JP3159865U - 遠隔操作把持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑化、重量化せず、手元側での保持、操作の条件をそのままで、先端側の操り度や把持具対の応答性が低下せず、必要に応じ長さを延長できる遠隔操作把持具を提供する。【解決手段】把持具対3を絶縁性の主操作棒4で把持し、主操作棒上の操作ハンドル5の操作で絶縁性の副操作棒6を介し把持具対3に伝達して開閉する。主操作棒4の操作ハンドル装備部4aから把持具対3側との接続部までと、副操作棒6の操作ハンドル5から把持具対3側との接続部までと、に着脱できる途中接続部11、15を設ける。途中接続部11、15を利用して、主操作棒4および副操作棒6の途中に継ぎ足し、継ぎ足し解除できる主操作側継ぎ足し棒32および副操作側継ぎ足し棒38を組み合わせる。【選択図】図1

Description

本考案は、遠隔操作把持具に関し、詳しくは、先端に一対の固定、可動把持具を開閉できるように組合せた把持具対が接続された絶縁性の主操作棒と、この主操作棒の手元に装着された操作ハンドルと把持具対の可動把持具とを連結して操作ハンドルにより可動把持具を固定把持具に対して開閉させる絶縁性の副操作棒とを備えた遠隔操作把持具に関するものである。
このような遠隔操作把持具は、例えば、下記特許文献1〜4などで既に知られている。特許文献1、2に見られるように主操作棒および副操作棒は共に複数の単位棒を伸縮できるように組み合わせたものとされる。単位棒の組み合わせ数は一般に主操作棒と副操作棒とで同じである。主操作棒および副操作棒の伸縮調整によって、主操作棒の手元から先端の把持具対までの工具長さを、作業者による遠隔操作位置から電線や検電器、補修カバーなどの把持対象までの距離に合わせることで、過不足のない長さで容易に作業できる。
また、特許文献2、3は、主操作棒の操作ハンドルを持った手元端に手元端接続具を設けて継ぎ足しができるようにする技術を、特許文献2はさらに、前記手元端接続具に、副操作ハンドルおよび手元端接続具を持った継ぎ足し操作棒を接続し、継ぎ足し操作棒側の副操作ハンドルと主操作棒側の主操作ハンドルとをワイヤを介して連動させることで、さらに遠い把持対象の把持にも対応できるようする技術を開示している。
特開平11−346410号公報 特開2007−276077号公報 特開2009−50053号公報 特開2009−60755号公報
ところで、遠隔操作棒、特に主操作棒は、長尺になるほどその作業の種類にかかわらず手元側を太く、先端側を細くするのが一般的である。これは、基部側での保持を確実にして作業バランス、先端側の操り負荷を軽減して遠隔操作しやすくするものである。そのためには手元側から先端側へ径を小さくしながら複数の単位棒を繋いでいく方法がしばしば採られ、このような径の違いによる嵌め合い構造を利用して伸縮できるようにもされる。
しかし、伸縮構造を有しない場合は勿論、伸縮構造を有している場合でも標準仕様上での伸長限界が設定されるので、操作棒の長さが不足する作業現場、作業の種類が生じる。これに対応するのに特許文献2に記載の技術のように、主操作棒の操作ハンドルを持った手元側端部に継ぎ足し操作棒を接続する延長技術では、手元側の継ぎ足し棒に副操作ハンドルが要るのに加え、この副操作ハンドルを主操作ハンドルにワイヤで連結しなければならないので、構造が複雑でさらに重くかつ高価につく。さらに、ワイヤによる把持力の伝達はワイヤの伸びや弛みにより把持具対の応答性能が低下することにもなり対策が必要である。また、先細構造を採用している主操作棒では、操作のバランス上、手元側の継ぎ足し棒は主操作棒の手元側と少なくとも同等で、よりよくは、主操作棒の手元側よりもさらに太くされて、全体の重量増加率が高く操作性に影響する。
本考案は、上記のような間題点に鑑み、構造が特に複雑化したり重量化したりすることなく、また、手元側での保持のし易さをそのままに、先端側の操り度や把持具対の応答性が特に低下するようなことなく、必要に応じ長さを延長できる遠隔操作把持具を提供することを課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本考案の遠隔操作把持具は、一対の固定、可動把持具を開閉できるように組み合わせた把持具対が先端に接続された絶縁性の主操作棒と、この主操作棒の手元に装着された操作ハンドルと把持具対の可動把持具とを連結して操作ハンドルにより可動把持具を固定把持具に対して開閉させる絶縁性の副操作棒とを備え、
主操作棒の操作ハンドル装備部から把持具対側の接続部までの着脱できるように接続した途中接続部と、副操作棒の操作ハンドルから把持具対側の接続部までの着脱できるように接続した途中接続部とを設け、主操作棒の途中接続部の接続を解いた、操作ハンドル装備部側となる一方の接続部に着脱できるように接続する、操作ハンドル装備部側継ぎ足し接続部と、把持具対の固定把持具側となる他方の接続部に着脱できるように接続する、固定把持具側継ぎ足し接続部と、を持った主操作側継ぎ足し棒と、
副操作棒の途中接続部の接続を解いた、操作ハンドル連結側となる一方の接続部に着脱できるように接続する、操作ハンドル連結側継ぎ足し接続部と、把持具対の可動把持具側となる他方の接続部に着脱できるように接続する、可動把持具側継ぎ足し接続部と、
を持った副操作側継ぎ足し棒と、を組み合わせ備えたことを特徴としている。
このような構成では、一対の固定、可動把持具を開閉できるように組み合わせた把持具対の固定側把持具が先端に接続された絶縁性の主操作棒と、この主操作棒の手元に装着された操作ハンドルと把持具対の可動把持具とを連結して操作ハンドルにより可動把持具を固定把持具に対して開閉させる絶縁性の副操作棒とによる基本構成上、それら主操作棒および副操作棒の途中に設けた着脱できる途中接続部の影響なく、主操作棒および副操作棒の標準長さを、作業者による遠隔操作位置から電線や検電器、補修カバーなどの把持対象までの一般的な距離に見合って絶縁性を確保した遠隔操作や作業に利用できる。具体的には、主操作棒の手元を把持して先端の把持具対を遠隔位置にある電線などの把持対象に位置合わせし、その後主操作棒の操作ハンドル装備部上での操作ハンドルに副操作棒を介し可動把持具を連動させて把持対象を把持し、また把持状態での移動、回転、捻り、その他必要な遠隔操作や作業ができる。
特に、主操作棒先端および副操作棒の、途中接続部の接続を解くと、主操作棒での途中接続部では、操作ハンドル装備部側となる一方の接続部と、把持具対の固定把持具側となる他方の接続部とに、別に組み合わせ備えた主操作側継ぎ足し棒の操作ハンドル装備部側継ぎ足し接続部と、固定把持具側継ぎ足し接続部と、を着脱できるように接続することで、主操作棒の途中接続部を利用して主操作側継ぎ足し棒を継ぎ足せる。また、副操作棒での途中接続部では、操作ハンドル操作側となる一方の接続部と、把持具対の可動把持具側となる他方の接続部とに、別に組み合わせ備えた副操作側継ぎ足し棒の、操作ハンドル操作側継ぎ足し接続部と、可動把持具側継ぎ足し接続部と、を着脱できるように接続することで、副操作棒の途中接続部を利用して副操作側継ぎ足し棒を継ぎ足すことができる。これらによって、主操作棒の手元側に操作ハンドルが位置する基本条件をそのままにして、主操作棒の手元側から把持具対までの遠隔操作距離、および副操作棒側の一体棒による伝達構造をそのままにして、操作ハンドルから可動把持具までの操作伝達距離を増大させて、標準距離を超える遠隔操作や作業に対応できる。
上記において、さらに、途中接続部は、主操作棒の先端と把持具対の固定把持具基部との間、副操作棒の先端と把持具対の可動把持具基部に揺動できるように軸連結された揺動接続具との間に設けたものとすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、主操作側継ぎ足し棒および副操作側継ぎ足し棒の継ぎ足しが、主、副操作棒それぞれの最先端位置となるので、主操作棒および副操作棒において必須な把持具対の固定把持具と、副操作棒および可動把持具間の操作上の相対移動を許容する揺動接続具を含む可動把持具との接続を利用して実現する。
上記において、さらに、主操作棒は、先細り構造を有し、主操作側継ぎ足し棒は、主操作棒の先端側径と同等の径を有し、副操作側継ぎ足し棒は、副操作棒の先端側径と同等の径を有したものとすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、主操作側継ぎ足し棒を継ぎ足し使用するのに、主操作棒の先端と把持具対の固定把持具基部との間で先細な主操作棒の先端側と同等の径として継ぎ足せるので、主操作棒の先端側の操作剛性を確保しながら、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。これに併せ、副操作側継ぎ足し棒も使用するが、副操作棒の先端と把持具対の可動把持具側の揺動接続具との間で副操作棒の先端と同等の径とされて、連結剛性を確保しながら、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。
本考案の遠隔操作把持具によれば、基本構成上、主操作棒および副操作棒の標準長さを、作業者による遠隔操作位置から電線や検電器、補修カバーなどの把持対象までの一般的な距離に見合って利用して、手元での保持、先端の操り度、把持具対の応答性を標準的に満足して作業できるようにしながら、主操作棒および副操作棒での、着脱できる途中接続部を利用した構造にて、主操作側継ぎ足し棒および副操作側継ぎ足し棒とを継ぎ足して標準長さを主操作棒および副操作棒共に延長し遠隔操作できるようになり、しかも、手元側での保持径の増大、操作ハンドルの増設と標準装備の操作ハンドルへの連結といった、保持および操作条件の変化や器具、部品点数の増大、構造の複雑化もなく、操作剛性の低下、遠隔操作負荷の増大を抑えて、また、副操作側継ぎ足し棒の副操作棒との軸線方向に一体化構造にて手元側の操作ハンドルの操作を把持具対の可動把持具に遊びや弛みなく応答性よく伝達させられるので遠隔の操作性、作業性が向上する。
上記に加え、さらに、主操作側継ぎ足し棒および副操作側継ぎ足し棒の継ぎ足しが、主、副操作棒それぞれの最先端位置で、主操作棒および副操作棒側と把持具対側とに必須の接続構造を利用して、容易かつ安価に実現する。
上記に加え、さらに、先細の主操作棒の最小径となる先端に主操作側継ぎ足し棒がほぼ同径で継ぎ足されて、主操作棒の先端側の操作剛性を確保しながら、操作のバランス性、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。これに併せ、副操作側継ぎ足し棒も副操作棒の先端と同等の径とされて、連結剛性を確保しながら、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。
本考案の実施の形態に係る遠隔操作把持具の標準仕様での使用状態を示す全体構成の側面図、非継ぎ足し状態の主、副各継ぎ足し棒の側面図である。 同把持工具の、把持具対と主、副各操作棒との接続解除状態での接続部を示す一部を断面して見た側面図である。 同把持工具に主、副各継ぎ足し棒を継ぎ足した使用状態を示す全体構成の側面図である。
本考案の実施の形態に係る遠隔操作把持具について、図1〜図3を参照しながら説明し本考の理解に供する。以下の説明は本考案の具体例であって、実用新案登録請求の範囲の記載事項を限定するものではない。
図1に示す遠隔操作把持具100は、図1(a)に示すように、一対の固定、可動把持具1、2を開閉できるように軸10で相互を枢着するなどして組み合わせた例えば金属製とした把持具体3が先端に接続された絶縁性の主操作棒4と、この主操作棒4の手元に装着された操作ハンドル5と把持具対3の可動把持具2とを連結して操作ハンドル5により可動把持具2を固定把持具1に対して開閉させる絶縁性の副操作棒6とを備えた従来から知られている基本構成を踏襲した上で、主操作棒4の操作ハンドル5の装備部4aから把持具対3の固定把持具1基部までの、例えば、軸線方向の凹凸嵌合とその凹凸嵌合部7、8に凹凸嵌合方向に直交する向きに通した栓14とで着脱できるように接続した、途中接続部11と、副操作棒6の操作ハンドル5操作側から把持具対3の可動把持具2基部までの、例えば、軸線方向の凹凸嵌合とその凹凸嵌合部12、13に凹凸嵌合方向に直交する向きに通した栓14とで着脱できるように接続した、途中接続部15とを設けている。副操作棒6の先端の先端接続具17は、例えば、可動把持具2の基部に軸25により連結して副操作棒6側との相対移動を吸収する可動把持具2側の揺動接続具26との間で、前記着脱できる途中接続部15をなして連結している。また、主操作棒4の先端にも接続具27を設けて、固定把持具1基部との間に前記着脱できる途中接続部11を形成している。もっとも、これら途中接続部11、15は、画定把持具1、可動把持具2の基部からそれに対向する主操作棒4のハンドル装備部4aまでの間、副操作棒6のハンドル連結部までの途中いずれの位置でもよく、また、その途中接続部11、15の設定位置が、主、副各操作棒4、6上で互いに対応していなくてもよい。
基本構成上、それら主操作棒4および副操作棒6の途中に設けた着脱できる途中接続部11、15の影響なく、絶縁性の主操作棒4および副操作棒6の図1に示す標準長さを、作業者による遠隔操作位置から電線や検電器、補修カバーなどの把持対象までの一般的な距離に見合った絶縁性を確保した遠隔操作、作業に利用することができる。具体的には、主操作棒4の手元を把持して先端の把持具対3を遠隔位置にある電線などの把持対象に位置合わせし、その後主操作棒4の操作ハンドル装備部4a上での操作ハンドル5に副操作棒6を介し可動把持具2を連動させて把持対象を把持し、また把持状態での移動、回転、捻じり、その他必要な速隔操作や作業ができる。この絶縁性を確保するのに、把持具対3がAC7A、操作ハンドル5がAC7A、その主操作棒4上への軸28により枢支した支持具16がAC7A、主操作棒4の先端にも先端接続具27、副操作棒6の先端接続具17、操作ハンドル5側に軸29で連結され、途中がばね18で連結された一対の接続具19、21がSS400からなる金属製であるのに対し、主操作棒4および副操作棒6共にFRP製の絶縁性で、必要な操作剛性を満足するものとしている。操作ハンドル5はアルミニウム合金製などとして操作剛性を満足しながら軽量化を図っているほか、操作域表面を樹脂やゴムなどでコーティングするなどした絶縁性被膜で覆っている。主操作棒4の手元側から先端側への絶縁の安全限界を示し、それより先に手が移るのを邪魔する安全限界鍔22、それより先に位置する雨切り23がEP成形品として装着され、副操作棒6には雨切り24が装着されている。
本実施の形態では、前記主操作棒4、副操作棒6に前記着脱できる途中接続部11、15を設けたのに併せ、主操作棒4の途中接続部11の接続を図2に示すように解いた、操作ハンドル装備部4a側となる一方の凹凸嵌合部7に、図3に示す軸線方向での凹凸嵌合部7と、その嵌合方向に直交する向きに通した栓9と、により着脱できるように接続する、操作ハンドル装備部4a側の図1(b)に示す継ぎ足し接続部31、および把持具対3の固定把持具1側となる他方の凹凸嵌合部8に、図3に示す軸線方向での凹凸嵌合と、その凹凸嵌合方向に直交する向きに通した栓32と、により着脱できるように接続する、固定把持具1側の図1(b)に示す継ぎ足し接続部33、を両端に持った図1(b)、図3に示す主操作側継ぎ足し棒34と、図2に示すように、副操作棒6の途中接続部15の接続を解いた、操作ハンドル連結側となる一方の凹凸嵌合部12に、図3に示す軸線方向での凹凸嵌合部と、その嵌合方向に直交する向きに通した栓14と、により着脱できるように接続する、操作ハンドル5連結側の図1(c)に示す継ぎ足し接続部35、および把持具対3の可動把持具2側となる他方の凹凸嵌合部13に、図3に示す軸線方向での凹凸嵌合と、その凹凸嵌合方向に直交する向きに通した栓36と、により着脱できるように接続する、可動把持具2側の図1(c)に示す継ぎ足し接続部37、を両端に持った図1(c)、図3に示す副操作側継ぎ足し棒38と、を組み合わせ備えたものとしている。
これにより、図1における主操作棒4および副操作棒6の、途中接続部11、15の凹凸嵌合と栓9、36とによる接続を図2に示すように解くと、主操作棒4の側で示したように、主操作棒4での途中接続部11では、操作ハンドル装備部4a側となる一方の凹凸嵌合部7と、把持具対3の固定把持具1側となる他方の凹凸嵌合部8とに、別に組み合わせ備えた主操作側継ぎ足し棒34の、操作ハンドル装備部4a側の継ぎ足し接続部31と、固定把持具1側の継ぎ足し接続部33とを、凹凸嵌合と栓9、32とにより、図3に示すように接続することで、主操作棒4の途中接続部11を利用して主操作側継ぎ足し棒34を継ぎ足せるし、副操作棒6の側で示したように、副操作棒6での途中接続部では、操作ハンドル5操作側となる一方の凹凸嵌合部12と、把持具対3の可動把持具2側となる他方の凹凸嵌合部13とに、別に組み合わせ備えた副操作側継ぎ足し棒38の、操作ハンドル5操作側の継ぎ足し接続部35と、可動把持具2側の継ぎ足し接続部37とを、凹凸嵌合と栓14、36とにより、図3で示すように接続することで、副操作棒6の途中接続部15を利用して副操作側継ぎ足し棒38を継ぎ足すことができる。これによって、主操作棒4の手元側に操作ハンドル5が位置する基本条件をそのままにして、主操作棒4の手元側から把持具対3までの遠隔操作距離、および副操作棒6側の一体棒による伝達構造をそのままにして、操作ハンドル5から可動把持具2までの操作伝達距離を増大させて、標準距離を超える遠隔操作や作業に対応できる。
以上の結果、本実施の形態では、図1(a)に示す基本構成上、主操作棒4および副操作棒6の標準長さを、作業者による遠隔操作位置から電線や検電器、補修カバーなどの把持対象までの一般的な距離に見合って利用して、手元での保持、先端の操り度、把持具対の応答性を標準的に満足して絶縁状態での遠隔操作、作業ができるようにしながら、主操作棒4および副操作棒8での、凹凸嵌合と栓6、14とによる着脱できる途中接続部11、15の凹凸嵌合構造を利用した構造にて、主操作側継ぎ足し棒34および副操作側継ぎ足し棒38とを図3に示すように継ぎ足して標準長さを主操作棒4および副操作棒6共に延長し遠隔操作できるようになり、しかも、手元側での保持径の増大、操作ハンドルの増設と標準装備の操作ハンドルへの連結といった、保持および操作条件の変化や器具、部品点数の増大、構造の複雑化もなく、操作剛性の低下、遠隔操作負荷の増大を抑えて、また、副操作側継ぎ足し棒38の副操作棒6との軸線方向の一体化構造にて手元側の操作ハンドル5の操作を把持具対3の可動把持具2に遊びや弛みなく応答性よく伝達させられるので遠隔の操作性、作業性が向上する。
なお、このような主操作側継ぎ足し棒32、副操作側継ぎ足し棒38の図3に示すような継ぎ足しは、主操作棒4および副操作棒6での途中接続部11、15から図2に示すように取り外して継ぎ足しを解除でき、継ぎ足し解除状態で途中接続部11、15を図1(a)に示すように直接の接続状態に戻すことで標準仕様サイズに戻し、一般距離での遠隔操作、作業に再度使用できるのは勿論である。また、持ち運び中や格納時など標準仕様サイズにしておくことで、取り扱い易くなるが、継ぎ足し状態で取り扱うことで主操作側継ぎ足し棒4および副操作側継ぎ足し棒6の万一の紛失を防止しやすくなる。
さらに具体的には、主操作側継ぎ足し棒34、副操作側継ぎ足し棒38の、主操作棒4および副操作棒6への継ぎ足し、継ぎ足し解除のために、図1(a)に示すように、主操作棒4の先端接続具27が凸部の凹凸嵌合部8をなし、固定把持具1基部が凹部の凹凸嵌合部8となって、互いの凹凸嵌合と栓9とによる着税できる途中接続部11をなしている。しかし、これに限られることはなく、接続の凹凸の関係は逆になってもよい。また、副操作棒6の先端接続具17が凸部の凹凸嵌合部12をなし、可動把持具2側の接続具26が凹部の凹凸販合部13となって、互いの凹凸嵌合と栓14とによる着脱できる途中接続部15をなしている。しかし、これに限られることはなく、接続の凹凸の関係は逆になってもよい。
これに併せ、主操作棒4側では、主操作側継ぎ足し棒32のハンドル装備部4a側の継ぎ足し接続部31は、FRPよりなる絶縁性の主操作側継ぎ足し棒32のハンドル装備部4a側端部に固定した操作ハンドル装備部4a側のSS400よりなる接続具41が形成する凹部の凹凸嵌合部をなして、主操作棒4の先端接続具27の凸部の凹凸嵌合部7との凹凸嵌合と栓9(図3)とによって着脱できるように接続するようにし、固定抱持部1側の継ぎ足し接続部33は、FRPよりなる絶縁性の主操作側継ぎ足し棒32の固定把持具1側端部に固定した固定把持具1側のSS400よりなる接続具42が形成する凸部の凹凸嵌合部をなして、固定把持具1の基部の、凹部の凹凸嵌合部8との凹凸嵌合と栓32(図3)とによって着脱できるように接続するようにしている。また、副操作棒6側では、副操作側継ぎ足し棒38のハンドル5操作側の継ぎ足し接続部35は、FRPよりなる絶縁性の主操作側継ぎ足し棒32のハンドル5操作側端部に固定した操作ハンドル5操作側のSS400よりなる接続具43が形成する凹部の凹凸嵌合部をなして、副操作棒6の先端接続具17の、凸部の凹凸嵌合部12との凹凸嵌合と栓14(図3)とによって着脱できるように接続するようにしている。可動把持具2側の継ぎ足し接続部37は、FRPよりなる絶縁性の副操作側継ぎ足し棒38の可動把持具2側端部に固定した可動把持具2側のSS400よりなる接続具44が形成する凸部の凹凸嵌合部をなして、可動把持具2の連結具26の、凹部の凹凸嵌合部13との凹凸嵌合と栓36(図3)とによって着脱できるように接続するようにしている。
途中接続部11、15は、図示例のように、主操作棒4の先端と把持具対3の固定把持具1基部との間、副操作棒6の先端と把持具対3の可動把持具2基部に軸25により揺動できるように接続されて副操作棒6との間の相対移動を吸収する揺動接続具26との間に設けたものとすることにより、主操作側継ぎ足し棒34および副操作側継ぎ足し棒38の継ぎ足しが、主、副各操作棒4、6それぞれの最先端位置となるので、主操作棒4および副操作棒6において必須な把持具対3の固定把持具1と、副操作棒6および可動把持具2間の操作上の相対移動を許容する揺動接続具26を含む可動把持具2との接続を利用して、つまり、主、副各操作棒4、6それぞれの最先端位置で、主操作棒4および副操作棒6側と、把持具対3側において必須な接続構造を利用して、容易かつ安価に実現する。
さらに、図示しないが、主操作棒4は、先細り構造を有し、主操作側継ぎ足し棒34は、主操作棒4の先端側径と同等の径を有し、副操作側継ぎ足し棒38は図示のように、副操作棒6の先端側径と同等の径を有したものとすることができ、これにより、主操作側継ぎ足し棒32を継ぎ足し使用するのに、主操作棒4の先端と把持具対3の固定把持具1基部との間で先細な主操作棒4の先端側と同等の径として継ぎ足せるので、主操作棒4の先端側の操作剛性を確保しながら、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。これに併せ、副操作側継ぎ足し棒38も使用するが、副操作捧6の先端と把持具対3の可動把持具2側の揺動接続具26との間で副操作棒6の先端と同等の径とされて、連結剛性を確保しながら、遠隔操作負荷の増大を抑えられる。なお、把持具対3は、金具としてもよいが、把持面を金属板で形成して樹脂製の把持具対3にねじ止めなどして取り付け、把持具対3を軽量化することで、先端操り性や作業性を高めらながら、把持面が早期に磨耗したり損傷したりするのを防止できる。
本考案は、遠隔操作把持具において、主操作棒はその操作ハンドル装備部から先端での把持具対側との接続部まで、副操作棒はその操作ハンドルとの連結部から先端での把持具対側との接続部まで、の途中接続部を利用した、構造が簡単で重量化せず、手元側での保持、ハンドル操作条件をそのままに、先端側の操り度や把持具対の応答性が特に低下するようなことなく、必要に応じ長さを延長できる。
1 固定把持具
2 可動把持具
3 把持具対
4 主操作棒
4a ハンドル装備部
5 ハンドル
6 副操作棒
7、8 凹凸嵌合部
9、14、32、36 栓
10 軸
11、15 途中接続部
12、13 凹凸嵌合部
16 支持具
17、27 先端接続具

Claims (3)

  1. 一対の固定、可動把持具を開閉できるように組み合わせた把持具対が先端に接続された絶縁性の主操作棒と、この主操作棒の手元に装着された操作ハンドルと把持具対の可動把持具とを連結して操作ハンドルにより可動把持具を固定把持具に対して開閉させる絶縁性の副操作棒とを備え、
    主操作棒の操作ハンドル装備部から把持具対側の接続部までの着脱できるように接続した途中接続部と、副操作棒の操作ハンドルから把持具対側の接続部までの着脱できるように接続した途中接続部とを設け、
    主操作棒の途中接続部の接続を解いた、操作ハンドル装備部側となる一方の接続部に着脱できるように接続する、操作ハンドル装備部側継ぎ足し接続部と、把持具対の固定把持具側となる他方の接続部に着脱できるように接続する、固定把持具側継ぎ足し接続部と、を持った主操作側継ぎ足し棒と、
    副操作棒の途中接続部の接続を解いた、操作ハンドル連結側となる一方の接続部に着脱できるように接続する、操作ハンドル連結側継ぎ足し接続部と、把持具対の可動把持具側となる他方の接続部に着脱できるように接続する、可動把持具側継ぎ足し接続部と、を持った副操作側継ぎ足し棒と、
    を組み合わせ備えたことを特徴とする遠隔操作把持具。
  2. 途中接続部は、主操作棒の先端と把持具対の固定把持具基部との間、副操作棒の先端と把持具対の可動把持具基部に揺動できるように軸連結された揺動接続具との間に設けたものである請求項1に記載の遠隔操作把持具。
  3. 主操作棒は、先細り構造を有し、主操作側継ぎ足し棒は、主操作棒の先端側径と同等の径を有し、副操作側継ぎ足し棒は、副操作棒の先端側径と同等の径を有したものである請求項1、2のいずれか1項に記載の遠隔操作把持具。
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