JP5218976B2 - 水底ケーブルの仮補修用の対圧縮力部材及び対引張力部材、水底ケーブルの仮補修用装置並びに水底ケーブルの仮補修方法 - Google Patents

水底ケーブルの仮補修用の対圧縮力部材及び対引張力部材、水底ケーブルの仮補修用装置並びに水底ケーブルの仮補修方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば海底等の水底に敷設される水底ケーブルに対し仮補修のために装着される装置、特に、水底ケーブルがキンクにより破損するのを防止する装置に関し、更に、この水底ケーブルの仮補修用装置を用いた水底ケーブルの仮補修方法に関する。
水底ケーブルに生じたキンクにより当該水底ケーブルに破損が生ずる等の重大な影響を与えることは、例えば特許文献1及び特許文献2でその防止策が図られていることから判るように広く知られている。このキンクの発生原因の1つとしては、停泊中の船舶が錨を引き上げる際に海底等の水底に敷設された水底ケーブルを誤って引き掛け、この引き掛けられた水底ケーブルが錨から外れて水底に戻る際に、図7(a)に示されるように、水底ケーブル100にループ部分(始点と終点とが略一致する曲線部分)101が形成され、この状態を放置することで、水底ケーブル100のループ101は図7(b)乃至(d)に示されるキンク102と称される状態に悪化することが挙げられる。尚、水底ケーブルの水中への送り出しの際にも、例えば特許文献1に示されるように、キンクが発生しやすいことが知られている。
そして、水底ケーブルが破損すると、例えば特許文献3に示されるような補修装置を用いて水中ケーブルを海面上に吊り上げて補修する等の水底ケーブルの復旧が必要となり、水底ケーブルの復旧のために多大な時間とコストを必要とすることとなる。
これに伴い、セメントバッグで水底ケーブルのループ部分を覆って隠してしまうという水底ケーブルの仮補修方法が採られてきたが、セメントバッグの配置のためのダイバーの水中作業の長時間化、水深が大きなところでのダイバーの作業の困難化、並びに海流が速い海域ではセメントバッグが流されることがあり、その場合の回収は困難で環境への悪影響も大きいことから、例えば特許文献1に示されるように、ケーブルの歪みを測定することができる測定装置を利用してケーブルの状況を監視することで海底ケーブルの布設時のキンクの発生を防止する海底ケーブルの布設方法が考えられている。
また、例えば特許文献2に示されるように、外側鎧装体、内側鎧装体及びケーブル本体の撚り方向を工夫することで、外側鎧装体と内側鎧装体との双方の撚り剛性をほぼキャンセルさせて、キンクの発生の防止を図るという二重鎧海底ケーブルに係る発明も既に考えられている。
特開平5−344624号公報 特開2002−100245号公報 特開平7−87641号公報
しかしながら、特許文献1に示される海底ケーブルの布設方法や特許文献2に示される二重鎧海底ケーブルの構造では、停泊中の船舶が錨を引き上げる際に海底等の水底に敷設された水底ケーブルを錨で誤って引き掛けて、この引き掛けられた水底ケーブルが錨から外れて水底に戻る際にループが形成されてしまい、このループがキンクに悪化するという水底ケーブルの敷設後におけるキンクの発生に対しては有効な対策とはならない。
そこで、本発明は、水底ケーブルに対しその水底への敷設後にループ部分が形成されてしまった場合に、これがキンクと称される状態まで悪化することを防止する水底ケーブルの仮補修用の対圧縮力部材及び対引張力部材、水底ケーブルの仮補修用装置並びに、かかる水底ケーブルの仮補修用装置を用いた水底ケーブルの仮補修方法を提供することを目的とする。
この発明に係る水底ケーブルの仮補修用の対圧縮力部材は、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成されたことを特徴としている(請求項1)。この水底ケーブルには海底ケーブルも含まれるものであり、このことは以下においても同様である。
これにより、水底ケーブルのループ部分のうち2つの把持部で把持された部位同士は、相互に圧縮力により近接しようとしても対圧縮力部材の棒体部からの外側に向けての反発力により近接しないので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることが抑止される。
また、この発明に係る水底ケーブルの仮補修用の対引張力部材は、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成されたことを特徴としている(請求項2)。
これにより、水底ケーブルのうち2つの把持部で把持されたループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位同士は、相互に引張力により近接しようとしても対引張力部材の2つの中継部からの内側に向けての反発力により近接しないので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることが抑止される。
そして、この発明に係る水底ケーブルの仮補修用装置は、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成された複数の対圧縮力部材と、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成された単体の対引張力部材とから成る水底ケーブルの仮補修用装置であって、前記水底ケーブルのうち始点と終点とが略一致するようにループしたループ部分内周側に対し、前記水底ケーブルのループ部分を前記複数の対圧縮力部材の各把持部で各々把持することにより、前記複数の対圧縮力部材がその棒体部を交差させるように装着されていると共に、前記水底ケーブルのうち前記ループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位を前記単体の対引張力部材の各把持部で各々把持することにより、前記単体の対引張力部材が前記ループ部分のループ始点よりも外側部位及びループ終点よりも外側部位同士を固定するように装着されていることを特徴としている(請求項3)。
これにより、水底ケーブルのループ部分のうち2つの把持部で把持された部位同士については、相互に圧縮力により近接しようとしても対圧縮力部材の棒体部からの外側に向けての反発力によりその近接が抑止され、水底ケーブルのうち2つの把持部で把持されたループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位同士については、相互に引張力により近接しようとしても対引張力部材の2つの中継部からの内側に向けての反発力によりその近接が抑止されるので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることが防がれる。
更に、この発明に係る水底ケーブルの仮補修方法は、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成された対圧縮力部材を複数で用いると共に、水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成された対引張力部材を単体で用いる水底ケーブルの仮補修用方法であって、前記水底ケーブルのうち始点と終点とが略一致するようにループしたループ部分の内周側に対し、前記水底ケーブルのループ部分を前記複数の対圧縮力部材の各把持部で各々把持することにより、前記複数の対圧縮力部材をその棒体部が交差するように装着する工程と、前記水底ケーブルのうち前記ループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位を前記単体の対引張力部材の各把持部で各々把持することにより、前記単体の対引張力部材を前記ループ部分のループ始点よりも外側部位とループ終点よりも外側部位とが固定されるように装着する工程とから成ることを特徴としている(請求項4)。
これにより、複数の対圧縮力部材をその棒体部が交差するように水底ケーブルのループ部分に装着する工程において、対圧縮力部材の棒体部としてその軸方向に伸縮可能な構造が用いられているため、この対圧縮力部材を用いて水底ケーブルのループ部分に装着させる作業にあたり、さまざまなループ部分の態様に対し棒体部の伸縮で対応することができることから、水底ケーブルの仮補修の作業において作業現場での水底ケーブルの仮補修用装置の加工が不要となるので、水中でのダイバーの作業時間が短縮化される。
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、水底ケーブルのループ部分のうち2つの把持部で把持された部位同士に対し、相互に圧縮力により近接しようとしても対圧縮力部材の棒体部からの外側に向けての反発力により近接させないので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることを抑止することが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、水底ケーブルのうち2つの把持部で把持されたループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位同士に対し、相互に引張力により離れようとしても対引張力部材の2つの中継部からの内側に向けての反発力により離れさせないので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることを抑止することが可能である。
請求項3に記載の発明によれば、水底ケーブルのループ部分のうち2つの把持部で把持された部位同士に対しては、相互に圧縮力により近接しようとしても対圧縮力部材の棒体部からの外側に向けての反発力によりその近接を抑止することができ、水底ケーブルのうち2つの把持部で把持されたループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位同士に対しては、相互に引張力により離れようとしても対引張力部材の2つの中継部からの内側に向けての反発力によりその離隔を抑止することができるので、水底ケーブルのループ部分の内幅が狭まることを防止することが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、複数の対圧縮力部材をその棒体部が交差するように水底ケーブルのループ部分に装着する工程において、対圧縮力部材の棒体部としてその軸方向に伸縮可能な構造が用いられているため、さまざまなループ部分の態様であっても棒体部の伸縮で対応することができ、これに伴い、水底ケーブルの仮補修の作業において作業現場での水底ケーブルの仮補修用装置の加工を不要とすることが可能となるので、水中でのダイバーの作業時間を短縮化することができる。
以下、この発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
本発明の水底ケーブルの仮補修用装置は、対圧縮力部材1と対引張力部材26とから構成されているところ、図1及び図2においては、対圧縮力部材1が示されている。この対圧縮力部材1は、棒体部2と、この棒体部2の長手方向の両側に取り付けられる2つの把持部10、10とを組み付けて成るものである。
このうち、棒体部2は、特に図2(b)及び図2(c)に示されるように、側面がネジ切りされた挿入部位3aを有する延縮調整用部3と、挿入部位3aが挿入可能なように長手方向の一方側に開口すると共に内周面がネジ切りされた孔4aを有する外挿部4とを有している。そして、外挿部4の孔4a開口端側には、図1及び図2(a)に示されるように、取手8、8を有する回転部7が装着されるようになっており、これらの取手8、8を持って回転部7を適宜な方向に回転させることにより、延縮調整用部3の挿入部3aが外挿部4に対して相対的に回転して、挿入部3aが外挿部4の孔4a内に送り込まれ、又は反対に外挿部4の孔4a内から引き出されるので、棒体部2はその軸方向に沿って延伸されたり短縮されたりして、その全長寸法が可変する。
更に、延縮調整用部3の挿入部位3aを有する側に対しその軸方向の反対側及び外挿部4の孔4aが開口する側に対し孔4aの軸方向の反対側に、把持部10と連結するための連結部9が形成されている。この連結部9は、図2(b)及び図2(c)に示されるように、延縮調整用部3又は外挿部4の径方向に沿った幅よりも幅広で且つ厚みの薄いプレート9aと、下記するボルト23を挿通させるためにこのプレート9aに形成された貫通孔9bとで構成されている。
これに対し、把持部10は、図1、図2(a)、図2(d)及び図2(e)に示されるように、真円の孔を有する円筒体をその軸方向に沿って均等に2つに分割した形状の挟み部11、12を向い合せに連結することで構成されている。挟み部11、12は、後述する水底ケーブル47の側面が当接可能な凹状の湾曲面14を他方の挟み部12、11と対峙する側に有しており、この実施例では、水底ケーブル47がその軸方向に沿って摺動するのを防止するために、挟み部11、12の湾曲面14に例えばゴム等の樹脂製等からなる滑り止め部材15が装着されている。
また、挟み部11、12は、それぞれ湾曲面14の径方向側の周縁から外側に向けて対称的に延びる2つの延出部16、16を有しており、これらの延出部16は、図2(d)及び図2(e)で示されるように、下記するボルト21を挿通させるために貫通孔17が形成されている。
そして、把持部10の挟み部11は、特に図2(d)及び図2(e)に示されるように、延縮調整用部3又は外挿部4のプレート9aと平行且つこのプレート9aの厚みと略同じ間隔を空けてその外側面から延出した2つのプレート18a、18bと、下記するボルト23を挿通させるためにこれらのプレート18a、18bに形成された貫通孔18cとで構成された連結部18を有している。
上記の構成とすることにより、挟み部11と挟み部12とは対峙する延出部6の貫通孔17、17の軸線を一致させた状態として、ボルト21を両貫通孔17、17に挿通させた後、ボルト21に対し頭部を有する側とは反対側からナット22を装着して締め付けることにより、挟み部11、12は強固に連結されて把持部10が組み付けられる。尚、挟み部11と挟み部12との間のスペース及びボルト21とナット22との締め付け具合により、水底ケーブル47の径方向寸法の多少の差異に対し対応することが可能である。
また、上記構成とすることにより、棒体部2の連結部9を構成するプレート9aを、把持部10の連結部18を構成するプレート18a、18b間に挟んで、プレート9aの貫通孔9bとプレート18a、18bの貫通孔18cとの軸線を一致させた状態として、ボルト23を貫通孔18c、9b、18cの順に挿通させた後、ボルト23に対し頭部を有する側とは反対側からナット24を装着して締め付けることにより、棒体部2と把持部10とは強固に連結される。尚、ボルト23とナット24との締め付け具合を緩和して、把持部10に対し貫通孔18cの位置を中心点として揺動させた後、締め付けることにより、水底ケーブル47の延伸方向と把持部10の軸方向とを一致させて、把持部10の水底ケーブル47への装着の簡易化を図ることが可能である。
そして、棒体部2は、取手8を持って回転部7を任意の方向に回転させることのみでその軸方向に沿って延伸し又は短縮してその全長寸法を自在に可変することができるので、水底ケーブル47のループ部分48の内幅寸法に適するように、作業現場にて棒体部2の全長寸法を調整することが可能である。
図3及び図4においては、対引張力部材26が示されている。この対引張力部材26は、2つの中継部27、28と、2つの把持部33、33とを組み付けて成るものである。
このうち、中継部27、28は、細長い長方形状で厚みの薄いプレート部分29a、29bを約90度の角度で交差させた形状、すなわち軸方向側から見て略L字形状をなしている中継部本体29と、この中継部本体29の長手方向の一方側に設けられたもので、他方の中継部28、27と連結するための連結部30と、この中継部本体29の長手方向のうち連結部30側とは反対側に設けられたもので、把持部33と連結するための連結部31とから構成されている。中継部本体29を上記のような略L字形状としたことにより全体的に平板な形状とする場合に比し強度の向上が図られている。
連結部30は、特に図4(b)及び図4(c)に示されるように、中継部本体29の各プレート部の短手方向に沿った幅よりも幅広で且つ厚みの薄いプレート30aと、下記するボルト45を挿通させるためにこのプレート30aに形成された貫通孔30bとで構成されている。また、連結部31も、連結部30と同様に、特に図4(b)及び図4(c)に示されるように、中継部本体29の各プレート部の短手方向に沿った幅よりも幅広で且つ厚みの薄いプレート31aと、下記するボルト43を挿通させるためにこのプレート31aに形成された貫通孔31bとで構成されている。
把持部33は、その基本的な構成については先述の把持部10と同様の構成となっている。すなわち、把持部33は、図3、図4(a)、図4(d)及び図4(e)に示されるように、真円の孔を有する円筒体をその軸方向に沿って均等に2つに分割した形状の挟み部34、35を向い合せに連結することで構成されている。そして、これらの挟み部34、35は、後述する水底ケーブル47の側面が当接可能な凹状の湾曲面36を他方の挟み部35、34と対峙する側に有しており、この実施例では、水底ケーブル47がその軸方向に沿って摺動するのを防止するために、挟み部34、35の湾曲面36に例えば滑り止め部材15が装着されている。更に、挟み部34、35は、それぞれ湾曲面36の径方向側の周縁から外側に向けて対称的に延びる2つの延出部37、37を有している。
その一方で、把持部33は、この実施例では、湾曲面36、36で囲まれた略孔状部位の軸方向に沿った寸法が把持部10の湾曲面14、14で囲まれた略孔状部位の軸方向に沿った寸法よりも長くなっており、これに伴い、延出部37に形成される下記するボルト21を挿通させるために貫通孔38の数は、図4(d)に示されるように複数(この実施例では3つ)となっている。また、把持部33の挟み部34に設けられた、中継部27又は28と連結するための連結部40は、特に図4(d)及び図4(e)に示されるように、当該挟み部34の外側面からプレート31aの横幅よりも相対的に大きく延出した1つのプレート40aと、下記するボルト43を挿通させるためにこのプレート40aに形成された貫通孔40bとで構成されている。
上記の構成とすることにより、挟み部34と挟み部35とは対峙する延出部37の貫通孔38、38の軸線を一致させた状態として、ボルト41を両貫通孔38、38に挿通させた後、ボルト41に対し頭部を有する側とは反対側からナット42を装着して締め付けることにより、挟み部34、35は強固に連結されて把持部33が組み付けられる。尚、挟み部34と挟み部35との間のスペース及びボルト41とナット42との締め付け具合によっても、把持部10と同様に、水底ケーブル47の径方向寸法の多少の差異に対し対応することが可能である。
また、上記の構成とすることにより、中継部27、28の連結部31を構成するプレート31aと把持部33の連結部40を構成するプレート40aとを重ねてプレート31aに形成された貫通孔31bとプレート40aに形成された貫通孔40bとの軸線を一致させた状態として、ボルト43を貫通孔31b、40bに挿通させた後、ボルト43に対し頭部を有する側とは反対側からナット44を装着して締め付けることにより、中継部27又は28と把持部33とは強固に連結される。尚、ボルト43とナット44との締め付け具合を緩和して、把持部33に対し貫通孔40bの位置を中心点として揺動させた後、締め付けることにより、水底ケーブル47の中継部27、28よりも長手方向の外側部位が曲折した状態となっていても、水底ケーブル47の延伸方向と把持部33の軸方向とを一致させて、把持部33の水底ケーブル47への装着の簡易化を図ることが可能である。
更に、上記の構成とすることにより、中継部27の連結部30を構成するプレート30aと中継部28の連結部30を構成するプレート30aとを重ねて両プレート30aに形成された貫通孔30bの軸線を一致させた状態として、ボルト45を貫通孔30b、30bに挿通させた後、ボルト45に対し頭部を有する側とは反対側からナット46を装着して締め付けることにより、中継部27、28同士が強固に連結されて、この中継部27、28に対し把持部33、33側に向けて引張力が生じてもそれに対する反発力が生まれる。尚、ボルト45とナット46との締め付け具合を緩和して、中継部27、28について貫通孔30bの位置を中心点として揺動させた後、締め付けることにより、水底ケーブル47の中継部27、28に沿った位置となる部位が曲折した状態となっていても、水底ケーブル47の延伸方向と把持部33の軸方向とを一致させて、把持部33の水底ケーブル47への装着の簡易化を図ることが可能である。
次に、水底ケーブル47が海底等の水底において図5に示されるように、ループ始点Aとループ終点Bとが略一致する曲線部分たるループ部分48を生じてしまっている場合に、水底ケーブルの仮補修用装置として、対圧縮力部材1を2つ用い、対引張力部材を単体で用いた場合の水底ケーブルの仮補修方法の一例について、かかる図5を参照しながら説明する。尚、図5において図示するループ始点Aとループ終点Bとは説明の便宜から定めたものであり、ループ始点Aとループ終点Bとが逆になっても良い。
まず、2つの対圧縮力部材1については、両把持部10について挟み部12を外し、且つボルト23とナット24とを緩めて把持部10の連結部18が棒体部2の連結部9に対し若干揺動可能な状態にしておく。そして、ループ部分48のうちループ始点A及びループ終点Bを外した一の対圧縮力部材1の取り付けのための任意の位置を選択して、この一の対圧縮力部材1について、一方の把持部10の挟み部13の湾曲面14をループ部分48のうち内周側面に当接させると共に、回転部7を所定の方向に回転させて棒体部2の全長寸法を調整し、他方の把持部10の挟み部13の湾曲面14もループ部分48のうち内周側面に当接させるようにする。この場合、両把持部10の連結部18を揺動させて、両把持部10の挟み部13の湾曲面14がループ部分48に幅広く当接する位置を決める微調整を行っても良い。更に、ループ部分48を適切に把持するための挟み部11、12の間隔の調整を図りながら、ボルト21及びナット22により把持部10の挟み部11に挟み部12を連結する。
次に、他の対圧縮力部材1について、ループ部分48のうちループ始点A及びループ終点Bを外す一方で、棒体部2が一の対圧縮力部材1の棒体部2と例えば直交するかたちで交差することが可能な取り付け位置を選択して、この他の対圧縮力部材1について上記した一の対圧縮力部材1と同様の手順でループ部分48に取り付ける。
これにより、ループ部分48は、図5に示されるように、その環の内側において2つの対圧縮力部材1で保持されるので、ループ部分48に対し環の幅を圧縮する方向に力が働いても対圧縮力部材1の棒体部2にかかる力に対する反発力が生ずるので、ループ部分48がキンクと称される状態に悪化するのを抑制することができる。
また、単体で用いる対引張力部材26については、両把持部33について挟み部35を外し、且つボルト43とナット44とを緩めて把持部33の連結部40が中継部27、28の連結部31に対し若干揺動可能な状態にしておくと共に、ボルト45とナット46とを緩めて中継部27、28の連結部30、30が相互に若干揺動可能な状態にしておく。
次に、水底ケーブル47のうちループ部分48のループ始点A及びループ終点Bとなる部位よりもその軸方向の外側となる部位に対し、ループ部分48側とは反対側において対引張力部材26の各把持部33の挟み部34が有する湾曲面36を当接させる。この場合、中継部27、28の連結部30について貫通孔10bを中心点として揺動させ、把持部33の連結部40について貫通孔40bを中心点として揺動させて、両把持部33の挟み部34の湾曲面36が水底ケーブル47のうちループ部分48よりも外側となる部位に幅広く当接する位置を決める微調整を行っても良い。更に、水底ケーブル47のうちループ部分48のよりも外側となる部位を適切に把持するための挟み部34、35の間隔の調整を図りながら、ボルト43及びナット44により把持部33の挟み部34に挟み部35を連結する。
これにより、水底ケーブル47のうちループ部分48のループ始点A及びループ終点Bとなる部位よりもその軸方向の外側となる部位は、図5に示されるように、単体の対引張力部材26で保持されるので、ループ部分48の両側に対し引張力が働いても対引張力部材26の中継部27、28にかかる力に対する反発力が生ずるので、ループ部分48がキンクと称される状態に悪化するのを抑制することができる。
ここで、対圧縮力部材1の構成について図1及び図2に基づいて説明してきたが必ずしもかかる構成に限定されるものではない。対圧縮力部材1の他の実施例について図6を用いて説明する。但し、先述した対圧縮力部材1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この図6に示される対圧縮力部材1は、把持部10の挟み部11においてその周方向に沿って複数(この実施例では3つ)の連結部18、50、50を有した構成となっている。このうち連結部18は先述した構成と同様であるのに対し、各連結部50は、湾曲面14、14で囲まれた略孔状部位の径方向に沿って放射状に延出した後、連結部18のプレート18a、18bと平行に延びる2つのプレート50a、50bと、ボルト23を挿通させるためにかかるプレート50a、50bに形成された貫通孔50cとから構成されている。
このような構成としたことにより、複数の対圧縮力部材1を水底ケーブル47のループ部分48の内周側に対し棒体部2が交差するように取り付ける場合に、双方の対圧縮力部材1の連結部18に棒体部2の連結部9を連結したのでは棒体部2同士がぶつかってしまう場合に、いずれかの対圧縮力部材1又は双方の対圧縮力部材1について連結部50に棒体部2の連結部9を連結することで、棒体部2同士がぶつかることを回避することが可能である。そして、対圧縮力部材1が連結部50を有することによる効果は、図1及び図2に示す対圧縮力部材1と図6に示す対圧縮力部材1との組み合わせと、図6に示す対圧縮力部材1同士の組み合わせとで得ることが可能である。
図1は、この発明に係る対圧縮力部材の構成を示す斜視図である。 図2は、同上の対圧縮力部材及びその構成部品の構成を示す説明図である。 図3は、この発明に係る対引張力部材の構成を示す斜視図である。 図4は、同上の対引張力部材及びその構成部品の構成を示す説明図である。 図5は、水底ケーブルの仮補修用装置の使用状態の一例を示す説明図である。 図6は、同上の対圧縮力部材につき他の実施例の構成を示す斜視図である。 図7は、キンクの元となるループ部及びキンクの態様を示す説明図である。
符号の説明
1 対圧縮力部材
2 棒体部
3 延縮調整用部
4 外挿部
7 回転部
10 把持部
26 対引張力部材
27 中継部
28 中継部
33 把持部
47 水底ケーブル
48 ループ部分
A ループ始点
B ループ終点

Claims (4)

  1. 水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成されたことを特徴とする水底ケーブルの仮補修用装置用の対圧縮力部材。
  2. 水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成されたことを特徴とする水底ケーブルの仮補修用装置用の対引張力部材。
  3. 水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成された複数の対圧縮力部材と、
    水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成された単体の対引張力部材とから成る水底ケーブルの仮補修用装置であって、
    前記水底ケーブルのうち始点と終点とが略一致するようにループしたループ部分の内周側に対し、前記水底ケーブルのループ部分を前記複数の対圧縮力部材の各把持部で各々把持することにより、前記複数の対圧縮力部材がその棒体部を交差させるように装着されていると共に、
    前記水底ケーブルのうち前記ループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位を前記単体の対引張力部材の各把持部で各々把持することにより、前記単体の対引張力部材が前記ループ部分のループ始点よりも外側部位及びループ終点よりも外側部位同士を固定するように装着されていることを特徴とする水底ケーブルの仮補修用装置。
  4. 水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、これらの把持部同士を連結するもので前記把持部間の間隔を調整するためにその長手方向に沿った方向に伸縮可能であると共にその伸縮後の状態を固定可能な棒体部とを少なくとも有して構成された対圧縮力部材を複数で用いると共に、
    水底ケーブルの側面をその径方向側から把持することが可能な2つの把持部と、前記把持部の一方と連結された第1の中継部と、前記把持部の他方と連結された第2の中継部と、これら第1の中継部と第2の中継部とを連結する連結具とを少なくとも有して構成された対引張力部材を単体で用いる水底ケーブルの仮補修用方法であって、
    前記水底ケーブルのうち始点と終点とが略一致するようにループしたループ部分の内周側に対し、前記水底ケーブルのループ部分を前記複数の対圧縮力部材の各把持部で各々把持することにより、前記複数の対圧縮力部材をその棒体部が交差するように装着する工程と、
    前記水底ケーブルのうち前記ループ部分のループ始点及びループ終点となる部位よりもその軸方向の外側となる部位を前記単体の対引張力部材の各把持部で各々把持することにより、前記単体の対引張力部材を前記ループ部分のループ始点よりも外側部位とループ終点よりも外側部位とが固定されるように装着する工程とから成ることを特徴とする水底ケーブルの仮補修方法。
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