JP2016019311A - コッターピン用間接活線先端工具 - Google Patents

コッターピン用間接活線先端工具 Download PDF

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Abstract

【課題】 間接活線工法で容易かつ確実にコッターピンを取り外し可能にする。【解決手段】 2つの棒体2、2が、交差しかつ交差点を軸に開閉自在に配設され、交差点から一端までを駆動側12、交差点から他端までを従動側13とし、駆動側12に、ヤットコ120に着脱自在に装着される装着部3が設けられ、従動側13の先端側に、ヤットコ120の開閉に連動して開閉し、コッターピン201から突出した割りピン202を把持可能な割りピン把持部4が設けられ、従動側13の割りピン把持部4と交差点との間に、ヤットコ120の開閉に連動して開閉し、コッターピン201の周囲を囲むようにしてコッターピン201を把持するコッターピン把持部5が設けられている。【選択図】 図1

Description

この発明は、間接活線工具(ホットスティック・絶縁棒)の先端に取り付けられる間接活線先端工具に関し、特に、コッターピンを着脱するために使用されるコッターピン用間接活線先端工具に関する。
近年、安全性をより確保するために、間接活線工具を用いて通電状態のままで作業を行う間接活線工法が、多く採用されている。しかしながら、従来、高圧耐張碍子の取り替え作業などにおいて、コッターピンと割りピン(コッターピンの抜け止め用のピン)を着脱するための間接活線先端工具がなかったため、間接活線工法が行えず、直接活線作業または停電作業を行わなければならなかった。
このため、絶縁操作具を用いてコッターピンと割ピンの抜き挿し作業をワンタッチで行える、というコッターピン着脱工具が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。このコッターピン着脱工具は、絶縁操作棒を操作して、コッターピン把持部の溝部材にコッターピンの頭部を進入させ、さらに前進させて、コッターピンの頭部を拡幅部の位置に把持させ、さらにまた前進させて、割ピン係合突起を割ピンの頭部環に挿入する。次に、コッターピン着脱工具を後退させて割ピンを引き抜き、さらに、コッターピンを引き抜く方向にコッターピン着脱工具を移動させて、コッターピンを引き抜くものである。
特開2012−253882号公報
しかしながら、特許文献1のコッターピン着脱工具では、構造が複雑で操作も煩雑となる。すなわち、まず、割ピンの小さい頭部環に割ピン係合突起が挿入するように、コッターピン把持部の溝部材にコッターピンの頭部を進入させたり、さらに前進させたりしなければならず、煩雑で絶縁操作棒を正確に操作する必要があり、熟練を要し、しかも、多大な労力を要する。さらに、絶縁操作棒を操作できる方向が、コッターピンの軸方向とその直交方向に制限されるため、作業がしづらく、コッターピンの配設方向や作業者の位置などによっては、絶縁操作棒の操作が困難でコッターピンの取り外しができないおそれがある。
そこでこの発明は、間接活線工法で容易かつ確実にコッターピンを取り外し可能にする、コッターピン用間接活線先端工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、棒状で先端にヤットコが配設された間接活線工具に着脱自在に取り付けられ、ピン状で一端部にツバが設けられ他端部側にピン孔が設けられたコッターピンと、前記ピン孔に挿入されて前記コッターピンの抜けを防止する割りピンとを、着脱するためのコッターピン用間接活線先端工具であって、2つの棒体が、交差しかつ交差点を軸に開閉自在に配設され、前記交差点から一端までを駆動側、前記交差点から他端までを従動側とし、前記駆動側に、前記ヤットコに着脱自在に装着される装着部が設けられ、前記従動側の先端側に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンから突出した前記割りピンを把持可能な割りピン把持部が設けられ、前記従動側の前記割りピン把持部と前記交差点との間に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンの周囲を囲むようにして前記コッターピンを把持するコッターピン把持部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明によれば、駆動側の装着部をヤットコに装着し、ヤットコを開閉させて割りピン把持部で、コッターピンから突出した割りピンを把持して、割りピンをコッターピンから引き抜く。また、ヤットコを開閉させてコッターピン把持部で、コッターピンを把持してコッターピンを引き抜く。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコッターピン用間接活線先端工具において、前記2つの棒体が開閉する面から突出するように、前記割りピン把持部が曲げられている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のコッターピン用間接活線先端工具において、前記割りピン把持部の把持面には、前記割りピンが嵌合する凹状の嵌合部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3に記載のコッターピン用間接活線先端工具において、前記割りピン把持部の先端部は、前記割りピンの頭部環内に挿入可能となっている、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4に記載のコッターピン用間接活線先端工具において、前記コッターピン把持部には、前記コッターピンを把持した状態で前記ツバを収容可能な窪んだ収容部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヤットコを開閉させて、割りピン把持部で割りピンを把持して割りピンを引き抜き、コッターピン把持部でコッターピンを把持してコッターピンを引き抜くだけでよい。しかも、割りピンとコッターピンとを割りピン把持部とコッターピン把持部とで、それぞれ別に引き抜くため、操作・作業がしやすく、コッターピンの配設方向や作業者の位置などに応じた操作・作業が可能となる。この結果、容易かつ確実にコッターピンを取り外すことが可能となる。さらに、割りピン把持部が、コッターピンから突出した割りピンを把持可能となっているため、より確実に割りピンを把持して引き抜くことが可能で、また、コッターピン把持部が、周囲を囲むようにしてコッターピンを把持するようになっているため、より確実、強固にコッターピンを把持して引き抜くことが可能となる。
請求項2の発明によれば、2つの棒体が開閉する面から突出するように、割りピン把持部が曲げられているため、先端部が曲がったピンセットのように使い勝手がよく、コッターピンの配設方向や作業者の位置などに応じて、より容易かつ確実に割りピンを把持して引き抜くことが可能となる。
請求項3の発明によれば、割りピン把持部の把持面に、割りピンが嵌合する嵌合部が設けられているため、より確実、強固に割りピンを把持して引き抜くことが可能となる。
請求項4の発明によれば、割りピン把持部の先端部を割りピンの頭部環内に挿入して、割りピンをコッターピンから引き出して把持しやすくしたり、割りピンをコッターピンから直接引き抜いたりすることが可能である。この結果、より容易かつ確実に割りピンを引き抜くことが可能となる。
請求項5の発明によれば、コッターピン把持部でコッターピンを把持した状態で、コッターピンのツバをコッターピン把持部の収容部に収容可能なため、より確実かつ安定してコッターピンを引き抜くことが可能となる。
この発明の実施の形態に係るコッターピン用間接活線先端工具を示す正面図(a)と側面図(b)である。 図1のコッターピン用間接活線先端工具の割りピン把持部で割りピンを把持している状態を示す図である。 図2の割りピン把持部の把持面を示す図である。 図1のコッターピン用間接活線先端工具のコッターピン把持部でコッターピンを把持している状態を示す図である。 この発明の実施の形態における高圧耐張碍子の取り替え作業を示す図である。 図6の作業におけるコッターピンを示す図(a)と割りピンを示す(b)である。 図6の作業におけるコッターピンと割りピンとの取り付け状態を示す図である。 図7におけるコッターピンに対する割りピンの取り付け状態を示す図である。 この発明の実施の形態における間接活線工具を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図9は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係るコッターピン用間接活線先端工具1を示す正面図(a)と側面図(b)である。このコッターピン用間接活線先端工具1は、間接活線工具100に着脱自在に取り付けられ、コッターピン201と割りピン202とを着脱するための先端工具である。
ここで、この実施の形態では、図5に示すように、高圧耐張碍子210、210同士を連結するコッターピン201を着脱対象とする場合について、主として説明する。コッターピン201は、図6(a)に示すように、ピン状(円柱状)で一端部に円板状のツバ201aが設けられ、他端部側にピン孔201bが設けられている。割りピン202は、図6(b)に示すように、線材を2つに折り重ねたようなピンで、折り曲げた頭部202aが円環状に形成され、一方の直線部に外側に突出した凸部202bが形成されている。
そして、図7に示すように、2つの高圧耐張碍子210、210の連結金具211、211同士を重ねた状態で、連結金具211のコッターピン孔211aにコッターピン201が挿入され、図8に示すように、割りピン202がコッターピン201のピン孔201bに挿入されて、コッターピン201の抜けが防止されている。このような割りピン202は、把持して線材間を閉じる(縮める)ことでコッターピン201から引き抜けるようになっている。
また、間接活線工具100とは、通電状態のままで作業を行う間接活線工法で用いられる工具、つまり、高圧耐張碍子210や電気機器などに作業者が直接接することなく作業を行うための工具であり、概略次のような構成となっている。
すなわち、図9に示すように、棒状で先端にヤットコ120が配設された工具であり、把持工具本体110と、ヤットコ120とを有している。把持工具本体110は絶縁性の棒体で、上端部には、金属製の支持具111が取付けられている。この支持具111の上部には、ヤットコ120を構成する可動アーム112、113が支持ピン(図示せず)を介して揺動可能に支持され、この可動アーム112、113は、操作ロッド114の上端部に連結されている。
一方、把持工具本体110には、レバー115が揺動可能に支持され、このレバー115の上端部には、操作ロッド114の下端部がピン連結されている。そして、レバー115を矢印F1方向に操作することによって、第1の可動アーム112および第2の可動アーム113(ヤットコ120)が、矢印F2方向に互いに進退動(回動)するものである。
コッターピン用間接活線先端工具1は、図1に示すように、全体がラジオペンチ状で、2つの棒体2、2が交差して配設され、かつ交差点である開閉軸11を軸にして、棒体2、2が開閉自在に配設されている。ここで、開閉軸11(交差点)から棒体2、2の一端(下端)までを駆動側12、開閉軸11から棒体2、2の他端(上端)までを従動側13とする。
駆動側12に、ヤットコ120に着脱自在に装着される装着部3が設けられている。この装着部3は、コッターピン用間接活線先端工具1をヤットコ120に着脱自在に装着するためのものであり、装着筒31とツマミ32とを備え、両棒体2、2の駆動側12の端部に回動自在に配設されている。装着筒31は、少なくとも下面が開放・開口された筒体で、下方からヤットコ120の可動アーム112、113の先端部を挿入できるようになっている。また、この装着筒31は、開閉軸11と平行な回転軸33を軸にして、回動自在に各棒体2に配設されている。ツマミ32は、装着筒31の側面に螺合されたネジで、このツマミ32を締め付けることで、可動アーム112、113の先端部が装着筒31に固定され、ツマミ32を緩めることで、可動アーム112、113の先端部が装着筒31から取り外せるようになっている。
そして、装着部3がヤットコ120に装着されて、ヤットコ120が開閉することで棒体2、2の駆動側12が開閉し、これに連動して従動側13、つまり、後述する割りピン把持部4とコッターピン把持部5とが開閉するようになっている。
従動側13の先端側に、ヤットコ120の開閉に連動して開閉し、コッターピン201から突出した割りピン202を把持可能な割りピン把持部4が設けられている。この割りピン把持部4は、ラジオペンチのくわえ部に位置し、棒体2、2の従動側13の先端側で構成され、図8に示すように、コッターピン201から突出した割りピン202の端部を、例えば図2に示すようにして把持できるように、細長く延びて形成されている(幅や厚み、長さが設定されている。)。
この割りピン把持部4は、2つの棒体2、2が開閉する面から突出するように、曲げられている。すなわち、後述するコッターピン把持部5との境4aから曲げられて、2つの棒体2、2を含む面(棒体2、2の側面)に対して斜めに突出するように形成されている。この曲げ角度は、コッターピン201の配設方向や作業者の位置などに応じて、割りピン把持部4で割りピン202を把持しやすいように設定されている。
また、割りピン把持部4の把持面(内面)には、図3に示すように、割りピン202が嵌合する凹状の嵌合部41が形成されている。この嵌合部41は、割りピン202が嵌合するように、その幅や深さが設定され、棒体2、2の長手方向(垂直方向)に延びるように形成されている。これにより、図8に示すように、上下方向に延びている割りピン202の真下から割りピン202を把持する際に、割りピン202が嵌合部41に適正に嵌合するようになっている。さらに、割りピン把持部4の把持面の全面には、滑り止めの凹凸(ギザギザ)42が形成されている。
このような割りピン把持部4の先端部43は、割りピン202の頭部202aの環内に挿入可能となっている。すなわち、割りピン把持部4の先端部43(棒体2、2の従動側13の先端部)の断面形状は、割りピン202の頭部202aの環内に挿入できるように設定されている。ここで、割りピン把持部4の先端部43以降の部分(根元部)については、頭部202aの環内に挿入できないように断面形状が設定されている。
一方、従動側13の割りピン把持部4と開閉軸11との間に、ヤットコ120の開閉に連動して開閉し、コッターピン201の周囲を囲むようにしてコッターピン201を把持するコッターピン把持部5が設けられている。このコッターピン把持部5は、ラジオペンチの刃部に位置し、棒体2、2の従動側13の中央部で構成されている。すなわち、図1に示すように、棒体2、2の従動側13の中央部に向かい合うように、内円弧状で滑り止めの凹凸(ギザギザ)を有する把持面51が形成されて、コッターピン把持部5が構成されている。この把持面51の形状は、図4に示すように、コッターピン201を把持した際にコッターピン201と面的に接して、コッターピン201の周囲を囲むように、設定されている。
また、コッターピン把持部5には、コッターピン201を把持した状態でツバ201aを収容可能な窪んだ収容部52が設けられている。すなわち、把持面51の周囲が外側よりも凹状に窪んで扇状の収容部52が形成され、コッターピン201のツバ201a近くを把持した状態でツバ201aが収容部52に収容されるように、収容部52の平面形状が設定されている。
次に、このような構成のコッターピン用間接活線先端工具1による、コッターピン201と割りピン202の着脱方法などについて説明する。ここで、高圧耐張碍子210、210を下方から取り替える場合について説明する。
まず、図5に示すように、ストレインロッド(間接活線張線器)220によって電線230、230間および高圧耐張碍子210、210間の張力を緩める。ここで、図中符号240は、充電部の露出を防止するための絶縁シートである。次に、間接活線工具100にコッターピン用間接活線先端工具1を取り付け、図2に示すように、ヤットコ120を開閉させて割りピン把持部4で割りピン202を把持し、割りピン202をコッターピン201から引き抜く。
この際、下方から割りピン202を把持しやすいように、かつ、割りピン202が嵌合部41に適正に嵌合するように、図8に示すように、割りピン202を上下方向に延ばして頭部202aを下方に向けるとよい。具体的には、コッターピン把持部5でコッターピン201を把持して、コッターピン201および割りピン202を回転させる。さらに、割りピン202の頭部202a近くを把持しやすいように、割りピン把持部4の先端部43を割りピン202の頭部202aの環内に挿入して、割りピン202を少し引き出し、割りピン202の頭部202a近くをコッターピン201から露出させる。あるいは、可能な場合には、割りピン把持部4の先端部43を割りピン202の頭部202aの環内に挿入して、そのまま割りピン202をコッターピン201から引き抜いてもよい。
次に、図4に示すように、ヤットコ120を開閉させてコッターピン把持部5で、コッターピン201のツバ201a近くを把持して、コッターピン201を連結金具211から引き抜く。この際、コッターピン201のツバ201a近くが連結金具211から露出していない場合には、コッターピン201の反ツバ201a側を叩いて露出させる。また、コッターピン把持部5でコッターピン201のツバ201a近くを把持することで、ツバ201aが収容部52に収容され、ツバ201aが収容部52に係合した状態でコッターピン201が安定して引き抜かれる。
このようにして、コッターピン201と割りピン202を取り外して高圧耐張碍子210、210を取り替えた後に、再びコッターピン201と割りピン202を取り付けるには、取り外し作業と逆の作業を行えばよい。すなわち、コッターピン把持部5でコッターピン201を把持して、連結金具211のコッターピン孔211aに挿入し、割りピン把持部4で割りピン202を把持して、割りピン202をコッターピン201のピン孔201bに挿入すればよい。
以上のように、このコッターピン用間接活線先端工具1によれば、ヤットコ120を開閉させて、割りピン把持部4で割りピン202を把持して割りピン202を引き抜き、コッターピン把持部5でコッターピン201を把持してコッターピン201を引き抜くだけでよい。しかも、割りピン202とコッターピン201とを割りピン把持部4とコッターピン把持部5とで、それぞれ別に引き抜くため(間接活線工具100を正確に操作する必要がないため)、操作・作業がしやすく、コッターピン201の配設方向や作業者の位置などに応じた操作・作業が可能となる。この結果、容易かつ確実にコッターピン201を取り外すことが可能となる。
さらに、割りピン把持部4が、コッターピン201から突出した割りピン202を把持可能となっているため、より確実に割りピン202を把持して引き抜くことが可能で、また、コッターピン把持部5が、周囲を囲むようにしてコッターピン201を把持するようになっているため、より確実にコッターピン201を把持して引き抜くことが可能となる。
また、2つの棒体2、2が開閉する面から突出するように、割りピン把持部4が曲げられているため、先端部が曲がったピンセットのように使い勝手がよく、コッターピン201の配設方向や作業者の位置などに応じて、より容易かつ確実に割りピン202を把持して引き抜くことが可能となる。また、割りピン把持部4の把持面に、割りピン202が嵌合する嵌合部41が設けられているため、より確実、強固に割りピン202を把持して引き抜くことが可能となる。
さらに、割りピン把持部4の先端部43を割りピン202の頭部202aの環内に挿入して、割りピン202をコッターピン201から引き出して把持しやすくしたり、割りピン202をコッターピン201から直接引き抜いたりすることが可能である。この結果、より容易かつ確実に割りピン202を引き抜くことが可能となる。
一方、コッターピン把持部5でコッターピン201を把持した状態で、コッターピン201のツバ201aをコッターピン把持部5の収容部52に収容可能なため、より確実かつ安定してコッターピン201を引き抜くことが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、割りピン把持部4とコッターピン把持部5とが接近・隣接して設けられているが、作業環境・作業条件などに応じて、割りピン把持部4とコッターピン把持部5とを離隔して設けてもよい。また、コッターピン把持部5に対する割りピン把持部4の曲げ角度を調整自在にしてもよい。
1 コッターピン用間接活線先端工具
11 開閉軸(交差点)
12 駆動側
13 従動側
2 棒体
3 装着部
4 割りピン把持部
41 嵌合部
42 凹凸
43 先端部
5 コッターピン把持部
51 把持面
52 収容部
100 間接活線工具
110 把持工具本体
120 ヤットコ
201 コッターピン
201a ツバ
201b ピン孔
202 割りピン
202a 頭部
210 高圧耐張碍子
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、棒状で先端にヤットコが配設された間接活線工具に着脱自在に取り付けられ、ピン状で一端部にツバが設けられ他端部側にピン孔が設けられたコッターピンと、前記ピン孔に挿入されて前記コッターピンの抜けを防止する割りピンとを、着脱するためのコッターピン用間接活線先端工具であって、2つの棒体が、交差しかつ交差点を軸に開閉自在に配設され、前記交差点から一端までを駆動側、前記交差点から他端までを従動側とし、前記駆動側に、前記ヤットコに着脱自在に装着される装着部が設けられ、前記従動側の先端側に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンから突出した前記割りピンを把持可能な割りピン把持部が設けられ、前記従動側の前記割りピン把持部と前記交差点との間に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンの周囲を囲むようにして前記コッターピンを把持するコッターピン把持部が設けられ、該コッターピン把持部には、前記コッターピンを把持した状態で前記ツバを収容可能な窪んだ収容部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヤットコを開閉させて、割りピン把持部で割りピンを把持して割りピンを引き抜き、コッターピン把持部でコッターピンを把持してコッターピンを引き抜くだけでよい。しかも、割りピンとコッターピンとを割りピン把持部とコッターピン把持部とで、それぞれ別に引き抜くため、操作・作業がしやすく、コッターピンの配設方向や作業者の位置などに応じた操作・作業が可能となる。この結果、容易かつ確実にコッターピンを取り外すことが可能となる。さらに、割りピン把持部が、コッターピンから突出した割りピンを把持可能となっているため、より確実に割りピンを把持して引き抜くことが可能で、また、コッターピン把持部が、周囲を囲むようにしてコッターピンを把持するようになっているため、より確実、強固にコッターピンを把持して引き抜くことが可能となる。また、コッターピン把持部でコッターピンを把持した状態で、コッターピンのツバをコッターピン把持部の収容部に収容可能なため、より確実かつ安定してコッターピンを引き抜くことが可能となる。

Claims (5)

  1. 棒状で先端にヤットコが配設された間接活線工具に着脱自在に取り付けられ、ピン状で一端部にツバが設けられ他端部側にピン孔が設けられたコッターピンと、前記ピン孔に挿入されて前記コッターピンの抜けを防止する割りピンとを、着脱するためのコッターピン用間接活線先端工具であって、
    2つの棒体が、交差しかつ交差点を軸に開閉自在に配設され、前記交差点から一端までを駆動側、前記交差点から他端までを従動側とし、
    前記駆動側に、前記ヤットコに着脱自在に装着される装着部が設けられ、
    前記従動側の先端側に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンから突出した前記割りピンを把持可能な割りピン把持部が設けられ、
    前記従動側の前記割りピン把持部と前記交差点との間に、前記ヤットコの開閉に連動して開閉し、前記コッターピンの周囲を囲むようにして前記コッターピンを把持するコッターピン把持部が設けられている、
    ことを特徴とするコッターピン用間接活線先端工具。
  2. 前記2つの棒体が開閉する面から突出するように、前記割りピン把持部が曲げられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコッターピン用間接活線先端工具。
  3. 前記割りピン把持部の把持面には、前記割りピンが嵌合する凹状の嵌合部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のコッターピン用間接活線先端工具。
  4. 前記割りピン把持部の先端部は、前記割りピンの頭部環内に挿入可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコッターピン用間接活線先端工具。
  5. 前記コッターピン把持部には、前記コッターピンを把持した状態で前記ツバを収容可能な窪んだ収容部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコッターピン用間接活線先端工具。
JP2014138935A 2014-07-04 2014-07-04 コッターピン用間接活線先端工具 Active JP5848410B1 (ja)

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