JP3224800B2 - 活線用把持具の支持装置 - Google Patents
活線用把持具の支持装置Info
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- JP3224800B2 JP3224800B2 JP2000004907A JP2000004907A JP3224800B2 JP 3224800 B2 JP3224800 B2 JP 3224800B2 JP 2000004907 A JP2000004907 A JP 2000004907A JP 2000004907 A JP2000004907 A JP 2000004907A JP 3224800 B2 JP3224800 B2 JP 3224800B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空配電線の切断
や保持などに使用する活線用把持具の支持装置に関する
ものである。
や保持などに使用する活線用把持具の支持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】活線工事では、使用者への電力供給を停
止することなく作業を行わなければならず、また、高所
での作業であることも相俟って、極めて作業事故に対す
る危険性が高いことから、該事故の発生を防ぐために作
業者への負担を可能な限り軽減する必要があった。この
ことから、前記活線工事の安全性と効率化をはかる手段
の一環として、活線用把持具(以下、把持具と示す。)
の支持装置が使用されており、この支持装置は、今まで
に多種多様なものが発表されているが、特に代表的なも
のとして、例えば、実開昭62-74410号公報や実
開平6-70409号公報などがあり、これらの支持装
置の主な構成は、高所作業車のバケット側壁に固定可能
な台部と、該台部から立設するとともに上端部に把持具
の保持部が備わる固定柱とからなり、架線を掴んだ状態
の把持具を前記支持装置の保持部に固定することで、作
業者が活線工事に一層専念できることとなった。
止することなく作業を行わなければならず、また、高所
での作業であることも相俟って、極めて作業事故に対す
る危険性が高いことから、該事故の発生を防ぐために作
業者への負担を可能な限り軽減する必要があった。この
ことから、前記活線工事の安全性と効率化をはかる手段
の一環として、活線用把持具(以下、把持具と示す。)
の支持装置が使用されており、この支持装置は、今まで
に多種多様なものが発表されているが、特に代表的なも
のとして、例えば、実開昭62-74410号公報や実
開平6-70409号公報などがあり、これらの支持装
置の主な構成は、高所作業車のバケット側壁に固定可能
な台部と、該台部から立設するとともに上端部に把持具
の保持部が備わる固定柱とからなり、架線を掴んだ状態
の把持具を前記支持装置の保持部に固定することで、作
業者が活線工事に一層専念できることとなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、活線工
事においては、例えば、架線の切断箇所の端部同士を離
隔した状態で保持する必要があり、このことから、少な
くとも2本の把持具を使用し、前記各端部を同時に掴み
ながら他の活線工事にかかる作業を行う必要があった
が、上記のような活線用把持具の支持装置では、一つの
装置に一本の把持具しか支持ができず、このことから、
架線のうちの一方側の端部は作業者の手を借りることな
く固定しておけるものの、結局は作業者が架線の他方側
端部を把持具で掴みながら、他の活線工事にかかる作業
を行わなければならないことには変わりはなく、活線工
事における作業者に対する安全性の向上や、作業の効率
化をはかれるとは言い難いものであった。
事においては、例えば、架線の切断箇所の端部同士を離
隔した状態で保持する必要があり、このことから、少な
くとも2本の把持具を使用し、前記各端部を同時に掴み
ながら他の活線工事にかかる作業を行う必要があった
が、上記のような活線用把持具の支持装置では、一つの
装置に一本の把持具しか支持ができず、このことから、
架線のうちの一方側の端部は作業者の手を借りることな
く固定しておけるものの、結局は作業者が架線の他方側
端部を把持具で掴みながら、他の活線工事にかかる作業
を行わなければならないことには変わりはなく、活線工
事における作業者に対する安全性の向上や、作業の効率
化をはかれるとは言い難いものであった。
【0004】また、把持具には、その使用用途に合わせ
て多種多様なものが存在しており、中には一般に使用さ
れる把持具の数倍の重量を有するものも存在するが、従
来の支持装置は、前記したような重量のある把持具を支
持する場合においても、保持部に把持具の支持を強くす
るための特別な手段を有しておらず、しかも、一般の把
持具と何ら変わらない状態で保持していたから、支持装
置の保持部から把持具が外れやすく、このことから、バ
ケットの下にいる通行人の頭上に前記把持具が落下する
危険性があった。
て多種多様なものが存在しており、中には一般に使用さ
れる把持具の数倍の重量を有するものも存在するが、従
来の支持装置は、前記したような重量のある把持具を支
持する場合においても、保持部に把持具の支持を強くす
るための特別な手段を有しておらず、しかも、一般の把
持具と何ら変わらない状態で保持していたから、支持装
置の保持部から把持具が外れやすく、このことから、バ
ケットの下にいる通行人の頭上に前記把持具が落下する
危険性があった。
【0005】本発明は、作業者が安全で且つ効率よく活
線工事にかかる作業が行えるのは勿論、活線工事にかか
る作業領域の有効利用をはかれる活線用把持具の支持装
置を提供することにある。
線工事にかかる作業が行えるのは勿論、活線工事にかか
る作業領域の有効利用をはかれる活線用把持具の支持装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明では、設置手段
は、活線工事を行う作業領域内で着脱自在に固定がで
き、該設置手段の上部側には支柱を立設し、この支柱に
は、活線用把持具を保持する第1ハンドを備えている横
杆が、支持手段を介在して支柱と交差する平面上及び支
柱と平行する平面上を回動可能に支持され、作業面の状
況に対応するように、前記第1ハンドにより保持された
活線用把持具を、支柱を軸とする垂直方向あるいは水平
方向への回動調整と、前記横杆の外周に沿う方向への揺
動調整、ならびに該横杆の長手方向に沿って横方向への
移動、とをそれぞれ調整可能に形成され、さらに、前記
支持手段には、第1ハンドによる活線用把持具の保持位
置において横杆の位置決めをする第1固定部を備え、前
記第1ハンドは、第1保持手段を介在して横杆を中心に
揺動可能に取付けられているとともに、第1保持手段に
は、前記保持位置において位置決めする第2固定部を備
えていることを特徴とする。
に、本発明のうち請求項1記載の発明では、設置手段
は、活線工事を行う作業領域内で着脱自在に固定がで
き、該設置手段の上部側には支柱を立設し、この支柱に
は、活線用把持具を保持する第1ハンドを備えている横
杆が、支持手段を介在して支柱と交差する平面上及び支
柱と平行する平面上を回動可能に支持され、作業面の状
況に対応するように、前記第1ハンドにより保持された
活線用把持具を、支柱を軸とする垂直方向あるいは水平
方向への回動調整と、前記横杆の外周に沿う方向への揺
動調整、ならびに該横杆の長手方向に沿って横方向への
移動、とをそれぞれ調整可能に形成され、さらに、前記
支持手段には、第1ハンドによる活線用把持具の保持位
置において横杆の位置決めをする第1固定部を備え、前
記第1ハンドは、第1保持手段を介在して横杆を中心に
揺動可能に取付けられているとともに、第1保持手段に
は、前記保持位置において位置決めする第2固定部を備
えていることを特徴とする。
【0007】ここで、設置手段とは、本支持装置を例え
ば、作業用バケットの側壁などに安定して取付けられる
もののすべてを含んだ概念である。また、支持手段と
は、活線用把持具の保持位置の調整のために、横杆を、
該支柱と交差する平面上及び支柱と平行する平面上を回
転し、把持具の保持位置を自在に調整が行えるすべての
技術的手段を含み、また、第1固定部とは、支持手段に
より前記横杆の回転調整を停止した位置での支柱への位
置決めが確実に行えるものであればよいから、具体的に
は、締付ボルト付きのリング状をなす金具などが挙げら
れる。そして、第1保持手段とは、活線用把持具の保持
位置を調整するため、第1ハンドを横杆から支柱を中心
とした周方向に自在に揺動できればよく、また、第2固
定部とは、第1保持手段による揺動を停止した角度を保
って固定できるものであればよいから、例えば、横杆を
丸棒状あるいは円筒状に形成し、この横杆の長手方向の
一端側からリング状の金具を嵌め込み、該金具に、リン
グの締付け具合を調整できるレバー付きのボルトを備え
たものや、あるいは、横杆の外周面に断続的な窪み穴を
備える真円状をなすガイドレールを嵌め込み、このガイ
ドレールの各窪みにボールが嵌り込んで位置決めする構
成のベアリングを設けたものでもよい。
ば、作業用バケットの側壁などに安定して取付けられる
もののすべてを含んだ概念である。また、支持手段と
は、活線用把持具の保持位置の調整のために、横杆を、
該支柱と交差する平面上及び支柱と平行する平面上を回
転し、把持具の保持位置を自在に調整が行えるすべての
技術的手段を含み、また、第1固定部とは、支持手段に
より前記横杆の回転調整を停止した位置での支柱への位
置決めが確実に行えるものであればよいから、具体的に
は、締付ボルト付きのリング状をなす金具などが挙げら
れる。そして、第1保持手段とは、活線用把持具の保持
位置を調整するため、第1ハンドを横杆から支柱を中心
とした周方向に自在に揺動できればよく、また、第2固
定部とは、第1保持手段による揺動を停止した角度を保
って固定できるものであればよいから、例えば、横杆を
丸棒状あるいは円筒状に形成し、この横杆の長手方向の
一端側からリング状の金具を嵌め込み、該金具に、リン
グの締付け具合を調整できるレバー付きのボルトを備え
たものや、あるいは、横杆の外周面に断続的な窪み穴を
備える真円状をなすガイドレールを嵌め込み、このガイ
ドレールの各窪みにボールが嵌り込んで位置決めする構
成のベアリングを設けたものでもよい。
【0008】このように形成すると、本支持装置には、
第1ハンドを複数箇所に備えてあることから、各第1ハ
ンドに保持した活線用把持具の作用部側を、それぞれ架
線側の様々な活線工事の必要箇所の状況に合わせて、支
持手段の調整によって作業者の居る場所から、個々に独
立して支柱と交差する平面上に自在に調整ができるとと
もに、第1保持手段の調整によっても前記把持具を支柱
と平行する平面上において自在な調整が行えるから、活
線用把持具を保持する方向において多様な調整が可能と
なり、本支持装置単体で活線工事にかかる複数箇所の把
持を同時に、且つ容易に行えることとなる。
第1ハンドを複数箇所に備えてあることから、各第1ハ
ンドに保持した活線用把持具の作用部側を、それぞれ架
線側の様々な活線工事の必要箇所の状況に合わせて、支
持手段の調整によって作業者の居る場所から、個々に独
立して支柱と交差する平面上に自在に調整ができるとと
もに、第1保持手段の調整によっても前記把持具を支柱
と平行する平面上において自在な調整が行えるから、活
線用把持具を保持する方向において多様な調整が可能と
なり、本支持装置単体で活線工事にかかる複数箇所の把
持を同時に、且つ容易に行えることとなる。
【0009】また、本発明のうち請求項2記載の発明で
は、前記支柱の上端部には、活線用把持具を保持する第
2ハンドを備える連結手段が支柱を中心として周方向に
回転可能に支持されており、前記連結手段には、第2保
持手段を介在して前記第2ハンドを支柱を中心として揺
動可能に取付け、さらに、第2保持手段には、第2ハン
ドによる活線用把持具の保持位置において位置決めする
第3固定部を備えてあるので、支持装置の構成部位を有
効利用して把持具を取付ける箇所が増えるのは勿論、こ
の第2ハンドは、支柱の上端に取付ける構造であるから
下方側に加わる負荷に強く、例えば、前記第1ハンドに
取付けた把持具とは使用用途が相違する比較的重量のあ
る把持具を第2ハンドに取付けた場合でも、何ら強度的
な懸念もなく安定して前記把持具を支持することができ
る。
は、前記支柱の上端部には、活線用把持具を保持する第
2ハンドを備える連結手段が支柱を中心として周方向に
回転可能に支持されており、前記連結手段には、第2保
持手段を介在して前記第2ハンドを支柱を中心として揺
動可能に取付け、さらに、第2保持手段には、第2ハン
ドによる活線用把持具の保持位置において位置決めする
第3固定部を備えてあるので、支持装置の構成部位を有
効利用して把持具を取付ける箇所が増えるのは勿論、こ
の第2ハンドは、支柱の上端に取付ける構造であるから
下方側に加わる負荷に強く、例えば、前記第1ハンドに
取付けた把持具とは使用用途が相違する比較的重量のあ
る把持具を第2ハンドに取付けた場合でも、何ら強度的
な懸念もなく安定して前記把持具を支持することができ
る。
【0010】ここで、第2保持手段とは、前記第1保持
手段で説明したものと同様の構造をなすものを使用して
もよいが、例えば、片面側に放射状に多数の係合片が備
わるディスクを第2ハンド側と連結手段側にそれぞれ備
え、各ディスクを一致する状態で嵌合わせて係合関係を
構築するとともに、第2ハンドが適切な揺動角度となる
ように嵌め合わせる角度を変えて多段階に調整し、さら
にレバー付きのボルトなどで両ディスクを締付ける構成
のものなどを使用してもよい。また、連結手段とは、第
2ハンドを支柱を中心とした平行する平面上に自在に回
動できる状態を保ちつつ、しかも、支柱の上端部に離脱
不能に取付けられるものであればよく、例えば、支柱の
上端部に傘状をなす張出部を設け、この張出部に沿って
回転可能に嵌め合わせる構成のケース体を設けたもの
や、あるいは、支柱を円筒または円柱状に形成し、該支
柱上端部の外周面に沿って連続する溝を設け、この溝に
スナップ式に嵌り込む連続凸部を有する樹脂製のキャッ
プを取付けたものでもよい。
手段で説明したものと同様の構造をなすものを使用して
もよいが、例えば、片面側に放射状に多数の係合片が備
わるディスクを第2ハンド側と連結手段側にそれぞれ備
え、各ディスクを一致する状態で嵌合わせて係合関係を
構築するとともに、第2ハンドが適切な揺動角度となる
ように嵌め合わせる角度を変えて多段階に調整し、さら
にレバー付きのボルトなどで両ディスクを締付ける構成
のものなどを使用してもよい。また、連結手段とは、第
2ハンドを支柱を中心とした平行する平面上に自在に回
動できる状態を保ちつつ、しかも、支柱の上端部に離脱
不能に取付けられるものであればよく、例えば、支柱の
上端部に傘状をなす張出部を設け、この張出部に沿って
回転可能に嵌め合わせる構成のケース体を設けたもの
や、あるいは、支柱を円筒または円柱状に形成し、該支
柱上端部の外周面に沿って連続する溝を設け、この溝に
スナップ式に嵌り込む連続凸部を有する樹脂製のキャッ
プを取付けたものでもよい。
【0011】さらに、本発明のうち請求項3記載の発明
は、前記第1ハンドならびに第2ハンドは、各作用アー
ムをネジ部材の締付け具合によって自在な開閉調整が可
能であるとともに、当該各作用アーム間に介在される付
勢部材により、各作用アームが常に開く方向に付勢力が
付与されているから、第1ハンドあるいは第2ハンド
に、活線用保持具を保持させる際、付勢部材の介在によ
って各作用アーム間が常に開いた状態にあるので、作業
者は活線用把持具の取付けの際にネジ部材を締付ける工
程を行うだけでよく、これにより、活線工事の作業性が
飛躍的に向上することとなる。
は、前記第1ハンドならびに第2ハンドは、各作用アー
ムをネジ部材の締付け具合によって自在な開閉調整が可
能であるとともに、当該各作用アーム間に介在される付
勢部材により、各作用アームが常に開く方向に付勢力が
付与されているから、第1ハンドあるいは第2ハンド
に、活線用保持具を保持させる際、付勢部材の介在によ
って各作用アーム間が常に開いた状態にあるので、作業
者は活線用把持具の取付けの際にネジ部材を締付ける工
程を行うだけでよく、これにより、活線工事の作業性が
飛躍的に向上することとなる。
【0012】ここで、付勢部材とは、各作用アームが開
く方向に付勢力を付与するものの全てを含む概念であ
り、例えば、ネジ部材の外周に巻付く状態で備えられる
コイルスプリングや、あるいは、板バネ状のものであっ
てもよい。
く方向に付勢力を付与するものの全てを含む概念であ
り、例えば、ネジ部材の外周に巻付く状態で備えられる
コイルスプリングや、あるいは、板バネ状のものであっ
てもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図6に基づいて説明する。はじめに、図1と図2に基づ
き本実施形態における活線用把持具の支持装置の全体説
明を行うと、まず、符号1は本支持装置における作業領
域2への設置手段であり、該設置手段1は、逆U字型に
彎曲してバケット側壁2を保持できる設置フレーム13
を一定間隔をあけて対向配置し、各設置フレーム13,
13間に補強用の横部材14を介在するとともに、各設
置フレーム13,13の上端面側に跨がる状態で水平な
基板15を固着し、さらに、前記横部材14の一つに備
えてあるハンドル付きの締付具16によって、前記バケ
ット側壁2の上端縁側に着脱自在に取付けるものであ
る。また、符号3は支柱であり、該支柱3の断面形状が
略真円の円筒状に形成してあるとともに、前記設置手段
1の基板15上端面側から固定金具17を介して垂直に
立設するものである。さらに、符号5は横杆であり、該
横杆5は、前記支柱3の長手方向に沿う箇所に支持手段
4を介して取付けてあり、支柱3からの交差する平面上
あるいは平行する平面上に沿う回転、及びその回転を停
止した位置においての自在な固定が可能である。そし
て、符号6は第1ハンドであり、該第1ハンド6の把持
具11を保持する部分は、レバーハンドル付きのネジ部
材18の締付け具合により各作用アーム19が開閉し、
当該各作用アーム19の挟持により前記把持具11を保
持するものであり、この第1ハンド6は、前記横杆5の
長手方向に沿う複数の箇所に、第1保持手段7を介して
垂直方向に自在に揺動し、第1保持手段7に備えてある
第1固定部20により揺動を停止した位置での固定が可
能な状態で取付けてある。このような各構成部位の組合
わせにより、本支持装置は、支持手段4と第1保持手段
7の各回動手段を巧みに利用し、複数の把持具11を架
線のあらゆる作業面の状況に対応して、各々の把持具1
1の方向を多様に調整しながら、安全且つ快適に活線工
事を行えるものである。尚、本実施形態では、活線工事
を行う作業領域2としてバケット車のバケット側壁12
に本支持装置を取付けた場合を想定したものである。
図6に基づいて説明する。はじめに、図1と図2に基づ
き本実施形態における活線用把持具の支持装置の全体説
明を行うと、まず、符号1は本支持装置における作業領
域2への設置手段であり、該設置手段1は、逆U字型に
彎曲してバケット側壁2を保持できる設置フレーム13
を一定間隔をあけて対向配置し、各設置フレーム13,
13間に補強用の横部材14を介在するとともに、各設
置フレーム13,13の上端面側に跨がる状態で水平な
基板15を固着し、さらに、前記横部材14の一つに備
えてあるハンドル付きの締付具16によって、前記バケ
ット側壁2の上端縁側に着脱自在に取付けるものであ
る。また、符号3は支柱であり、該支柱3の断面形状が
略真円の円筒状に形成してあるとともに、前記設置手段
1の基板15上端面側から固定金具17を介して垂直に
立設するものである。さらに、符号5は横杆であり、該
横杆5は、前記支柱3の長手方向に沿う箇所に支持手段
4を介して取付けてあり、支柱3からの交差する平面上
あるいは平行する平面上に沿う回転、及びその回転を停
止した位置においての自在な固定が可能である。そし
て、符号6は第1ハンドであり、該第1ハンド6の把持
具11を保持する部分は、レバーハンドル付きのネジ部
材18の締付け具合により各作用アーム19が開閉し、
当該各作用アーム19の挟持により前記把持具11を保
持するものであり、この第1ハンド6は、前記横杆5の
長手方向に沿う複数の箇所に、第1保持手段7を介して
垂直方向に自在に揺動し、第1保持手段7に備えてある
第1固定部20により揺動を停止した位置での固定が可
能な状態で取付けてある。このような各構成部位の組合
わせにより、本支持装置は、支持手段4と第1保持手段
7の各回動手段を巧みに利用し、複数の把持具11を架
線のあらゆる作業面の状況に対応して、各々の把持具1
1の方向を多様に調整しながら、安全且つ快適に活線工
事を行えるものである。尚、本実施形態では、活線工事
を行う作業領域2としてバケット車のバケット側壁12
に本支持装置を取付けた場合を想定したものである。
【0014】そして、図3と図4は、前記支持手段4の
構成ならびに作用を示し、この支持手段4は、支柱3の
外周面に沿って回転摺動可能な状態で保持されるリング
状の第1保持部20と、該第1保持部20の外周面に枢
着されるとともに上記横杆5を保持する回動連結具21
と、から構成されており、以下に本実施形態の支持手段
4の各構成部位について詳細に説明する。
構成ならびに作用を示し、この支持手段4は、支柱3の
外周面に沿って回転摺動可能な状態で保持されるリング
状の第1保持部20と、該第1保持部20の外周面に枢
着されるとともに上記横杆5を保持する回動連結具21
と、から構成されており、以下に本実施形態の支持手段
4の各構成部位について詳細に説明する。
【0015】まず、前記第1保持部20は図3に示すよ
うに、上記支柱3の外周面に沿ってリング状の一部が分
断したC字状をなし、さらに、この第1保持部20の分
断された各端部間には、レバーハンドル付きの締付ボル
ト22が前記各端部間に跨がって螺入しており、この締
付ボルト22を締める方向に回転操作を行った際には、
各端部間の間隔が狭まり、それに従って第1保持部20
の内周面が支柱3の外周面側に強く圧接し、第1保持部
20と支柱3とが強固に保持される。反対に前記締付ボ
ルト22を緩めれば、第1保持部20の各端部間の間隔
が再び拡がるから、この第1保持部20を支柱3の外周
面に沿っての自由な回転が行えるようになり、しかも、
第1ハンド6に保持した把持具11の保持位置に合わ
せ、回転を停止した位置での固定も可能となる。
うに、上記支柱3の外周面に沿ってリング状の一部が分
断したC字状をなし、さらに、この第1保持部20の分
断された各端部間には、レバーハンドル付きの締付ボル
ト22が前記各端部間に跨がって螺入しており、この締
付ボルト22を締める方向に回転操作を行った際には、
各端部間の間隔が狭まり、それに従って第1保持部20
の内周面が支柱3の外周面側に強く圧接し、第1保持部
20と支柱3とが強固に保持される。反対に前記締付ボ
ルト22を緩めれば、第1保持部20の各端部間の間隔
が再び拡がるから、この第1保持部20を支柱3の外周
面に沿っての自由な回転が行えるようになり、しかも、
第1ハンド6に保持した把持具11の保持位置に合わ
せ、回転を停止した位置での固定も可能となる。
【0016】次いで、前記回動連結具21は図4に示す
ように、一端側に横杆5を固定する挟持部材23が設け
てあり、この挟持部材23の構造は、それぞれの当接面
側に、横杆5の外周面の形状と略一致する半円状の切欠
を有する作用片24,24を上下に対向して重ね合わせ
ているとともに、各作用片24,24における切欠の形
成範囲以外の一箇所には、当該各作用片24,24に跨
がって貫通する固定ネジ(図示省略)が螺入し、この固
定ネジの締付けにより横杆5が各作用片24,24間に
強く挟持されることになる。一方、回動連結具21の他
端側には、前記図3に戻って説明するが、第1保持部2
0側に向けて接続杆25が突設しており、この接続杆2
5は上記第1保持部20に挿通し、接続杆25を介して
回動連結具21は、第1保持部20の外周面側に上記支
柱3を基準とする支柱3と平行する方向への回転が可能
な状態で枢着してあるとともに、第1保持部20側に
は、図中には表れないが、該第1保持部20に垂直方向
に挿通し且つ前記接続杆25にまで到達するストッパー
ネジが螺入しており、このストッパーネジの先端が接続
杆25を押圧することで、可動横杆5を保持した回動連
結具21をその回転を停止した角度を保って固定でき
る。
ように、一端側に横杆5を固定する挟持部材23が設け
てあり、この挟持部材23の構造は、それぞれの当接面
側に、横杆5の外周面の形状と略一致する半円状の切欠
を有する作用片24,24を上下に対向して重ね合わせ
ているとともに、各作用片24,24における切欠の形
成範囲以外の一箇所には、当該各作用片24,24に跨
がって貫通する固定ネジ(図示省略)が螺入し、この固
定ネジの締付けにより横杆5が各作用片24,24間に
強く挟持されることになる。一方、回動連結具21の他
端側には、前記図3に戻って説明するが、第1保持部2
0側に向けて接続杆25が突設しており、この接続杆2
5は上記第1保持部20に挿通し、接続杆25を介して
回動連結具21は、第1保持部20の外周面側に上記支
柱3を基準とする支柱3と平行する方向への回転が可能
な状態で枢着してあるとともに、第1保持部20側に
は、図中には表れないが、該第1保持部20に垂直方向
に挿通し且つ前記接続杆25にまで到達するストッパー
ネジが螺入しており、このストッパーネジの先端が接続
杆25を押圧することで、可動横杆5を保持した回動連
結具21をその回転を停止した角度を保って固定でき
る。
【0017】図5は、前記第1保持手段7の構成ならび
に作用を示し、横杆5側には、上記第1ハンド6を着脱
自在に固定する第2保持部26が設けてあり、この第2
保持部26は、前記第1保持部20と略同じく、リング
状の一端が分断する形状をなしており、この第2保持部
26を横杆5の外周面に沿って回転摺動し、さらに、把
持具11の保持位置に合わせて回転を停止した位置にお
いて、レバーハンドルを操作して締付ボルト22を締付
ける方向に回せば、第2保持部26の内周面側が横杆5
の外周側に圧接し、第1ハンド6を横杆5の外周に位置
決めすることとなる。また、図6のように、第2保持部
26を横杆5の外周に沿って自由に回転する状態にし、
さらに、把持具11の架線の保持位置に合わせて第1ハ
ンド6を横杆5の長手方向に沿って移動し、その位置で
再び前記締付ネジ22を締付ける方向に回せば、把持具
11の保持位置を一層正確に調整することも可能とな
る。
に作用を示し、横杆5側には、上記第1ハンド6を着脱
自在に固定する第2保持部26が設けてあり、この第2
保持部26は、前記第1保持部20と略同じく、リング
状の一端が分断する形状をなしており、この第2保持部
26を横杆5の外周面に沿って回転摺動し、さらに、把
持具11の保持位置に合わせて回転を停止した位置にお
いて、レバーハンドルを操作して締付ボルト22を締付
ける方向に回せば、第2保持部26の内周面側が横杆5
の外周側に圧接し、第1ハンド6を横杆5の外周に位置
決めすることとなる。また、図6のように、第2保持部
26を横杆5の外周に沿って自由に回転する状態にし、
さらに、把持具11の架線の保持位置に合わせて第1ハ
ンド6を横杆5の長手方向に沿って移動し、その位置で
再び前記締付ネジ22を締付ける方向に回せば、把持具
11の保持位置を一層正確に調整することも可能とな
る。
【0018】上記のように本実施形態の支持装置を形成
することにより、各第1ハンド6に取付けた把持具11
を、支持手段4においては、支柱3を軸とする垂直方向
あるいは水平方向への自在な回動調整が行え、また、第
1保持手段7においては、前記把持具11を横杆5の外
周に沿う方向への揺動調整が行えるとともに、横杆5の
長手方向に沿って横方向への移動も自在に行えるので、
活線工事を行う際に、各構成部位での回動調整を巧みに
組合わせることで、各第1ハンド6に保持したそれぞれ
の把持具11を様々な架線の作業面の状況に対応させ、
個々に各把持具11の保持位置に合わせながら適切に調
整することが可能となる。
することにより、各第1ハンド6に取付けた把持具11
を、支持手段4においては、支柱3を軸とする垂直方向
あるいは水平方向への自在な回動調整が行え、また、第
1保持手段7においては、前記把持具11を横杆5の外
周に沿う方向への揺動調整が行えるとともに、横杆5の
長手方向に沿って横方向への移動も自在に行えるので、
活線工事を行う際に、各構成部位での回動調整を巧みに
組合わせることで、各第1ハンド6に保持したそれぞれ
の把持具11を様々な架線の作業面の状況に対応させ、
個々に各把持具11の保持位置に合わせながら適切に調
整することが可能となる。
【0019】図7は、本発明の支持装置の第2実施形態
を示し、第1実施形態の支持装置の構成に加え、支柱3
の上端部に第2ハンド9を備え、この第2ハンド9は、
第2保持手段8を介して支柱3を基準とする支柱3と垂
直方向への揺動を可能にし、また、第3固定手段36に
よって第2ハンド9に保持した把持具11の保持位置に
合わせ、位置決めすることも可能となっている。さら
に、この第2ハンド9の使用用途については特に限定す
るものではないが、本実施形態では、一般に使用される
把持具11よりも比較的重量のある特殊な把持具11を
取付けることを想定したものである。
を示し、第1実施形態の支持装置の構成に加え、支柱3
の上端部に第2ハンド9を備え、この第2ハンド9は、
第2保持手段8を介して支柱3を基準とする支柱3と垂
直方向への揺動を可能にし、また、第3固定手段36に
よって第2ハンド9に保持した把持具11の保持位置に
合わせ、位置決めすることも可能となっている。さら
に、この第2ハンド9の使用用途については特に限定す
るものではないが、本実施形態では、一般に使用される
把持具11よりも比較的重量のある特殊な把持具11を
取付けることを想定したものである。
【0020】また、第2ハンド9の把持具11を保持す
る部位の構成は、上記第1ハンド6の構成と同じであ
り、また機能も一致するものであるが、本実施形態で
は、各作用アーム19の一端側同士を回動可能に軸支し
ているとともに、当該各作用アーム19間にネジ部材に
沿うコイルスプリング37を介在しており、各作用アー
ム19の他端側同士が前記コイルスプリング37から付
与される付勢力によって常に開いた状態となることで、
作業者が把持具11を第2ハンド9に取付けることが容
易な構造をなしている。尚、第2ハンド9の構成のもの
は、当然ながら第1ハンド6においても適用することが
可能である。
る部位の構成は、上記第1ハンド6の構成と同じであ
り、また機能も一致するものであるが、本実施形態で
は、各作用アーム19の一端側同士を回動可能に軸支し
ているとともに、当該各作用アーム19間にネジ部材に
沿うコイルスプリング37を介在しており、各作用アー
ム19の他端側同士が前記コイルスプリング37から付
与される付勢力によって常に開いた状態となることで、
作業者が把持具11を第2ハンド9に取付けることが容
易な構造をなしている。尚、第2ハンド9の構成のもの
は、当然ながら第1ハンド6においても適用することが
可能である。
【0021】上記想定を踏まえて、図8と図9に基づい
て第2保持手段8の構成を以下に説明する。まず、支柱
3の上端部には、上方に向けて突出し且つ傘状の張出部
27を備えるアダプタ28が固着してあり、さらに、こ
のアダプタ28を覆う状態で各ケース部品29,29を
左右に嵌め合わせる構造の連結部30が備えてあり、該
連結部30の内面側には、各ケース部品29,29を嵌
め合わせた際に、前記アダプタ28の張出部27に対応
するレール溝31が各ケース部品29,29間に亘って
連続して設けてあり、これにより、支柱3上端から連結
部30が上方側に抜け出すことなく、水平方向に自在に
回転できる状態で取付けられることとなる。
て第2保持手段8の構成を以下に説明する。まず、支柱
3の上端部には、上方に向けて突出し且つ傘状の張出部
27を備えるアダプタ28が固着してあり、さらに、こ
のアダプタ28を覆う状態で各ケース部品29,29を
左右に嵌め合わせる構造の連結部30が備えてあり、該
連結部30の内面側には、各ケース部品29,29を嵌
め合わせた際に、前記アダプタ28の張出部27に対応
するレール溝31が各ケース部品29,29間に亘って
連続して設けてあり、これにより、支柱3上端から連結
部30が上方側に抜け出すことなく、水平方向に自在に
回転できる状態で取付けられることとなる。
【0022】また、前記連結部30の少なくとも一方の
ケース部品の内面側には、被係合ディスク32が固着し
てあり、一方、第2ハンド9の基端側中央には、係合デ
ィスク33が縦向きに下方側に突出する状態で固着して
ある。さらに、前記各ディスク32,33の片面あるい
は両面側には、それぞれ放射状に多数の係止片34を備
えており、このことから、各ディスク32,33の係止
片34を備えてある面側同士を一致する状態に重ね、こ
の各係止片34による係合関係を構築するとともに、他
方のケース部品29,29を嵌め合わせ、各ケース部品
29,29ならびに各ディスク32,33の全てに、一
端にレバーハンドル35を備える長尺な固定ボルト36
を挿通することで、各ディスク32,33が係合関係を
保ったまま、それぞれが強固に締付けられ、第2ハンド
9を支柱3の上端部に揺動不能に位置決めすることがで
きる。反対に、前記固定ボルト36を緩めると、重なり
合った状態にある各ディスク32,33が離れて係合関
係も解除されるから、第2ハンド9が前記固定ボルト3
6を軸にして前後方向に自由に揺動するので、再び、固
定ボルト36を締付ければ、第2ハンド9に保持された
把持具11による架線への保持位置に合わせて揺動調整
し、適切な揺動角度で固定することができる。
ケース部品の内面側には、被係合ディスク32が固着し
てあり、一方、第2ハンド9の基端側中央には、係合デ
ィスク33が縦向きに下方側に突出する状態で固着して
ある。さらに、前記各ディスク32,33の片面あるい
は両面側には、それぞれ放射状に多数の係止片34を備
えており、このことから、各ディスク32,33の係止
片34を備えてある面側同士を一致する状態に重ね、こ
の各係止片34による係合関係を構築するとともに、他
方のケース部品29,29を嵌め合わせ、各ケース部品
29,29ならびに各ディスク32,33の全てに、一
端にレバーハンドル35を備える長尺な固定ボルト36
を挿通することで、各ディスク32,33が係合関係を
保ったまま、それぞれが強固に締付けられ、第2ハンド
9を支柱3の上端部に揺動不能に位置決めすることがで
きる。反対に、前記固定ボルト36を緩めると、重なり
合った状態にある各ディスク32,33が離れて係合関
係も解除されるから、第2ハンド9が前記固定ボルト3
6を軸にして前後方向に自由に揺動するので、再び、固
定ボルト36を締付ければ、第2ハンド9に保持された
把持具11による架線への保持位置に合わせて揺動調整
し、適切な揺動角度で固定することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、一台の支持装置で複数
の把持具を保持できるとともに、個々の把持具を該把持
具の保持位置に合わせた様々な角度に調整できるから、
活線工事にかかる作業者の負担を飛躍的に軽減し、しか
も、非常に限られたスペースである作業領域の有効利用
をはかることも可能となる。
の把持具を保持できるとともに、個々の把持具を該把持
具の保持位置に合わせた様々な角度に調整できるから、
活線工事にかかる作業者の負担を飛躍的に軽減し、しか
も、非常に限られたスペースである作業領域の有効利用
をはかることも可能となる。
【図1】本発明の支持装置の第1実施形態を示す正面図
である。
である。
【図2】同じく、本発明の支持装置の第1実施形態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】本発明の支持装置の使用状態を示す平面図であ
る。
る。
【図4】同じく、本発明の支持装置の使用状態を示す正
面図である。
面図である。
【図5】同じく、本発明の支持装置の使用状態を示す側
面図である。
面図である。
【図6】同じく、本発明の支持装置の使用状態を示す平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の支持装置の第2実施形態を示す正面図
である。
である。
【図8】図7のA部を拡大した要部拡大正面図である。
【図9】本発明の第2保持手段の構成を示す説明図であ
る。
る。
1 設置手段 2 作業領域(バケット側壁) 3 支柱 4 支持手段 5 横杆 6 第1ハンド 7 第1保持手段 8 第2保持手段 9 第2ハンド 10 連結手段 11 活線用把持具 18 ネジ部材 20 第1固定部 26 第2固定部 36 第3固定部(固定ボルト) 37 付勢部材(コイルスプリング)
フロントページの続き (72)発明者 浦上 敦史 富山県富山市下野1786−1 (56)参考文献 特開 平5−23992(JP,A) 特開 平8−228416(JP,A) 実開 平3−117317(JP,U) 実開 平6−70409(JP,U) 実開 昭62−74410(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02
Claims (3)
- 【請求項1】 設置手段(1)は、活線工事を行う作業
領域(2)内で着脱自在に固定ができ、該設置手段
(1)の上部側には支柱(3)を立設し、この支柱
(3)には、活線用把持具(11)を保持する第1ハン
ド(6)を備えている横杆(5)が、支持手段(4)を
介在して支柱(3)と交差する平面上及び支柱(3)と
平行する平面上を回動可能に支持され、作業面の状況に
対応するように、前記第1ハンド(6)により保持され
た活線用把持具(11)を、支柱(3)を軸とする垂直
方向あるいは水平方向への回動調整と、前記横杆(5)
の外周に沿う方向への揺動調整、ならびに該横杆(5)
の長手方向に沿って横方向への移動、とをそれぞれ調整
可能に形成され、さらに、前記支持手段(4)には、第
1ハンド(6)による活線用把持具(11)の保持位置
において横杆(5)の位置決めをする第1固定部(2
0)を備え、前記第1ハンド(6)は、第1保持手段
(7)を介在して横杆(5)を中心に揺動可能に取付け
られているとともに、第1保持手段(7)には、前記保
持位置において位置決めする第2固定部(26)を備え
ていることを特徴とする活線用把持具の支持装置。 - 【請求項2】 前記支柱(3)の上端部には、活線用把
持具(11)を保持する第2ハンド(9)を備える連結
手段(10)が支柱(3)を中心として周方向に回転可
能に支持されており、前記連結手段(10)には、第2
保持手段(8)を介在して前記第2ハンド(9)を支柱
(3)を中心として揺動可能に取付け、さらに、第2保
持手段(8)には、第2ハンド(9)による活線用把持
具(11)の保持位置において位置決めする第3固定部
(36)を備えていることを特徴とする請求項1記載の
活線用把持具の支持装置。 - 【請求項3】 前記第1ハンド(6)ならびに第2ハン
ド(9)は、各作用アーム(19)をネジ部材(18)
の締付け具合によって自在な開閉調整が可能であるとと
もに、当該各作用アーム(19)間に介在される付勢部
材(37)により、各作用アーム(19)が常に開く方
向に付勢力が付与されていることを特徴とする請求項1
又は2記載の活線用把持具の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004907A JP3224800B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 活線用把持具の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004907A JP3224800B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 活線用把持具の支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001197625A JP2001197625A (ja) | 2001-07-19 |
JP3224800B2 true JP3224800B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=18533631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000004907A Expired - Fee Related JP3224800B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 活線用把持具の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224800B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5235152B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2013-07-10 | 株式会社きんでん | 架線拡幅工具および架線拡幅保持方法 |
JP5941088B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2016-06-29 | 中国電力株式会社 | 操作棒操作具 |
CN108824938A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-16 | 中铁二局第二工程有限公司 | 一种建筑施工移动式管线支架及其使用方法 |
-
2000
- 2000-01-13 JP JP2000004907A patent/JP3224800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001197625A (ja) | 2001-07-19 |
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