JP2000261922A - 活線遠隔作業器具 - Google Patents

活線遠隔作業器具

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JP2000261922A
JP2000261922A JP6256099A JP6256099A JP2000261922A JP 2000261922 A JP2000261922 A JP 2000261922A JP 6256099 A JP6256099 A JP 6256099A JP 6256099 A JP6256099 A JP 6256099A JP 2000261922 A JP2000261922 A JP 2000261922A
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JP
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wire
electric wire
manipulator
gripper
wire clamp
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JP6256099A
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English (en)
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Kiyoshi Kamoto
清 嘉本
Morio Tezeni
守夫 手銭
Katsuhiro Otao
勝博 大垰
Shinji Moriwaki
信次 森脇
Atsushi Shoko
敦 昌子
Yasushi Marumichi
靖 圓道
Kiyoyuki Yamamoto
清之 山本
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EIWA DENKI KK
OSAKA DENGU KK
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
EIWA DENKI KK
OSAKA DENGU KK
Chugoku Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】活線の支持、線間の拡張を人手による直接作業
に依存せずに安全且つ的確に達成できる活線遠隔作業器
具を開発する。 【解決手段】並列間隔が変更可能な一対の電線クランプ
3,3を持つ電線つかみ具1を具有する活線遠隔作業器
具Iをつくり、それにおける一対の電線クランプ3,3
は、先端部が電線つかみ具1側方への末広がり型の開閉
式で閉じる傾向をばね付勢で付与された対向するつかみ
片32,32'からなる構成とする共に、並列間隔をマ
ニピュレータmにより変更するようにし、電線クランプ
3に、つかみ片32,32'の閉鎖傾向を解除可能に拘束
するマニピュレータ操作式の拘束器34を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空電線路等の活
線作業に用いる器具に関する。架空電線路の作業では、
電線の切断や接続の作業をやり易くするには、電線をつ
かんで支持したり、電線の線間を拡張するのが有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】架空電線路の活線作業は、安全確保のた
め、活線部分をゴムカバー、ゴムシート等の絶縁防具で
覆い、ゴム上衣、ゴム手袋、ゴム長靴などの絶縁防護具
を作業者が着用して行うよう定められている。ところ
が、作業性の悪さから、作業者が絶縁防護具を着用しな
かったり、面倒を嫌って絶縁防具で活線部分を覆うのを
怠ることがあって、人身事故が時として起こっているの
が実情である。
【0003】絶縁操作棒などによって、活線から離れた
箇所で作業する間接活線工法も行われている。この工法
は、電線をつかんで支持するのに、先端に電線クランプ
付きの絶縁操作棒で電線1本宛に行い、電線の線間の拡
張は、絶縁操作棒で単に間隔を押し広げるという仕様で
あり、作業性が悪く、活線作業の能率が低い。
【0004】即ち従来、活線作業を安全下に能率よく行
うのを達成することについては、未だ解決されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、架空
電線路等の活線の切断や接続のための電線のつかみ、線
間の拡張などを間接工法で安全且つ的確に行うことがで
き、しかも間接工法であるに拘わらず活線作業を能率よ
く達成し得る活線遠隔作業器具を開発するにある。
【0006】また望むならば本発明は、電線の切断、接
続につき、好ましい態勢の使い勝手にし得る活線遠隔作
業器具を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)並列間隔
が変更可能な一対の電線クランプを持つ電線つかみ具を
具有する活線遠隔作業器具であって、前記電線クランプ
の各々は先端部が電線つかみ具側方への末広がり型の開
閉式で且つ閉じる傾向をばね付勢で付与された対向する
つかみ片を構成要素として持ち、また電線クランプの各
々は、対向するつかみ片の開放を解除可能に拘束する、
マニピュレータで操作される拘束器を備え、前記一対の
電線クランプの並列間隔を、マニピュレータにより変更
するようにした活線遠隔作業器具の創案に係る。
【0008】また本発明は(2)並列間隔が変更可能な
一対の電線クランプを持つ第1の電線つかみ具、電線ク
ランプを持つ第2の電線つかみ具、及び第1、2の電線
つかみ具を前記電線クランプの並列方向に連結する連結
器を具有する活線遠隔作業器具であって、前記電線クラ
ンプの各々は先端部が電線つかみ具側方への末広がり型
の開閉式で且つ閉じる傾向をばね付勢で付与されたつか
み片を構成要素として持ち、また電線クランプの各々は
対向するつかみ片の開放を解除可能に拘束する、マニピ
ュレータで操作される拘束器を備え、第1の電線つかみ
具における一対の電線クランプの並列間隔を、マニピュ
レータにより変更するようにし、第2の電線つかみ具に
おける電線クランプを、第1及び第2の電線つかみ具が
連結で並列する方向に移動可能とし、且つマニピュレー
タにより移動するようにした活線遠隔作業器具の創案に
係る。
【0009】更に本発明は(3)並列間隔が変更可能な
一対の電線クランプを持つ第1の電線つかみ具、並列間
隔が変更可能な一対の電線クランプを持つ第2の電線つ
かみ具、及び第1、第2の電線つかみ具を電線クランプ
の並列方向に連結する連結器を具有する活線遠隔作業器
具であって、前記電線クランプの各々は先端部が電線つ
かみ具側方への末広がり型の開閉式で且つ閉じる傾向を
ばね付勢で付与された対向するつかみ片を構成要素とし
て持ち、また電線クランプの各々は対向するつかみ片の
開放を解除可能に拘束する、マニピュレータで操作され
る拘束器を備え、前記第1及び第2の電線つかみ具にお
ける一対の電線クランプの並列間隔を、マニピュレータ
により変更するようにした活線遠隔作業器具の創案に係
る。
【0010】また更に本発明は(4)電柱または送電塔
上の腕金にマニピュレータにより装着するようにされた
取付け具、該取付け具に装備されマニピュレータにより
方位が変更するようにされたブラケット、及び該ブラケ
ットに結合されるようになっている電線つかみ具を具有
する活線遠隔作業器具であって、その電線つかみ具は前
後または左右に移動可能でマニピュレータにより前後ま
たは左右に移動するようにされた電線クランプを持ち、
該電線クランプは先端部が電線つかみ具側方への末広が
り型の開閉式で且つ閉じる傾向をばね付勢で付与された
対向するつかみ片を構成要素として持ち、また電線クラ
ンプは対向するつかみ片の開放を解除可能に拘束する、
マニピュレータで操作される拘束器を備えた活線遠隔作
業器具の創案に係る。
【0011】更に本発明は(5)電柱または送電塔上の
腕金にマニピュレータにより装着するようにされた取付
け具、該取付け具に装備されマニピュレータにより方位
が変更するようにされたブラケット、及び該ブラケット
に結合されるようになっている電線つかみ具を具有する
活線遠隔作業器具であって、その電線つかみ具は前後ま
たは左右に移動可能でマニピュレータにより前後または
左右に移動するようにされた電線クランプを持ち、該電
線クランプは先端部が電線つかみ具側方への末広がり型
の開閉式で且つ閉じる傾向と開く傾向とをばね付勢で付
与された対向するつかみ片を構成要素として持ち、また
電線クランプは対向するつかみ片の開放を解除可能に拘
束する、マニピュレータで操作される拘束器を備え、前
記ばね付勢によるつかみ片の開く傾向,閉じる傾向をマ
ニピュレータで転換するようにした活線遠隔作業器具の
創案に係る。
【0012】茲に、電線クランプにおける「対向するつ
かみ片」につき、「先端部が電線つかみ具側方への末広
がり型」とは、「つかみ片先端部の対向する縁が、電線
つかみ具側方へ末広がり(次第に末の方に広がって行く
態様)」になっているタイプのことを指す。このこと
は、特許請求の範囲の項及び以下の記載についても同じ
である。また「前後または左右に移動可能な電線クラン
プ」なる記述における「前後」とは、その電線クランプ
のつかみ片が対向する方向を指し、「左右」とは、該つ
かみ片が対向する方向を前後としての左右を指す。これ
らのことは、特許請求の範囲の項及び以下の記載につい
ても同じである。
【0013】また茲に、電線クランプにおける「対向す
るつかみ片」につき、「開く傾向と閉じる傾向とをばね
付勢で付与された」とは、「或る開きまたは閉じ角度
(位相)を境として、そこから開く方向に移動する傾向
と閉じる方向に移動する傾向とをばね付勢で付与され
た」ことを指す。このことは、特許請求の範囲の項及び
以下の記載についても同じである。
【0014】(1)の本発明では、架空電線路等の2本
の電線の一方を、電線つかみ具における一方の電線クラ
ンプでつかみ、他方の電線を他方の電線クランプでつか
むと、これら2本の電線上に本発明器具が架設乃至は装
架されることになる。電線クランプの各々は、先端部が
電線つかみ具側方への末広がり型の開閉式で、ばね付勢
で閉じる傾向を付与されている。従って、拘束器を非作
動の状態とし、電線クランプの対向するつかみ片の先端
部と先端部の間で電線を押しやるようにすると、つかみ
片のばね付勢による閉鎖傾向の下に、対向するつかみ片
とつかみ片の間に電線が嵌り込み、電線クランプが電線
をつかむことになる。
【0015】このように、電線クランプでの電線のつか
みは、電線に対する電線クランプの押し付けで行い得る
ので、電線への本発明器具の前記装架は、人手による直
接作業でなく、然るべき操作棒で、安全下に容易且つ的
確に達成できる(この点の作用効果を(イ)とする)。
【0016】本発明器具の前記装架及び電線のつかみ
は、電線クランプに備えた拘束器で対向するつかみ片を
開かないよう拘束することにより安定となる(この点の
作用効果を(ロ)とする)。この場合、拘束器はマニピ
ュレータで操作されるようになっているから、つかみ片
の拘束、換言すると前記装架及び電線のつかみの安定化
は、人手による直接作業に依存することなく安全に達成
し得る(この作用効果を(ハ)とする)。
【0017】前記一対の電線クランプは、並列間隔を変
更できるので、各種並列間隔の電線に、本発明器具を装
架でき、適用範囲が広い(この点の作用効果を(ニ)と
する)。電線クランプの並列間隔の変更は、マニピュレ
ータにより行うようになっているので、これを安全に行
える(この点の作用効果を(ホ)とする。)。
【0018】2本の電線上に装架した(1)の本発明器
具は、その装架状態下で一対の電線クランプの並列間隔
を変更することにより、2本の電線の間隔を変更し得
る。従って、(1)の本発明器具は、電線のつかみ、切
断または接続につき、電線の間隔を最適にするのにも寄
与する(この点の作用効果を(ヘ)とする)。
【0019】(1)の本発明では、電線クランプが、電
線のつかみによる支持と本発明器具の電線への装架とに
役立ち、且つ電線の線間を拡張するのにも役立つ。
【0020】(2)の本発明では、第1及び第2の電線
つかみ具を連結器で所定の方向に連結し、その第1の電
線つかみ具の一対の電線クランプの一方で1本の電線を
つかみ、同電線つかみ具の他方の電線クランプで他の電
線をつかみ、第2の電線つかみ具の電線クランプで別の
電線をつかんで、本発明器具が電線上に架設乃至は装架
される。
【0021】(2)の本発明は、第1の電線つかみ具が
(1)の本発明の電線つかみ具と同構成、同機能である
から、(1)の本発明と同様に作用効果(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)を奏する。
【0022】(2)の本発明では、第1の電線つかみ具
の電線クランプが、電線のつかみによる支持と本発明器
具の電線への装架とに役立ち、第2の電線つかみ具の電
線クランプが、所定方向への移動で、第1の電線つかみ
具の電線クランプで支持された電線と、第2の電線つか
み具の電線クランプでつかんだ電線との線間を拡張する
のに役立つ。即ち(2)の本発明では、第2の電線つか
み具が、(1)の本発明における作用効果(ヘ)を奏す
るのに寄与する。
【0023】(3)の本発明では、第1及び第2の電線
つかみ具を連結器で所定の方向に連結し、それら2基の
電線つかみ具の各一対の電線クランプのそれぞれで電線
をつかんで、本発明器具が電線上に架設または装架され
る。
【0024】(3)の本発明は、第1の電線つかみ具及
び第2の電線つかみ具が(1)の本発明の電線つかみ具
と同構成、同機能であるため、(1)の本発明と同様に
作用効果(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)及び(ホ)を
奏する。
【0025】(3)の本発明では、第1または第2の電
線つかみ具の一方が電線のつかみによる支持と本発明器
具の電線への装架とに役立つ。そして、他方の電線つか
み具における可動の電線クランプが所定方向への移動
で、前記一方の電線つかみ具の電線クランプで支持され
た電線と、前記他方の電線つかみ具の電線クランプでつ
かんだ電線との線間を拡張するのに役立つ。即ち、
(3)の本発明では、第1または第2の電線つかみ具の
可動の電線クランプが(1)の本発明における作用効果
(へ)を奏するのに役立つ。また(3)の本発明は必要
に応じ、各電線つかみ具の電線クランプの並列間隔を広
げて、4本の線間を拡張することもできる。
【0026】上述から明らかなように、(1)、(2)
及び(3)の本発明器具を用いて行う活線作業は間接工
法である。(1)、(2)及び(3)の本発明は、上記
の作用効果を有するので、架空電線路等の活線の切断や
接続のためのつかみ、線間の拡張などを人手による直接
作業に依存せずに安全的確に行えるし、また間接工法で
あるに拘わらず活線作業を能率よく行い得る。
【0027】(2)の本発明では、第1の電線つかみ具
の対向する電線クランプと第2の電線つかみ具の電線ク
ランプとで3本の電線をつかむことができるので、本発
明器具の前示装架及び電線のつかみの安定性が(1)の
本発明より良好であり、電線の切断、接続作業はより容
易である。
【0028】(3)の本発明では、第1及び第2の電線
つかみ具の各一対の電線クランプで並列する4本の電線
をつかむことができるので、本発明器具の前記装架及び
電線の支持が(2)の本発明の場合より更に確実であ
り、電線の切断、接続作業はより容易となる。
【0029】(1)、(2)、(3)の本発明では、電
線つかみ具における電線クランプの少なくとも一つが取
り外し可能であることが好ましい。この構成は、次の意
義がある。
【0030】電線クランプの構成要素である対向するつ
かみ片が、閉鎖傾向を付与するばねの破損等で故障した
場合、その故障した電線クランプを、故障してない電線
クランプと取り替えるだけで、本発明器具の機能を回復
できる。また電線クランプが取り替え可能であると、別
の電線つかみ具の電線クランプとの互換性が得られ、
(1)、(2)、(3)の計3種の本発明器具を少ない
部品数の適用で構成し得る。尚、電線クランプは複数が
故障することが殆どないので、取り替え可能にする電線
クランプの数は、一般的には一つで十分である。
【0031】(4)、(5)の本発明では、取付け具の
ブラケットに電線つかみ具を結合して、該取付け具を電
柱または送電塔上の腕金に装着することにより、その腕
金上に本発明器具を架設乃至は装架できる。この装架態
様下で、(4)、(5)の本発明では、縁回し線(ジャ
ンプ線の一種)を切断したり、別の電線と接続するなど
の作業に際に、電線つかみ具の電線クランプで縁回し線
をつかんで支持するのに充てることができ、それらの作
業をやり易くするのに役立つ。
【0032】(4)、(5)の本発明では、前記ブラケ
ットの方位変更により及び/または電線クランプの前後
或いは左右移動により、腕金に対する電線クランプの方
位及び/または位置を変更し得る。従って、向き及び/
またはアールの大きさが不同の縁回し線にも、その向き
やアールに適合するよう電線クランプの方位、位置を調
節できる。即ち、本発明器具の使い勝手が、電線のつか
み、切断、接続につき、広範囲に亘る。(4)、(5)
の本発明では、取付け具が腕金の縦軸線(長さ方向中心
線)の周りに取付け方位を変更し得るものであることが
望ましい。取付け具がこの構成であると、本発明器具の
使い勝手の選択肢がより多岐に及ぶ。(4)、(5)の
本発明では、電線つかみ具の電線クランプが取り外し可
能であることが好ましい。電線クランプがこの構成であ
れば、電線クランプの対向するつかみ片が、閉鎖傾向を
付与するばね或いは閉じる傾向及び開く傾向を付与する
ばねの破損等で故障した場合、その故障した電線クラン
プを、故障してない電線クランプと取り替えることで、
本発明器具の機能を回復できる。
【0033】(4)の本発明では、電線クランプが
(1)の本発明におけると同様のつかみ片を具有するの
で、(1)の本発明におけると同様に作用効果(イ)、
(ロ)、(ハ)を奏する。また電柱或いは送電塔上の腕
金への本発明器具の取付け具の装着をマニピュレータに
より行うことができ、取付け具に装備したブラケット
(換言すると、同ブラケット上の電線クランプ)の方位
の変更及び電線クランプの前後または左右移動をマニピ
ュレータにより行い得るので、これらを人手による直接
作業に依存せずに安全に行える。
【0034】(5)の本発明は、電線クランプの対向す
るつかみ片が閉じる傾向のみならず開く傾向もばね付勢
で付与されている点(この構成を(I)とする)を除
き、(4)の本発明と構成、機能が実質的に同じである
から、(4)の本発明によると同様の作用効果を奏す
る。また(5)の本発明が構成(I)であることは、次
の意義がある。
【0035】縁回し線に電線クランプを掛架する際、対
向するつかみ片をばね付勢で開く傾向として、当該掛架
を行うことができる。このため(5)の本発明では、閉
鎖傾向を付与するばね付勢に抗して、対向するつかみ片
を電線に押しつけることなく、前記掛架を行うことがで
き、掛架作業が(4)の本発明よりも楽である。(5)
の本発明では、ばね付勢によるつかみ片の偏向性を閉鎖
傾向に変換すると、電線クランプが縁回し線をつかむ。
その電線のつかみは、つかみ片の閉鎖傾向を拘束器で拘
束して、安定化できる。対向するつかみ片の前記偏向性
の転換は、マニピュレータで行うようになっているので
安全に達成し得る。
【0036】上述から明らかなように、(4)及び
(5)の本発明器具を用いて行う活線作業は間接工法で
ある。(4)及び(5)の本発明は、上記の作用効果を
有するので、縁回し線のつかみによる支持を人手による
直接作業に依存せずに安全的確に行えるし、また間接工
法であるに拘わらず活線作業を能率よく行い得る。
【0037】本発明に係る活線遠隔作業器具は、上述の
機能、作用効果を有するので、電圧6600V以上の活
線作業に用いる場合、特に好適である。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、図面を
参照して説明する。全図を通じ、同符号は同部分を示
す。図において、(1)の本発明(請求項1の本発明相
当)に係る活線遠隔作業器具には総括的に符号Iを、
(2)の本発明(請求項2の本発明相当)に係る活線遠
隔作業器具には総括的に符号IIを、(3)の本発明(請
求項3の本発明相当)に係る活線遠隔作業器具には総括
的に符号IIIを、(4)の本発明(請求項4の本発明相
当)に係る活線遠隔作業器具には総括的に符号IVを、
(5)の本発明(請求項5の本発明相当)に係る活線遠
隔作業器具には総括的に符号Vを付した。器具Iは図1
に示し、器具IIIは図2に示した。器具IIの図は、図2
において、器具IIIの後述する第2の電線つかみ具1-2
の電線クランプ3bを省略したものに相当する。器具IV
及びVは図3に示した。
【0039】活線遠隔作業器具Iは、並列間隔が変更可
能な一対の電線クランプ3,3を持つ1基の電線つかみ
具1を具有する。
【0040】活線遠隔作業器具IIは、並列間隔が変更可
能な一対の電線クランプ3,3を持つ第1の電線つかみ
具1−1、所定方向に移動可能な電線クランプ3を持つ
第2の電線つかみ具1−2、及びそれら2基の電線つか
み具を、一対の電線クランプ3,3の並列方向に接続す
る連結器2を具有する。第2の電線つかみ具1-2の電
線クランプ3の移動方向は、電線つかみ具1-1と1-2
が連結で並列する方向である。
【0041】活線遠隔作業器具IIIは、並列間隔が変更
可能な一対の電線クランプ3,3を持つ第1の電線つか
み具1-1、並列間隔が変更可能な一対の電線クランプ
3,3を持つ第2の電線つかみ具1-2、及びそれら2
基の電線つかみ具を電線クランプ3,3の並列方向に連
結する連結器2を具有する。
【0042】図示の形式において、器具Iにおける電線
つかみ具1、器具IIにおける第1の電線つかみ具1-
1、器具IIIにおける第1の電線つかみ具1-1及び第2
の電線つかみ具1-2は、実質的に同じ構成である。即
ち、電線つかみ具1は電線つかみ具1-1または電線つ
かみ具1-2と兼用してもよい。
【0043】前記一対の電線クランプ3,3の並列間隔
の変更形式は、後に述べるものを例として挙げることが
できる。活線遠隔作業器具IIにおける第2の電線つかみ
具1-2の電線クランプ3の移動形式は、後述のものを
例として挙げることができる。
【0044】各電線クランプ3のそれぞれは、先端部が
電線つかみ具1、或いは1-1、或いは1-2の側方への
末広がり型で回動による開閉式の対向するつかみ片3
2,32’を構成要素として有する。対向するつかみ片
32,32’は一方が開閉型、他方が固定型で、その開
閉型つかみ片が閉じる傾向をばね(図示せず)付勢で付
与されている。また各電線クランプ3は、対向するつか
み片32,32’の開きを解除可能に拘束する拘束器3
4を備える。
【0045】拘束器34は、図5、図6及び図7に示す
ものを例として挙げることができる。図示の拘束器34
は、ばね33での付勢により回動する傾向を付与される
扇形ギヤ34aを適用する形式であり、詳しくは次の如
くである。
【0046】扇形ギヤ34は枢軸oを中心として時計回
り、反時計回りに回動可能である。ばね33は扇形ギヤ
34aと固定型つかみ片32’とに跨って設けられてい
る。ばね33は長さ方向の中心線が枢軸oと一線に揃う
と弛んだ状態となる。この状態に対応する扇形ギヤ34
aの位相(中立位相とする)を境として、扇形ギヤ34
aを時計回りに回動させると、ばね33が利いて、反時
計回り方向へ回動する傾向を付与され、反時計回りに回
動させると、ばね33が利いて、時計回り方向へ回動す
る傾向を付与される。扇形ギヤ34aは、図5,6,7
では、ばね33が利いてない状態における位相にある。
【0047】扇形ギヤ34aは、操作部34pを有し、
操作部34pをマニピュレータ(図示せず)で操作し
て、時計回りまたは反時計回りに回動される。茲に述べ
たマニピュレータは、それ自体公知のものを充てればよ
い。
【0048】図5,図7の電線クランプ3では、ばね3
3付勢による扇形ギヤ34aの反時計回りの回動傾向
が、扇形ギヤ34aの歯部34’と開閉型つかみ片32
に付設したピン32pとの噛合の下、該つかみ片32の
開きを阻止する。図6の電線クランプ3では、ばね33
付勢による扇形ギヤ34aの時計回りの回動傾向が、歯
部34’とピン32pとの噛合の下、開閉型つかみ片3
2の開きを阻止する。扇形ギヤ34aは、回動中心が所
要側へ所要量変位した変心型であり、前記つかみ片32
の開きを阻止する態勢下で、ピン32pに対する歯部3
4’の噛込みが逓増的にきつくなる。即ち、つかみ片3
2が開こうとすると、それに応じて、ピン32pに対す
る歯部34’の噛込みがきつくなり、つかみ片32の開
きを効果的に阻止する。
【0049】上記のように、ばね33付勢で拘束器34
(扇形ギヤ34a)に付与された回動傾向は、枢軸oの
時計回り及び反時計回り方向の双方である。このため、
図示形式の拘束器34は、つかみ片32,32’による
後記の電線のつかみを安定して維持できるし、また器具
I,II,III,IV,Vの後述する架装解放時においては、
開閉型つかみ片32を拘束しない位相に安定して維持さ
れる。
【0050】一対の電線クランプ3,3の並列間隔の変
更は、電線クランプ3,3の一方を、電線つかみ具1、
または1−1、または1−2のスリーブ状本体20の長
さ方向に移動し得るようにする形式を例として挙げるこ
とができる(図1、図4参照)。分かり易くする便宜
上、移動可能な電線クランプには、参照符号3の後に括
弧付きの符号3aを併記し、移動可能でない電線クラン
プには、参照符号3の後に括弧付きの符号3bを併記し
た。移動可能な電線クランプ3aは、本体20上に装備
されたスライド部材30に固定され、そのスライド部材
30には、本体20内の送りねじsに螺合するナットn
と一体の突片p'先端が結合されている。突片p’は、
本体20一部周面の長さ方向に延びるスリット21を貫
通している。送りねじsの一端は、本体20の端面外に
突出する角形ヘッドhになっている。電線つかみ具1,
1−1, 1−2における移動可能な電線クランプ3a
は、送りねじsの回転で、ナットn,突起p'を通じ、
スライド部材30と共に移動される。
【0051】電線クランプ3は、図1、図2、図4では
概要的に示し、詳細を図5、図6及び図7に示した。図
5及び図7は電線つかみ具1、1-1、1-2における非
可動の電線クランプ3bの斜視図であり、図6は同電線
つかみ具における可動の電線クランプ3aの斜視図であ
る。
【0052】各電線つかみ具1,1-1,1-2における
電線クランプ3のうちの任意のもの、例えば非可動のク
ランプ3bは、電線つかみ具1、1-1、1-2のスリー
ブ状本体20に結合される部分31とクランプ基部3
1'とを別体とし、それらの部分31及び基部31'を分
離可能に結合する形式のものを採用できる。この分離可
能な電線クランプは、電線つかみ具1、1-1、1-2に
おける取り外し可能な電線クランプ3の例である。前記
部分31及びクランプ基部31'の結合は、図7に示す
ような、横断面逆T形の溝Caを持つ係合子C1、及び
その溝Caに嵌る横断面逆T形の部材による係合子C2
のペアによる形式を例として挙げることができる。前記
係合子C1,C2の一方は、部分31,基部31'の一
方に形成し、他方の係合子は部分31,基部31'の他
方に形成する。係合子C2は、ばね(図示せず)で先端
が係合子C2より突出する傾向を付与(ばね付勢)され
た長さ方向に移動可能なピンストッパpを有し、係合子
C1はピンストッパp先端が嵌入する孔(図示せず)を
溝Caの底に有する。ピンストッパpはその軸線の周り
に回動可能である。係合子C1,C2は、相嵌合で溝C
a深さ方向に対する拘束が得られ、ピンストッパp先端
が溝Ca底の孔に前記ばね付勢で嵌まることによって、
溝Ca長さ方向への拘束が得られる。ピンストッパp
は、前記ばね付勢に抗して引き戻し、軸線の回りに或る
角度変位させると、ストッパpに形成された側方に張り
出す当たり部psが係合子C2上の座Csと対向し、引
き戻し負荷を解放しても、座Csに当たり部Psが当た
って、ばね付勢による先端の突出を阻止される。このた
め、係合子C2を係合子C1の溝Caの長さ方向に移動
させて、係合子C1と係合子C2の嵌合を解き、電線ク
ランプ3bをクランプ基部31’と共に、部材31から
外すことができる。尚、ストッパを構成する当たり部p
s付きピンストッパp及び座Csは、それ自体公知であ
るので概要的に図示した。電線つかみ具1、1-1、1-
2における取り外し可能な電線クランプ3につき、部分
31及びクランプ基部31'を結合した状態を図5に、
分離した状態を図7に示した。
【0053】活線遠隔作業器具I(これを以下、第1の
活線遠隔作業器具という)は、それ自体公知の然るべき
操作棒により、架空電線路等の活線の箇所に持ち上げ、
電線の各1本を、電線つかみ具1の一対の電線クランプ
3、3のそれぞれでつかんで、その電線上に活線遠隔作
業器具Iを装架し、同電線の支持に供し得る。この場
合、電線クランプ3,3での電線のつかみ操作は、既述
したようにして行えばよい。
【0054】電線クランプ3で電線Aをつかんだ状態を
図9に示した。この状態の下、拘束器34の扇形ギヤ3
4aは、ばね33付勢で時計回り方向へ回動する傾向下
にあって、ピン32pが扇形ギヤ34aの歯部34'と
噛み合って、開閉型つかみ片32の図9反時計回り(開
放方向)への回動が阻止され、電線Aのつかみが安定し
てなされる。
【0055】第1の活線遠隔作業器具Iの前示装架の
下、電線つかみ具1の送りねじs端の角形ヘッドhに、
後述するマニピュレータm(図11)上の角穴形回転ソ
ケットmhと同様なマニピュレータ上の同様な角穴型の
回転ソケットを嵌め被せて、当該マニピュレータ(厳密
には、それの回転ソケット)による操作で、角形ヘッド
hを通じ、送りねじsを回転させると、電線クランプ
3,3の並列間隔が変り、該クランプ3,3でつかんで
いる2本の電線の線間を拡張できる。尚、図11は第2
の活線遠隔作業器具IIの装架状態を示す図であり、第1
の活線遠隔作業器具Iの装架は、図11から電線つかみ
具1-2及び連結器2を取り去ったものが相当する。
【0056】連結器2は、図10に示すように、電線つ
かみ具1-1及び1-2の接続端部1aを外嵌めするソケ
ット4を前後両端に有し、各ソケット4,4の内部に、
電線つかみ具1-1,1-2の送りねじs端の角形ヘッド
hを嵌挿、接続して、回転させるための角穴型のソケッ
ト5を備えている。ソケット4,4は、ソケット4,4
に外嵌めした電線つかみ具接続端部1aのための回り止
め突起4a,4aを両側面に有する。突起4a,4a
は、ソケット4,4に外嵌めした接続端部1a、1a両
側面のスリット1b,1b(図1、図4)に掛合するよ
うなっている。図1、図4において、スリット1b及び
1bは一者が見え、他者は図の裏面側に隠れて見えな
い。突起4a,4aはボルトになっていて、ナット4a
-n,4a-nが螺装されており、該ナットの締め付け
で、スリット1b,1bに掛合された突起4a,4aを
スリット4a,4aから抜けないよう拘束する。連結器
2は、マニピュレータm(図11)上の角穴型の回転ソ
ケットmhを嵌め被せて、該ソケットmhで回転される
角形の回転軸6b,6bを有し、その回転軸6b,6b
に前記ソケット5,5が伝動歯車6a,6a及び連結ロ
ッド6c,6cを介して接続されている。
【0057】活線遠隔作業器具II(これを以下、第2の
活線遠隔作業器具という)では、連結器2のソケット
5,5の一方に、電線つかみ具1-1,1-2の一方の送
りねじs端のヘッドhを嵌挿、接続し、他方のソケット
5に、他方の電線つかみ具の送りねじs端のヘッドhを
嵌挿、接続する。この接続は手作業で然るべき時点で行
えばよい。
【0058】これら電線つかみ具1-1,1-2及び連結
器2の組合わせ体は、それ自体公知の然るべき操作棒に
より、架空電線路等の活線の箇所に持ち上げ、電線つか
み具1−1の一対の電線クランプ3,3、電線つかみ具
1-2の電線クランプ3のそれぞれで電線の各1本をつ
かみ、それら電線上に第2の活線遠隔作業器具IIを装架
する。この場合、電線クランプでの電線のつかみ操作
は、第1の活線遠隔作業器具Iについて述べたと同様の
仕様により行えばよい。
【0059】こうして、第2の活線遠隔作業器具IIで
は、第1の電線つかみ具1−1の電線クランプ3,3を
電線Aの支持に充て得る。そして、第2の電線つかみ具
1-2の電線クランプ3を所定の方向に移動させて、第
1の電線つかみ具1-1の電線クランプ3,3で支持さ
れた電線と、第2の電線つかみ具1-2の電線クランプ
3でつかんだ電線との線間を拡張するのに充当できる。
その線間の拡張は、第1の電線つかみ具の可動電線クラ
ンプ3aまたは第2の電線つかみ具1-2の電線クラン
プ3の所要方向への移動で行い得る。
【0060】第2の活線遠隔作業器具IIでは、マニピュ
レータmの回転ソケットmhを、連結器2の角形回転軸
6b,6bの中、第1の電線つかみ具1-1を接続した
側の回転軸6bに嵌め被せて、これをマニピュレータm
の回転ソケットmhにより回転すると、当該回転軸6b
により同軸側の伝動歯車6a、ロッド6c及びソケット
5を介し、第1の電線つかみ具1-1の送りねじsが回
転され、同電線つかみ具の一対の電線クランプ3,3の
並列間隔が変更する。マニピュレータmの回転ソケット
mhを、連結器2の角形回転軸6b,6bの中、第2の
電線つかみ具1-2を接続した側の回転軸6bに嵌め被
せて、これをマニピュレータmの回転ソケットmhによ
り回転すると、当該回転軸6bにより同軸側の伝動歯車
6a、ロッド6c及びソケット5を介し、第2の電線つ
かみ具1-2の送りねじsが回転され、同電線つかみ具
の電線クランプ3が移動する。
【0061】活線遠隔作業器具III(これを以下、第3
の活線遠隔作業器具という)では、第1及第2の電線つ
かみ具1-1,1-2を連結器2で所定方向に連結する。
この接続は手作業で然るべき時点で行えばよい。
【0062】これら電線つかみ具1-1、1-2及び連結
器2の組合わせ体を、それ自体公知の然るべき操作棒で
所要箇所に持ち上げ、2基の電線つかみ具1-1,1-2
の各一対の電線クランプ3,3、3,3のそれぞれで電
線Aを1本宛つかんで、第3の活線遠隔作業器具IIIが
電線上に装架される。電線クランプでの電線のつかみ操
作は、第1の活線遠隔作業器具Iについて述べたと同様
の仕様により行えばよい。
【0063】第3の活線遠隔作業器具IIIでは、第1ま
たは第2の電線つかみ具1-1,1-2の一方を、電線A
の支持に充て、他方を、同他方における可動電線クラン
プ3aの所要方向への移動で、前記一方の電線つかみ具
の電線クランプで支持された電線Aと、他方の電線つか
み具の電線クランプでつかんだ電線Aとの線間を拡張す
るのに充当できる。また必要に応じ、電線つかみ具1-
1、1-2の電線クランプ3,3、3,3の並列間隔を広
げて、4本の電線の線間を拡張することもできる。第3
の活線遠隔作業器具IIIにおいて、電線の所要の線間の
拡張仕様は、第2の活線遠隔作業器具IIにおける仕様と
同様である。
【0064】活線遠隔作業器具I、II、IIIは、上述し
たとは別に、図16に示す仕様の作業にも充てるこがで
きる。図16において器具I、II、IIIは概略化して示
した。図16で器具II,IIIについては、第1,2の電
線つかみ具の一方が省略されている。図16に示す仕様
は、電柱または送電塔(図示せず)上の腕金(a)に取
り付けられた開閉器14から延びる電線15aと、腕金
(a)に取り付けられた碍子16から延びる電線15b
とを接続する場合のものである。電線15a及び15b
は、クランプ3,3でつかまれ、線間を必要な間隔に調
節される。その電線のつかみ、線間の調節は既に述べた
と同様である。図16(A)は、クランプ3,3で電線
15a、15bをつかみ、線間を調節する前の状態を示
し、図16(B)は線間を調節した後の状態を示す。
【0065】活線遠隔作業器具IV(これを以下、第4の
活線遠隔作業器具という)は、電柱T(図14)または
送電塔(図示せず)上の腕金aに装着される取付け具
9、取付け具9に装備された方位が変更可能なブラケッ
ト7、及びブラケット7に結合されるようになっている
電線つかみ具4-3を具有する。
【0066】電線つかみ具4-3は、前後または左右に
移動可能な電線クランプIV-3を具有する。電線クラン
プIV-3は、器具1,1-1,1-2における取外し可能
な電線クランプと同様に取外し可能になっている。電線
クランプIV-3の前後または左右の移動様式は、第1の
活線遠隔作業器具Iにおける電線クランプ3aについて
の移動様式と同様である。
【0067】電線クランプIV-3は、先端部が電線つか
み具4-3の側方に向く末広がり型の回動による開閉式
で閉じる傾向をばね付勢で付与された対向する開閉型つ
かみ片32,固定型つかみ片32'を構成要素として持
つ。電線つかみ具4-3のつかみ片32,32’は、活
線遠隔作業器具Iのつかみ片32,32’と実質的に同
構成ある。また電線つかみ具4-3は、対向するつかみ
片32,32'の開放を解除可能に拘束する拘束器34を
備えている。電線つかみ具4-3は、前記ブラケット7
に、同ブラケット7に固定された結合器8を媒体とし
て、取り付けられる。結合器8は、前述したピンストッ
パp付き係合子C2と同様な係合子C2-III(図3,図
12)を構成要素として具有する。図3,図12で、係
合子C2-IIIにおける所要方向へばね付勢されたピンス
トッパには符号p-IIIを、該ピンストッパの当たり部に
は符号ps-IIIを、該当たり部に対する座には符号Cs
-IIIを付した。
【0068】電線クランプIV-3は、図3では概要的に
示し、詳細を図15に示した。電線クランプIV-3のつ
かみ片32,32'の拘束器34は、つかみ片32,3
2’に対し直交して配置されている(図15参照)点を
除き、電線つかみ具1、1-1、1-2における拘束器3
4と同構成である。図15で符号32-Sは、開閉型つ
かみ片32に閉じる傾向を付与するばねである。
【0069】取付け具9は、腕金aの横断面形状に対応
する方形で、その一辺が枢軸9-Oの周りに回動開閉する
ようになっており、該部材9aを開くと、腕金aの上下
左右の任意の方向から腕金aに嵌めて装着できる。即
ち、図3に示した形式の取付け具9は、腕金aの縦軸線
の周りに取付け方位を変更し得るタイプである。
【0070】取付け具9はセットボルト11,11を有
し、取付け具9の開閉可能な一辺である部材9aは、こ
れを開閉するための操作部10を有する。取付け具9
は、部材9aを開放位置で保持するボールストッパ9
b,9bを有する(図13)。ボールストッパ9b,9
bは、部材9aから延びる突片9cの定位置に形成した
凹部9d,9dに対応する位置で部材9aに設けられ、
ばね(図せず)による押圧下に前記凹部9d,9dに掛
合され、ばねの押圧に抗して部材9aを回動すると、凹
部9d,9dより外れる。このように、部材9aが開放
位置で保持されるようになっていると、マニピュレータ
で行う腕金aへの取付け具9の装着を容易にすることを
保証する。部材9aの回動は、それ自体公知の然るべき
マニピュレータを用いて行えばよい。
【0071】取付け具9はブラケット7の方位を変える
ための変更器12を有し、該方位変更器12の出力軸1
3が前記ブラケット7に結合されている。方位変更器1
2は、相互に噛み合うウオーム12a及びウオームホイ
ール12bによる形式のものを例として挙げることがで
きる。ウオーム12aは、ウオームホイール12bから
回転力が加わっても、それによって回転しない角度のリ
ード角のものを適用するのがよい。この形式のウオーム
であると、ブラケット7(換言すると、電線クランプIV
-3)を、設定した方位に安定して維持できる。
【0072】ウオーム12aの回転は、ウオームホイー
ル12b及び軸13を通じブラケット7に伝わり、軸1
3の周りにブラケット7の方位を変更させる。ブラケッ
ト7の方位変更につれ、電線クランプIV-3の方位が変
更する。
【0073】活線遠隔作業器具IVは、前記係合子C2-I
IIとペアをなす、既述した被結合部分31におけると同
様な係合子C1-III(図3)を備え、係合子C1-IIIは
電線つかみ具4-3本体に固定される。器具IVは係合子
C1-IIIをブラケット7上の結合器8の係合子C2-III
と係合することによって、ブラケット7に装着される。
係合子C1-IIIには、図15の形式の拘束器34におけ
るばね33、該ばね33の両端を掛止するピン33-
p,33-Pが入り込むのを許す凹部(図示せず)が形
成されている。
【0074】第4の活線遠隔作業器具IVは、電線つかみ
具4-3を装着した取付け具9を、部材9aを開いた状
態とし、それ自体公知の然るべき操作棒(図示せず)に
より、電柱または送電塔の腕金aの箇所に持ち上げ、そ
れ自体公知の然るべきマニピュレータ(図示せず)を用
いて、腕金aに取付け具9を架装する。この際に必要と
する取付け具9の部材9aの閉鎖、及びセットビス1
1,11の締め付けは、それ自体公知の然るべきマニピ
ュレータによる操作で行えばよい。こうして、第4の活
線遠隔作業器具IVは腕金a上に固定される。
【0075】腕金aに架装された第4の活線間接作業器
具IVは、必要に応じ、ブラケット7の方位を変更させ
る。その方位変更は、方位変更器12のウオーム12a
の入力軸(図示せず)を、それ自体公知の然るべきマニ
ピュレータで操作して行えばよい。
【0076】第4の活線遠隔作業器具IVでは、一般的に
は、電線クランプIV-3が上側となるようにして、取付
け具9を腕金aに装架する。電線クランプIV-3は、活
線遠隔作業器具Iの可動の電線クランプ3aの場合と同
様にして所要位置に移動させ、活線遠隔作業器具I、I
I、IIIの電線クランプ3の場合と同様にして、電線をつ
かませる。
【0077】腕金aに装架された第4の活線遠隔作業器
具IVは、縁回し線15を切断したり、他の電線と接続す
るなどの作業に際し、電線つかみ具4-3の電線クラン
プIV-3で縁回し線15をつかんで支持するのに充当で
きる。この適用例を図14に示した。図14において、
器具IVは概略化して示した。
【0078】上記から明らかなように、第4の活線遠隔
作業器具IVも、電線の切断、接続等の作業時に、所要の
電線の支持に利用でき、それらの作業をやり易くする。
第4の活線遠隔作業器具IVでは、ブラケット7の方位変
更により及び/または電線クランプIV-3の前後或いは
左右移動により、腕金aに対する電線クランプIV-3の
位置及び/または方位を変更し得る。従って、向き及び
/またはアールの大きさが不同の縁回し線にも、その向
きやアールに適合するよう電線クランプIV-3の位置、
向きを調節でき、電線のつかみ、切断または接続につ
き、好ましい使い勝手にし得る。
【0079】活線遠隔作業器具Vの実施形態は、電線つ
かみ具における電線クランプの対向するつかみ片が、閉
じる傾向だけでなく開く傾向もばね付勢で付与されたも
のに改変されている点を除き、活線遠隔作業器具IVの実
施形態と同様である。つかみ片に閉じる傾向と開く傾向
とを、ばね付勢で付与するには、ばね32-Sを図15
に示す態様に設ける形式を例として挙げることができ
る。この形式では、開閉型つかみ片32が中立位相(つ
かみ片32の回動支点と、ばね32-Sの長さ方向中心
線とが一線に揃った状態における位相)を超えて反時計
回りに変位すると、閉じる傾向をばね付勢で付与され、
中立位相を超えて時計回りに変位すると、開く傾向をば
ね付勢で付与される。器具Vにおける電線クランプは、
符号V-3を付して図3,図15に電線クランプIV-3と
重複して示し、器具Vにおける電線つかみ具は、符号5-
3を付して図3に電線つかみ具4-3と重複して示し
た。ばね32-Sも、器具IVのそれと重複して図15に
示した。器具IVのばね32-Sは、器具Vのばね32-S
において、つかみ片32を閉じる方向に付勢するのにの
み用いるのに相当する。
【0080】活線遠隔作業器具Vは、腕金aに装架して
使用される。その装架、電線のつかみは、活線遠隔作業
器具IVにおけると同様である。器具Vにおいて、つかみ
片32のばね付勢による閉じる傾向及び開く傾向の切替
えは、ばね32が効く方位を転換することにより行われ
る。その方位の転換は、それ自体公知の然るべきマニピ
ュレータ(図示せず)で、つかみ片32を所要の方向に
変位させることにより行えばよい。
【0081】第1,第2,第3の活線遠隔作業器具におい
て、電線をつかんだ電線クランプを電線から外すには、
拘束器34(扇形ギヤ34a)を、ばね33付勢に抗し
所要方向にマニピュレータによる操作で回動して、つか
み片32,32’の拘束を解き、同方向に拘束器(扇形
ギヤ)を中立位相を超える位相に更に変位させ、電線ク
ランプを電線より遠去かるよう移動させるとよい。その
移動は、それ自体公知の然るべきマニピュレータ或いは
操作棒を用いて行なえばよい。拘束器(扇形ギヤ)は当
該回動による中立位相を超える変位で、その変位した位
置、即ちつかみ片32,32’を拘束しない位置に、ば
ね33付勢により保持される。第1,2,3の活線遠隔作
業器具の前述した装架は、茲に述べた電線クランプの取
り外しで解除される。
【0082】第4,第5の活線遠隔作業器具では、第
1,2,3の活線遠隔作業器具におけると同様にして、拘
束器34(扇形ギヤ34a)によるつかみ片32,3
2’の拘束を解き、且つ拘束器(扇形ギヤ)を所要方向
へ中立位相を超える位相に変位させ、取り付け具9を緩
め、電線から電線クランプIV-3,V-3が遠去かるよ
う、電線つかみ具4-3,5-3を移動させればよい。こ
の移動は、それ自体公知の然るべきマニピュレータまた
は操作棒を用いて行うとよい。拘束器(扇形ギヤ)は、
前記所要方向への中立位相を超える変位で、その変位し
た位置、即ちつかみ片32,32’を拘束しない位置
に、ばね33付勢により保持される。第4,5の活線遠
隔作業器具の上述した装架は、腕金aからの取り付け具
9の取り外しで解かれる。
【0083】
【発明の効果】以上の記述から明らかように本発明によ
ると、架空電線路等の活線の切断や接続のために必要と
する電線のつかみ、線間の拡張などを人手による直接作
業に依存せずに安全且つ的確に行うことができ、しかも
間接工法であるに拘わらず活線作業を能率よく達成でき
る。
【0084】また望むならば、活線の支持のためのつか
み、切断作業、接続作業につき、活線遠隔作業器具を好
ましい態勢の使い勝手にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る本発明器具の一例を一部を切り
欠いて示す正面図である。
【図2】請求項3に係る本発明器具の一例を示す正面図
である。
【図3】請求項4及び5に係る本発明器具の一例を重複
して表す正面図である。
【図4】図2に示した活線遠隔作業器具における第2の
電線つかみ具の一部切欠き正面図を示す。
【図5】図1、図2に示した活線遠隔作業器具における
非可動の電線クランプの斜視図を示す。
【図6】図1、図2の活線遠隔作業器具における可動の
電線クランプの斜視図を示す。
【図7】図5に示した電線クランプを、分離可能な箇所
から分離、解体した状態で示す斜視図である。
【図8】本発明器具における電線つかみ具本体の底面図
を示す。
【図9】図1、図2に示した活線遠隔作業器具における
電線クランプが電線をクランプした状態を示す正面図で
ある。
【図10】図2に示した活線遠隔作業器具における連結
器の拡大詳細正面図を示す。
【図11】請求項3に係る本発明器具の使用態様例を示
す斜視図である。
【図12】図3に示した活線遠隔作業器具における取付
け具、ブラケット、及びブラケットに電線つかみ具を結
合する結合器の部分の正面図を示す。
【図13】図12の平面図を示す。
【図14】請求項4及び5(図3)に係る本発明活線遠
隔作業器具の使用態様例を示す正面図である。
【図15】図3に示す活線遠隔作業器具における電線ク
ランプの拡大詳細正面図を示す。
【図16】請求項1(図1)、請求項2及び3(図2)
に係る本発明活線遠隔作業器具を縁回し線に適用した場
合の正面図である。図16(A)は電線クランプでつか
んだ電線の線間調節前の状態を示し、図16(B)は同
電線の線間調節後の状態を示す。
【符号の説明】
I 活線遠隔作業器具 II 活線遠隔作業器具 III 活線遠隔作業器具 IV 活線遠隔作業器具 V 活線遠隔作業器具 1 電線つかみ具 1-1 第1の電線つかみ具 1-2 第2の電線つかみ具 4-3 電線つかみ具 5-3 電線つかみ具 2 連結器 3 電線クランプ IV-3 電線クランプ V-3 電線クランプ a 腕金 s 可動電線クランプを移動させる送りねじ h 同送りねじの角形ヘッド n ナット 34 拘束器 o 拘束器の枢軸 7 ブラケット 9 取付け具 12 ブラケットの方位変更器
フロントページの続き (72)発明者 嘉本 清 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 手銭 守夫 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 大垰 勝博 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 森脇 信次 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 昌子 敦 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 圓道 靖 広島県広島市南区的場町1丁目8−22 栄 和電機株式会社内 (72)発明者 山本 清之 兵庫県宝塚市安倉西3丁目8−14 大阪電 具株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列間隔が変更可能な一対の電線クランプ
    を持つ電線つかみ具を具有する活線遠隔作業器具であっ
    て、前記電線クランプの各々は先端部が電線つかみ具側
    方への末広がり型の開閉式で且つ閉じる傾向をばね付勢
    で付与された対向するつかみ片を構成要素として持ち、
    また電線クランプの各々は対向するつかみ片の開放を解
    除可能に拘束する、マニピュレータで操作される拘束器
    を備え、前記一対の電線クランプの並列間隔が、マニピ
    ュレータにより変更されるようになっていることを特徴
    とする活線遠隔作業器具。
  2. 【請求項2】並列間隔が変更可能な一対の電線クランプ
    を持つ第1の電線つかみ具、電線クランプを持つ第2の
    電線つかみ具、及び第1、2の電線つかみ具を前記電線
    クランプの並列方向に連結する連結器を具有する活線遠
    隔作業器具であって、前記電線クランプの各々は先端部
    が電線つかみ具側方への末広がり型の開閉式で且つ閉じ
    る傾向をばね付勢で付与されたつかみ片を構成要素とし
    て持ち、また電線クランプの各々は対向するつかみ片の
    開放を解除可能に拘束する、マニピュレータで操作され
    る拘束器を備え、第1の電線つかみ具における一対の電
    線クランプの並列間隔が、マニピュレータにより変更さ
    れるようになっており、第2の電線つかみ具における電
    線クランプが、第1及び第2の電線つかみ具が連結で並
    列する方向に移動可能で、且つマニピュレータにより移
    動されるようになっていることを特徴とする活線遠隔作
    業器具。
  3. 【請求項3】並列間隔が変更可能な一対の電線クランプ
    を持つ第1の電線つかみ具、並列間隔が変更可能な一対
    の電線クランプを持つ第2の電線つかみ具、及び第1、
    第2の電線つかみ具を電線クランプの並列方向に連結す
    る連結器を具有する活線遠隔作業器具であって、前記電
    線クランプの各々は先端部が電線つかみ具側方への末広
    がり型の開閉式で且つ閉じる傾向をばね付勢で付与され
    た対向するつかみ片を構成要素として持ち、また電線ク
    ランプの各々は対向するつかみ片の開放を解除可能に拘
    束する、マニピュレータで操作される拘束器を備え、前
    記第1及び第2の電線つかみ具における一対の電線クラ
    ンプの並列間隔が、マニピュレータにより変更されるよ
    うになっていることを特徴とする活線遠隔作業器具。
  4. 【請求項4】電柱または送電塔上の腕金にマニピュレー
    タにより装着するようにされた取付け具、該取付け具に
    装備されマニピュレータにより方位が変更するようにさ
    れたブラケット、及び該ブラケットに結合されるように
    なっている電線つかみ具を具有する活線遠隔作業器具で
    あって、その電線つかみ具は前後または左右に移動可能
    でマニピュレータにより前後または左右に移動するよう
    にされた電線クランプを持ち、該電線クランプは先端部
    が電線つかみ具側方への末広がり型の開閉式で且つ閉じ
    る傾向をばね付勢で付与された対向するつかみ片を構成
    要素として持ち、また電線クランプは対向するつかみ片
    の開放を解除可能に拘束する、マニピュレータで操作さ
    れる拘束器を備えていることを特徴とする活線遠隔作業
    器具。
  5. 【請求項5】電柱または送電塔上の腕金にマニピュレー
    タにより装着するようにされた取付け具、該取付け具に
    装備されマニピュレータにより方位が変更するようにさ
    れたブラケット、及び該ブラケットに結合されるように
    なっている電線つかみ具を具有する活線遠隔作業器具で
    あって、その電線つかみ具は前後または左右に移動可能
    でマニピュレータにより前後または左右に移動するよう
    にされた電線クランプを持ち、該電線クランプは先端部
    が電線つかみ具側方への末広がり型の開閉式で且つ閉じ
    る傾向と開く傾向とをばね付勢で付与された対向するつ
    かみ片を構成要素として持ち、また電線クランプは対向
    するつかみ片の開放を解除可能に拘束する、マニピュレ
    ータで操作される拘束器を備え、前記ばね付勢によるつ
    かみ片の閉じる傾向,開く傾向がマニピュレータで転換
    するようにされていることを特徴とする活線遠隔作業器
    具。
  6. 【請求項6】電柱または送電塔上の腕金に装着される取
    付け具が、前記腕金の縦軸線の周りに取付け方位を変更
    し得るようになっている請求項4または5記載の活線遠
    隔作業器具。
  7. 【請求項7】電線つかみ具における電線クランプの少な
    くとも一つが、取り外し可能になっている請求項1から
    3の何れかに記載の活線遠隔作業器具。
  8. 【請求項8】電線つかみ具における電線クランプが、取
    り外し可能になっている請求項4から6の何れかに記載
    の活線遠隔作業器具。
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