JPH1080868A - ワイヤ等の曲り修正用工具 - Google Patents

ワイヤ等の曲り修正用工具

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JPH1080868A
JPH1080868A JP25746696A JP25746696A JPH1080868A JP H1080868 A JPH1080868 A JP H1080868A JP 25746696 A JP25746696 A JP 25746696A JP 25746696 A JP25746696 A JP 25746696A JP H1080868 A JPH1080868 A JP H1080868A
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JP
Japan
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tool
wire
holding
bend
portions
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JP25746696A
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English (en)
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Sadayuki Morimoto
貞幸 森本
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より、重量物の吊り上げ等により生じた
ワイヤの曲がりを修正する適当な工具が存在せず、非能
率的な手段により曲がりの修正が行なわれていたので、
曲がりを容易に修正し得るワイヤ等の曲り修正用工具を
提供する。 【解決手段】 1対の工具構成部材10、12が回動ピ
ン8により回動可能に結合され、かつ一方の工具構成部
材10はその先端部寄りに所定間隔を隔てた2つの突出
部を有し、該突出部間に他方の工具構成部材12の先端
部寄り部分が入り得る状態に回動可能に取付けられ、両
突出部の先端部寄りにそれぞれ挟持部14、15を形成
し、他方の工具構成部材12の先端部寄りに形成された
挟持部28の回動軌跡面が前記両挟持部14、15の間
に位置するようにし、両挟持部14、15と他の挟持部
28との3点によりワイヤ32を挟持し得るようにした
ワイヤ等の曲り修正用工具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤ等の曲り修正
用工具に関するものであり、特にプライヤ等のように握
り部を手で握ることによって対象物を挟持するようにし
た構造の工具であって、しかも所定間隔の2つの挟持部
とその間に回動可能に位置するもう1つの挟持部との3
点によりワイヤ等を挟持し得るようにしたワイヤ等の曲
り修正用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりクレーン等で重量物を吊り上げ
る際にはワイヤを使用するが、吊り上げ作業終了後にお
いてもワイヤの引っ掛けた部分は小さな曲率半径で屈曲
し、次の作業がしにくいので、そのため直接ワイヤを手
で持ってワイヤの曲がりを修正したり、ハンマーでワイ
ヤの曲がり部を叩いて修正したり、あるいはペンチやプ
ライヤ等でワイヤを挟んで曲がりを修正したりすること
が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、直接ワイヤ
を手で持って曲がりを修正するには、曲がった部分の近
くを両手で握り、曲がりと逆方向に力を加えるが、ワイ
ヤ自体は可撓性を有するので他の部分が曲がったり、捩
れたりして目的の個所に力が働かず、修正作業が困難で
あり、また作業能率が悪いという問題点があった。ま
た、ワイヤの曲がりをハンマーで叩いて修正するには、
曲がった部分をハンマーで叩いて逆方向に曲げなければ
ならいが、なかなか思うように力が働かず、手で修正す
る場合と同様に修正作業が困難で、作業能率がよくない
という問題点があった。さらに、ペンチやプライヤ等で
ワイヤを挟んで修正する場合にも同様な問題点があっ
た。本発明はこのような事情を背景としてなされたもの
であり、本発明の目的はワイヤの曲がりを簡単に修正し
得る修正工具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためになされたものであり、本発明は下記のよう
に構成される。 A プライヤ等のように片手で握って使用し得るように
したワイヤ等の曲り修正用工具であって、先端部が対象
物を挟む挟持部で基端部が手で持つようにした握り部で
ある1対の工具構成部材を備え、一方の工具構成部材は
先端部寄りの部分に所定間隔を隔てた2つの突出部を有
し、かつ該突出部の先端側に挟持部が形成され、両突出
部間に他方の工具構成部材の先端部寄りの部分が嵌り込
み、回動軸により両工具構成部材が回動可能に結合さ
れ、一方の工具構成部材の前記2つの挟持部の間で、他
方の工具構成部材の挟持部が回動できるように構成し、
2つの挟持部とその間に回動可能に位置する他方の挟持
部との3点によりワイヤ等を挟持するようにしたワイヤ
等の曲り修正用工具。 B 前記A項記載のワイヤ等の曲り修正用工具におい
て、前記2つの突出部を有する工具構成部材は先端部に
1つの挟持部を有する2つの工具構成部材同士を先端部
寄り側で所定の間隔を生ずるように一体に結合させてな
るワイヤ等の曲り修正用工具。ここに、「ワイヤ等」と
はワイヤに限らず、針金、パイプ等の線状材を含むこと
を意味する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を記載した図
面に基づいて、発明の実施の形態を詳細に説明する。ワ
イヤ等の曲り修正用工具は図1、図2に示すように1対
の工具構成部材10、12がピン8により回動可能に結
合されて構成されている。工具構成部材10は、図1、
図3に示すように先端部にワイヤ等を挟持するための挟
持部14、15が形成された一定厚さの2つの部材1
6、18が、基端部側でスペーサ20を介してリベット
22により一体に結合されて構成されている。これによ
り、部材16、18の先端部寄りの部分は所定間隔を隔
てた2つの突出部をなし、基端部側は握り部24をなし
ている。なお、各部材16、18の中間部には前記ピン
8を挿通するためのピン孔26が設けられている。ま
た、握り部24には塩化ビニールの被覆が施されてい
る。(図3では握り部24の前記被覆は図示省略してい
る)。ピン孔26は、一般のプライヤと同様にピン8が
嵌り得る2つの孔の間がその孔径より若干小さい幅で切
欠かれ、2つの孔が連通されたものであり、ピン8は対
向する2面が平行に切欠かれ、前記孔の連通部分に嵌り
得るようにしたものである。ピン8の位置を変えること
により挟持し得る径を変えるようにしたものである。
【0006】一方、他の工具構成部材12は前記部材1
6または18に近似した形状を有し、図1に示すように
先端部には挟持部28が形成され、基端部側は握り部3
0をなしている。握り部30は前記工具構成部材10と
同様に塩化ビニールの被覆が施されている。そして、工
具構成部材12は図1、図2に示すように部材16、1
8の隙間に嵌り得るようにされると共に、ピン孔(図示
省略)が設けられ、部材16、18間に嵌め入れた状態
でピン8を挿通することによって、工具構成部材10と
工具構成部材12とが回転可能に結合される。なお、握
り部24、30を手で握り込んだ場合の工具構成部材の
先端部の移動終端は、工具構成部材10の両突出部間に
若干入った位置となるようにされている。工具構成部材
10を構成する部材16、18の先端部内側の円弧状部
分にピッチの細かい多数の平行な突起を設けることによ
って挟持部14、15が形成される。工具構成部材12
の挟持部28も同様にして形成されている。なお、両工
具構成部材10、12先端の平らな面にも、さらにピッ
チの細かい多数の平行突起が形成されている。
【0007】以上のように構成された実施例のワイヤ等
の曲り修正用工具は、握り部24、30を手で握り込む
と挟持部14、15と挟持部28とが互いに接近する方
向に回動し、ワイヤ等を挟持できるようになる。図4に
示すように、3つの挟持部14、15、28の3点によ
りワイヤ32を挟持するので、ワイヤの挟持が確実とな
り、強固に固定できる。ワイヤが細い場合には、図4に
示すようにワイヤを挟むだけで曲がりを修正できること
もあるが、ワイヤの径が太い場合にはこれだけでは曲が
りを修正できないので、実施例の曲り修正用工具で挟持
したワイヤの近くを他方の片手で回らないように持ち、
曲り修正用工具でワイヤの曲がりと逆方向のモーメント
を加えることが必要である。(前記モーメントを加える
ために、曲り修正用工具側を片手で固定し、他方の片手
でワイヤ自体を動かす場合や両方を動かす場合もあ
る)。このような場合、ペンチやプライヤ等では挟持す
る場所が1個所で幅が狭いので、非常にやりにくいし、
力も掛かりにくいが、実施例の曲り修正用工具では図4
に示すように2個所の挟持部14、15によりワイヤが
保持され、かつ両挟持部間に一定の距離があるので、曲
り修正用工具を傾けてワイヤ32に前記モーメントを加
えることが容易である。従って、ワイヤの曲りを簡単に
修正できる。上記実施例では、工具構成部材10は部材
16、18とスペーサ20の3つの部品で構成したが、
これらの部品を一体の部品として構成してもよく、また
スペーサの部分を部品16または18のいずれか一方と
一体に構成してもよい。本発明は上記のような実施例に
何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論で
ある。
【0008】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1または請求項
2記載のワイヤ等の曲り修正用工具によれば、一定間隔
に固定した2つの挟持部によって支持されたワイヤが、
他の挟持部によりこの挟持部間で押付けられる方向に力
が作用するので、力を加えた際ワイヤが逃げず、ワイヤ
に力を有効に作用させることができる。従って、ワイヤ
の曲がり方向と逆方向の力を加えることによって、容易
に曲がりを修正することができる。また、曲り修正用工
具で曲がりを修正する方向にワイヤを挟持し、もう一方
の手で曲り修正用工具付近のワイヤを握り、両手でワイ
ヤの曲がりと逆方向のモーメントを加えるようにすれ
ば、さらに力が有効に作用し、ワイヤの曲がりの修正が
容易となり、修正作業の能率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視面図である。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】同実施例に使用する部品の一部を破断した側面
図である。
【図4】同実施例の力の作用状態を示す模式的説明図で
ある。
【符号の説明】
10 工具構成部材 12 工具構成部材 14 挟持部 15 挟持部 24 握り部 28 挟持部 30 握り部 32 ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プライヤ等のように片手で握って使用し
    得るようにしたワイヤ等の曲り修正用工具であって、先
    端部が対象物を挟む挟持部で基端部が手で持つようにし
    た握り部である1対の工具構成部材を備え、一方の工具
    構成部材は先端部寄りの部分に所定間隔を隔てた2つの
    突出部を有し、かつ該突出部の先端側に挟持部が形成さ
    れ、両突出部間に他方の工具構成部材の先端部寄りの部
    分が嵌り込み、回動軸により両工具構成部材が回動可能
    に結合され、一方の工具構成部材の前記2つの挟持部の
    間で、他方の工具構成部材の挟持部が回動できるように
    構成し、2つの挟持部とその間に回動可能に位置する他
    方の挟持部との3点によりワイヤ等を挟持するようにし
    たワイヤ等の曲り修正用工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤ等の曲り修正用工
    具において、前記2つの突出部を有する工具構成部材は
    先端部に1つの挟持部を有する2つの工具構成部材同士
    を先端部寄り側で所定の間隔を生ずるように一体に結合
    させてなるワイヤ等の曲り修正用工具。
JP25746696A 1996-09-05 1996-09-05 ワイヤ等の曲り修正用工具 Pending JPH1080868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104283159A (zh) * 2014-10-13 2015-01-14 国家电网公司 导线布设弯角定型钳子
CN109586131A (zh) * 2018-12-19 2019-04-05 天长市富信电子有限公司 一种信号传输线接头矫正装置

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