JP4388879B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、FPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)等の平形柔軟ケーブルと接続するコネクタに関する。本明細書は平形柔軟ケーブルを総称してFPCと呼称することとし、本発明は、特に、FPCの挿抜時にほとんど力を必要としない、いわゆるZIF(Zero Insertion Force)タイプのFPC用のコネクタに関する。
近年の電子機器、例えば、DVC(Digital Video Camera)及びDSC(Digital Still Camera)や携帯電話機とPDA(Personal Digital Assistance)に代表される携帯型情報機器に実装される電子部品モジュールやプリント基板間を接続するには、平型柔軟ケーブルであるFPCが使用されている。
プリント基板に表面実装されるFPC用のコネクタ、いわゆる表面実装型のFPC用のコネクタは、FPCが挿入される挿入部が形成されている絶縁性のハウジングと、このハウジングに所定のピッチで横並びに装着された複数のコンタクトを備えている。そして、FPCとこれらのコンタクトとを接触させるために、例えば、開閉するカバーハウジングが挿入部に備えられている。
プリント基板に表面実装されるFPC用のコネクタは実装密度を上げるべく、実装高さを低くすること(低背化)が求められており、この表面実装型のFPC用のコネクタに配列されるコンタクトも多ピン化、狭ピッチ化が進行している。
このような表面実装型のFPC用のコネクタとして、FPCと接触する接触脚とこの接触脚に対応するスタビライザ脚(水平脚)とを有する複数のコンタクトを、互いに平行に整列する第1のコンタクト群と第2のコンタクト群とから構成するFPC用のコネクタが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるFPC用のコネクタは、開閉するアクチュエータ(以下、カバーハウジングという)に第1のコンタクト群のスタビライザ脚に係合するカム部と、第2のコンタクト群のスタビライザ脚に係合する被押圧部とを設けている。
そして、このカバーハウジングの開閉軸の周囲に形成されるカム部は、当該カバーハウジングが閉じられた状態から開く状態に開閉軸が回動するときに、第1のコンタクト群のスタビライザ脚は対応する接触脚との間隔を広げるように弾性変形される。
一方、このカバーハウジングが閉じられた状態から開く状態に開閉軸が回動するときに、第1のコンタクト群のスタビライザ脚がカバーハウジングに与える力と反対方向の力を第2のコンタクト群のスタビライザ脚が受けるように、被押圧部は形成されている。
特許文献1によるFPC用のコネクタは、カバーハウジングを回動させてFPCの挿入部を開くと、第1のコンタクト群のスタビライザ脚が弾性変形され、当該スタビライザ脚に備わるFPC押さえ部と接触脚との間隔を広げる。そして、ZIF作用を損なうことなく、カバーハウジングの変形を防止又は抑制できるとしている。
又、特許文献1によるFPC用のコネクタは、カバーハウジングを閉じた状態では、第1のコンタクト群と第2のコンタクト群により、カバーハウジングに有害な変形を与える力は加わらないとしている。
又、このような表面実装型のFPC用のコネクタとして、絶縁性のハウジングと、このハウジングに装着された複数のコンタクトと、回動可能に設けられたカバーハウジングとを備えているFPC用のコネクタが発明されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2によるFPC用のコネクタのコンタクトは、FPCの挿入部に延びるコンタクトビームと、枢支ビームとを有しており、この枢支ビームの先端側下縁に切欠部が形成されてカバーハウジングの枢支部を構成している。
更に、特許文献2によるFPC用のコネクタにおいて、カバーハウジングは、各コンタクトの枢支部に対応させて貫通孔が形成され、この貫通孔の孔縁部を断面略円形の軸部とされて枢支部に係合している。そして、隣り合う軸部の間に加圧用突部が設けられ、この加圧用突部でFPCをコンタクトの接点へ向けて押圧するようにしてある。
このような特許文献2によるFPC用のコネクタにおいては、カバーハウジングはハウジングへの組み付けが容易であり、しかも、組み付け時にコンタクトの接点を傷付けるおそれのない構造としている。
特開2002−329536号公報 特開2003−151660号公報
図14は、特許文献1によるFPC用のコネクタ7の断面図である。そして、本願の図14は特許文献1の図3に対応している。図14において、ハウジング70はFPC1が挿入される挿入部70Aを有しており、第1のコンタクト71における第1接触脚71Aは、挿入部70A側からハウジング70に圧入されている。なお、第1接触脚71Aの一方の端部は、ハウジング70から延出してプリント基板9にはんだ接合されるリード部を形成している。
図14に示されるように、第1接触脚71Aにおける他方の端部はUの字状に反転分岐して、挿入部70A側に延出する第1スタビライザ脚71Bを形成している。そして、第1スタビライザ脚71Bの先端部は、カバーハウジング73の開閉軸の周囲に形成されたカム部73Aに係合している。
図15は、特許文献1によるFPC用のコネクタ7の断面図である。そして、本願の図15は特許文献1の図4に対応している。図15において、第2のコンタクト72は、第2接触脚72Aと第2スタビライザ脚72Bとが対向しており、第2接触脚72A及び第2スタビライザ脚72Bのそれぞれの一方の端部が連結する二股コンタクトとなっている。
図15に示されるように、第2スタビライザ脚72Bは、挿入部70Aの反対側からハウジング70に圧入されている。そして、第2スタビライザ脚72Bの他方の端部はハウジング70から延出する自由端となっており、この自由端がカバーハウジング73の開閉軸の周囲に形成された被押圧部73Bと係合している。なお、第2接触脚72Aの一方の端部は、ハウジング70から延出してプリント基板9(図14参照)に、はんだ接合されるリード部を形成している。
表面実装型のFPC用のコネクタに配列されるコンタクトは多ピン化、狭ピッチ化が進行しており、図14又は図15に示されたコンタクト71及び72は板厚の薄い板ばねとなっている。更に、表面実装型のFPC用のコネクタは低背化及び狭ピッチ化が進行しており、例えば、図15に示された第2スタビライザ脚72Bの固定端を保持するハウジング70の極間壁(櫛の歯状の極間壁)Cを薄いものとしている。
図14において、カバーハウジング73を開くと、カバーハウジング73の開閉軸の周囲に形成された偏心カムとなるカム部73Aが回転して、第1スタビライザ脚71Bの先端部は上方に変位される。つまり、図14に示されるように、カバーハウジング73の開閉軸にはカム部73Aの回転により上向きの力Rが働く。
一方、図14に示されるように、カバーハウジング73の開閉軸には第1スタビライザ脚71Bの先端部が復帰しようとする反力Sが働く。そして、図15に示されるように、この反力Sは、カバーハウジング73の開閉軸と一体となる被押圧部73Bが、第2スタビライザ脚72Bの先端部を下向きに付勢する力として作用する。
すなわち、カバーハウジング73を開こうとすると、プリント基板9(図14参照)に、はんだ接合されるリード部(第2接触脚72Aの端部となるリード部)を支点として、第2スタビライザ脚72Bは、反時計方向に曲げモーメントが作用する。
前述のように、第2スタビライザ脚72Bの固定端を保持するハウジング70の極間壁Cは薄いものとなっているので、第2のコンタクト72が圧入されている極間壁Cは、座屈するように応力が作用し、破損しやすいものとなっているという問題がある。
表面実装型のFPC用のコネクタは低背化が更に進行すると、偏心カムとなるカム部73Aの断面積が小さくなる。加えて、コンタクトの多ピン化が求められると、カム部73Aを軸方向に結合する開閉軸は、いわゆる長尺となる。
そして、カバーハウジング73を開く過程において、前述のような細長い開閉軸は、多数の第1スタビライザ脚71Bの反力Sで中央部が撓むことが懸念される。前記開閉軸は、いわゆる両端支持梁に等分布荷重が作用するように軸方向の中央部が撓むことが懸念される。前記開閉軸の中央部が撓むことにより、カバーハウジング73を開くことが困難になることが予想される。
FPCと接続するコンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背であるZIF型のFPC用のコネクタにおいて、カバーハウジングの開閉が確実である構造を有するZIF型のFPC用のコネクタが求められている。
図16は、特許文献2によるFPC用のコネクタ8の断面図である。本願の図16は特許文献2の図3に対応している。図16において、ハウジング80はFPC1が挿入される挿入部80Aを有しており、端子(以下、コンタクトという)81を構成するコンタクトビーム81Aと枢支ビーム81Bは、挿入部80Aの反対側からハウジング80に圧入されている。なお、コンタクトビーム81Aの端部は、ハウジング80から延出して図示されないプリント基板にはんだ接合されるリード部を形成している。
図16はカバーハウジング83が開いた状態図である。図16に示されるように、枢支ビーム81Bの先端部下縁に切欠部811が形成されている。そして、カバーハウジング83の開閉軸となる軸部83Aを開閉自在に支持する枢支部812は、切欠部811を構成している。又、軸部83Aの回りは貫通孔831が設けられている。
図17は、特許文献2によるFPC用のコネクタ8の断面図である。本願の図17は特許文献2の図4に対応している。図17はカバーハウジング83が閉じた状態図である。図17に示されるように、カバーハウジング83の下壁に形成された加圧用突起832はFPC1を押圧している。
特許文献2によるコネクタ8は、カバーハウジング83に形成される貫通孔831の開口寸法Aを、コンタクト81の枢支部812の高さ方向寸法Bよりも小さくすることで、カバーハウジング83の開閉の際に、カバーハウジング83が枢支部812から外れないようにできるとしている。この結果、FPCの接続作業を確実にできるFPC用のコネクタとすることができるとしている。
表面実装型のFPC用のコネクタに配列されるコンタクトは多ピン化、狭ピッチ化が進行しており、図16又は図17に示されたコンタクト81は板厚の薄い板ばねとなっている。更に、表面実装型のFPC用のコネクタは低背化が進行しており、例えば、図16に示された枢支ビーム81Bの固定端を保持するハウジング80の肉厚は薄いものとなっている。
図16又は図17に示されたコネクタ8は、複数のコンタクト81がハウジング80内に一列に配置されている。そして、コネクタ8にFPC1が挿入されてカバーハウジング83が閉じられた状態においては、コンタクトビーム81Aの反力により、片持ち梁となる枢支ビーム81Bは時計方向に曲げモーメントが作用する。
しかしながら、図16又は図17に示されたような形状となる片持ち梁となる枢支ビーム81Bは、板厚も薄くなり低背化すると、前記曲げモーメントに対抗できるような断面2次モーメントの大きい剛性腕とすることはできない。
つまり、等分布荷重を受ける片持ち梁となる枢支ビーム81Bは、上方に撓むという懸念が払拭できないものとなる。このことは、例えば、FPCとコンタクトとの接触不良の要因となるという問題がある。
コンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背のFPC用のコネクタにおいて、カバーハウジングが確実に開閉姿勢を維持することにより接触不良とならない構造のFPC用のコネクタが求められている。
本発明は、このような問題に鑑み、コンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背であるFPC用のコネクタにおいて、カバーハウジングが確実に開閉し、更に、その開閉姿勢を維持できる構造のFPC用のコネクタを提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を満たすため、カバーハウジングの開閉軸を撓ませないように、開閉軸の撓み方向に抗して開閉軸を挟持する複数の第1及び第2コンタクトをハウジングに交互に並列配置し、カバーハウジングの開閉姿勢を維持する複数の第3コンタクトを第1及び第2コンタクト間に配置する構造とし、以下のような新たなFPC用のコネクタを発明した。
(1) FPCが挿入される凹部が形成された略直方体状のハウジングと、前記ハウジングの凹部を開閉可能に覆う略矩形板状のカバーハウジングと、を備えるコネクタであって、前記ハウジングは、交互に並設配置される第1コンタクト及び第2コンタクトと、互いに隣接する一対の前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの間に配置される第3コンタクトと、を内部に備え、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトは、互いに向かい合う方向に延びる第1アーム及び第2アームと、これら第1アーム及び第2アームの基端同士を連結する水平脚と、を有し、前記第3コンタクトは、固定アームと、この固定アームに対向する弾性アームと、前記固定アーム及び弾性アームに一端同士を連結する連結脚と、を有し、前記第1コンタクトの第2アームは、前記ハウジングの凹部の底面と反対方向に延びる受け部を先端側に有し、前記第2コンタクトの第2アームは、前記ハウジングの凹部の底面に延びる押さえ部を先端側に有し、前記カバーハウジングは、前記ハウジングの凹部の底面側に延びて前記第1コンタクトの受け部と係合する係合部と、前記第2コンタクトの押さえ部と前記ハウジングの凹部の底面との間に位置して前記押さえ部に押さえられる支持部と、前記第3コンタクトの弾性アームと前記ハウジングの凹部の底面との間に位置して前記弾性アームの先端側に係止するカム部と、を有しているコネクタ。
(1)の発明によるコネクタは、FPCが挿入される凹部が形成された略直方体状のハウジングを備えている。このコネクタは、ハウジングの凹部に挿入されたFPCと導電接続するコネクタであってよく、ハウジングは絶縁性を有している。例えば、この凹部は一方の端部側が開口し、この凹部は他方の端部側にFPCの挿入端部が当接される差込口が形成されている。
FPCは、絶縁性のポリエステルやポリイミドで形成されるベースフィルムに導体パターンとなる銅箔が接着されている。導体パターンは絶縁被膜で被覆されているが、FPCの端部は、例えば、コネクタに備わるコンタクトと導電接触するために導体パターンが露出している。本発明によるコネクタに適用されるFPCは、ベースフィルムの両側に導体パターンが備わる両面FPCが好ましく、両面FPCの端部はベースフィルムの両側に導体パターンが露出している。
前記絶縁性のハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、PPS(polyphenylene sulfide)やPBT(polybutylene terephthalate)などのエンジニアリングプラスチックを成型して、絶縁性のハウジングを得ることができる。
略直方体状のハウジングは、例えば、FPCが挿入されるための薄直方体状の凹部が形成される。FPCは、この凹部の開口側から差込口に向って挿入される。FPCがこの凹部に挿入されるにあたり、例えば、この凹部を形成する対向する一対の立設壁がFPCの幅方向を案内して、後述する複数の第1から第3コンタクトと位置合わせされるようにしてもよい。
差込口は、例えば、FPCの挿入端部が挿入されるべくU字状の溝が形成され、U字状の溝の底面にFPCの挿入端部が当接される停止壁が設けられてよい。当該停止壁はFPCの挿入端部の両端部が当接するように一対に設けられてもよく、当該停止壁は後述する複数の第1から第3コンタクトの極間壁に櫛の歯状に設けられてもよい。
凹部の底面から所定の開き角度をもって斜めにFPCが差し込めるように、差込口は、FPCの厚みより僅かに大きく、かつ凹部の底面と対向する面は斜面が形成されてもよい。そして、このコネクタは、FPCを差込口に挿抜するときにほとんど力を必要としないZIFコネクタを構成している。
(1)の発明によるコネクタは、ハウジングの凹部を開閉可能に覆う略矩形板状のカバーハウジングを備えている。例えば、カバーハウジングは、ハウジングに回動自在に両端支持される開閉軸が一方の端部に設けられている。そして、カバーハウジングの他方の端部は凹部の開口を開閉する。
開閉軸は、カバーハウジングと一体で非導電性の材料からなっていると考えられてよい。例えば、このカバーハウジングにおける一方の端部の両翼に開閉軸と同軸となる一対の円柱突起を配置し、この一対の円柱突起が回動可能にハウジングに両端支持されてもよい。ハウジングに圧入される一対の支持部材(例えば、後述する一対のタブ)が、この一対の円柱突起を回動可能に支持するようにしてもよい。
前記カバーハウジングが凹部を開閉可能に覆うとは、FPCが挿入されるべく、凹部を覆うカバーハウジングを開き、後述する複数の第1から第3コンタクトとFPCが導電接触すべく、カバーハウジングがFPCを凹部の底面側に押圧するために閉じて、この凹部を覆うことを意味している。カバーハウジングが閉じたときに、閉姿勢を維持するためにこのコネクタにロック機構を設けてもよい。
前記ハウジングは、交互に並設配置される第1コンタクト及び第2コンタクトを内部に備えている。又、ハウジングは、互いに隣接する一対の第1コンタクトと第2コンタクトとの間に配置される第3コンタクトを内部に備えている。
例えば、ハウジングには、凹部の開口側から差込口、更に差込口の後方に至る縦長の矩形溝が櫛の歯状に複数形成されており、凹部の開口側からこの縦長の矩形溝に第1コンタクト及び第2コンタクトが圧入されて、交互に並設配置される。
例えば、前記縦長の矩形溝は、凹部の開口側から一定距離は第1アームが撓むことを妨げないように第1及び第2コンタクトの板厚より僅かに広くなっている。そして、一定距離以降は第1及び第2コンタクトの板厚より僅かに狭くなっている。ハウジングの後部(凹部の対向側)において、第1及び第2コンタクトの上下方向がハウジングに圧入されていると言ってもよい。
例えば、第1コンタクトと第2コンタクトは板厚を同じとし、第1コンタクトが挿入されるための前記縦長の矩形溝に第2コンタクトを挿入することもでき、第2コンタクトが挿入されるための前記縦長の矩形溝に第1コンタクトを挿入することもできる。
第3コンタクトは、例えば、前記凹部の反対側から前記ハウジングに圧入されて固定されてよく、第3コンタクトは、互いに隣接する一対の第1コンタクトと第2コンタクトとの間に配置される。互いに隣接する一対の第1コンタクトと第2コンタクトとの間に第3コンタクトが配置されるとは、第1コンタクトに隣接して第3コンタクトが配置される場合を含み、第2コンタクトに隣接して第3コンタクトが配置される場合を含む。
前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトは、互いに向かい合う方向に延びる第1アーム及び第2アームを有している。又、これら第1アーム及び第2アームの基端同士を連結する水平脚を有している。
例えば、第1アームは、水平脚の一方の端部から立脚分岐して更に凹部の開口側から差込口に向けて延出分岐している。そして、第1アームの延出端部に、凹部の底面から突出してFPCと弾性接触する第1接点が設けられる。第2アームは水平脚の他方の端部から立脚分岐して更に第2アームに向けて延出分岐している。水平脚は第1アーム及び第2アームの基端同士を連結するとは、第1アーム及び第2アームは、ばねの働きが片持梁、いわゆるカンチレバーとなっていることを意味している。
例えば、FPCの挿入端部が当接される差込口の輪郭を囲むように第1及び第2コンタクトにおける他方の端部で対向している水平脚と第2アームとでUの字状の溝が形成されている。第1及び第2コンタクトは、前記Uの字状の溝を輪郭とする部分にFPCが挿入されるべく幅広となっている。
前記第3コンタクトは、固定アームと、この固定アームに対向する弾性アームと、前記固定アーム及び弾性アームに一端同士を連結する連結脚と、を有している。例えば、固定アームは凹部の反対側からハウジングに圧入されてハウジングに固定される。弾性アームには、凹部の底面に向けて突出してFPCと弾性接触する第2接点が設けられる。固定アームがハウジングに圧入された状態において、弾性アームは、ばねの働きが片持梁のコンタクト、いわゆるカンチレバーコンタクトとなっている。
前記第1コンタクトの第2アームは、ハウジングの凹部の底面と反対方向に延びる受け部を先端側に有している。一方、カバーハウジングは、ハウジングの凹部の底面側に延びて第1コンタクトの受け部と係合する係合部を有している。
例えば、第1コンタクトの第2アームの先端側は、カバーハウジングの開閉軸となる係合部を回動可能に係合する円弧状の受け部を有している。そして、開閉軸となる係合部を凹部の底面に向う方向に抗して、円弧状の受け部が支持する。受け部が凹部の底面と反対方向に延びるとは、例えば、円柱状の係合部が受け部から離脱すべく、円弧状の受け部が凹部から離反する方向に開口していることを意味している。
前記第2コンタクトの第2アームは、ハウジングの凹部の底面側に延びる押さえ部を先端側に有している。一方、カバーハウジングは、第2コンタクトの押さえ部とハウジングの凹部の底面との間に位置して押さえ部に押さえられる支持部を有している。
例えば、第2コンタクトの第2アームの先端側は、カバーハウジングの開閉軸となる支持部を回動可能に押さえる直刃状の押さえ部を有している。そして、開閉軸となる支持部を凹部の底面から離反する方向に抗して、押さえ部が押さえる。押さえ部が凹部の底面側に延びるとは、例えば、支持部が直刃状の押さえ部から離脱すべく、凹部の底面に向う方向に、支持部が直刃状の押さえ部と接触していないことを意味している。
更に、前記カバーハウジングは、第3コンタクトの弾性アームとハウジングの凹部の底面との間に位置して前記弾性アームの先端側に係止するカム部を有している。そして、弾性アームの先端側がカム部に係止してカバーハウジングの開姿勢及び閉姿勢を維持する。
カム部は、開閉軸の周囲に形成され、平面曲線を輪郭とする板カムであって、輪郭の一部が開閉軸の中心軸から偏位している偏心カムでもある。そして、弾性アームの先端はカム部の回転運動により変位される従動節となっている。
FPCがハウジングに挿入されていない状態で、カバーハウジングが閉じられているときは、弾性アームの先端はカム部に係止して閉姿勢を維持する。FPCがハウジングに挿入されていない状態で、カバーハウジングを開いたときは、弾性アームの先端側はカム部を係止して開姿勢を維持する。カバーハウジングは90度以上、例えば120度程度まで開き角度を有する。
カバーハウジングを開いたときは、弾性アームの先端側と共に第2接点が、凹部の底面から離反する方向に弾性変形される。そして、凹部の底面と複数の第2接点間にFPCが挿入可能となる。FPCが挿入されてカバーハウジングが閉じられたときは、第2接点は弾性復帰して複数の第2接点はFPCと弾性接触する。このとき、弾性アームの先端側はカム部から離反している。
ここで、カバーハウジングの開閉軸は、第1コンタクトの受け部と係合する係合部と、第2コンタクトの押さえ部に押さえられる支持部と、第3コンタクトの弾性アームの先端側に係止するカム部と、を含んでいる。更に、カバーハウジングの開閉軸は、カバーハウジングにおける一方の端部の両翼に配置される一対の円柱突起を含んでいる。これら係合部、支持部、カム部、円柱突起が開閉軸の軸方向に配置される。
(1)の発明によるコネクタは、複数の第3コンタクトは一定の間隔で並設され、複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトは複数の第3コンタクト間に当該複数の第1及び第2コンタクトと同じ間隔で交互に並設されているとしてもよく、カバーハウジングを開くときは、複数の弾性アームが開閉軸に与える力に抗して複数の受け部が開閉軸を支持する。FPCが挿入されてカバーハウジングが閉じられるときは、複数の支持部が開閉軸に与える力に抗して複数の押さえ部が開閉軸を押さえる。
ここで、並設されるとは、近接させて一列に揃え、並べて配置されることを意味している。一定の間隔とは、FPCの導体パターン(FPCの端部に露出され導体パターン)の間隔と同じであってよい。そして、複数の第3コンタクト間に配置される複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトは、複数の第3コンタクトと半ピッチだけずらされて交互に並設される。
複数の第1コンタクト及び第2コンタクトは、両面FPCの一方の面に露出する導体パターンに接触すると考えられてよく、複数の第3コンタクトは、両面FPCの一方の面と相反する他方の面に露出する導体パターンに接触すると考えられてよい。
カバーハウジングを開くときは、両端支持された開閉軸は複数の弾性アームがカム部に係止して等分布荷重が作用する。この等分布荷重は開閉軸が凹部に向う力となって作用する。一方、開閉軸は、凹部に向う方向に抗して開閉軸の係合部を複数の受け部が係合しているので、開閉軸は軸方向の中央部が撓むことなく、カバーハウジングを容易に開くことができる。
FPCが挿入されてカバーハウジングが閉じられるときは、両端支持された開閉軸は複数の第1接点に押圧されて等分布荷重が作用する。この等分布荷重は開閉軸が凹部から離反する力となって作用する。一方、開閉軸は、凹部から離反する方向に抗して開閉軸の支持部を複数の押さえ部が押さえているので、開閉軸は軸方向の中央部が撓むことなく、カバーハウジングを閉じることができる。そして、第1接点との接触不良も防止できる。
更に、弾性アームの固定端はハウジングに保持されておらず、弾性アームは変動自在にハウジングに内装されている。このような構造を有するFPC用のコネクタにあっては、例えば、従来のようにスタビライザ脚の固定端を保持するハウジングの極間壁に座屈するように応力が作用し、破損しやすいということが防止できる。
このような構造を有するFPC用のコネクタは、コンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背であるFPC用のコネクタにおいて、開閉するカバーハウジングの開閉軸が変位しないようにしている。このようなFPC用のコネクタにあっては、開閉軸の変位によるコンタクトの接触不良を防止できる。
(2) 前記第1コンタクトの第2アーム及び前記第2コンタクトの第2アームは、断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている(1)記載のコネクタ。
第1コンタクトの第2アームの先端側は、係合部を係合する受け部を有している。カバーハウジングを開くときは、係合部が凹部の底面に向う方向に抗して、受け部が係合部を係合する。この第1コンタクトの第2アームは断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている。
第2コンタクトの第2アームの先端側は、支持部を押さえる押さえ部を有している。カバーハウジングを閉じるときは、支持部が凹部の底面から離反する方向に抗して押さえ部が支持部を押さえる。この第2コンタクトの第2アームは断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている。
例えば、自由端となる受け部に荷重が作用する片持梁となる第2アームは、矩形断面の板厚を「b」とし、幅を「h」とすれば、当該第2アームの断面2次モーメントIはI=bh/12の計算式で算出され、幅広の第2アームは断面2次モーメントを大きいものとする断面形状としている。加えて、第2アームの延出端部はハウジングからの延出距離を短くしており、荷重が作用する受け部及び押さえ部の撓み量を少ないものとしている。
このような構造を有する第2アームは、カバーハウジングを開いたときに、開閉軸が凹部に向う方向に抗して開閉軸を受け部が支持している。すなわち、等分布荷重が作用する開閉軸が凹部に向う方向に変位しないように、断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている複数の第1コンタクトの第2アームが開閉軸を支持している。
このような構造を有する第2アームは、FPCを挿入してカバーハウジングを閉じたときに、開閉軸が凹部から離反する方向に抗して開閉軸を押さえ部が支持している。すなわち、等分布荷重が作用する開閉軸が凹部から離反する方向に変位しないように、断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている複数の第2コンタクトの第2アームが開閉軸を支持している。
(3) 前記カム部は、前記カバーハウジングの閉姿勢を維持する第1輪郭部と、この第1輪郭部に連続して前記カバーハウジングの開姿勢を維持する第2輪郭部とを有し、前記弾性アームの先端側がこの第2輪郭部に係合しているときは、前記FPCが挿抜できるように当該弾性アームの先端側が前記凹部の底面から離反する方向に弾性変形される(1)又は(2)記載のコネクタ。
(3)の発明によるコネクタは、カム部がカバーハウジングの閉姿勢を維持する第1輪郭部を有している。カム部は、この第1輪郭部に連続してカバーハウジングの開姿勢を維持する第2輪郭部とを有している。そして、弾性アームの先端側が第2輪郭部に係合しているときは、FPCが挿抜できるように弾性アームの先端側が凹部の底面から離反する方向に弾性変形される。
FPCが挿入されていない状態において、カバーハウジングが閉じられているときは、弾性アームの先端側は第1輪郭部に当接してカバーハウジングの閉姿勢を維持している。カバーハウジングが開かれるときは、開閉軸の軸中心から離れた第2輪郭部が弾性アームの先端側を弾性変位させる。そして、弾性アームの復帰力により当該弾性アームの先端側が第2輪郭部を付勢して、カバーハウジングの開状態が維持される。
(4) 前記第1輪郭部及び第2輪郭部に連続する第3輪郭部は、前記FPCを前記凹部の底面側に押圧する押圧部を形成している(3)記載のコネクタ。
(4)の発明によるコネクタは、第1輪郭部及び第2輪郭部に連続する第3輪郭部がFPCを凹部の底面側に押圧する押圧部を形成している。
例えば、凹部の底面から突出する第1接点は、FPCとの接触を確実にするために、開閉軸の軸中心の直下に配置されることが好ましく、第1接点はカバーハウジングが閉じる方向に回動されるように、開閉軸の軸中心の直下を超えて配置されることがより好ましい。そして、このように好適に配置される第1接点に対して、カム部の周囲に形成される第3輪郭部がFPCを凹部の底面側に押圧することにより、FPCとの接触を確実にすることができる。
(5) 前記第1コンタクト及び第2コンタクトは、前記凹部の開口側から前記FPCの反挿入方向に第1及び第2リード部が延出し、前記第3コンタクトは前記凹部の反対側から前記FPCの挿入方向に第3リード部が延出し、この第1から第3リード部の底面がプリント基板に接合される(1)から(4)のいずれかに記載のコネクタ。
(5)の発明によるコネクタは、第1及び第2コンタクトは、凹部の開口側からFPCの反挿入方向に第1及び第2リード部が延出している。第3コンタクトは凹部の反対側からFPCの挿入方向に第3リード部が延出している。一方、そして、第1から第3リード部の底面がプリント基板に、例えば、はんだ接合されている。
このコネクタは、複数の第1から第3リード部がプリント基板にはんだ接合されることによって、このコネクタがプリント基板に表面実装されるプリント基板用コネクタを実現している。
更に、第1リード部及び第2リード部と第3リード部は相反する2方向に分散されるので、第1及び第2リード部と第3リード部が一方向に延出している場合と比較して、第1から第3リード部に接続されるパターン間のピッチを拡大できる。特に、パターン間のピッチが0.2mm程度の狭ピッチの場合は有効である。
(6) 前記ハウジングの両翼に配置され、前記カバーハウジングの両端部に形成される開閉軸を回動可能に支持する一対のタブを備え、この一対のタブの底面が前記プリント基板に接合される(5)記載のコネクタ。
(6)の発明によるコネクタは、ハウジングの両翼に配置され、開閉軸の両端部に形成される開閉軸を回動可能に支持する一対のタブを備えている。この一対のタブの底面がプリント基板に、例えば、はんだ接合されている。
一対のタブは、例えば、プリント基板に「はんだ」接合容易な金属材で形成されてよく、ハウジングに圧入するために剛体の金属板であってもよい。一対のタブは、開閉軸を両端支持していると共に、ハウジングに圧入されてプリント基板に接合されることにより、プリント基板に対するこのコネクタの接合強度を補完している。
(7) 表裏面の導体の間隔が0.2mmピッチに形成されている両面FPCと導電接続可能とする(1)から(6)のいずれかに記載のコネクタ。
(8) 前記導体の本数が80極である両面FPCと導電接続可能とする(7)記載のコネクタ。
本発明のコネクタは、コンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背のFPC用のコネクタにおいて、カバーハウジングの開閉軸を変位させないように、開閉軸の撓み方向に抗して開閉軸を挟持する複数の第1及び第2コンタクトを交互に並列配置し、カバーハウジングの開閉姿勢を維持する複数の第3コンタクトを第1及び第2コンタクト間に配置する構造としたので、カバーハウジングが確実に開閉し、接点がFPCと正しく確実に接触することができる。
更に、弾性アームの固定端はハウジングに保持されておらず、弾性アームは変動自在にハウジングに内装されている。このような構造を有するFPC用のコネクタにあっては、例えば、従来のようにスタビライザ脚の固定端を保持するハウジングの極間壁に座屈するように応力が作用し、破損しやすいということが防止できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるFPC用のコネクタ(以下、コネクタと略称する)の一実施形態を示す斜視外観図である。図1はカバーハウジングが閉じられた状態図であり、要部を断面としている。図2は、前記実施形態によるカバーハウジングが閉じた状態でのコネクタの平面図である。図3は、前記実施形態によるカバーハウジングが閉じた状態でのコネクタの正面図である。
図4は、前記実施形態による第3コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。図5は、前記実施形態による第1コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。図6は、前記実施形態による第2コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。
図7は、前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、ハウジングにカバーハウジングが組み立てられる前の状態図である。図8は、前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、ハウジングにカバーハウジングが組み立てられた状態図である。図9は、前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。図10は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図である。図10はカバーハウジングが開いた状態図であり、要部を断面としている。
図11は、前記実施形態による第3コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。図12は、前記実施形態による第1コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。図13は、前記実施形態による第2コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。
最初に、本発明によるコネクタの構成を説明する。図1において、コネクタ200は、FPC1が挿入され、FPC1と導電接続するコネクタであって、絶縁性のハウジング2を備えている。ハウジング2はFPC1が挿入されるための凹部21を有している。凹部21は一方の端部側が開口し、凹部21は他方の端部側にFPC1の挿入端部11が当接される差込口22が形成されている。ハウジング2の内部に配列されている複数の第1から第3コンタクト4・5・6とFPC1とが導電接続する。
図1において、ハウジング2は非導電性の材料からなる絶縁性の合成樹脂で成形されている。ハウジング2は、略直方体状に形成され、FPC1が挿入されるための薄直方体状の凹部21が形成されている。FPC1は、凹部21の開口側から差込口22に向って挿入される。
FPC1が凹部21に挿入されるにあたり、凹部21を形成する対向する一対の立設壁21a・21b(図10参照)がFPC1の幅方向を案内して、複数の第1から第3コンタクト4・5・6と位置合わせされる。そして、ハウジング2に配列されている複数の第1から第3コンタクト4・5・6とFPC1が導電接続する。
図11又は図12に示されるように、凹部21の底面23から所定の開き角度をもって斜めにFPC1が差し込めるように、差込口22は、FPC1の厚みより僅かに大きく、かつ凹部21の底面23と対向する面は斜面が形成されている。そして、コネクタ200は、FPC1を差込口22に挿抜するときにほとんど力を必要としないZIFコネクタを構成している。
図1において、コネクタ200は、略矩形板状のカバーハウジング3を備えている。カバーハウジング3は、非導電性の材料からなる絶縁性の合成樹脂で成形されている。カバーハウジングは3、ハウジング2に回動自在に両端支持される開閉軸31が一方の端部に設けられている。カバーハウジング3の他方の端部は凹部21を開閉する。カバーハウジング3が開くことにより、FPC1は差込口22に挿入可能となる。
図1において、カバーハウジング3は、一方の端部の両翼に開閉軸31と同軸となる一対の円柱突起31a・31b(図10参照)が配置されている。一対の円柱突起31a・31bが回動可能にハウジング2に両端支持されている。より具体的には、ハウジング2に圧入される一対のタブ2a・2bが、一対の円柱突起31a・31bを回動可能に支持している。
そして、カバーハウジング3が閉じることにより、差込口22に挿入されたFPC1を押圧して、複数の第1から第3コンタクト4・5・6に当接させる。そして、カバーハウジング3が閉じたときに、カバーハウジング3の閉姿勢を維持するためにロック機構が設けられている。なお、このロック機構は後に説明する。
図1又は図2に示されるように、コネクタ200は複数の第1コンタクト4を備えている。そして、図5に示されるように、第1コンタクト4は、互いに向かい合う方向に延びる第1アーム41及び第2アーム42を有している。又、第1コンタクト4は水平脚40を有し、水平脚40は第1アーム41と第2アーム42の基端同士を連結している。第1コンタクト4は、例えば、金属薄板を精密打ち抜き加工して得られる。
図5に示されるように、第1コンタクト4は凹部21側からハウジング2に圧入されている。第1アーム41は、水平脚40の一方の端部から立脚分岐して更に凹部21の開口側から差込口22に向けて延出分岐している。そして、第1アーム41の延出端部には、凹部21の底面23から突出してFPC1と弾性接触する第1接点4pが設けられている。
図5に示されるように、第2アーム42は、水平脚40の他方の端部から立脚分岐して更に第1接点4pに向けて延出分岐している。第2アーム42の先端側42aには、係合部31dを回動可能に係合する受け部421が設けられている。そして、係合部31dが凹部21に向う方向に抗して、係合部31dを受け部421が支持する。図5において、第2アーム42は断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている。
図10に示されるように、ハウジング2には、凹部21の開口側から差込口22、更に差込口22の後方に至る縦長の矩形溝が櫛の歯状に複数形成されており、凹部21の開口側からこの縦長の矩形溝に複数の第1コンタクト4が圧入される。そして、第1アーム41の第1接点4pが凹部21の底面23から突出している(図5参照)。
図10に示されるように、前記縦長の矩形溝は、凹部21の開口側から一定距離は第1アーム41が撓むことを妨げないように第1コンタクト4の板厚より僅かに広くなっている。そして、一定距離以降は第1コンタクト4の板厚より僅かに狭くなっている。ハウジング2の後部(凹部21の対向側)において、第1コンタクト4の上下方向がハウジング2に圧入されている(図5参照)。
又、図5において、FPC1の挿入端部11(図1参照)が当接される差込口22の輪郭を囲むように、第1コンタクト4における他方の端部で対向している水平脚40と第2アーム42とでUの字状の溝が形成されている。第1コンタクト4は、前記Uの字状の溝を輪郭とする部分にFPC1が挿入されるべく幅広となっている。
図1又は図2に示されるように、コネクタ200は複数の第2コンタクト5を備えている。そして、図6に示されるように、第2コンタクト5は、互いに向かい合う方向に延びる第1アーム51及び第2アーム52を有している。又、第2コンタクト5は水平脚50を有し、水平脚50は第1アーム51と第2アーム52の基端同士を連結している。第2コンタクト5は、例えば、金属薄板を精密打ち抜き加工して得られる。
図6に示されるように、第2コンタクト5は凹部21側からハウジング2に圧入されている。第1アーム51は、水平脚50の一方の端部から立脚分岐して更に凹部21の開口側から差込口22に向けて延出分岐している。そして、第1アーム51の延出端部には、凹部21の底面23から突出してFPC1と弾性接触する第1接点5pが設けられている。
図6に示されるように、第2アーム52は、水平脚50の他方の端部から立脚分岐して更に第1接点5pに向けて延出分岐している。第2アーム52の先端側52aには、支持部31eを回動可能に押さえる押さえ部521が設けられている。そして、支持部31eが凹部21から離反する方向に抗して、支持部31eを押さえ部521が支持する。図6において、第2アーム52は断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている。
図10に示されるように、ハウジング2には、凹部21の開口側から差込口22、更に差込口22の後方に至る縦長の矩形溝が櫛の歯状に複数形成されており、凹部21の開口側からこの縦長の矩形溝に複数の第2コンタクト5が圧入される。そして、第1アーム51の第1接点5pが凹部21の底面23から突出している(図6参照)。
図10に示されるように、前記縦長の矩形溝は、凹部21の開口側から一定距離は第1アーム51が撓むことを妨げないように第2コンタクト5の板厚より僅かに広くなっている。そして、一定距離以降は第2コンタクト5の板厚より僅かに狭くなっている。ハウジング2の後部(凹部21の対向側)において、第2コンタクト5の上下方向がハウジング2に圧入されている(図6参照)。
又、図6において、FPC1の挿入端部11(図1参照)が当接される差込口22の輪郭を囲むように、第2コンタクト5における他方の端部で対向している水平脚50と第2アーム52とでUの字状の溝が形成されている。第2コンタクト5は、前記Uの字状の溝を輪郭とする部分にFPC1が挿入されるべく幅広となっている。
図10において、第1コンタクト4と第2コンタクト5は板厚を同じとしている。したがって、第1コンタクト4が挿入されるための前記縦長の矩形溝に、第2コンタクト5を挿入することもでき、第2コンタクト5が挿入されるための前記縦長の矩形溝に、第1コンタクト4を挿入することもできる。
図1又は図2に示されるように、コネクタ200は複数の第3コンタクト6を備えている。そして、図4に示されるように、第3コンタクト6は、固定アーム61と、固定アーム61と対向する弾性アーム62を有している。第3コンタクト6は、固定アーム61と弾性アーム62の一方の端部が連結される連結脚63を有している。第3コンタクト6は、例えば、金属薄板を精密打ち抜き加工して得られる。
図4に示されるように、固定アーム61は、凹部21の反対側からハウジング2に圧入されてハウジング2に固定される。そして、弾性アーム62の先端側62aが開閉軸31の周囲に形成されるカム部31cに係止してカバーハウジング3の開姿勢及び閉姿勢を維持する。又、弾性アーム62には、凹部21の底面23に向けて突出し、FPC1(図12及び図13参照)と弾性接触する第2接点6pが設けられている(図4参照)。
固定アーム61がハウジング2に圧入された図4の状態において、弾性アーム62は、ばねの働きが片持梁のコンタクト、いわゆるカンチレバーコンタクトとなっている。カム部31cは、平面曲線を輪郭とする板カムであって、前記輪郭の一部が開閉軸31の中心から偏位している偏心カムでもある。そして、弾性アーム62の先端側62aは、カム部31cの回転運動により変位される従動節となっている。
図2又は図3に示されるように、ハウジング2は、交互に並設配置される第1コンタクト4及び第2コンタクト5を内部に備えている。又、ハウジング2は、互いに隣接する一対の第1コンタクト4と第2コンタクト5との間に配置される第3コンタクト6を内部に備えている。コネクタ200は、複数の第3コンタクト6が一定の間隔で並設され、複数の第1コンタクト4及び複数の第2コンタクト5は、複数の第3コンタクト6間に複数の第3コンタクト6と同じ間隔で交互に並設されているとしてもよい。
図2又は図3において、複数の第3コンタクト6は、FPC1の導体パターン(FPC1の端部11に露出された導体パターン)の間隔と同じ間隔で配置されている。そして、複数の第3コンタクト6間に配置される複数の第1コンタクト4及び複数の第2コンタクト5は、複数の第2コンタクト5と半ピッチだけずらされて交互に並設されている。
図1において、複数の第1コンタクト4及び複数の第2コンタクト5は、FPC1の一方の面に露出する導体パターンに接触する。複数の第3コンタクト6は、FPC1の一方の面と相反する他方の面に露出する導体パターンに接触する。コネクタ200は、両面FPCに適用されることが好ましいが、片面FPCに適用することもできる。
図5又は図6に示されるように、第1コンタクト4及び第2コンタクト5は、凹部21の開口側からFPC1の反挿入方向に第1リード部4r及び第2リード部5rが延出している(図5及び図6参照)。一方、第3コンタクト6は凹部21の反対側からFPC1の挿入方向に第3リード部6rが延出している(図2及び図4参照)。そして、第1から第3リード部4r・5r・6rのそれぞれの底面は図示されないプリント基板に、はんだ接合される。
コネクタ200は、複数の第1から第3リード部4r・5r・6rがプリント基板に、はんだ接合されることによって、コネクタ200がプリント基板に表面実装されるプリント基板用コネクタを実現している。
図1において、コネクタ200は、ハウジング2の両翼に配置され、開閉軸31の両端部を回動可能に支持する一対のタブ2a・2bを備えている。一対のタブ2a・2bはハウジング2に圧入されている。そして、一対のタブ2a・2bの底面が図示されないプリント基板に、はんだ接合されている。なお、タブ2aとタブ2b(図7参照)とは同じものであるが、コネクタ200での配置が判別されるように便宜上、タブ2aとタブ2bとに区別した。
一対のタブ2a・2bは、プリント基板に「はんだ」接合容易な金属材で形成されており、ハウジングに圧入するために剛体の金属板で形成されている。一対のタブ2a・2bは、開閉軸31を両端支持していると共に、ハウジング2に圧入されてプリント基板に接合されることにより、プリント基板に対するコネクタ200の接合強度を補完している。
次に、前述のロック機構の構成を説明する。図10に示されるように、一対のディテント33a・33bが、カバーハウジング3の両翼に相反する方向に突出している。一方、一対のディテント33a・33bと嵌合される一対のインデント23a・23bが、対向するようにハウジング2の開口側の内壁側面に形成されている。
図9又は図10に示されるように、カバーハウジング3を開いた状態から、カバーハウジング3を回動すると、一対のディテント33a・33bは、一対のインデント23a・23bを押し広げる。そして、一対のディテント33a・33bが、一対のインデント23a・23bに嵌合することにより、カバーハウジング3は閉じられた状態にロックされる。なお、カバーハウジング3を一対のインデント23a・23bを押し広げる強い力で、カバーハウジング3を開くことによりロックを解除できる。
次に、図面を参照して本発明によるコネクタの組み立て方法を説明する。
最初に、複数の第3コンタクト6がハウジング2に組み込まれる。図4に示されるように、複数の第3コンタクト6は、凹部21の反対側からハウジング2に圧入されてハウジング2に固定される。なお、この段階では、カバーハウジング3はハウジング2に組み込まれていない。
次に、複数の第2コンタクト5がハウジング2に組み込まれる。図6に示されるように、複数の第2コンタクト5は、凹部21側からハウジング2に圧入されてハウジング2に固定される。なお、この段階においても、カバーハウジング3はハウジング2に組み込まれていない。
図7に示されるように、タブ2bの上縁は、背の低い平坦面211が形成されており、背の低い平坦面211に連続して傾斜面212が形成されており、傾斜面212に連続して背の高い平坦面が形成された後に、円柱突起31bを回動可能に支持する円弧面213が形成されている。
このような形状を有する一対のタブ2a・2bの平坦面212に、一対の円柱突起31a・31bが対向配置されて、一対のタブ2a・2bはハウジング2に仮挿入される(図7参照)。一方、図5に示されるように、複数の第1コンタクト4は係合部31dが受け部421に係合されて、ハウジング2に仮挿入される。この段階では、図7に示されるように、カバーハウジング3はハウジング2から一定距離、離間している。
次に、一対のタブ2a・2bをハウジング2に挿入(圧入)すると、一対の円柱突起31a・31bはハウジング2に当接し、一対の円柱突起31a・31bは傾斜面212に倣ってその軸中心Qは僅かに上昇し、円弧面213に至る。このとき、複数の第1コンタクト4もハウジング2に圧入される。
一対のタブ2a・2b及び複数の第1コンタクト4が、ハウジング2に完全に挿入(圧入)された段階においては、係合部31d(図5参照)を含む軸中心は、弾性アーム62の先端側62a及び第2アーム52の先端側52aにより上方から支持される。
一方、一対の円柱突起31a・31bが、一対のタブ2a・2bに形成された円弧面213により下方から支持される。又、係合部31dは受け部421により下方から支持される。
次に、図面を参照して本発明によるコネクタの作用を説明する。
図1に示されるように、カバーハウジング3の開閉軸31は、第1コンタクト4の受け部421(図5参照)と係合する係合部31dと、第2コンタクト5の押さえ部521(図6参照)に押さえられる支持部31eと、第3コンタクト6の弾性アーム62の先端側62a(図4参照)に係止するカム部31cと、を含んでいる。更に、カバーハウジング3の開閉軸31は、カバーハウジング3における一方の端部の両翼に配置される一対の円柱突起31a・31b(図2参照)を含んでいる。これら係合部31d、支持部31e、カム部31c、円柱突起31a・31bが開閉軸31の軸方向に配置される。
図4に示されるように、FPC1が挿入されておらず、カバーハウジング3が閉じられた状態において、弾性アーム62の先端側62aは、カム部31cの第1輪郭部C1を当接して、カバーハウジング3の閉姿勢を維持している。なお、弾性アーム62の先端側62aは、カム部31cに当接しているが、開閉軸31に力を付勢していない。
図4に示された状態から、カバーハウジング3を開くと、弾性アーム62の先端側62aは、カム部31cに形成された第2輪郭部C2に押し上げられて、図11に示された状態になる。図11において、弾性アーム62が、カム部31cの第2輪郭部C2を押圧して、カバーハウジング3の開姿勢を維持している。
図11において、回動したカム部31cは、弾性アーム62の先端側62aに凹部21から離反する力Rを付勢する。そして、弾性アーム62は上方に撓み、第2接点6pと凹部21の底面23との間隔が拡大されて、FPC1の挿入が可能になる。
一方、図11において、弾性アーム62はその復帰力(又は、反作用)により、カム部31cに凹部21に向う力Sが作用する。この凹部21に向う力Sは、両端支持された開閉軸31の軸方向に等分布荷重として作用する。
弾性アーム62を変位させる力Rと、その反作用としてカム部31cを押圧する力Sは、カバーハウジング3を開く過程において増幅される。したがって、複数の弾性アーム62がハウジング2に配置されるだけでは、カバーハウジング3を開くに伴い、開閉軸31の軸方向の中央部が撓み、前記中央部に配置されるカム部31cと弾性アーム62の先端側62aが噛み合って、カバーハウジング3を開くに至らなくなる。
一方、図12に示されるように、係合部31dが凹部21の底面23に向う方向に抗して、係合部31dを受け部421が支持している。図12において、係合部31dが凹部21の底面23に向う力Sに対して、第2アーム42の先端側42aの弾性力Tが拮抗するように、第1コンタクト4が設けられている。
又、図12において、自由端となる受け部421に荷重が作用する片持梁となる第2アーム42は、矩形断面の板厚を「b」とし、幅を「h」とすれば、当該第2アーム42の断面2次モーメントIはI=bh/12の計算式で算出され、幅広の第2アーム42は断面2次モーメントを大きいものとする断面形状としている。加えて、第2アーム42の延出端部はハウジング2からの延出距離を短くしており、荷重が作用する受け部421の撓み量を少ないものとしている。
更に、図1に示されるように、第1コンタクト4は、第3コンタクト6に近接するように配置され、かつ、両端支持された開閉軸31の軸方向に対してほぼ均等に配置されているので、カバーハウジング3を開くにあたり、開閉軸31が凹部21に向って撓むことを防止できる。
又、図13に示されるように、前述のカム部31cに作用する力Sは、カバーハウジング3に形成された斜壁34が、第2アーム52の先端側52aを押し下げる力Sとなって作用する。しかしながら、先端側52aに荷重が作用する片持梁となる第2アーム52は、先端側52aを変位させないように断面2次モーメントの大きい剛性腕となっているので、カバーハウジング3の開姿勢において、先端側52aを容易に変位させないものとなっている。
図11から図13に示されたカバーハウジング3が開いた状態から、凹部21にFPC1を挿入して、カバーハウジング3を閉じると、複数の弾性アーム62は復帰して、複数の第2接点6pがFPC1の一方の面を押圧して導電接続される(図4参照)。
又、図4に示されるように、カム部31cに形成される第1輪郭部C1及び第2輪郭部C2に連続する第3輪郭部C3は、FPC1を凹部21の底面23側に押圧する押圧部32を形成している。そして、押圧部32の対向側からは、複数の第1接点4p・5pがFPC1の他方の面を押圧して導電接続される(図5及び図6参照)。
FPC1が挿入されて、カバーハウジング3が閉じられるにあたり、第1接点4pの反力P1(図5参照)及び第1接点5pの反力P2(図6参照)が開閉軸31に作用する。これら反力P1及びP2は、開閉軸31の軸方向に等分布荷重となって、開閉軸31が凹部21の底面23から離反する力となって作用する。これら反力P1及びP2は、開閉軸31の軸方向の中央部を撓ませるように作用する。なお、このとき、弾性アーム62の先端側62aはカム部31cから離反しているので、これら反力P1及びP2に抗する力を与えることはできない。
しかしながら、図6に示されるように、支持部31eが凹部21から離反する方向に抗して、支持部31eを押さえ部521が押さえている。図6において、支持部31eが凹部21から離反する力P1及びP2に対して、第2アーム52の先端側52aの弾性力Uが拮抗するように、第2コンタクト5が設けられている。
又、図6において、自由端となる押さえ部521に荷重が作用する片持梁となる第2アーム52は、矩形断面の板厚を「b」とし、幅を「h」とすれば、当該第2アーム52の断面2次モーメントIはI=bh/12の計算式で算出され、幅広の第2アーム52は断面2次モーメントを大きいものとする断面形状としている。加えて、第2アーム52の延出端部はハウジング2からの延出距離を短くしており、荷重が作用する押さえ部521の撓み量を少ないものとしている。
更に、図1に示されるように、第3コンタクト6は、第1コンタクト4に近接するように配置され、かつ、両端支持された開閉軸31の軸方向に対してほぼ均等に配置されているので、カバーハウジング3を開くにあたり、開閉軸31が凹部21から離反する方向に撓むことを防止できる。又、第1接点4p及び第1接点5pの接触不良も防止できる。
この発明によるコネクタは、コンタクトは多ピン、狭ピッチであり、低背のFPC用のコネクタにおいて、開閉するカバーハウジングの開閉軸が変位しないように、カバーハウジングの開閉姿勢を維持する複数の第3コンタクト間に、前記開閉軸の撓み方向に抗して開閉軸を挟持する複数の第1及び第2コンタクトを交互に配列する構造としたので、カバーハウジングが確実に開閉し、接点がFPCと正しく確実に接触することができる。
前述のFPC用のコネクタとして、表裏面の導体間隔が0.2mmピッチに形成されている両面FPCと導電接続可能とするFPC用のコネクタを実現できた。更に、前記両面FPC用として、導体本数が80極である両面FPCと導電接続可能とするFPC用のコネクタを実現できた。そして、このような構造を有するFPC用のコネクタは、表裏面の導体間隔が0.2mmピッチであり、導体本数が120極まで有する両面FPCと導電接続可能であるFPC用のコネクタを実現できると想定される。
本発明によるFPC用のコネクタの一実施形態を示す斜視外観図であり、要部を断面としている。 前記実施形態によるFPC用のコネクタの平面図である。 前記実施形態によるFPC用のコネクタの正面図である。 前記実施形態による第3コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。 前記実施形態による第1コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。 前記実施形態による第2コンタクトの側面を断面とする縦断面図である。 前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、ハウジングにカバーハウジングが組み立てられる前の状態図である。 前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、ハウジングにカバーハウジングが組み立てられた状態図である。 前記実施形態によるタブの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、要部を断面としている。 前記実施形態による第3コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。 前記実施形態による第1コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。 前記実施形態による第2コンタクトの側面を断面とする縦断面図であり、カバーハウジングが開いた状態図である。 従来技術によるFPC用のコネクタの断面図である。 従来技術によるFPC用のコネクタの断面図である。 従来技術による別のFPC用のコネクタの断面図である。 従来技術による別のFPC用のコネクタの断面図である。
符号の説明
1 FPC(両面FPC)
2 ハウジング
3 カバーハウジング
4 第1コンタクト
5 第2コンタクト
6 第3コンタクト
21 凹部
23 底面
31 開閉軸
31c カム部
31d 係合部
31e 支持部
40・50 水平脚
41・51 第1アーム
42・52 第2アーム
42a・52a・62a 先端側
61 固定アーム
62 弾性アーム
63 連結脚
421 受け部
521 押さえ部

Claims (8)

  1. FPCが挿入される凹部が形成された略直方体状のハウジングと、前記ハウジングの凹部を開閉可能に覆う略矩形板状のカバーハウジングと、を備えるコネクタであって、
    前記ハウジングは、交互に並設配置される第1コンタクト及び第2コンタクトと、互いに隣接する一対の前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの間に配置される第3コンタクトと、を内部に備え、
    前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトは、互いに向かい合う方向に延びる第1アーム及び第2アームと、これら第1アーム及び第2アームの基端同士を連結する水平脚と、を有し、
    前記第3コンタクトは、固定アームと、この固定アームに対向する弾性アームと、前記固定アーム及び弾性アームに一端同士を連結する連結脚と、を有し、
    前記第1コンタクトの第2アームは、前記ハウジングの凹部の底面と反対方向に延びる受け部を先端側に有し、
    前記第2コンタクトの第2アームは、前記ハウジングの凹部の底面に延びる押さえ部を先端側に有し、
    前記カバーハウジングは、前記ハウジングの凹部の底面側に延びて前記第1コンタクトの受け部と係合する係合部と、前記第2コンタクトの押さえ部と前記ハウジングの凹部の底面との間に位置して前記押さえ部に押さえられる支持部と、前記第3コンタクトの弾性アームと前記ハウジングの凹部の底面との間に位置して前記弾性アームの先端側に係止するカム部と、を有しているコネクタ。
  2. 前記第1コンタクトの第2アーム及び前記第2コンタクトの第2アームは、断面2次モーメントの大きい剛性腕となっている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記カム部は、前記カバーハウジングの閉姿勢を維持する第1輪郭部と、この第1輪郭部に連続して前記カバーハウジングの開姿勢を維持する第2輪郭部とを有し、前記弾性アームの先端側がこの第2輪郭部に係合しているときは、前記FPCが挿抜できるように当該弾性アームの先端側が前記凹部の底面から離反する方向に弾性変形される請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記第1輪郭部及び第2輪郭部に連続する第3輪郭部は、前記FPCを前記凹部の底面側に押圧する押圧部を形成している請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトは、前記凹部の開口側から前記FPCの反挿入方向に第1及び第2リード部が延出し、前記第3コンタクトは前記凹部の反対側から前記FPCの挿入方向に第3リード部が延出し、この第1から第3リード部の底面がプリント基板に接合される請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングの両翼に配置され、前記カバーハウジングの両端部に形成される開閉軸を回動可能に支持する一対のタブを備え、この一対のタブの底面が前記プリント基板に接合される請求項5記載のコネクタ。
  7. 表裏面の導体の間隔が0.2mmピッチに形成されている両面FPCと導電接続可能とする請求項1から6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 前記導体の本数が80極である両面FPCと導電接続可能とする請求項7記載のFPC用コネクタ。
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