JP3232775U - 引留装置取替用工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業負担を大幅に軽減し、さらに、施工時間を短縮することができる引留装置取替用工具を提供する。【解決手段】本考案に係る引留装置取替用工具100は、第1主面101と第2主面102とを有し、前記第1主面101前記第2主面102との間に一定の厚みを有する長尺部110と、前記長尺部110の長手方向の一方の端部に、前記第1主面101と第2主面102との間を貫通する第1貫通穴121と、前記長尺部110の長手方向の他方の端部に、前記第1主面101と第2主面102との間を貫通する第2貫通穴122と、前記一方の端部と前記他方の端部との間に、前記長尺部110の厚みの方向と、前記長尺部110の長手方向の双方に直行する方向に突出する凸部150と、からなることを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本考案は、吊架線やトロリー線などの電車線を電柱に引き留める引留装置を取り替える際に好適に用いることができる引留装置取替用工具に関する。
近年、吊架線やトロリー線などの電車線を電柱間に架設する際には、滑車式に比べると保守性に優れるバネ式の自動張力調整装置(例えば、特許文献1(特開2019−162943号公報)等参照)が用いられることが多くなっている。
特開2019−162943号公報 特開平5−319149号公報
電車線の修繕工事においては、設備の老朽化により、上記のような自動張力調整装置が設置されている箇所における引留装置(例えば、特許文献2(特開平5−319149号公報)等参照)のみを新品のものに交換する取り替え作業が行われる。
図9は自動張力調整装置30近傍の構成を簡略的に示す図である。図9においてトロリー線90は、引留装置70、自動張力調整装置30によって、電柱1側に引き留められている。自動張力調整装置30は略円筒形状を有しており、外筒33の内部に設けられた不図示のバネにより、内筒35が外筒33内部に引き込まれる力が付与されている。内筒35の先端側には、クレビス部40が設けられており、このクレビス部40に引留装置70の一端側がボルトにより取り付けられている。一方、引留装置70の他端側はトロリー線90などと連結されている。図中の斜線部分は、交換対象の引留装置70を示している。
次に、従来の引留装置70の取り外す工程を、図10を参照して説明する。まず、図10(A)の工程においては、シメラー200のワイヤ205の一端を電柱1側に取り付け、他端をトロリー線90側に取り付け、ハンドル210を操作しワイヤ205を締め上げていき、トロリー線90の荷重をワイヤ205で支えるようにする。また、引留装置70には、碍子保持器190が装着され、シメラー200’のワイヤ205’の一端を当該碍子保持器190に取り付け、ワイヤ205’の他端をトロリー線90に取り付ける。
続く、図10(B)の工程においては、引留装置70とトロリー線90側との間のボルトによる締結を外し、シメラー200’のワイヤ205’で自動張力調整装置30のバネによる引っ張り力を受けつつ、内筒35が外筒33に完全に収納され、バネによる引っ張り力が0となるようにハンドル210’を操作する。
図10(C)の工程では、引留装置70から碍子保持器190を取り外し、自動張力調整装置30のクレビス部40と引留装置70との間のボルトによる締結も取り外し、引留装置70自体を取り外す。
次に、従来における、新品の引留装置70の取り付け工程を、図11を参照して説明する。まず、図11(A)において、自動張力調整装置30のクレビス部40に新品の引留装置70の一端を取り付ける。一方、引留装置70の他端には碍子保持器190を取り付ける。次に、シメラー200’のハンドル210’を操作し、ワイヤ205’にテンションをかけ、自動張力調整装置30のバネの力に抗しつつ、外筒33から内筒35を引き出していく。
図11(B)に示すように、引留装置70とトロリー線90側との締結位置まで、内筒35を引き出した後、引留装置70とトロリー線90側とをボルトで締結する。このような締結が完了すると、自動張力調整装置30の引っ張り力は、全てトロリー線90側にかけることができるので、シメラー200、シメラー200’、碍子保持器190を取り外し、引留装置70の取り替え作業が完了する。
以上のように、従来の作業工程では、シメラー200でトロリー線90側の荷重を受けている間に、シメラー200’を用いて、自動張力調整装置30のバネの力に抗しつつ内筒35を外筒33に収納したり、或いは、外筒33から内筒35を引き出したりする必要があり、多大な労力と時間を要する、という問題があった。
上記のような課題を解決するために、本考案に係る引留装置取替用工具は、第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面と前記第2主面との間に一定の厚みを有する長尺部と、前記長尺部の長手方向の一方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第1貫通穴と、前記長尺部の長手方向の他方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第2貫通穴と、前記一方の端部と前記他方の端部との間に、前記長尺部の厚みの方向と、前記長尺部の長手方向の双方に直行する方向に突出する凸部と、からなることを特徴とする。
また、本考案に係る引留装置取替用工具は、前記凸部の厚みが、前記長尺部の厚みと同じであることを特徴とする。
また、本考案に係る引留装置取替用工具は、前記長尺部の厚み方向でみたとき、前記凸部が矩形であることを特徴とする。
また、本考案に係る引留装置取替用工具は、前記長尺部の厚み方向でみたとき、前記一方の端部と前記他方の端部とに曲線部が設けられていることを特徴とする。
また、本考案に係る引留装置取替用工具は、前記第1主面と前記第2主面は平行であることを特徴とする。
また、本考案に係る引留装置取替用工具は、第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面と前記第2主面との間に一定の厚みを有する長尺部と、前記長尺部の長手方向の一方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第1貫通穴と、前記長尺部の長手方向の他方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第2貫通穴と、前記一方の端部と前記他方の端部との間に、前記長尺部の厚みの方向と、前記長尺部の長手方向の双方に直行する方向に引っ込んだ凹部と、からなることを特徴とする。
本考案に係る引留装置取替用工具は、自動張力調整装置におけるクレビス部に取り付けられ、トロリー線側の荷重を受けることができる構造を有しているので、このような本考案に係る引留装置取替用工具を用いた引留装置の取り替え作業によれば、自動張力調整装置のバネ力に抗しつつ、シメラーを操作するような作業は不要となり、作業負担を大幅に軽減し、さらに、施工時間を短縮することができる。
自動張力調整装置30近傍の構成の一例を示す図である。 自動張力調整装置30のクレビス部40の斜視図である。 本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100の斜視図である。 本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100がクレビス部40に取り付けられた状態を示す図である。 本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100による引留装置70の取り替え作業の工程を示す図である。 本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100による引留装置70の取り替え作業の工程を示す図である。 本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100による引留装置70の取り替え作業の工程を示す図である。 本考案の他の実施形態に係る引留装置取替用工具100の斜視図である。 自動張力調整装置30近傍の構成を簡略的に示す図である。 従来の引留装置70の取り外し工程を示している。 従来の新品の引留装置70の取り付け工程を示している。
以下、本考案の実施形態の図面を参照しつつ説明する。図1は自動張力調整装置30近傍の構成の一例を示す図である。図1(A)は自動張力調整装置30近傍の構成を上面からみた図であり、図1(B)は自動張力調整装置30近傍の構成を側面からみた図である。
本実施形態では、自動張力調整装置30によってトロリー線90に張力を付与する例に基づいて、このような例に限らず、本考案に係る引留装置取替用工具100は、自動張力調整装置30によって吊架線などの電車線に張力を付与している場合にも適用することができる。また、図1に示す自動張力調整装置30近傍の構成は、一つの例であって、自動張力調整装置30近傍の構成は種々の態様があり得る。
自動張力調整装置30は、三角ヨーク10や支持部材20を介して、電柱バンド5により電柱1に取り付けられている。自動張力調整装置30は略円筒形状を有しており、外筒33の内部に設けられた不図示のバネにより、内筒35が外筒33内部に引き込まれる力が付与されている。内筒35からはシャフト部材37が延出しており、このシャフト部材37にクレビス部40が設けられている。
当該クレビス部40に引留装置70の一端側がボルトにより取り付けられている。引留装置70は、電柱1側の第1碍子71と、トロリー線90側の第2碍子72と、これら第1碍子71と第2碍子72との間に配されている電線引留ロッド75と、第1碍子71に取り付けられている連結用部材76とを有している。自動張力調整装置30のクレビス部40は、引留装置70の連結用部材76に、ボルトで締結されている。
引留装置70の第2碍子72は、ワイヤーターンバックル80の一端にボルトにより連結されている。ワイヤーターンバックル80の他端は、連結用部材83にボルトにより連結されている。 連結用部材83におけるワイヤーターンバックル80と連結されていない方の端部は、トロリー線90を掴持しているワイヤーターミナル85とボルトで締結されている。
次に、本考案に係る引留装置取替用工具100が取り付けられる自動張力調整装置30のクレビス部40についてより詳しく説明する。図2は自動張力調整装置30のクレビス部40の斜視図である。
クレビス部40は、自動張力調整装置30の先端部を構成する部品であり、シャフト部材37から延出するように設けられている。
クレビス部40は基部43と、この基部43の一端側から延出する第1側部51と、基部43の一端側から延出する第2側部54とを有している。第1側部51と第2側部54とは、これらの各面(第1側部内面52、第2側部外面53、第2側部内面55、第2側部外面56)が略平行となるように構成されている。また、第1側部51と第2側部54とは同形状に構成されている。
第1側部51には第1取り付け穴57が、また、第2側部54には第2取り付け穴58が、先端部近傍に設けられており、これらの取り付け穴を利用することで、他の部品等と自動張力調整装置30がボルトで連結できるようになっている。また、第1側部51には第1施工用穴61が、第2側部54には第2施工用穴62が、先端部と基部43との間に設けられている。
次に、以上のように構成されているクレビス部40に取り付けられる本考案に係る引留装置取替用工具100について説明する。図3は本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100の斜視図である。本考案に係る引留装置取替用工具100は鋼材(例えば、一般構造用圧延鋼材)などの剛性を有する材料で構成することができる。
本考案に係る引留装置取替用工具100は、主として長尺部110から構成されている。この長尺部110は、第1主面101と、第1主面101と表裏の関係にある第2主面102とを有している。第1主面101と第2主面102との間は、一定の間隔があり、長尺部110は所定の厚みを有している。第1主面101と第2主面102とは平行の関係にある。また、第1主面101と第2主面102以外の長尺部110の面を、側周面105と称する。
長尺部110の厚み方向でみたとき、長尺部110の長手方向の一方の端部には第1曲線部111が、また、長尺部110の長手方向の他方の端部には第2曲線部112が設けられている。そして、長尺部110の長手方向の一方の端部の第1曲線部111近傍には、第1主面101と第2主面102との間を貫通する第1貫通穴121が、また、長尺部110の長手方向の他方の端部には、第1主面101と第2主面102との間を貫通する第2貫通穴122が設けられている。
長尺部110の長手方向の一方の端部と他方の端部との間には、長尺部110の厚みの方向と、長尺部110の長手方向の双方に直行する方向に突出する凸部150が設けられている。この凸部150は、厚みが、長尺部110の厚みと同じであり、また、長尺部110の厚み方向でみたとき、凸部150は矩形をなしている。
この凸部150において、長尺部110から延出して突出している箇所の面を突出方向面160と定義し、この突出方向面160の両脇の面を第1側面161及び第2側面162と定義する。
以上のように構成される本考案に係る引留装置取替用工具100がクレビス部40に装着された状態を、図4を参照して説明する。本考案に係る引留装置取替用工具100は、引留装置70の取り替え作業の際、クレビス部40における第1施工用穴61と第2施工用穴62とに挿入された状態で取り付けられて、用いられる。本考案に係る引留装置取替用工具100は、凸部150の第1側面161が、第1側部51の第1側部内面52と係合するように、また、凸部150の第2側面162が、第2側部54の第2側部内面55と係合するようにして、クレビス部40に取り付けられる。このように引留装置取替用工具100が、クレビス部40に取り付けられることで、凸部150が抜け止めとして作用する。
以上のように構成される本考案に係る引留装置取替用工具100を用いた引留装置70の取り替え作業について説明する。図5乃至図7は、本考案の実施形態に係る引留装置取替用工具100による引留装置70の取り替え作業の工程を示す図である。いずれの工程も作業の様子を上面からみたものである。
図5には、引留装置取替用工具100がクレビス部40に取り付けられる工程が示されている。この工程では、先に記したように凸部150が抜け止めとして作用するように引留装置取替用工具100をクレビス部40に取り付ける。
次の工程を示す図6においては、シメラー200が取り付けられる。シメラー200のワイヤ205の一端側は、第1貫通穴121、第2貫通穴122を利用して、引留装置取替用工具100に取り付けられる。一方、シメラー200のワイヤ205の他端側は、トロリー線90側に取り付けられる。
シメラー200のハンドル210を操作しワイヤ205を締め上げていき、トロリー線90の荷重が、引留装置取替用工具100にかかるようにする。このとき、トロリー線90の荷重は、自動張力調整装置30にかかっていることになるので、自動張力調整装置30におけるバネ(不図示)の伸びは変化することなく、内筒35と外筒33との位置関係は変化することがない。
続く、図7の工程では、自動張力調整装置30におけるバネ(不図示)の伸びが変化していない状態であり、かつ、トロリー線90の荷重は自動張力調整装置30に印加された状態であるので、この状態で、古い引留装置70のボルトによる締結を取り外して、新品のものに交換する。
以上、本考案に係る引留装置取替用工具100は、自動張力調整装置30におけるクレビス部40に取り付けられ、トロリー線90側の荷重を受けることができる構造を有しているので、このような本考案に係る引留装置取替用工具100を用いた引留装置70の取り替え作業によれば、自動張力調整装置30のバネ力に抗しつつ、シメラー200を操作するような作業は不要となり、作業負担を大幅に軽減し、さらに、施工時間を短縮することができる。
次に、本考案の他の実施形態について説明する。図8は本考案の他の実施形態に係る引留装置取替用工具100の斜視図である。図3に示した引留装置取替用工具100と同様の参照番号が付された構成については、同様のものを示しているので説明を省略する。
先の実施形態では長尺部110から突出する凸部150が設けられていたのに対して、本実施形態においては、長尺部110の一部が切り欠かれたような凹部170が設けられている。このような切り欠かれた凹部170は、長尺部110の厚みの方向と、長尺部110の長手方向の双方に直行する方向に引っ込んだような形状を有している。
この凹部170において、長尺部110から引っ込んだ方向の箇所の面を引っ込み方向面180と定義し、この引っ込み方向面180の両脇の面を第1側面181及び第2側面182と定義する。
他の実施形態に係る引留装置取替用工具100は、引留装置70の取り替え作業の際、クレビス部40における第1施工用穴61と第2施工用穴62とに挿入された状態で取り付けられて、用いられる。他の実施形態に係る引留装置取替用工具100は、凹部170の第1側面181が、第1側部51の第2側部外面53と係合するように、また、凹部170の第2側面182が、第2側部54の第2側部外面56と係合するようにして、クレビス部40に取り付けられる。このように引留装置取替用工具100が、クレビス部40に取り付けられることで、凹部170が抜け止めとして作用する。
以上のように構成される他の実施形態に係る引留装置取替用工具100によっても、先の実施形態に係る引留装置取替用工具100による引留装置70の取り替え作業と同様の工程の作業を行うことが可能となり、自動張力調整装置30のバネ力に抗しつつ、シメラー200を操作するような作業は不要となり、作業負担を大幅に軽減し、さらに、施工時間を短縮することができる。
1・・・電柱
5・・・電柱バンド
10・・・三角ヨーク
20・・・支持部材
30・・・自動張力調整装置
33・・・外筒
35・・・内筒
37・・・シャフト部材
40・・・クレビス部
43・・・基部
51・・・第1側部
52・・・第1側部内面
53・・・第2側部外面
54・・・第2側部
55・・・第2側部内面
56・・・第2側部外面
57・・・第1取り付け穴
58・・・第2取り付け穴
61・・・第1施工用穴
62・・・第2施工用穴
70・・・引留装置
71・・・第1碍子
72・・・第2碍子
75・・・電線引留ロッド
76・・・連結用部材
80・・・ワイヤーターンバックル
83・・・連結用部材
85・・・ワイヤーターミナル
90・・・トロリー線
100・・・引留装置取替用工具
101・・・第1主面
102・・・第2主面
105・・・側周面
110・・・長尺部
111・・・第1曲線部
112・・・第2曲線部
121・・・第1貫通穴
122・・・第2貫通穴
150・・・凸部
160・・・突出方向面
161・・・第1側面
162・・・第2側面
170・・・凹部
180・・・引っ込み方向面
181・・・第1側面
182・・・第2側面
190・・・碍子保持器
200、200’・・・シメラー
205、205’・・・ワイヤ
210、210’・・・ハンドル

Claims (6)

  1. 第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面と前記第2主面との間に一定の厚みを有する長尺部と、
    前記長尺部の長手方向の一方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第1貫通穴と、
    前記長尺部の長手方向の他方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第2貫通穴と、
    前記一方の端部と前記他方の端部との間に、前記長尺部の厚みの方向と、前記長尺部の長手方向の双方に直行する方向に突出する凸部と、からなることを特徴とする引留装置取替用工具。
  2. 前記凸部の厚みが、前記長尺部の厚みと同じであることを特徴とする請求項1に記載の引留装置取替用工具。
  3. 前記長尺部の厚み方向でみたとき、前記凸部が矩形であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の引留装置取替用工具。
  4. 前記長尺部の厚み方向でみたとき、前記一方の端部と前記他方の端部とに曲線部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の引留装置取替用工具。
  5. 前記第1主面と前記第2主面は平行であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の引留装置取替用工具。
  6. 第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面と前記第2主面との間に一定の厚みを有する長尺部と、
    前記長尺部の長手方向の一方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第1貫通穴と、
    前記長尺部の長手方向の他方の端部に、前記第1主面と第2主面との間を貫通する第2貫通穴と、
    前記一方の端部と前記他方の端部との間に、前記長尺部の厚みの方向と、前記長尺部の長手方向の双方に直行する方向に引っ込んだ凹部と、からなることを特徴とする引留装置取替用工具。
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