JPH1012342A - コンタクト及びこのコンタクトを備えたicソケット - Google Patents

コンタクト及びこのコンタクトを備えたicソケット

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JPH1012342A
JPH1012342A JP8143129A JP14312996A JPH1012342A JP H1012342 A JPH1012342 A JP H1012342A JP 8143129 A JP8143129 A JP 8143129A JP 14312996 A JP14312996 A JP 14312996A JP H1012342 A JPH1012342 A JP H1012342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクト自体の機械的強度及び電気接続特
性を維持しつつ長さを縮小できる電気コネクタ用のコン
タクトを提供する。 【解決手段】 コンタクト10は、平板状の基部12
と、基部12の周縁第1位置から基部12に鋭角に延長
される接触部14と、基部12の周縁第2位置から接触
部14とは反対方向へ基部12に略直交して延長される
端子部16と、基部12の周縁第3位置から接触部14
と同一方向へ基部12に略直交して延長される係合部1
8とを備える。コンタクト10を電気コネクタの受容部
に組み込むと、接触部14は受容部の壁に対向配置さ
れ、電気装置のリードは、接触部14の導入端22から
接触部14を弾性変形させつつ接点領域20と対向固定
壁との間に導入される。コンタクト10では、基部12
がコンタクト長手方向に対して略直交する方向へ延びる
ので、コンタクト10の全長を縮減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタで導
電接触要素として使用されるコンタクトに関し、特に、
ICデバイスと外部回路との間を電気的に接続する電気
コネクタであるICソケットのうち、ICデバイスの着
脱が容易な無挿抜力型のICソケットにおいて好適に使
用されるコンタクトに関する。さらに本発明は、そのよ
うなコンタクトを備えた無挿抜力型のICソケットに関
する。
【0002】
【従来の技術】ICソケットでは、対象となるICデバ
イスのリードの本数が増えるに従って、リードをコンタ
クトに接続する際及びコンタクトから分離する際に要す
る力、すなわちコンタクト接点部分へのリードの挿入力
及び引抜き力が大きくなり、ICデバイスの着脱が困難
になるとともに、リードを撓曲したり損傷したりする危
惧が生じる。このような危惧を排除するために、リード
接続時の挿入力及びリード分離時の引抜き力を要しない
いわゆる無挿抜力(ZIF)型のICソケットが提供さ
れている(例えば実開平2−64184号公報参照)。
【0003】図10は、従来技術の一例として、無挿抜
力型ICソケット100及びICソケット100に使用
されるコンタクト102を示す。図10(a)、(c)
に示すように、ICソケット100は、複数の第1貫通
孔104を備えた第1支持部材106と、第1支持部材
106に相対移動可能に連結され、複数の第1貫通孔1
04に重畳可能な対応位置に複数の第2貫通孔108を
備えた第2支持部材110と、複数の第1貫通孔104
に受容される複数のコンタクト102とを備える。第1
支持部材106は、外部の回路基板112に対向配置さ
れ、複数のコンタクト102が回路基板112上の導体
114に固定的に接続される。第2支持部材110の複
数の第2貫通孔108には、ICデバイス116の複数
のリード118が受容される。
【0004】図10(e)に示すように、コンタクト1
02は、平板を略コ字状に曲成してなる基部120と、
基部120の対向二片の一側縁から各片に対し鈍角を成
して、それぞれの自由端に向かって徐々に相互接近する
ように延長される一対の接触部122と、基部120の
中間片の一側縁から接触部122の反対側へ中間片に略
平行に延長される端子部124と、基部120の中間片
の他側縁から接触部122と同一側へ中間片に略平行に
延長される補助接触部126とを備える。各接触部12
2の自由端には、ICデバイス116のリード118に
接続される接点128が設けられる。両接触部122
は、基部120に連結されたそれらの基端を支点として
弾性変形可能であり、それにより両接点128間の間隔
が拡縮されるようになっている。また両接触部122
の、補助接触部126から離れた側で延長方向に沿う一
縁には、リード118を両接点128の間に導入する導
入案内部130が設けられる。端子部124は、第1支
持部材106の外方に突出して外部導体114に固定的
に接続される。
【0005】ICデバイス116のリード118をIC
ソケット100のコンタクト102に接続する際には、
まず第1支持部材106の複数の第1貫通孔104に受
容されたコンタクト102にリード118が実質的に接
触しない位置に複数の第2貫通孔108を配置すべく、
第2支持部材110を第1支持部材106上で位置決め
する。この状態で、複数の第2貫通孔108の各々にリ
ード118を挿入し、第2支持部材110上にICデバ
イス116を支持する(図10(a))。このとき、挿
入力は実質的に不要であり、リード118は第1貫通孔
104に進入してコンタクト102の接触部122に近
接配置される(図10(b))。次いで、ICデバイス
116を支持した第2支持部材110を第1支持部材1
06に対して移動すると、複数のリード118の各々
が、第1貫通孔104に受容されたコンタクト102の
一対の接触部122の間に、両接触部122を弾性変形
させつつそれらの導入案内部130から進入し、それに
よりコンタクト102に摺動式に、かつ所定圧力下で接
続される(図10(c)、(d))。リード118をコ
ンタクト102から分離する際には、第2支持部材11
0を第1支持部材106に対して反対方向に移動すれば
よい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ICを搭載した
電子機器の小形化及び高機能化の要求に伴い、ICデバ
イスのパッケージの小形化及びリードの配置間隔(ピッ
チ)の狭小化が進んでおり、それに対応してICソケッ
トにおいても、ソケット本体を小形化すること、及びコ
ンタクトのピッチを狭小化することが求められている。
このような要求に対し、上記した従来の無挿抜力型IC
ソケットに使用されるコンタクトは、その各構成部分が
コンタクトの長手方向に沿って配置されており、その結
果、コンタクトの全長を縮小することが困難となってい
た。これは、コンタクトの基部が、接触部と端子部とを
所望強度の下に機械的に連結できるだけの幅(すなわち
コンタクト長手方向への寸法)を必要とし、またコンタ
クトの接触部及び端子部が、リード及び外部導体との確
実な電気的接続を達成するに充分な長さを必要とするか
らである。
【0007】しかも、上記した従来の無挿抜力型ICソ
ケットでは、第1支持部材に設けた第1貫通孔の底壁が
コンタクトを支持しているので、コンタクトの基部及び
接触部の合計長さよりも大きな厚み(すなわちコンタク
ト長手方向への寸法)が第1支持部材に要求される。こ
のように従来の無挿抜力型ICソケットは、使用される
コンタクト形状に起因して、ソケット本体の厚みを所定
寸法以下に削減することが困難であるという課題を有し
ていた。
【0008】また、上記した従来の無挿抜力型ICソケ
ットに使用されるコンタクトは、その材料及び接触部の
長さを特定したときに、対向する一対の接触部の無負荷
状態での基部に対する傾斜角度が、それら接触部とIC
デバイスのリードとの間の接触圧力に影響を及ぼすの
で、所望の接触圧力を維持しつつ両接触部間の間隔を縮
小することは困難であった。すなわち、コンタクトの横
断方向寸法を削減することは困難であり、その結果、従
来の無挿抜力型ICソケットでは、やはりコンタクト形
状に起因して、コンタクトのピッチを所定寸法以下に縮
小することが困難であるという課題を有していた。
【0009】したがって本発明の目的は、電気コネクタ
用のコンタクトにおいて、それ自体の機械的強度及び電
気接続特性を維持しつつ長さを縮小できるコンタクトを
提供することにある。本発明の他の目的は、電気コネク
タ内での配置間隔を容易に縮小できるコンタクトを提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、そのよう
なコンタクトを使用でき、それによりソケット本体の寸
法を縮小できるようにした無挿抜力型のICソケットを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、略平板状の基部と、基部から所定方向に
延長され、その延長方向に沿った一縁に電気装置のリー
ドを導入する導入端を有してリードに摺動式に接続され
る少なくとも1つの接触部と、接触部とは反対の方向へ
基部から延長され、外部回路に固定的に接続される端子
部と、電気コネクタの絶縁筐体に係合する係合部とを具
備した電気コネクタ用コンタクトにおいて、接触部は、
基部の少なくとも1つの周縁第1位置から基部に鋭角に
延長され、端子部は、基部の周縁第2位置から基部に略
直交して延長され、係合部は、基部の周縁第3位置から
接触部側へ基部に略直交して延長されることを特徴とす
るコンタクトを提供する。
【0011】本発明はさらに、上記のコンタクトにおい
て、基部の1つの周縁第1位置から延長される1つの接
触部を具備するコンタクトを提供する。
【0012】本発明はさらに、上記のコンタクトにおい
て、基部の周縁上で対向する一対の周縁第1位置から、
自由端に向かって互いに徐々に接近するように延長され
る一対の接触部を具備するコンタクトを提供する。
【0013】さらに本発明は、複数の第1貫通孔を備え
た第1支持部材と、第1支持部材に相対移動可能に連結
され、複数の第1貫通孔に重畳可能な対応位置に複数の
第2貫通孔を備えた第2支持部材と、複数の第1貫通孔
に受容される複数のコンタクトとを具備し、第2支持部
材が複数の第2貫通孔にICデバイスの複数のリードを
受容した状態で第1支持部材に対して移動することによ
り、複数のコンタクトが複数のリードに選択的に接続及
び分離される無挿抜力型のICソケットにおいて、コン
タクトの各々は、略平板状の基部と、基部の少なくとも
1つの周縁第1位置から基部に鋭角に延長され、その延
長方向に沿った一縁にICデバイスのリードを導入する
導入端を有してリードに摺動式に接続される少なくとも
1つの接触部と、接触部とは反対の方向へ基部の周縁第
2位置から基部に略直交して延長され、外部回路に固定
的に接続される端子部と、接触部と同一の方向へ基部の
周縁第3位置から基部に略直交して延長され、第1支持
部材に係合する係合部とを具備し、第1支持部材は、第
2支持部材から離れた側で外部回路に対向配置される裏
面を備え、裏面に、コンタクトの基部が当接支持される
とともに、コンタクトの係合部を受容する複数の凹部が
設けられることを特徴とするICソケットを提供する。
【0014】本発明はさらに、上記のICソケットにお
いて、コンタクトは、基部の1つの周縁第1位置から延
長される1つの接触部を具備し、第1支持部材の第1貫
通穴の各々は、接触部に対向配置され、接触部と協働し
てICデバイスのリードを挟持可能な壁を備え、接触部
の導入端に実質的に対向した壁の一部分に、リードを導
入する傾斜面が形成されるICソケットを提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施形態による電気コネクタ用のコン
タクト10を示す。コンタクト10は、電気信号の伝送
が可能な電気良導性の弾性金属材料からなり、例えば図
2に示すような無挿抜力型のICソケットにおいて、I
Cデバイスのリードに摺動式に接触及び分離する導電接
続要素として特に好適に使用される。
【0016】コンタクト10は、略矩形平板状の基部1
2と、基部12の一長縁12aに配された周縁第1位置
から基部12に鋭角に延長される平板状の接触部14
と、周縁第1位置に対向して基部12の他長縁12bに
配された周縁第2位置から、接触部14とは反対の方向
へ基部12に略直交して延長される平板状の端子部16
と、周縁第2位置に隣接して基部12の他長縁12bに
配された周縁第3位置から、接触部14と同一の方向へ
基部12に略直交して延長される平板状の係合部18と
を備える。
【0017】接触部14は、基部12に連結される基端
14aから末端の自由端14bに向かって徐々に縮幅さ
れ、自由端14bに、例えばICデバイス等の電気装置
の導通端子(すなわちリード)に接触する接点領域20
が設けられる。接触部14は、基端14aを支点として
弾性的に撓むことができ、それにより接点領域20が、
基部12の上方で基部12を横断する方向へ弾性的に揺
動できるようになっている。なお無負荷状態では、接点
領域20は基部12の主表面12cの鉛直上方に配置さ
れる。
【0018】接触部14の延長方向に沿って斜めに延び
る一縁には、電気装置のリードを接点領域20に導入す
る導入端22が設けられる。すなわちコンタクト10
は、基部12に略平行な方向(図示矢印A)へ移動する
電気装置のリードを、接触部14の導入端22から導入
して接点領域20に摺動式に接触させる構成を有する。
なお好ましくは、接点領域20の導入端22側に、電気
装置のリードを接点領域20に正確に案内するための案
内板24が設けられる。
【0019】後述するようにコンタクト10を電気コネ
クタの所定の受容部に組み込んだときに、接触部14は
受容部の固定壁に対向配置される。したがって電気装置
のリードは、接触部14の導入端22から、案内板24
により案内されつつ接点領域20と対向固定壁との間に
導入される。このとき接触部14は、リードに押圧され
て弾性的に撓曲し、それによりリードは、接触部14の
弾性復元力(ばね力)による所定圧力の下でコンタクト
10に接続される。なお案内板24は、リードを接点領
域20と対向固定壁との間に導入するに要する力を軽減
する作用も果たす。
【0020】端子部16は、コンタクト10を電気コネ
クタに組み込んだときに電気コネクタから外方に突出し
て、プリント配線板等の外部回路の導体に固定的に接続
される。係合部18は、コンタクト10を電気コネクタ
に組み込んだときに電気コネクタの絶縁筐体に係合し
て、コンタクト10を電気コネクタの所定の受容部内に
固定的に保持する。なお、端子部16及び係合部18に
は、それらの機械的強度を増大する窪み17及び19が
それぞれ設けられる。
【0021】このようにコンタクト10によれば、基部
12がコンタクト長手方向に対して略直交する方向へ延
びるので、図10に示すような基部120がコンタクト
長手方向に沿って設けられる従来のコンタクト102に
比べて、コンタクト10の全長を縮減することが可能と
なる。このとき基部12は、接触部14と端子部16と
を所望強度の下に機械的に連結できるだけの幅(すなわ
ちコンタクト横断方向への寸法)を維持でき、接触部1
4は、リードとの確実な電気的接続を達成するに充分な
ばね力を発揮する長さを維持でき、また端子部16は、
外部導体に確実に固定されるに充分な長さを維持でき
る。
【0022】さらにコンタクト10によれば、係合部1
8が接触部14と同一の方向へ基部12から直立状に延
長されるので、コンタクト10を受容する電気コネクタ
の絶縁筐体の、プリント配線板等の外部回路に対向配置
される底面に係合部18を嵌入する凹部を設ければ、係
合部18と凹部との協働によりコンタクト10を所定位
置に容易に固定できる。しかもこのとき、絶縁筐体底面
に基部12を当接することにより、コンタクト10を適
正姿勢に容易に保持できる。このようにして絶縁筐体
は、コンタクト10の基部12を支持するコンタクト受
容部の底壁を省略できるので、絶縁筐体全体の厚みを削
減することが可能となる。
【0023】次に図2〜図8を参照し、上記のコンタク
ト10を使用した本発明の一実施形態による無挿抜力型
のICソケット30を説明する。図2に示すように、I
Cソケット30は、複数の第1貫通孔32を備えた第1
支持部材34と、第1支持部材34に相対移動可能に連
結され、複数の第1貫通孔32に重畳可能な対応位置に
複数の第2貫通孔36を備えた第2支持部材38と、第
1支持部材34の複数の第1貫通孔32に受容される複
数のコンタクト10とを備える。さらにICソケット3
0には、第2支持部材38を第1支持部材34に対して
所定方向へ移動させるカム部材40が、第1支持部材3
4と第2支持部材38との間に配設される。
【0024】ICソケット30は、第1支持部材34を
外部の回路基板42に対向配置して回路基板42に実装
される。このとき複数のコンタクト10が、端子部16
を介して回路基板42上の導体44に例えば半田付け等
により固定的に接続される(図5)。ICデバイス46
は、第2支持部材38に対向してICソケット30に搭
載される(図4)。このときICデバイス46の複数の
リード48が、第2支持部材38の複数の第2貫通孔3
6に受容される(図5)。なお図示実施形態では、IC
デバイス46は一般にPGA(ピングリッドアレイ)と
称するパッケージ構造の改良構造を有し、パッケージ本
体に通常のPGAにおける行列配置をさらに狭ピッチ化
した千鳥状配置で突設された多数の円柱状リード48を
有する。
【0025】第1支持部材34及び第2支持部材38
は、外力に抗して少なくとも複数のコンタクト10及び
ICデバイス46を所定姿勢に支持し得る剛性を有した
電気絶縁性の板状部材からなる。第1支持部材34は、
略平坦な矩形主表面50と、主表面50の反対側で主表
面50に略平行に延び、回路基板42に対向する矩形裏
面52とを備える。第2支持部材38は、ICデバイス
46に対向する略平坦な矩形主表面54と、主表面54
の反対側で主表面54に略平行に延び、第1支持部材3
4に対向する矩形裏面56とを備える。第2支持部材3
8の一対の長縁には、裏面56に略直交して垂れ57が
延設され、それら垂れ57が、第1支持部材34の一対
の長縁53を抱持することにより、第2支持部材38が
第1支持部材34に長手方向(図3矢印B)へ移動可能
に連結される。なお垂れ57及び長縁53には、第2支
持部材38を長手方向Bへ正確に案内するために、例え
ば図示しない突起と溝とからなる係合案内手段を適宜設
けることができる。
【0026】第1支持部材34の複数の第1貫通孔32
は、それぞれ略矩形開口の角柱状輪郭を有し、各開口の
対応辺を同一方向に向けて千鳥状に整列配置される。第
1貫通孔32を画成する4つの壁58a〜58d(図
6)は、いずれも第1支持部材34の主表面50及び裏
面52に略直交して配置され、開口の長辺を成す一対の
壁58a、58cが、第1支持部材34上での第2支持
部材38の移動方向に平行に配置される。なお一方の壁
58aには、第2支持部材38の移動方向の中間位置に
傾斜案内面60が設けられ、それにより壁58aに段差
が付与される。その結果、第1貫通孔32の開口の短辺
を成す一方の壁58bは、同短辺を成す他方の壁58d
より大きな面積を有する。さらに第1支持部材34の裏
面52には、壁58aと壁58dとの交差部位の近傍
に、凹部62が設けられる(図7)。
【0027】第2支持部材38の複数の第2貫通孔36
は、第1支持部材34の複数の第1貫通孔32に対応し
て千鳥状に整列配置される。各第2貫通孔36は、第2
支持部材38の裏面56に一端で開口する円柱状輪郭部
分と、円柱状輪郭部分の他端から同心状に拡径して主表
面54に開口する円錐台状輪郭部分とを備え、両部分の
軸線が主表面54及び裏面56に略直交して配置され
る。第2貫通孔36の円柱状輪郭部分は、第1支持部材
34上で第2支持部材38が移動する間、常に第1貫通
孔32に重畳され、第1貫通孔32の一対の壁58b、
58dによって規定される区域を壁58cに略平行な方
向へ変位する。
【0028】カム部材40は、略L字状に曲成された丸
棒からなり、L字の一方の腕がその中央領域で僅かに軸
線を偏移すべく曲成されてカム部分64を成し、他方の
腕がハンドル66を成す。第1支持部材34は、主表面
50の一方の短辺に沿って主表面50から凹設される溝
68を備え、溝68にカム部材40のカム部分64が回
動可能に受容支持される。第2支持部材38には、第1
支持部材34の溝68に対応する位置に、例えば図示し
ない突起が設けられ、溝68に支持されたカム部材40
のカム部分64がこの突起に当接される。したがって、
カム部材40を操作してカム部分64を溝68内で回動
(図3矢印C)すると、軸線の偏移したカム部分64が
突起を押圧し、それにより第2支持部材38が第1支持
部材34上で長手方向Bへ移動する。
【0029】コンタクト10は、第1支持部材34の裏
面52側から第1貫通孔32に挿入される。このときコ
ンタクト10の接触部14は、第1貫通孔32の段付き
の壁58aに所定間隔を開けて略平行に対向配置され、
導入端22が第1貫通孔32の壁58bから離間配置さ
れるとともに導入端22の反対側の縁部14cが壁58
dに隣接配置される。したがって接触部14の接点領域
20は、壁58aの壁58cに接近した部分に対向配置
され、案内板24が、壁52aの傾斜案内面60に実質
的に対向配置される。なお、接触部14の接点領域20
は、第1支持部材34の主表面50における第1貫通孔
32の開口に近接配置され、接点領域20と第1貫通孔
32の壁52aとの間隔は、接触部14に負荷が加わら
ない状態で、ICデバイス46のリード48の直径より
も小さく設定される。
【0030】コンタクト10の係合部18は、第1支持
部材34の凹部62に嵌入され、係合部18に隣接する
基部12の一部分が第1支持部材34の裏面52に当接
される。この状態でコンタクト10は、係合部18と凹
部62との協働により第1貫通孔32内に固定的に支持
され、基部12と裏面52との協働により適正姿勢に保
持される。またコンタクト10の端子部16は、第1支
持部材34の裏面52から外方に突出して、回路基板4
2の導体44に固定的に接続される。
【0031】ICソケット30にICデバイス46を搭
載する際には、まず第2貫通孔36の円柱状輪郭部分が
第1貫通孔32の壁58bに近接して重畳する相対位置
に、第1支持部材34と第2支持部材38とを配置する
(図3)。この状態で、ICデバイス46のリード48
を第2貫通孔36に挿入すると、リード48は第1貫通
孔32内に進入して、コンタクト10の接触部14の案
内板24及び第1貫通孔32の壁58aの傾斜案内面6
0に近接して配置される(図5(a)及び図6
(a))。このとき、リード48はコンタクト10に実
質的に接触しないので、挿入力を要さずにICデバイス
46を第2支持部材38に搭載できる。
【0032】次いでカム部材40を回動操作して、IC
デバイス46を支持した第2支持部材38を第1支持部
材34に対し長手方向へ移動すると、複数のリード48
の各々が、まず第1貫通孔32の傾斜案内面60に案内
され、次いでコンタクト10の案内板24に案内され
て、導入力を軽減されつつ、接触部14の導入端22か
ら接点領域20と壁58aとの間に導入される。このと
き接触部14は、リード48に押圧されて弾性的に撓曲
し、弾性復元力(ばね力)により、壁58aとの間にリ
ード48を挟持する。このようにしてリード48は、接
触部14のばね力による所定圧力の下でコンタクト10
に接続される。
【0033】さらにこの状態から、カム部材40を逆方
向に回動操作して、第2支持部材38を第1支持部材3
4に対して反対方向に移動すれば、リード48がコンタ
クト10から容易に分離され、引抜き力を要さずにIC
デバイス46をICソケット30から脱離することがで
きる。
【0034】このように、コンタクト10を使用したI
Cソケット30は、前述のように所望の機械的強度及び
電気接続特性を維持しつつコンタクト10の全長を削減
でき、しかも、コンタクト10をその基部12を第1支
持部材34の裏面52に当接した状態で第1貫通孔32
に固定的に支持できるので、従来のコンタクトを使用し
たICソケットに比べて、第1支持部材34の厚み(す
なわちコンタクト長手方向への寸法)を削減することが
可能となる。
【0035】またICソケット30では、接触部14を
1つしか有しないコンタクト10を使用したので、第1
支持部材34の第1貫通孔32の配置間隔を縮小して、
図8(a)に示すような千鳥状配置に第1貫通孔32を
形成できる。その結果、ICソケット30は、PGAパ
ッケージのリード配置をさらに狭ピッチ化した千鳥状配
置のリード48を有するICデバイス46への適用が可
能となる。
【0036】さらにICソケット30は、第1支持部材
34の第1貫通孔32の壁58aに傾斜案内面60を設
けたので、接触部14を1つしか有しないコンタクト1
0を使用したときにも、ICデバイス46のリード48
を接触部14の接点領域20に導入する力を軽減すると
ともに、接点領域20とリード48との間に所望の接触
圧力を容易に得ることができる。特に、接触部14を1
つしか有しないコンタクト10では、2つの接触部を有
する従来のコンタクトに比べて、接触部14先端の接点
領域20の弾性変位量を大きく取れるので、コンタクト
10の材料としてばね定数の比較的小さな材料を使用で
きる。ばね定数の小さな材料を使用すれば、リード48
の径寸法(すなわち接触部14の変位量)の変化に対す
るばね力(すなわち接触圧力)の変化が小さく、所望の
接触圧力を容易に得ることができる利点が生じる。
【0037】図9は、本発明の他の実施形態によるコン
タクト70を示す。コンタクト70は、図1のコンタク
ト10と同様に、例えば図2に示すような無挿抜力型の
ICソケットにおいて、ICデバイスのリードに摺動式
に接触及び分離する導電接続要素として特に好適に使用
される。
【0038】コンタクト70は、略矩形平板状の基部7
2と、基部72の一対の長縁72a、72bに配された
2つの周縁第1位置から基部72に鋭角に延長される一
対の平板状の接触部74と、基部72の一短縁72cに
配された周縁第2位置から、接触部74とは反対の方向
へ基部72に略直交して延長される平板状の端子部76
と、周縁第2位置に対向して基部72の他短縁72dに
配された周縁第3位置から、接触部74と同一の方向へ
基部72に略直交して延長される平板状の係合部78と
を備える。
【0039】各接触部74は、基部72に連結される基
端74aから末端の自由端74bに向かって徐々に縮幅
され、自由端74bに、例えばICデバイス等の電気装
置の導通端子(すなわちリード)に接触する接点領域8
0が設けられる。両接触部74は、基端74aを支点と
して弾性的に撓むことができ、それにより両接点領域8
0が、基部72の上方で基部72を横断する方向へ弾性
的に揺動できるようになっている。なお無負荷状態で
は、両接点領域80は基部72の主表面72eの鉛直上
方に配置される。
【0040】各接触部74の延長方向に沿って斜めに延
びる一縁には、電気装置のリードを接点領域80に導入
する導入端82が設けられる。すなわちコンタクト70
は、基部72に略平行な方向(図示矢印A)へ移動する
電気装置のリードを、両接触部74の導入端82から導
入して両接点領域80に摺動式に接触させる構成を有す
る。なお好ましくは、各接点領域80の導入端82側
に、電気装置のリードを接点領域80に正確に案内する
ための案内板84が設けられる。
【0041】前述したようにコンタクト70を電気コネ
クタの所定の受容部に組み込んだときに、電気装置のリ
ードは、両接触部74の導入端82から、案内板84に
より案内されつつ両接点領域80の間に導入される。こ
のとき両接触部74は、リードに押圧されて弾性的に撓
曲し、それによりリードは、接触部74の弾性復元力
(ばね力)による所定圧力の下でコンタクト70に接続
される。なお案内板84は、リードを両接点領域80の
間に導入する力を軽減する作用も果たす。
【0042】端子部76は、コンタクト70を電気コネ
クタに組み込んだときに電気コネクタから外方に突出し
て、プリント配線板等の外部回路の導体に固定的に接続
される。係合部78は、コンタクト70を電気コネクタ
に組み込んだときに電気コネクタの絶縁筐体に係合し
て、コンタクト70を電気コネクタの所定の受容部内に
固定的に保持する。
【0043】このようにコンタクト70は、コンタクト
10と同様に、基部72がコンタクト長手方向に対して
略直交する方向へ延びるので、所望の機械的強度及び電
気接続特性を維持しつつ、コンタクト70の全長を削減
することが可能となる。さらに、係合部78が接触部7
4と同一の方向へ基部72から直立状に延長されるの
で、コンタクト70を受容する電気コネクタの絶縁筐体
の、外部回路に対向配置される底面に係合部78を嵌入
する凹部を設ければ、係合部78と凹部との協働により
コンタクト70を所定位置に容易に固定でき、しかも絶
縁筐体底面に基部72を当接することにより、コンタク
ト70を適正姿勢に容易に保持できる。その結果、電気
コネクタの絶縁筐体の厚みを削減することが可能とな
る。
【0044】ただしコンタクト70は、図10に示すよ
うな従来のコンタクト102と同様に、相互に対向する
2つの接触部74を備えるので、コンタクト10のよう
に、第1支持部材34の第1貫通孔32の配置間隔を千
鳥状に縮小したICソケット30に使用することは困難
である。したがってコンタクト70は、図8(b)に示
すような格子状配置に第1貫通孔32′を形成した第1
支持部材を備え、一般的なPGAパッケージ構造を有す
るICデバイスに適用されるICソケットにおいて、特
に好適に使用される。しかしその場合も、ICソケット
の厚み(すなわちコンタクト長手方向への寸法)を削減
できることは言うまでもない。なお、そのようなICソ
ケットでは、図2のICソケット30における第1貫通
孔32の傾斜案内面60は省略される。
【0045】本発明に係るコンタクトは、上記以外の様
々な構成を有することができる。例えば上記実施形態に
おいて、コンタクト10、70の端子部16、76及び
係合部18、78は、基部12、72の周縁上で、かつ
外部回路との電気接続及びコンタクトの固定支持を確実
に達成できる位置あれば、図示の位置以外の様々な位置
に形成できる。また、接触部14、74の案内板24、
84を省略し、導入端22、82のみにより、リードを
接点領域20、80に導入する構成としてもよい。
【0046】本発明に係るICソケットは、上記したよ
うなPGA構造のICデバイスのみならず、各コンタク
トの配置を適宜変更することにより、例えばDIP(デ
ュアルインラインパッケージ)、SIP(シングルイン
ラインパッケージ)、ZIP(ジグザグインラインパッ
ケージ)、SOI(スモールアウトラインIリードパッ
ケージ)、QFI(クワッドフラットIリードパッケー
ジ)等のパッケージ構造を有するICデバイスに適用で
きる。
【0047】本発明に係るコンタクトは、様々な材料か
ら形成できるが、例えばベリリウム銅や燐青銅等のばね
性を有する金属材料からなることが好ましい。また、そ
れらコンタクトの少なくとも接点領域には、ニッケル下
地の金メッキを施すことが望ましい。また本発明に係る
コンタクトは、例えば上記金属材料の薄板に打抜き工程
及び曲げ工程を施すことにより形成できる。なお、メッ
キ工程を考慮すれば、上記実施形態によるコンタクト1
0のように1つの接触部14を有する場合、2つの接触
部74を有するコンタクト70に比べて、接触領域20
へのメッキ材料の塗着が容易である利点が生じる。
【0048】本発明に係るICソケットは、様々な材料
から形成できる。例えば上記実施形態において、第1支
持部材34及び第2支持部材38は、PBT(ポリブチ
レンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフ
ィド)等の、耐熱性及び機械的強度に優れた樹脂材料か
ら形成されることが好ましい。またカム部材40は、ス
テンレス鋼等の金属材料から形成されることが好まし
い。この場合、第1支持部材34及び第2支持部材38
は、上記樹脂材料から例えば射出成型工程により製造で
きる。またカム部材40は、例えば上記金属材料からな
る棒材に曲げ加工を施すことにより製造できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コンタクトの基部をコンタクト長手方向に対
して略直交する方向へ延長したので、コンタクト自体の
機械的強度及び電気接続特性を維持しつつその長さを縮
小でき、しかも、コンタクトの係合部を接触部と同一の
方向へ基部から直立状に延長したので、コンタクトを電
気コネクタの絶縁筐体の底面に固定でき、その結果、電
気コネクタの厚みを削減することができる。また、その
ようなコンタクトにおいて、接触部を1つにすることに
より、電気コネクタ内でのコンタクトの配置間隔を容易
に縮小できる。さらに本発明によれば、そのようなコン
タクトを使用でき、それによりソケット本体の寸法を縮
小できるようにした無挿抜力型のICソケットが提供さ
れる。したがって本発明は、電子機器の小形化及び高機
能化の促進に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるコンタクトの斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態によるICソケットの分解
斜視図である。
【図3】図2のICソケットを組立てた状態で、かつI
Cデバイスを搭載する前の状態で示す斜視図である。
【図4】図2のICソケットを組立てた状態で、かつI
Cデバイスを搭載した状態で示す斜視図である。
【図5】図2のICソケットを回路基板に実装してIC
デバイスを搭載した状態で示す部分断面図で、(a)図
6の線Va−Vaに沿って示すリード未接続時の図、及び
(b)図6の線Vb−Vbに沿って示すリード接続時の図で
ある。
【図6】図5に対応するICソケットの部分平面図で、
(a)図5の線 VIa−VIa に沿示すリード未接続時の
図、及び(b)図5の線 VIb−VIb に沿って示すリード
接続時の図である。
【図7】図2のICソケットの部分拡大底面図である。
【図8】本発明の実施形態によるICソケットの第1支
持部材の第1貫通孔の配置例を示す図で、(a)格子状
配置の図、及び(b)千鳥状配置の図である。
【図9】本発明の他の実施形態によるコンタクトの斜視
図である。
【図10】従来のコンタクト及びICソケットを示す図
で、(a)リード未接続時のICソケットの部分断面
図、(b)リード接続時のICソケットの部分断面図、
(c)リード未接続時のICソケットの部分平面図、
(b)リード接続時のICソケットの部分平面図、及び
(e)コンタクトの斜視図である。
【符号の説明】
10、70…コンタクト 12、72…基部 14、74…接触部 16、76…端子部 18、78…係合部 20、80…接点領域 22、82…導入端 24、84…案内板 30…ICソケット 32…第1貫通孔 34…第1支持部材 36…第2貫通孔 38…第2支持部材 42…回路基板 46…ICデバイス 48…リード 52…裏面 60…傾斜案内面 62…凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平板状の基部と、該基部から所定方向
    に延長され、その延長方向に沿った一縁に電気装置のリ
    ードを導入する導入端を有して該リードに摺動式に接続
    される少なくとも1つの接触部と、該接触部とは反対の
    方向へ該基部から延長され、外部回路に固定的に接続さ
    れる端子部と、電気コネクタの絶縁筐体に係合する係合
    部とを具備した電気コネクタ用コンタクトにおいて、 前記接触部は、前記基部の少なくとも1つの周縁第1位
    置から該基部に鋭角に延長され、 前記端子部は、前記基部の周縁第2位置から該基部に略
    直交して延長され、 前記係合部は、前記基部の周縁第3位置から前記接触部
    側へ該基部に略直交して延長されること、 を特徴とするコンタクト。
  2. 【請求項2】 前記基部の1つの前記周縁第1位置から
    延長される1つの前記接触部を具備する請求項1に記載
    のコンタクト。
  3. 【請求項3】 前記基部の周縁上で対向する一対の前記
    周縁第1位置から、自由端に向かって互いに徐々に接近
    するように延長される一対の前記接触部を具備する請求
    項1に記載のコンタクト。
  4. 【請求項4】 複数の第1貫通孔を備えた第1支持部材
    と、該第1支持部材に相対移動可能に連結され、該複数
    の第1貫通孔に重畳可能な対応位置に複数の第2貫通孔
    を備えた第2支持部材と、該複数の第1貫通孔に受容さ
    れる複数のコンタクトとを具備し、該第2支持部材が該
    複数の第2貫通孔にICデバイスの複数のリードを受容
    した状態で該第1支持部材に対して移動することによ
    り、該複数のコンタクトが該複数のリードに選択的に接
    続及び分離される無挿抜力型のICソケットにおいて、 前記コンタクトの各々は、略平板状の基部と、該基部の
    少なくとも1つの周縁第1位置から該基部に鋭角に延長
    され、その延長方向に沿った一縁にICデバイスのリー
    ドを導入する導入端を有して該リードに摺動式に接続さ
    れる少なくとも1つの接触部と、該接触部とは反対の方
    向へ該基部の周縁第2位置から該基部に略直交して延長
    され、外部回路に固定的に接続される端子部と、該接触
    部と同一の方向へ該基部の周縁第3位置から該基部に略
    直交して延長され、前記第1支持部材に係合する係合部
    とを具備し、 前記第1支持部材は、前記第2支持部材から離れた側で
    外部回路に対向配置される裏面を備え、該裏面に、前記
    コンタクトの前記基部が当接支持されるとともに、前記
    コンタクトの前記係合部を受容する複数の凹部が設けら
    れること、を特徴とするICソケット。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトは、前記基部の1つの前
    記周縁第1位置から延長される1つの前記接触部を具備
    し、前記第1支持部材の前記第1貫通穴の各々は、該接
    触部に対向配置され、該接触部と協働してICデバイス
    のリードを挟持可能な壁を備え、該接触部の前記導入端
    に実質的に対向した該壁の一部分に、該リードを導入す
    る傾斜面が形成される請求項4に記載のICソケット。
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