JP2009087557A - 蛍光表示管及び蛍光表示管用導電材ペースト - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光表示管の金属アルミニウム配線層と陽極導体との間の導通を確実にする。
【解決手段】金属アルミニウム配線7を形成した陽極基板上にスルーホール11付の絶縁層9を積層形成する。絶縁層9上に陽極導体13を形成する。前記陽極導体の上に蛍光体層14を形成して陽極を構成する。スルーホール内には金属アルミニウム粒子を主成分とし黒鉛粉末を混合した導体ペーストを充填して焼成する。導電ペーストを焼成することにより金属アルミニウム粒子黒鉛粉末とを主成分とする導体層22が形成され金属アルミニウム配線層7と陽極導体層13との間を安定に導通させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属アルミニウム配線と陽極導体を接続する導体層並びに前記導体層形成の為に使用する蛍光表示管用導電材ペーストに関する。
従来の蛍光表示管は、図2、3に示すように絶縁性基板としてのガラス基板3上に金属アルミニウム配線層7を形成し、前記金属アルミニウム配線層7の上に絶縁層9を積層形成し、絶縁層9の上には導体層12を介して金属アルミニウム配線層7と導通するように陽極導体13を積層形成している。
前記陽極導体13は、例えば黒鉛を主成分とする黒鉛ペーストや、金属アルミニウムを主成分とする金属アルミニウムペーストを使用して厚膜印刷法により形成する。前記陽極導体13上には、蛍光体ペーストを使用して厚膜印刷法により蛍光体層14を形成して陽極15を構成する。
前記陽極15の上方にはグリッド電極16を設け、このグリッド電極16は不図示のAgを主成分とする固着電極、又は、Agと金属アルミニウムを主成分とする固着電極で前記ガラス基板に固着し、このグリッド電極16の上方にはフィラメント状の陰極17を設けている。
ガラス基板上に形成した金属アルミニウム配線層7の上にスルーホール11を設けた絶縁層9を厚膜印刷法により形成し、例えば550〜600℃で焼成する。そして、絶縁層9のスルーホール11にAg及び低融点ガラスを主成分として、Zn、Sb等の活性剤を添加した導体材ペーストを成膜した後に、例えば550〜600℃で焼成して導体層を形成するとことで、金属アルミニウム配線層7表面の酸化物を破壊して金属アルミニウム配線と陽極導体の接続を確実にすることを特徴とする蛍光表示管を開示している。(例えば特許文献1)
ガラス基板上に形成した金属アルミニウム配線層7と、前記金属アルミニウム配線層7上の要所にスルーホール11が形成された絶縁層9を有し、金属アルミニウム粉末に有機金属又は低軟化点ガラスフリットの少なくとも一方を含むペーストであって前記スルーホールの内部に充填する導体ペーストを厚膜印刷法により形成し、前記導体ペーストを焼成して得た導体層12上に積層形成した陽極導体13と、前記陽極導体上に形成した蛍光体層14とを具備したことを特徴とする蛍光表示管を開示している。(例えば、特許文献2)
ガラス基板上に形成した金属アルミニウム配線層7と、グリッド電極16を固定する電極の間の導通を確実にすることを目的として、前記金属アルミニウム配線層7上の要所に設けたスルーホール11内に、フリットガラスを含むグラファイト層又はフリットガラスを含む金属アルミニウム層からなるジャンクション層(導体層12)を形成した後、焼成して前記アルミニウム配線表面の酸化を防止する蛍光表示管が開示されている。
前記ジャンクション層は、フリットガラス粉末とグラファイト粉末とアルミナ粉末フィラーをビークル中に混錬したペーストにより形成される。又は、金属アルミニウム粉末とフリットガラス粉末をビークル中に混錬したペーストにより形成される。(例えば、特許文献3)
特開平07−20414号公報 特開2000―11929号公報 特開2006―85968号公報
Ag及び低融点ガラスを主成分として、Zn、Sb等の活性剤を添加した導体層(12)とする蛍光表示管に於いては、陽極駆動電圧である12V程度の低電圧では導通しないときもあり、Zn、Sb等の活性剤の影響でアルミニウム薄膜配線層7の断線が生じるときもある等、スルーホール11における導体層の導通が不安定となるという問題があった。
また、スルーホールに充填する従来の導体ペーストは、金属アルミニウム配線層7とは異種金属のAgを主成分としているので、金属アルミニウム配線層7との馴染みが最適ではないという問題があった。
更に、Ag及び低融点ガラスを主成分として、Zn、Sb等の活性剤を添加した導体層は、金属アルミニウム導体層に比べて高コストであるという問題があった。
金属アルミニウム粉末、並びに、有機金属を構成する金属を過熱して得られるガラス状の金属酸化物、及び/又は、低融点ガラスの少なくとも一方を含む、導体層12を介して固着接続した陽極導体と金属アルミニウム配線の電気的接続を取る蛍光表示管がある。
前記蛍光表示管は、前記導体層12を構成する金属アルミニウムの酸化により形成されるアルミニウム酸化物によって、前記陽極導体と金属アルミニウム配線の界面の抵抗が、常温放置後、及び/又は、加湿放置後に於いて、初期と比較して不安定になるという問題があった。
金属アルミニウム表面の酸化防止材として、フリットガラス粉末とグラファイト粉末からなるペーストの印刷性を向上させるために、フィラー材としてアルミナ粉末をビークル中に混錬したペーストを焼成して得られる導電層を有する従来の蛍光表示管は、導電材が黒鉛のみである為に前記導電層自体の抵抗により電圧降下が生ずるという問題があった。
また、金属アルミニウム粉末とフリットガラス粉末をビークル中に混錬したペースト焼成して得られる導電層は、焼成後の金属アルミニウム粉末表面の酸化により、前記導電層として使用するときに電圧降下が生ずるときがあるという問題があった。
本願発明は、前記課題を解決して金属アルミニウム配線と陽極導体の間の接続を安定化した蛍光表示管を提供すること、並びに、前記改良された蛍光表示管に使用する蛍光表示管用導電材ペースを提供することを目的とする。
本願発明者は鋭意検討した結果、蛍光表示管に通常使用されている黒鉛の還元力を利用することを考えた。
即ち、スルーホールに充填する導体層を構成する材料として、新たに導電性物質である金属アルミニウムと黒鉛から成る固形混合物を主成分とする導体層を形成して金属アルミニウム配線と前記導体層間の導通を図ると供に、前記導体層と黒鉛電極間の導電性を維持する本願発明に至った。
本願発明において、金属アルミニウムと黒鉛を混合して導電性固形混合物を採用することで、黒鉛粉末の還元力により前記導体層に含まれる金属アルミニウムの酸化を防止して、該導体層と陽極導体の界面の接続を従来の蛍光表示管と比較して安定化することを見出した。
前記検討の結果、本願発明の課題を解決するための手段は以下の通りである。
請求項1の蛍光表示管1は、絶縁性基板3に形成した金属アルミニウム配線層7と、前記金属アルミニウム配線層7の上に積層形成して前記金属アルミニウム配線層7の要所に対応するスルーホール11を設けた前記金属アルミニウム配線層7の上に積層形成した絶縁層9と、前記スルーホール11に充填形成した導体層22と、前記絶縁層9上に前記導体層22を覆って積層形成した陽極導体13と、前記陽極導体上に積層形成した蛍光体層14とを有する蛍光表示管に1於いて、前記導体層22が金属アルミニウム及び黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項2の蛍光表示管1は、請求項1の蛍光表示管の導体層22が金属アルミニウム及び黒鉛並びに低融点ガラスを含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項3の蛍光表示管1は、請求項1の蛍光表示管の導体層22が金属アルミニウム及び黒鉛並びにTi、Zr、アルミニウムから選ばれた金属の金属酸化物を含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項4の蛍光表示管1は、請求項1乃至3の蛍光表示管1の導体層22が、前記導体層22を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項5の蛍光表示管1は、請求項1乃至3の蛍光表示管の導体層22が、前記導体層22を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して99.99重量%〜60重量%の金属アルミニウムと、0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項6の蛍光表示管1は、請求項2の蛍光表示管の導体層22が、前記導体層22を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物と、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウムと黒鉛と低融点ガラスを含む固形混合物との総重量に対して低融点ガラス0.01〜30重量%を含む固形混合物から成ることを特徴とする。
請求項7の蛍光表示管1は、請求項3の蛍光表示管1の導体層22が、前記導体層22を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物含み、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウムと黒鉛と、Ti、Zr、アルミニウムから選ばれた金属の金属酸化物との総重量に対して4〜14重量%の前記金属酸化物を含むことを特徴とする。
本願発明を構成するスルーホール11に充填して金属アルミニウム配線7と陽極導体13を接合する金属アルミニウムと黒鉛を主成分とする導体層22においては、金属アルミニウムと黒鉛の固形混合物の総量に対して黒鉛は極微量含まれていれば本願の目的を達成できる。
一方、多すぎると金属アルミニウムに比べて黒鉛の抵抗率が高いことから、前記導体層自体の抵抗値が高くなり、また金属アルミニウム配線7と陽極導体13との結合強度が低下するときもある。
前記導体層22を構成する前記固形混合物の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含むことで金属アルミニウムによる導電性を維持するとともに、高温焼成時に於いて金属アルミニウムの酸化を防止することが出来る。
低融点ガラス、又は、Ti、Zr、アルミニウムから選ばれた金属の酸化物を有することで本願発明の導体層はアルミニウム配線に確実に固着すると供に陽極電極との固着を確実にする。
前記低融点ガラスは無くても本願の目的を達成することが出来る。
しかしながら、前記低融点ガラスの量は少なすぎると固着強度が低下し、多すぎるとガラス皮膜を形成して、電気的接続が不安定になる等の問題がある。
従って、金属アルミニウム、黒鉛、低融点ガラスを含む固形混合物に対して低融点ガラスの重量%は、1〜50重量%であり、最適値は5〜25重量%である。
前述の金属アルミニウム粒子、黒鉛粉末及び低融点ガラスの混合物である固形混合物は、ビークル(高沸点溶剤ブチルカルビートールやターピネオールにセルロースを溶解させた溶液)中に混錬したペーストとして使用する。
前記ペーストを厚膜印刷法により、穴埋め(スルーホールに充填する導体層)パターンを形成し、大気雰囲気中で高温に焼成する。
それにより、前記有機物を除去したアルミニウム及び黒鉛を主体とする固形混合物として蛍光表示管の一部を構成する。
請求項8の蛍光表示管用導電材ペーストは、金属アルミニウム粒子及び黒鉛粉末からなる固形混合物と、ビークルを混錬したペーストであり、前記固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含むことを特徴とする。
前記低融点ガラスに替えて、チタンオクチレングリコールその他の有機Ti化合物、ジルコニウムアセチルアセテートその他の有機Zr化合物、アルミニウムイソプロピレートその他の有機アルミニウム化合物をブタノール、アセチルアセトン、トリエタノールアミンなどの有機溶媒に溶解した有機金属化合物溶液を使用しても良い。
請求項9の蛍光表示管用導電材ペーストは、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスからなる固形混合物と、ビークルとを混錬したペーストであり、前記固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物を含み、前記固形混合物中の金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスの総重量に対して0.01〜30重量%の前記低融点ガラスを含む固形混合物であることを特徴とする。
請求項10の蛍光表示管用導電材ペーストは、金属アルミニウム粒子及び黒鉛粉末からなる固形混合物と、有機Ti化合物・有機Zr化合物・有機アルミニウム化合物から選ばれた有機金属化合物を有機溶媒に溶解した有機金属化合物溶液とを混錬したペーストであり、前記固形混合物中の前記金属アルミニウム粒子と前記黒鉛粉末の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛粉末を有する固形混合物であることを特徴とする。
請求項11の蛍光表示管用導電材ペーストは、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスからなる固形物と、ビークル並びに有機金属化合物を有機溶媒に溶解した有機Ti化合物、有機Zr化合物、有機アルミニウム化合物から選ばれた有機金属化合物溶液からなる有機金属化合物溶液中に混錬したペーストであり、前記固形混合物中の前記金属アルミニウム粒子と前記黒鉛粉末の固形混合物の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛粉末を有し、前記固形混合物の総重量に対して5〜25重量%の低融点ガラスを有する固形混合物であることを特徴とする。
前述の金属アルミニウム粒子、黒鉛粉末及び低融点ガラスは、ビークル(高沸点溶剤ブチルカルビートールやターピネオールにセルロースを溶解させた溶液)中に混錬したペーストとして使用するときは、ペースト中の固形混合物を構成し、大気雰囲気中で焼成して有機物を除去して導電層の固形混合物を構成する。
前記チタンオクチレングリコールその他の有機Ti化合物、ジルコニウムアセチルアセテートその他の有機Zr化合物、アルミニウムイソプロピレートその他の有機アルミニウム化合物をブタノール、アセチルアセトン、トリエタノールアミンなどの有機溶媒に溶解した有機金属も、大気雰囲気中で焼成して有機物を除去して、前記有機金属を構成する金属の金属酸化物を含む固形混合物が導電層を構成する。
本願発明の蛍光表示管用導電材ペーストを穴埋め用ペースト(スルーホールに充填する導体層用ペースト)として使用することで、高価なAgを使用せずに安定で安価な蛍光表示管を提供できるという効果がある。
陽極供給電圧が5V以下の低電圧駆動蛍光表示管においても、金属アルミニウム配線と陽極、並びに、グリッド電極を直接ガラス基板に固定したときの、金属アルミニウム配線とグリッド電極の電気的接続の安定な蛍光表示管を提供できるという効果がある。
本願発明の導体層を介して接続される電極は黒鉛の還元力による金属アルミニウム表面の酸化を防止して電気的導通性を維持するので、黒鉛、金属アルミニウム、Agの何れを主体とする電極に対しても、金属アルミニウム配線との電気的接続の安定化ができる蛍光表示管を提供できるという効果がある。
金属アルミニウムと黒鉛を主成分とする導体層であることから特に金属アルミニウム配線と馴染みが良く、電気的接続も安定化できる蛍光表示管を提供できるという効果がある。
本実施の形態は、図1に示す蛍光表示管1において、スルーホール11に充填(穴埋め)して導体層22を形成するための蛍光表示管用導電材ペーストが従来と相違し、前記蛍光表示管用導電材ペーストを焼成して得られる導体層22が相違している。
配線層としては金属アルミニウム薄膜とする。スルーホール11に充填(穴埋め)した導体層22を介して接続する。
この金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末から成る導電性固形混合物により導電性を持たせ、低融点ガラス又は有機金属化合物を構成する金属の金属酸化物の少なくとも一方を含むことにより固着力を増した導体層22が得られる。
本実施の形態の蛍光表示管1に用いられる陽極は、黒鉛粉末を主成分とする。
陽極の上面には、電子励起により発光する蛍光体を塗布形成する。
蛍光体上方にメッシュ状金属薄板から成るグリッド電極を、前記絶縁性基板に設けたスルーホールを介してAgを主成分とする導電材、又はAgと金属アルミニウムを主成分とする導電材によって電気的接続を取ると供に、前記絶縁性基板に固着する。
前記金属アルミニウム粒子としては、窒素雰囲気中で液体の金属アルミニウムを噴射させて微粉を得る窒素アトマイズされた金属アルミニウム粒子を用いると良い。そして、この金属アルミニウム粒子は、平均粒径1〜10μm、更に好ましくは平均粒径2〜5μmの金属アルミニウム微粉を用いると良い。この窒素アトマイズされた金属アルミニウム粒子を用いることで、540℃程度で酸化反応が起き、金属アルミニウム粒子表面の酸化膜及び金属アルミニウム配線層7上の酸化膜が破壊され、良好な導通性を得ることができる。また、この反応は、550〜600℃で焼成を繰り返しても過剰には進行しないので、金属アルミニウム薄膜の配線層7と陽極導体13との導通を維持することができる導体層用材料として好適である。
本願発明に於いては、蛍光表示管用導電材ペーストの主成分である金属アルミニウム粒子は、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末を併用することで、前記黒鉛粉末が550〜600℃での焼成時に金属アルミニウムの表面の酸化抑止剤として作用するものと思料される。従って、通常市販されている金属アルミニウム粒子を使用しても本願発明の効果がある。
黒鉛粉末は市販のものでよいが、平均粒子径1〜5μmがよく、更に好適には平均粒子径2〜4μmのフレーク状の物がよい。
黒鉛粉末は、平均粒子径2〜4μmのフレーク状の黒鉛粉末を使用することが好適である。
本願発明の蛍光表示管用導電材ペーストに使用する低軟化点ガラスフリットは、軟化点が300〜400℃のガラスであり、例えばPbO系ガラス、SnO−P系ガラス、Bi系ガラス等が良い。
また、上記蛍光表示管用導電材ペーストに含まれるビークルは、所定パターン形状の導体をスクリーン印刷するために必要なもので、有機高分子を有機溶剤に溶解した粘性のある液体で、焼成時には除去されるものである。
本願実施例に於いては、エチレングリコールにエチルセルロースを溶解したビークルを使用することが好適である。
また、上記蛍光表示管用導電材ペーストに含まれるビークル及び有機金属化合物溶液は大気雰囲気中で550〜600℃での焼成により除去されて、黒鉛、金属、金属酸化物、セラミック、ガラス等の固形物からなる導体層が形成されるものである。
更に、印刷性の改良及び特性の改良のために、充填剤として酸化物フィラーを混合することができる。酸化物フィラーとしてはチタン酸鉛粒子、酸化ジルコニウム粒子その他のセラミクス粒子が好適である。
前記金属アルミニウム粒子と前記黒鉛粉末の固形混合物と、有機金属としての有機Ti化合物をブタノールに溶解した溶液とビークルを混合したペーストを使用しても良い。
金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の混合物に低軟化点ガラスフリットと有機Ti化合物溶液をブタノールに溶解した有機金属化合物溶液とビークルを混合したペーストの何れかを使用して形成しても良い。
以下に本願発明のペースト(1)、ペースト(2)、ペースト(3)の組成の一例を示す。
ペースト(1):金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低軟化点ガラスフリットから成る固形混合物を、ビークル(エチレングリコールにエチルセルロースを溶解した溶液)中に混錬したペースト。
金属アルミニウム粒子を75g、黒鉛粉末を3g、を調合して導電性材料である固形混合物78gとする(このときの重量比率は、金属アルミニウム粒子96.1重量%と黒鉛粉末3.9重量%となる)。
前記金属アルミニウム粒子75gと黒鉛粉末3gを調合して固形混合物78gとする。更に、前記固形混合物78gとSnO−P系ガラス22gを調合して総量100gの固形混合物とする。(このとき、金属アルミニウム粒子75重量%、黒鉛粉末は3重量%、SnO−P系ガラス22重量%となる。)
前記固形混合物を100gとして、ビークル100gの割合で調合してペーストとする。
前記ペーストは、固形混合物が50重量%、ビークルが50重量%の割合である。
印刷性や焼成後の抵抗及び固着力を考慮すると、前記固形混合物を併せて総量30〜70重量%として、ビークル70〜30重量%の範囲のペーストが好適である。
又、充填材として酸化ジルコニウム粒子を加えても良い。
ペースト(2):金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の混合物を有機金属化合物溶液中に混合したペースト。
金属アルミニウム粒子97gと黒鉛粉末3gを調合して固形混合物100gとする。前記固形混合物70gと、有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機Ti化合物溶液30gを調合し、混錬してペーストを作成る。
これにより、金属アルミニウム粒子97重量%、黒鉛粉末3重量%から成る固形混合物70重量%と、有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機Ti化合物溶液30重量%を混錬して蛍光表示管用導電材ペーストが完成する。
印刷性の調整のために、有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機金属化合物溶液の量は全ペーストの重量に対して任意に調整可能であるが、印刷性や焼成後の抵抗及び固着力を考慮して30重量%〜70重量%の範囲が好適である。
チタンオクチレングリコールその他の有機Ti化合物に替えて、ジルコニウムアセチルアセテートその他の有機Zr化合物、アルミニウムイソプロピレートその他の有機アルミニウム化合物をブタノール、アセチルアセトン、トリエタノールアミンなどの有機溶媒に溶解した有機金属溶液を前記ペーストに加えて使用しても良い。
充填材として酸化ジルコニウム粒子を加えても良い。
ペースト(3):金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の混合物にSnO−P系ガラスと有機Ti化合物溶液とビークルを混合したペースト。
前記ペースト(1)と同様の固形分とし、例えば金属アルミニウム粒子76g、黒鉛粉末3g、SnO−P系ガラス16g、チタン酸鉛5g、を調合して固形混合物100gとする。(このとき、金属アルミニウム粒子76重量%、黒鉛粉末3重量%、SnO−P系ガラス16重量%、チタン酸鉛粒子5重量%、である。)
前記、金属アルミニウム粒子、黒鉛粉末、SnO−P系ガラス、チタン酸鉛、を混合した固形混合物を併せて30〜70重量%とする。
前記固形混合物をペースト状にする液体として、有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機Ti化合物35〜15重量%と、ビークル35〜15重量%を調合し、混錬して蛍光表示管用導電材ペーストを作成する。
有機Ti化合物に替えて、有機Zr化合物、有機アルミニウム化合物としても良い。
(実施例1)ペースト(1)を使用して導電層22を形成した蛍光表示管
図1は、上述した蛍光表示管用導電材ペースト(1)を穴埋め用ペーストとして使用し焼成後導電層22とした蛍光表示管の部分断面図である。
蛍光表示管1は、図2に示すように、内部が高真空状態に気密保持された箱状の外囲器2を有している。外囲器2は、絶縁性を有する陽極基板3と、絶縁性及び透光性を有する前面板4、と絶縁性を有する枠状の側面板5とにより形成された蓋状の容器部6とを備えている。外囲器2は、各基板3,4,5を、ガラス板で構成する。
陽極基板1の外周部に容器部6を封着剤で封着し、その後排気し、更に封止して気密容器内部を高真空状態に気密保持している。
詳細には以下に示すように、図1、2において、陽極基板3の上に金属アルミニウム薄膜の導電材からなる金属アルミニウム配線層(陽極配線層、グリッド配線層)7を所定パターン形状に形成する。各セグメント10に位置する絶縁層9のスルーホール11内に前述した蛍光表示管用導電材ペーストを印刷し、スルーホール11に充填(スルーホール11内を穴埋め)して導体層22を形成する。
同時にグリッド電極16と不図示のグリッド配線層との配線箇所に位置するスルーホール内にも前述した蛍光表示管用導電材ペーストを印刷し、スルーホール内を穴埋めして乾燥する。
続いて、2層目の絶縁層9を印刷形成し、大気雰囲気中に於いて550〜600℃で焼成する。前記焼成により、有機物を除去して導体層22を形成する。
その後、黒鉛とビークルを混錬した黒鉛ペーストをセグメント10の形状に陽極導体層を形成して、大気雰囲気中で焼成して黒鉛を主体とした陽極導体13を形成する。
陽極導体13上には、蛍光体粉末とビークルからなる蛍光体ペーストを表示パターン8のセグメント10の形状に蛍光体層14形成し、大気雰囲気中で焼成して蛍光体層14を形成している。
陽極導体13を構成する固形混合物の導電材として金属アルミニウムを主成分とする陽極を構成しても、本願発明の導体層は金属アルミニウムを含むことから黒鉛を主成分とする陽極導体と同様の効果が得られる。
外囲器2内における表示パターン8の上方には、メッシュ状のグリッドを設けている。メッシュ状のグリッドは、スルーホールに充填した導体層を介して配線に接続し、Agを主成分とする固着電極で陽極基板3に固着している。
前記固着電極は、金属アルミニウムとAgの固形混合物を使用しても良い。
ここで、上記作業とは別工程でフィラメント状の陰極15が張設されたフレームを組み上げておく。そして、容器部6における側面板5の底周面を、低融点ガラスペーストの塗布された陽極基板3の外周部に位置させ、陽極基板3及び容器部6を上下から加圧し、500℃以下の雰囲気で、陽極基板3の外周部と容器部6との間を封着して外囲器2を組み立てる。その後、外囲器2内を高真空状態に排気して封止して、蛍光表示管1が完成する。
外囲器2内における表示パターン8の上方には、表示パターン8に対向してフィラメント状の陰極17を張架する。
前記陰極17を加熱して放出した電子が前記蛍光体を励起発光させる。
本実施の形態では、スルーホール11に充填して導体層22を金属アルミニウム配線層と同じ金属アルミニウムを主成分とするので、金属アルミニウム配線層7とも馴染みが良く、金属アルミニウム配線層7と陽極導体13との間の導通を確実に行うことができる。
本願発明の蛍光表示管用導電材ペーストは、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の混合物中の黒鉛が550〜600℃での焼成時に金属アルミニウム表面の酸化の防止剤として作用し、蛍光表示管用導電材ペーストを焼成して形成した導体層の他方の接続部である陽極電極との界面に於いて、金属アルミニウム表面の酸化が防止されて安定な接続が得られる。
前記陽極導体として黒鉛を主体として陽極電極、Agを主体としたグリッド電極の固着電極との電気的接続も安定してとることが出来る。従って、陽極及びグリッドに印加する電圧を5Vとしたときの不良を無くすことが出来る。
本実施の形態の金属アルミニウムと黒鉛を主成分とする導体層によれば、Agを主成分とする導体層に比べ、低コストで安定した抵抗が得られる。その結果、Agを使用しないので従来よりも安価な蛍光表示管を提供することが出来る。
(比較例1)実施例(1)の効果の確認
実施例1において、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末とを主成分とする導体層が金属アルミニウム配線と陽極電極との接続を安定化することを見出した。そこで、本願発明の導体層22中の黒鉛の効果を下記の通り確認した。
実施例1の蛍光表示管用導体ペーストに於いて、金属アルミニウム粒子76重量%、黒鉛粉末3重量%、SnO−P系ガラス16重量%、充填材5重量%、の割合で調合して固形混合物とする。
前記固形混合物を30〜70重量%とし、ビークル70〜30重量%とする割合で調合して、蛍光表示管用導電材ペースト作成する。
前記蛍光表示管用導電材ペーストを、金属アルミニウム配線を形成した陽極基板のスルーホールに充填して焼成した陽極基板サンプル(A)とする。
金属アルミニウム粒子76重量%、SnO−P系ガラス16重量%、充填材8量%、の割合で調合して固形混合物とする。
前記固形混合物を併せて総量30〜70重量%とし、ビークル70〜30重量%の割合で調合した黒鉛を使用しない蛍光表示管用導電材ペーストを作成する。
前記蛍光表示管用導電材ペーストを、前記金属アルミニウム配線を形成した陽極基板のスルーホールに充填して焼成した陽極基板サンプル(B)とする。
サンプル(A)とサンプル(B)を加湿前と85℃の雰囲気で120時間維持した後の金属アルミニウム配線と黒鉛電極の電気抵抗を測定した結果をグラフ1に示す。
(グラフ1)
Figure 2009087557
グラフ1に於いて、サンプル(A)は、加湿前も加湿後も抵抗値は数百Ωの範囲で安定していることを示している。このことから、本願発明の蛍光表示管のスルーホールに充填する導体層は、導体層として安定していることを示している。
一方、サンプル(B)は、加湿前においても数kΩ〜数10MΩあり、蛍光表示管のスルーホールに充填する導体層として不適合のものがあることを示している。更に、加湿後の抵抗値は数10MΩ以上となり、蛍光表示管のスルーホールに充填する導体層として不適合であることを示している。
以上から、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末を主成分とする導体層を金属アルミニウム配線と黒鉛電極の接続部であるスルーホールに充填する導体層とすることで、金属アルミニウム配線と黒鉛電極の電気的接続が安定化する本願発明の効果を示している。
(比較例2)実施例(1)の黒鉛粉末の添加量の確認
金属アルミニウムと黒鉛の固形混合物の総量に対して黒鉛の添加量による効果を以下の通り確認した。
SnO−P系ガラスの量を20重量%で一定とする。次に、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の固形混合物の総量に対して黒鉛粉末の添加量を0.01〜40重量%に変化させた金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の固形混合物を調合する。
SnO−P系ガラスと、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末から成る前記固形混合物を50重量%とし、ビークル50重量%となるように調合する。
前記固形混合物とビークルの混合物を混錬して蛍光表示管用導電材ペースト作製した。
実施例1に使用した蛍光表示管用導電ペーストに替えて、前記蛍光表示管用導電材ペーストを陽極基板のスルーホールに充填して大気雰囲気中において550℃〜600℃に加熱焼成して、導体層22を形成した陽極基板を作製した。
前記陽極基板を85℃で120時間維持した後の、前記陽極基板の金属アルミニウム配線と黒鉛電極の電気抵抗を測定した結果を表1に示す。
(表1)
Figure 2009087557
表1における用語は以下の通り。
(1)破壊電圧:完成した蛍光表示管において所定のフィラメント電圧を印加して熱電子が放出される電圧を印加した状態で、陽極及びグリッドに電圧を印加して表示が安定にされる電圧を破壊電圧とする。単位はV(ボルト)とする。
(2)表面抵抗:金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の組成比を変化させたペーストをガラス基板に塗布形成した後に焼成した導体層の表面抵抗。単位はΩ(オーム)とする。
(3)導通抵抗:金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の組成比を変化させたペーストをスルーホールに充填形成した後に焼成した導体層を介した金属アルミニウム配線と黒鉛を主成分とする電極間の抵抗。単位はkΩ(キロオーム)とする。
(4)強度:金属アルミニウムと黒鉛の組成比を変化させたペーストをガラス基板に塗布形成した後に焼成した導体層をHBの鉛筆で引っかいたところ、従来の黒鉛を含まない導体層と同じ強度のときを◎、従来の黒鉛を含まない導体層と比較して強度が少し弱いが充分機能を果たすときを○、従来の黒鉛を含まない導体層と比較して強度が弱いが充分機能を果たすときを△として表を構成した。
(5)総合評価:上記(1)〜(4)の評価を考慮して金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の、固形混合物中の炭素の重量比による蛍光表示管のスルーホールに充填する導体層(22)の総合評価を示す。
表1は、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末から成る固形混合物中において、黒鉛粉末が0.01重量%含まれるだけで、破壊電圧が12Vから10Vに低減できることを示している。併せて導通抵抗も2kΩ〜10MΩであったものが1kΩ〜10kΩに激減して金属アルミニウム配線と黒鉛を主成分とする陽極の接続用導電層として機能することを示している。
さらに、蛍光表示管用電極として使用するとき充分な強度であることがわかる。
表1(1)〜(4)の評価を考慮すると、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の固形混合物中の、黒鉛粉末の重量比による蛍光表示管のスルーホールに充填する導体層22の総合評価をしたところ、炭素の組成比が1.0〜10.0重量%のときが好適であることを示している。
このとき、前記導体層を構成する固形混合物中のアルミニウム金属の組成比は金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して99.9重量%〜60重量%のとなる。
炭素の組成比が40.0重量%を越えるときは表面抵抗が大きくなりすぎ接触抵抗が不安定になる。
炭素の組成比が0.01〜0.1重量%のときは破壊電圧が10〜8Vで従来の導体層12と比較して安定となる。
(比較例3)実施例(1)の低融点ガラスの添加量の確認
金属アルミニウムと黒鉛の固形混合物の総量に対して低融点ガラスの添加量による効果を以下の通り確認した。
金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末から成る固形混合物の総量に対して黒鉛の添加量を3重量%で一定として、金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末とSnO−P系ガラスから成る固形混合物中のSnO−P系ガラスの混合比率を0.01重量%〜30.00重量%の割合で調合した。
前記固形混合物50重量%と、ビークル50重量%となるように調合する。前記混合物を混錬して蛍光表示管用導電材ペースト作製した。
実施例1に使用した蛍光表示管用導電ペーストに替えて、前記蛍光表示管用導電材ペーストを陽極基板のスルーホールに充填して大気雰囲気中において550℃〜600℃に加熱焼成して、導体層22を形成した陽極基板を作製した。
その結果、前記SnO−P系ガラスが全固形混合物中で0.01重量%〜30.00重量%含む導体層は、固着強度及び導電性を併せ持った導体層が得られる。
導体層中のSnO−P系ガラスの組成比は、5重量%〜25重量%のときがより好適である。
0.01重量%〜5重量%のときは固着強度がやや弱い。
25〜30.00重量%のときは導電性が悪くなる。
固着材としてSnO−P系ガラスその他の低融点ガラスと供に、又は、前記低融点ガラスに替えて有機金属溶液を使用することで、前記有機金属化合物を構成する金属の金属酸化物がガラス状になり前記導電物質を固着することが出来る。
前記有機金属化合物溶液を550〜600℃で焼成することにより、ガラス状Ti酸化物、ガラス状Zr酸化物、ガラス状アルミニウム酸化物からなる固着材として使用することが出来る。
(実施例2)前記導体層の金属アルミニウム粒子、及び黒鉛粉末、ガラス状Ti酸化物から成る導体層を有する蛍光表示管
実施例1に使用した蛍光表示管用導電材ペースト(1)に替えて、ペースト(2)を使用した蛍光表示管素作成する。
即ち、金属アルミニウム粒子97g、黒鉛粉末3gの固形混合物を調合する。前記金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末の固形混合物を70重量%とし、有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機金属化合物溶液30重量%として混錬した蛍光表示管用導電材ペースト作成した。前記蛍光表示管用導電材ペーストを550〜600℃で焼成してガラス状Ti酸化物を固着材とした導体層を形成した。
前記導体層の金属アルミニウム粒子、及び黒鉛粉末、ガラス状Ti酸化物の重量比は、アルミニウムが91.5重量%、黒鉛が2.8重量%、Ti酸化物が5.7重量%であった。
前記導体層を有する蛍光表示管の陽極及びグリッド電極に5Vを印加して、フィラメントに所定の電圧を印加したところ、前記蛍光表示管は熱電子の励起により安定な蛍光体の発光が得られた。
前記導体層中のTi酸化物が4重量%よりも少ないと固着力が弱くなり、14重量%を超えるとペーストを構成するとき粘度が低いため、印刷性において実用性がなくなる。
従って、導体層中のTi酸化物その他の有機金属化合物を構成する金属の酸化物は4重量%以上、14重量%以下であることが好ましい。
(実施例3)金属アルミニウム粒子、黒鉛粉末、ガラス状Ti酸化物、SnO−P系ガラス、充填材からなる導体層を有する蛍光表示管。
実施例(1)のペースト(1)に替えて、ペースト(3)を使用した蛍光表示管を作成する。
即ち、金属アルミニウム粒子を76g、黒鉛粉末を3g、SnO−P系ガラスを16g、酸化ジルコニウム粒子を5g、合わせて100gの固形分を調合した。
前記固形分を70g、ペースト状にする為の液体として有機Ti化合物としてチタンオクチレングリコールをトリエタノールアミンに溶解した有機Ti化合物を20g、ビークルを10gを調合する。その後に混錬して蛍光表示管用導電ペーストを作成した。
前記蛍光表示管用導電材ペーストを使用して蛍光表示管を作成した。前記蛍光表示管用導電材ペーストを550〜600℃で焼成して低融点ガラスとガラス状Ti酸化物の混合固着材とした導体層を形成した。
前記導体層の金属アルミニウム粒子、黒鉛粉末、ガラス状Ti酸化物の重量比は、金属アルミニウムが約73重量%、黒鉛が約3重量%であり、SnO−P系ガラス約15重量%、充填材が約5重量%、Ti酸化物が約4重量%であった。
前記導体層と、金属アルミニウム配線と黒鉛を主成分とする陽極電極、並びに、金属アルミニウム配線と黒鉛を主成分とするグリッド固着電極を介して設けたグリッド電極を有し、前記グリッド電極及び陽極導体に5Vを印加して、フィラメントに所定の電圧を印加して熱電子の励起により安定な蛍光体の発光が得られた。
本願発明の、スルーホールに充填形成するAgを使用しない、金属アルミニウムと黒鉛を主成分とする導体層により、金属アルミニウム配線と陽極導体並びにグリッド電極との電気的・機械的接続が安定な蛍光表示管を提供できることから、信頼性の高い、ローコストの蛍光表示管を提供できるという産業上の利用可能性がある。
本願発明の蛍光表示管の部分拡大断面図 従来の蛍光表示管の一部裁断斜視図 図2の従来の蛍光表示管の部分拡大断面図
符号の説明
1…蛍光表示管、2…全面板、3…陽極基板、4…側面板、7…配線、9…絶縁層、11…スルーホール、12…従来の導体層、13…陽極導体、14…蛍光体層、22…本願発明の導体層。

Claims (11)

  1. 絶縁性基板に形成した金属アルミニウム配線層と、前記金属アルミニウム配線層の上に積層形成して前記金属アルミニウム配線層の要所に対応するスルーホールを設けた前記金属アルミニウム配線層の上に積層形成した絶縁層と、前記スルーホールに充填形成した導体層と、前記絶縁層上に前記導体層を覆って積層形成した陽極導体と、前記陽極導体上に積層形成した蛍光体層とを有する蛍光表示管に於いて、
    前記導体層が金属アルミニウム及び黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  2. 請求項1の蛍光表示管の導体層が金属アルミニウム及び黒鉛並びに低融点ガラスを含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  3. 請求項1の蛍光表示管の導体層が金属アルミニウム及び黒鉛並びにTi、Zr、アルミニウムから選ばれた金属の金属酸化物を含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  4. 請求項1乃至3の蛍光表示管の導体層が、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  5. 請求項1乃至3の蛍光表示管の導体層が、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して99.99重量%〜60重量%の金属アルミニウムと、0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  6. 請求項2の蛍光表示管の導体層が、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物と、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウムと黒鉛と低融点ガラスを含む固形混合物との総重量に対して低融点ガラス0.01〜30重量%を含む固形混合物から成ることを特徴とする蛍光表示管。
  7. 請求項3の蛍光表示管の導体層が、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物含み、前記導体層を構成する固形混合物中の金属アルミニウムと黒鉛と、Ti、Zr、アルミニウムから選ばれた金属の金属酸化物との総重量に対して4〜14重量%の前記金属酸化物を含むことを特徴とする蛍光表示管。
  8. 金属アルミニウム粒子及び黒鉛粉末から成る固形混合物と、ビークルを混錬したペーストであり、
    前記固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含むことを特徴とする蛍光表示管用導電材ペースト。
  9. 金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスからなる固形混合物と、ビークルとを混錬したペーストであり、
    前記固形混合物中の金属アルミニウム及び黒鉛の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛を含む固形混合物を含み、前記固形混合物中の金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスの総重量に対して0.01〜30重量%の前記低融点ガラスを含む固形混合物であることを特徴とする蛍光表示管用導電材ペースト。
  10. 金属アルミニウム粒子及び黒鉛粉末からなる固形混合物と、有機Ti化合物・有機Zr化合物・有機アルミニウム化合物から選ばれた有機金属化合物を有機溶媒に溶解した有機金属化合物溶液とを混錬したペーストであり、
    前記固形混合物中の前記金属アルミニウム粒子と前記黒鉛粉末の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛粉末を有する固形混合物であることを特徴とする蛍光表示管用導電材ペースト。
  11. 金属アルミニウム粒子と黒鉛粉末と低融点ガラスからなる固形物と、ビークル並びに有機金属化合物を有機溶媒に溶解した有機Ti化合物、有機Zr化合物、有機アルミニウム化合物から選ばれた有機金属化合物溶液からなる有機金属化合物溶液中に混錬したペーストであり、
    前記固形混合物中の前記金属アルミニウム粒子と前記黒鉛粉末の固形混合物の総重量に対して0.01重量%〜40重量%の黒鉛粉末を有し、前記固形混合物の総重量に対して5〜25重量%の低融点ガラスを有する固形混合物であることを特徴とする蛍光表示管用導電材ペースト。
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