JP2011076745A - コンタクト及びコネクタ - Google Patents

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啓太 原田
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Abstract

【課題】相手コネクタとの位置ずれを効果的に吸収することができるコンタクト及びコネクタを提供すること。
【解決手段】回路基板2に搭載されるコネクタ10に使用されるコンタクト50において、 相手コンタクト30に接触する接触部51と、回路基板2に接続されるリード部52と、接触部51とリード部52とを連結する連結部53とを有する。連結部53は、少なくとも2つの板バネ部54、55により構成される。2つの板バネ部54、55の撓み方向は、互いに異なる方向に設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板に搭載されるコネクタに使用されるコンタクト、及び回路基板に搭載されるコネクタに関する。
車載電子機器(例えば、車両用ナビゲーション装置)やモバイル機器(例えば、ノートPC)等の電子機器では、複数の回路基板がコネクタ装置により電気的に接続されている。このコネクタ装置は、一の回路基板に搭載されるコネクタと、他の回路基板に搭載される相手コネクタとにより構成される。コネクタと相手コネクタとが嵌合されると、一の回路基板と他の回路基板とが電気的に接続される。
ところで、電子機器の組立誤差や振動等に起因して、コネクタと相手コネクタとの位置ずれが生じることがある。コネクタと相手コネクタとの位置ずれが生じると、回路基板に接続されるリード部に過度な負荷がかかり、信頼性が損なわれることがある。
これに対し、従来から、相手コネクタとの位置ずれを吸収することのできるコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコネクタは、コンタクトと、可動ハウジングと、固定ハウジングとを備える。コンタクトは、相手コンタクトに接触する接触部と、回路基板に接続されるリード部と、接触部とリード部とを連結する連結部とを有する。可動ハウジングは、コンタクトの接触部を収容する。固定ハウジングは、コンタクトのリード部を固定する。固定ハウジングと可動ハウジングとは、蛇行形状の連結部を介して連結されており、連結部の伸縮により直線的にずれることができる。このため、コネクタと相手コネクタとの位置ずれを吸収することができる。
特開2004−214090号公報
しかしながら、従来のコネクタは、連結部の伸縮方向と直交する方向について、相手コネクタとの位置ずれを吸収することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、相手コネクタとの位置ずれを効果的に吸収することができるコンタクト及びコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、
回路基板に搭載されるコネクタに使用されるコンタクトにおいて、
相手コンタクトに接触する接触部と、
回路基板に接続されるリード部と、
前記接触部と前記リード部とを連結する連結部とを有し、
前記連結部は、少なくとも2つの板バネ部により構成され、
前記2つの板バネ部の撓み方向は、互いに異なる方向に設定される。
また、第2の発明は、
第1の発明に係るコンタクトと、
前記コンタクトの前記接触部を収容する可動ハウジングと、
前記コンタクトの前記リード部を固定する固定ハウジングとを備えるコネクタであって、
前記可動ハウジングと前記固定ハウジングとが、前記コンタクトの前記連結部を介して、2つの板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結される。
また、第3の発明は、
第1の発明に係るコンタクトと、
前記コンタクトの前記連結部を構成する前記2つの板バネ部の間の部分を支持する移動ハウジングと、
前記コンタクトの前記リード部を固定する固定ハウジングとを備えるコネクタであって、
前記固定ハウジングと前記移動ハウジングとが、前記一方の板バネ部を介して、前記一方の板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結される。
本発明によれば、相手コネクタとの位置ずれを効果的に吸収することができるコンタクト及びコネクタを提供することができる。
第1の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続前の斜視図である。 第1の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続時の斜視図である。 第1の実施形態における相手コネクタの斜視図である。 第1の実施形態における相手コネクタの分解図(1)である。 第1の実施形態における相手コネクタの分解図(2)である。 第1の実施形態におけるコンタクト及び相手コンタクトの接続前の斜視図である。 第1の実施形態におけるコンタクト及び相手コンタクトの接続時の斜視図である。 第1の実施形態におけるコンタクトの展開図である。 第2の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続前の斜視図である。 第2の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続時の斜視図である。 第3の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続前の斜視図である。 第3の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続時の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図中、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、それぞれ、コネクタの前後方向、長手方向、高さ方向を示し、互いに垂直な方向である。以下の説明において、前方とはコネクタを基準として相手コネクタに向かう方向をいい、後方とはコネクタを基準として相手コネクタから遠ざかる方向をいう。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続前の斜視図である。図2は、第1の実施形態におけるコネクタと相手コネクタとの接続時の斜視図である。
車載電子機器(例えば、車両用ナビゲーション装置)やモバイル機器(例えば、ノートPC)等の電子機器では、複数の回路基板がコネクタ装置により電気的に接続されている。
コネクタ装置は、例えば、図1に示すように、一の回路基板2に搭載されるプラグ型のコネクタ10と、他の回路基板4に搭載されるジャック型の相手コネクタ20とにより構成される。図2に示すように、コネクタ10と相手コネクタ20とが嵌合されると、一の回路基板2と他の回路基板4とが電気的に接続される。
尚、本実施形態では、コネクタ10がプラグ型であり、相手コネクタ20がジャック型であるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コネクタ10がジャック型であり、相手コネクタ20がプラグ型であってもよい。
コネクタ10は、相手コネクタ20が嵌合する方向(X軸方向)と直交する方向(Z軸方向)に一の回路基板2に搭載される。相手コネクタ20は、コネクタ10が嵌合する方向(X軸方向)と平行な方向に他の回路基板4に搭載される。コネクタ10と相手コネクタ20とが互いに嵌合すると、コネクタ10が搭載される回路基板2と相手コネクタ20が搭載される回路基板4とは略垂直に配置される。
尚、本実施形態では、コネクタ10は、相手コネクタ20が嵌合する方向(X軸方向)と直交する方向(Z軸方向)に一の回路基板2に搭載されるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コネクタ10は、相手コネクタ20が嵌合する方向(X軸方向)に沿って一の回路基板2に搭載されてもよい。この場合、コネクタ10と相手コネクタ20とが互いに嵌合すると、コネクタ10が搭載される回路基板2と相手コネクタ20が搭載される回路基板4とは略平行に配置される。
次に、相手コネクタ20について説明する。
相手コネクタ20は、図3〜図5に示すように、複数の相手コンタクト30と、複数の相手コンタクト30を支持する絶縁性ハウジング40とを備える。複数の相手コンタクト30は、絶縁性ハウジング40の長手方向(Y軸方向)に沿って並んで配置され、互いに絶縁されている。相手コンタクト30は、絶縁性ハウジング40にインサート成形されてもよいし、圧入固定されてもよい。
相手コンタクト30は、導電性材料により形成され、例えば金属板を打ち抜き加工、曲げ加工して形成される。
相手コンタクト30は、図6、図7に示すように、コンタクト50に接触する接触部31と、他の回路基板4に接続されるリード部32と、接触部31とリード部32とを連結する連結部33とにより構成される。
接触部31は、一対の腕部34、35により構成され、絶縁性ハウジング40の収容孔41に弾性変形可能に収容されている。収容孔41は、例えば、図3、図4に示すように、絶縁性ハウジング40の長手方向(Y軸方向)に沿って所定ピッチで設けられている。
コネクタ10と相手コネクタ20とが互いに嵌合するとき、後述のコンタクト50の接触部51が収容孔41を通って一対の腕部34、35の間に圧入する。そうすると、一対の腕部34、35が弾性変形し、その復元力により接触部51に圧接する。
リード部32は、絶縁性ハウジング40から前方に突出し、L字状に屈曲している。リード部32は、他の回路基板4上の導体に半田付けされる。
尚、本実施形態では、リード部32は、L字状に屈曲して、他の回路基板4上の導体に半田付けされるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、リード部32は、直線状に延びて、他の回路基板4のスルーホールに圧入固定されるとしてもよい。
連結部33は、絶縁性ハウジング40の固定孔42に圧入固定される。固定孔42は、例えば、図5に示すように、絶縁性ハウジング40の長手方向(Y軸方向)に沿って所定ピッチで設けられている。連結部33は、環状に形成され、嵌合時にコンタクト50の接触部51が挿通される挿通孔36を有している。
次に、コネクタ10について説明する。
コネクタ10は、図1、図2に示すように、複数のコンタクト50と、絶縁性の可動ハウジング60と、絶縁性の固定ハウジング70とを備える。複数のコンタクト50は、可動ハウジング60や固定ハウジング70の長手方向(Y軸方向)に並んで配置され、互いに絶縁されている。コンタクト50は、可動ハウジング60や固定ハウジング70にインサート成形されてもよいし、圧入固定されてもよい。
コンタクト50は、導電性材料により形成され、例えば金属板を打ち抜き加工して図8に示す板状体100を作製し、この板状体100の一部を捩り加工して形成される。
コンタクト50は、図6、図7に示すように、相手コンタクト30に接触する接触部51と、一の回路基板2に接続されるリード部52と、接触部51とリード部52とを連結する連結部53とにより構成される。
接触部51は、可動ハウジング60に圧入され、可動ハウジング60内に収容されている。可動ハウジング60には、凹部61が形成されており、凹部61の内底面から接触部51が突出している。凹部61内に絶縁性ハウジング40の一部を嵌入すると、接触部51と相手コンタクト30の接触部31とが接触する。
リード部52は、固定ハウジング70にインサート成形され、固定ハウジング70に固定されている。リード部52の一部は、固定ハウジング70から後方に突出し、クランク状に屈曲して、一の回路基板2上の導体に半田付けされている。半田付けされている部分への応力集中を抑制するため、固定ハウジング70は、金属製のL字金具等からなる取付部材12により一の回路基板2に固定されている。
尚、本実施形態では、リード部52は、クランク状に屈曲して、一の回路基板2上の導体に半田付けされるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、リード部52は、直線状に延びて、一の回路基板2のスルーホールに圧入固定されるとしてもよい。
連結部53は、可動ハウジング60と固定ハウジング70とを連結している。連結部53は、少なくとも2つの板バネ部54、55により構成され、2つの板バネ部54、55の撓み方向は、互いに異なる方向に設定されている。
一方の板バネ部54は、自然状態では、一の回路基板2に対して略平行に配置されており、一の回路基板2と垂直な方向(Z軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これに伴い、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置がZ軸方向にずれるので、コネクタ10と相手コネクタ20とのZ軸方向の位置ずれを吸収することができる。
他方の板バネ部55は、自然状態では、一の回路基板2及び他の回路基板4に対して略垂直に配置されており、コンタクト50の配列方向(Y軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これに伴い、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置がY軸方向にずれるので、コネクタ10と相手コネクタ20とのY軸方向の位置ずれを吸収することができる。
このように、2つの板バネ部54、55の撓み変形により、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置が2次元的にずれるので、コネクタ10と相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。その結果、コネクタ10と相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時、嵌合している状態の時に、コネクタ10と相手コネクタ20との位置ずれによって、リード部52と回路基板2との接続部分である半田にかかる応力を軽減することができる。
また、2つの板バネ部54、55の撓み方向がコネクタ10と相手コネクタ20との嵌合方向(X軸方向)と直交する面内方向に設定されているので、コネクタ10と相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時に、コネクタ10と相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。
尚、2つの板バネ部54、55のいずれか一方の撓み方向を嵌合方向(X軸方向)と平行に設定することも可能であり、可動ハウジング60と相手コネクタ20の絶縁性ハウジング40とが嵌合後にロックされるような機構を持つ場合において、コネクタ10と相手コネクタ20とを嵌合している状態の時に、嵌合方向の位置ずれを吸収することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態におけるコネクタ装置の接続前の斜視図である。図10は、第2の実施形態におけるコネクタ装置の接続時の斜視図である。尚、図9、図10において、図1〜図8と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタ装置は、コネクタ10Aと相手コネクタ20とにより構成される。コネクタ10Aは、複数のコンタクト50、可動ハウジング60、固定ハウジング70の他に、絶縁性の移動ハウジング80を備える。
移動ハウジング80は、2つの板バネ部54、55の間の部分を支持するものである。この2つの板バネ部54、55の間の部分は、移動ハウジング80にインサート成形されてもよいし、圧入固定されてもよい。
固定ハウジング70と移動ハウジング80とは、一方の板バネ部54、及び一方の板バネ部54の撓み方向に弾性撓み可能な第1の板状部材81を介して、一方の板バネ部54の撓み方向に相対移動可能に連結されている。
また、可動ハウジング60と移動ハウジング80とは、他方の板バネ部55、及び他方の板バネ部55の撓み方向に弾性撓み可能な第2の板状部材82を介して、他方の板バネ部55の撓み方向に相対移動可能に連結されている。第2の板状部材82は、可動ハウジング60や移動ハウジング80を挟むように1対設けられている。
第1の板状部材81は、例えば図8、図9に示すように固定ハウジング70や移動ハウジング80と一体に樹脂成形されてもよいし、別部品として固定ハウジング70と移動ハウジング80との間に架け渡されてもよい。前者の場合、部品点数を少なくすることができる。一方、後者の場合、第1の板状部材81は、上記取付部材12と一体に成形されてもよく、この場合も、部品点数を少なくすることができる。
第1の板状部材81は、一方の板バネ部54と同様に、自然状態では、一の回路基板2と略平行に配置されており、一の回路基板2と垂直な方向(Z軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これに伴い、固定ハウジング70と移動ハウジング80との位置がZ軸方向にずれ、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置がZ軸方向にずれる。よって、コネクタ10Aと相手コネクタ20とのZ軸方向の位置ずれを吸収することができる。
第2の板状部材82は、例えば図8、図9に示すように可動ハウジング60や移動ハウジング80と一体に樹脂成形されてもよいし、別部品として可動ハウジング60と移動ハウジング80との間に架け渡されてもよい。前者の場合、部品点数を少なくすることができる。
第2の板状部材82は、他方の板バネ部55と同様に、自然状態では、一の回路基板2及び他の回路基板4と略垂直に配置されており、コンタクト50の配列方向(Y軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これに伴い、移動ハウジング80と可動ハウジング60との位置がY軸方向にずれ、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置がY軸方向にずれる。よって、コネクタ10Aと相手コネクタ20とのY軸方向の位置ずれを吸収することができる。
このように、2つの板バネ部54、55及び2つの板状部材81、82の撓み変形により、可動ハウジング60と固定ハウジング70との位置が2次元的にずれるので、コネクタ10Aと相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。その結果、コネクタ10Aと相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時、嵌合している状態の時に、コネクタ10Aと相手コネクタ20との位置ずれにより、リード部52と回路基板2との接続部分である半田にかかる応力を軽減することができる。
また、2つの板バネ部54、55(及び2つの板状部材81、82)の撓み方向がコネクタ10Aと相手コネクタ20との嵌合方向(X軸方向)と直交する面内方向に設定されているので、コネクタ10Aと相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時に、コネクタ10Aと相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。
尚、2つの板バネ部54、55(及び2つの板状部材81、82)のいずれか一方の撓み方向を嵌合方向(X軸方向)と平行に設定することも可能であり、可動ハウジング60と相手コネクタ20の絶縁性ハウジング40とが嵌合後にロックされるような機構を持つ場合において、コネクタ10Aと相手コネクタ20とを嵌合している状態の時に、嵌合方向の位置ずれを吸収することができる。
更に、上記第1の実施形態の場合に比較して、2つの板バネ部54、55の間の部分(捩れ部分)が絶縁性の移動ハウジング80によって覆われているので、隣り合うコンタクト50間でのショートが発生し難くなっている。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態におけるコネクタ装置の接続前の斜視図である。図11は、第3の実施形態におけるコネクタ装置の接続時の斜視図である。尚、図10、図11において、図1〜図9と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタ装置は、コネクタ10Bと相手コネクタ20とにより構成される。コネクタ10Bは、複数のコンタクト50B、固定ハウジング70、移動ハウジング80を備える。複数のコンタクト50Bは、固定ハウジング70や移動ハウジング80の長手方向(Y軸方向)に並んで配置され、互いに絶縁されている。コンタクト50Bは、固定ハウジング70や移動ハウジング80にインサート成形されてもよいし、圧入固定されてもよい。
コンタクト50Bは、導電性材料により形成され、例えば金属板を打ち抜き加工して図8に示す板状体100を作製し、この板状体100の一部を捩り加工して形成される。
コンタクト50Bは、図10、図11に示すように、相手コンタクト30に接触する接触部51Bと、一の回路基板2に接続されるリード部52Bと、接触部51Bとリード部52Bとを連結する連結部53Bとにより構成される。
接触部51Bは、コネクタ10Bと相手コネクタ20との接続前の状態では、外部に露出している。コネクタ10Bと相手コネクタ20とが互いに嵌合するとき、接触部51Bが絶縁性ハウジング40の収容孔41を通って、相手コンタクト30の接触部31に接触する。
リード部52Bは、固定ハウジング70に固定されている。リード部52Bの一部は、固定ハウジング70から後方に突出し、クランク状に屈曲して、一の回路基板2上の導体に半田付けされている。
尚、本実施形態では、リード部52Bは、クランク状に屈曲して、一の回路基板2上の導体に半田付けされるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、リード部52Bは、直線状に延びて、一の回路基板2のスルーホールに圧入固定されるとしてもよい。
連結部53Bは、少なくとも2つの板バネ部54B、55Bにより構成され、2つの板バネ部54B、55Bの撓み方向は、互いに異なる方向に設定されている。一方の板バネ部54Bは、固定ハウジング70と移動ハウジング80とを連結しており、他方の板バネ部55Bは、移動ハウジング80から前方に突出し、接触部51Bまで延びている。
一方の板バネ部54Bは、自然状態では、一の回路基板2と略平行に配置されており、一の回路基板2と垂直な方向(Z軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これにより、接触部51Bとリード部52Bとの位置をZ軸方向にずらすことができ、コネクタ10Bと相手コネクタ20とのZ軸方向の位置ずれを吸収することができる。
他方の板バネ部55Bは、自然状態では、一の回路基板2及び他の回路基板4と略垂直に配置されており、コンタクト50Bの配列方向(Y軸方向)に押圧されると、弾性的に撓み変形する。これにより、接触部51Bとリード部52Bとの位置をY軸方向にずらすことができ、コネクタ10Bと相手コネクタ20とのY軸方向の位置ずれを吸収することができる。
このように、2つの板バネ部54B、55Bの撓み変形により、接触部51Bとリード部52Bとの位置が2次元的にずれるので、コネクタ10Bと相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。その結果、コネクタ10Bと相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時、嵌合している状態の時に、コネクタ10Bと相手コネクタ20との位置ずれにより、リード部52Bと回路基板2との接続部分である半田にかかる応力を軽減することができる。
また、2つの板バネ部54B、55Bの撓み方向がコネクタ10Bと相手コネクタ20との嵌合方向(X軸方向)と直交する面内方向に設定されているので、コネクタ10Bと相手コネクタ20とを嵌合する時や嵌合を解除する時に、コネクタ10Bと相手コネクタ20との位置ずれを効果的に吸収することができる。
尚、2つの板バネ部54B、55Bのいずれか一方の撓み方向を嵌合方向(X軸方向)と平行に設定することも可能であり、可動ハウジング60と絶縁性ハウジング40とが嵌合後にロックされるような機構を持つ場合において、コネクタ10Bと相手コネクタ20とを嵌合している状態の時に、嵌合方向の位置ずれを吸収することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
2 回路基板
4 回路基板
10 コネクタ
20 相手コネクタ
30 相手コンタクト
40 絶縁性ハウジング
50 コンタクト
51 接触部
52 リード部
53 連結部
54 板バネ部
55 板バネ部
60 可動ハウジング
70 固定ハウジング
80 移動ハウジング

Claims (6)

  1. 回路基板に搭載されるコネクタに使用されるコンタクトにおいて、
    相手コンタクトに接触する接触部と、
    回路基板に接続されるリード部と、
    前記接触部と前記リード部とを連結する連結部とを有し、
    前記連結部は、少なくとも2つの板バネ部により構成され、
    前記2つの板バネ部の撓み方向は、互いに異なる方向に設定されるコンタクト。
  2. 請求項1に記載のコンタクトと、
    前記コンタクトの前記接触部を収容する可動ハウジングと、
    前記コンタクトの前記リード部を固定する固定ハウジングとを備えるコネクタであって、
    前記可動ハウジングと前記固定ハウジングとが、前記コンタクトの前記連結部を介して、2つの板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結されるコネクタ。
  3. 前記コンタクトの前記連結部を構成する前記2つの板バネ部の間の部分を支持する移動ハウジングを更に備え、
    前記固定ハウジングと前記移動ハウジングとが、前記一方の板バネ部、及び前記一方の板バネ部の撓み方向に弾性撓み可能な第1の板状部材を介して、前記一方の板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結され、
    前記移動ハウジングと前記可動ハウジングとが、前記他方の板バネ部、及び前記他方の板バネ部の撓み方向に弾性撓み可能な第2の板状部材を介して、前記他方の板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結される請求項2に記載のコネクタ。
  4. 請求項1に記載のコンタクトと、
    前記コンタクトの前記連結部を構成する前記2つの板バネ部の間の部分を支持する移動ハウジングと、
    前記コンタクトの前記リード部を固定する固定ハウジングとを備えるコネクタであって、
    前記固定ハウジングと前記移動ハウジングとが、前記一方の板バネ部を介して、前記一方の板バネ部の撓み方向に相対移動可能に連結されるコネクタ。
  5. 前記2つの板バネ部の撓み方向が、前記相手コネクタが嵌合する方向と直交する面内方向に設定されている請求項2〜4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記コンタクトは、複数であって、所定方向に並んで配置される請求項2〜5のいずれかに記載のコネクタ。
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