JP2011108419A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2011108419A
JP2011108419A JP2009260178A JP2009260178A JP2011108419A JP 2011108419 A JP2011108419 A JP 2011108419A JP 2009260178 A JP2009260178 A JP 2009260178A JP 2009260178 A JP2009260178 A JP 2009260178A JP 2011108419 A JP2011108419 A JP 2011108419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
substrate
pressing member
contacts
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009260178A
Other languages
English (en)
Inventor
Zennosuke Yamashita
善之介 山下
Naritoshi Hoshino
就俊 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009260178A priority Critical patent/JP2011108419A/ja
Publication of JP2011108419A publication Critical patent/JP2011108419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】 第2の基板に対する保持力を確保しながらも、第2の基板の挿抜に必要な操作力を低減したコネクタを提供する。
【解決手段】 第1のコンタクト1の接触部14との間で第2の基板Pを厚さ方向において弾性的に挟持する挟持部30aを有して第1のコンタクト1と第2のコンタクト2とをそれぞれ保持するハウジング3と、第2のコンタクト2の接触部24との間で第2の基板Pを厚さ方向において弾性的に挟持する閉位置と、第2のコンタクト2の接触部24との間の距離を閉位置よりも大きくする開位置との間で変位可能な押圧部材4とを備える。第2の基板Pを接続した状態では押圧部材4を閉位置とすることで保持力を確保しながらも、第2の基板Pの挿抜時には押圧部材4を開位置とすることで挿抜に必要な操作力を小さくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来から、第1の基板に実装されるとともに、表裏両面にそれぞれ端子を有する第2の基板の各端子にそれぞれ接触導通することにより、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続するコネクタが提供されている。この種のコネクタは、第2の基板に部品を実装する必要がないので、剛性基板からなる第1の基板を、いわゆるフレキシブルプリント基板と呼ばれる可撓性基板からなる第2の基板に対して接続するような場合の使用に適する。
この種のコネクタとしては、従来、第2の基板の表裏の一方の面に設けられた端子に接触導通する第1のコンタクトと、第2の基板の他方の面に設けられた端子に接触導通する第2のコンタクトと、第1のコンタクトと第2のコンタクトとをそれぞれ保持するハウジングとを有し、第1のコンタクトと第2のコンタクトとが第2の基板を弾性的に挟持することで、第2の基板に対する保持力を発生させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−351288号公報
しかし、上記のように第1のコンタクトと第2のコンタクトとが第2の基板を弾性的に挟持することのみで第2の基板に対する保持力を発生させる場合、保持力を増大させるには、第1のコンタクトと第2のコンタクトとのそれぞれで、ばね力を強化したり、第2の基板に対する接触面積を増加させたりする必要があり、そうするとコネクタに対する第2の基板の挿抜に必要な操作力も増大させてしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、第2の基板に対する保持力を確保しながらも、第2の基板の挿抜に必要な操作力を低減したコネクタを提供することにある。
請求項1の発明は、第1の基板に実装されるとともに、扁平な第2の基板の表裏両面に設けられた各端子に接触導通することで、第1の基板と第2の基板とを互いに電気的に接続するコネクタであって、それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり、第2の基板の表裏の一面に設けられた端子に接触導通する接触部と、第2の基板への実装に用いられる端子部とを有する、複数個の第1のコンタクトと、それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり、第2の基板の表裏の他面に設けられた端子に接触導通する接触部と、第2の基板への実装に用いられる端子部とを有する、複数個の第2のコンタクトと、第1のコンタクトの接触部との間で第2の基板を厚さ方向において弾性的に挟持する挟持部を有して第1のコンタクトと第2のコンタクトとをそれぞれ保持するハウジングと、第2のコンタクトの接触部との間で第2の基板を厚さ方向において弾性的に挟持する閉位置と、第2のコンタクトの接触部との間の距離を閉位置よりも大きくする開位置との間で、第2のコンタクトに対して変位可能に保持された押圧部材とを備え、第2のコンタクトの接触部は、第1のコンタクトの接触部よりも、第2の基板の接続時の変位方向の逆側に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、第2の基板を接続した状態では押圧部材を閉位置とすることで第1のコンタクトと押圧部材との両方により保持力を確保しながらも、第2の基板の挿抜時には押圧部材を開位置として押圧部材による保持力を除去又は低減することで挿抜に必要な操作力を小さくすることができる。また、押圧部材が開位置にある状態であっても第1のコンタクトにより保持力が生じるから、押圧部材が開位置にある状態で保持力が生じない場合に比べ、押圧部材を開位置から閉位置に変位させる際に第2の基板に位置ずれが発生しにくく、作業性が改善される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ハウジングの挟持部において第2の基板に接触する面は平面とされていることを特徴とする。
この発明によれば、ハウジングの挟持部において第2の基板に接触する面を曲面とする場合や第1のコンタクトの接触部に対向する面が欠けている場合に比べ、第2の基板に曲げが発生しにくいから、第1のコンタクトの接触部と第2の基板の端子との接触圧を安定させることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、押圧部材において、閉位置で第2の基板に接触する面は平面とされていることを特徴とする。
この発明によれば、押圧部材において閉位置で第2の基板に接触する面が曲面とされる場合や面が一部欠けている場合に比べ、第2の基板に曲げが発生しにくいから、第1のコンタクトの接触部と第2のコンタクトの接触部とのそれぞれについて第2の基板の端子に対する接触圧を安定させることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、第1のコンタクトは、ハウジングに設けられた圧入穴に圧入されることでハウジングに対して保持されるものであって、第1のコンタクトは、第1のコンタクトの接触部が第2の基板の端子に接触する向きの逆向きに突設された係止凸部を有することを特徴とする。
この発明によれば、第1のコンタクトが第2の基板から受ける反力の向きが、係止凸部をハウジングに圧入させる向きとなることにより、係止凸部の突設される向きが上記以外の向きである場合に比べ、第1のコンタクトの第2の基板から受ける反力の向きへの位置ずれが発生しにくい。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、第1のコンタクトは、金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり、厚さ方向を他のコンタクトに向けられた部位を有さないことを特徴とする。
この発明によれば、第1のコンタクトが厚さ方向を他のコンタクトへ向けた部位を有する場合に比べ、互いに隣接するコンタクト間で対向する面積が小さくなることにより寄生容量が低く抑えられる。
請求項1の発明によれば、第2の基板を接続した状態では押圧部材を閉位置とすることで第1のコンタクトと押圧部材との両方により保持力を確保しながらも、第2の基板の挿抜時には押圧部材を開位置として押圧部材による保持力を除去又は低減することで挿抜に必要な操作力を小さくすることができる。また、押圧部材が開位置にある状態であっても第1のコンタクトにより保持力が生じるから、押圧部材が開位置にある状態で保持力が生じない場合に比べ、押圧部材を開位置から閉位置に変位させる際に第2の基板に位置ずれが発生しにくく、作業性が改善される。
請求項2の発明によれば、ハウジングの挟持部において第2の基板に接触する面は平面とされているので、ハウジングの挟持部において第2の基板に接触する面を曲面とする場合や第1のコンタクトの接触部に対向する面が欠けている場合に比べ、第2の基板に曲げが発生しにくいから、第1のコンタクトの接触部と第2の基板の端子との接触圧を安定させることができる。
請求項3の発明によれば、押圧部材において、閉位置で第2の基板に接触する面は平面とされているので、押圧部材において閉位置で第2の基板に接触する面が曲面とされる場合や面が一部欠けている場合に比べ、第2の基板に曲げが発生しにくいから、第1のコンタクトの接触部と第2のコンタクトの接触部とのそれぞれについて第2の基板の端子に対する接触圧を安定させることができる。
請求項4の発明によれば、第1のコンタクトは、ハウジングに設けられた圧入穴に圧入されることでハウジングに対して保持されるものであって、第1のコンタクトは、第1のコンタクトの接触部が第2の基板の端子に接触する向きの逆向きへ突設された係止凸部を有するので、第1のコンタクトが第2の基板から受ける反力の向きが、係止凸部をハウジングに圧入させる向きとなることにより、係止凸部の突設される向きが上記以外の向きである場合に比べ、第1のコンタクトの第2の基板から受ける反力の向きへの位置ずれが発生しにくい。
請求項5の発明によれば、第1のコンタクトは、金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり、厚さ方向を他のコンタクトに向けられた部位を有さないので、第1のコンタクトが厚さ方向を他のコンタクトへ向けた部位を有する場合に比べ、互いに隣接するコンタクト間で対向する面積が小さくなることにより寄生容量が低く抑えられる。
(a)(b)はそれぞれ本発明の実施形態を示す断面図であり、(a)は押圧部材が開位置にある状態を示し、(b)は押圧部材が閉位置にある状態を示す。 (a)(b)はそれぞれ同上を示す図1とは異なる断面での断面図であり、(a)は押圧部材が開位置にある状態を示し、(b)は押圧部材が閉位置にある状態を示す。 (a)〜(c)はそれぞれ同上を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。 押圧部材を取り外した状態の同上の要部を示す左側面図である。 押圧部材を取り外した状態の同上の要部を示す斜視図である。 押圧部材の要部と第2のコンタクトとを示す斜視図である。 同上の変更例における第1のコンタクトを示す斜視図である。 図7の例において押圧部材が閉位置にある状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、第1の基板(図示せず)に面実装されるとともに、図1(b)や図2(b)に示すように第2の基板Pが接続されることで、第1の基板と第2の基板Pとを電気的に接続するものである。第2の基板Pは、扁平な形状であって、表裏の両面にそれぞれ例えば金属のような導電材料の薄膜からなる端子P1,P2が設けられたものである。本実施形態は、第2の基板Pに部品を実装する必要がないので、第2の基板Pとしてフレキシブルプリント基板が用いられる場合に特に適する。
また、本実施形態は、図3(a)〜(c)及び図4に示すように、それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり第2の基板Pの一方の面の端子P1に接触導通する8本の第1のコンタクト1と、それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり第2の基板Pの他方の面の端子P2に接触導通する9本の第2のコンタクト2と、絶縁材料からなり各コンタクト1,2を交互に並べてそれぞれ保持するとともに第1のコンタクト1との間に第2の基板Pを挟持するハウジング3と、絶縁材料からなり第2のコンタクト2との間に第2の基板Pを挟持する押圧部材4(図4には図示せず)とを備える。図4の例では、第1のコンタクト1が接触導通する端子P1は第1のコンタクト1に一対一に対応し、第2のコンタクト2は全て共通の一個の端子P2に接触導通する。
以下、上下左右は図1(a)(b)を基準とし、図3(a)(b)の上下方向を前後方向と呼ぶ。つまり、コンタクト1,2が並ぶ方向は前後方向であり、第2の基板Pは厚さ方向を上下方向に向けて左方から右方へスライドさせるようにして接続され、各第1のコンタクト1はそれぞれ第2の基板Pの上面の端子P1に接触導通し、各第2のコンタクト2はそれぞれ第2の基板Pの下面の端子P2に接触導通する。なお、上記の方向は説明の便宜上のものであって、実際の使用状態での方向とは必ずしも一致しない。
各部について詳しく説明する。ハウジング3は、例えば合成樹脂成型品からなり、全体として直方体形状であって、左方と上方とに開放され第2の基板Pが導入される接続凹部30を有する。第2の基板Pは、接続凹部30の前後に対向する内面により、ハウジング3に対して左右にスライド可能にガイドされる。また、ハウジング3には、それぞれ接続凹部30の左向きの内面とハウジング3の右面とに開口して1個ずつのコンタクト1,2が圧入固定される圧入穴31,32が、コンタクト1,2の総数と同数、前後に並べて貫設されている。
各コンタクト1,2は、それぞれ、金属板に打ち抜き加工が施されることで形成されたものであり、コンタクト1,2が並ぶ方向である前後方向に厚さ方向を向けている。
第1のコンタクト1は、図2(a)(b)に示すように、圧入穴31内に圧入された被保持部11と、被保持部11の右下方へ突設されて下端がハウジング3よりも下方へ突出し第1の基板への面実装に用いられる端子部12と、被保持部11の左下端から左方へ突出し上方へ曲がった後に左方へ延長され左端部を被保持部11に対して上下に変位させるばね性を有するばね部13と、ばね部13の左端部から下方に突設されて第2の基板Pの上面の端子P1に接触導通する接触部14とを有する。すなわち、第1のコンタクト1では、ばね部13のばね力により、第2の基板Pの端子P1と接触部14との接触圧が確保される。
ここで、ハウジング3の接続凹部30の上向きの内面において、第1のコンタクト1の接触部14の下側に位置する右端部には、より左側の部位よりも上方に突出した挟持部30aが設けられている。すなわち、第2の基板Pは、厚さ方向において、第1のコンタクト1の接触部14とハウジング3の挟持部30aとの間に弾性的に挟持される。ここで、図4に示すように、挟持部30aにおいて第2の基板Pに接触する上面は平面とされている。これにより、挟持部30aにおいて第2の基板Pに接触する面を曲面とする場合や第1のコンタクト1の接触部14に対向する面が欠けている場合に比べ、第2の基板Pに曲げが発生しにくいから、第1のコンタクト1の接触部14と第2の基板Pの端子P1との接触圧が安定する。
また、第1のコンタクト1の被保持部11は左方から圧入穴31内に圧入されるものであって、被保持部11の上面には係止凸部11aが上向きに突設されている。係止凸部11aは、圧入穴31の下向きの内面に係止凸部11aが食込むことによって形成された係止凹部31aに係入しており、これにより、ハウジング3に対する第1のコンタクト1の左右方向への変位は禁止されている。すなわち、係止凸部11aが突出する向きが、第1のコンタクト1の接触部14が第2の基板Pの端子P1に接触する向き(下向き)の逆向きとなっているから、第1のコンタクト1が第2の基板Pから受ける反力が、係止凸部11aが食込む向き(上向き)となることにより、係止凸部11aの突出の向きが上記以外の向きである場合に比べ、ハウジング3に対する第1のコンタクト1の位置ずれが発生しにくい。
第2のコンタクト2は、図1(a)(b)に示すように、圧入穴32内に圧入された被保持部21と、被保持部21の左下端から左方へ延長された端子連結部23と、端子連結部23の左下方に突設されて下端がハウジング3よりも下方へ突出し第1の基板への面実装に用いられる端子部22と、端子連結部23において第1のコンタクト1の接触部14よりも左側、すなわち第2の基板Pの接続時の変位方向(右方向)の逆側(手前側)となる位置から上方に突設されて第2の基板Pの下面の端子P2に接触導通する接触部24と、被保持部21の左上端から左方へ突設されて左端部を被保持部21に対して上下に変位させるばね性を有し押圧部材3を枢支するばね部25とを有する。ハウジング3の接続凹部30の上向きの内面にはそれぞれ1本ずつの第2のコンタクト2の端子連結部23が収納される収納溝30bが設けられており、接触部24は収納溝30bから上方に突出する。また、第2のコンタクト2の被保持部21は左方から圧入穴32に圧入されるものであって、圧入穴32の下向きの内面には圧入穴32の左側の開口の上端の位置を右側の開口の上端よりも下側とする係止段32aが設けられており、被保持部21の上面には、係止段32aに右側から当接することでハウジング3からの第2のコンタクト2の左方への脱落を防止する係止凸部21aが上方に突設されている。さらに、端子部22の右端部と端子連結部23との間には凹部22aが形成されており、この凹部22aにハウジング3の左端部が係入することにより、ハウジング3に対する端子部22の上下方向及び右方向への変位は禁止されている。
押圧部材4は、第2のコンタクト2に枢支され、図1(a)及び図2(a)に示すように第2のコンタクト2の接触部24との間の距離を第2の基板Pの厚さ寸法よりも大きくする開位置と、図1(b)及び図2(b)に示すように第2のコンタクト2のばね部25のばね力により第2の基板Pの上面に弾接する(つまり、第2のコンタクト2の接触部24との間に第2の基板Pを弾性的に挟持する)閉位置との間で、前方から見た面内で第2のコンタクト2に対し回転自在となっている。
以下、押圧部材4に関しては閉位置での向きを基準として詳しく説明すると、押圧部材4は、図6に示すように第2のコンタクト2に一対一に対応して9個前後に並べて設けられそれぞれ上下両側と右方とに開放され対応する第2のコンタクト2のばね部25が挿入されるばね受け溝41と、各ばね受け溝41において前後に対向する内面間に架設され軸方向を前後方向に向けた円柱形状の軸部42とを有する。第2のコンタクト2のばね部25の左端部(先端部)の下面には、反円形状の軸受け凹部25aが設けられており、軸受け凹部25aの内径は押圧部材4の軸部42の外径と略同じとされていて、押圧部材4の各ばね受け溝41内でそれぞれ軸部42の上半分が第2のコンタクト2の軸受け凹部25aに収められることで押圧部材4は第2のコンタクト2に対して枢支されている。
また、押圧部材4は、閉位置において第2の基板Pに弾接する平面である押圧面43と、開位置において押圧部材4の下端面となる平面である対向面44とを有する。押圧面43と対向面44とはそれぞれ軸部42の中心軸(すなわち第2のコンタクト2に対する押圧部材4の回転軸)に平行であって、押圧面43を延長した平面と対向面44を延長した平面とは鋭角をなしている。また、対向面44と軸部42の中心軸との距離は軸部42の外径と略同じとされており、押圧面43と軸部42の中心軸との距離は軸部42の外径よりも大きくされている。つまり、押圧部材4はいわゆるカム構造を構成している。ここで、第2のコンタクト2のばね部25の変形量及び第2の基板Pに対する押圧部材4の接触圧は、開位置と閉位置との中間の位置で最大となるが、押圧面43と対向面44との間は凸曲面である連結面45を介して互いに連結されており、押圧部材4を開位置と閉位置との間で回転させる際に第2の基板Pを傷付けにくくなっている。
本実施形態の動作を説明する。本実施形態は、各コンタクト1,2の端子部11,21がそれぞれ第1の基板に半田付けされることにより第1の基板に面実装される。また、第2の基板Pを接続凹部30から抜く際や接続凹部30に挿入する際には、図1(a)及び図2(a)に示すように、押圧部材4を開位置とする。すると、押圧部材4は第2の基板Pに接触しないから、第2の基板Pに対して発生し得る保持力は、第1のコンタクト1のばね力によるもののみとなる。これにより、比較的に小さい操作力で第2の基板Pの挿抜が可能となる。
第2の基板Pを接続凹部30に挿入した後は、押圧部材4を、前方から見て反時計回りに回転させることで、図1(b)及び図2(b)に示す開位置に変位させる。すると、第1のコンタクト1のばね力だけでなく、第2のコンタクト2のばね力(押圧部材4の接触圧)も作用することにより、第2の基板Pに対する保持力が確保される。本実施形態では、押圧面43が平面となっていることにより、押圧面43が曲面とされる場合に比べ、第2の基板Pに曲げが発生しにくいから、第1のコンタクト1と第2のコンタクト2とのそれぞれにおいて接触部14,24と第2の基板Pの端子P1,P2との接触圧が安定する。ここで、押圧部材4が閉位置にある状態では、押圧部材4の左端部の下面は押圧面43よりも上側に位置しており、押圧部材4の左端部と第2の基板Pとの間には隙間が空くから、押圧部材4を閉位置から開位置に回転させる際には、手の爪等を上記の隙間に挿入して押圧部材4の左端部に引っ掛けることができる。
上記構成によれば、第2の基板Pを接続した状態では押圧部材4を閉位置とすることで第1のコンタクト1と押圧部材4との両方により保持力を確保しながらも、第2の基板Pの挿抜時には押圧部材4を開位置として押圧部材4による保持力を除去することで挿抜に必要な操作力を小さくすることができる。また、第2の基板Pの接続時に、押圧部材4を閉位置に変位させる前には、第1のコンタクト1のばね力によって第2の基板Pを仮保持することができるから、押圧部材4によってのみ保持力を生じさせる場合(つまり、押圧部材4が開位置にあるときに第2の基板Pに対する保持力が生じない場合)に比べ、押圧部材4を開位置から閉位置に変位させる際に第2の基板Pの位置ずれが発生しにくく、作業性が改善されている。
なお、上記のように第1のコンタクト1を金属板の打ち抜き加工によって形成して厚さ方向を前後方向(すなわちコンタクト1,2が並ぶ方向)とする代わりに、図7及び図8に示すように、第1のコンタクト1を、金属板を帯状に打ち抜き加工するとともに厚さ方向に曲げ加工することによって形成し、第1のコンタクト1の幅方向を前後方向(すなわちコンタクト1,2が並ぶ方向)としてもよい。図7及び図8の第1のコンタクト1では、被保持部11は厚さ方向を上下方向に向けており、係止凸部11aは被保持部11の左端部から幅方向(前後方向)の両側へそれぞれ突設され、ハウジング3において係止凸部11aが係入する係止凹部(図示せず)は圧入穴31の前後に対向する内面に形成される。また、ばね部13は被保持部11の左端から左方へ延設されて左方へ向かってやや上方へ傾斜し、接触部14はばね部13の左端部から左方へ延設されてU字形状に曲げられ凸曲面とされた下面において第2の基板Pに弾接する。さらに、端子部12は被保持部11の右端から下方へ延設されて右方へ曲げられ下端面がハウジング3よりも下方に突出するL字形状とされている。上記のように第1のコンタクト1の幅方向をコンタクト1,2が並ぶ方向に向ければ、第1のコンタクト1は厚さ方向を他のコンタクト1,2に向けられた部位を有さないことになるので、第1のコンタクト1が厚さ方向を他のコンタクト1,2に向けられた部位を有する場合に比べ、互いに隣接するコンタクト1,2の対向する面積が小さくなるから、コンタクト1,2間の寄生容量を低く抑えることができる。
1 第1のコンタクト
2 第2のコンタクト
3 ハウジング
4 押圧部材
12,22 端子部
14,24 接触部
21a 係止凸部
30a 挟持部
31a 係止凹部
P 第2の基板

Claims (5)

  1. 第1の基板に実装されるとともに、扁平な第2の基板の表裏両面に設けられた各端子に接触導通することで、第1の基板と第2の基板とを互いに電気的に接続するコネクタであって、
    それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり、第2の基板の表裏の一面に設けられた端子に接触導通する接触部と、第2の基板への実装に用いられる端子部とを有する、複数個の第1のコンタクトと、
    それぞれ導電性と弾性とを有する材料からなり、第2の基板の表裏の他面に設けられた端子に接触導通する接触部と、第2の基板への実装に用いられる端子部とを有する、複数個の第2のコンタクトと、
    第1のコンタクトの接触部との間で第2の基板を厚さ方向において弾性的に挟持する挟持部を有して第1のコンタクトと第2のコンタクトとをそれぞれ保持するハウジングと、
    第2のコンタクトの接触部との間で第2の基板を厚さ方向において弾性的に挟持する閉位置と、第2のコンタクトの接触部との間の距離を閉位置よりも大きくする開位置との間で、第2のコンタクトに対して変位可能に保持された押圧部材とを備え、
    第2のコンタクトの接触部は、第1のコンタクトの接触部よりも、第2の基板の接続時の変位方向の逆側に位置していることを特徴とするコネクタ。
  2. ハウジングの挟持部において第2の基板に接触する面は平面とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 押圧部材において、閉位置で第2の基板に接触する面は平面とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 第1のコンタクトは、ハウジングに設けられた圧入穴に圧入されることでハウジングに対して保持されるものであって、
    第1のコンタクトは、第1のコンタクトの接触部が第2の基板の端子に接触する向きの逆向きに突設された係止凸部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 第1のコンタクトは、金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなり、厚さ方向を他のコンタクトに向けられた部位を有さないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
JP2009260178A 2009-11-13 2009-11-13 コネクタ Pending JP2011108419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260178A JP2011108419A (ja) 2009-11-13 2009-11-13 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260178A JP2011108419A (ja) 2009-11-13 2009-11-13 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011108419A true JP2011108419A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44231690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009260178A Pending JP2011108419A (ja) 2009-11-13 2009-11-13 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011108419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210003302A (ko) * 2018-07-06 2021-01-11 샘텍, 인코포레이티드 상부 및 저부 스티칭된 콘택트를 갖는 커넥터

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997655A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
JPH09134763A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Hirose Electric Co Ltd フレキシブル基板用電気コネクタ
JPH11162584A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Omron Corp コネクタ
JP2000021478A (ja) * 1998-06-19 2000-01-21 Molex Inc 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JP2005142144A (ja) * 2003-10-16 2005-06-02 Molex Inc Fpc用コネクタ
JP2005158508A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Jst Mfg Co Ltd Fpc用コネクタ
JP2005347021A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Iriso Denshi Kogyo Kk コネクタ
JP2006127814A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2006351288A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Smk Corp コネクタ
JP2007165212A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2009064701A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 D D K Ltd コネクタ装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997655A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
JPH09134763A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Hirose Electric Co Ltd フレキシブル基板用電気コネクタ
JPH11162584A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Omron Corp コネクタ
JP2000021478A (ja) * 1998-06-19 2000-01-21 Molex Inc 平型柔軟ケーブル用コネクタ
JP2005142144A (ja) * 2003-10-16 2005-06-02 Molex Inc Fpc用コネクタ
JP2005158508A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Jst Mfg Co Ltd Fpc用コネクタ
JP2005347021A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Iriso Denshi Kogyo Kk コネクタ
JP2006127814A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2006351288A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Smk Corp コネクタ
JP2007165212A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Jst Mfg Co Ltd コネクタ
JP2009064701A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 D D K Ltd コネクタ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210003302A (ko) * 2018-07-06 2021-01-11 샘텍, 인코포레이티드 상부 및 저부 스티칭된 콘택트를 갖는 커넥터
EP3818597A4 (en) * 2018-07-06 2022-04-06 Samtec, Inc. CONNECTOR WITH UPPER AND LOWER CONTACTS
US11569616B2 (en) 2018-07-06 2023-01-31 Samtec, Inc. Connector with top- and bottom-stitched contacts
KR102544425B1 (ko) 2018-07-06 2023-06-16 샘텍, 인코포레이티드 상부 및 저부 스티칭된 콘택트를 갖는 커넥터
KR20230093065A (ko) * 2018-07-06 2023-06-26 샘텍, 인코포레이티드 상부 및 저부 스티칭된 콘택트를 갖는 커넥터
KR102631586B1 (ko) * 2018-07-06 2024-02-02 샘텍, 인코포레이티드 상부 및 저부 스티칭된 콘택트를 갖는 커넥터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4388879B2 (ja) コネクタ
US20060110950A1 (en) Connector in which a stress applied upon connection is received by a contact
TW200922029A (en) Connector having connection detecting means which is elastically deformable
JP2007299554A (ja) 平型導体用電気コネクタ及び平型導体付き電気コネクタ
JP5806607B2 (ja) コネクタ
WO2014103405A1 (ja) カードエッジコネクタ
JP2008305727A (ja) 電気コネクタ
JP4910201B2 (ja) コネクタロック装置
JP2016173998A (ja) コンタクト及び該コンタクトを使用するコネクタ
JP2011044405A (ja) コネクタ
JP4558562B2 (ja) コネクタ
JP2007048684A (ja) コネクタ
JP2008027713A (ja) 基板間接続コネクタ
JP2005294217A (ja) 圧接型コンタクトおよびそれを用いた電気コネクタ
JP6581752B1 (ja) コネクタ
JP2008235183A (ja) 電気コネクタ
JP2014165065A (ja) コネクタ
JP2017059352A (ja) コネクタ装置
JP2011108419A (ja) コネクタ
JP2004259578A (ja) コネクタ
JP5288851B2 (ja) コネクタ
JP6049198B2 (ja) コネクタ
US10122104B2 (en) Connector for a flexible printed circuit
JP2009252588A (ja) コネクタソケット
JP4073879B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140408