JPWO2020152996A1 - 連結工具、および、連結方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転工具が工具操作棒から受ける反力を連結工具によって支持することが可能な連結工具、および、連結方法を提供する。連結工具は、回転工具の出力軸に連結される出力軸連結部を有する工具操作棒と回転工具とを連結する工具である。連結工具は、回転工具のハンドル部を挟持可能かつ当該ハンドル部から離間可能な第1部分と、工具操作棒の基端部を挟持可能かつ当該基端部から離間可能な第2部分とを具備する。

Description

本発明は、連結工具、および、連結方法、より具体的には、回転工具の出力軸を受容する受容部を有する工具操作棒と当該回転工具とを連結する連結工具、および、当該連結工具を用いた連結方法に関する。
回転工具の出力軸を連結する出力軸連結部を備えた工具操作棒が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、間接活線絶縁操作棒が開示されている。特許文献1に記載の間接活線絶縁操作棒は、充電式電動モータのソケットが連結される入力軸を備える。
特開2009−142009号公報
本発明の目的は、回転工具が工具操作棒から受ける反力を連結工具によって支持することが可能な連結工具、および、連結方法を提供することである。
本発明は、以下に示す、連結工具、および、連結方法に関する。
(1)回転工具の出力軸に連結される出力軸連結部を有する工具操作棒と前記回転工具とを連結する連結工具であって、
前記回転工具のハンドル部を挟持可能かつ前記ハンドル部から離間可能な第1部分と、
前記工具操作棒の基端部を挟持可能かつ前記基端部から離間可能な第2部分と
を具備する
連結工具。
(2)前記第1部分は、
前記ハンドル部の一側面に接触可能な第1挟持部と、
前記ハンドル部の他側面に接触可能な第2挟持部と
を備え、
前記第2部分は、
前記基端部の一側面に接触可能な第3挟持部と、
前記基端部の他側面に接触可能な第4挟持部と
を備える
上記(1)に記載の連結工具。
(3)前記第1挟持部と前記第3挟持部とを有する第1細長部材と、
前記第2挟持部と前記第4挟持部とを有する第2細長部材と
を有する
上記(2)に記載の連結工具。
(4)前記第1細長部材と前記第2細長部材との間の間隔を調整する間隔調整部材を更に具備する
上記(3)に記載の連結工具。
(5)前記第1細長部材の前記第1挟持部側の端部である第1細長部材第1端部と、前記第2細長部材の前記第2挟持部側の端部である第2細長部材第1端部とを連結する第1連結部材を更に具備し、
前記第1連結部材は、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部とを連結する連結位置と、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部との間に、前記ハンドル部を挿入可能な開口を形成する開放位置との間で位置変更可能である
上記(3)または(4)に記載の連結工具。
(6)前記第1細長部材の前記第3挟持部側の端部である第1細長部材第2端部と、前記第2細長部材の前記第4挟持部側の端部である第2細長部材第2端部とを連結する第2連結部を更に具備する
上記(5)に記載の連結工具。
(7)前記第1連結部材と前記第2連結部との間に配置され、前記第1細長部材と前記第2細長部材とを連結する第3連結部材を更に具備し、
前記第1細長部材と、前記第2細長部材と、前記第1連結部材と、前記第3連結部材とによって、前記ハンドル部を囲む4角形が形成される
上記(6)に記載の連結工具。
(8)前記第2細長部材を前記第1細長部材に向かう方向に付勢する付勢部材、または、前記第1細長部材を前記第2細長部材に向かう方向に付勢する付勢部材を更に具備する
上記(3)乃至(7)のいずれか一つに記載の連結工具。
(9)前記第1細長部材と前記第2細長部材とを回動可能に連結するヒンジ部を更に具備する
上記(3)乃至(8)のいずれか一つに記載の連結工具。
(10)連結工具を用いて、工具操作棒と回転工具とを連結する連結方法であって、
前記連結工具は、
前記回転工具のハンドル部を挟持可能かつ前記ハンドル部から離間可能な第1部分と、
前記工具操作棒の基端部を挟持可能かつ前記基端部から離間可能な第2部分と
を具備し、
前記連結方法は、
前記回転工具の出力軸を、前記工具操作棒の出力軸連結部に連結する出力軸連結工程と、
前記連結工具の前記第2部分と、前記工具操作棒の前記基端部とを連結する基端部連結工程と、
前記連結工具の前記第1部分と、前記回転工具の前記ハンドル部とを連結するハンドル部連結工程と
を具備する
連結方法。
(11)前記第1部分は、前記ハンドル部を挟持する挟持部を備え、
前記工具操作棒の長手方向軸に沿う方向における前記出力軸と前記挟持部との間の距離は、8cm以上35cm以下である
上記(10)に記載の連結方法。
本発明により、回転工具が工具操作棒から受ける反力を連結工具によって支持することが可能な連結工具、および、連結方法を提供できる。
図1は、実施形態における連結工具が、工具操作棒と回転工具とを連結している状態を模式的に示す概略側面図である。 図2は、第1の実施形態における連結工具の概略2面図である。 図3は、第1の実施形態における連結工具の概略平面図である。 図4は、第2の実施形態における連結工具の概略平面図である。 図5は、第2の実施形態における連結工具の概略平面図である。 図6は、第3の実施形態における連結工具の概略平面図である。 図7は、実施形態における連結方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。 図9は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。 図10は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。 図11は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。 図12は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。 図13は、実施形態における連結工具が、工具操作棒と回転工具とを連結している状態を模式的に示す概略側面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態における連結工具1、および、連結方法について、詳しく説明する。なお、本明細書において、同種の機能を有する部材には、同一または類似の符号が付されている。そして、同一または類似の符号の付された部材について、繰り返しとなる説明が省略される場合がある。
図1に例示されるように、実施形態における連結工具1は、工具操作棒8と回転工具9(例えば、電動ドリル)とを連結する連結工具である。連結工具1は、工具操作棒8(より具体的には、回転工具9の出力軸91に連結される出力軸連結部81を有する工具操作棒8)と回転工具9とを連結する。連結工具1は、回転工具9のハンドル部92(換言すれば、作業者が把持する把手部)を挟持可能な第1部分Pと、工具操作棒8の基端部82を挟持可能な第2部分Qとを有する。なお、工具操作棒8の先端部83には、電線等の線材を操作する任意の工具が取り付けられる(換言すれば、工具操作棒8の先端部83には、工具が取り付けられる工具取付部が設けられる。)。工具操作棒8の先端部に取り付けられる工具は、例えば、電線把持工具、電線切断工具、電線の絶縁被覆を剥ぎ取る皮剥工具等である。回転工具9の出力軸91が回転することにより、工具操作棒8の出力軸連結部81が回転される。出力軸連結部81の回転は、工具操作棒8の駆動力伝達機構を介して、工具操作棒8の先端部に取り付けられる工具に伝達される。こうして、工具操作棒8の先端部に取り付けられる工具のエンドエフェクタ(例えば、把持部、切断刃等)によって、電線等の線材が操作(例えば、把持、切断)される。実施形態における工具操作棒8は、例えば、少なくとも基端部82の外周面が電気絶縁性の材料で形成された絶縁操作棒である。
(第1の実施形態)
図2および図3を参照して、第1の実施形態における連結工具1Aについて説明する。図2は、第1の実施形態における連結工具1Aの概略2面図である。図2の上側には、連結工具1Aの概略平面図が記載され、図2の下側には、連結工具1Aの概略側面図が記載されている。図3は、第1の実施形態における連結工具1Aの概略平面図である。
図2に例示されるように、第1の実施形態における連結工具1Aは、回転工具9のハンドル部92(図1を参照。)を挟持可能かつ当該ハンドル部92から離間可能な第1部分Pと、 工具操作棒8の基端部82(図1を参照。)を挟持可能かつ当該基端部82から離間可能な第2部分Qとを有する。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、回転工具9のハンドル部92を挟持可能かつ当該ハンドル部92から離間可能な第1部分Pを備える。このため、連結工具1Aを、容易に、回転工具9のハンドル部92に取り付けることができ、かつ、連結工具1Aを、容易に、回転工具9のハンドル部92から取り外すことができる。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、工具操作棒8の基端部82を挟持可能かつ当該基端部82から離間可能な第2部分Qを備える。このため、連結工具1Aを、容易に、工具操作棒8の基端部82に取り付けることができ、かつ、連結工具1Aを、容易に、工具操作棒8の基端部82から取り外すことができる。
連結工具1Aを用いることなく、作業者が回転工具9のハンドル部92を把持した状態で、回転工具9の出力軸91を回転させることを想定する。この場合、工具操作棒8の先端部に取り付けられた工具のエンドエフェクタが、作業対象物(例えば、電線)に接触した時に、回転工具9の出力軸91には、工具操作棒8の出力軸連結部81から大きな反力(大きなトルク)が作用する。当該トルクは、回転工具9のハンドル部92を把持する作業者によって支持されることとなるため、作業者の負担が大きい。これに対し、図2に記載の例では、回転工具9のハンドル部92を、連結工具1Aによって挟持することが可能である。このため、作業者が、ハンドル部92から手を離している状態(あるいは、ハンドル部92に手を添えているだけの状態)であっても、連結工具1Aは、回転工具9が工具操作棒8から受ける反力を支持することができる。換言すれば、連結工具1Aは、回転工具9が工具操作棒8から受ける反力によって、回転工具9の全体が出力軸91まわりに回転することを効果的に防止する。
第1の実施形態における連結工具1Aは、工具操作棒8の基端部82と、回転工具9のハンドル部92との間を連結する。このため、第1の実施形態では、回転工具9の出力軸91の形状、および、当該出力軸91の周囲に配置された部材の形状に合わせて、種々の連結工具を用意する必要がない。換言すれば、回転工具9のハンドル部92の形状は、作業者の手にフィットするように形成されているため、回転工具9のハンドル部92の形状は、回転工具9の種類に依存することなく概ね一定である。よって、第1の実施形態における連結工具1Aは、様々な種類の回転工具9と工具操作棒8とを連結するために用いることができる。
また、第1の実施形態における連結工具1Aは、工具操作棒8の基端部82と、回転工具9のハンドル部92との間を連結する。この場合、図1に例示されるように、回転工具9の出力軸91と、連結工具1Aとが十分に離間することとなる。回転工具9の出力軸91と、連結工具1Aとが十分に離間する場合、回転工具9が工具操作棒8から受けるトルク(出力軸91まわりのトルク)に起因して生じる応力(より具体的には、連結工具1Aに生じる応力)が小さくて済む。よって、回転工具9が工具操作棒8から受けるトルク(出力軸91まわりのトルク)によって、第1の実施形態における連結工具1Aが損傷または変形するリスクは小さい。
また、回転工具9のハンドル部92にバッテリが配置されている場合、回転工具9が出力軸91まわりを回転すると、回転工具9には大きな遠心力が発生することとなる。これに対し、第1の実施形態における連結工具1Aは、バッテリの近傍を直接的に支持する。よって、ハンドル部92が出力軸91まわりに回転運動することが効果的に抑制される。連結工具1Aが、回転工具9のハンドル部92のうち、回転工具9の出力軸91と回転工具9のバッテリとの間の部分を支持するようにしてもよい。この場合、ハンドル部92が出力軸91まわりに回転運動することが効果的に抑制されるとともに、連結工具1Aが、バッテリ交換の邪魔にならない。
(任意付加的な構成)
続いて、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
図2に記載の例では、回転工具9のハンドル部92を挟持可能な第1部分Pは、ハンドル部92の一側面に接触可能な第1挟持部P1と、ハンドル部92の他側面に接触可能な第2挟持部P2とを備える。この場合、第1部分Pによってハンドル部92を挟持するためには、第1挟持部P1と第2挟持部P2との間の間隔を小さくすればよい。また、第1部分Pをハンドル部92から離間させるためには、第1挟持部P1と第2挟持部P2との間の間隔を大きくすればよい。
図2に記載の例では、工具操作棒8の基端部82を挟持可能な第2部分Qは、基端部82の一側面に接触可能な第3挟持部Q1と、基端部82の他側面に接触可能な第4挟持部Q2とを備える。この場合、第2部分Qによって基端部82を挟持するためには、第3挟持部Q1と第4挟持部Q2との間の間隔を小さくすればよい。また、第2部分Qを基端部82から離間させるためには、第3挟持部Q1と第4挟持部Q2との間の間隔を大きくすればよい。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第1細長部材11と、第2細長部材12とを備える。第1細長部材11は、上述の第1挟持部P1および上述の第3挟持部Q1を有する。また、第2細長部材12は、上述の第2挟持部P2および上述の第4挟持部Q2を有する。
図2に記載の例では、第1部分Pによって回転工具9のハンドル部92を挟持し、かつ、第2部分Qによって工具操作棒8の基端部82を挟持するためには、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔を小さくすればよい。換言すれば、第1細長部材11が第1挟持部P1および第3挟持部Q1を有し、第2細長部材12が第2挟持部P2および第4挟持部Q2を有する場合、簡単な操作で、第1部分Pによって回転工具9のハンドル部92を挟持し、かつ、第2部分Qによって工具操作棒8の基端部82を挟持することができる。
図2に記載の例では、第1部分Pを回転工具9のハンドル部92から離間させ、かつ、第2部分Qを工具操作棒8の基端部82から離間させるためには、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔を広くすればよい。換言すれば、第1細長部材11が第1挟持部P1および第3挟持部Q1を有し、第2細長部材12が第2挟持部P2および第4挟持部Q2を有する場合、簡単な操作で、第1部分Pを回転工具9のハンドル部92から離間させ、かつ、第2部分Qを工具操作棒8の基端部82から離間させることができる。
なお、第1細長部材11は、板部材であることが好ましい。第1細長部材11は、板部材を曲げることにより形成された補強リブを備えていてもよい。例えば、第1細長部材11(板部材)の長手方向に垂直な断面形状をL字形状、または、C字形状(換言すれば、日本語のカタカナのコ字形状)としてもよい。なお、第1細長部材11は、棒部材であっても構わない。第1細長部材11は、1つの部品によって構成されていてもよいし、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。また、第2細長部材12は、板部材であることが好ましい。第2細長部材12は、板部材を曲げることにより形成された補強リブを備えていてもよい。例えば、第2細長部材12(板部材)の長手方向に垂直な断面形状をL字形状、または、C字形状(換言すれば、日本語のカタカナのコ字形状)としてもよい。なお、第2細長部材12は、棒部材であっても構わない。第2細長部材12は、1つの部品によって構成されていてもよいし、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。
図2に記載の例では、第1細長部材11は、ベース部材11a(より具体的には、板状のベース部材)を備える。ベース部材11aの長さは、例えば、20cm以上50cm以下、あるいは、30cm以上40cm以下である。ベース部材11aの長さは、回転工具9のハンドル部92と工具操作棒8の基端部82との間の間隔よりも長いことが好ましい。ベース部材11aは、例えば、金属製、または、樹脂製である。
第1細長部材11は、第1挟持部P1として機能する第1挟持部材11bを有していてもよい。第1挟持部材11bは、ハンドル部92に直接接触する部材である。図2に記載の例では、第1挟持部材11bは、ベース部材11aよりも軟質である。第1挟持部材11bが軟質であることにより、ハンドル部92が第1挟持部材11bによって効果的に保持される。第1挟持部材11bは、例えば、ゴム製である。図2に記載の例では、第1挟持部材11bは、ベース部材11aの周囲に配置されるチューブ状の部材である。
第1細長部材11は、第3挟持部Q1として機能する第3挟持部材11cを有していてもよい。第3挟持部材11cは、工具操作棒8の基端部82に直接接触する部材である。図2に記載の例では、第3挟持部材11cは、ベース部材11aよりも軟質である。第3挟持部材11cが軟質であることにより、基端部82が第3挟持部材11cによって効果的に保持される。第3挟持部材11cは、例えば、樹脂製である。図2に記載の例では、第3挟持部材11cは、ベース部材11aに取り付けられている。第3挟持部材11cは、工具操作棒8の基端部82に接触する凹面111cを備えていてもよい。凹面111cは、工具操作棒8の基端部82の外周面と概ね相補的な形状を有することが好ましい。凹面111cは、例えば、平面視で円弧形状を有する円弧状表面、または、平面視でV字形状を有するV字状表面である。
図2に記載の例では、第2細長部材12は、ベース部材12a(より具体的には、板状のベース部材)を備える。ベース部材12aの長さは、例えば、20cm以上50cm以下、あるいは、30cm以上40cm以下である。ベース部材12aの長さは、回転工具9のハンドル部92と工具操作棒8の基端部82との間の間隔よりも長いことが好ましい。ベース部材12aは、例えば、金属製、または、樹脂製である。
第2細長部材12は、第2挟持部P2として機能する第2挟持部材12bを有していてもよい。第2挟持部材12bは、ハンドル部92に直接接触する部材である。図2に記載の例では、第2挟持部材12bは、ベース部材12aよりも軟質である。第2挟持部材12bが軟質であることにより、ハンドル部92が第2挟持部材12bによって効果的に保持される。第2挟持部材12bは、例えば、ゴム製である。図2に記載の例では、第2挟持部材12bは、ベース部材12aの周囲に配置されるチューブ状の部材である。
第2細長部材12は、第4挟持部Q2として機能する第4挟持部材12cを有していてもよい。第4挟持部材12cは、工具操作棒8の基端部82に直接接触する部材である。図2に記載の例では、第4挟持部材12cは、ベース部材12aよりも軟質である。第4挟持部材12cが軟質であることにより、基端部82が第4挟持部材12cによって効果的に保持される。第4挟持部材12cは、例えば、樹脂製である。図2に記載の例では、第4挟持部材12cは、ベース部材12aに取り付けられている。第4挟持部材12cは、工具操作棒8の基端部82に接触する凹面112cを備えていてもよい。凹面112cは、凹面111cと反対方向に凹んでいることが好ましい。この場合、工具操作棒8の基端部82は、凹面111cと凹面112cとによって形成される受容空間内に受容される。凹面112cは、例えば、平面視で円弧形状を有する円弧状表面、または、平面視で逆V字形状を有する逆V字状表面である。
第2細長部材12は、後述の間隔調整部材13(より具体的には、ナット部材)が、第2細長部材12から抜け出るのを防止する抜止部Sを備えていてもよい。抜止部Sは、例えば、第2細長部材12を折り曲げることにより形成された折曲部である。図2に記載の例では、第2細長部材12の第1端部に第1抜止部S1が配置されている。第1抜止部S1は、ナット部材13b−1がねじ棒13a−1にねじ込まれた後に、当該ナット部材13b−1が第2細長部材12から抜け出るのを防止する。図2に記載の例では、第2細長部材12の第2端部に第2抜止部S2が配置されている。第2抜止部S2は、ナット部材13b−2がねじ棒13a−2にねじ込まれた後に、当該ナット部材13b−2が第2細長部材12から抜け出るのを防止する。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔を調整する間隔調整部材13(より具体的には、第1間隔調整部材13−1および第2間隔調整部材13−2)を備える。連結工具1Aが備える間隔調整部材13の数は、1個であってもよいし、2個であってもよいし、3個であってもよいし、4個以上であってもよい。
第1間隔調整部材13−1は、第1部分P側(換言すれば、第2部分Qよりも第1部分Pに近い領域)に配置される間隔調整部材である。図2に記載の例では、第1間隔調整部材13−1は、第1細長部材11に取り付けられたねじ棒13a−1と、ねじ棒13a−1に螺合するナット部材13b−1とを有する。ナット部材13b−1を第1細長部材11に近づく方向に移動させることにより、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第1挟持部P1と第2挟持部P2との間の間隔)が縮小される。他方、ナット部材13b−1を第1細長部材11から離れる方向に移動させることにより、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第1挟持部P1と第2挟持部P2との間の間隔)を拡大することが可能である。
第2間隔調整部材13−2は、第2部分Q側(換言すれば、第1部分Pよりも第2部分Qに近い領域)に配置される間隔調整部材である。図2に記載の例では、第2間隔調整部材13−2は、第1細長部材11に取り付けられたねじ棒13a−2と、ねじ棒13a−2に螺合するナット部材13b−2とを有する。ナット部材13b−2を第1細長部材11に近づく方向に移動させることにより、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第3挟持部Q1と第4挟持部Q2との間の間隔)が縮小される。他方、ナット部材13b−2を第1細長部材11から離れる方向に移動させることにより、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第3挟持部Q1と第4挟持部Q2との間の間隔)を拡大することが可能である。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第1細長部材11の第1挟持部P1側の端部である第1細長部材第1端部110aと、第2細長部材12の第2挟持部P2側の端部である第2細長部材第1端部110bとを連結する第1連結部材15−1を具備する。図2に記載の例では、第1連結部材15−1は、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを分離可能に連結する連結部材である。
第1連結部材15−1は、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとの間の間隔を調整可能である。より具体的には、第1連結部材15−1は、上述の第1間隔調整部材13−1を含む。
図2に記載の例では、第1連結部材15−1は、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを連結する連結位置(図2を参照。)と、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとの間に、ハンドル部92を挿入可能な第1開口OP1を形成する開放位置(図3を参照。)との間で位置変更可能である。
連結工具1Aが、連結位置と開放位置との間で位置変更可能な第1連結部材15−1を備えることにより、連結工具1Aの第1細長部材11(より具体的には、第1挟持部P1)と第2細長部材12(より具体的には、第2挟持部P2)との間に、回転工具9のハンドル部92を容易に挿入することができ、また、ハンドル部92を連結工具1Aに挿入した後に、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを容易に連結することができる。
更に、第1連結部材15−1が、第1間隔調整部材13−1を備える場合には、ハンドル部92を連結工具1Aに挿入し、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを連結した後に、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第1挟持部P1と第2挟持部P2との間の間隔)を容易に調整することができる。この場合、ハンドル部92を連結工具1Aに挿入する工程から、ハンドル部92を連結工具1Aによって挟持する工程までの一連の工程を円滑に実行することができる。
図2に記載の例では、第1連結部材15−1は、第1細長部材11に、第1軸AX1まわりを揺動可能なように連結されている。代替的に、第1連結部材15−1は、第2細長部材12に、第1軸まわりを揺動可能なように連結されていてもよい。
図2および図3に記載の例では、第1連結部材15−1を、第1軸AX1まわりに第1回転方向R1に移動させることにより、第1連結部材15−1が、上述の連結位置から上述の開放位置に位置変更される。他方、第1連結部材15−1を、第1軸AX1まわりに第2回転方向R2(より具体的には、第1回転方向R1とは反対方向である第2回転方向R2)に移動させることにより、第1連結部材15−1が、上述の開放位置から上述の連結位置に位置変更される。なお、図2に記載の例では、第1軸AX1は、第1細長部材11の長手方向に垂直な軸である。代替的に、第1軸AX1は、第1細長部材11の長手方向に平行な軸であってもよい。
図2に記載の例では、第1細長部材11は、第1端部において、第1ブラケット21および第2ブラケット22を備える。第1ブラケット21および第2ブラケット22の各々には、第1ピン部材23が挿通される貫通孔が形成されている。第1ピン部材23は、第1軸AX1まわりを回転可能である。また、第1連結部材15−1は、第1ピン部材23に連結されている。第1連結部材15−1が、第1ピン部材23とともに第1軸AX1まわりを回動することにより、第1連結部材15−1は、上述の開放位置と上述の連結位置との間で位置変更可能である。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第1細長部材11の第3挟持部Q1側の端部である第1細長部材第2端部110cと、第2細長部材12の第4挟持部Q2側の端部である第2細長部材第2端部110dとを連結する第2連結部CPを具備する。
図2に記載の例では、第2連結部CPは、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを連結する第2連結部材15−2を含む。図2に記載の例では、第2連結部材15−2は、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを分離可能に連結する。代替的に、第2連結部材15−2は、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを分離不能に連結してもよい。
第2連結部材15−2は、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとの間の間隔を調整可能である。より具体的には、第2連結部材15−2は、上述の第2間隔調整部材13−2を含む。
図2に記載の例では、第2連結部材15−2は、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを連結する連結位置(図2を参照。)と、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとの間に、工具操作棒8の基端部82を挿入可能な第2開口OP2を形成する開放位置(図3を参照。)との間で位置変更可能である。
連結工具1Aが、連結位置と開放位置との間で位置変更可能な第2連結部材15−2を備えることにより、連結工具1Aの第1細長部材11(より具体的には、第3挟持部Q1)と第2細長部材12(より具体的には、第4挟持部Q2)との間に、工具操作棒8の基端部82を容易に挿入することができ、また、工具操作棒8の基端部82を連結工具1Aに挿入した後に、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを容易に連結することができる。
更に、第2連結部材15−2が、第2間隔調整部材13−2を備える場合には、工具操作棒8の基端部82を連結工具1Aに挿入し、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを連結した後に、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔(より具体的には、第3挟持部Q1と第4挟持部Q2との間の間隔)を容易に調整することができる。この場合、工具操作棒8の基端部82を連結工具1Aに挿入する工程から、当該基端部82を連結工具1Aによって挟持する工程までの一連の工程を円滑に実行することができる。
図2に記載の例では、第2連結部材15−2は、第1細長部材11に、第2軸AX2まわりを揺動可能なように連結されている。代替的に、第2連結部材15−2は、第2細長部材12に、第2軸まわりを揺動可能なように連結されていてもよい。
図2および図3に記載の例では、第2連結部材15−2を、第2軸AX2まわりに第3回転方向R3に移動させることにより、第2連結部材15−2が、上述の連結位置から上述の開放位置に位置変更される。他方、第2連結部材15−2を、第2軸AX2まわりに第4回転方向R4(より具体的には、第3回転方向R3とは反対方向である第4回転方向R4)に移動させることにより、第2連結部材15−2が、上述の開放位置から上述の連結位置に位置変更される。なお、図2に記載の例では、第2軸AX2は、第1細長部材11の長手方向に垂直な軸である。代替的に、第2軸AX2は、第1細長部材11の長手方向に平行な軸であってもよい。
図2に記載の例では、第1細長部材11は、第2端部において、第3ブラケット24および第4ブラケット25を備える。第3ブラケット24および第4ブラケット25の各々には、第2ピン部材26が挿通される貫通孔が形成されている。第2ピン部材26は、第2軸AX2まわりを回転可能である。また、第2連結部材15−2は、第2ピン部材26に連結されている。第2連結部材15−2が、第2ピン部材26とともに第2軸AX2まわりを回動することにより、第2連結部材15−2は、上述の開放位置と上述の連結位置との間で位置変更可能である。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第1連結部材15−1と第2連結部CPとの間に配置され、第1細長部材11と第2細長部材12とを連結する第3連結部材15−3を備える。連結工具1Aが、第1連結部材15−1および第2連結部CPに加え、第3連結部材15−3を備える場合には、連結工具1Aの剛性が向上する。また、図2に記載の例では、第1細長部材11と、第2細長部材12と、第1連結部材15−1と、第3連結部材15−3とによって、回転工具9のハンドル部92を囲む4角形が形成される。この場合、当該4角形を形成する部材によって、回転工具9のハンドル部92に作用するトルク(出力軸91まわりのトルク)が効果的に支持される。
第3連結部材15−3は、ねじ棒15a−3と、ナット部材15b−3とを含んでいてもよい。また、第3連結部材15−3は、ナット部材15b−3が緩むことを防止する第2ナット部材15c−3を含んでいてもよい。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、第2細長部材12を第1細長部材11に向かう方向に付勢する付勢部材30を備える。代替的に、あるいは、付加的に、連結工具1Aは、第2細長部材12を第1細長部材11に向かう方向に付勢する付勢部材を備えていてもよい。
連結工具1Aが、第1細長部材11と第2細長部材12との間の間隔が小さくなるように第1細長部材11または第2細長部材12を付勢する付勢部材30(例えば、ばね部材)を備える場合、連結工具1Aを工具操作棒8の基端部82に取り付ける作業が容易となる。より具体的には、ナット部材(13b−1、13b−2)等を締め付ける前に、付勢部材30の付勢力により、工具操作棒8の基端部82が、第1細長部材11および第2細長部材12(より具体的には、第3挟持部材11cおよび第4挟持部材12c)によって挟持される。よって、ナット部材(13b−1、13b−2)等を締め付ける際に、作業者は連結工具1Aを支持する必要がないか、あるいは、連結工具1Aを支持する力が小さくて済む。
図2に記載の例では、第3挟持部材11cおよび第4挟持部材12cの両方を貫通するようにピン部材31が配置されている。また、付勢部材30は、当該ピン部材31の周囲に配置されている。
図2に記載の例では、連結工具1Aは、付勢部材30の一端部を支持するナット部材32を備える。また、ピン部材31は、ナット部材32に螺合する雄ねじ部31sを備える。この場合、ピン部材31に対するナット部材32の位置を調整することにより、付勢部材30の付勢力を調整することができる。
図3に記載の例では、連結工具1Aは、連結工具第1端部に、回転工具9のハンドル部92を挿入可能な第1開口OP1を備え、かつ、連結工具第2端部に、工具操作棒8の基端部82を挿入可能な第2開口OP2(第1開口OP1とは異なる第2開口OP2)を備える。このため、回転工具9のハンドル部92を第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入する作業、および、工具操作棒8の基端部82を第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入する作業を極めて容易に実行することができる。
また、図3に記載の例では、第1開口OP1を開閉可能な第1連結部材15−1が、第1細長部材11の第1端部と第2細長部材12の第1端部とを連結する連結部材としても機能する。よって、第1開口OP1を閉鎖する作業と、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを連結する作業とを、同時に実行することが可能である。
また、図3に記載の例では、第2開口OP2を開閉可能な第2連結部材15−2が、第1細長部材11の第2端部と第2細長部材12の第2端部とを連結する連結部材としても機能する。よって、第2開口OP2を閉鎖する作業と、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを連結する作業とを、同時に実行することが可能である。
(第2の実施形態)
図4および図5を参照して、第2の実施形態における連結工具1Bについて説明する。図4および図5は、第2の実施形態における連結工具1Bの概略平面図である。
第2の実施形態における連結工具1Bは、第1細長部材11の第2端部(第1細長部材第2端部110c)と、第2細長部材12の第2端部(第2細長部材第2端部110d)とがヒンジ部40を介して連結されている点で、第1の実施形態における連結工具1Aとは異なる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
図4に記載の例では、第1細長部材第2端部110cと、第2細長部材第2端部110dとがヒンジ部40を介して連結されている。ヒンジ部40は、第1細長部材第2端部110cと、第2細長部材第2端部110dとを回動可能に連結するピン部材41を有していてもよい。この場合、ピン部材41が、上述の第2連結部CPとして機能する。代替的に、弾性変形可能な板部材がヒンジ部として機能するように構成されていてもよい。この場合、第1細長部材11と第2細長部材12とを、ヒンジ部40を有する1つの部材(例えば、平面視で、U字形状を有する1つの部材)によって構成することも可能である。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(第3の実施形態)
図6を参照して、第3の実施形態における連結工具1Cについて説明する。図6は、第3の実施形態における連結工具1Cの概略平面図である。
第3の実施形態における連結工具1Cでは、第1細長部材11と第2細長部材12とが互いに交差するように配置されている点で、第1細長部材11と第2細長部材12とが略平行に配置されている第1の実施形態における連結工具1Aとは異なる。また、第3の実施形態における連結工具1Cは、第1細長部材11と第2細長部材12とを連結するヒンジ部40が、第1細長部材11の中央部(または、第2細長部材12の中央部)に配置されている点で、第2の実施形態における連結工具1Bとは異なる。
第3の実施形態では、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第3の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第3の実施形態において、第1の実施形態または第2の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
図6に記載の例では、第1細長部材11の中央部と、第2細長部材12の中央部とがヒンジ部40を介して連結されている。ヒンジ部40は、第1細長部材11の中央部と、第2細長部材12の中央部とを回動可能に連結するピン部材41を有していてもよい。この場合、ピン部材41が、第3連結部材(より具体的には、第1連結部材15−1と第2連結部CPとの間に配置され、第1細長部材11と第2細長部材12とを連結する第3連結部材)として機能する。
第3の実施形態は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果を奏する。
(連結方法)
図7乃至図13を参照して、実施形態における連結方法の一例について説明する。図7は、実施形態における連結方法の一例を示すフローチャートである。図8乃至図12は、実施形態における連結方法の一工程を模式的に示す図である。図13は、実施形態における連結工具1が、工具操作棒8と回転工具9とを連結している状態を模式的に示す概略側面図である。
実施形態における連結方法は、連結工具1を用いて、工具操作棒8と回転工具9とを連結する方法である。実施形態における連結方法で使用される連結工具1は、第1の実施形態における連結工具1Aであってもよいし、第2の実施形態における連結工具1Bであってもよいし、第3の実施形態における連結工具1Cであってもよいし、それ以外の連結工具であってもよい。
実施形態における連結方法で使用される連結工具1は、回転工具9のハンドル部92を挟持可能かつ当該ハンドル部92から離間可能な第1部分Pと、工具操作棒8の基端部82を挟持可能かつ当該基端部82から離間可能な第2部分Qとを備える。
実施形態における連結方法の第1ステップST1において、回転工具9の出力軸91が、工具操作棒8の出力軸連結部81に連結される。第1ステップST1は、出力軸連結工程である。出力軸連結工程は、例えば、回転工具9の出力軸91を、工具操作棒8の出力軸連結部81に挿入することにより行われる。図8には、第1ステップST1を実行後の状態が示されている。
第2ステップST2において、連結工具1の第2部分Qと、工具操作棒8の基端部82とが連結される。第2ステップST2は、基端部連結工程である。基端部連結工程は、連結工具1の第2部分Qによって、工具操作棒8の基端部82を挟持することにより行われる。
基端部連結工程は、図9に例示されるように、工具操作棒8の基端部82を、連結工具1の開口(より具体的には、第2開口OP2)を介して、第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入することを含んでいてもよい。なお、工具操作棒8の基端部82を、第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入する工程は、工具操作棒8を移動させることにより実行されてもよいし、連結工具1を移動させることにより実行されてもよい。
付加的に、基端部連結工程は、第2連結部材15−2によって、第1細長部材第2端部110cと第2細長部材第2端部110dとを連結することを含んでいてもよい。
第2ステップST2は、第1ステップST1の後に実行されてもよいし、第1ステップST1の前に実行されてもよい。
第3ステップST3において、連結工具1の第1部分Pと、回転工具9のハンドル部92とが連結される。第3ステップST3は、ハンドル部連結工程である。ハンドル部連結工程は、連結工具1の第1部分Pによって、回転工具9のハンドル部92を挟持することにより行われる。
ハンドル部連結工程は、回転工具9のハンドル部92を、連結工具1の開口(より具体的には、第1開口OP1)を介して、第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入することを含んでいてもよい(図10を参照。)。なお、回転工具9のハンドル部92を、第1細長部材11と第2細長部材12との間に挿入する工程は、回転工具9を移動させることにより実行されてもよいし、連結工具1を移動させることにより実行されてもよい。
付加的に、ハンドル部連結工程は、第1連結部材15−1によって、第1細長部材第1端部110aと第2細長部材第1端部110bとを連結することを含んでいてもよい。
第3ステップST3は、第1ステップST1の後に実行されてもよいし、第1ステップST1の前に実行されてもよい。また、第3ステップST3は、第2ステップST2の後に実行されてもよいし、第2ステップST2の前に実行されてもよい。
図11には、第1ステップST1乃至第3ステップST3が実行された後の状態が示されている。
なお、第2ステップST2(基端部連結工程)は、図12に例示されるように、第2間隔調整部材13−2のねじ棒13a−2にナット部材13b−2をねじ込むことにより、第1細長部材11の第2端部と第2細長部材12の第2端部との間の間隔を縮小させることを含んでいてもよい。
また、第3ステップST3(ハンドル部連結工程)は、図12に例示されるように、第1間隔調整部材13−1のねじ棒13a−1にナット部材13b−1をねじ込むことにより、第1細長部材11の第1端部と第2細長部材12の第1端部との間の間隔を縮小させることを含んでいてもよい。
図13には、実施形態における連結方法を実行後の状態を模式的に示す概略側面図が記載されている。図13に記載の例では、連結工具1の第1部分Pは、ハンドル部92を挟持する挟持部を備える。当該挟持部は、例えば、ハンドル部92の一側面に接触する第1挟持部P1と、ハンドル部92の他側面に接触する第2挟持部P2(図12を参照)とを含む。
図13には、実施形態における連結方法を実行後の状態(換言すれば、上述の出力軸連結工程、上述の基端部連結工程、および、上述のハンドル部連結工程を実行後の状態)において、出力軸91(より具体的には、出力軸の長手方向中心軸)と、上述の挟持部(より具体的には、第1挟持部P1の中心)との間の距離L1が、側面視で十分に離れている様子が記載されている。距離L1が十分に離れていることにより、連結工具1は、回転工具9が工具操作棒8から受ける反力を効果的に支持することができる。上述の距離L1、すなわち、工具操作棒8の長手方向軸に沿う方向における出力軸91と挟持部(第1挟持部P1)との間の距離L1は、例えば、8cm以上35cm以下である。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形または変更され得ることが明らかである。また、各実施形態で用いられる任意の構成要素を、他の実施形態に組み合わせることが可能であり、また、各実施形態において任意の構成要素を省略することも可能である。
本発明の連結工具、および、連結方法を用いると、回転工具が工具操作棒から受ける反力を連結工具によって支持することが可能となる。その結果、回転工具および工具操作棒を用いて作業を行う作業者の負担が軽減される。したがって、本発明は、回転工具および工具操作棒を用いて作業を行う業者、および、回転工具と工具操作棒とを連結する連結工具を製造する製造業者にとって有用である。
1、1A、1B、1C…連結工具、8…工具操作棒、9…回転工具、11…第1細長部材、11a…ベース部材、11b…第1挟持部材、11c…第3挟持部材、12…第2細長部材、12a…ベース部材、12b…第2挟持部材、12c…第4挟持部材、13…間隔調整部材、13−1…第1間隔調整部材、13−2…第2間隔調整部材、13a−1…ねじ棒、13a−2…ねじ棒、13b−1…ナット部材、13b−2…ナット部材、15−1…第1連結部材、15−2…第2連結部材、15−3…第3連結部材、15a−3…ねじ棒、15b−3…ナット部材、15c−3…第2ナット部材、21…第1ブラケット、22…第2ブラケット、23…第1ピン部材、24…第3ブラケット、25…第4ブラケット、26…第2ピン部材、30…付勢部材、31…ピン部材、31s…雄ねじ部、32…ナット部材、40…ヒンジ部、41…ピン部材、81…出力軸連結部、82…基端部、83…先端部、91…出力軸、92…ハンドル部、110a…第1細長部材第1端部、110b…第2細長部材第1端部、110c…第1細長部材第2端部、110d…第2細長部材第2端部、111c…凹面、112c…凹面、AX1…第1軸、AX2…第2軸、CP…第2連結部、OP1…第1開口、OP2…第2開口、P…第1部分、P1…第1挟持部、P2…第2挟持部、Q…第2部分、Q1…第3挟持部、Q2…第4挟持部、S…抜止部、S1…第1抜止部、S2…第2抜止部

Claims (15)

  1. 回転工具の出力軸に連結される出力軸連結部を有する工具操作棒と前記回転工具とを連結する連結工具であって、
    前記回転工具のハンドル部を挟持可能かつ前記ハンドル部から離間可能な第1部分と、
    前記工具操作棒の基端部を挟持可能かつ前記基端部から離間可能な第2部分と
    を具備する
    連結工具。
  2. 前記第1部分は、
    前記ハンドル部の一側面に接触可能な第1挟持部と、
    前記ハンドル部の他側面に接触可能な第2挟持部と
    を備え、
    前記第2部分は、
    前記基端部の一側面に接触可能な第3挟持部と、
    前記基端部の他側面に接触可能な第4挟持部と
    を備える
    請求項1に記載の連結工具。
  3. 前記第1挟持部と前記第3挟持部とを有する第1細長部材と、
    前記第2挟持部と前記第4挟持部とを有する第2細長部材と
    を有する
    請求項2に記載の連結工具。
  4. 前記第1細長部材と前記第2細長部材との間の間隔を調整する間隔調整部材を更に具備する
    請求項3に記載の連結工具。
  5. 前記第1細長部材の前記第1挟持部側の端部である第1細長部材第1端部と、前記第2細長部材の前記第2挟持部側の端部である第2細長部材第1端部とを連結する第1連結部材を更に具備し、
    前記第1連結部材は、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部とを連結する連結位置と、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部との間に、前記ハンドル部を挿入可能な開口を形成する開放位置との間で位置変更可能である
    請求項3に記載の連結工具。
  6. 前記第1細長部材の前記第1挟持部側の端部である第1細長部材第1端部と、前記第2細長部材の前記第2挟持部側の端部である第2細長部材第1端部とを連結する第1連結部材を更に具備し、
    前記第1連結部材は、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部とを連結する連結位置と、前記第1細長部材第1端部と前記第2細長部材第1端部との間に、前記ハンドル部を挿入可能な開口を形成する開放位置との間で位置変更可能である
    請求項4に記載の連結工具。
  7. 前記第1細長部材の前記第3挟持部側の端部である第1細長部材第2端部と、前記第2細長部材の前記第4挟持部側の端部である第2細長部材第2端部とを連結する第2連結部を更に具備する
    請求項5に記載の連結工具。
  8. 前記第1細長部材の前記第3挟持部側の端部である第1細長部材第2端部と、前記第2細長部材の前記第4挟持部側の端部である第2細長部材第2端部とを連結する第2連結部を更に具備する
    請求項6に記載の連結工具。
  9. 前記第1連結部材と前記第2連結部との間に配置され、前記第1細長部材と前記第2細長部材とを連結する第3連結部材を更に具備し、
    前記第1細長部材と、前記第2細長部材と、前記第1連結部材と、前記第3連結部材とによって、前記ハンドル部を囲む4角形が形成される
    請求項7に記載の連結工具。
  10. 前記第1連結部材と前記第2連結部との間に配置され、前記第1細長部材と前記第2細長部材とを連結する第3連結部材を更に具備し、
    前記第1細長部材と、前記第2細長部材と、前記第1連結部材と、前記第3連結部材とによって、前記ハンドル部を囲む4角形が形成される
    請求項8に記載の連結工具。
  11. 前記第2細長部材を前記第1細長部材に向かう方向に付勢する付勢部材、または、前記第1細長部材を前記第2細長部材に向かう方向に付勢する付勢部材を更に具備する
    請求項3乃至10のいずれか一項に記載の連結工具。
  12. 前記第1細長部材と前記第2細長部材とを回動可能に連結するヒンジ部を更に具備する
    請求項3乃至10のいずれか一項に記載の連結工具。
  13. 前記第1細長部材と前記第2細長部材とを回動可能に連結するヒンジ部を更に具備する
    請求項11に記載の連結工具。
  14. 連結工具を用いて、工具操作棒と回転工具とを連結する連結方法であって、
    前記連結工具は、
    前記回転工具のハンドル部を挟持可能かつ前記ハンドル部から離間可能な第1部分と、
    前記工具操作棒の基端部を挟持可能かつ前記基端部から離間可能な第2部分と
    を具備し、
    前記連結方法は、
    前記回転工具の出力軸を、前記工具操作棒の出力軸連結部に連結する出力軸連結工程と、
    前記連結工具の前記第2部分と、前記工具操作棒の前記基端部とを連結する基端部連結工程と、
    前記連結工具の前記第1部分と、前記回転工具の前記ハンドル部とを連結するハンドル部連結工程と
    を具備する
    連結方法。
  15. 前記第1部分は、前記ハンドル部を挟持する挟持部を備え、
    前記工具操作棒の長手方向軸に沿う方向における前記出力軸と前記挟持部との間の距離は、8cm以上35cm以下である
    請求項14に記載の連結方法。

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