JP3271755B2 - フレキシブル基板用コネクタ - Google Patents

フレキシブル基板用コネクタ

Info

Publication number
JP3271755B2
JP3271755B2 JP37734498A JP37734498A JP3271755B2 JP 3271755 B2 JP3271755 B2 JP 3271755B2 JP 37734498 A JP37734498 A JP 37734498A JP 37734498 A JP37734498 A JP 37734498A JP 3271755 B2 JP3271755 B2 JP 3271755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
flexible
lock member
flexible substrate
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37734498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11339902A (ja
Inventor
清治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Priority to JP37734498A priority Critical patent/JP3271755B2/ja
Publication of JPH11339902A publication Critical patent/JPH11339902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3271755B2 publication Critical patent/JP3271755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
などにフレキシブル基板を接続および分離自在に配設す
るためのフレキシブル基板用コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】平面型壁掛けテレビなどに利用されてプ
ラズマディスプレイパネルが普及しつつある。これは、
モニター部とこれを駆動制御するモニター駆動プリント
回路基板が、フレキシブル基板を介して電気的接続され
ている。そして、モニター部の大型化に伴い、モニター
部とモニター駆動プリント回路基板とを接続分離できる
ことが望まれる。そこで、例えば、両者間を電気的接続
するフレキシブル基板が、モニター駆動プリント回路基
板に接続分離自在であることが要望される。このため
に、フレキシブル基板を接続および分離自在とするフレ
キシブル基板用コネクタが必要である。しかも、モニタ
ー部の画素数が極めて多いことから、モニター駆動プリ
ント回路基板から与えられる信号の数も多数であり、こ
のコネクタはピン数の多いものが望ましい。
【0003】従来のフレキシブル基板用コネクタの一例
が、特許第2692055号公報に示されている。該コ
ネクタの構造を簡単に説明すれば以下のようなものであ
る。まず、プリント回路基板に固定されるハウジング
に、フレキシブル基板を当接させる面に多数の弾力性を
有する接触子を設ける。これらの接触子はフレキシブル
基板の端子電極に弾接されるとともにプリント回路基板
の接続端子に適宜に電気的接続される。さらに、ハウジ
ングに、フレキシブル基板が当接される面の両側にフレ
キシブル基板の厚さ方向に突出した一対のアーム部が設
けられる。そして、ロック板の両側に設けた揺動突起が
一対のアーム部に適宜に係合されて、ロック板が揺動自
在に配設される。このロック板は、所定の揺動姿勢でフ
レキシブル基板を接触子側に押圧し、他の揺動姿勢でロ
ック板と接触子の間にフレキシブル基板を挿入し得る隙
間を形成するようにその断面形状が構成される。そして
さらに、所定の揺動姿勢では、接触子を構成する導電金
属板に一体形成されまたはハウジングに設けた係合突部
にロック板が係合するようになし、フレキシブル基板を
押圧する方向と反対方向にロック板がたわむことがない
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来のコ
ネクタにあっては、フレキシブル基板の端子電極に弾接
する接触子が必要であり、その構造が複雑なものとな
る。また、フレキシブル基板をロック板により押圧して
固定した状態で、ロック板がたわみやすく、多ピンのコ
ネクタを形成した場合に、フレキシブル基板の端子電極
を均一な力で接触子に弾接させることが難しい。そこ
で、接触子を形成する導電金属板に係合突部などを設け
てロック板が押圧方向と反対側に逃げないようにするこ
とで、それなりに効果が得られるが、構造が複雑となる
要因である。そこで、小型でしかも安価に製造でき、し
かも多ピンに適用できるフレキシブル基板用コネクタの
提供が要望される。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、簡単な構造であって、ロック部材がたわまないだ
けの剛性を備え、多ピンに適用し得るフレキシブル基板
用コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のフレキシブル基板用コネクタは 、ハウ
ジングに、フレキシブル基板が載置される基板受け部と
その両側で前記フレキシブル基板の厚さ方向に突出する
一対のアーム部とを設け、この一対のアーム部に軸架さ
せてロック部材を揺動自在に配設し、前記ロック部材の
揺動軸と前記基板受け部の間で、前記ロック部材に所定
の揺動姿勢で前記フレキシブル基板に弾接してこれを前
記基板受け部側に押圧する弾圧部材を配設するととも
に、前記ロック部材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と
前記基板受け部との間に前記フレキシブル基板を挿入し
得る隙間が形成されるようになし、前期ロック部材は前
期弾圧部材を前期フレキシブル基板に弾接させる前期所
定の揺動姿勢でたわまないだけの剛性を備え、前記基板
受け部に前記フレキシブル基板に一端側を当接させ他端
側を前記ハウジングの外側部に導出する電気的導出部材
を配設して構成されている。
【0007】また、ハウジングに、フレキシブル基板の
幅の間隔をもって一対のアーム部を設け、この一対のア
ーム部に軸架させてロック部材を揺動自在に配設し、前
記ロック部材の揺動軸と前記ハウジングの取り付け面の
間で、前記ロック部材に所定の揺動姿勢で前記フレキシ
ブル基板に弾接してこれを前記ハウジングの取り付け面
側に押圧する弾圧部材を配設するとともに、前記ロック
部材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記ハウジング
の取り付け面との間に前記フレキシブル基板を挿入し得
る隙間が形成されるようになし、前期ロック部材は前期
弾圧部材を前期フレキシブル基板に弾接させる前期所定
の揺動姿勢でたわまないだけの剛性を備えて構成するこ
ともできる。
【0008】そして、ハウジングに、基板が載置される
基板受け部とその両側で前記基板の厚さ方向に突出する
一対のアーム部とを設け、この一対のアーム部に軸架さ
せてロック部材を揺動自在に配設し、前記ロック部材の
揺動軸と前記基板受け部の間で、前記ロック部材に所定
の揺動姿勢で前記基板受け部に載置された前期基板に重
ねて配設したフレキシブル基板に弾接してこれを前記基
板受け部側に押圧する弾圧部材を配設するとともに、前
記ロック部材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記基
板受け部との間に前期基板と前記フレキシブル基板を重
ねて挿入し得る隙間が形成されるようになし、前期ロッ
ク部材は前期弾圧部材を前期フレキシブル基板に弾接さ
せる前期所定の揺動姿勢でたわまないだけの剛性を備え
て構成するようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図5を参照して説明する。図1は、本発明のフレ
キシブル基板用コネクタの第1実施例を示し、(a)は
正面図であり、(b)は底面図であり、(c)は左側面
図である。図2は、図1(a)のA−A断面矢視拡大図
である。図3は、図1(c)のB−B断面矢視拡大部分
図である。図4は、定圧ピンの構造を示す断面図であ
る。図5は、両端可動形スプリングコネクタの構造を示
す断面図である。
【0010】図において、絶縁樹脂などからなるハウジ
ング10に、フレキシブル基板12の端子電極が設けら
れた部分が載置配置され得る基板受け部10aが設けら
れ、その両側でフレキシブル基板12の幅の間隔をもっ
て、しかもフレキシブル基板12の厚さ方向に突出させ
て一対のアーム部10b、10bが設けられる。基板受
け部10aには、フレキシブル基板12の端子電極に対
応させて電気的導出部材としての両端可動形スプリング
コネクタ14、14…が配設される。そして、一対のア
ーム部10b、10bに渡り、適宜な剛性を有する金属
シャフト16が配設される。この金属シャフト16は、
その両端側でアーム部10b、10bに螺合する止めネ
ジ18、18で軸方向の抜けが阻止される。さらに、金
属シャフト16に、これを揺動軸として絶縁樹脂などか
らなるロック部材20が軸回りに少なくとも90度の範
囲で揺動自在に配設される。しかも、このロック部材2
0には、これを揺動操作させるためのレバー20aが突
設される。さらに、ロック部材20には、所定の揺動姿
勢(図2に実線で示された姿勢)で基板受け部10aに
配設されたフレキシブル基板12に弾接するように複数
の定圧ピン22、22…が弾圧部材として配設される。
なお、ロック部材20は、断面が略楕円形でその長軸上
の一方に偏った位置に金属シャフト16が貫通配設さ
れ、長軸上の他方の端部に定圧ピン22、22…が配設
される。そこで、ロック部材20の他の揺動姿勢(図2
に鎖線で示す姿勢)で、略楕円形の短軸方向にロック部
材20と基板受け部10aの間にフレキシブル基板12
が容易に挿入できて所定位置に配置し得る隙間が形成さ
れる。さらに、アーム部10b、10bとロック部材2
0の対向する面には、ロック部材20の所定な揺動姿勢
を保持するためのクリック機構が配設される。このクリ
ック機構は、例えば、定圧ピン22、22とその先端部
を受け入れる凹部で構成される。しかも、ハウジング1
0は、ボルト・ナット24、24によりプリント回路基
板26に固定される。このプリント回路基板26には、
基板受け部10aに配設された両端可動形スプリングコ
ネクタ14、14…の他端が当接する接続端子が設けら
れている。
【0011】そして、定圧ピン22、22…は、図4に
示すごとく、一端が閉塞された筒状体22aに他端に設
けた狭搾部で抜けでないようにしかも軸方向に移動自在
に球体22bが収容され、この球体22bを突出方向に
弾性付勢するように縮設されたコイルバネ22cで構成
されている。また、両端可動形スプリングコネクタ1
4、14…は、筒状体14aの両端部に設けた狭搾部に
よりプランジャー14b、14bがそれぞれ両端側に抜
け出さずしかも軸方向に移動自在に配設され、これらの
プランジャー14b、14bの間にそれぞれを突出方向
に弾性付勢するように縮設されたコイルバネ14cで構
成されている。なお、両端可動形スプリングコネクタ1
4、14…は、両端部のプランジャー14b、14bが
軸方向にいかように移動しても確実に電気的導通状態が
維持されるように構成されていることは勿論である。
【0012】かかる構成にあっては、ロック部材20を
図2に鎖線で示す揺動姿勢として、ロック部材20と基
板受け部10aの間の隙間にフレキシブル基板12を適
宜に挿入し、レバー20aを図2の矢印のごとく倒し
て、ロック部材20を90度揺動して図2に実線で示す
所定の揺動姿勢とする。すると、定圧ピン22、22…
がフレキシブル基板12の裏面に弾接して、これを基板
受け部10aの両端可動形スプリングコネクタ14、1
4…側に押圧させる。したがって、フレキシブル基板1
2の端子電極に両端可動形スプリングコネクタ14、1
4…が確実に弾接される。ここで、両端可動形スプリン
グコネクタ14、14…の他端はプリント回路基板26
の接続端子に弾接されており、フレキシブル基板12の
端子電極が両端可動形スプリングコネクタ14、14…
を介してプリント回路基板26の接続端子に確実に電気
的導通される。
【0013】ところで、ロック部材20は樹脂で形成さ
れそれ自体はたわみやすいものであるが、これを貫通す
る金属シャフト16の剛性によりロック部材20はたわ
みが阻止される。そこで、一対のアーム部10b、10
bの間の距離を長く設定することができ、ピン数の多い
コネクタを提供することができる。また、クリック機構
を設けたので、ロック部材20のフレキシブル基板12
を基板受け部10a側に押圧する所定の揺動姿勢を確実
に保持することができ、不要にロック部材20が揺動し
てフレキシブル基板12が外れるような虞がない。しか
も、レバー20aの操作によりロック部材20を容易に
揺動させることができ、必要であれば簡単にフレキシブ
ル基板12を取り外すこともできる。
【0014】次に、図6を参照して、本発明の第2実施
例を説明する。図6は、本発明のフレキシブル基板用コ
ネクタの第2実施例を示し、(a)は正面図であり、
(b)は底面図であり、(c)は(a)のC−C断面矢
視拡大図である。図6において、図1ないし図5に示す
部材と同じもしくは均等な部材には、同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0015】図6に示す第2実施例にあっては、ハウジ
ング10の基板受け部10aに、両端可動形スプリング
コネクタ14、14…に代えて、電気的導出部材として
の平行線配列エラストマー30が配設される。また、ボ
ルト・ナット24、24に代えて、ハウジング10に半
田用L型端子32が設けられている。ここで、平行線配
列エラストマー30の一端側は基板受け部10aに配設
されるフレキシブル基板12の端子電極に弾接され、他
端側はプリント回路基板26の接続端子に弾接されて両
者が電気的接続されることは勿論である。
【0016】かかる構成の第2実施例にあっては、第1
実施例に比較して、基板受け部10aの高さ寸法をより
低くでき、それだけハウジング10の背を低いものとす
ることができる。また、半田用L型端子32によりプリ
ント回路基板26にハウジング10を固定するならば、
プリント回路基板26に他の電子部品を半田付けする工
程で、同時にハウジング10を半田付け固定することが
できる。
【0017】なお、上述する第1と第2実施例にあって
は、フレキシブル基板12の端子電極が配設される部分
の裏面には、比較的に剛性の大きな補強板が設けられて
おり、ロック部材20に配設される数点の定圧ピン2
2、22…で押圧するだけでフレキシブル基板12の端
子電極はほぼ均等な力により基板受け部10a側に押圧
される。そこで、この補強板の剛性に応じて、定圧ピン
22、22…の本数および弾力を適宜に設定すれば良
い。
【0018】さらに、図7を参照して、本発明の第3実
施例を説明する。図7は、本発明のフレキシブル基板用
コネクタの第3実施例を示し、(a)は正面図であり、
(b)は底面図であり、(c)は(a)のD−D断面矢
視拡大図である。図7において、図1ないし図6に示す
部材と同じもしくは均等な部材には、同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0019】図7に示す第3実施例にあっては、ハウジ
ング10に基板受け部10aが設けられていない。そこ
で、ハウジング10にフレキシブル基板12の幅の間隔
をもって一対のアーム部10b、10bが設けられてい
る。そして、ロック部材20には所定の揺動姿勢でフレ
キシブル基板12に弾接する定圧ピン22、22…が多
数配設されている。すなわち、所定の揺動姿勢で定圧ピ
ン22、22…はフレキシブル基板12をハウジング1
0の取り付け面側に押圧するように構成されている。こ
の第3実施例にあっては、フレキシブル基板12の裏面
に補強板が設けられておらず、定圧ピン22、22…は
フレキシブル基板12の端子電極にそれぞれ対応させて
設けられることが望ましい。
【0020】かかる構成の第3実施例にあっては、フレ
キシブル基板12をプリント回路基板26に対応させて
重ねるように配設し、ロック部材20を所定の揺動姿勢
とすることで、多数の定圧ピン22、22…によりフレ
キシブル基板12の端子電極がプリント回路基板26の
接続端子に直接押しつけられて直接的な電気的接続がな
される。そして、この第3実施例にあっては、第1と第
2実施例に比較して、基板受け部10aが省かれている
分だけ、ハウジング10の高さをより一層低いものとす
ることができる。
【0021】なお、フレキシブル基板12の裏面に補強
板を設けることで、定圧ピン22、22…の本数を適宜
に少なくしても良いことは勿論である。
【0022】また、図8を参照して、本発明の第4実施
例を説明する。図8は、本発明のフレキシブル基板用コ
ネクタの第4実施例を示し、(a)は正面図であり、
(b)は底面図であり、(c)は(a)のE−E断面矢
視拡大図である。図8において、図1ないし図7に示す
部材と同じもしくは均等な部材には、同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0023】図8に示す第4実施例にあっては、ハウジ
ング10が固定されるプリント回路基板26の面に対し
て、フレキシブル基板12を直交する方向に配設するも
のである。なお、第3実施例と同様に基板受け部10a
が省かれている。そして、ハウジング10にフレキシブ
ル基板12を直交方向から挿入させるべく、ハウジング
10にフレキシブル基板12の挿入される先端部を湾曲
させてプリント回路基板26に沿う状態とするガイド部
10cと、挿入された先端が当接して挿入を規制する規
制部10dとが設けられている。
【0024】かかる構成の第4実施例にあっては、フレ
キシブル基板12をプリント回路基板26に直交する方
向からハウジング10のガイド部10cに沿って挿入
し、この挿入が規制部10dで規制される状態とし、ロ
ック部材20を所定の揺動姿勢とすることで、第3実施
例と同様にフレキシブル基板12の端子電極をプリント
回路基板26の接続端子に直接押しつけて電気的接続さ
せることができる。なお、ロック部材20の断面形状は
略円形である。
【0025】図9は、上述の第4実施例の変形例であっ
て、ロック部材20をフレキシブル基板12の挿入方向
と同方向に揺動させて所定の揺動姿勢とするように構成
したものである。ハウジング10に設けられるガイド部
10cの導入部をロック部材20から大きく離すこと
で、ロック部材20の他の揺動姿勢において、フレキシ
ブル基板12を挿入するための隙間が大きく設定され
る。
【0026】かかる構成の第4実施例の変形例にあって
は、ロック部材20を所定の揺動姿勢とすべく揺動させ
た際に、フレキシブル基板12は規制部10dにより位
置が規制されているので、不必要にずれるようなことが
ない。
【0027】さらに、図10ないし図11を参照して、
本発明の第5実施例を説明する。図10は、本発明のフ
レキシブル基板用コネクタの第5実施例に用いる板バネ
の外観斜視部分図である。図11は、本発明のフレキシ
ブル基板用コネクタの第5実施例を示し、(a)は正面
図であり、(b)は底面図であり、(c)は(a)のF
−F断面矢視拡大図である。図10および図11におい
て、図1ないし図9に示す部材と同じもしくは均等な部
材には、同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0028】図10および図11に示す第5実施例にあ
っては、フレキシブル基板12を押圧する定圧ピン2
2、22…に代えて、図10に示す板バネ40が弾圧部
材として設けられている。この板バネ40は、断面略V
字状でその両側の端縁40a、40aが内側に折り曲げ
られ、この端縁40a、40aでロック部材20に抱き
つくようにして配設される。さらに、板バネ40の略V
字状の頂部に、切り起こし部40b、40b…が軸方向
に多数設けられ、フレキシブル基板12に弾力的に当接
するように構成されている。
【0029】かかる構成の第5実施例にあっては、板バ
ネ40によりフレキシブル基板12を確実にプリント回
路基板26に押圧することができ、しかも板バネ40自
体は安価に製造できるとともにロック部材20への組み
付けも容易である。そして、切り起こし部40b、40
b…をフレキシブル基板12の端子電極にそれぞれに対
応させて設けることでより確実な電気的接続を確保し得
る。
【0030】そしてさらに、図12ないし図15を参照
して、本発明の第6実施例を説明する。図12は、本発
明のフレキシブル基板用コネクタの第6実施例を示し、
(a)は正面図であり、(b)は底面図であり、(c)
は(a)のG−G断面矢視拡大図である。図13は、ロ
ック部材の正面拡大部分図である。図14は、ロック部
材の底面拡大部分図である。図15は、ロック部材に設
けられる弾性突出部の外観斜視図である。図12ないし
図15において、図1ないし図11に示す部材と同じも
しくは均等な部材には、同じ符号を付けて重複する説明
を省略する。
【0031】図12ないし図15に示す第6実施例にあ
っては、ロック部材20が弾性を有する絶縁樹脂で形成
され、このロック部材20にフレキシブル基板12を弾
力的に押圧するための弾圧部材としての弾性突出部20
b、20b…が一体的に設けられている。しかも、この
弾性突出部20b、20b…は、フレキシブル基板12
の幅方向に多数の切り込み20c、20c…が設けられ
ることで、それぞれの弾性突出部20b、20b…が独
立して弾性変形が可能とされている。
【0032】かかる構成の第6実施例にあっては、フレ
キシブル基板12を押圧する弾圧部材がロック部材20
と一体成形でき、その製造が容易であるとともに、部品
点数が少ないのでその組立も容易である。
【0033】さらにまた、図16を参照して、本発明の
第7実施例を説明する。図16は、本発明のフレキシブ
ル基板用コネクタの第7実施例を示し、(a)は正面図
であり、(b)は(a)のH−H断面矢視拡大図であ
る。図16において、図1ないし図15に示す部材と同
じもしくは均等な部材には、同じ符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0034】図16に示す第7実施例にあっては、絶縁
樹脂などからなるハウジング10に、2枚のフレキシブ
ル基板12、12の端子電極が設けられた部分が重ねら
れて載置され得る基板受け部10aが設けられ、その両
側でフレキシブル基板12、12の幅の間隔をもって、
しかもフレキシブル基板12、12の厚さ方向に突出さ
せて一対のアーム部10b、10bが設けられる。この
2枚のフレキシブル基板12、12は、互いに対応して
端子電極が設けられていて、重ねて配設されて狭持され
ることにより対応する互いの端子電極が電気的接続がな
されるように構成されている。そして、一対のアーム部
10b、10bには、揺動シャフト50、50により硬
質な絶縁樹脂などからなるロック部材20が軸回りに少
なくとも90度の範囲で揺動自在に配設される。そし
て、ロック部材20には、所定の揺動姿勢(図16
(b)に実線で示された姿勢)で基板受け部10aに重
ねて載置された2枚のフレキシブル基板12、12を厚
さ方向に押圧するように弾接する複数の定圧ピン22、
22…が配設される。また、ロック部材20は、他の揺
動姿勢(図16(b)に鎖線で示された姿勢)で、基板
受け部10aとの間に2枚のフレキシブル基板12、1
2を重ねて容易に挿入できて所定位置に載置し得るだけ
の隙間が形成される。さらに、ロック部材20には、第
1ないし第6実施例のごとく金属シャフト16が貫通配
設されておらず、所定の揺動姿勢でたわまないだけの剛
性を備えるように、その押圧方向(縦方向)に幅が広く
構成され、特にフレキシブル基板12、12の幅方向の
中央部が例えば放物線を描いて最も広くなるように構成
されている。
【0035】かかる構成の第7実施例にあっては、ロッ
ク部材20自体の硬度およびそれ自他の断面形状などに
基づく剛性により、所定の揺動姿勢においてたわみが阻
止されている。また、重ねて載置される2枚のフレキシ
ブル基板12、12の端子電極が直接当接して電気的接
続されるので、その信頼度が高い。そして、第1および
第2実施例のごとく両端可動形スプリングコネクタ1
4、14…または平行線配列エラストマー30を必要と
せず、それだけ構造が簡単である。なお、ロック部材2
0は、フレキシブル基板12との間で適宜に電気的絶縁
が得られるならば、絶縁樹脂に変えてアルミダイキャス
トなどのより剛性の大きな素材で構成しても良い。ま
た、第1ないし第6実施例と同様に、一対のアーム部1
0b、10bに渡って配設された金属シャフト16をロ
ック部材20に貫通配設し、この金属シャフト16の剛
性とロック部材20の剛性とによりたわみを阻止するよ
うにしても良い。さらに、上記第7実施例の説明では、
基板受け部10aに2枚のフレキシブル基板12、12
を挿入して載置するようにしたが、これに限られず、基
板受け部10aに載置される1枚目のフレキシブル基板
12は、基板受け部10aに固定されていても良い。さ
らに、基板受け部10aに載置される1枚目は、フレキ
シブル基板12でなくても良く、可撓性のないプリント
回路基板などの基板であっても良い。
【0036】そしてさらに、図17を参照して、本発明
の第8実施例を説明する。図17は、本発明のフレキシ
ブル基板用コネクタの第8実施例を示し、(a)は正面
図であり、(b)は(a)のI−I断面矢視拡大図であ
る。図17において、図1ないし図16に示す部材と同
じもしくは均等な部材には、同じ符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0037】図17に示す第8実施例にあっては、第7
実施例と以下の点で相違する。第7実施例ではロック部
材20の形状を押圧方向に幅が広いものとしているが、
第8実施例ではロック部材20に、その中央部に金属剛
性部材52が配設されている。そして、この金属剛性部
材52の剛性によりロック部材20が所定の姿勢におい
てたわまないようになされる。この金属剛性部材52
は、I型やT型やL型などの型鋼または円パイプや角パ
イプや棒部材などのいずれであっても良く、それらをイ
ンサートしてロック部材20を金型によりインサート成
型すれば簡単に量産することができる。
【0038】なお、本発明のフレキシブル基板用コネク
タにおいて、フレキシブル基板12を押圧する弾圧部材
は、上記実施例のごとき定圧ピン22、22…や板バネ
40やロック部材20と一体成形された弾性突出部20
b、20b…などに限られず、ロック部材20を所定の
揺動姿勢とした状態でフレキシブル基板12を適宜に弾
力的に押圧できればいかなる構造であっても良い。ま
た、ロック部材20の断面形状は、略楕円形や円形のも
のに限られず、所定の揺動姿勢でロック部材20に設け
た弾圧部材がフレキシブル基板12を押圧し、他の揺動
姿勢でフレキシブル基板12を挿入できる隙間が形成で
きればいかなる構造であっても良い。さらに、第1と第
2実施例において、フレキシブル基板12の端子電極と
プリント回路基板26の接続端子を電気的接続するため
の電気的導出部材として、両端可動形スプリングコネク
タ14、14…と平行線配列エラストマー30とを示し
たが、これに限られるものでない。例えば、一端側はフ
レキシブル基板12の端子電極に弾接するプランジャー
を有し、他端側はプリント回路基板26の接続端子に適
宜に半田付け固定されるスプリングコネクタであっても
良い。そしてまた、ロック部材20を所定の揺動姿勢に
保持するクリック機構は、上記実施例のごとく定圧ピン
22、22と凹部によるものに限られずないことは勿論
である。そしてさらに、本発明のフレキシブル基板用コ
ネクタは、上記実施例ではハウジング10がプリント回
路基板26に固定されるものを示しているが、これに限
られず、ハウジング10が電子機器の筐体に適宜に配設
され、電気的導出部材の他端側がこの電子機器の回路に
適宜に電気的接続されるようなものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレキシ
ブル基板用コネクタは構成されているので、以下のごと
き格別な効果を奏する。
【0040】請求項1記載のフレキシブル基板用コネク
タにあっては、ロック部材は、弾圧部材がフレキシブル
基板に弾接する所定の揺動姿勢でたわむことがないだけ
の剛性を備えているので、フレキシブル基板を押圧した
状態で弾圧部材はこれを均等に押圧できる。そこで、多
数の端子電極を有する幅の広いフレキシブル基板に適用
でき、多ピンのフレキシブル基板用コネクタを提供する
ことができる。
【0041】また、請求項2記載のフレキシブル基板用
コネクタにあっては、請求項1記載のフレキシブル基板
用コネクタと同様の効果が得られるとともに、フレキシ
ブル基板がプリント回路基板に直接押圧されて両者間の
電気的接続がなされるので、ハウジングの高さを低くで
き、それだけコネクタの小型化が容易である。
【0042】そして、請求項3記載のフレキシブル基板
用コネクタにあっては、請求項1記載のフレキシブル基
板用コネクタと同様の効果が得られるとともに、基板受
け部に重ねて載置されるフレキシブル基板と基板が直接
当接されて両者間の電気的接続がなされるので、その信
頼性が高い。しかも、基板受け部に載置される1枚目の
基板は、固定または載置および分離自在のいずれであっ
ても良く、用途の幅が広い。そして、1枚目の基板を載
置および分離自在とするならば、信号ケーブルとして用
いられる2枚のフレキシブル基板を接続分離する目的の
コネクタとしても用いることもできる。
【0043】さらに、請求項4ないし6記載のいずれの
フレキシブル基板用コネクタにあっても、剛性を有する
金属シャフトを揺動軸としてロック部材を揺動自在に配
設するので、ロック部材を所定の揺動姿勢としてフレキ
シブル基板を押圧した状態でも、金属シャフトの剛性に
よりロック部材がたわむようなことがない。
【0044】そして、請求項12記載のフレキシブル基
板用コネクタにあっては、弾圧部材を板バネで構成する
ので、弾圧部材を安価に製造できるとともにその組み付
けも容易である。
【0045】そして、請求項13または14記載のいず
れのフレキシブル基板用コネクタにあっても、弾圧部材
をロック部材と一体的に成型できるので、安価であると
ともに部品点数が少ない分だけその組立が容易である。
【0046】そしてさらに、請求項15記載のフレキシ
ブル基板用コネクタにあっては、フレキシブル基板を押
圧するロック部材の所定の揺動姿勢をクリック機構で保
持するので、ロック部材が不要に揺動するようなことが
ない。そこで、フレキシブル基板が不要に外れるような
虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第1実
施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図で
あり、(c)は左側面図である。
【図2】図1(a)のA−A断面矢視拡大図である。
【図3】図1(c)のB−B断面矢視拡大部分図であ
る。
【図4】定圧ピンの構造を示す断面図である。
【図5】両端可動形スプリングコネクタの構造を示す断
面図である。
【図6】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第2実
施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図で
あり、(c)は(a)のC−C断面矢視拡大図である。
【図7】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第3実
施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図で
あり、(c)は(a)のD−D断面矢視拡大図である。
【図8】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第4実
施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図で
あり、(c)は(a)のE−E断面矢視拡大図である。
【図9】第4実施例の変形例であって、断面拡大図であ
る。
【図10】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第5
実施例に用いる板バネの外観斜視部分図である。
【図11】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第5
実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図
であり、(c)は(a)のF−F断面矢視拡大図であ
る。
【図12】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第6
実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は底面図
であり、(c)は(a)のG−G断面矢視拡大図であ
る。
【図13】第6実施例のロック部材の正面拡大部分図で
ある。
【図14】第6実施例のロック部材の底面拡大部分図で
ある。
【図15】第6実施例のロック部材に設けられる弾性突
出部の外観斜視図である。
【図16】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第7
実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)
のH−H断面矢視拡大図である。
【図17】本発明のフレキシブル基板用コネクタの第8
実施例を示し、(a)は正面図であり、(b)は(a)
のI−I断面矢視拡大図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 10a 基板受け部 10b アーム部 10c ガイド部 10d 規制部 12 フレキシブル基板 14 両端可動形スプリングコネクタ 16 金属シャフト 20 ロック部材 20b 弾性突出部 20c 切り込み 22 定圧ピン 26 プリント回路基板 30 平行線配列エラストマー 40 板バネ 40b 切り起こし部 50 揺動シャフト 52 金属剛性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−205576(JP,A) 特開 平4−329279(JP,A) 特開 平8−222299(JP,A) 特開 昭54−144973(JP,A) 特開 昭56−41678(JP,A) 特開 平8−111262(JP,A) 実開 昭55−64284(JP,U) 実開 平5−48270(JP,U) 実開 平1−27246(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/28 H01R 13/639

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに、フレキシブル基板が載置
    される基板受け部とその両側で前記フレキシブル基板の
    厚さ方向に突出する一対のアーム部とを設け、この一対
    のアーム部に軸架させてロック部材を揺動自在に配設
    し、前記ロック部材の揺動軸と前記基板受け部の間で、
    前記ロック部材に所定の揺動姿勢で前記フレキシブル基
    板に弾接してこれを前記基板受け部側に押圧する弾圧部
    材を配設するとともに、前記ロック部材を他の揺動姿勢
    で前記ロック部材と前記基板受け部との間に前記フレキ
    シブル基板を挿入し得る隙間が形成されるようになし、
    前期ロック部材は前期弾圧部材を前期フレキシブル基板
    に弾接させる前期所定の揺動姿勢でたわまないだけの剛
    性を備え、前記基板受け部に前記フレキシブル基板に一
    端側を当接させ他端側を前記ハウジングの外側部に導出
    する電気的導出部材を配設して構成したことを特徴とす
    るフレキシブル基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 ハウジングに、フレキシブル基板の幅の
    間隔をもって一対のアーム部を設け、この一対のアーム
    部に軸架させてロック部材を揺動自在に配設し、前記ロ
    ック部材の揺動軸と前記ハウジングの取り付け面の間
    で、前記ロック部材に所定の揺動姿勢で前記フレキシブ
    ル基板に弾接してこれを前記ハウジングの取り付け面側
    に押圧する弾圧部材を配設するとともに、前記ロック部
    材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記ハウジングの
    取り付け面との間に前記フレキシブル基板を挿入し得る
    隙間が形成されるようになし、前期ロック部材は前期弾
    圧部材を前期フレキシブル基板に弾接させる前期所定の
    揺動姿勢でたわまないだけの剛性を備えて構成したこと
    を特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 ハウジングに、基板が載置される基板受
    け部とその両側で前記基板の厚さ方向に突出する一対の
    アーム部とを設け、この一対のアーム部に軸架させてロ
    ック部材を揺動自在に配設し、前記ロック部材の揺動軸
    と前記基板受け部の間で、前記ロック部材に所定の揺動
    姿勢で前記基板受け部に載置された前期基板に重ねて配
    設したフレキシブル基板に弾接してこれを前記基板受け
    部側に押圧する弾圧部材を配設するとともに、前記ロッ
    ク部材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記基板受け
    部との間に前期基板と前記フレキシブル基板を重ねて挿
    入し得る隙間が形成されるようになし、前期ロック部材
    は前期弾圧部材を前期フレキシブル基板に弾接させる前
    期所定の揺動姿勢でたわまないだけの剛性を備えて構成
    したことを特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】 ハウジングに、フレキシブル基板が載置
    される基板受け部とその両側で前記フレキシブル基板の
    厚さ方向に突出する一対のアーム部とを設け、この一対
    のアーム部に渡って金属シャフトを設け、この金属シャ
    フトを揺動軸としてロック部材を揺動自在に配設し、前
    記金属シャフトの揺動軸と前記基板受け部の間で、前記
    ロック部材に所定の揺動姿勢で前記フレキシブル基板に
    弾接してこれを前記基板受け部側に押圧する弾圧部材を
    配設するとともに、前記ロック部材を他の揺動姿勢で前
    記ロック部材と前記基板受け部との間に前記フレキシブ
    ル基板を挿入し得る隙間が形成されるようになし、前記
    基板受け部に前記フレキシブル基板に一端側を当接させ
    他端側を前記ハウジングの外側部に導出する電気的導出
    部材を配設して構成したことを特徴とするフレキシブル
    基板用コネクタ。
  5. 【請求項5】 ハウジングに、フレキシブル基板の幅の
    間隔をもって一対のアーム部を設け、この一対のアーム
    部に渡って金属シャフトを設け、この金属シャフトを揺
    動軸としてロック部材を揺動自在に配設し、前記金属シ
    ャフトの揺動軸と前記ハウジングの取り付け面の間で、
    前記ロック部材に所定の揺動姿勢で前記フレキシブル基
    板に弾接してこれを前記ハウジングの取り付け面側に押
    圧する弾圧部材を配設するとともに、前記ロック部材を
    他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記ハウジングの取り
    付け面との間に前記フレキシブル基板を挿入し得る隙間
    が形成されるように構成したことを特徴とするフレキシ
    ブル基板用コネクタ。
  6. 【請求項6】 ハウジングに、基板が載置される基板受
    け部とその両側で前記基板の厚さ方向に突出する一対の
    アーム部とを設け、この一対のアーム部に渡って金属シ
    ャフトを設け、この金属シャフトを揺動軸としてロック
    部材を揺動自在に配設し、前記金属シャフトの揺動軸と
    前記基板受け部の間で、前記ロック部材に所定の揺動姿
    勢で前記基板受け部に載置された前期基板に重ねて配設
    したフレキシブル基板に弾接してこれを前記基板受け部
    側に押圧する弾圧部材を配設するとともに、前記ロック
    部材を他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記基板受け部
    との間に前期基板と前記フレキシブル基板を重ねて挿入
    し得る隙間が形成されるように構成したことを特徴とす
    るフレキシブル基板用コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1または4記載のフレキシブル基
    板用コネクタにおいて、前記ハウジングが、接続端子が
    配設されるプリント回路基板に固定され、前記電気的導
    出部材の他端側が前記接続端子に当接するように構成し
    たことを特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項2または5記載のフレキシブル基
    板用コネクタにおいて、前記ハウジングが、接続端子が
    配設されるプリント回路基板に固定され、前記弾圧部材
    は前記ロック部材の所定の揺動姿勢で前記フレキシブル
    基板を前記プリント回路基板側に押圧し、前記ロック部
    材の他の揺動姿勢で前記ロック部材と前記プリント回路
    基板の間に前記フレキシブル基板を挿入し得る隙間が形
    成されるように構成したことを特徴とするフレキシブル
    基板用コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のフレキシブル基板用コネ
    クタにおいて、前記電気的導出部材を、一端が前記フレ
    キシブル基板に弾接し他端を前記プリント回路基板に弾
    接させる両端可動形スプリングコネクタで構成したこと
    を特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のフレキシブル基板用コ
    ネクタにおいて、前記電気的導出部材を、一端側が前記
    フレキシブル基板に弾接し他端側を前記プリント回路基
    板に弾接させる平行線配列エラストマーで構成したこと
    を特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし6記載のいずれかのフ
    レキシブル基板用コネクタにおいて、前記弾圧部材を、
    コイルスプリングの弾力で球体を前記フレキシブル基板
    に弾接する定圧ピンで構成したことを特徴とするフレキ
    シブル基板用コネクタ。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし6記載のいずれかのフ
    レキシブル基板用コネクタにおいて、前記弾圧部材を、
    板バネで構成したことを特徴とするフレキシブル基板用
    コネクタ。
  13. 【請求項13】 請求項4ないし6記載のいずれかの
    フレキシブル基板用コネクタにおいて、前記ロック部材
    を弾性を有する樹脂で形成し、前記弾圧部材を前記ロッ
    ク部材に一体成形した弾性突出部で構成したことを特徴
    とするフレキシブル基板用コネクタ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のフレキシブル基板
    用コネクタにおいて、前記弾性突出部に前記フレキシブ
    ル基板の幅方向に複数に分割する切り込みを設けて構成
    したことを特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし6記載のいずれかの
    フレキシブル基板用コネクタにおいて、前記ロック部材
    を前記所定の揺動姿勢で保持するクリック機構を前記ア
    ーム部と前記ロック部材の対向する面に設けて構成した
    ことを特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
JP37734498A 1998-03-23 1998-12-28 フレキシブル基板用コネクタ Expired - Fee Related JP3271755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37734498A JP3271755B2 (ja) 1998-03-23 1998-12-28 フレキシブル基板用コネクタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9403698 1998-03-23
JP10-94036 1998-03-23
JP37734498A JP3271755B2 (ja) 1998-03-23 1998-12-28 フレキシブル基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11339902A JPH11339902A (ja) 1999-12-10
JP3271755B2 true JP3271755B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=26435348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37734498A Expired - Fee Related JP3271755B2 (ja) 1998-03-23 1998-12-28 フレキシブル基板用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3271755B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3993828B2 (ja) 2003-01-23 2007-10-17 株式会社アドバンストシステムズジャパン Fpc接続用マイクロコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11339902A (ja) 1999-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6345987B1 (en) Electrical connector
JP4388879B2 (ja) コネクタ
US4274699A (en) Press fit terminal with spring arm contact for edgecard connector
JP2976327B2 (ja) コネクタ
JP2718643B2 (ja) 電気コネクターおよびその使用方法
JP2724657B2 (ja) 低プロフィルの電気コネクタ
JP2001006771A (ja) コネクタ
JP2838135B2 (ja) 薄型リセプタクルコネクタ
JP3284342B2 (ja) コネクタ
JP2007501498A (ja) コネクタ
US11258189B2 (en) Connector and connecting method
JP3508942B2 (ja) 接触子及びそれを有する接触モジュール
US6464514B1 (en) Card edge connector with grounding pad
US20020072264A1 (en) Connector for plate object with terminals
JP2597384Y2 (ja) コネクタ装置
JP3271755B2 (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JPH1012342A (ja) コンタクト及びこのコンタクトを備えたicソケット
JP2978952B2 (ja) 電気コネクタ
JPH07230858A (ja) 可動型コネクタ
JP2000133376A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
US20230261402A1 (en) Connector and assembly
JPH11185913A (ja) Bgaパッケージ用ソケット
JPH0633658Y2 (ja) コネクタの雌側接触子
JPH0896903A (ja) カード用コネクタ組立体
JP3006206B2 (ja) 表面実装型コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees