JP4859580B2 - 巻付バインド着脱工具 - Google Patents

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Description

本発明は、配電系統の間接活線作業において、ホットスティックなどの操作棒の先端に装着される先端工具であって、ピン碍子に電線を固定するのに使用される巻付バインド、特にプレフォーム巻付バインドの巻付や取り外しに使用される巻付バインド着脱工具に関する。
配電系統では、配電柱などの支持物に取り付けられた碍子に電線がプレフォーム巻付バインド(以下、巻付バインドという。)を用いて固定される。図10は、この巻付バインドの形状を示した正面図であり、巻付バインドは、長さ方向中間の吊架部51とその両端から両側に延びる螺旋部52,52とから構成される。また、図11は、図10に示す巻付バインドを用いたピン碍子への電線の固定状態を示す斜視図である。腕金80に取り付けられたピン碍子60の上端寄りの電線吊架溝61に巻付バインド50の吊架部51がはめ込まれ、その両側に延びる螺旋部52,52がそれぞれ末端まで電線70に巻き付けられることによって電線70がピン碍子60に確実に固定されている。
巻付バインドは、電線を新たに敷設する場合に用いられ、また長年の使用により劣化した場合などに取り外し交換する必要がある。巻付バインドの巻き付けや取り外しは、通常、高所作業車を用いて間接活線作業によって行われる。この間接活線作業では、巻付バインド着脱に、巻付バインド着脱ダイスを取り付けた電線皮剥ぎ器(中間皮剥ぎ器とも呼ばれる。)をホットスティックなどの操作棒の先端に装着した工具が用いられることがある。
しかし、この電線皮剥ぎ器は複雑な構造を有する大型で重量のある工具であるので、複数の電線が上下左右に錯綜した狭い場所の作業では使用しづらく、これを先端に取り付けた操作棒を電線に向って常時持ち上げて作業を行うのは作業性が悪く、作業者にとっては疲労が大きいとともに、縁線での着脱が困難であるという欠点があった。また、この電線皮剥ぎ器は非常に高価であり、全高所作業車に搭載するために複数台を常備するには費用がかかるという問題があった。
前記の電線皮剥ぎ器以外にも、巻付グリップトングやバインド打器などの先端工具を操作棒の先端に装着して巻付バインドの着脱を行う方法がある。図12は、巻付グリップトング40を示しており、この工具は引き起こし爪42と円形のリング部43とを備えている。この引き起こし爪42は、巻付バインド螺旋部の末端を電線から引き外す際などに使用され、リング部43はこれに巻付バインドを挿入して電線に巻き付けるのに使用される。
しかし、この工具を用いた作業では、作業者はリング部43内に巻付バインドを単に挿し込み、いずれの部位も支持されない不安定な状態で前記リング部43が電線70回りに回動するように操作棒(不図示)を操作しなければならず、そのために大きな操作力を必要とした。このような大きな操作力によって巻付グリップトング40を操作した場合、リング部43が巻付バインド周面をすべって抜けてしまい、この工具が電線を叩いてその表面に傷を付けたり、碍子を叩いてこれを破損させることがあった。また、巻付バインドを電線に巻き付けるに当たっては、リング部43を電線の回りに約1回転する毎にリング部43を巻付バインド螺旋部の末端から引き出し、その引き出し位置から電線に対して反対側にこの工具を移した後に、再びリング部43に巻付バインドの末端を挿通させ、電線の周面に沿って回動させる操作を繰り返さなければならない。すなわち、この巻付グリップトング40では、これを巻付バインドに対し係脱する操作を繰り返さなければならない。そのため、この工具を用いたバインド線の巻き付け作業または取り外し作業には、時間がかかるという欠点があった。
また、図13はバインド打器45を示すが、この工具は、円形断面の鉄棒48の一端が基部46にその軸線に固定され、他端側が略C型状に折り曲げられ、さらに基部46寄りに鉄棒48に垂直に突出片47が設けられた構造を有しており、主に、これにホットハグラーを取り付け、電線の皮むきなどに使用される。この工具を巻付バインドの着脱に用いる場合、折り曲げ部分や突出片47に巻付バインドを係合し、操作棒の軸方向にこれを直線的に押したり手前に引いたりして用いられるものであるので、複雑な操作を行うことができず、また大型であるので、複数の電線が錯綜する狭い場所における巻付バインド着脱作業には使用しにくいという欠点がある。また、操作棒の持ち替えに当たり巻付バインドからこの工具が外れ易く、非常に作業しにくく、作業時間もかかるといった問題がある。この工具は、むしろプレフォーム巻付バインドではなく、手巻き用のバインド線の電線への着脱作業に用いるのに適したものである。
さらに、前記例示の先端工具の他にも、例えば特許文献1〜3に記載の先端工具が知られている。特許文献1記載のバインド線着脱工具は、操作棒に着脱自在に装着できる基部と、前記操作棒に対し直交する回転軸を内蔵する回動部を備え、当該回動部の先端において前記軸心回りに回動自在に設けられた支持フック部と、該支持フック部に固定された梃子軸体部とからなるものである。
この先端工具は、梃子の原理を応用して巻付バインドの着脱を行うため、操作力は小さくてすむが、電線に対して巻付バインドの巻付または取り外しを行う場合、操作棒の軸延長線と支持フック部との間が回動部の長さ分だけずれているので、作業者が操作棒に操作力を加えると、回転力が働き、電線にはめ込まれた支持フック部を中心として電線に平行であるべき前記回動部が電線から離れる方向に回転し、操作棒に加えられた操作力を効果的に巻付バインドに伝達するのが困難である。
また、特許文献2および特許文献3に記載の工具は、回転操作のみで巻付バインドの取り外しが可能である点では優れるが、これらの工具を用いる場合、駆動機能つきの操作棒やマニピュレータの先端に装着する必要があり、そのため作業が大掛かりとなるとともに工事費用もかさみ、しかもこれらは元来大型の工具で、関節活線作業用ロボットの作業アーム先端に装着して使用するものであり、複数の電線が錯綜する狭い場所では作業が困難といった問題がある。
特開2004―153900号公報 特開平11―299040号公報 特開平11−98632号公報
本発明は、前記事情を勘案し、間接活線作業用ロボットなどを用いることなく、操作棒の先端に装着することで、大きな操作力を必要としないで巻付バインドの電線への巻き付け作業および電線からの取り外し作業を容易に行うことができ、作業効率の向上が図れる小型で構造が簡単な巻付バインド着脱工具を提供することを目的とする。
本発明者は、前記背景技術の問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、操作棒の軸延長線に直角に回転軸を設け、電線の周面に当接する部分と巻付バインドに係合する部分を備えた梃子体部をこの回転軸の回りに回動可能とし、それぞれ前記回転軸を力点、前記電線周面に当接する部分を支点、前記巻付バインドに係合する部分を作用点とする梃子を形成することで、小型かつ簡単な構造を備えた巻付バインド着脱工具を得ることができるとの知見を得、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記目的は、本発明によれば、電線を碍子に固定する巻付バインドの着脱に使用される工具であって、一端が操作棒の先端に着脱自在に連結され、他端に前記操作棒の軸線に直交する第1の回転軸を備えた基部と、前記基部寄りに前記第1の回転軸を挿通する挿通穴を有し、先端側の端部に前記電線の周面に当接される半円状の切込みが形成された帯状体及び該切込みを挟むように該帯状体の端縁から垂直に突設された2本の係合部を備える梃子体部とを有し、当該梃子体部は、前記第1の回転軸によって前記操作棒の軸延長線を含む仮想平面上または当該仮想平面に略平行に近接する仮想平面上を回動可能とされるとともに、前記電線の周面に当接され、当該当接点を支点として前記巻付バインドに対し前記電線の円周方向の作用力を及ぼすようにされたことを特徴とする巻付バインド着脱工具によって達成される。
本発明の巻付バインド着脱工具における梃子体部は、これを電線の周面に沿って回動させるように操作棒を操作することで、操作棒に加えられる操作力が前記第1の回転軸を介して梃子体部に伝達され、それによって、前記当接点は電線の周面に沿って摺動し、当該摺動する当接点を支点として前記係合部分が巻付バインドに対してその巻き付け方向または取り外し方向に作用力を及ぼし、巻付バインドを電線に着脱することができる。このように梃子の原理を利用するため、本発明の着脱工具を操作するに当たり、大きな操作力を必要としない。なお、本明細書では、用語「第1の回転軸」を梃子体部を軸支する回転軸の意味で使用するものとする。
また、本発明の着脱工具における梃子体部は、第1の回転軸回りに操作棒の軸延長線を含む平面上または当該平面に略平行に近接する平面上を回動可能としたことで、操作棒に前記当接点を中心とする略水平方向の回転力が加わり、操作棒が振られて巻付バインドの巻き付け作業および取り外し作業が困難になるといった弊害も生じない。
前記基部における前記第1の回転軸またはその近傍、あるいは前記梃子体部の一端寄りに穿設された挿通穴の近傍には、回動規制手段を設け、前記第1の回転軸回りの梃子体部の回動を規制することができる。この回動規制手段は、作業者が操作棒を介して操作力を加えた場合に、初めて梃子部材が回動するように、その回動を規制するものであればよく、前記梃子体部または前記基部に取り付け可能であれば制限なく使用できる。これにより、本発明の着脱工具を操作棒先端に装着して電線の高さまで持ち上げる間などに、基部に対して梃子体部がひとりでに回動してしまうことを防止できる。
前記基部における前記第1の回転軸またはその近傍、あるいは前記梃子体部の一端寄りに穿設された挿通穴の近傍にはまた、取り付け角度調整手段を設け、当該調整手段によって梃子体部の基部に対する取り付け角度を調整できるようにしてもよい。この取り付け角度調整手段としては、前記梃子体部または前記基部に取り付け可能であれば特に制限されない。
本発明の着脱工具においては、前記の回動規制手段および取り付け角度調整手段のいずれか一方、または双方を適宜選択して前記梃子体部または前記基部に取り付けることができる。
本発明の着脱工具にはまた、梃子体部と基部との間に連結部を介在させることができる。この連結部は、一端寄りに前記梃子体部を回動可能に軸支する第1の回転軸を備えるとともに、他端寄りに該第1の回転軸の軸心に略平行な軸心を有する回転軸を備えるか、またはそのような回転軸を挿通可能な挿通穴を備え、当該回転軸を介して基部に回動可能に連結されるものである(以下、この連結部と基部との間に設けられる回転軸を、前記梃子体部を軸支する第1の回転軸に対して、「第2の回転軸」と呼ぶこととする)。
基部と梃子体部との間に連結部を設ける場合、前記第2の回転軸にもまた回動規制手段を設けることができる。この回動規制手段としては、前記第1の回転軸またはその近傍に設けられるものと同様のものを使用できる。これにより、本発明の着脱工具を操作棒先端に装着して電線の高さまで持ち上げる間などに、基部に対して連結部がひとりでに回動してしまうことを防止できる。このように連結部を梃子体部と基部との間に介在させることで、梃子体部と連結部とがそれぞれ第1および第2の回転軸によって回動可能とされ、作業者から見て電線の裏側における巻付バインドの着脱や複数の電線が錯綜する狭い場所での巻付バインドの着脱も容易に行えるという利点がある。
また、前記第2の回転軸またはその近傍の連結部もしくは基部には、取り付け角度調整手段を設けることができ、当該調整手段によって連結部の基部に対する取り付け角度を調整できるようにしてもよい。この取り付け角度調整手段としては、前記第1の回転軸またはその近傍に取り付け可能なものと同様のものが使用できる。
前記の回動規制手段および取り付け角度調整手段は、これらのいずれか一方、または双方を適宜選択して前記連結部または前記基部に取り付けることができる。
本発明の着脱工具によれば、間接活線作業用ロボットなどを用いることなく、操作棒の先端に装着して用いることができ、また梃子の原理を利用するので、小型でかつ簡単な構造で大きな操作力を必要としないで巻付バインドの電線への巻き付け作業および電線からの取り外し作業を容易に行うことができ、その結果作業効率の向上が図れる。
まず、添付の図1〜図5を参照して本発明の巻付バインド着脱工具(以下、「着脱工具」と呼ぶことがある。)における梃子体部とは異なる形態の梃子体部を備えた着脱工具の幾つかの参考例について説明する。なお、以下では、巻付バインド着脱工具において、操作棒に装着される側を「操作棒側」と呼び、操作棒側の軸線方向反対側を「先端側」と呼ぶこととする。また、以下の各図では、同一または共通の各部には同一の符号を用い、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の巻付バインド着脱工具の実施形態の一参考例を示す図であり、(a)は側面図を、(b)は正面図を示している。この図において、巻付バインド着脱工具1は基部10と、当該基部10が備える第1の回転軸15によって回動可能とされた梃子体部20とから構成される。基部10は、操作棒側(図に向って右側)が不図示の操作棒先端に装着され、先端側の端部中央から軸支片101が突設されている。
この軸支片101は、棒状ないし板状を呈しており、その断面は各種の形状をとり得るが、好ましくは、円形、楕円形、長方形または正方形などとするのがよい。この軸支片101の先端領域には、その全幅にわたりその先端から操作棒側に向って側面視コの字状の溝18が設けられる。当該溝18の対向する側壁には、基部10の軸線に直角に挿通穴181、181が対向して設けられている。2つの対向する挿通穴181、181に梃子体部20の操作棒側寄りに穿設された貫通穴211を合わせるように梃子体部20が溝18に挿し込まれ、それによって軸支片101の表裏面に貫通する穴に第1の回転軸15が挿通される。
この第1の回転軸15としては、例えばボルトの胴部を使用することができ、当該ボルトにナットを螺合することで、この第1の回転軸15を軸支片101に固定できる。
梃子体部20は、前記第1の回転軸15によって軸支された一端領域から延びる直線状部材21と、その先端から前記仮想平面上を湾曲する先端側に凸の半円弧状の湾曲部221および先端側に凹の半円弧状の湾曲部222が順次接続されたS字状部材とからなる棒状体である。直線状部材21の操作棒側の端部領域は、前記溝18に挿入される部分であり、その断面が四角形状を呈しており、その対向する面には、第1の回転軸15を挿通可能に貫通する挿通穴(不図示)が穿設されている。
2つの湾曲部221、222は、それぞれ同径であっても異径であってもよいが、好ましくは異径とされる。このS字状部材22は、前記各湾曲部が描く円の中心を結ぶ直線が前記直線状部材21の軸線と略直角となるように配置されているのが好ましい。この直線状部材21およびS字状部材22の断面形状は任意に決定できるが、通常は円形とされる。この直線状部材21またはS字状部材22の2つの湾曲部221、222のうちのいずれかが電線の周面に当接され、S字状部材の2つの湾曲部221、222のいずれかに巻付バインドが係合されることになる。なお、直線状部材21とS字状部材22とからなる梃子体部20には、電線や巻付バインドの表面を傷つけないように、その表面を軟質の被覆材料23によって被覆することができる。この被覆材料としては、公知のものが使用できる。
図2は、図1に示す参考例とは別の参考例を示す図であり、(a)が側面図を、(b)が正面図を示している。図2に示す参考例と図1に示す参考例とは、基部10と梃子体部20との間に連結部12を介在させている点、および当該連結部12を介在させるために基部10の先端側に突出片101が設けられている点で異なっており、その他の構成については本質的に変わるところはない。

基部10には、その先端側の端面に垂直に突出片101が設けられている。この突出片101には、基部10の軸心寄りにその軸線に平行に平坦面が形成されている。また、その外周に先端側に向けて基部10の軸心に近づくように湾曲した湾曲面が形成されており、この湾曲面が前記平坦面と交わっている。当該平坦面の略中央には、外周から該平坦面に貫通するねじ穴102が設けられ、これに蝶ねじ(第2の回転軸)が螺合され、当該蝶ねじ15を介して後述の連結部12が摺動可能に連結されている。
連結部12は、操作棒側に配置される取り付け片13と、先端側に配置される梃子体部20の軸支片14との2つの部分から構成される。取り付け片13は、連結部12の長さ方向に平行に前記突出片101の平坦面に対向する平坦面を有し、該平坦面の略中央には蝶ねじ15が螺合されるねじ穴131を備えている。これらの平坦面同士が、菊座金からなる取り付け角度調整手段11をはさむようにして組み合わされ、蝶ねじ15によって連結部12は基部10に摺動可能に取り付けられる。この蝶ねじ19の締め付け力を加減することによって基部10に対する連結部12の取り付け角度を調整できる。また、この第2の回転軸にさらに平ワッシャーやスプリングワッシャーなどを適宜選択して用いることで、当該回転軸は回動規制手段としても機能させることができ、連結部12がひとりでに回動しないように、連結部12の回動を規制することもできる。
軸支片14は、その先端側の端部の厚さ方向中央に梃子体部20を挿通可能な溝18が設けられており、この溝18の対向する側壁には、挿通穴181、181が設けられている。この挿通穴181に、梃子体部20の一端寄りに設けられた挿通穴211を合わせるようにして第1の回転軸15が挿通される。この第1の回転軸15によって梃子体部20は軸支され、該梃子体部20は第1の回転軸15の回りに操作棒の軸線を含む仮想平面上を回動可能とされる。この第1の回転軸15としては、前記参考例と同様に、ボルトを用いることができ、また当該回転軸15を固定するために、前記ボルトにナットを螺合できる。なお、梃子体部20については、前記参考例と同様のものを使用できる。

また、軸支片14には、前記第1の回転軸15の近傍にその軸心と略平行に回動規制手段16が設けられており、これによって梃子体部20の前記第1の回転軸15回りの回動を規制することができる。この回動規制手段16は、図2では、その内部にバネなどの弾性材(不図示)と棒状のピン(不図示)とを内蔵し、前記弾性材によって棒状のピンを回動規制手段16内より外部に押し出すように付勢されており、このピンが溝18内に挿入された梃子体部の表面を押圧することで、梃子体部20の回動を規制するものである。
この回動規制手段16の具体例としては、公知の操作ノブ付きインデックスプランジャーなどが挙げられる。なお、回動規制手段16は、梃子体部20の回動を規制する目的を達成可能なものであればこのような操作ノブ付インデックスプランジャーに限定されず、どのような構造のものであってもよい。
また、梃子体部20において第1の回転軸挿通穴181が設けられた操作棒側の端部領域に当該第1の回転軸15の軸心を中心とする円周上に一定間隔に複数の貫通穴161,161、・・を穿設しておき、それらのいずれかに前記回動規制手段16の棒状のピン(不図示)が挿通されるように構成することもできる。このような構成とすることで、回動規制手段16は、前記棒状のピンがいずれかの貫通穴161、161、・・に挿通されていない場合、梃子体部20は規制を受けながら回動し、前記ピンが貫通穴161に挿通された場合には、梃子体部20が固定された状態となる。すなわち、この回動規制手段16は、梃子体部20の連結部12に対する取り付け角度を調整する取り付け角度調整手段としても機能することになる。
参考例における回動規制手段16や前記のような取り付け角度調整手段(回動規制手段16と貫通穴161との組み合わせ)は、これらが取り付けられた軸支片14および梃子体部20を図1に示す実施形態にも適用することができ、それによって図1に示す実施形態にもこれらの手段を設けることができることは言うまでもない。
次に、図1に示す参考例について、その使用方法を説明する。電柱の腕木(または腕金)80に取り付けられたピン碍子60に巻付バインド50を用いて固定する前に、ピン碍子60上部の外周に設けられた電線吊架溝61に巻付バインドの吊架部51(図10参照、以下同じ。)を嵌め込む。次に、電線70をピン碍子60の電線吊架溝61に当接すると、巻付バインドの一方の螺旋部52(図10参照、以下同じ。)は電線70の下側から、また他方の螺旋部52は電線70の上側から巻き付け可能な状態となる。この場合、巻付バインド50は電線70の下側から巻き付け可能な螺旋部を最初に電線70に巻き付ける。
電線70に巻付バインド50の螺旋部52を巻きつける作業の支障にならない位置において、巻付バインド50を巻き付ける側の電線70を不図示の把持工具によって把持して固定する。また、巻付バインド50巻き付ける側の反対側では、電線70を巻付バインド50とともに不図示の把持工具を用いて把持し、両者を固定する。
その上で、図1に示す巻付バインド着脱工具1を用いて電線70に巻付バインド50の螺旋部52を巻き付けていく。図3は、その巻付バインドの巻付方法の概略を示している。まず、図3(a)に示すように、電線70と巻付バインド50との間の隙間に着脱工具1の梃子体部20を差し入れ、梃子体部20の背側が電線70の周面に当接し、S字状部材22の一方の半円弧状湾曲部221内に巻付バインド50を係合させる。
この状態で、巻付バインド着脱工具1が電線70を中心に反時計回りに半円を描くように(図3(a)の矢印の方向)に操作棒Aを操作すると、その操作力が第1の回転軸15を介して梃子体部20に伝達され、直線状部材21が電線70の周面を当該周面に沿って摺動する。それとともに、半円弧状の湾曲部221は、これに係合された巻付バインド50に対し作用力を及ぼし、電線70周面に巻きつける方向に巻付バインド50を捻回する(図3(b)参照)。その後、図3(c)に示すように、梃子体部20の回動限界(操作棒の軸心に対して所定の角度となり、それ以上その方向に回動できない位置)に達したところで、図面に向って右方向に着脱工具をずらして電線70と巻付バインド50とがなす隙間から取り外す(図3(d)矢印参照)。かくして、巻付バインド50の螺旋部52が約1周分電線70に巻き付けられる。
次に、図3(e)に示すように、前記隙間から取り外した着脱工具1を操作棒Aの軸心周りに180度反転させ、梃子体部20の湾曲部221を電線70の周面に当接し、巻付バインド50を他方の湾曲部222に係合させる。その状態で、梃子体部20を電線70の回りに反時計方向(図3(e)および(f)の矢印の方向)に回動させるように操作棒を操作する。この操作によって、梃子体部20の前記湾曲部221は電線周面を摺動し、湾曲部222に係合された巻付バインド50は電線70の周面に沿ってさらに巻き付けられる(図3(g)参照)。
このように梃子体部20のいずれかの部分を電線に当接し、当該部分に近接した部分を巻付バインドに係合させた状態で、梃子体部を電線の回りに回動させるように操作棒Aを操作することで、巻付バインド50の一方の螺旋部52を電線70の周面に約1周分巻き付けることができ、これを繰り返すことで、螺旋部52の末端まで巻き付けることが可能となる。
巻付バインド50における螺旋部52の末端を電線の周面に沿って密着させる末端処理は、例えば着脱工具1の梃子体部20において、S字状部材22の先端を楔状に尖らせておくことにより行うことができる。この楔の先端を電線70と巻付バインド50との間隙に差し込み、操作棒Aを操作して当該先端を電線70の周面に押し付けながら巻付バインド50を巻き付ける方向に梃子体部20を回動させることで、巻付バインドの末端を電線に沿って密着させればよい。
このように、一方の螺旋部52の巻付作業が終了したところで、他方の螺旋部52の巻付作業に取り掛かる。それまで巻付バインド50の巻き付け作業の支障とならない位置において電線70のみを把持していた不図示の把持工具を電線70から外し、電線70への巻付巻き付け作業の終了した巻付バインド50を電線70とともに把持するようにする。また、当初電線70および巻付バインド50の双方を把持した把持工具にも一旦取り外し、他方の螺旋部52側の電線において巻付バインド50の巻付作業に支障のない位置に移動し、そこで電線70のみを把持するようにする。
次に、他方の螺旋部52を電線に巻き付けるのに、前記の場合と同様に着脱工具1の梃子体部20の直線状部材21およびS字状部材22の2つの湾曲部221、222のいずれかを電線70の周面に当接し、当該当接点に近接する直線状部材または湾曲部を巻付バインドに係合させる。この状態で、梃子体部20を電線の回りに時計方向に回動させるように操作棒Aを操作することで、巻付バインド50が電線に約1周分巻き付けられる。この操作を数回繰り返し、巻付バインド50の末端に前記末端処理を施すことで、その末端まで電線70に巻き付けることができる。
次に、図4を参照して、電線からの巻付バインドの取り外し作業について説明する。本参考例の着脱工具1を用いるに当たり、梃子体部20の先端が楔状に形成されている場合には、その先端を巻付バインド50の末端と電線70との間にねじ込むことにより、予めこの末端を電線周面から引き外しておくことが好ましい。また、この引き外しは、別の先端工具を操作棒の先に取り付けて、当該先端工具を用いて行うことができる。このような別の工具としては特に限定されないが、例えば図5または図6に示す着脱工具を用いることができる。
図4(a)に示すように、本参考例のS字状部材22の湾曲部222の内周面を電線70の周面に沿ってその軸線方向に摺動させ、前記引き外された巻付バインド50と電線70との隙間に湾曲部222を差し込む。この湾曲部222を電線70の周面に当接した状態で、当該当接点を支点として巻付バインド50を電線70から引き外す方向に時計方向(図4(b)の矢印の方向)に円を描くように操作棒Aを操作する。これにより、その操作力が回転軸15を介して梃子体部20に伝達され、湾曲部222が電線70に当接された状態でその周面に沿って摺動し、それとともに、S字状部材22の湾曲部221は、これに係合された巻付バインド50を前記当接点を支点として電線70の周面から巻付バインド50を取り外す方向に捻回する(図4(b)参照)。その後、梃子体部20の回動限界に達したところで、図面に向って右方向に着脱工具を取り外す(図4(c)参照)。
次に、電線70の手前側から、湾曲部221に電線70が当接し、湾曲部222に巻付バインド5が係合するように、図面に向って右方向から電線70の軸線方向に沿って着脱工具1を差し込む。その上で、巻付バインド50を取り外す方向に電線70回りに時計方向に円を描くように操作棒Aを操作すると、第1の回転軸15回りに回動可能な梃子体部20にその操作力が伝達され、該梃子体部20は電線70の周面に沿って摺動しながら、巻付バインド50を電線70から引き外していくことができる。このように、梃子体部20のいずれかの部分を電線70の周面に当接し、当該部分に近接した部分を巻付バインドに係合し、これに作用力を及ぼす操作を繰り返すことで、巻付バインド50の一方の螺旋部52を電線70から引き外すことができる。なお、他方の螺旋部52についても同様の操作を行うことで電線70から引き外すことができる。
尚、前記図1に示す参考例の着脱工具1の代わりに図2に示す参考例のそれを用いる場合には、連結部12の第2の回転軸に付随して回動規制手段および取り付け角度調整手段を備えているので、使用時にこれらの手段を適宜活用することが可能となる。特に、連結部の基部に対する取り付け角度を調整することで、作業者から見て電線の裏側(上側)に巻付バインドの末端が位置している場合などでも、巻付バインドの着脱を容易に行える利点がある。
次に、添付の図5〜図9を参照して、本発明の巻付バインド着脱工具の実施形態をより詳細に説明する。図5は、本発明の巻付バインド着脱工具の実施形態の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図を示している。この着脱工具1は、操作棒に着脱自在に装着され、その軸線方向に平行に突設された突出片101を先端側に備えた基部10と、梃子体部20と、これらを連結する蝶ねじ(第1の回転軸)15とからなる。基部10としては、図2に示すものと同様のものが使用でき、その先端側にはその軸線に平行に突出片101が突設されている。その突出片101には、図2に示すように、その軸心寄りに平坦面が設けられ、その略中央には、蝶ねじ15を螺合可能なねじ穴102が穿設されている。
前記梃子体部30は、帯状体31と、その先端側の端部に固着された2本の係合片22、22とから構成される。帯状体31は、その操作棒側に前記蝶ねじ(第1の回転軸)15を挿通させる挿通穴311を備えている。この梃子体部30を2枚の座金111、112ではさみ、図面に向って下側から座金112、梃子体部30、座金111、菊座金からなる取り付け角度調整手段11、基部10の突出片101の順に組み合わせ、座金112側から蝶ねじ15を挿通、螺合する。このように構成することで、梃子体部30は、基部10に対してその取り付け角度を調整することができ、またその回動を規制することができる。
梃子体部30の先端側には、その端部の幅方向中央に半円状の切り込み34が設けられている。この切り込み34によって二分された帯状体31の端部には、該切り込み34を挟んで該帯状体31に直角かつ略平行に係合片32、32が立設されている。
各係合片32は、図5では、その断面形状が略矩形とされるが、断面形状は矩形に限定されず、正方形、円形または楕円形などとすることもできる。断面形状を円形または楕円形などとする場合には、2つの係合片32の対向する面は巻付バインド50に対して確実に作用力を及ぼすことができるように、平面に形成しておくのが好ましい。対向する各平面は互いに略平行とし両者の間隔を一定にしてもよく、略平行でなくともよいが、後者の場合、先端側(図面に向って左側)から操作棒側に向って両者の間隔を大きく設定するのが好ましい。
また、各係合片32は、これが当接する電線70や巻付バインド50の被覆を傷つけないように、その表面を軟質の被覆材料によって被覆することができる(図5、符号33参照)。また、各係合片32は、それぞれの先端領域を先端側(図面の左側)に向って湾曲させたり、各係合片32先端の操作棒側の端縁を面取り加工することで、表面の被覆を省略することができる(図7、符号321参照)。
図6は、本発明の着脱工具の実施形態の別の例を示す図であり、図6(a)は側面図、図6(b)は正面図を示している。本実施形態と図5に示す実施形態とは、基部10と梃子体部30との間に連結部12を介在させている点、および当該連結部12によって梃子体部30を軸支している点で異なり、その他の構成については両者は本質的に変わるところはない。この連結部12は、図2に示したものと同様のものを好適に使用できる。
本実施形態は、巻付バインドの着脱作業のうち、特に巻付バインド螺旋部の末端を電線に沿わせて密着させ、または電線から引き外す末端処理作業に好適に使用される。
次に、図5に示す実施形態の着脱工具を用いた巻付バインドの電線への巻き付け作業および電線からの取り外し作業について説明する。図8は、この着脱工具を用いた巻付バインドの電線への巻付方法を示す図である。ピン碍子60から巻付バインド50の螺旋部52の一部が電線70に巻き付けられた状態で、本実施形態の着脱工具2が用いられる。
予め、回転軸となる第1の回転軸(蝶ねじ)15を緩めて、操作棒Aに対して所定の取り付け角度となるように梃子体部30の取り付け角度を調整し、蝶ねじ15を締め付けて梃子体部30を固定する。その後、梃子体部30の半円状の切り込み34を電線70の周面に当接し、かつ巻付バインド50の末端に一方の係合片32の操作棒側の面が当接するように着脱工具2を配置する。
その後、電線70に略平行にピン碍子60より着脱工具1を見て、電線70の回りを反時計方向(図8(a)矢印の方向)に梃子体部30が回動するように操作棒Aを操作する。第1の回転軸15を介して伝達された操作力によって切り込み34は電線70の周面に沿って摺動し、それとともに一方の係合片32が巻付バインドの末端を電線70に巻き付ける方向にねじ曲げる(図8(b)参照)。この操作を繰り返し、巻付バインド50の末端が電線70の周面に密着したところで、この末端処理作業は完了する。
図9は、図5に示す実施形態の着脱工具を用いた電線からの巻付バインド末端の引き外し方法を示す図である。電線70を梃子体部30の切り込み34に差し入れ、一方の係合片32に巻付バインド50の末端が係合するように、本実施形態の着脱工具1を配置する。
その後、電線70の回りに巻付バインド50を引き外す方向(図9の矢印の方向)に梃子体部30を回動させるように操作棒を操作する。この操作力によって回転軸15の回りを梃子体部30は前記方向に回動し、巻付バインド50を電線70から引き外していく(図9(a)〜(c)参照)。必要であれば、この操作を繰り返すことで、さらに巻付バインド50を電線70から引き外すことができる。
本実施形態の着脱工具においては、基部10に対して梃子体部30の取り付け角度を調整した後は、回転軸15回りに梃子体部30を回動させないようにする、すなわち梃子体部30を回転軸15回りに回動させるのは取り付け角度調整時のみとすることができるが、巻付作業時または取り外し作業時においても回転軸15回りに梃子体部30が回動するようにしてもよい。その場合、梃子体部30が自在に回動しないように、公知のボールブランジャーなどを用いて梃子部味30がある程度の力が加わらなければ回動しないようにしておくのが好ましい。
以上説明したように、本発明の着脱工具を操作棒の先端に装着して用いることができるので、間接活線作業用ロボットなどを用いる必要がなく、また梃子の原理を利用するので、大きな操作力を必要としないで巻付バインドの電線への巻き付け作業および電線からの取り外し作業を容易に行うことができ、その結果作業効率の向上が図れる。また、梃子体部には、電線の周面に当接する当接点とこれに近接して巻付バインドに係合する係合部分を備えれていればよく、小型でかつ簡単な構造とすることができる。
本発明の巻付バインド着脱工具は、間接活線作業においてピン碍子に電線(配電線)を固定するに際して、プレフォーム巻付バインドを用いて前記電線をピン碍子に固定し、またはピン碍子から取り外すのに有効に使用できる。
本発明の巻付バインド着脱工具の一参考例を示す図である。 図1に示す参考例とは別の参考例を示す図である。 図1の参考例に示す巻付バインド着脱工具を用いた巻付バインドの巻付方法の概略を示す図である。 図1の参考例に示す巻付バインド着脱工具を用いた巻付バインドの取り外し方法の概略を示す図である。 本発明の巻付バインド着脱工具の実施形態の一例を示す図である。 本発明の巻付バインド着脱工具の実施形態の別の例を示す図である。 梃子体部の先端の形状を示す図である。 図5に示す実施形態の着脱工具を用いた巻付バインドの電線への巻付方法の概略を示す図である。 図5に示す実施形態の着脱工具を用いた巻付バインドの電線からの取り外し方法の概略を示す図である。 プレフォーム巻付バインドの形状を示した正面図である。 プレフォーム巻付バインドを用いたピン碍子への電線の固定状態を示す斜視図である。 巻付グリップトングの正面図である。 バインド打器の正面図である。
符号の説明
1 巻付バインド着脱工具
10 連結部
101 突出片
102 挿通穴
11 取り付け角度調整手段(菊座金)
111、112 座金
12 連結部
13 取り付け片
14 軸支片
15 第1の回転軸
16 回動規制手段(貫通穴161との組み合わせにて、取り付け角度調整手段としても機能)
161 貫通穴
18 梃子体部挿通用溝
181 挿通穴
19 第2の回転軸(蝶ねじ)
20 梃子体部
21 直線状部材
211 貫通穴
22 S字状部材
23 被覆材料
30 梃子体部
31 直線状部材
311 挿通穴
32 S字状部材
33 被覆材料
34 切り込み
50 巻付バインド
60 ピン碍子
61 腕金
70 電線
A 操作棒



Claims (6)

  1. 電線を碍子に固定する巻付バインドの着脱に使用される工具であって、
    一端が操作棒の先端に着脱自在に連結され、他端に前記操作棒の軸線に直交する第1の回転軸を備えた基部と、
    前記基部寄りに前記第1の回転軸を挿通する挿通穴を有し、先端側の端部に前記電線の周面に当接される半円状の切込みが形成された帯状体及び該切込みを挟むように該帯状体の端縁から垂直に突設された2本の係合部を備える梃子体部とを有し、
    当該梃子体部は、前記第1の回転軸によって前記操作棒の軸延長線を含む仮想平面上または当該仮想平面に略平行に近接する仮想平面上を回動可能とされるとともに、前記電線の周面に当接され、当該当接点を支点として前記巻付バインドに対し前記電線の円周方向の作用力を及ぼすようにされたことを特徴とする巻付バインド着脱工具。
  2. 前記梃子体部の回動は、回動規制手段によって規制されてなる請求項に記載の巻付バインド着脱工具。
  3. 前記梃子体部は、取り付け角度調整手段によってその前記基部に対する取り付け角度が調整されるものである請求項1または2に記載の巻付バインド着脱工具。
  4. 一端寄りに前記梃子体部を回動可能に軸支する前記第1の回転軸を備えるとともに、他端寄りに第2の回転軸を備え、これを介して前記基部と回動可能に連結される連結部がさらに設けられてなる請求項1〜のいずれか1項に記載の巻付バインド着脱工具。
  5. 前記第2の回転軸回りの前記連結部の回動は、回動規制手段によって規制されてなる請求項に記載の巻付バインド着脱工具。
  6. 前記連結部は、取り付け角度調整手段によってその前記基部に対する取り付け角度が調整されるものである請求項4または5に記載の巻付バインド着脱工具。
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