JP2009064701A - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009064701A
JP2009064701A JP2007232441A JP2007232441A JP2009064701A JP 2009064701 A JP2009064701 A JP 2009064701A JP 2007232441 A JP2007232441 A JP 2007232441A JP 2007232441 A JP2007232441 A JP 2007232441A JP 2009064701 A JP2009064701 A JP 2009064701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
piece
connector
housing
connector device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007232441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4956339B2 (ja
Inventor
Masayuki Suzuki
雅幸 鈴木
Osamu Koyasu
修 子安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DDK Ltd
Original Assignee
DDK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DDK Ltd filed Critical DDK Ltd
Priority to JP2007232441A priority Critical patent/JP4956339B2/ja
Priority to US12/205,834 priority patent/US7766680B2/en
Priority to CN200810188777XA priority patent/CN101442161B/zh
Publication of JP2009064701A publication Critical patent/JP2009064701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4956339B2 publication Critical patent/JP4956339B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/77Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/79Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/82Coupling devices connected with low or zero insertion force
    • H01R12/85Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
    • H01R12/88Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/57Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals surface mounting terminals

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】本発明はFPCの表裏両面の間にグランド層を設けて、FPCの表裏面の中間にあるグランド層と部材が接触することによって、コネクタの小型化と同時に信号の高速伝送を可能にする構造のコネクタ装置を提供。
【解決手段】本目的はFPC80には表裏両面のグランドパターン83との間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置し、表裏両面の間にグランド層86を配置し、所定の位置にグランド層86まで達する露出部87を設け、コネクタ10は2種類の第一コンタクト14・第二コンタクト15をハウジング12の同一の挿入孔38に各々のコンタクト14、15の接触部22が対向するように配置し、回動部材16が回動した際にパターン83、84、85に対応する第一コンタクト14と第二コンタクト15が接触し、所定の位置の部材17が凹部87内に入りグランド層86と接触することにより達成。
【選択図】 図12

Description

本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)を挿入した後に、回動部材を回動することにより、各々のコンタクトがFPCの接触部と接触できると同時にFPCの表裏面の中間にあるグランド層と部材が接触することによって、コネクタの小型化(高密度化)と同時に信号の高速伝送を可能にする構造に関するものである。
コネクタは、少なくとも複数のコンタクトと該コンタクトが保持・配列されるハウジングと該ハウジングに装着され、回動することで前記コンタクトを弾性変形させて接続対象物と接触させる回動部材を備えている。前記コンタクトは接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有している。前記ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともに接続対象物(FPCやFFC等)が挿入される嵌合口が設けられている。前記回動部材は前記コンタクトを弾性変形させる押圧部が設けられている。
下記に、本出願人が提案したバックロックタイプの特許文献1(特開2004−71160)とハウジングの1つの挿入孔に2つのコンタクトを挿入した特許文献2(特開2004−206987)とバックロックタイプのコンタクトと同一構造のロック部材を用いた特許文献3(特開2004−221067)及び特許文献4(特開2006−147271)を示す。また、特許文献2を改良した特許文献5(特願2007−184097)を示す。
特開2004−71160の要約によると、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダー16でFPC40又はFFCを確実にコンタクト14の接触部22に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供することを目的とし、この目的の低背位化は、コンタクト14の接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに接触部22と弾性部34と支点部32と接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、接続部24と対向する位置に弾性部34から延設された押受部20を設け、スライダー16に長手方向に連設した押圧部36を設け、押圧部36がコンタクト14の接続部22と押受部20との間で回動自在にスライダー16をハウジング12に装着することにより達成できる構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特開2004−71160の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトの接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とするコネクタ、請求項2として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、2種類のコンタクトを千鳥に配置し、一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部から接触部と反対方向に延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間及びもう一方のコンタクトの押受部と前記ハウジングとの間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とするコネクタ、請求項3として、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、前記押受部が押圧部によって押し上げられることで前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記接触部側に傾くことによって、前記接触部が前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)側に押圧されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項4として、一方若しくはもう一方の前記コンタクトの押受部の先端に突出部を設け、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部方向へ移動しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項5として、前記スライダーの押圧部の形状を細長形状にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項6として、前記スライダーには、所要数の前記コンタクトの突出部と係合する係止孔を設け、該係止孔を別個独立にしたことを特徴とする請求項5記載のコネクタ、請求項7として、前記押圧部の細長形状を、楕円形にしたことを特徴とする請求項5記載のコネクタ、請求項8として、一方の前記コンタクトの支点部から延設した方向にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項9として、もう一方のコンタクトの前記支点部から接続部と反対方向に延設された延設部を設け、前記スライダーの押圧部が延設部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項2記載のコネクタ、請求項10として、もう一方の前記コンタクトの支点部と接続部との間にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設けたことを特徴とする請求項2記載のコネクタ等が開示されている。 特開2004−206987の要約によると、ピッチの狭小化に対応でき、接触部52が両面にあるFPC22にも対応可能なコネクタを提供することを目的とし、FPC22と接触する接触部52を有する所要数のコンタクトと、コンタクトが保持・固定されるとともにFPC22が挿入される嵌合口24を有するハウジング12とを備えるコネクタ10において、FPC22の表裏両面に接触部52がある時に、2種類のコンタクト14、16を用い、一方のコンタクト14をハウジング12の嵌合口24の反対側から挿入するとともコンタクト14の接触部30がFPC22の表面の接触部52に接触し、もう一方のコンタクト16をハウジング12の嵌合口24側より挿入するとともにコンタクト16の接触部20がFPC22の裏面の接触部52に接触するようにする構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特開2004−206987の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記フレキシブルプリント基板の表裏両面に接触部がある時に、2種類のコンタクト用い、一方のコンタクトを前記ハウジングの嵌合口の反対側から挿入するととも該コンタクトの接触部が前記フレキシブルプリント基板の表面の接触部に接触し、もう一方のコンタクトを前記ハウジングの嵌合口側より挿入するとともに該コンタクトの接触部が前記フレキシブルプリント基板の裏面の接触部に接触するようにしたことを特徴とするコネクタ、請求項2として、2種類のコンタクトを1対とし、1対のコンタクトの接触部を対向するように配置し、前記フレキシブルプリント基板を1対のコンタクトで挟み込むようにしたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項3として、1対のコンタクトの接触部が長手方向で千鳥になるように配置したことを特徴とする請求項2記載のコネクタ、請求項4として、前記ハウジングには前記嵌合口側に前記フレキシブルプリント基板を誘う凹部を設け、もう一方の前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの凹部内から突出しないように配置したことを特徴とする請求項3記載のコネクタ、請求項5として、前記フレキシブルプリント基板を前記ハウジングの嵌合口へ挿入する際に力の掛からないゼロ インサーション フォース(ZIF)構造にするために、前記フレキシブルプリント基板を挿入してから前記コンタクトに押しつけるスライダーを用いたことを特徴とする請求項4記載のコネクタ、請求項6として、一方のコンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトは接触部と接続部とを有するとともに該接続部が前記ハウジングの凹部内に入るように配置し、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間で前記押圧部が回動自在に回動するように前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項5記載のコネクタ等が開示されている。 特開2004−221067の要約によると、少芯数のコネクタ10でも、要求されたFPC22の保持力を確保することができ、接続不良にも繋がらないコネクタ10を提供することを目的とし、FPC22と着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、FPC22と接触する接触部30を有する所要数のコンタクト14と、このコンタクト14が保持・固定されるとともにFPC22が挿入される嵌合口24を有するハウジング12とを備えるコネクタ10において、FPC22に係止部54を設け、係止部54と係合する係合部56を有するロック部材20をハウジング12に装着し、ロック部材20の係合部56をFPC22の係止部54に係合させることによりFPC22がハウジング12から抜けないようにすることにより達成でき、更に前記係合部56に対応した位置に溝部57を設けることでより確実なロックができる構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特開2004−221067の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記フレキシブルプリント基板に係止部を設け、該係止部と係合する係合部を有するロック部材を前記ハウジングに装着し、前記ロック部材の係合部を前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合させることにより前記フレキシブルプリント基板が前記ハウジングから抜けないようにしたことを特徴とするコネクタ、請求項2として、前記係合部と対向した位置に溝部を設けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項3として、前記ロック部材に基板との接続部を設け、基板へ固定するための固定具とのしての役割を持たせたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項4として、前記フレキシブルプリント基板を前記ハウジングの嵌合口へ挿入する際に力の掛からないゼロ インサーション フォース(ZIF)構造にするために、前記フレキシブルプリント基板を挿入してから前記コンタクトに押しつけるスライダーを用い、該スライダーで前記フレキシブルプリント基板を前記コンタクトに押しつけた際に前記ロック部材の係合部が前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項5として、前記ロック部材の係合部と前記フレキシブルプリント基板の係止部とが係合した際に、前記係合部のフラット部分が前記係止部に係合するような関係に前記溝部を設けたことを特徴とする請求項2、3又は4記載のコネクタ、請求項6として、前記ハウジングには前記嵌合口側に前記フレキシブルプリント基板を誘う凹部を設け、前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの凹部内から突出しないように配置したことを特徴とする請求項5記載のコネクタ、請求項7として、2種類のコンタクトを千鳥に配置し、一方のコンタクトの接続部を前記ハウジングの嵌合口と反対側に配置し、もう一方のコンタクト及び前記ロック部材の接続部を前記ハウジングの凹部内から突出しないように配置したことを特徴とする請求項6記載のコネクタ、請求項8として、一方のコンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部から接触部と反対方向に延設された押受部を設けるとともに前記支点部から押受部と対向するように延設部を設け、前記接続部が前記ハウジングの凹部内に入るように配置し、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間及びもう一方のコンタクトの押受部と延設部との間で前記押圧部が回動自在に回動するように前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項7記載のコネクタ、請求項9として、前記ロック部材をもう一方のコンタクトと同一構造にしたことを特徴とする請求項8記載のコネクタ等が開示されている。 特開2006−147271の要約によると、少芯数のコネクタでも、FPCの安定した保持力が確保することができ、接続不良にも繋がらなく、より一層の低背化が可能なコネクタを提供することを目的とし、この目的はFPC80に係止部82を設け、一端側に係止部82と係合する係合部24と他端側に回動部材16により押圧される押受部26と押受部26の先端に内側に突出した突出部34とを有する第一片20と、他端側に基板に接続する接続部30を有する第二片22と、第一片20と第二片22の一端側とを連結する連結支点部32とを備えるロック部材18をハウジング12に装着し、回動部材16を回動させロック部材18の係合部24をFPC80の係止部82に係合させる際には係合部24に対向する位置に第二片22がなく、かつ、ロック部材18に対応する位置でハウジング12に切欠部42を設けることで達成できる構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特開2006−147271の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する複数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板と係合するロック部材と、前記コンタクト及び前記ロック部材を弾性変形させる回動部材とを備えるコネクタにおいて、 前記フレキシブルプリント基板に係止部を設け、一端側に前記該係止部と係合する係合部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部と該押受部の先端に内側に突出した突出部とを有する第一片と、一端側若しくは他端側に基板に接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片の他端側若しくは一端側とを連結する連結支点部とを備えるロック部材を前記ハウジングに装着し、前記ロック部材に対応する位置で、前記ハウジングの上面側に切欠部を設けることを特徴とするコネクタ、請求項2として、フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する複数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板と係合するロック部材と、前記コンタクト及び前記ロック部材を弾性変形させる回動部材とを備えるコネクタにおいて、 前記フレキシブルプリント基板に係止部を設け、一端側に前記該係止部と係合する係合部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部と該押受部の先端に内側に突出した突出部とを有する第一片と、他端側に基板に接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片の一端側とを連結する連結支点部とを備えるロック部材を前記ハウジングに装着し、前記回動部材を回動させ前記ロック部材の係合部を前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合させる際には前記係合部に対向する位置に前記第二片がないことを特徴とするコネクタ、請求項3として、前記第二片の高さを0.08〜0.12mmにすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ、請求項4として、前記第二片に、前記連結支点部より前記係合部に対向する方向に延設部を設け、前記延設部は前記第一片の係合部より短くし、前記回動部材を回動させ前記ロック部材の係合部を前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合させる際には前記係合部に対向する位置まで前記延設部が来ないようにすることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ、請求項5として、前記第二片の延設部の先端と前記連結支点部との間に固定部を設けることを特徴とする請求項4記載のコネクタ、請求項6として、前記コンタクトは、一端側に前記フレキシブルプリント基板と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部と該押受部の先端に内側に突出した突出部とを有する第一片と、一端側に基板と接続する接続部と他端側に支点部より延設された延設部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記第二片の支点部とを連結する連結部とを備え、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部とを略倒U字形状に配置され、 前記回動部材は、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記コンタクトの押受部及び前記ロック部材の押受部が挿入できる係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの押受部と延設部及び前記ロック部材の押受部と接続部との間で回動するように前記ハウジングに装着されることを特徴とする請求項1〜5項のうちいずれか1項記載のコネクタ等が開示されている。 特願2007−184097の要約によると、本発明は回動時のコンタクトの反り防止と安定接続を得ることができ、低背化と高密度化も可能な構造のコネクタを提供することを目的とし、第一コンタクト14と第二コンタクト15をハウジング12の同一挿入孔38に各々のコンタクトの接触部22が対向するように配置し、第一コンタクト14は一方に接触部22と他方に接続部24を有し、第二コンタクト15は一方に接触部22と他方に押受部20とを有する第一片19と他方に接続部24を有する第二片21と第一片19と第二片21の一方を連結する弾性連結部31とを備え、回動部材16は操作部37と押圧部36と係止孔30とを備え、押圧部36が第二コンタクト15の押受部20と接続部24との間で回動し、押圧部36の回動時は回転軸50が移動してコンパクトな回転をし、第二コンタクト15には弾性連結部31付近の第二片21に固定部42を設けることを特徴とするコネクタが開示されている。 ちなみに、特願2007−184097の特許請求の範囲には、請求項1として、接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔と前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記ハウジングの嵌合口と反対側に装着されるとともに前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、2種類の第一コンタクト及び第二コンタクトを、前記ハウジングの同一の挿入孔にそれぞれのコンタクトの接触部が対向するように配置し、 前記第一コンタクトは一方端に接触部と他方端に接続部を有し、前記第二コンタクトは一方端に接触部と他方端に押受部とを有する第一片と、他方端に接続部を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の一方端を連結する弾性連結部とを備え、前記回動部材は回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの押受部と接続部との間で回動するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記第二コンタクトには前記弾性連結部付近の前記第二片に固定部を設けることにより前記回動部材が回動した際の前記第二コンタクトの反りを防止することを特徴とするコネクタ、請求項2として、前記接続対象物の幅方向両側に係止部を設け、該係止部と係合する係合部を有するロック部材を前記ハウジングに装着し、前記ロック部材は一方端に係合部と他方端に押受部とを有する第一片と、他方端に接続部を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の一方端を連結する弾性連結部とを備え、前記ロック部材には前記弾性連結部付近の前記第二片に固定部を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項3として、前記接続対象物が挿入されてない状態では前記第二コンタクトの接触部は嵌合口上面より嵌合口内へ突出することなく前記挿入孔内にあり、前記第一コンタクトの接触部は嵌合口下面より嵌合口内へ突出するとともに前記接続対象物の厚さより前記第一コンタクトの接触部先端と嵌合口上面との間隔を狭くし、前記接続対象物が挿入され、かつ、前記回動部材が回動された状態で、前記接続対象物がコジられても前記接続対象物が前記ハウジングの嵌合口上面より上に上がることがなく、かつ、前記第一コンタクトの接触部と接触していることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ等が開示されている。
近年、電子機器、電気機器の小型化が進む中、コネクタへの軽薄短小化(小型化)の要求が強くなってきた。FPCを含めたコネクタ装置としてへの軽薄短小化(小型化)の要求、さらには、より一層の小型化(高密度化)やクロストークの低減等による信号の高速化の要求が強くなってきている。
しかしながら、コネクタの小型化(高密度)の実現と信号の高速化の実現には、相反する課題があった。つまり、信号の高速化を実現するには、特性インピーダンスの整合やクロストークの低減やスキューの低減が必須になり、小型化(高密度)の実現には狭ピッチ化が必須になる。ところが、特性インピーダンスの整合やクロストークの低減をするには狭ピッチ化(0.4mm以下)が難し、また、0.3mmピッチ以下を実現するには千鳥接点構造も考えられるが、千鳥接点にするとスキューの低減をすることができない。
特許文献1、特許文献3,4では軽薄短小化でできても、これ以上の高密度化やクロストークの低減等による信号の高速化をすることはできないし、特許文献2では軽薄短小化や高密度化はできても、クロストークの低減等による信号の高速化はできない。
また、特許文献5のように、両面接触構造にすれば、隣接コンタクトを千鳥接点にしなくても、片面0.4mmピッチで両面嵌合での信号ピッチが0.2mmにすることができるが、表裏両面の特性インピーダンス整合を取れず、クロストークの低減もできないため、信号の高速化に繋がらなかった。中間グランド層を設けた場合でも、スルーホール接続によるグランドパスの増加に繋がってしまう。
さらに、上述した特許文献1〜特許文献4のような所謂バックロック(嵌合口と反対側で回動部材を回動させて、コンタクトを接続対象物に押し付ける)タイプでは、コンタクトの支点部と弾性部と押受部は、FPC又はFFC等の接続対象物がハウジングの嵌合口内に挿入された後に、回動部材の押圧部がコンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、押受部が押圧部によって上方へ押し上げられる(持ち上げられる)ことでコンタクトの支点部を支点にし、コンタクトの弾性部が接触部側に傾くことによって、接触部がFPC又はFFC等の接続対象物側に押圧され、コンタクトの接触部と接続対象物の接続を図っている。このような特許文献1〜特許文献4の構造では、回動部材の押圧部でコンタクトの押受部を押圧する際に、押圧力によってコンタクトの押受部を上方(図14の上の方)に持ち上げ、上述のよう接触部をFPC又はFFC等の接続対象物に押圧すると、接触部はFPC又はFFC等の接続対象物からの反力によって、コンタクトの固定部を支点にして上方(図14の上の方)へ持ち上げられ、弾性部も同様に上方(図14の上の方)へ持ち上げられ、上述のような作用が阻害され、接続が不安定になるといった課題もあった。
ましては、特許文献2のような、2種類のコンタクトを用いた上下接点で、上側の接触部を接続対象物に押圧することで、上下接点で接続対象物を挟持している構造では、上側の接触部が上方(図14の上の方)に持ち上げられると押し付け力が弱くなり、挟持し難くなり、接続がより一層不安定になるといった課題に繋がる。
特許文献3及び特許文献4のようなコンタクトと同様な構造のロック部材でも、上述のように接続対象物と係合する係合部が上方(図14の上の方)に持ち上げられる可能性があり、接続対象物との保持力が弱くなると言った懸念があった。
Figure 2009064701
Figure 2009064701
現行のFPC及びコネクタを組み合わせたときのSパラメータを上記グラフ1に示す。グラフ1より、3Gbpsの伝送ルートでの周波数1.5GHzでは、信号減衰を表すSdd21は3dB未満、NEXTのSdd31は−40dB以上、FEXTのSdd41も−40dB、リターンロスのSdd11も全帯域に渡り−15dB以上ある。また、グラフ2に示した3Gbpsでのアイパターンの結果もクリアであり、これらの結果から3Gbpsの信号を伝送することが可能であると考える。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、FPCの表裏両面の間にグランド層を設けて、回動部材を回動することにより、各々のコンタクトがFPCの接触部と接触できると同時にFPCの表裏面の中間にあるグランド層と部材が接触することによって、コネクタの小型化(高密度化)と同時に信号の高速伝送を可能にする構造のコネクタ装置(コネクタとFPCからなる)を提供せんとするものである。
本目的は、表裏両面に所要数のパターンが形成されたFPC80と、該FPC80と接触する接触部22と基板に接続する接続部24を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔38と前記FPCが挿入される嵌合口18を有するハウジング12と前記ハウジング12の嵌合口18側若しくは嵌合口18と反対側に装着されるとともに前記コンタクトを弾性変形させて前記FPC80に押圧する回動部材16若しくは嵌合口18内に挿入することにより前記コンタクトを弾性変形させて前記FPCに押圧する挿入部材を有するコネクタ10とを備えるコネクタ装置1において、前記FPC80には、グランドパターン83と信号パターン84と位相が反転した位相反転信号パターン85をそれぞれ所要数設けるとともに表裏両面の間にグランド層86を配置し、表裏両面のパターンを、グランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置するとともに所定の位置に少なくとも一方面側より前記グランド層86まで達する露出部87を設け、前記コネクタ10は、2種類の第一コンタクト14及び第二コンタクト15を、前記ハウジング12の同一の挿入孔38にそれぞれのコンタクト14、15の接触部22、22が対向するように配置し、前記回動部材16が回動した際若しくは前記挿入部材が挿入した際に、それぞれのパターン83、84、85に対応する第一コンタクト14及び第二コンタクト15が接触するとともに所定の位置の部材17が前記露出部87内に入り前記グランド層86と接触することを特徴とするコネクタ装置1により達成できる。
請求項2記載のコネクタ装置1は前記第一コンタクト14は一方端に接触部22と他方端に接続部24を有し、前記第二コンタクト15は一方端に接触部22と他方端に押受部20とを有する第一片19と、他方端に接続部24を有する第二片21と、前記第一片19と前記第二片21の一方端を連結する弾性連結部31(支点部32と弾性部34とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部42を備え、前記回動部材16は回動させるための操作部37と長手方向に連設した押圧部36と前記押受部20が挿入できる別個独立の係止孔30とを備え、前記押圧部36が前記第二コンタクト15の押受部20と接続部24との間で回動することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にある。
また、請求項3記載のコネクタ装置1は前記第二コンタクトに、前記接触部と略並行な延設片を設け、前記接触部と前記延設片との間で前記回動部材を回動させることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にある。
さらに、請求項4記載のコネクタ装置1は前記挿入部材を、前記第二コンタクトと前記ハウジングとの間に挿入することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にある。
請求項5記載のコネクタ装置1は前記部材17を、前記第二コンタクト15と同構造にすることを特徴とする請求項2、3または4記載のコネクタ装置にある。
また、請求項6記載のコネクタ装置1は前記部材17を、一方端に接触部22と他方端に押受部201とを有する第一片191と、一方端に接触部22と他方端に接続部241とを有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にある。
さらに、請求項7記載のコネクタ装置1は前記部材17として、前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト15と同構造の第一部材及び第二部材を使用し、少なくとどちらか一方若しくは両方の第一部材及び第二部材が前記グランド層86に接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にある。
請求項8記載のコネクタ装置1は前記部材17を、一方端に接触部22と他方端に押受部201とを有する第一片191と、一方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の他方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にある。
また、請求項9記載のコネクタ装置1は前記部材17として、前記ハウジング12を覆うシェル172を用い、前記シェル172の所定の位置に突出片60を設け、前記突出片60が前記FPC80の前記露出部87内に入り前記グランド層86と接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にある。
請求項10記載のコネクタ装置1は前記回動部材16の押圧部36が前記第二コンタクト15及び前記部材17の押受部20と接続部24若しくは前記押受部20と前記ハウジング12との間で回動する時は回転軸50が移動してコンパクトな回転をし、前記第二コンタクト15及び前記部材17の固定部42は前記弾性連結部31(支点部32と弾性部34とからなる)付近の前記第二片21に設けることにより前記回動部材16が回動した際の前記第二コンタクト15及び前記部材17の反りを防止することを特徴とする請求項2、5または6、7、8、9記載のコネクタ装置1にある。
また、請求項11記載のコネクタ装置1は前記FPC80の幅方向両側に係止部82を設け、該係止部82と係合する係合部56を有するロック部材171を前記ハウジング12に装着し、前記ロック部材171は一方端に係合部56と他方端に押受部201とを有する第一片191と、他方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の一方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)とを備えることを特徴とする請求項2、5、6または7、8、9、10記載のコネクタ装置1にある。
さらに、請求項12記載のコネクタ装置1は前記FPC80の露出部87として幅方向両側に設けた係止部82を使用し、前記部材17として前記ロック部材171を使用し、前記ロック部材171の係合部56が前記FPC80の係止部82に係合することにより前記ロック部材171と前記グランド層86とが接触することを特徴とする請求項11記載のコネクタ装置1にある。
請求項13記載のコネクタ装置1は前記FPC80が挿入されてない状態では前記第二コンタクト15の接触部22は嵌合口上面57より嵌合口18内へ突出することなく前記挿入孔38内にあり、前記第一コンタクト14の接触部22は嵌合口下面58より嵌合口18内へ突出するとともに前記FPC80の厚さより前記第一コンタクト14の接触部22先端と嵌合口上面57との間隔を狭くし、前記FPC80が挿入され、かつ、前記回動部材16が回動された状態で、前記FPC80がコジられても前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口上面57より上に上がることがなく、かつ、前記第一コンタクト14の接触部22と接触していることを特徴とする請求項1から12項のうちいずれか1項記載のコネクタ装置1にある。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ装置1によると、次のような優れた効果が得られる。
(1)表裏両面に所要数のパターンが形成されたFPC80と、該FPC80と接触する接触部22と基板に接続する接続部24を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔38と前記FPCが挿入される嵌合口18を有するハウジング12と前記ハウジング12の嵌合口18側若しくは嵌合口18と反対側に装着されるとともに前記コンタクトを弾性変形させて前記FPC80に押圧する回動部材16若しくは嵌合口18内に挿入することにより前記コンタクトを弾性変形させて前記FPCに押圧する挿入部材を有するコネクタ10とを備えるコネクタ装置1において、前記FPC80には、グランドパターン83と信号パターン84と位相が反転した位相反転信号パターン85をそれぞれ所要数設けるとともに表裏両面の間にグランド層86を配置し、表裏両面のパターンを、グランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置するとともに所定の位置に少なくとも一方面側より前記グランド層86まで達する露出部87を設け、前記コネクタ10は、2種類の第一コンタクト14及び第二コンタクト15を、前記ハウジング12の同一の挿入孔38にそれぞれのコンタクト14、15の接触部22、22が対向するように配置し、前記回動部材16が回動した際若しくは前記挿入部材が挿入した際に、それぞれのパターン83、84、85に対応する第一コンタクト14及び第二コンタクト15が接触するとともに所定の位置の部材17が前記露出部87内に入り前記グランド層86と接触させているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。ここでいう所定の位置とは、部材17が装着できる前記ハウジング12の大きさ内(コネクタ10の占有面積内)という意味である。
(2)請求項2記載のコネクタ装置1は前記第一コンタクト14は一方端に接触部22と他方端に接続部24を有し、前記第二コンタクト15は一方端に接触部22と他方端に押受部20とを有する第一片19と、他方端に接続部24を有する第二片21と、前記第一片19と前記第二片21の一方端を連結する弾性連結部31(支点部32と弾性部34とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部42を備え、前記回動部材16は回動させるための操作部37と長手方向に連設した押圧部36と前記押受部20が挿入できる別個独立の係止孔30とを備え、前記押圧部36が前記第二コンタクト15の押受部20と接続部24との間で回動することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(3)請求項3記載のコネクタ装置1は前記第二コンタクトに、前記接触部と略並行な延設片を設け、前記接触部と前記延設片との間で前記回動部材を回動させることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(4)請求項4記載のコネクタ装置1は前記挿入部材を、前記第二コンタクトと前記ハウジングとの間に挿入することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(5)請求項5記載のコネクタ装置1は前記部材17を、前記第二コンタクト15と同構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にしているので、簡単な構造で、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(6)請求項6記載のコネクタ装置1は前記部材17を、一方端に接触部22と他方端に押受部201とを有する第一片191と、一方端に接触部22と他方端に接続部241とを有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にしているので、簡単な構造で、確実に前記部材17と前記グランド層86との接触ができ、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(7)請求項7記載のコネクタ装置1は前記部材17として、前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト15と同構造の第一部材及び第二部材を使用し、少なくとどちらか一方若しくは両方の第一部材及び第二部材が前記グランド層86に接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にしているので、簡単な構造で、確実に前記部材17と前記グランド層86との接触ができ、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(8)請求項8記載のコネクタ装置1は前記部材17を、一方端に接触部22と他方端に押受部201とを有する第一片191と、一方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の他方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にしているので、簡単な構造で、確実に前記部材17と前記グランド層86との接触ができ、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(9)請求項9記載のコネクタ装置1は前記部材17として、前記ハウジング12を覆うシェル172を用い、前記シェル172の所定の位置に突出片60を設け、前記突出片60が前記FPC80の前記露出部87内に入り前記グランド層86と接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置にしているので、簡単な構造で、確実に前記部材17と前記グランド層86との接触ができ、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができ、シェル172を用いているためシールド特性の向上に繋がる。
(10)請求項7記載のコネクタ装置1は前記回動部材16の押圧部36が前記第二コンタクト15及び前記部材17の押受部20と接続部24若しくは前記押受部20と前記ハウジング12との間で回動する時は回転軸50が移動してコンパクトな回転をし、前記第二コンタクト15及び前記部材17の固定部42は前記弾性連結部31(支点部32と弾性部34とからなる)付近の前記第二片21に設けることにより前記回動部材16が回動した際の前記第二コンタクト15及び前記部材17の反りを防止することを特徴とする請求項2、5または6、7、8、9記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができ、かつ、前記回動部材16を回動させても前記弾性連結部31が持ち上がることがない(反りがない)ため、前記コンタクト15の接触部22も持ち上がることがなく、安定した接続を得ることができる。
(11)請求項11記載のコネクタ装置1は前記FPC80の幅方向両側に係止部82を設け、該係止部82と係合する係合部56を有するロック部材171を前記ハウジング12に装着し、前記ロック部材171は一方端に係合部56と他方端に押受部201とを有する第一片191と、他方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の一方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)とを備えることを特徴とする請求項2、5、6または7、8、9、10記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができ、かつ、FPC80の保持力アップに繋がる。
(12)請求項12記載のコネクタ装置1は前記FPC80の露出部87として幅方向両側に設けた係止部82を使用し、前記部材17として前記ロック部材171を使用し、前記ロック部材171の係合部56が前記FPC80の係止部82に係合することにより前記ロック部材171と前記グランド層86とが接触することを特徴とする請求項11記載のコネクタ装置1にしているので、前記FPCの保持力アップになる部品を流用するだけで、容易にコネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができる。
(13)請求項13記載のコネクタ装置1は前記FPC80が挿入されてない状態では前記第二コンタクト15の接触部22は嵌合口上面57より嵌合口18内へ突出することなく前記挿入孔38内にあり、前記第一コンタクト14の接触部22は嵌合口下面58より嵌合口18内へ突出するとともに前記FPC80の厚さより前記第一コンタクト14の接触部22先端と嵌合口上面57との間隔を狭くし、前記FPC80が挿入され、かつ、前記回動部材16が回動された状態で、前記FPC80がコジられても前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口上面57より上に上がることがなく、かつ、前記第一コンタクト14の接触部22と接触していることを特徴とする請求項1から12項のうちいずれか1項記載のコネクタ装置1にしているので、コネクタの小型化もできると同時に0.2mmピッチ相当の高密度化も可能で、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化ができ、グランドパスの低減もでき、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度のコネクタ装置の提供ができ、かつ、コジられても前記第一コンタクト14の接触部22とのミニマム接触力を確保でき、両コンタクト14、15と前記FPC80とは安定した接続が得られる。
本発明のコネクタ装置1は、FPC80が両面構造であり、このFPCの両面に対応すべく、コネクタ10も両面構造になっており、片面だけをみると現行品と同等であり、その伝送性能も同じと考えられる。FPC80の中間にグランド層86を設けていることから、表裏の電磁干渉を防ぐことが可能になることから、現行品の倍の伝送線路が確保できる。また、伝送方式を差動伝送路2組で1つの信号を送る方式にすると、6Gbpsの伝送も可能になる。
本発明の特徴は、前記FPC80にはグランドパターン83と信号パターン84と位相が反転した位相反転信号パターン85をそれぞれ所要数設けるとともに表裏両面の間にグランド層86を配置し、表裏両面のパターンを、グランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置するとともに所定の位置に前記グランド層86まで達する露出部87(凹部871)を設け、前記コネクタ10は、2種類の第一コンタクト14及び第二コンタクト15を、前記ハウジング12の同一の挿入孔38にそれぞれのコンタクト14、15の接触部22、22が対向するように配置することで上下接点として用いられ、前記ハウジング12の嵌合口18側若しくは嵌合口18と反対側に装着されるとともに前記コンタクトを弾性変形させて前記FPC80に押圧する回動部材16若しくは嵌合口18内に挿入することにより前記コンタクトを弾性変形させて前記FPCに押圧する挿入部材を有し、前記回動部材16が回動した際若しくは前記挿入部材が挿入した際に、それぞれのパターン83、84、85に対応する第一コンタクト14及び第二コンタクト15が接触するとともに所定の位置の部材17が前記凹部87内に入り前記グランド層86と接触するようにしたコネクタ装置1である。
つまり、前記FPC80の表裏両面に配置されたパターン(グランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置した)に、同一の挿入孔38に挿入された2種類のコンタクト(第一コンタクト14及び第二コンタクト15)を接触させることで高密度化を図り、かつ、前記FPC80の表裏両面のパターンの配置をグランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置し、表裏両面の間にグランド層86を配置し、所定の位置に前記グランド層86まで達する露出部87(凹部871)を設け、前記グランド層86に部材17を接触させることにより、特性インピーダンスの整合のとり易さやクロストークの低減やスキューの低減による信号の高速化を図り、グランドパスの低減も図り、小型(狭ピッチ)で高周波・高速・高密度化を図ったものである。
図1から図9に基づいて、本発明のコネクタ10の一実施例について説明する。
図1(A)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図であり、(B)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。図2(A)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の上方からみた斜視図であり、(B)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の下方からみた斜視図である。図3(A)は第一コンタクトの斜視図であり、(B)は第二コンタクトの斜視図である。図4はハウジングの斜視図であり、図5は回動部材の斜視図であり、図6はロック部材の斜視図である。図7(A)はコンタクト挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面図であり、(B)はロック部材挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面図である。図8(A)はコンタクト挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図であり、(B)はロック部材挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図である。図9(A)〜(E)は回動部材が回動する場合の押圧部と回転軸の移動を説明する説明図である。
本発明のコネクタ装置1はFPC80とコネクタ10を備え、コネクタ10は主にハウジング12と第一コンタクト14と第二コンタクト15と回動部材16とロック部材17とを備えている。
まず、前記FPC80について説明する。前記FPC80には、少なくとも2種類のコンタクト14、15の接触部22と接触するパターンと該パターンから回路へ繋がる導体部88と表裏両面の間に配置されるグランド層86と所定の位置に前記グランド層86まで達する凹部87とを備えている。本実施例では前記FPC80のパターンは表裏両面に配置され、前記パターンの配列はグランドパターン83の間に信号パターン84と位相反転信号パターン85を配置している。また、本実施例では、前記凹部87として、前記ロック部材171と係合する係止部82が設けられている。前記FPC80を用いることで、振動等でも安定した接続状態を保持でき、フレキシビリティをも持つことができる。
前記係止部82の形状としては、前記ロック部材171の係合部56に係合でき、かつ、前記係合部56と前記グランド層86が接触できれば如何なるものでも良いが、本実施例では図1のようにコ字形状の切り欠きにしてもよく、貫通孔にしてもよい。仕様によっては貫通孔を止め孔にしてもよい。
前記凹部87の位置としては、前記第二コンタクト15と同構造の部材17が装着できる前記ハウジング12の大きさ内(コネクタ10の占有面積内)で、かつ、他のコンタクト14、15と接触しなく、前記回動部材16の回動に影響がなければ如何なる場所でもよい。
図に基づいて本発明のコネクタ10の構成部品について説明する。まず、コンタクトについて説明する。2種類の第一コンタクト14及び第二コンタクト15ともに金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。2種類の前記コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。本実施例では、2種類の前記コンタクト(第一コンタクト14、第二コンタクト15)は前記ハウジング12の1つの挿入孔38内に挿入されるとともに、前記第一コンタクト14は嵌合口18側から挿入され、前記第二コンタクト15は嵌合口18と反対側から挿入され、上下接点構造になっている。
前記第一コンタクト14は略倒I形状をし、一方端に接触部22と他方端に接続部24を有している。前記接触部22は前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部24は本実施例では図3(A)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。前記第一コンタクト14の接触部22は前記第二コンタクト15の接触部22と対向(向き合う)するように配置されている。
前記第二コンタクト15は、少なくとも一方端に接触部22と他方端に押受部20とを有する第一片19と、他方端に接続部24を有する第二片21と、前記第一片19と前記第二片21の一方端を連結する弾性連結部31(支点部32と弾性部34とからなる)とを備えている。前記弾性連結部31は本実施例では支点部32と弾性部34に分けることができる。つまり、前記第二コンタクト15は、図3(B)のように略逆倒h字形状をしており、一端側に前記FPC80と接触する接触部22と他端側に前記回動部材16により押圧される押受部20と該押受部20の先端に内側に突出した突出部26と有する第一片19と、一端側に前記支点部32と他端側に基板と接続する接続部24とを有する第ニ片21と、前記第一片19のほぼ中央付近と前記第ニ片21の前記支点部32とを連結する弾性部34(前記支点部32と前記弾性部34を合わせて弾性連結部31)と、前記第二コンタクト15の弾性連結部31付近の前記第二片21の近傍に固定部42とを備えている。前記第一片19の前記接触部22と前記弾性部34と前記支点部32と前記接続部24とを略クランク形状に配置されている。
前記固定部42は、前記第二コンタクト15の弾性連結部31付近の前記第二片21の近傍に設けている。つまり、前記支点部32付近の下側に設けることで、前記第二コンタクト15の接触部22や弾性連結部31(支点部32と弾性部34を含んだ部分)が上に持ち上げる(反る)ことを防いでいる。前記固定部42は図7のように、断面略倒U字形状にし、前記ハウジング12を挟み込むように固定されている。前記固定部42の位置や大きさとしては、このような役割や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記接触部22は、前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部24は本実施例では図3(B)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20とは、前記FPC80が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記回動部材16の押圧部36が前記第二コンタクト15の接続部24と押受部20との間で回動すると、前記押受部20が前記押圧部36によって押し上げられることで前記第二コンタクト15の支点部32を支点にし、前記第二コンタクトの弾性部34が前記接触部22側に傾くことによって、前記接触部22が前記FPC80に押圧される。前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
また、前記第二コンタクト15の押受部20の先端に突出部26を設け、前記回動部材16の押圧部36を前記第二コンタクト15の押受部20と接続部24との間で回動させるときは前記回動部材16の回動に対する反発力が強い為に、前記回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにしている。前記突出部26の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記回動部材16の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。さらに、前記突出部26の役割としては、前記回動部材16の回動が終了し、接続対象物と前記コンタクト14が接触している際に、前記回動部材16の押圧部36が倒れないように保持することも兼ねている。
本実施例では図示(設け)していないが、前記支点部32から前記接続部24と反対方向(嵌合口18方向)に延設した延設部44を設けることが望ましい。前記延設部44を設け、前記延設部44と前記第一片19と前記ハウジング12の挿入孔38との関係を工夫することで、フラックス上がりを防止することができる。つまり、前記挿入孔38と前記第一片19との関係はクリアランスを設け、前記挿入孔38と前記延設部44との関係を密着するようにしている。前記延設部44は、毛細管現象を利用した前記第二コンタクト15が挿入される挿入孔38との関係にすることで、フラックスが前記延設部44方向に流れ、前記接触部22方向には上がらないようにしている。前記延設部44の長さは、このような役割が満足するように適宜設計しているが、1.0mm程度延設すれば十分である。
図6に基づいて、ロック部材171について説明する。該ロック部材171も金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、材質は前記第一コンタクト14や前記第二コンタクト15と同様である。
前記ロック部材171は、少なくとも一方端に係合部56と他方端に押受部201とを有する第一片191と、他方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の一方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)とを備えている。前記弾性連結部311は本実施例では支点部321と弾性部341に分けることができる。つまり、前記ロック部材171は、図6のように略逆倒h字形状をしており、一端側に前記FPC80の係止部82と係合する係合部56と他端側に前記回動部材16により押圧される押受部201と該押受部201の先端に内側に突出した突出部261とを有する第一片191と、一端側に前記支点部321と他端側に基板に接続する接続部241とを有する第ニ片211と、前記第一片191のほぼ中央と前記第ニ片211の支点部321とを連結する弾性部341(前記支点部321と前記弾性部341を合わせて弾性連結部311)と、前記ロック部材171の弾性連結部311付近の前記第二片211の近傍に固定部421とを備えている。本実施例では、前記支点部321から嵌合口18方向へ突出した延設部441が設けられている。前記延設部441の長さは前記弾性部341と前記係合部56とのほぼ中間まで前記支点部321から延設されている。前記第一片191の前記係合部56と前記弾性部341と前記支点部321と前記接続部241とを略クランク形状に配置されている。
前記固定部421は、前記ロック部材171の弾性連結部311付近の前記第二片211の近傍に設けている。つまり、前記支点部32付近の下側に設けることで、前記第二コンタクト15の接触部22や弾性連結部31(支点部32と弾性部34を含んだ部分)が上に持ち上げる(反る)ことを防いでいる。前記固定部421は図8のように、断面略倒U字形状にし、前記ハウジング12を挟み込むように固定されている。前記固定部421の位置や大きさとしては、このような役割や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記ロック部材171の係合部56は、前記FPC80の係止部82と係合し、かつ、前記グランド層86と接触しグランドの落とす部分であり、係合し易くかつ、接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部241は本実施例でも図6のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。前記係合部56の形状、大きさは前記ロック部材171の係合部56と前記FPC80の係止部82とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分が前記係止部82に係合し、前記グランド層86と接触するような関係になり、かつ、前記ロック部材171の強度を考慮して適宜設計する。
前記支点部321と前記弾性部341と前記押受部201とは、前記第二コンタクト15と同様に、前記FPC80が挿入された際に、前記回動部材16の押圧部36が前記ロック部材171の押受部201と接続部241との間で回動すると、前記押受部201が前記押圧部36によって押し上げられることで前記ロック部材171の支点部321を支点にし、前記ロック部材171の弾性部341が前記係合部56側に傾くことによって、前記係合部56が前記FPC80の係止部82に係合する。前記支点部321と前記弾性部341と前記押受部201の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
次に、回動部材16について説明する。この回動部材16は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材16は主に操作部37とハウジング12に回動可能に装着される軸28部分と前記コンタクトの押受部20を押圧する押圧部36と前記コンタクトの突出部26が係合する係止孔30とを備えている。前記軸28は、回動部材16を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材16が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記コンタクト及び前記ロック部材171の押受部20、201を押圧した際に回動部材16が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタ10の大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
前記押圧部36は、前記コンタクトの押受部20に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図1(A)のように回動部材16を矢印「イ」方向に回動させ、前記第二コンタクト15及び前記ロック部材171の押受部20、201と接続部24、241との間で回転させることで、前記押圧部36の大きさの変化により前記第二コンタクト15及び前記ロック部材171の押受部20、201が持ち上げられ、FPC80に前記第二コンタクト15の接触部22側を押し付け、かつ、前記ロック部材171の係合部56を前記FPC80の係止部82に係合させている。前記押圧部36の形状としては、前記第二コンタクト15及び前記ロック部材171の押受部20、201と接続部24、241との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いにより前記第二コンタクト15及び前記ロック部材171の押受部20、201を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記回動部材16を回動した際に、前記回動部材16の回動に対する反発力が強く、前記回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記第二コンタクト15の突出部26が係合する係止孔30が別個独立に設けられている。前記係止孔30を別個独立に設けることで、前記回動部材16の強度アップや回動時の変形を防止している。
最後に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクトが装着される挿入孔38が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
長手方向両側には、前記回動部材16の軸が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、回動部材16の軸が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。なお、長手方向両側には、前記回動部材16のロック部に対応した位置に係止部が設けられている。
前記ハウジング12は、前記第二コンタクト15の第一片19の接触部22を被覆する天井部23を備え、少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部23の浮き上がりを防止する防止壁55が形成されている。該防止壁55とは嵌合口18の先端部分をテーパー形状にすることなく、エッジ形状にしたもののことである。本実施例では、嵌合口18の両端側のみに防止壁55を形成した。前記防止壁55を形成することによりFPC80等の接続対象物をガイドする作用・効果は果たさなくなっている。
前記コネクタ10の占有面積としては、ほぼハウジング12の大きさによって決まります。前記ハウジング12の大きさは、長手方向は「ピッチX芯数+両サイド(2〜3mm)」で、奥行き方向は「第一コンタクト14の長さ+第二コンタクト15の長さ」で、高さは「第二コンタクトの高さ+壁厚さ(最小で0.9mm)」になる。ピッチは0.5〜2.54mmの範囲で変化し、芯数は客先要求によって決まり、第一コンタクト14の長さ及び第二コンタクト15の長さも客先要求や機械特性によって決まる。
前記FPC80等の接続対象物を前記嵌合口18内へ導く方法としては、図1(A)の嵌合口18の前記ハウジング12の下側面(前記第一コンタクト14の接続部24の上面)に前記FPC80の先端をぶつけるように挿入する。このように挿入することで、容易に嵌合口18内に導くことができる。
本出願人は、前記防止壁55の効果について確認した。前記コネクタ10にFPC80を挿入した状態で、前記FPCをコネクタに対して、垂直に前記FPCを引張試験機で引張った。(使用状態で上方向にコジられた場合と同様の状態になる。)その結果を、下記の表1及びグラフ1に示す。表1及びグラフ1に示す保持力の現す意味は、垂直方向に前記FPCを引っ張った場合の前記コンタクトと前記FPCとの接触が遮断したときの力である。ここでいう従来品とは防止壁55を設けないで、嵌合口18の天井部23の全てをテーパー形状にしたものであり、改良品1(両端のみ)とは天井部23の嵌合口18の両側に防止壁55を設けたもの(即ち、両側部分だけテーパー形状になっていないもの)であり、改良品2(全体)とは天井部23全てに防止壁55を設けたものである。
Figure 2009064701
Figure 2009064701
グラフ1
表1及びグラフ1(表2)から、平均でみると、18芯では改良品1(両端のみ)で8.4N、改良品2(全体)で8.9N、27芯では改良品1で8.9N、改良品2で9.0N程度保持力(接触が遮断するまでの力)がアップし、保持力が従来に比べ改良品1及び改良品2でも約2倍になった。この結果からも防止壁55を嵌合口18の両端部分だけ及び全体にに設けるとこのような保持力(接触が遮断するまでの力)のアップに繋がることがはっきりした。即ち、前記防止壁55を嵌合口18の両端部分だけ及び全体に設けることで、コジられた場合の接触安定性を意味する保持力が約2倍に上昇した。これは、コジリに対する接触安定性が増したことを意味している。また、前記防止壁55を両端部分にだけ設けたものと全体に設けた場合の保持力(接触が遮断するまでの力)を比較するとあまり大差がないことも判る。改善比率では18芯で220.3%、27芯で197.2%と良くなっている。改善比率とは、改良品を従来品で割った値である。前記防止壁55を設ける数及び位置としては、少なくとも嵌合口18の天井部23の両端側のみに防止壁55を形成した場合と天井部23の全体に防止壁55を形成した場合との保持力(接触が遮断するまでの力)が大差ないことやコジられた場合のFPC等の接続対象物の傷つき防止(破損)を考慮すると、できる限り少ない箇所がよい。本実施例では、両端部分にのみ設けたが、バランスを考えると両端と中央の3箇所に形成することが望ましい。コジられた場合のFPC等の接続対象物の傷つき防止(破損)をするためには、コジられた際に接続対象物と接しないように適宜設計するば良く、テーパーやC面取りやR形状や一段凹部にすること等が考えられるが、コネクタのデザイン性や材料費等を考慮するとテーパー形状がよい。嵌合口18内への誘い込みについては、上述及び下述するような方法をとれば、嵌合口18の天井部23をテーパー形状にしなくても十分に誘い込みが可能である。
ここで、図9に基づいて、前記回動部材16の押圧部36の移動及び回動の仕方について説明する。ここでは、第二コンタクト15で回動する場合を例にとった部分的な図面である。
図9(A)は前記接続対象物と前記コネクタ10との接続前の状態で、前記押圧部36の下端54側が前記押受部20の突出部26と接続部24との間に位置する。
図9(B)のように、前記操作部37を回動(図面の時計回り方向)させると前記押圧部36が嵌合口18と反対方向に移動し、前記押圧部36の下端54が前記押受部20の突出部26と接続部24との間に挟持される。
図9(C)のように、前記操作部37をさらに回動させると(B)の位置で前記押圧部36が押圧部36の中心を回転軸50として回動する。
図9(D)のように、前記操作部37をさらに回動させると(C)の位置で前記押圧部36が押圧部36の中心を回転軸50として回動し、前記押圧部36が前記押受部20と前記接続部24との間でほぼ垂直になり回転軸50が前記突出部26に接した上端52側に移動する。
図9(E)のように、前記操作部37をさらに回動させると(D)の位置で前記押圧部36が前記突出部26に接した上端52側を中心に回動し、前記押圧部36を前記突出部26に引っ掛かった状態に係合させる。
即ち、前記押圧部36は最初は移動し、その後回動し、さらに回動を続けると回転軸50が変化して、省スペース間でコンパクトな回動(回転)を行なうものである。
つまり、本発明のコネクタ10では、前記FPC等の接続対象物を嵌合口18内に挿入する際に挿入力の掛からない(所謂、ゼロ・インサーション・フォース(ZIF))構造で、前記回動部材16の押圧部36をより前記コンタクトの突出部26側で回動させる(より突出部26側で前記コンタクトの押受部20を押し上げる)ことで小さな力で前記回動部材16をロックできる構造で、かつ、前記回動部材16の押圧部36でより前記コンタクトの突出部26側の押受部20を押し上げることで高い接触力を得られる構造になっている。
ここで、前記嵌合口18の寸法(嵌合口上面57と嵌合口下面58との間隔)と前記FPC80の厚さと第一コンタクト14及び第二コンタクト15の接触部22、22との関係について説明する。前記FPC80が挿入されてない状態では前記第二コンタクト15の接触部22は嵌合口上面57より嵌合口18内へ突出することなく前記挿入孔38内にある。また、前記第一コンタクト14の接触部22は嵌合口下面58より嵌合口18内へ突出するとともに前記FPC80の厚さより前記第一コンタクト14の接触部22先端と嵌合口上面57との間隔を狭くしている。つまり、前記FPC80が挿入された状態では、前記第一コンタクト14の接触部22と常に接触しており、ミニマム接触力を確保する構造にしている(FPC80がコジられた場合でも同様)。すなわち、前記嵌合口18の寸法(嵌合口上面57と嵌合口下面58との間隔)と前記FPC80の厚さと第一コンタクト14及び第二コンタクト15の接触部22、22との関係は、前記FPC80がコジられた場合にもミニマム接触力が確保できるように適宜設計する。
本実施例では、前記FPC80に設ける凹部87として前記係止部82を使用し、前記FPC80のグランド層86に接触する前記部材17として前記ロック部材171を使用したものを例示したが、前記凹部87及び前記部材17としては、次のようなことを満足すれば如何なるものでもよい。
まず、前記部材17としては、前記第二コンタクト15と同様の構造にする。つまり、前記回動部材16を回動させることで、前記部材17が前記グランド層86に接触するようにする。
つぎに、前記凹部87の位置としては、前記第二コンタクト15と同構造の部材17が装着できる前記ハウジング12の大きさ内(コネクタ10の占有面積内)で、かつ、他のコンタクト14、15と接触しなく、前記回動部材16の回動に影響がないようにする。つまり、前記コネクタ10の占有面積としては、ほぼハウジング12の大きさによって決まります。前記ハウジング12の大きさは、長手方向は「ピッチX芯数+両サイド(2〜3mm)」で、奥行き方向は「第一コンタクト14の長さ+第二コンタクト15の長さ」で、高さは「第二コンタクトの高さ+壁厚さ(最小で0.9mm)」になる。
上述したロック部材171とは別の部材17について、図12に基づいて説明する。前記部材17は、前記第二コンタクト15と同様の構造をしており、前記回動部材16を回動させることによって、前記部材17の接触部22が前記FPC80のグランド層86に接触する構造にしたものである。前記接触部22の先端は、前記グランド層86に接触し易く、かつ、安定した接触が得られるように平坦にしている。
図10、図11に基づいて、別の部材の構造について説明する。図10(A)は請求項5に示す構造であり、(B)は請求項6に示す構造であり、(C)は請求項7に示す構造であり、(D)は請求項8に示す構造であり、それぞれの部材部分を断面した図面である。図11(A)は部材として、シェルを用いたシェルの斜視図であり、(B)は(A)の突出片部分の断面図であり、(C)は(A)とは別のシェルの斜視図であり、(D)は(C)の突出片部分の断面図である。
以下、それぞれの構造について説明する。
図10(A)の構造について説明する。この構造は、請求項5に記載した構造のものである。つまり、上述した前記第二コンタクト15と同構造のものを使用した。
図10(B)の構造について説明する。この構造は、請求項6に記載した構造のものである。つまり、前記部材17として、一方端に接触部22と他方端に押受部201とを有する第一片191と、一方端に接触部22と他方端に接続部241とを有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にした。
図10(C)の構造について説明する。この構造は、請求項7に記載した構造のものである。つまり、前記部材17として、前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト15と同構造の第一部材及び第二部材を使用し、少なくとどちらか一方若しくは両方の第一部材及び第二部材が前記グランド層86に接触する構造にしたものである。
図10(D)の構造について説明する。この構造は、請求項8に記載した構造のものである。つまり、前記部材17として、少なくとも、一方端に接触部22と他方端に押受部201を有する第一片191と、一方端に接続部241を有する第二片211と、前記第一片191と前記第二片211の他方端を連結する弾性連結部311(支点部321と弾性部341とからなる)と前記ハウジング12に固定する固定部421を備える構造にしたものである。ただ、本実施例では、前記第二片211の他方端から前記押受部201と対向するように延設部を設け、前記延設部と前記押受部201の間で前記回動部材16の押圧部36が回動するようにし、また、前記第一片191の接触部22と対応する前記第二片211にも接触部22を設ける構造にした。
図11に基づいて、部材としてシェルを用いた構造について説明する。前記シェル172は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記シェル172の材質としては、シールド特性やバネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記シェル172は、少なくとも前記ハウジング12へ固定する部分と前記FPC80の露出部87に接触する突出片60が設けられている。
つまり、図11は請求項9に記載した構造であり、前記部材17として、前記ハウジング12を覆うシェル172を用い、前記シェル172の所定の位置に突出片60を設け、前記突出片60が前記FPC80の前記露出部87内に入り前記グランド層86と接触する構造にした。前記突出片60は前記FPC80の露出部87と接触できれば如何なる構造であってもよい。
まず、図11(A)と(B)の突出片について説明する。この突出片60は所定の位置に略U字形状のスリットを入れて、切り起こしたものである。本実施例では前記FPC80の挿入方向に対して、切り起こしたが、逆方向に切り起こしたものであってもよい。
まず、図11(C)と(D)の突出片について説明する。この突出片60は所定の位置に略L字形状の延設部分を設けて、前記突出片60とした。本実施例では略L字形状にしたが、前記FPC80の露出部87と接触できれば如何なるものでもよく、真っ直ぐに下方に延設し、その先端を湾曲させたものであってもよい。
図13に基づいて、別のコネクタについて説明する。図13(A)はフロントロック(回動部材を嵌合口側で回動するタイプ)タイプに使用する第二コンタクトの斜視図であり、(B)はスライダー(挿入部材を挿入するタイプ)タイプの挿入部材が挿入された状態のコネクタの断面図である。
まず、図13(A)のフロントロック(回動部材を嵌合口側で回動するタイプ)のコネクタについて説明する。このコネクタ10は請求項3に記載された構造のものである。つまり、上述した第二コンタクトとは別に、図13(A)のような構造のコンタクトを使用するものである。接触部22と略並行に延設片62を設け、前記回動部材16の押圧部36を、前記接触部22と前記延設片62の間で回動するようにしたものである。回動した際に外れないようにするためには、凹64を設けて、前記押圧部36を凹64内で回動するようにすることが望ましい。この第二コンタクト15は一の例として示したもので、前記回動部材16を嵌合口18側で回動した際に、前記接触部22を前記FPC80に押し付けることができ、前記FPC80を前記第一コンタクト14と前記第二コンタクト15の接触部22、22間で挟み込めれば如何なる構造であってもよい。
次に、図13(B)のスライダー(挿入部材を挿入するタイプ)タイプのコネクタ10について説明する。このコネクタ10は請求項4に記載された構造のものである。上述した第二コンタクトとは別に、図13(B)のような構造のコンタクトを使用すると同時に、挿入部材161を前記第二コンタクト15と前記ハウジング12の間に挿入する構造である。ここで説明したものは、一つの例として示したもので、前記挿入部材161を嵌合口18側より挿入した際に、前記接触部22を前記FPC80に押し付けることができ、前記FPC80を前記第一コンタクト14と前記第二コンタクト15の接触部22、22間で挟み込めれば如何なる構造であってもよい。
本発明の活用例としては、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタ10に活用され、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)を挿入した後に、回動部材を回動することにより、各々のコンタクトがFPCの接触部と接触できると同時にFPCの表裏面の中間にあるグランド層と部材が接触することによって、コネクタの小型化(高密度化)と同時に信号の高速伝送を可能にする構造に関するものである。
(A) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図である。(B) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。 (A) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の上方からみた斜視図である。(B) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の下方からみた斜視図である。 (A) 第一コンタクトの斜視図である。(B) 第二コンタクトの斜視図である。 ハウジングの斜視図である。 回動部材の斜視図である。 ロック部材の斜視図である。 (A) コンタクト挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面図である。(B) ロック部材挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面図である。 (A) コンタクト挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図である。(B) ロック部材挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図である。 回動部材が回動する場合の押圧部と回転軸の移動を説明する説明図である。 別の部材を説明する図面である。 部材として、シェルを用いたシェルとシェルの部分的に断面した図面である。 (A) コンタクト挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図である。(B) 部材挿入孔で断面した、回動部材が閉じた状態で、FPCが挿入された状態のコネクタの断面図である。 (A) フロントロック(回動部材を嵌合口側で回動するタイプ)タイプに使用する第二コンタクトの斜視図である。(B) スライダー(挿入部材を挿入するタイプ)タイプの挿入部材が挿入された状態のコネクタの断面図である。 (A) コンタクト挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態の従来のコネクタの断面図である。(B) ロック部材挿入孔で断面した、回動部材が開いた状態の従来のコネクタの断面図である。
符号の説明
1 コネクタ装置
10 コネクタ
12 ハウジング
14、15 コンタクト
16 回動部材
161 挿入部材
17 部材
171 ロック部材
172 シェル
18 嵌合口
19、191 第一片
20、201 押受部
21、211 第二片
22 接触部
23 天井部
24、241 接続部
26、261 突出部
28 軸
30 係止孔
31、311 弾性連結部
32、321 支点部
34、341 弾性部
36 押圧部
37 操作部
38 挿入孔
42、421 固定部
44、441 延設部
50 回転軸
52 上端
54 下端
55 防止壁
56 係合部
57 嵌合口上面
58 嵌合口下面
60 突出片
62 延設片
64 凹
80 FPC
82 係止部
83 グランドパターン
84 信号パターン
85 位相反転パターン
86 グランド層
87 露出部
871 凹部
88 導体部

Claims (13)

  1. 表裏両面に所要数のパターンが形成されたフレキシブルプリント基板と、
    該フレシキブルプリント基板と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔と前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングと前記ハウジングの嵌合口側若しくは嵌合口の反対側に装着されるとともに前記コンタクトを弾性変形させて前記フレキシブルプリント基板に押圧する回動部材若しくは嵌合口内に挿入することにより前記コンタクトを弾性変形させて前記フレキシブルプリント基板に押圧する挿入部材を有するコネクタとを備えるコネクタ装置において、
    前記フレキシブルプリント基板には、グランドパターンと信号パターンと位相が反転した位相反転信号パターンをそれぞれ所要数設けるとともに表裏両面の間にグランド層を配置し、表裏両面のパターンを、グランドパターンの間に信号パターンと位相反転信号パターンを配置するとともに所定の位置に少なくとも一方面側より前記グランド層まで達する露出部を設け、
    前記コネクタは、2種類の第一コンタクト及び第二コンタクトを、前記ハウジングの同一の挿入孔にそれぞれのコンタクトの接触部が対向するように配置し、
    前記回動部材が回動した際若しくは前記挿入部材が挿入した際に、それぞれのパターンに対応する第一コンタクト及び第二コンタクトが接触するとともに所定の位置の部材が前記露出部内に入り前記グランド層と接触することを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記第一コンタクトは一方端に接触部と他方端に接続部を有し、
    前記第二コンタクトは一方端に接触部と他方端に押受部とを有する第一片と、他方端に接続部を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の一方端を連結する弾性連結部と前記ハウジングに固定する固定部を備え、
    前記回動部材は回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの押受部と接続部との間で回動することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 前記第二コンタクトに、前記接触部と略並行な延設片を設け、前記接触部と前記延設片との間で前記回動部材を回動させることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  4. 前記挿入部材を、前記第二コンタクトと前記ハウジングとの間に挿入することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  5. 前記部材を、前記第二コンタクトと同構造にすることを特徴とする請求項2、3または4記載のコネクタ装置。
  6. 前記部材を、一方端に接触部と他方端に押受部とを有する第一片と、一方端に接触部と他方端に接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片を連結する弾性連結部と前記ハウジングに固定する固定部を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  7. 前記部材として、前記第一コンタクト及び前記第二コンタクトと同構造の第一部材及び第二部材を使用し、少なくとどちらか一方若しくは両方の第一部材及び第二部材が前記グランド層に接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  8. 前記部材を、一方端に接触部と他方端に押受部とを有する第一片と、一方端に接続部を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の他方端を連結する弾性連結部と前記ハウジングに固定する固定部を備える構造にすることを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  9. 前記部材として、前記ハウジングを覆うシェルを用い、前記シェルの所定の位置に突出片を設け、前記突出片が前記フレキシブルプリント基板の前記露出部内に入り前記グランド層と接触することを特徴とする請求項2記載のコネクタ装置。
  10. 前記回動部材の前記押圧部が前記コンタクト及び前記部材の押受部と接続部若しくは押受部とハウジングとの間で回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、
    前記第二コンタクト及び前記部材の固定部は前記弾性連結部付近の前記第二片に設けることにより前記回動部材が回動した際の前記第二コンタクト及び前記部材の反りを防止することを特徴とする請求項2、5または6、7、8、9載のコネクタ装置。
  11. 前記フレキシブルプリント基板の幅方向両側に係止部を設け、該係止部と係合する係合部を有するロック部材を前記ハウジングに装着し、前記ロック部材は一方端に係合部と他方端に押受部とを有する第一片と、他方端に接続部を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の一方端を連結する弾性連結部とを備えることを特徴とする請求項2、5または6、7、8、9、10記載のコネクタ装置。
  12. 前記フレキシブルプリント基板の露出部として幅方向両側に設けた係止部を使用し、
    前記部材として前記ロック部材を使用し、
    前記ロック部材の係合部が前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合することにより前記ロック部材と前記グランド層とが接触することを特徴とする請求項10記載のコネクタ装置。
  13. 前記フレキシブルプリント基板が挿入されてない状態では前記第二コンタクトの接触部は嵌合口上面より嵌合口内へ突出することなく前記挿入孔内にあり、前記第一コンタクトの接触部は嵌合口下面より嵌合口内へ突出するとともに前記フレキシブルプリント基板の厚さより前記第一コンタクトの接触部先端と嵌合口上面との間隔を狭くし、
    前記フレキシブルプリント基板が挿入され、かつ、前記回動部材が回動された状態で、前記フレキシブルプリント基板がコジられても前記フレキシブルプリント基板が前記ハウジングの嵌合口上面より上に上がることがなく、かつ、前記第一コンタクトの接触部と接触していることを特徴とする請求項1から12項のうちいずれか1項記載のコネクタ装置。
JP2007232441A 2007-09-07 2007-09-07 コネクタ装置 Active JP4956339B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007232441A JP4956339B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 コネクタ装置
US12/205,834 US7766680B2 (en) 2007-09-07 2008-09-05 Flexible circuit board connector
CN200810188777XA CN101442161B (zh) 2007-09-07 2008-09-08 连接器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007232441A JP4956339B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 コネクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009064701A true JP2009064701A (ja) 2009-03-26
JP4956339B2 JP4956339B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40432335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007232441A Active JP4956339B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 コネクタ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7766680B2 (ja)
JP (1) JP4956339B2 (ja)
CN (1) CN101442161B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101859948A (zh) * 2009-03-31 2010-10-13 广濑电机株式会社 电路基板用电连接器
JP2011108543A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
JP2011108419A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Panasonic Electric Works Co Ltd コネクタ
JP2011222273A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Panasonic Electric Works Co Ltd コネクタ
CN105247744A (zh) * 2013-01-16 2016-01-13 莫列斯公司 低高度连接器系统
JP2017059477A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4837711B2 (ja) * 2008-09-02 2011-12-14 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 電気コネクタ
US20100093192A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-15 Ke-Feng Lin Connection structure between signal transmitting boards
US8202111B2 (en) * 2009-01-16 2012-06-19 Fujikura Ltd. Connector and cable assembly
DE102009030917B4 (de) * 2009-06-25 2013-08-08 Siemens Aktiengesellschaft Elektrische Schaltanordnung
JP2011013605A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Hitachi Displays Ltd 表示装置
TW201112525A (en) * 2009-09-24 2011-04-01 Hannstar Display Corp Connector for mounting a flexible printed circuit board
US8465327B2 (en) * 2009-11-02 2013-06-18 Apple Inc. High-speed memory connector
KR20110049558A (ko) * 2009-11-05 2011-05-12 삼성전자주식회사 커넥터 및 이를 포함하는 표시 장치
JP5501788B2 (ja) * 2010-02-17 2014-05-28 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP2011171034A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 D D K Ltd コネクタ
JP4996705B2 (ja) * 2010-02-26 2012-08-08 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタ
JP2012004072A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Omron Corp コネクタ
JP5207004B2 (ja) * 2011-02-22 2013-06-12 第一精工株式会社 コネクタ装置
JP5344059B2 (ja) * 2011-03-18 2013-11-20 第一精工株式会社 電気コネクタ
JP5488839B2 (ja) * 2011-05-12 2014-05-14 第一精工株式会社 コネクタ装置
JP5973711B2 (ja) * 2011-11-25 2016-08-23 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ
JP5779078B2 (ja) * 2011-11-28 2015-09-16 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
KR101920623B1 (ko) * 2012-01-30 2018-11-21 삼성전자주식회사 신호케이블, 케이블커넥터 및 이를 포함하는 신호케이블 연결장치
JP5989362B2 (ja) * 2012-03-08 2016-09-07 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP5862387B2 (ja) * 2012-03-15 2016-02-16 オムロン株式会社 コネクタ
JP5949081B2 (ja) * 2012-04-17 2016-07-06 第一精工株式会社 電気コネクタ
TW201345359A (zh) * 2012-04-24 2013-11-01 Wistron Corp 電子裝置
JP5966875B2 (ja) * 2012-11-16 2016-08-10 富士通株式会社 コネクタ及びフレキシブルプリント基板
DE102012222364A1 (de) * 2012-12-05 2014-06-05 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH Steckverbinder und Vorrichtung mit einem solchen Steckverbinder
JP2014164883A (ja) 2013-02-22 2014-09-08 Fujitsu Component Ltd コネクタ
JP6215042B2 (ja) 2013-12-24 2017-10-18 日本航空電子工業株式会社 電気コネクタ
TWI511169B (zh) * 2014-01-15 2015-12-01 Wistron Corp 軟排線、電連接器及其組合
JP5809343B1 (ja) * 2014-10-30 2015-11-10 イリソ電子工業株式会社 コネクタ
JP6452393B2 (ja) * 2014-11-13 2019-01-16 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
US10136512B2 (en) 2014-12-09 2018-11-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Avoiding reflections in PCB signal trace
JP6090341B2 (ja) * 2015-01-09 2017-03-08 第一精工株式会社 電気コネクタ
US9653777B2 (en) * 2015-03-06 2017-05-16 Apple Inc. Electronic device with isolated cavity antennas
JP6575898B2 (ja) * 2015-06-26 2019-09-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ
CN108475865B (zh) * 2015-08-31 2020-04-07 日本压着端子制造株式会社 基板连接构造
JP6689063B2 (ja) * 2015-12-09 2020-04-28 イリソ電子工業株式会社 コネクタ
JP6356167B2 (ja) * 2016-02-10 2018-07-11 株式会社フジクラ コネクタ
CN105846191B (zh) * 2016-03-21 2018-04-20 惠州市奥罗拉科技有限公司 一种fpc连接器
JP6540674B2 (ja) * 2016-12-09 2019-07-10 第一精工株式会社 電気コネクタ
US20210168950A1 (en) * 2018-05-14 2021-06-03 Mitsubishi Electric Corporation Electronic device and electric power steering apparatus having electronic device mounted thereto
JP2023503130A (ja) 2019-11-22 2023-01-26 アンフェノール・エフシーアイ・アジア・ピーティーイー.・リミテッド 過大応力防止特徴部を有するffcコネクタ
CN113594747B (zh) * 2021-07-29 2024-01-26 昆山金鹏电子有限公司 一种高密度柔性线路板
US20230110836A1 (en) * 2021-10-07 2023-04-13 TE Connectivity Services Gmbh Connector Shield With Integrated Ground Piercing Contact
CN114665306B (zh) * 2022-03-25 2024-02-20 鹤山市得润电子科技有限公司 一种连接器及电子设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08306445A (ja) * 1995-05-09 1996-11-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd フラットケーブル用コネクタ
JP2003272774A (ja) * 2003-03-11 2003-09-26 Yamaichi Electronics Co Ltd Fpcケーブル用コネクタ
JP2006032208A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Hitachi Cable Ltd 電気コネクタ
JP2006140013A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2007087877A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Fujitsu Component Ltd コネクタ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50202544D1 (de) * 2002-06-20 2005-04-28 Schendell Groeling Claus Montagehilfsmittel für die Befestigung eines kieferorthopädischen Bracket
US7044773B2 (en) * 2002-08-01 2006-05-16 Ddk Ltd. Connector
JP2004206987A (ja) 2002-12-25 2004-07-22 D D K Ltd コネクタ
JP4100624B2 (ja) 2002-12-25 2008-06-11 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP4280621B2 (ja) * 2003-12-19 2009-06-17 第一電子工業株式会社 コネクタ
KR100895344B1 (ko) * 2004-08-10 2009-04-28 다이이치 덴시 고교 가부시키가이샤 코넥터
JP4519582B2 (ja) * 2004-09-02 2010-08-04 富士通コンポーネント株式会社 コネクタ部付き平衡伝送用平坦状ケーブル
JP4578931B2 (ja) * 2004-10-18 2010-11-10 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP4708001B2 (ja) 2004-11-18 2011-06-22 第一電子工業株式会社 コネクタ
US7591661B2 (en) * 2005-10-06 2009-09-22 Ddk Ltd. Connector
JP5092243B2 (ja) * 2006-02-02 2012-12-05 船井電機株式会社 狭ピッチフレキシブル配線
JP4927454B2 (ja) * 2006-06-21 2012-05-09 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP4005118B2 (ja) 2007-03-12 2007-11-07 日立マクセル株式会社 情報記録媒体
JP4951429B2 (ja) * 2007-07-13 2012-06-13 第一電子工業株式会社 コネクタ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08306445A (ja) * 1995-05-09 1996-11-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd フラットケーブル用コネクタ
JP2003272774A (ja) * 2003-03-11 2003-09-26 Yamaichi Electronics Co Ltd Fpcケーブル用コネクタ
JP2006032208A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Hitachi Cable Ltd 電気コネクタ
JP2006140013A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2007087877A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Fujitsu Component Ltd コネクタ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101859948A (zh) * 2009-03-31 2010-10-13 广濑电机株式会社 电路基板用电连接器
JP2010238512A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hirose Electric Co Ltd 回路基板用電気コネクタ
TWI504079B (zh) * 2009-03-31 2015-10-11 Hirose Electric Co Ltd Electrical connectors for circuit boards
JP2011108419A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Panasonic Electric Works Co Ltd コネクタ
JP2011108543A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
JP2011222273A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Panasonic Electric Works Co Ltd コネクタ
CN105247744A (zh) * 2013-01-16 2016-01-13 莫列斯公司 低高度连接器系统
JP2016503954A (ja) * 2013-01-16 2016-02-08 モレックス エルエルシー 薄型コネクタシステム
JP2017059477A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101442161B (zh) 2012-06-13
CN101442161A (zh) 2009-05-27
JP4956339B2 (ja) 2012-06-20
US7766680B2 (en) 2010-08-03
US20090068860A1 (en) 2009-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4956339B2 (ja) コネクタ装置
JP4951429B2 (ja) コネクタ
JP2007048491A (ja) 電気コネクタ
KR102076174B1 (ko) 커넥터
JP2004178958A (ja) コネクタ
JP2010205576A (ja) コネクタ
JP4431450B2 (ja) 電気コネクタ
JP4558562B2 (ja) コネクタ
JP4927454B2 (ja) コネクタ
JP2004206987A (ja) コネクタ
JP2013109995A (ja) コネクタ及び該コネクタに用いるコンタクトの挿入方法
JP5185543B2 (ja) コネクタ
JP5230478B2 (ja) コネクタ
JP2012114061A (ja) コネクタ
JP4273173B2 (ja) コネクタ
JP4907436B2 (ja) コネクタ
KR20110026031A (ko) 고속 엘브이디에스 신호전송용 커넥터
JP2006120481A (ja) コネクタ
JP5279346B2 (ja) コネクタ
JP4644719B2 (ja) コネクタ
JP5203526B2 (ja) コネクタ
JP2019179766A (ja) コネクタ
JP2008077994A (ja) コネクタ
JP2017188422A (ja) コネクタ
JP2016129143A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4956339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250