JP6339055B2 - ストランド折り曲げ治具、及びストランド折り曲げ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ等に備えられるワイヤロープのストランドの端部を折り曲げる際に用いられるストランド折り曲げ治具、及びストランド折り曲げ方法に関する。
一般に、エレベータ等に備えられるワイヤロープは、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。撚り合わせを解除されたストランドの端部は、それぞれが折り曲げられた状態でロープソケットに収納されて固定される。特許文献1には、ストランドの端部を折り曲げるためのストランド折り曲げ治具が記載されている。
この特許文献1には、「ワイヤロープを形成する複数本のストランドの端部のそれぞれを、ソケットを固定するために折り曲げる際に用いられるストランド折り曲げ治具において、筒状部材と、この筒状部材に挿入され、前記筒状部材から突出可能な一方の端部に前記ストランドを係止可能な係止部を有し、外周にねじ部を形成した棒状部材と、前記係止部の反対側に位置する棒状部材に形成された前記ねじ部に螺合するナットとを備えたこと」が記載されている。
特開2015−21997号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたストランド折り曲げ治具では、ストランドの端部を十分に折り曲げることができず、折り曲げられた部分が拡がっている場合があった。このような折り曲げが十分でないストランドでは、ロープソケットへの収納を円滑に行えないという問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、ストランドの端部を十分に折り曲げることができるストランド折り曲げ治具、及びストランド折り曲げ方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のストランド折り曲げ治具は、ストランドの端部を係合するための係合部を有するフック部材と、係合部にストランドの端部を係合させた状態でフック部材を移動させる移動部と、フック部材が移動する方向と直交する方向に移動して、ストランドの端部を押圧する押圧部と、を備える。
また、本発明の目的を達成するため、本発明のストランド折り曲げ方法は、ワイヤロープを構成するストランドの端部を折り曲げる際に用いられるストランド折り曲げ治具をワイヤロープが収納されているドラムに固定し、電動工具を用いて、ストランド折り曲げ治具のストランドの端部を係合するための係合部を有するフック部材を移動させた後、電動工具を用いて、ストランド折り曲げ治具のフック部材が移動する方向と直交する方向に移動してストランドの端部を押圧する押圧部を、フック部材が移動する方向と直交する方向に移動させることにより、ストランドの端部を折り曲げる。
本発明のストランド折り曲げ治具、及びストランド折り曲げ方法によれば、ストランドの端部を十分に折り曲げることができ、ロープソケットへの収納を円滑に行うことができる。
本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具の概略構成を示す上面図である。 本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具の概略構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ方法を説明するための図である(その1)。 本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ方法を説明するための図である(その2)。 本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具をワイヤロープが巻回されたロープドラムに固定した際の側面図である。 折り曲げたストランドの端部にロープソケットを固定する作業を説明するための図である。
以下、本発明のストランド折り曲げ治具及びストランド折り曲げ方法の実施の形態例について、図1〜図7を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
まず、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるストランド折り曲げ治具20の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のストランド折り曲げ治具20の概略構成を示す上面図である。
図1に示すように、本例のストランド折り曲げ治具20は、長方形状の平板からなるベース部材10の面上に種々の部材を配置することにより構成されている。なお、ベース部材10の周端部には、後述するロープドラムに固定するための接続具を取り付けるための複数の貫通孔101が形成されている。
ベース部材10上には、移動部として、ストランド30を係合させるための係合部を有するフック部材1と、このフック部材1に固定されためねじ部材2と、めねじ部材2に螺合する軸ボルト3と、が配置されている。
フック部材1は、ベース部材10の中央部において、ベース部材10の長手方向に沿って配置されている。フック部材1は、長方形状の平板部材で構成されており、ベース部材10の平面に対して、フック部材1の側面が垂直になるようにして配置される。また、ベース部材10の面上には、フック部材1の移動をガイドするためのプレート状のフックガイド部材9が、フック部材1の両側面を挟むようにして立設されている。
フック部材1の先端には、係合部としての凹部1aが設けられている。凹部1aは、フック部材1の上端部を切り欠くことにより形成されている。
めねじ部材2は、立方体状の部材で構成されており、その一面がフック部材1の後端の側面に固定されている。めねじ部材2の中央部には、軸ボルト3を挿通させるための孔2aが形成されている。孔2aの内側には、軸ボルト3と螺合するためのめねじ部が形成されている。
軸ボルト3は、軸部3aと頭部3bで構成されており、軸部3aの外周面にはめねじ部材2のめねじ部と螺合するためのおねじ部が形成されている。
ベース部材10の後端部の面上には、軸ボルト3を支持するためのプレート状の軸ボルト支持部材11が立設されている。軸ボルト支持部材11には、軸ボルト3を挿通させるための孔11aが形成され、軸ボルト3の軸部3aの後端側を支持する。孔11aの径は、軸部3aの径よりも大きくなるように形成されており、軸ボルト3の先端が、軸ボルト支持部材11に支持された状態で、上下方向に揺動可能に構成されている。
軸ボルト3は、軸部3aを軸ボルト支持部材11の孔11a及びめねじ部材2の孔2aに挿通された状態で、軸ボルト支持部材11に支持されている。このとき、軸ボルト3の軸部3aの先端がベース部材10の中央付近に位置し、頭部3bがベース部材10の後端側に位置する。また、軸ボルト3の軸部3aは、フック部材1と平行になるように配置されている。
軸ボルト支持部材11から突出した軸ボルト3の頭部3bに電動工具12を連結して、電動工具12を駆動することによって軸ボルト3の軸部3aを回転させる。これにより、おねじ部3aと螺合しためねじ部材2が軸ボルト3の軸部3a上を移動する。めねじ部材2の移動に伴い、めねじ部材2に固定されたフック部材1がベース部材10の長手方向に沿って移動する。
ベース部材10の先端部には、ストランド30を引き込むための引込み口6が形成されている。引き込み口6は、ストランド30を引き込むための開口部6aを有し、開口部6aの近傍には、引込み口6に引き込まれるストランド30を曲線的に折り曲げるための曲線ガイド部材5が設けられている。曲線ガイド部材5は、外側から内側に向かって径が小さくなる曲率を有する2枚の湾曲部材を、開口部6aを挟んで対向するように配置して構成されている。また、曲線ガイド部材5には、引き込み口6に引き込まれるストランド30の一部を保持するための上下ガイド部材4が設けられている。
曲線ガイド部材5よりもベース部材10の後端側には、フック部材1とストランド30を挿通するための空間部14を有するプレート状のガイド部材7が設けられている。調整部材としてのガイド部材7は、フック部材1と直交するようにして、ベース部材10の面上に立設されている。
ガイド部材7よりもベース部材10の後端側には、フック部材1によりガイド部材7の空間部14から引き込まれたストランド30を押圧するための押圧部としての押圧機構8が設けられている。押圧機構8は、ガイド部材7に隣接する位置に設けられ、フック部材1の移動方向と直交する方向に移動可能に構成されている。
押圧機構8は、プレート部材で構成された固定部17と、固定部17とほぼ同じ形状のプレート部材で構成された押圧体18と、軸部19aと頭部19bで構成されたボルト部19と、で構成されている。固定部17には、ボルト部19の軸部19aを挿通させるための孔17aが上下方向に2つ設けられており、孔17aの内側には、ボルト部19と螺合するためのめねじ部が形成されている。固定部17は、ベース部材10の面上に立設されるとともに、ガイド部材7の側面と直交する状態で、ガイド部材7に固定されている。
押圧体18にも、ボルト部19の軸部19aを挿通させるための孔18aが上下方向に2つ設けられている。孔18aの径は、ボルト部19の軸部19aの径よりも大きくなるように形成されており、押圧体18は、ボルト部19に遊貫状態で支持されている。
ボルト部19の軸部19aの外周面には、固定部17のめねじ部と螺合するためのおねじ部が形成されている。また、ボルト部19の頭部19bの径は、軸ボルト3の頭部3bの径と同じ大きさで形成されている。これにより、押圧機構8を動かす際には、フック部材1を移動させる際に用いた電動工具12を使用することができる。
押圧体18をボルト部19の軸部19aに挿通させた状態で、ボルト部19の軸部19aの先端を固定部17の孔17aに螺合させる。このとき、ボルト部19の軸部19aは、軸ボルト3の軸部3aと直交した状態で配置される。また、固定部17と押圧体18は、2本のボルト部19によって対向した状態に支持されている。
電動工具12を押圧体18から突出したボルト部19の頭部19bに連結し、電動工具12を駆動することにより、ボルト部19の軸部19aを回転させる。これにより、ボルト部19が螺進して、押圧体18が固定部17に近づくように移動する。すなわち、軸部19aを回転させることにより、押圧体18をフック部材1の移動方向と直交する方向に移動させることができる。
図2は、本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具20の概略構成を示す側面図である。
図2に示すように、本例のストランド折り曲げ治具20の軸ボルト3は、軸ボルト3の軸部3aがベース部材10の上面と平行な状態で、軸ボルト支持部材11の上部に保持されている。従って、軸ボルト3の軸上を移動するフック部材1は、ベース部材10の上面から一定の距離を隔てた状態で、フックガイド部材9にガイドされながら、ベース部材10の長手方向に沿って移動する。
曲線ガイド部材5には、フック部材1の先端と同じ高さの位置に、挿通ガイド部材としての上下ガイド部4が設けられている。上下ガイド部4には、フック部材1の凹部1aに係合されたストランド30の一部を保持する凹部4aが設けられている。凹部4aは、所定の距離を隔てて上下方向に平行に配置された一対の平板状の部材を、曲線ガイド部材5に固定することにより構成されている。
固定部17と押圧体18との対向面には、フック部材1の凹部1aに係合されたストランド30の一部を嵌入するための溝部13が設けられている。溝部13は、固定部17と押圧体18の対向面に掘られた断面が半円状の一対の溝で構成されている。一対の溝は、固定部17と押圧体18の対向面の同じ高さ位置に形成されている。本例では、溝部13でストランド30の外周の一部を保持することにより、押圧される際のストランド30の体勢を安定させることができるので、押圧機構8によって確実にストランド30の端部を折り曲げることができる。
図3は、本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具20の概略構成を示す正面図である。
図3に示すように、ガイド部材7には、曲線ガイド部材5に設けられた上下ガイド部材4と略同じ高さの位置に開口部14が形成されている。開口部14は、フック部材1を挿入するための高さ方向に延びた開口からなる第1挿通孔14aと、この第1挿通孔14aと連通し幅方向に延びた開口からなる第2挿通孔14bとから形成されている。本例では、ストランド30を挿入するための第2挿通孔14bは、第1挿通孔14aに対して垂直方向に伸びるように形成されており、開口部14の形状は十字状に形成されている。
フック部材1の移動に伴い、フック部材1の先端が第1挿通孔14aに引き込まれると同時に、フック部材1の凹部1aに係合された状態のストランド30が第2挿通孔14bに引き込まれる。本例では、ストランド30の一部を上下ガイド部材4の凹部4aに保持することで、第2挿通孔14bに引き込まれるストランド30の体勢を水平に保つことができるので、ストランド30をスムーズに開口部14に引き込むことができる。
次に、図4及び図5を用いて、本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具20及びストランド折り曲げ方法を用いたストランド30の折り曲げ作業について説明する。
図4は、フック部材1を移動させて、押圧機構8の位置までストランド30を引き込んだ状態を示す図であり、図5は、押圧機構8によりストランド30を押圧した状態を示す図である。
ストランドの折り曲げ作業の前提作業として、作業者は、例えばエレベータの据付現場まで、ワイヤロープ32が巻回されるロープドラム60とともにストランド折り曲げ治具20を持ち運ぶ。エレベータの据付現場において、後述する接続具を用いてストランド折り曲げ治具20をロープドラム60に固定する。
次に、作業者は、ペンチ等を用いて、ワイヤロープ32を構成する複数のストランド30を1本ずつにばらす。このばらしたストランド30の端部について折り曲げ作業を行う。
まず、図1の点線に示すように、ばらしたストランド30のうちの1本を、引き込み口6の近くに配置する。このとき、ストランド30の一部を上下ガイド部4の凹部4aに保持させておく。
つぎに、軸ボルト3の頭部3bに連結させた電動工具12を駆動して、図1の点線に示すように、フック部材1の先端が引き込み口6の開口部6aに位置するように、フック部材1を移動させ、フック部材1の凹部1aにストランド30を係合させる。なお、予め、フック部材1の先端を開口部6aの近傍に移動させた後、ストランド30を引き込み口6に持ってきてもよい。また、ストランド30を凹部1aに係合させる場合には、作業者がストランド30を把持して、凹部1aに係合させるようにしてもよいし、軸ボルト3の先端を上下に揺動させることによりフック部材1の先端を上下に揺動させて、凹部1aをストランド30に係合させてもよい。
つぎに、電動工具12を軸ボルト3が逆方向に回転するように駆動すると、フック部材1がベース部材10の後端側へ移動して、フック部材1が図1の実線に示す位置に移動する。このとき、フック部材1の凹部1aに係止されているストランド30は、曲線ガイド部材5にガイドされながら、ストランド引き込み口6の奥側に引き込まれる。このように、本例では、ストランド30が曲線ガイド部材5でガイドされているので、曲線ガイド部材5の曲面に沿ってストランド30を緩やかに曲げることができる。これにより、ストランド30を引き込み口6の奥側に円滑に引き込むことができる。
さらに、電動工具12を駆動すると、フック部材1は、ストランド30を係合した状態で、ガイド部材7の開口部14に引き込まれる。このとき、凹部1aに係止されているストランド30は、上下部材4の凹部4aに保持されながら、開口部14に引き込まれる。このように、本例では、ストランド30が上下ガイド部材4で保持されているので、ストランド30の高さを一定に保つことにより、ストランド30を開口部14に円滑に引き込むことができる。
また、本例では、ストランド30がガイド部材7の開口部14に引き込まれる際には、開口部14の第2挿通孔14bによって、ストランド30に緩やかな折り目を付けることができる。これにより、フック部材1の凹部1aからストランド30を取り外す際の自由度を確保するとともに、押圧機構8でストランド30を押圧する際に、折り目に沿って確実に折り曲げることができる。
さらに、電動工具12を駆動させると、フック部材1はさらにベース部材10の後端側へ移動し、図4に示すように、フック部材1の凹部1aに係止されているストランド30が、押圧機構8よりもベース部材10の後端側の位置に引き込まれる。
つぎに、電動工具12の駆動を停止して、ストランド30をフック部材1の凹部1aから取り外す。ストランド30を凹部1aから取り外す場合には、作業者がストランド30を把持して、凹部1aから取り外してしてもよいし、フック部材1の先端を上下に揺動させることで、ストランド30を凹部1aから取り外すようにしてもよい。
ストランド30を凹部1aから取り外した後、電動工具12をボルト部19の頭部19bに連結する。つぎに、電動工具12を駆動させて、押圧体18を固定部17に近づけることにより、ストランド30を押圧して、ストランド30の端部を折り曲げる。本例では、押圧する際に、固定部17及び押圧体18に設けられた溝部13でストランド30を位置決めしているので、折り曲げられた部分の角度を小さくすることができ、ストランド30を十分に折り曲げることができる。
ストランド30に折り目がついた後、電動工具12を逆回転するように駆動して、押圧体18を固定部17から遠ざけ、折り曲げられたストランド30をストランド引き込み口6から取り出して、1本のストランド30の端部の折り曲げ作業は完了する。
ストランド30を引き込み口6から取り出した後、再び、電動工具12を駆動して図1の点線に示す位置までフック部材1を移動させて、次のストランド30の折り曲げ作業を開始する。ストランド30は、1本のワイヤロープ32に10本程度あるので、以後9回同じ動作を繰り返せば、全体のストランド30の端部の折り曲げ作業は完了する。
以上説明したように、本例のストランド折り曲げ治具、及びストランド折り曲げ方法によれば、ストランド30の端部を確実に折り曲げることができる。これにより、折り曲げられた部分の角度を十分に小さくすることができるので、ストランド30の端部をロープソケット40へ円滑に収納することができる。
次に、図6を用いて、本例のストランド折り曲げ冶具20をロープドラム60へ取り付ける作業について説明する。
図6は、本発明の実施の形態例にかかるストランド折り曲げ治具20を、接続具25を用いてワイヤロープ32が巻回されたロープドラム60に固定した際の側面図である。
図6に示すように、接続部である接続具25は、平板状の固定板10aと、棒状の縦材10cと横材10dを直交するように固定した直交クランプ10eと、直交クランプ10eに固定された横材10dを固定保持した状態でロープドラム10に装着される鉄骨クランプ10fと、で構成されている。なお、固定板10aの周端部には、締結具を挿通させるための図示しない貫通孔が形成されている。
まず、直交クランプ10eに固定された縦材10cが固定された固定板10aを、ストランド折り曲げ治具20のベース部材10の下面に取り付ける。固定板10aをベース部材10に取り付けるには、固定板10aの縦材10cが固定されている側と反対側の面とベース部材10の下面とを合致させ、ボルトとナットからなる締結具10bをベース板10の貫通孔101及び固定板10aに設けた貫通穴に挿入して、締結具10bを締結することにより行われる。つぎに、直交クランプ10eで固定された横材10dをロープドラム60に固定した鉄骨クランプ10fで固定保持することにより、ストランド折り曲げ治具20をロープドラム60に固定する。本例では、接続具25を用いて、ストランド折り曲げ治具20をロープドラム60に固定するので、ストランド折り曲げ治具20をロープドラム60に固定した状態で、ストランド30の端部の折り曲げ作業を行うことができる。これにより、ストランド30の端部の折り曲げ作業の効率を向上させることができる。
最後に、折り曲げられたストランド30の端部にロープソケット40を固定する作業について説明する。
図7は、折り曲げたストランド30の端部にロープソケット40を固定する作業を示す図である。
図7に示すように、ワイヤロープ32を構成する全てのストランド30の端部を折り曲げた後、折り曲げられた全てのストランド30の端部をロープソケット40内に収納する。なお、ワイヤロープ32の端部の周囲には、ストランド30が撚り戻されることを防止するための金属線31が設けられている。つぎに、ロープソケット40内に、容器に収容されたバビットメタル50を注ぎ込み、ロープソケット40内に注ぎ込まれたバビットメタル50を硬化させることにより、ワイヤロープ32の端部にロープソケット40を固定することができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、接続部25は本例の構成に限られるものではなく、ロープドラム60にストランド折り曲げ治具20を取り付けられるものであれば、いかなる構成であってもよい。
1…フック部材、1a…凹部、2…めねじ部材、3…軸ボルト、3a…軸部、3b…頭部、4…上下ガイド部材、5…曲線ガイド部材、6…ストランド引込み口、7…ガイド部材、8…押圧機構、9…フックガイド部材、10…ベース板、11…軸ボルト支持部材、12…電動工具、13…溝部、14…開口部、17…固定部、18…押圧体、19…ボルト部、20…ストランド折り曲げ治具、25…接続具、30…ストランド、31…金属線、32…ワイヤロープ、40…ロープソケット、50…バビットメタル、60…ロープドラム

Claims (5)

  1. ワイヤロープを構成するストランドの端部を折り曲げる際に用いられるストランド折り曲げ治具において、
    前記ストランドの端部を係合するための係合部を有するフック部材と、
    前記係合部にストランドの端部を係合させた状態で前記フック部材を移動させる移動部と、
    前記フック部材が移動する方向と直交する方向に移動して、前記ストランドの端部を押圧する押圧部と、を備えた
    ストランド折り曲げ治具。
  2. 前記フック部材を挿通させる第1挿通孔と、前記係合部に係合された状態のストランドを挿通させる、前記第1挿通孔に連通した第2挿通孔と、を有する調整部材と、を備えた
    請求項1に記載のストランド折り曲げ治具。
  3. 前記第2挿通孔の近傍に設けられた、前記係合部に係合された状態のストランドの一部を保持するための凹部を有する挿通ガイド部材と、を備えた
    請求項1または2に記載のストランド折り曲げ治具。
  4. 前記ワイヤロープが巻回されたドラムに取り付けるための接続部と、を備えた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のストランド折り曲げ治具。
  5. ワイヤロープを構成するストランドの端部を折り曲げるストランド折り曲げ方法であって、
    ワイヤロープを構成するストランドの端部を折り曲げる際に用いられるストランド折り曲げ治具を前記ワイヤロープが収納されているドラムに固定し、電動工具を用いて、前記ストランド折り曲げ治具のストランドの端部を係合するための係合部を有するフック部材を移動させた後、前記電動工具を用いて、前記ストランド折り曲げ治具の前記フック部材が移動する方向と直交する方向に移動して前記ストランドの端部を押圧する押圧部を、前記フック部材が移動する方向と直交する方向に移動させることにより、前記ストランドの端部を押圧して折り曲げる
    ストランド折り曲げ方法。
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