JP2015056907A - 操作棒連結具および電線支持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1人の作業者が2本の操作棒で電線の加工箇所の両側を支持しながら、他の作業者を補助することを可能にし、また、互いに連結された2本の操作棒の間隔を容易に調節できるようにする。
【解決手段】操作棒連結具1は、2本のストレーリンクトング2、3を連結することができる。操作棒連結具1は、ストレーリンクトング2を装着する装着部11と、ストレーリンクトング3を装着する装着部12と、ストレーリンクトング2、3が互いに離間しかつ並列に配置されるように装着部11、12を連結する連結部31とを備えている。作業者は、筒状部材41を回転させることにより連結部31を伸縮させ、装着部11、12の間隔を変えることができる。また、作業者は、操作棒連結具1により連結された2本のストレーリンクトング2、3を片手で支持することができるので、もう一方の手で他の作業者を補助することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、間接活線作業用の操作棒を連結する操作棒連結具、および当該操作棒連結具を用いて電線を支持する電線支持方法に関する。
今日、配電工事等には、多くの場合、間接活線工法が採用されている。間接活線工法では、配電工事等の作業を絶縁操作棒を用いて行う。作業は2人1組で行われることが多く、作業内容が複雑な場合には、2人の作業者が複数の絶縁操作棒に加え、いくつかの工具や装置を同時に扱うことがある。
例えば、2人の作業者AおよびBが2本の電線の端部同士を互いに圧着接続する作業を行う場合、作業者AまたはBは、2本のストレーリンクトングを用意する。ストレーリンクトングは、絶縁操作棒の一種であり、電線を狭持して固定する工具が先端部に設けられ、電線から離れた位置で当該電線を支持することができるものである。さらに、作業者AまたはBは、先端部に油圧式の圧着ヘッドが取り付けられた1本の絶縁操作棒と、1本の絶縁ヤットコを用意する。また、作業者AまたはBは、絶縁操作棒に取り付けられた圧着ヘッドを、高所作業車に設けられた油圧ポンプに油圧ホースを介して接続する。また、作業者AまたはBは、油圧ポンプを遠隔操作するためのリモートコントローラや圧着スリーブ等を手元に用意する。
続いて、例えば作業者Aが、1本のストレーリンクトングを持ち、当該ストレーリンクトングの先端部に設けられた工具で一方の電線の端側を狭持する。続いて、作業者Bが、もう1本のストレーリンクトングを持ち、当該ストレーリンクトングの先端部に設けられた工具で他方の電線の端側を狭持する。続いて、例えば作業者Aが、一方の電線の端側を狭持しているストレーリンクトングを左手に把持すると共に、作業者Bから手渡された、他方の電線の端側を狭持しているストレーリンクトングを右手に把持する。続いて、作業者Bが絶縁ヤットコを用い、圧着スリーブを各電線の端部の近くに運び、作業者AおよびBが共同し、一方の電線の端部を圧着スリーブの一側に挿入し、他方の電線の端部を当該圧着スリーブの他側に挿入する。続いて、作業者Bが絶縁ヤットコを置き、圧着ヘッドが取り付けられた絶縁操作棒を持ち、圧着ヘッドで圧着スリーブを狭持する。続いて、作業者Bは、圧着スリーブが狭持された絶縁操作棒を一方の手で支えつつ、手元に用意したリモートコントローラを他方の手で操作して圧着ヘッドを稼動させ、圧着スリーブと各電線の端部とを圧着接続する。作業者Bが圧着ヘッドを稼動させて圧着接続処理を行っている間、作業者Aは、圧着スリーブの両側に電線の端部がそれぞれ挿入された状態を維持するために、電線の端側をそれぞれ狭持している2本のストレーリンクトングを動かないように支持する。
一方、下記の特許文献1には、複数の絶縁操作棒を高所作業車の作業床に固定する技術が記載されている。また、下記の特許文献2には、複数の絶縁操作棒を電柱に支持具を介して固定する技術が記載されている。
特開2003−189433号公報 特開平10−336826号公報
ところで、上述した電線接続作業は全体的に負担の大きい作業であるものの、圧着ヘッドを稼動させて電線の圧着接続処理を行う際に、作業者Bが、圧着ヘッドが取り付けられた絶縁操作棒を一方の手で支えつつ、リモートコントローラを他方の手で操作する作業の負担が特に大きい。
すなわち、油圧式の圧着ヘッドは、小型のものでも5kg程度の重さを有する。また、絶縁操作棒の全長は1m程度またはそれよりも長く、圧着ヘッドは絶縁操作棒の先端部に取り付けられ、一方、作業者が把持する部分は絶縁操作棒の基端側である。このため、圧着ヘッドが取り付けられた絶縁操作棒を片手で支持する場合、作業者の手には大きな荷重がかかる。それゆえ、圧着ヘッドが取り付けられた絶縁操作棒を一方の手で支えつつ、リモートコントローラを他方の手で操作する作業は、非常に大きな負担を作業者に課すこととなる。
このような作業者Bの負担は、作業者Aが作業者Bの作業を補助することにより軽減することができる。しかしながら、作業者Bが圧着ヘッドを稼動させて電線の圧着接続処理を行っている間、作業者Aは、圧着スリーブの両側に電線の端部がそれぞれ挿入された状態を維持するために、2本のストレーリンクトングをそれぞれの手で持ち、電線の端側をそれぞれ動かないように支持していなければならない。このため、作業者Aは両手が塞がっており、作業者Bを補助することができない。
この点、上記特許文献1または2に記載の技術によれば、電線の端部をそれぞれ狭持している2本のストレーリンクトングを高所作業車の作業床に固定し、または支持具を介して電柱に固定することができる。これにより、上述した例において作業者Aの両手が解放されるので、作業者Aは作業者Bを補助することが可能になる。例えば、作業者Aがリモートコントローラを操作することができ、この結果、作業者Bは、圧着ヘッドが取り付けられた絶縁操作棒を両手で支持することができるようになる。これにより、作業者Bの負担が軽減される。
しかしながら、この場合、圧着スリーブの両側に電線の端部がそれぞれ挿入された状態が維持されるように2本のストレーリンクトングを高所作業者の作業床または電柱に固定する位置を設定することが難しく、または設定する作業が大がかりになるという問題がある。
すなわち、圧着スリーブの両側に電線の端部がそれぞれ挿入された状態を維持するために、2本のストレーリンクトングを固定する位置を適切に設定しなければならない。2本のストレーリンクトングを高所作業車の作業床に固定する場合には、2本のストレーリンクトングを固定する位置を適切に設定するために、作業床を移動させなければならないことがあり、作業が大がかりになってしまう。また、2本のストレーリンクトングを支持具を介して電柱に固定する場合には、電線の接続箇所と電柱とが大きく離れていると、2本のストレーリンクトングを固定する位置を適切に設定することができないことがある。また、2本のストレーリンクトングを支持具を介して電柱に固定する場合、電柱に取り付けられた棒状の支持具が伸びる方向と電線が伸びる方向とを合わせることが難しく、それゆえ、2本のストレーリンクトングを固定する位置を適切に設定することが困難な場合がある。
一方、2本のストレーリンクトングを固定する位置を概ね適切に設定できた場合でも、圧着スリーブの両側に電線の端部がそれぞれ挿入された状態を維持するためには、2本のストレーリンクトング間の間隔を適切な間隔に調節しなければならない。上記特許文献1、2のいずれに記載された技術においても、2本のストレーリンクトング間の間隔を調節するためには、いずれかのストレーリンクトングの固定を一旦解除しなければならず、ストレーリンクトングの固定を解除すると当該ストレーリンクトングが大きく傾き、圧着スリーブから電線の端部が外れてしまうことがある。それゆえ、2本のストレーリンクトング間の間隔を調整することは容易でない。
以上述べた問題は、電線の切断箇所の両側を2本のストレーリンクトングで支持し、電線を切断する作業においても生じ得る。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、1人の作業者が2本の操作棒(絶縁操作棒、例えばストレーリンクトング等)で電線の加工箇所の両側を支持しながら、他の作業者を補助することを可能にする操作棒連結具および電線支持方法を提供することにある。
本発明の第2の課題は、互いに連結された2本の操作棒の間隔を容易に調節することができる操作棒連結具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の操作棒連結具は、間接活線作業用の第1の操作棒を着脱可能に装着する第1の装着部と、間接活線作業用の第2の操作棒を着脱可能に装着する第2の装着部と、前記第1の装着部に装着された前記第1の操作棒と前記第2の装着部に装着された前記第2の操作棒とが互いに離間しかつ並列に配置されるように前記第1の装着部と前記第2の装着部とを連結すると共に、自ら伸縮することにより前記第1の装着部と前記第2の装着部との間隔を変更可能に設定する連結部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の第2の操作棒連結具は、上述した本発明の第1の操作棒連結具において、前記連結部は、外形柱状に形成され、一端側が前記第1の装着部に固定された第1の柱状部材と、外形柱状に形成され、一端側が前記第1の柱状部材に対して軸方向に移動可能かつ軸周りに回転不能に前記第1の柱状部材の他端側に支持され、他端側が前記第2の装着部に固定された第2の柱状部材とを備え、前記第1の柱状部材に対する前記第2の柱状部材の軸方向の移動により前記第1の装着部と前記第2の装着部との間隔を変更可能であることを特徴とする。
また、本発明の第3の操作棒連結具は、上述した本発明の第2の操作棒連結具において、前記連結部には、筒状に形成され、一端側が前記第1の柱状部材の外周側に回転可能に支持され、他端側が前記第2の柱状部材の外周側に配置され、他端側の内周面に第1のねじ部が形成された筒状部材が設けられ、前記第2の柱状部材の外周面には、前記第1のねじ部と係合する第2のねじ部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第4の操作棒連結具は、上述した本発明の第1ないし第3のいずれかの操作棒連結具において、前記第1の装着部または前記第2の装着部は、前記第1の操作棒または前記第2の操作棒を狭持する一対の狭持部と、前記一対の狭持部の基端部を前記連結部にそれぞれ揺動可能に接続する第1の接続部と、前記一対の狭持部の先端部同士を着脱可能に接続する第2の接続部とを備え、前記第1の接続部は、前記一対の狭持部の基端部の間隔を可変に設定する間隔設定機構を備えていることを特徴とする。
また、本発明の第1の電線支持方法は、間接活線作業用の第1の操作棒を着脱可能に装着する第1の装着部と、間接活線作業用の第2の操作棒を着脱可能に装着する第2の装着部と、前記第1の装着部に装着された前記第1の操作棒と前記第2の装着部に装着された前記第2の操作棒とが互いに離間しかつ並列に配置されるように前記第1の装着部と前記第2の装着部とを連結する連結部とを備えた操作棒連結具を用いることにより、前記電線における加工箇所の左右両側を支持する電線支持方法であって、前記第1の操作棒の先端部に取り付けられた工具を介して前記第1の操作棒の先端部を前記電線における加工箇所の左側に位置する第1の支持箇所に固定する第1の固定ステップと、前記第2の操作棒の先端側に取り付けられた工具を介して前記第2の操作棒の先端部を前記電線における加工箇所の右側に位置する第2の支持箇所に固定する第2の固定ステップと、前記第1の操作棒の基端側に前記第1の装着部を装着し、前記第2の操作棒の基端側に前記第2の装着部を装着することにより、前記第1の操作棒と前記第2の操作棒とを前記操作棒連結具により連結する連結ステップと、前記第1の操作棒の基端側および前記第2の操作棒の基端側のうちのいずれか一方を把持することにより、前記電線の第1の支持箇所および第2の支持箇所を同時に支持する支持ステップとを備えていることを特徴とする。
また、本発明の第2の電線支持方法は、上述した本発明の第1の電線支持方法の前記連結ステップにおいて、前記第1の装着部を前記第1の操作棒の限界つばよりも基端側に装着し、前記第2の装着部を前記第2の操作棒の限界つばよりも基端側に装着することを特徴とする。
本発明によれば、1人の作業者が2本の操作棒で電線の加工箇所の両側を支持しながら、他の作業者を補助することが可能になる。また、本発明によれば、互いに連結された2本の操作棒の間隔を容易に調節することができる。
本発明の実施形態による操作棒連結具および当該操作棒連結具により連結された2本のストレーリンクトングを示す説明図である。 図1中の矢示IIーII方向から見た本発明の実施形態による操作棒連結具等を示す説明図である。 本発明の実施形態による操作棒連結具において装着部等を示す説明図である。 図3中の装着部の一対の狭持金具を互いに離した状態を示す説明図である。 図3中の装着部における間隔設定機構の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態による操作棒連結具において連結部の内部構造を示す説明図である。 図6中の矢示VIIーVII方向から見た連結部を示す説明図である。 本発明の実施形態による操作棒連結具の使用例を示す説明図である。 本発明の別の実施形態による操作棒連結具を示す説明図である。 本発明のさらに別の実施形態による操作棒連結具を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態による操作棒連結具および当該操作棒連結具により連結された2本のストレーリンクトングを示している。図1に示すように、本発明の実施形態による操作棒連結具1は、間接活線作業用の操作棒である絶縁操作棒を互いに連結する器具である。本実施形態では、絶縁操作棒の一種であるストレーリンクトング2、3を操作棒連結具1により互いに連結する場合を例にあげる。
各ストレーリンクトング2、3は、絶縁材料により形成された操作棒本体5を備えている。操作棒本体5の先端部には、電線を狭持して固定することができる工具である電線狭持具4が設けられている。また、操作棒本体5の軸方向中間部において先端側には水切りつば7が取り付けられ、基端側には限界つば8が取り付けられている。また、操作棒本体5の基端部は、作業者が把持する把持部9となっている。なお、作業者の感電防止等のため、ストレーリンクトング等の絶縁操作棒を用いて間接活線作業を行う際、作業者は、操作棒本体において限界つばよりも先端側を把持することができないこととされている。
図2は図1中の操作棒連結具1等を拡大して示している。図2に示すように、操作棒連結具1は、一対の装着部11、12と、これら装着部11および12を互いに連結する連結部31とを備えている。
図3ないし図5は装着部11を拡大して示している。図3に示すように、装着部11は、ストレーリンクトング2の操作棒本体5に着脱可能に装着することができる。
装着部11は、一対の狭持部としての一対の狭持金具13と、第1の接続部としての接続ユニット14と、第2の接続部としての接続ボルト19および接続ナット20とを備えている。
各狭持金具13は、ストレーリンクトング2を狭持する金具であり、金属材料により緩やかに湾曲した弓形に形成されている。また、各狭持金具13は、図2の紙面に直交する方向において所定の厚さを有している。当該所定の厚さは、狭持金具13でストレーリンクトング2を容易に傾くことのないように狭持することができる程度に設定することが望ましい。
接続ユニット14は、一対の狭持金具13の基端部を連結部31にそれぞれ揺動可能に接続するユニットである。接続ユニット14は固定部材15と一対の可動部材16とを備えている。固定部材15は連結部31の柱状部材32に固定されている。一対の可動部材16はそれらの基端部が固定部材15の両側に円柱状の結合部材17を介してそれぞれ揺動可能に接続されている。また、各可動部材16の先端部には狭持金具13の基端部が円柱状の結合部材18を介して揺動可能に接続されている。
接続ボルト19および接続ナット20は、一対の狭持金具13の先端部同士を着脱可能に接続する部材である。接続ボルト19の基端部は一方の狭持金具13(図3中の上側の狭持金具13)の先端部に揺動可能かつ分離不能に接続されている。接続ボルト19の基端部が狭持金具13に分離不能に接続されているので、装着部11からストレーリンクトング2を取り外したときに接続ボルト19が落下することがない。また、他方の狭持金具13(図3中の下側の狭持金具13)の先端部にはU字状の凹部(図示せず)が形成され、その凹部内に接続ボルト19の先端側が着脱可能に装着されている。接続ナット20は、接続ボルト19の先端部に取り付けられる。接続ナット20は、蝶ナットの如く、接続ナット20を手で回転させ易くするための摘まみ部20Aが設けられている。
図3に示すように、装着部11にストレーリンクトング2を装着するとき、作業者は、一対の狭持金具13間にストレーリンクトング2の操作棒本体5を挟み、接続ボルト19の先端側を他方の狭持金具13の先端部の凹部内に入れ、狭持金具13間にストレーリンクトング2がしっかりと固定されるようになるまで接続ナット20を締め付ける。
一方、図4に示すように、装着部11からストレーリンクトング2を取り外すとき、作業者は、接続ナット20を緩め、接続ボルト19を他方の狭持金具13の先端部の凹部から外す。接続ボルト19を他方の狭持金具13の先端部の凹部から外すと、各狭持金具13は、その基端部を支点として揺動自在となる。これにより、作業者は、一対の狭持金具13の先端部を互いに離して装着部11を開き、装着部11からストレーリンクトング2を取り外すことができる。
装着部12も装着部11と同様に構成されている。このように、操作棒連結具1によれば、作業者は、装着部11、12に対するストレーリンクトング2、3の着脱を簡単な操作で行うことができる。
また、装着部11は、直径の異なるストレーリンクトング等の絶縁操作棒を装着可能とする間隔設定機構21を備えている。本実施形態において、間隔設定機構21は、接続ユニット14の一対の可動部材16および一対の結合部材17により構成されている。上述したように、一対の可動部材16はそれらの基端部が固定部材15の両側に結合部材17を介してそれぞれ揺動可能に接続されている。作業者は、各可動部材16を結合部材17を支点として揺動させることにより、一対の狭持金具13の基端部間の間隔(図4中の間隔d)を変更することができる。
具体的には、作業者は、図3に示すように、一対の可動部材16をこれらの先端部が互いに離れるように揺動させることにより、一対の狭持金具13の基端部間の間隔を大きくすることができる。これにより、操作棒本体5の直径が大きいストレーリンクトング2を狭持金具13間に配置し、接続ボルト19に接続ナット20を締着させて狭持金具13の先端部を互いに接続することにより、操作棒本体5の直径が大きいストレーリンクトング2を装着部11に強固に締め付け固定することが可能になる。
一方、作業者は、図5に示すように、一対の可動部材16をこれらの先端部が互いに近づくように揺動させることにより、一対の狭持金具13の基端部間の間隔を小さくすることができる。これにより、操作棒本体5の直径が小さいストレーリンクトング81を狭持金具13間に配置し、接続ボルト19に接続ナット20を締着させて狭持金具13の先端部を互いに接続することにより、操作棒本体5の直径が小さいストレーリンクトング81を装着部11に強固に締め付け固定することが可能になる。
装着部12も装着部11と同様に間隔設定機構を有している。このように、装着部11、12には様々な径のストレーリンクトング等の絶縁操作棒を装着することができる。これにより、操作棒連結具1を用いて様々な絶縁操作棒同士を連結することができる。したがって、操作棒連結具1を様々な作業に適用することができる。
図6および図7は連結部31の構造を示している。図6に示すように、連結部31は、装着部11に装着されたストレーリンクトング2と装着部12に装着されたストレーリンクトング3とが互いに離間しかつ並列(好ましくは平行)に配置されるように装着部11と装着部12とを連結するユニットである。また、連結部31は、自ら伸縮することにより装着部11と装着部12との間隔を変更可能に設定する機能を備えている。連結部31は、一対の柱状部材32、33および筒状部材41を備えている。
図6において左側の柱状部材32は、軸方向一側に位置し、外形円柱状に形成された円柱部35と、他側に位置し、円柱部35よりも細い外形角柱状に形成された摺動軸部36とを有し、円柱部35には径方向に突出した拡径部37が形成されている。また、円柱部35の一端側には、装着部11の固定部材15が固定されている。装着部11の固定部材15は、装着部11にストレーリンクトング2を装着したときに、ストレーリンクトング2の軸方向と連結部31の軸方向とが交差(好ましくは直交)するように柱状部材32に固定されている。
図6において右側の柱状部材33は外形円柱状に形成されている。また、柱状部材33の一側には、軸方向に挿入穴38が形成されている。また、図7に示すように、挿入穴38の横断面形状は、柱状部材32の摺動軸部36の横断面形状と対応するように四角形状である。柱状部材33は、挿入穴38内に柱状部材32の摺動軸部36が摺動可能に挿入されることにより、柱状部材32に対し、軸方向に移動可能であり、かつ軸周りに回転不能に柱状部材32に支持されている。また、柱状部材33の他端側には、装着部12の固定部材15が固定されている。装着部12の固定部材15は、装着部12にストレーリンクトング3を装着したときに、ストレーリンクトング3の軸方向と連結部31の軸方向とが交差(好ましくは直交)するように柱状部材33に固定されている。また、装着部11、12は、それぞれにストレーリンクトング2、3を装着したときに、ストレーリンクトング2、3が互いに並列(好ましくは平行)となるように柱状部材32、33にそれぞれ固定されている。また、柱状部材33の一端側の外周面には雄ねじ部39が形成されている。
筒状部材41は、筒状に形成され、図6に示すように、一端側が柱状部材32の外周側に配置され、他端側が柱状部材33の外周側に配置されている。また、筒状部材41の一端側の内周面には係合凹部42が形成され、係合凹部42は、柱状部材32の拡径部37に係合している。これにより、筒状部材41は、柱状部材32に回転可能に支持されている。また、筒状部材41の他端側の内周面には雌ねじ部43が形成され、雌ねじ部43は柱状部材33の雄ねじ部39と係合している。
作業者が筒状部材41を一方向に回転させると、柱状部材32に対して柱状部材33が軸方向一側に移動する。この結果、連結部31が収縮し、装着部11と装着部12との間隔が小さくなる。それゆえ、装着部11に装着されたストレーリンクトング2と装着部12に装着されたストレーリンクトング3との間隔が小さくなる。
作業者が筒状部材41を反対方向に回転させると、柱状部材32に対して柱状部材33が軸方向他側に移動する。この結果、連結部31が伸長し、装着部11と装着部12との間隔が大きくなる。それゆえ、装着部11に装着されたストレーリンクトング2と装着部12に装着されたストレーリンクトング3との間隔が大きくなる。
このように、操作棒連結具1によれば、筒状部材41を回転させるという簡単な操作により、ストレーリンクトング2、3間の間隔を変更することができる。また、柱状部材33が柱状部材32に軸方向の移動のみを許し、軸周りの回転を許さないように支持されているので、ストレーリンクトング2、3の間隔を変更するとき、筒状部材41を回転させても、柱状部材33が柱状部材32に対して軸方向に移動するのみであり、柱状部材33が柱状部材32に対して軸周りに回転することがなく、柱状部材33が柱状部材32に対して傾くこともない。したがって、装着部11、12に装着されたストレーリンクトング2、3の位置関係、すなわち、ストレーリンクトング2、3が互いに並列(好ましくは平行)に配置された状態を維持しながら、ストレーリンクトング2、3の間隔を変更することができる。
図8は、操作棒連結具1を使用し、2本の電線51、52の端部同士を互いに圧着接続する作業を行う場合を示している。2人の作業者AおよびBが電線51、52の圧着接続作業を行う場合、まず、作業者AまたはBは、操作棒連結具1と、2本のストレーリンクトング2、3と、油圧式の圧着ヘッド53が取り付けられた1本の絶縁操作棒54と、1本の絶縁ヤットコ(図示せず)を用意する。また、作業者AまたはBは、絶縁操作棒54に取り付けられた圧着ヘッド53を、高所作業車に設けられた油圧ポンプ(図示せず)に油圧ホース55を介して接続する。また、作業者AまたはBは、油圧ポンプを遠隔操作するためのリモートコントローラ56や圧着スリーブ57等を手元に用意する。なお、図8中の58はリモートコントローラ56に接続されたケーブルである。
続いて、例えば作業者Aがストレーリンクトング2を持ち、ストレーリンクトング2に設けられた電線狭持具4で一方の電線51の端側(第1の支持箇所)を狭持する(第1の固定ステップ)。続いて、作業者Bがストレーリンクトング3を持ち、ストレーリンクトング3に設けられた電線狭持具4で他方の電線52の端側(第2の支持箇所)を狭持する(第2の固定ステップ)。続いて、例えば作業者Aが、ストレーリンクトング2を左手で把持すると共に、作業者Bから手渡されたストレーリンクトング3を右手で把持する。
続いて、作業者Bが絶縁ヤットコを用い、圧着スリーブ57を各電線の端部の近くに運び、作業者AおよびBが共同し、一方の電線51の端部を圧着スリーブ57の一側に挿入し、他方の電線52の端部を当該圧着スリーブ57の他側に挿入する。
続いて、作業者Bは、絶縁ヤットコを置き、作業者Aがそれぞれの手で支えているストレーリンクトング2とストレーリンクトング3に操作棒連結具1を装着し、操作棒連結具1によりストレーリンクトング2とストレーリンクトング3とを連結する(連結ステップ)。このとき、作業者Bは、操作棒連結具1の装着部11を、ストレーリンクトング2において限界つば8よりも基端側に装着する。また、作業者Bは、操作棒連結具1の装着部12を、ストレーリンクトング3において限界つば8よりも基端側に装着する。また、このとき、作業者Bは、操作棒連結具1の筒状部材41を回転させ、装着部11と装着部12との間隔を調節し、これにより、ストレーリンクトング2とストレーリンクトング3とが互いに並列(好ましくは平行)に配置された状態で、圧着スリーブ57の両側に電線51、52の端部がそれぞれ挿入された状態が維持されるように、ストレーリンクトング2とストレーリンクトング3との間隔を設定する。
続いて、作業者Bは、圧着ヘッド53が取り付けられた絶縁操作棒54を持ち、図8に示すように、圧着ヘッド53で圧着スリーブ57を狭持する。このとき、作業者Bは絶縁操作棒54を両手で支持する。
続いて、作業者Aが、操作棒連結具1により連結された2本のストレーリンクトング2および3から一方の手を離す。2本のストレーリンクトング2および3は操作棒連結具1により連結されているので、作業者Aは2本のストレーリンクトング2および3の双方を片手で一遍に支持することができる。すなわち、作業者Aは、ストレーリンクトング2の把持部9およびストレーリンクトング3の把持部9のうちのいずれか一方を片手で把持することにより、電線51の端側および電線52の端側を同時に支持することができ、これにより圧着スリーブ57の両側に電線51、52の端部がそれぞれ挿入された状態を維持することができる(支持ステップ)。
続いて、作業者Aは、2本のストレーリンクトング2および3を他方の手で支持しつつ、一方の手で油圧ポンプを遠隔操作するためのリモートコントローラ56を操作し、圧着ヘッド53を稼動させ、圧着スリーブ57を介して2本の電線51、52の端部同士を圧着接続する。このように、作業者Aがリモートコントローラ56を操作するので、作業者Bは、重い圧着ヘッド53が先端部に取り付けられた絶縁操作棒54を両手で支持し続けることができる。これにより、作業者Bの負担が軽減される。
以上説明した通り、本発明の実施形態による操作棒連結具1によれば、1人の作業者が2本のストレーリンクトング2および3で電線51、52の接続箇所の両側を支持しながら、他の作業者を補助することが可能になる。
具体的に説明すると、ストレーリンクトング2および3を操作棒連結具1で連結しても、操作棒連結具1で連結されたストレーリンクトング2および3は、高所作業車の作業床からも電柱からも分離しているので、作業者は、連結されたストレーリンクトング2および3を自由に移動させることができる。また、作業者は、筒状部材41を回転させるだけで2本のストレーリンクトング2および3の間隔を簡単に調節できる。したがって、作業者は、筒状部材41を回転させて2本のストレーリンクトング2および3の間隔を調節すると共に、連結されたストレーリンクトング2および3を持って必要に応じて移動し、立つ位置等を調節することで、圧着スリーブ57に電線51、52の両側が挿入された状態を維持できる適切な位置に2本のストレーリンクトング2および3を配置することができ、そして、このように連結された2本のストレーリンクトング2および3を支持し続けることで、圧着スリーブ57に電線51、52の両側が挿入された状態を維持することができる。
そして、ストレーリンクトング2および3は互いに連結しているので、作業者は、これら2本のストレーリンクトング2および3を一方の手で支持することができる。この結果、もう一方の手が解放されるので、作業者は、その解放された手で、他の作業者を補助することができる(上述した例では、リモートコントローラ56を操作して圧着ヘッド53を稼動させることができる)。これにより、他の作業者の負担を軽減させることができ、作業性を高めることができる。
また、図8を参照しながら説明した通り、本発明の実施形態による電線支持方法によれば、作業者は、電線の接続箇所の両側をそれぞれ狭持した2本のストレーリンクトング2および3を操作棒連結具1により連結し、2本のストレーリンクトング2および3を片手で把持することで、電線の接続箇所の両側を同時に支持することができる。そして、これにより、作業者は、もう一方の手で他の作業者を補助することができる。
また、本発明の実施形態による電線支持方法によれば、操作棒連結具1の装着部11、12が、ストレーリンクトング2、3において限界つば8よりも基端側に装着されるので、間接活線作業中に、ストレーリンクトング2、3に対する操作棒連結具1の着脱を行うことができる。したがって、作業性を向上させることができる。
なお、本発明の操作棒連結具における連結部の伸縮構造は、図6に示す構造に限られない。例えば、図9に示す操作棒連結具61の連結部62のような構造を採用してもよい。すなわち、図9において、筒状部材63の一端側(図9中左側)は、柱状部材32の外周側に固定されている。また、筒状部材63の他端部には複数のスリット64が形成され、これにより、筒状部材63の他端部の内径を変化させることができる。また、筒状部材63の他端部の外周面には雄ねじが形成されている。また、筒状部材63の他端側の内部には柱状部材33の一端側が挿入され、柱状部材33の外周側には、内周面に雌ねじが形成された筒状の締付部材65が配置されている。作業者は、締付部材65の雌ねじを筒状部材63の雄ねじに係合させつつ、締付部材65を一方向に回転させることで、締付部材65により筒状部材63の他端部を締め付けることができる。これにより、柱状部材33が筒状部材63の他端部により締め付けられて固定され、柱状部材33が柱状部材32に対して軸方向に移動不能となる。一方、作業者は、締付部材65を反対方向に回転させることで、筒状部材63の他端部を緩めることができる。これにより、柱状部材33が柱状部材32に対して軸方向に移動可能となる。なお、上述した実施形態による連結部31(図6参照)と同様に、連結部62の内部では、柱状部材32の角柱状の摺動軸部が柱状部材33の挿入穴に挿入され、これにより、柱状部材33が柱状部材32に対して軸周りに回転することができないようになっている。このような構成の連結部62を有する操作棒連結具61でも、連結部62を伸縮させ、装着部11および12の間隔を簡単に調整することができる。もっとも、上述した実施形態による連結部31の方が、筒状部材41を回転させるだけで直ちに連結部31を伸縮させることができるので、装着部11および12の間隔の調整が容易である。
また、各装着部11、12の接続ユニット14(間隔設定機構)の構造として図10に示す装着部71の接続ユニット73(間隔設定機構75)の如き構造を採用してもよい。すなわち、固定部材74の2箇所に長穴74Aが形成され、各長穴74Aには例えばボルト等からなる止め部76が挿入されている。作業者は、止め部76を緩めることで、狭持部材13の基端部を長穴74Aに沿うように移動させ、一対の狭持部材13の基端部の間隔を変えることができる。また、作業者は、止め部76を締め付けることで、一対の狭持部材13の基端部を固定部材74に固定することができる。このような構造によっても、装着部11、12に様々な径の絶縁操作棒を装着することが可能になる。
また、上述した実施形態では、2本の電線の端部同士を圧着接続する作業において電線の接続箇所の両側を2本のストレーリンクトングで支持するために操作棒連結具1を用いる場合を例に挙げたが、操作棒連結具1は、電線を切断する作業において電線の切断箇所の両側を2本のストレーリンクトングで支持するためにも用いることができる。また、操作棒連結具1は、ストレーリンクトング以外の絶縁操作棒を互いに連結することもできる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う操作棒連結具および電線支持方法もまた本発明の技術思想に含まれる。
1、61 操作棒本体
2、3 ストレーリンクトング(第1の操作棒、第2の操作棒)
4 電線狭持具
5 操作棒本体
7 水切りつば
8 限界つば
9 把持部
11、71 装着部(第1の装着部)
12 装着部(第2の装着部)
13 狭持金具(狭持部)
14、73 接続ユニット(第1の接続部)
15、74 固定部材
16 可動部材
17、18 結合部材
19 接続ボルト(第2の接続部)
20 接続ナット(第2の接続部)
21、75 間隔設定機構
31、62 連結部
32 柱状部材(第1の柱状部材)
33 柱状部材(第2の柱状部材)
35 円柱部
36 摺動軸部
37 拡径部
38 挿入穴
39 雄ねじ部(第1のねじ部)
41、63 筒状部材
42 係合凹部
43 雌ねじ部(第2のねじ部)
51、52 電線
53 圧着ヘッド
54 絶縁操作棒
55 油圧ホース
56 リモートコントローラ
57 圧着スリーブ
58 ケーブル
64 スリット
65 締付部材
74A 長穴
76 止め部

Claims (6)

  1. 間接活線作業用の第1の操作棒を着脱可能に装着する第1の装着部と、
    間接活線作業用の第2の操作棒を着脱可能に装着する第2の装着部と、
    前記第1の装着部に装着された前記第1の操作棒と前記第2の装着部に装着された前記第2の操作棒とが互いに離間しかつ並列に配置されるように前記第1の装着部と前記第2の装着部とを連結すると共に、自ら伸縮することにより前記第1の装着部と前記第2の装着部との間隔を変更可能に設定する連結部とを備えていることを特徴とする操作棒連結具。
  2. 前記連結部は、
    外形柱状に形成され、一端側が前記第1の装着部に固定された第1の柱状部材と、
    外形柱状に形成され、一端側が前記第1の柱状部材に対して軸方向に移動可能かつ軸周りに回転不能に前記第1の柱状部材の他端側に支持され、他端側が前記第2の装着部に固定された第2の柱状部材とを備え、
    前記第1の柱状部材に対する前記第2の柱状部材の軸方向の移動により前記第1の装着部と前記第2の装着部との間隔を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の操作棒連結具。
  3. 前記連結部には、筒状に形成され、一端側が前記第1の柱状部材の外周側に回転可能に支持され、他端側が前記第2の柱状部材の外周側に配置され、他端側の内周面に第1のねじ部が形成された筒状部材が設けられ、
    前記第2の柱状部材の外周面には、前記第1のねじ部と係合する第2のねじ部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の操作棒連結具。
  4. 前記第1の装着部または前記第2の装着部は、
    前記第1の操作棒または前記第2の操作棒を狭持する一対の狭持部と、
    前記一対の狭持部の基端部を前記連結部にそれぞれ揺動可能に接続する第1の接続部と、
    前記一対の狭持部の先端部同士を着脱可能に接続する第2の接続部とを備え、
    前記第1の接続部は、前記一対の狭持部の基端部の間隔を可変に設定する間隔設定機構を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の操作棒連結具。
  5. 間接活線作業用の第1の操作棒を着脱可能に装着する第1の装着部と、間接活線作業用の第2の操作棒を着脱可能に装着する第2の装着部と、前記第1の装着部に装着された前記第1の操作棒と前記第2の装着部に装着された前記第2の操作棒とが互いに離間しかつ並列に配置されるように前記第1の装着部と前記第2の装着部とを連結する連結部とを備えた操作棒連結具を用いることにより、前記電線における加工箇所の左右両側を支持する電線支持方法であって、
    前記第1の操作棒の先端部に取り付けられた工具を介して前記第1の操作棒の先端部を前記電線における加工箇所の左側に位置する第1の支持箇所に固定する第1の固定ステップと、
    前記第2の操作棒の先端側に取り付けられた工具を介して前記第2の操作棒の先端部を前記電線における加工箇所の右側に位置する第2の支持箇所に固定する第2の固定ステップと、
    前記第1の操作棒の基端側に前記第1の装着部を装着し、前記第2の操作棒の基端側に前記第2の装着部を装着することにより、前記第1の操作棒と前記第2の操作棒とを前記操作棒連結具により連結する連結ステップと、
    前記第1の操作棒の基端側および前記第2の操作棒の基端側のうちのいずれか一方を把持することにより、前記電線の第1の支持箇所および第2の支持箇所を同時に支持する支持ステップとを備えていることを特徴とする電線支持方法。
  6. 前記連結ステップにおいて、前記第1の装着部を前記第1の操作棒の限界つばよりも基端側に装着し、前記第2の装着部を前記第2の操作棒の限界つばよりも基端側に装着することを特徴とする請求項5に記載の電線支持方法。
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