には、スリーブSは、円筒状に形成されている。スリーブSは、長手方向の両端部のそれぞれに開口部を備える。
具体的には、図3に示すように、一対の電線W,Wの端部をそれぞれ別の操作棒9,9が把持する。操作棒9は、例えば、ストレーリングトング、絶縁ヤットコ、先端工具を取り付けた共用操作棒などの間接活線操作棒である。操作棒9は、長尺状の絶縁棒91と、該絶縁棒91の先端部に電線Wを把持する電線把持部92とを備える。一対の電線W,Wのうちの一方の電線W1には、スリーブSが挿入される。
一方の操作棒9は、停電側の一方の電線W1の端部を電線把持部92に把持する。そして、一方の操作棒9の絶縁棒91を保持部3が把持する。操作棒9の絶縁棒91の外周面には、一対の把持部35a,35bが絶縁棒91の長手方向Yに沿って当接する。そのため、一方の保持部3,3は、一方の操作棒9の長手方向Yに対して直角に該一方の操作棒9の絶縁棒91を把持する。このとき、一対の把持部35a,35bの間は、開いている。
他方の操作棒9は、一対の電線W,Wのうちの充電側の他方の電線W2を電線把持部92に把持する。そして、一対の操作棒9,9の長手方向Yが略平行となるように配置する。このとき、他方の操作棒9が一方の操作棒9に接近させやすくするために、一方の連結部24の軸部24cを軸に伸縮機構21を回動させてもよい。このようにすれば、他方の操作棒9が一方の操作棒9の近傍に接近させるスペースを確保することができる。
他方の電線W2の長手方向Yが一方の電線W1の端部に挿入されているスリーブSの長手方向Yと一致するように、他方の電線W2が配置される。そして、伸縮機構21が一方の連結部24の軸部24cの軸周りに回動させて、一方の操作棒9の長手方向Yに対して伸縮機構21の伸縮方向Aが直交する角度にする。なお、伸縮機構21の角度は、一方の連結部24の角度規制部24dで規制される。
このとき、他方の保持部3の位置が他方の操作棒9の絶縁棒91から離間している場合、伸縮部2を伸ばして、他方の操作棒9の絶縁棒91と他方の保持部3の間隔が調整されてもよい。
図4(a)に示すように、他方の操作棒9の絶縁棒91近傍に他方の保持部3が配置されると、保持部3の操作部33を操作して、他方の操作棒9の絶縁棒91を他方の保持部3に保持する。
具体的には、バインド打器を操作部33に掛止して、操作部33を回動させる。図4(a)に示すように、伝達機構34の第四リンク34gと把持体31のリンク受け部31dとが当接しており、把持体31が回動部32を軸に回動する。そして、図4(b)に示すように、把持体31が伸縮部2の伸縮方向Aの延長線上に配置されるまで、把持体31は、操作部33の回動に従動して回動する。
更に、操作部33を回動させると、図1に示すように、伝達機構34の第四リンク34gが把持体31のリンク受け部31dから離間し、把持体31の軸部31cを軸に可動片31bのみが回動する。可動片31bが固定片31aに接近し、把持体31が操作棒9の絶縁棒91を把持する。このとき、伝達機構34の第二リンク34cは、回動部32に当接して、操作部33の回動を阻止する。
他方の操作棒9の絶縁棒91の外周面には、把持部35が絶縁棒91の長手方向Yに沿って当接する。そのため、把持部35は、他方の操作棒9の長手方向Yに対して直角に該他方の操作棒9の絶縁棒91を把持する。
次に、伸縮部2の伸縮操作部22を操作することにより、伸縮機構21の移動体21bが回動規制部21c内に後退し、伸縮機構21の長手方向の全長が縮まる。そして、一方の保持部3と他方の保持部3との間の距離が縮まり、一対の操作棒9,9の絶縁棒91,91間の距離も縮まる。また、一方の操作棒9に対して他方の操作棒9を接近させることにより、一方の操作棒9の電線把持部92に把持された一方の電線W1のスリーブSの開口部に、他方の操作棒9の電線把持部92に把持された他方の電線W2の端部が接近する。更に、一方の操作棒9に他方の操作棒9を接近させることにより、一方の電線W1のスリーブSの開口部に、他方の電線W2の端部が挿入される。
このとき、他方の電線W2が一方の電線W1の延長線上に配置され、他方の電線W2と一方の電線W1とが略平行を維持しながら、互いに接近するため、一方の電線W1のスリーブSの開口部の規定位置まで、他方の電線W2の端部が挿入される。
また、一方の電線W1のスリーブSの開口部に他方の電線W2の端部が挿入される際に、一対の電線W,Wは、他方の電線W2の端部がスリーブSの内周面を摺動し、互いが摩擦することにより、抵抗を受ける。この抵抗は、操作棒9,9を介して、操作棒操作具1に伝達される。そして、伸縮部2が縮んで、一対の操作棒9,9を互いに接近させる抵抗となる。しかも、この抵抗は、保持部3の可動片31bを固定片31aから離間させる方向に加わる。可動片31bは、第三軸部34fを軸に第四リンク34gを回動させようと働き、第三リンク34eが第二軸部34dを軸に第二リンク34cを回動部32に押し付ける方向に回動させようとする。しかし、既に第二リンク34cが回動部32に当接しているため、第二リンク34cが動作しない。つまり、この抵抗によっては、可動片31bは、固定片31aから離間せず、一対の把持体31,31は、開かない。よって、保持部3は、操作棒9が容易に脱落しないように該操作棒9を保持する。
この状態で伸縮操作部22の操作を止めることにより、一方の電線W1のスリーブSの開口部に他方の電線W2の端部が挿入された状態が維持される。そして、スリーブSを圧縮して、一対の電線W1,W2が接続される。このとき、スリーブSの近傍には、操作棒9の電線把持部92が取り付けられているが、従来技術の電線保持工具によるスリーブ接続のように、電線保持工具が存在しない。操作棒操作具1は、一対の電線W1,W2の位置よりも離間した絶縁棒91,91に保持されている。そのため、スリーブSの圧縮作業を行うスペースが充分確保される。
このようにすれば、伸縮部2を伸縮させることにより、一対の保持部3,3が互いに接近する。これにより、各保持部3に保持された一対の操作棒9,9が互いに接近する。よって、一対の操作棒9,9の離間距離が調整できるようになり、各操作棒9の電線把持部92のそれぞれに、切断されて分断された電線を保持させておけば、一対の電線W,W同士を互いに接近させることができるようになる。
また、一対の把持体31,31が回動部32の回動中心周りに回動できるため、一対の把持体31,31を伸縮部2の伸縮方向A上の位置から逸らすことができる。そして、操作棒操作具1が一対の操作棒9,9の間に配置された場合、操作棒9,9が伸縮部2の伸縮方向A上に位置するが、伸縮部2の伸縮方向A上の位置から逸れた位置に位置する。その後、一対の把持体31,31を回動中心周りに回動させることにより、該一対の把持体31,31を操作棒9,9の軸方向Yと交差する方向から該操作棒9,9に接近させることができる。このため、操作棒9を伸縮部2の伸縮方向A上の位置に位置決めした後であっても、保持部3,3に操作棒9,9を挟むことができる。
また、操作棒9が保持部3に保持される際に、一対の把持部35a,35bが操作棒9に当接する。このとき、一対の把持部35a,35bのそれぞれは、操作棒9の長手方向Yの一定範囲で該操作棒9に当接する。このため、一対の把持部35a,35bが操作棒9に当接する領域が長手方向Yに長い。そして、伸縮部2の伸縮によっても、操作棒9の姿勢が容易に傾くことなく、操作棒9が保持部3に保持させることができる。
なお、本発明に係る操作棒操作具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更することができる。
例えば、操作棒9は、間接活線操作棒であった。しかし、これに限定されるものではない。つまり、本発明の操作棒は、間接活線作業に用いられるものに限定されず、電線Wの接続位置から離間して遠隔で操作しなければならない作業において使用される操作棒であれば、どのようなものであってもよい。
また、本発明に係る操作棒操作具1の保持部3の一対の把持部35a,35bのそれぞれは、内周面を操作棒9に面接触させて、操作棒9を挟む例を説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、一対の把持部の両方又はいずれか一方は、ヤットコのように、一対の把持部35a,35bの端部を操作棒9に点接触させて、操作棒9を挟むようにしてもよい。
また、本発明に係る操作棒操作具1は、略平行に配置された一対の操作棒9,9を保持部3に保持させる例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、一対の電線W,Wが略一直線上に配置されるように、一対の操作棒9のそれぞれが電線Wを保持するのであれば、一対の操作棒9,9は、略平行である必要はなく、並行に配置されていてもよい。
また、本発明に係る操作棒操作具1は、一対の保持部3,3のうちの両方の保持部3,3が一対の把持体31,31と、回動部32とを備える例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、一対の保持部3,3のうちの少なくとも一方の保持部3が、操作棒9を把持する一対の把持体31,31と、該一対の把持体31,31を伸縮部2に回動可能に構成された回動部32とを備え、該回動部32が、伸縮部2の伸縮方向Aと交差する方向に回動中心を有するものであってもよい。
また、本発明に係る操作棒操作具1は、一対の保持部3,3のうちの両方の保持部3が一対の把持体31,31を備え、該一対の把持体31,31は、操作棒9の外面に対して該操作棒9の長手方向Yに沿って当接するように形成されている例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、一対の保持部3,3のうちの少なくとも一方の保持部3は、操作棒9を把持する一対の把持体31,31を有し、該一対の把持体31,31は、操作棒9の外面に対して該操作棒9の長手方向Yに沿って当接するように形成されているものであってもよい。この場合であっても、一方の把持部に操作棒9を長手方向Yに沿わせることにより、該操作棒9の姿勢を保持することができる。
また、本発明に係る操作棒操作具1は、一対の保持部3,3を伸縮部2の伸縮方向Aの端部に備える例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、操作棒操作具1は、一対の保持部3,3を伸縮部2の伸縮方向Aの中途部に備えてもよい。この場合、一対の保持部3,3のそれぞれは、伸縮部2の伸縮方向Aの中途部に位置し、該一対の保持部3,3のそれぞれに保持される各操作棒9は、この保持部3の位置に保持される。操作棒操作具1の伸縮方向Xに沿う領域が、並行に配置される一対の操作棒9,9のそれぞれに面するように配置される。つまり、操作棒操作具1が一対の操作棒9,9の間に配置されない。そのため、一対の操作棒9,9の間の距離が操作棒操作具1の伸縮方向Aの全長よりも短くすることができる。よって、操作棒操作具1が一対の操作棒9,9に取り付けられるときに、操作棒操作具1の伸縮方向Aの長さに制限されることなく、操作棒9に保持される一対の電線W,Wの端部同士を互いに近い位置から接近させることができるようになる。
1…操作棒操作具、2…伸縮部、3…保持部、9…操作棒、21…伸縮機構、21a…ネジ軸、21b…移動体、21c…回動規制部、22…伸縮操作部、22a…掛止部、22b…伝達部、23…伸縮機構保持部、24…連結部、24a…第一連結部、24b…第二連結部、24c…軸部、24d…角度規制部、31…把持体、31a…固定片(ベース)、31b…可動片(ベース)、31c…軸部、31d…リンク受部、32…回動部、33…操作部、34…伝達機構、34a…第一リンク、34b…第一軸部、34c…第二リンク、34d…第二軸部、34e…第三リンク、34f…第三軸部、34g…第四リンク、35,35a,35b…把持部、91…絶縁棒、92…電線把持部、S…スリーブ、W,W1,W2…電線、A…(伸縮部の)伸縮方向、X…(操作棒操作具の)伸縮方向、Y…軸方向、Y…長手方向

Claims (3)

  1. それぞれが操作棒を保持可能に構成された一対の保持部と、一方向に伸縮する伸縮部であって、一対の保持部を連結した伸縮部と、を備え、
    該伸縮部は、一対の保持部間の距離を調整する伸縮機構と、該伸縮機構の伸縮方向における両端に設けられた一対の連結部であって、それぞれが異なる保持部と連結された一対の連結部と、を有し、前記伸縮機構は、前記一対の連結部のうちの少なくとも一方の連結部に対して、前記伸縮方向に交差する方向を中心に回動可能に構成され、且つ一対の保持部を互いに接近させることを特徴とする操作棒操作具。
  2. 一対の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、操作棒を把持する一対の把持体であって、操作棒の長手方向及び前記伸縮方向に直交する方向から操作棒を把持可能な一対の把持体と、該一対の把持体を伸縮部に回動可能に構成された回動部とを備え、
    該回動部は、伸縮部の伸縮方向と交差する方向に回動中心を有する請求項1に記載の操作棒操作具。
  3. 一対の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、操作棒を把持する一対の把持体を有し、該一対の把持体は、操作棒の外面に対して該操作棒の長手方向に沿って当接するように形成されている請求項1又は請求項2に記載の操作棒操作具。
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