JP5074179B2 - コンタクト部材及び電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクト部材及びこのコンタクト部材を用いた電気コネクタ(以下、単にコネクタと言う)に関するものである。
相手側導体に押し付けられる接触部と、例えばプリント配線板(以下、単に配線板と言う)に半田付けされる半田付け部とを備えた片持梁状のコンタクト部材が知られている。このコンタクト部材の一例を図6〜図9を参照して説明する。
コンタクト部材100は、基部101と、コンタクトビーム103と、半田付け部105を主たる構成要素とする。コンタクトビーム103は、基部101の一端から延設される延設部103aと、延設部103aから折り返して形成される折返し部103bとから構成される。基部101の幅方向の両端には、圧入突起102(102a〜102d)が形成されている。また、コンタクトビーム103の先端には、接触部104が形成されている。
図7に示すように、コンタクト部材100は、ハウジング110に保持されてコネクタ200を構成する。図8に示すように、コンタクト部材100は、ハウジング110に形成されたコンタクトキャビティ111(以下、単にキャビティ111)に収容される。つまり、キャビティ111内において圧入突起102(以下、単に突起102)がハウジング110に圧入されて、コンタクト部材100が、ハウジング110に固定される。この場合、突起102から先のコンタクトビーム103、つまり延設部103aから接触部104までの部分がばねとして有効に機能する。
コネクタ200と相手側機器300とを電気的に接続する場合、図9に示すように、接触部104と相手側機器300の導体部301を対向するように相手側機器300を配置した後に、相手側機器300はコネクタ200に向けて押し込まれる。接触部104が導体部301に接触した後に、さらに相手側機器300が押し込まれると、コンタクトビーム103は弾性変形する。この弾性変形によって、接触部104は導体部301に押し付けられる。接触部104と導体部301の電気的な接続を確実にするためには、接触部104の弾性変位可能な範囲が大きいことが好ましい。なお、接触部104が変位する方向を、コンタクト部材の高さ方向と定義する。
ところで、コネクタ200の適用例として、相手側機器300を電池とする携帯電話機がある。携帯電話機の小型化に伴って、コネクタ200、さらには従来のコンタクト部材100の小型化が進んでいる。コンタクト部材100は、基部101の幅方向の寸法を小さくし、また接触部104の変位方向の寸法(この寸法を、高さとする)を小さくすることにより、小型化される。
コンタクト部材100を小型化した場合、接触部104の弾性変位を大きくすることが難しい。ばねとして有効に機能する長さ(以下、ばね長と言う)が短い片持梁状のコンタクトビームは、大きく変位させると塑性変形を起こしやすいからである。この問題に対して従来のコンタクト部材100は、コンタクトビーム103を折り返して形成することにより、ばね長を実質的に長くしている。ばね長を長くするためだけであれば、折返しを2度行うこともできるが、高さの点で小型化にとって不利である。
なお、コンタクトビーム103が基部に対して折り返して形成された片持梁状のコンタクト部材は、例えば特許文献1、2にも記載されている。
特開2000−58161号公報(図1) 特開2002−25730号公報(図1)
従来のコンタクト部材100は、半田付け部105とコンタクトビーム103の延設部103aとが同一平面上に並列に配置されている。したがって、従来のコンタクト部材100は、基部101に加えて半田付け部105の分だけ幅が大きくなる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、コンタクトビームが折り返して形成されているコンタクト部材の幅を小さくすることを目的とする。本発明はまた、そのようなコンタクト部材を備えた、小型化に有利なコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、絶縁性のハウジングに保持されてコネクタを構成するコンタクト部材であって、平板状の基部と、基部の幅方向の一端を折り曲げて形成された第1折曲げ片と、基部の幅方向の他端を折り曲げて形成された第2折曲げ片と、基部から延び、かつ第1折曲げ片との間、及び、第2折曲げ片の間、の各々切り込みを設けて配置される延設部と、延設部の所定位置で折り返して基部と対向するように配置される折返し部とからなるコンタクトビームと、プリント配線に半田付けされる半田付け部と、を備え、半田付け部が第1折曲げ片及び第2折曲げ片の少なくとも一方に設けられ、基部から延設部が延びる方向に延びている、ことを特徴とする。
本発明によるコンタクト部材は、これまで幅方向を占有していた半田付け部を、基部の幅方向に折り曲げることにより、幅が小さくされる。
本発明において、第1折曲げ片及び第2折曲げ片は、コンタクトビームの折返し部が配置される側に折り曲げられていることが好ましい。折返し部が配置される側には、折返し部がそもそも存在しており、第1折曲げ片及び第2折曲げ片を折り曲げても、コンタクト部材の高さが高くならない。
本発明は、以上のコンタクト部材が絶縁性のハウジングに保持されたコネクタを提供する。このコネクタにおいて、コンタクト部材の第1折曲げ片及び第2折曲げ片は、おのおの、基部に対向する端面を備え、ハウジングに圧入される圧入突起がこの端面に形成されることが好ましい。この場合、ハウジングは、基部に接触する第1保持面と、第1保持面と対向し、かつ第1折曲げ片及び第2折曲げ片の端面に接する第2保持面とを備える。そうすると、コンタクト部材は、基部、第1折曲げ片及び第2折曲げ片が、第1保持面と第2保持面の間に拘束されて、ハウジングに保持される。つまり、本発明のコンタクト部材は、高さ方向にハウジングにより保持される。詳しくは後述するが、そうすることにより、本発明のコネクタは、ばね長を短くすることなく、コンタクト部材をハウジングに確実に保持することができる。
本発明によれば、基部に対して折り返されたコンタクトビームを有するコンタクト部材の幅を従来よりも小さくすることができる。このコンタクト部材を備えたコネクタは、小型化に有利である。
以下、添付図面に示す実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1に示される本実施形態は、例えば携帯電話機の中で電池50と図示しないプリント配線板とを電気的に接続する(以下、単に接続する、という)コネクタ10に関するものである。
コネクタ10は、コンタクト部材20,30と、これらコンタクト部材20、30を保持するハウジング40とから構成される。コンタクト部材20は、電池50の導体パッド51に接続され、コンタクト部材30は、電池50の導体パッド52に接続される。コンタクト部材20,30は、一般的に高弾性と高導電性とを兼ね備えた銅合金を打ち抜いて一体的に形成される。ハウジング40は、絶縁材である樹脂を射出成形することにより一体的に形成される。
本実施形態は、コンタクト部材20,30の構造に特徴があるが、コンタクト部材30は、コンタクトビームを2つ備えていることを除き、コンタクト部材20と構造がほぼ同じである。したがって、以下では、コンタクト部材30についての具体的な説明は省略する。
はじめに、図2を参照して、コンタクト部材20について説明する。なお、コンタクト部材20は、図4に矢印で示す向きにハウジング40に挿入される。このとき、ハウジング40に先に挿入される側を前端とし、その反対側を後端として以下の説明を進める。
コンタクト部材20は、平板状の基部21と、コンタクトビーム22とを備えている。コンタクトビーム22は、基部21と同一平面上を後端に向けて延びる延設部22aと、延設部22aの後端を折り返して形成された折返し部22bとから構成される。延設部22aは、後述する折曲げ片24と折曲げ片27の間に配置される。また、折返し部22bは、基部21と対向するように配置される。コンタクトビーム22(折返し部22b)の先端には、U字状に湾曲した接触部23が設けられている。接触部23は、電池50の導体パッド51に接触される。
コンタクト部材20は、基部21の幅方向の両端を折り曲げて形成された折曲げ片24、27を有している。折曲げ片24、27は、コンタクトビーム22側に向かって折り曲げられている。折曲げ片24、27は所定の機械的強度を得ることができれば足りるので、その高さを折返し部22bの高さよりも大きくする必要がない。したがって、本実施の形態によるコンタクト部材20の高さは、従来のコンタクト部材100より高くなることがない。折曲げ片24、27は、当初には基部21の幅方向の両側から基部21と同一平面上に延設されていた部分を、曲げ加工して形成されたものである。基部21の平面方向を0°とし、ここから折り曲げられた角度を折り曲げ角度とすると、折曲げ片24、27の折り曲げ角度は90°である。折曲げ片24、27は、前端から所定の位置にかけて、おのおの接続部24a、27aを介して基部21と繋がっているが、前記所定の位置から後端に向けて、折曲げ片24、27と延設部22aの間には、おのおの、切込み28、29が設けられている。詳しくは後述するが、コンタクトビーム22のばね長を長くするために、切込み28、29が設けられている。
折曲げ片24の後端側には、半田付け部25が設けられている。半田付け部25は、折曲げ片27の後端よりも突出して形成されている。なお、折曲げ片27にも半田付け部25を設けてもよい。
折曲げ片24、27の上端面、つまり基部21と対向する端面に、おのおの、圧入突起26(以下、単に突起26という)が形成されている。折曲げ片24、27の前端に形成される突起26は、ハウジング40に形成された圧入凹部44に圧入される。
次に、図3、図4に示すように、ハウジング40は、コンタクト部材20を収容するコンタクトキャビティ41(以下、単にキャビティ41)と、コンタクト部材30を収容するコンタクトキャビティ45を備えている。なお、図3において、Hが付された両矢印が高さ方向を、またWが付された両矢印が幅方向を示している。
ハウジング40には、キャビティ41を区画する下壁42と上壁43が形成されている。下壁42は、コンタクト部材20と同じ位の幅を有しており、キャビティ41のほぼ全域に設けられている。上壁43は、キャビティ41の幅方向の両側であって、コンタクト部材20がハウジング40に保持された状態において、コンタクト部材20の折曲げ片24、27におのおの対応する領域に設けられている。上壁43には、折曲げ片24、27の突起26が圧入される圧入凹部44が形成されている。
コンタクト部材20、30は、おのおの、図4に示す矢印の向きにハウジング40に挿入される。コンタクト部材20は、キャビティ41に収容された状態で、折曲げ片24、27の突起26がハウジング40の圧入凹部44に圧入されて、ハウジング40に対して抜け止めされる。この状態で、コンタクト部材20の基部21の下面が下壁42に接触され、またコンタクト部材20の折曲げ片24、27の上端面が上壁43に接触される(図3(b)、(c))。したがって、下壁42は基部21の保持面として機能し、上壁43は折曲げ片24、27の保持面として機能する。このように、コンタクト部材20は、ハウジング40と3つの面が接しているため、ハウジング40に確実に保持される。
図5に示すように、コネクタ10はコンタクト部材20が電池50の導体パッド51に対向された状態で電池50が押し込まれ、コンタクト部材20の接触部23は導体パッド51に接触される。さらに電池50が所定位置まで押し込まれると、コネクタ10の接続作業が完了する。このとき、コンタクトビーム22は弾性変形し、この弾性変形の反力によって、接触部23は導体パッド51に押し付けられる。
次に、本実施形態の作用、効果について説明する。
本実施形態によるコンタクト部材20は、基部21の幅方向の両側に折曲げ片24、27を設け、半田付け部25を折曲げ片24に設けた。したがって、半田付け部105がコンタクトビーム103(延設部103a)の側方に並列に配置されていた従来のコンタクト部材100よりも、折曲げ片24、25の高さに相当する分だけ、コンタクト部材20の幅は小さい。特に、本実施形態は、半田付け部25が設けられた側だけでなく、これと対向する側も折り曲げて折曲げ片27を形成したので、コンタクト部材20の幅はより小さくされる。
本実施形態によるコンタクト部材20の構成は、以下説明するように、ばね長を長くするためにも適している。
図6に示した従来のコンタクト部材100のばね長を長くするには、半田付け部105と基部101の間に形成された切込み106を前端側に延ばせばよい。しかし、切込み106を互いに対向する突起102a、102bの間まで延ばすと、基部101の幅方向の剛性が低下してしまう。基部101の幅方向の剛性が低下したコンタクト部材100は、キャビティ111に挿入されても、しっかりと固定されないので、ハウジング110から容易に抜けてしまう。このように、ハウジング110から受ける拘束力が幅方向に加えられる従来のコンタクト部材100の場合、切込み106を突起102a、102bの間まで延ばすことができない。つまり、従来のコンタクト部材100の構造によると、ハウジング110による保持力の確保とばね長の確保とを両立させることができない。
これに対して本実施形態によるコンタクト部材20は、前述したように、基部21の下面がハウジング40の下壁42に保持され、また折曲げ片24、27の上面がハウジング40の上壁43に保持される。つまり、コンタクト部材20がハウジング40から保持される方向は高さ方向である(図3(b)、(c))。ここで、コンタクト部材20の切込み28、29を長くしても、基部21、折曲げ片24、27は、高さ方向の剛性が保たれる。よって、切込み28、29を長くしても、コンタクト部材20がハウジング40に保持される力が弱くなることがない。したがって、コンタクト部材20は、ハウジング40による保持力の確保とばね長の確保を両立させることができる。また、換言すれば、突起26を設ける位置がばね長に制約されることがないので、コンタクト部材20の設計の自由度が大きいと言える。
さらに、本実施形態によるコンタクト部材20は、以下説明するように、コンタクト部材100に比べて、ハウジング40により確実に保持される。
コネクタ10が電池50と所定の接続状態(図5(c))にあるときに、コンタクト部材20の基部21は、前端(突起26)を中心として時計回りのモーメントを受ける。このモーメントの向きは、コンタクト部材20の高さ方向と概ね一致する(図3(c)参照)。本実施形態によるコンタクト部材20は、前述したように、折曲げ片24、27の上端面に加えて基部21の下面がハウジング40の下壁42に保持されている。つまり、基部21は、高さ方向の動きが拘束されている。したがって、基部21が上述のモーメントを受けても、基部21は時計回りに動くことがない。
以上説明したように、本発明によれば、折り返されたコンタクトビームを備えた片持梁状のコンタクト部材のばね長を短くすることなく、幅を小さくできる。このことは、同一のばね長を得るのに、コンタクト部材のサイズをより小さくできることを示唆している。また、本発明によれば、コンタクト部材、より具体的には接触部の位置ずれを防止できるので、相手側機器との適切な接触状態を保つことができる。
上記実施形態による折曲げ片24、27は、コンタクトビーム22側に向かって折り曲げられているが、本発明は、折曲げ片24、27をこれと反対側に折り曲げる形態を包含する。この場合でも、コンタクト部材20の幅を小さくできる。ただし、本実施形態のコンタクト部材20のように、コンタクトビーム22が折り返された側に折曲げ片24、27を形成すると、高さを高くすることなく、幅を小さくできるので、コンタクト部材20の小型化にとって有利である。
また、上記実施形態による折曲げ片24、27の折り曲げ角度は90°であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、折り曲げ角度が30°であっても、従来のコンタクト部材100と比べて幅を小さくできる。ただし、折り曲げ角度90°が、幅縮小にとって最も有利である。
さらに、以上ではコンタクトビーム22が一つのコンタクト部材20について説明したが、コンタクトビームが2つのコンタクト部材30はもちろん、コンタクトビームが3以上のコンタクト部材についても本発明を適用することができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択し、さらに他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施形態によるコネクタを示す斜視図であり、(a)はコンタクト部材が配置された表側から視た図、(b)は裏側から視た図である。 本実施形態によるコンタクトの斜視図であり、(a)はコンタクトビーム側から視た図、(b)は基部側から視た図である。 本実施形態によるコネクタを示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)の3b−3b矢視断面図、(c)は(a)の3c−3c矢視断面図である。 本実施形態によるコネクタを示す分解斜視図である。 本実施形態によるコネクタを電池に接続する様子を示す図である。 従来のコンタクト部材の一例を示し斜視図であり、(a)はコンタクトビーム側から視た図、(b)は基部側から視た図である。 図6に示したコンタクト部材を備える従来のコネクタの一例を示す斜視図である。 図7に示すコネクタの部分断面図であり、(a)はコンタクト部材の基部を含む平断面図であり、(b)は(a)の8b−8b矢視断面図である。 従来のコネクタを相手側機器に接続する様子を示す図である。
符号の説明
10…コネクタ、20,30…コンタクト部材、21…基部、22…コンタクトビーム、22a…延設部、22b…折返し部、23…接触部、24,27…折曲げ片、25…半田付け部、26…圧入突起、28,29…切込み、40…ハウジング、41,45…収容キャビティ、42…下壁、43…上壁、44…圧入凹部、50…電池、51…導体パッド

Claims (5)

  1. 絶縁性のハウジングに保持されて電気コネクタを構成するコンタクト部材であって、
    平板状の基部と、
    前記基部の幅方向の一端を折り曲げて形成された第1折曲げ片と、
    前記基部の幅方向の他端を折り曲げて形成された第2折曲げ片と、
    前記基部から延び、かつ前記第1折曲げ片との間、及び、前記第2折曲げ片の間、の各々切り込みを設けて配置される延設部と、前記延設部から折り返して前記基部と対向するように配置される折返し部とからなるコンタクトビームと、
    プリント配線に半田付けされる半田付け部と、を備え、
    前記半田付け部は、前記第1折曲げ片及び前記第2折曲げ片の少なくとも一方に設けられ、前記基部から前記延設部が延びる方向に延びている、ことを特徴とするコンタクト部材。
  2. 前記第1折曲げ片及び前記第2折曲げ片は、前記コンタクトビームの前記折返し部が配置される側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクト部材。
  3. 前記第1折曲げ片及び前記第2折曲げ片は、おのおの、前記基部に対向する端面に、前記ハウジングに圧入される圧入突起が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクト部材。
  4. 相手側導電体と電気的に接触するコンタクト部材が絶縁性のハウジングに保持された電気コネクタであって、
    前記コンタクト部材として、請求項1〜3のいずれかに記載のコンタクト部材を用いることを特徴とする電気コネクタ。
  5. 前記ハウジングは、前記基部に接触する第1保持面と、前記第1保持面と対向し、かつ前記第1折曲げ片及び前記第2折曲げ片の前記端面に接する第2保持面と、を備え、
    前記コンタクト部材は、前記基部、前記第1折曲げ片及び前記第2折曲げ片が、前記前記第1保持面と前記第2保持面の間に拘束されて、前記ハウジングに保持されることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。
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