JP2018147733A - コネクタ及びコネクタセット - Google Patents

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Abstract

【課題】1対のコネクタの勘合方向に対して垂直な面内における、コネクタ間のより大きい位置ずれを許容する。【解決手段】略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、各オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、各オス端子の、第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドとを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタ及びコネクタセット(互いに接続可能なコネクタの集合)に関する。
電気装置、電気部品、及び回路基板(以下、単に「基板」と称す)間の電気的な接続には、各種のコネクタが使用されることが多い。コネクタは、端子(コンタクト)を有する。以下の説明において、1対のコネクタの勘合時に端子同士の接触を維持するために弾性力をより強く発揮する端子を「メス端子」と称し、メス端子と接触する端子を「オス端子」と称することとする。オス端子は、例えば、凸状の形状(ピン等)を有する。メス端子は、例えば、凹状の形状(ピンが挿入される穴等)を有する。又、1対のコネクタにおいて、オス端子を有するコネクタを「オス側コネクタ」と称し、メス端子を有するコネクタを「メス側コネクタ」と称することとする。即ち、オス側コネクタとメス側コネクタとの区別は、端子を保持するモールドの形状(オス又はメス)に依らないこととする。又、オス側コネクタ又はメス側コネクタ間(オス側コネクタとメス側コネクタとの間、2つのオス側コネクタ間、又は2つのメス側コネクタ間)を接続するコネクタを、「中継コネクタ」と称することとする。
2枚の基板間を接続する1対のコネクタを「基板対基板コネクタ」と称することとする。基板対基板コネクタは、平行接続(スタッキング)コネクタ、垂直接続コネクタ、又は水平接続コネクタである。スタッキングコネクタは、2枚の基板が互いに平行に重なった状態において基板間を接続する。垂直接続コネクタは、2枚の基板が互いに垂直な状態において基板間を接続する。水平接続コネクタは、2枚の基板が互いに平行に並んだ状態において基板間を接続する。
基板対基板コネクタの一方(オス側コネクタ又はメス側コネクタ)には、ストレートコネクタと、ライトアングルコネクタとがある。ストレートコネクタの勘合方向は、基板に対して垂直である。ライトアングルコネクタの勘合方向は、基板に対して水平である。基板対基板コネクタの一方であるオス側コネクタは、基板にハンダ付けされたピン形状の端子そのものであってもよい。
ライトアングルコネクタの一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1のコネクタ組立体は、オス側コネクタ(第一コネクタ)と、メス側コネクタ(第二コネクタ)とを含む。コネクタ組立体は、「端子間の電気的な接続を維持した状態における、勘合方向に対して垂直な面内における、コネクタ間の位置ずれ」(以下、単に「位置ずれ」と称す)を許容する機構を有していない。そのため、特許文献1のコネクタ組立体には、位置ずれを許容できないという問題点がある。
位置ずれを許容するコネクタの一例が、特許文献2に開示されている。特許文献2の中継コネクタは、中継コネクタの上方及び下方のそれぞれに存在する、オス側コネクタが短手方向に配列したコネクタ列間を接続する中継コネクタである。中継コネクタは、複数の中継接続体と、支持体とを含む。各中継接続体は、垂直に立てられた板状の形状を有し、上端及び下端のそれぞれに1つのメス側コネクタを有する。各中継接続体は、中継コネクタの上方及び下方のそれぞれに存在するコネクタ列に勘合する。支持体は、中継接続体の法線方向にあそび(隙間)が存在する状態において各中継接続体に係合することにより、支持体に対する各中継接続体の位置を制限する。上記構成の結果、特許文献2の中継コネクタは、位置ずれを許容する。
位置ずれを許容するコネクタの別の一例が、特許文献3に開示されている。特許文献3のコネクタは、2つのストレートコネクタを含むスタッキングコネクタの一方である、オス側コネクタである。メス側コネクタ(相手側コネクタ)は、オス端子を挿入可能な凹部を有する複数のメス端子(相手コンタクト)を含む。オス側コネクタは、複数のオス端子(コンタクト)と、ベースインシュレータと、ガイドインシュレータとを含む。オス端子は、中間に弾性変形可能な薄板であるフローティング部を有するピン形状を成す。ベースインシュレータは、オス端子の上部を保持する。ガイドインシュレータは、上側においてベースインシュレータに勘合し、下側においてメス側コネクタに勘合する。ここで、ガイドインシュレータは、ベースインシュレータに対して、オス端子がフローティング部において弾性変形可能な方向に、所定の範囲内で移動可能である。ガイドインシュレータは、オス端子が貫通する貫通孔である収容部を有する。収容部は上方においてオス端子との間にあそび(隙間)を有するので、オス端子は収容部内において弾性変形可能である。上記構成の結果、特許文献3のコネクタは、位置ずれを許容する。
位置ずれを許容するコネクタの更に別の一例が、特許文献4に開示されている。特許文献4のコネクタは、1つのライトアングルコネクタ(プラグ)と1つのストレートコネクタとを含む垂直接続コネクタ(ジャック)である。プラグ(コネクタ)は、固定ハウジングと、可動ハウジングと、複数のコンタクト(オス端子)とを含む。固定ハウジングは、基板に固定される。可動ハウジングは、基板に固定されない。コンタクトは、長薄板の形状を成す。コンタクトは、後方の先端が固定ハウジングから突き出し、後方が固定ハウジングを貫通した状態で固定され、前方が可動ハウジングを貫通した状態で固定され、且つ前方の先端が可動ハウジングから突き出した形状を成す。コンタクトは、連結部(中間部分)において、固定ハウジング及び可動ハウジングから露出する。連結部は、長薄板が略90度捩じられることにより形成された、互いに略直交する2つの板バネ部を有する。2つの板バネ部のそれぞれは互いに略直交する方向に撓むので、移動ハウジングは勘合方向に対して垂直な面内において移動可能である。ジャック(相手コネクタ)は、相手コンタクト(メス端子)と、絶縁性ハウジング(モールド)とを含む。相手コンタクトは、絶縁性ハウジング内に固定される。絶縁性ハウジングと可動ハウジングとが勘合することにより、コンタクトと相手コンタクトとは、電気的に接続される。上記構成の結果、特許文献4のコネクタは、位置ずれを許容する。
特開2004−363032号公報 特開2015−60657号公報 特開平11−111408号公報 特開2011−76745号公報
特許文献2の技術では、勘合方向に対して垂直な1方向(中継接続体の法線方向)において許容される位置ずれの大きさは、支持体と中継接続体との係合におけるあそびの大きさにより制限される。又、中継コネクタの上方及び下方のそれぞれに存在する各コネクタ列は、互いに平行に設置されている。ここで、各コネクタ列間に中継接続体の法線方向における位置ずれがあると、中継接続体は中継接続体の法線方向に傾斜する。そのため、たとえ、あそびを大きく設定しても、コネクタ列のオス側コネクタに対する中継コネクタのメス側コネクタの傾斜が、コネクタの端子間の弾性により許容される範囲を超えると、中継コネクタによる電気的な接続が切断される。従って、特許文献2の技術では、許容可能な位置ずれの大きさが大幅に制限されるという問題点がある。
特許文献3のコネクタでは、オス端子のフローティング部における弾性変形可能な範囲は、収容部内におけるあそびの大きさにより制限される。又、たとえ、あそびを大きく設定しても、ベースインシュレータの水平面(ベース板部)に対してオス端子が成す角度は、ベースインシュレータにより、垂直に固定されている。又、相手側コネクタのモールド(相手ベース部)の水平面に対してオス端子が成す角度は、相手側コネクタのモールド、及びガイドインシュレータにより、垂直に制限されている。その結果、コネクタと相手コネクタと間の水平方向における所定の移動に対するフローティング部の応力は、オス端子がベース板部に対して成す角度、及びオス端子が相手ベース部の水平面に対して成す角度が固定されていない場合に比べて極めて大きい。そのため、あそびを大きく設定することは困難である。従って、特許文献3のコネクタには、許容可能な位置ずれの大きさが大幅に制限されるという問題点がある。
特許文献4のプラグでは、各コンタクト(オス端子)の後方、前方がそれぞれ、固定ハウジング、可動ハウジングに固定されている。即ち、各コンタクトが固定ハウジング及び可動ハウジングに対して成す角度は、垂直に固定されている。その結果、固定ハウジングと可動ハウジングとの間の所定の角度変更に対する板バネ部の応力は、コンタクトが固定ハウジング及び可動ハウジングに固定されていない場合に比べて大きい。更に、複数のコンタクトにおいて、各コンタクトの後方、前方がそれぞれ、固定ハウジング、可動ハウジングに固定されている。その結果、固定ハウジングと可動ハウジングとは、コンタクトが隣接する方向において、互いに平行な配置に固定されている。即ち、コンタクトが隣接する方向において、固定ハウジングと可動ハウジングとの間の所定の平行移動に対する板バネ部の応力は、コンタクトが固定ハウジング及び可動ハウジングに固定されていない場合に比べて極めて大きい。従って、特許文献4のコネクタには、許容可能な位置ずれの大きさが大幅に制限されるという問題点がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、1対のコネクタの勘合方向に対して垂直な面内における、コネクタ間のより大きい位置ずれを許容することを主たる目的とする。
本発明の一態様において、コネクタは、略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、各オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、各オス端子の、第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドとを備える。
本発明の一態様において、コネクタセットは、略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、各オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、各オス端子の、第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドとを含む中継コネクタと、第1の端部を、第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、複数の第1のメス端子を保持し、第1のモールドに勘合する第3のモールドとを含む第1のメス側コネクタと、第2の端部を、第2の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第2のメス端子と、複数の第2のメス端子を保持し、第2のモールドに勘合する第4のモールドとを含む第2のメス側コネクタとを備える。
本発明によれば、1対のコネクタの勘合方向に対して垂直な面内における、コネクタ間のより大きい位置ずれを許容できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。 本発明の第1の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。 本発明の第2の実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。 本発明の第2の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。 本発明の第3の実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、すべての図面において、同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態における構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。
図1において、左側の図はコネクタセットの分解斜視図であり、右側の図はオス端子及びメス端子の斜視図である。
本実施形態における中継コネクタ100は、メス側コネクタ200とメス側コネクタ300との間を電気的に接続する。中継コネクタ100は、複数のオス端子130と、モールド110と、モールド120とを含む。
各オス端子130は、略棒状又は略長板状の形状を成す、剛性を有する導体片である。ここで、略棒状の形状とは、棒状の形状が途中で曲げられた形状や、棒状の形状に凸部や凹部等の形状が付加された形状を含むこととする。又、略長板状とは、長板状の形状が途中で曲げられた形状や、長板状の形状に凸部や凹部等の形状が付加された形状を含むこととする。オス端子130は、端部132と、中間部131と、オス端子130の長手方向(Z軸方向)について端部132の反対側に存在する端部133とを含む。
モールド110は、各オス端子130の端部132が貫通し、端部132が端部132の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能であり、且つ複数の各端部132の長手方向が互いに略平行な状態において、端部132を保持する。ここで、略平行とは、各端部132がメス側コネクタ200のメス端子220に勘合可能な程度に平行であることとする。端部132は、モールド110に対して、端部132の長手方向に垂直な1つの方向(X軸方向又はY軸方向の何れか一方)に傾斜可能であってもよいし、端部132の長手方向に垂直な互いに異なる2つの方向(X軸方向及びY軸方向)に傾斜可能であってもよい。
モールド110は、例えば、上底面の無い箱型の形状を成す。ここで、モールド110は、例えば、モールド110の下底面に形成された複数の孔のそれぞれに、各オス端子130の端部132を貫通させることにより、端部132を保持する。モールド110の下底面に形成された各孔の径は、各オス端子130の長手方向に垂直な断面における外径よりも大きい。モールド110は、箱形状の上方において開口の径が徐々に増加するテーパ部111を有してもよい。
オス端子130又はモールド110は、各端部132がモールド110から抜け難くする機構を有してもよい。例えば、組み立てた時モールド110の孔の直上にくるような位置に各オス端子130に突起137を形成する。突起137の外径はモールド110の下底面に形成された孔の径よりも大きくする。
モールド120は、各オス端子130の端部133が貫通し、端部133が端部133の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能であり、且つ複数の各端部133の長手方向が互いに略平行な状態において、端部133を保持する。端部133は、モールド120に対して、端部133の長手方向に垂直な1つの方向(X軸方向又はY軸方向の何れか一方)に傾斜可能であってもよいし、端部133の長手方向に垂直な互いに異なる2つの方向(X軸方向及びY軸方向)に傾斜可能であってもよい。
モールド120は、モールド110と同様な形状を有してもよい。又、オス端子130又はモールド120は、モールド110の場合と同様に、端部133がモールド120から抜け難くする機構を有してもよい。
メス側コネクタ200は、複数のメス端子220と、モールド210とを含む。
メス端子220は、端部132を、端部132の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能に、弾性力により挟持する。端部132は、メス端子220に対して、端部132の長手方向に垂直な1つの方向(例えば、X軸方向又はY軸方向の何れか一方)に傾斜可能であってもよいし、端部132の長手方向に垂直な互いに異なる2つの方向(例えば、X軸方向及びY軸方向)に傾斜可能であってもよい。端部132は、オス端子130とメス端子220とが電気的に接続された状態において、メス端子220内に常に収容されていてもよいし、端部132の長手方向に平行な方向(Z軸方向)においてメス端子220に対して摺動可能であってもよい。
メス端子220は、例えば、狭持部221と、配線部222とを含む。狭持部221は、例えば、互いに接する1辺において端部132を弾性力により挟持する(バインダークリップ形状である)2枚の板(クリップ部)を有する。ここで、狭持部221は、2枚の板が底面に固定されることにより、端部132を、2枚の板により挟まれる方向(Y軸方向)に弾性力を発揮するとともに、傾斜可能に挟持する。又、狭持部221は、端部132を、2枚の板が互いに接する1辺に平行な方向(X軸方向)に傾斜可能に挟持する。又、狭持部221は、端部132を、上下方向(Z軸方向)に摺動可能に挟持する。配線部222は、基板(不図示)に接続される。
メス端子220又はオス端子130は、端部132がメス端子220から抜け難くする機構を有してもよい。例えば、オス端子130の末端に突起138を形成する。突起138の外径は、メス端子220のクリップ部の最狭部における内径(隙間の幅)よりも大きくする。突起138は、メス端子220のクリップ部の間に圧入される。
モールド210は、複数のメス端子220を保持し、モールド110に勘合する。モールド210は、例えば、各メス端子220が圧入される孔部を有する。図1では、各メス端子220が保持される位置を格子により模式的に表している。モールド210は、例えば、平板の形状を成し、モールド110の内側に上方から勘合される。
メス側コネクタ300は、複数のメス端子320と、モールド310とを含む。
メス端子320は、端部133を、端部133の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能に、弾性力により挟持する。端部133は、メス端子320に対して、端部133の長手方向に垂直な1つの方向(例えば、X軸方向又はY軸方向の何れか一方)に傾斜可能であってもよいし、端部133の長手方向に垂直な互いに異なる2つの方向(例えば、X軸方向及びY軸方向)に傾斜可能であってもよい。端部133は、オス端子130とメス端子320とが電気的に接続された状態において、メス端子320内に常に収容されてもよいし、端部133の長手方向に平行な方向(Z軸方向)においてメス端子320に対して摺動可能であってもよい。メス端子320は、メス端子220と同様な形状を有してもよい。又、メス端子320又はオス端子130は、メス端子320又はオス端子130の場合と同様に、端部133がメス端子320から抜け難くする機構を有してもよい。
モールド310は、複数のメス端子320を保持し、モールド120に勘合する。モールド310は、モールド210と同様な形状を有してもよい。図1では、各メス端子320が保持される位置を格子により模式的に表している。
本実施形態における動作について説明する。
図2及び図3は、本発明の第1の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。具体的には、図2は、メス側コネクタ200及びメス側コネクタ300の勘合方向(Z軸方向)に対して垂直な面(X−Y平面)内において、メス側コネクタ200とメス側コネクタ300との間における位置ずれが存在しない場合のコネクタセットの二面図である。又、図3は、メス側コネクタ200及びメス側コネクタ300の勘合方向(Z軸方向)に対して垂直な面(X−Y平面)内において、メス側コネクタ200とメス側コネクタ300との間における位置ずれが存在する場合のコネクタセットの二面図である。図2及び図3において、左側の図はコネクタセットの正面図を示し、右側の図はコネクタセットの側面図を示す。
図2に示されるように、メス側コネクタ200とメス側コネクタ300との間における位置ずれが存在しない場合には、各オス端子130は、メス側コネクタ200及びメス側コネクタ300の勘合方向に対して平行である。
図3に示されるように、メス側コネクタ200とメス側コネクタ300との間における位置ずれ(X軸方向及びY軸方向)が存在する場合には、各オス端子130は、メス側コネクタ200及びメス側コネクタ300の勘合方向に対して傾斜する。
図3に示されるように、オス端子130が、例えば、メス端子220、320の底面及び側面、並びにモールド110、120、210、310の孔の側面に接触(干渉)しない位置ずれの範囲内であれば、オス端子130においてオス端子130の撓みによる応力は発生しない。つまり、基板400と基板500との距離が、オス端子130のメス端子220及びメス端子320に対する傾斜及び摺動により許容される位置ずれの範囲内であれば、オス端子130においてオス端子130の撓みによる応力は発生しない。又、基板400と基板500との距離が、オス端子130のメス端子220及びメス端子320に対する傾斜及び摺動により許容される位置ずれの範囲内であれば、オス端子130のメス端子220及びメス端子320に対する電気的な接続の切断は発生しない。
以上説明したように、本実施形態における中継コネクタ100では、オス端子130の端部132、133はそれぞれ、メス端子220、320により、端部132、133の長手方向に垂直な方向(X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能に狭持される。又、オス端子130の端部132、133はそれぞれ、モールド110、120により、端部132、133の長手方向に垂直な方向(X軸方向又はY軸方向)に傾斜可能に保持される。そして、モールド110、120はそれぞれ、モールド210、310に勘合する。つまり、オス端子130は、端部132、133の長手方向に垂直な方向(X軸方向又はY軸方向)に傾斜した状態において、メス端子220とメス端子320とを電気的に接続する。ここで、オス端子130の端部132、133の長手方向はそれぞれ、メス側コネクタ200、300に対して固定されていない。そのため、メス端子220とメス端子320との間に位置ずれが存在しても、位置ずれが所定の範囲内であれば、オス端子130において撓み又は伸びによる応力は発生しない。従って、本実施形態における中継コネクタ100には、1対のコネクタの勘合方向に対して垂直な面内における、コネクタ間のより大きい位置ずれを許容できるという効果がある。
又、モールド110、120はそれぞれ、メス側コネクタ200、300と勘合していない状態において、複数の各端部132、133が互いに略平行な状態を維持しながら、各端部132、133を保持する。又、オス端子130は剛性を有するので、各端部132、133は互いに略平行な方向を維持する。従って、複数の各端部132、133はそれぞれ、中継コネクタ100がメス側コネクタ200、300と勘合する際に、モールド110、120により、各メス端子220、320の位置に容易に誘導されるという効果がある。
又、モールド110、120がそれぞれテーパ部111、121を有する場合には、テーパ部111、121は、モールド110、120を、モールド210、310に容易に勘合させられるという効果がある。
又、オス端子130がメス端子220、320から抜け難くする機構が存在する場合には、オス端子130とメス端子220、320との間の電気的な接続を、より確実にできるという効果がある。
又、オス端子130がモールド110、120から抜け難くする機構が存在する場合には、オス端子130の紛失を防止できるという効果がある。
又、オス端子130は、「弾性体」であってもよい。ここで、「弾性体」とは、可塑性が低い金属ピンや板バネ等の、特に弾性変形しやすい材質及び形状を有する部材であることとする。オス端子130が弾性体である場合には、オス端子130が、例えば、メス端子220、320の底面及び側面、又はモールド110、120、210、310の孔の側面に接触(干渉)しても、オス端子130の撓みにより、より大きな位置ずれの許容が可能である。従って、オス端子130が弾性体である場合には、オス端子130が弾性体でない場合に比べて、位置ずれが許容される範囲がより広いという効果がある。
上述の説明では、中継コネクタ100がストレートコネクタである場合について説明したが、中継コネクタ100はライトアングルコネクタであってもよい。この場合には、中継コネクタ100のオス端子130は、中間部131において予め略直角に屈曲される。ここで、略直角とは、互いに垂直に設置された基板400と基板500とを、オス端子130が、オス端子130の弾性が許容する範囲内において、接続可能な程度に直角であることとする。但し、この場合には、メス側コネクタ200の位置ずれが中継コネクタ100とメス側コネクタ300との勘合方向における変位を引き起こし、メス側コネクタ300の位置ずれが中継コネクタ100とメス側コネクタ200との勘合方向における変位を引き起こす可能性がある。そこで、この場合には、オス端子130は、例えば、メス端子220及びメス端子320に対して、オス端子130の長手方向に摺動可能であることが望ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態を基本とする、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の中継コネクタでは、中継コネクタのオス端子は弾性体である。
本実施形態における構成について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。図4において、左側の図はコネクタセットの分解斜視図であり、右側の図はオス端子及びメス端子の斜視図である。
本実施形態における中継コネクタ105は、メス側コネクタ205とメス側コネクタ305との間を電気的に接続する。中継コネクタ105は、複数のオス端子140と、モールド115と、モールド125とを含む。
各オス端子140は、略長板状の形状を成す導体片から形成可能な形状を有する。オス端子140は、端部142と、中間部141と、オス端子140の長手方向について端部142の反対側に存在する端部143とを含む。オス端子140は、中間部141における位置144において、中間部141が中間部141の長手方向に垂直な面内方向に捩じられることにより、位置144の端部142側に形成されたバネ板部145と、位置144の端部143側に形成されたバネ板部146とを含む。ここで、端部142は、バネ板部145が端部142方向へ延伸された略長板状の形状を成す。又、端部143は、バネ板部146が端部143方向へ延伸された略長板状の形状を成す。尚、以下では、オス端子140が略長板状の形状を成す場合について説明するが、オス端子140は、略棒状の形状を成してもよい。
モールド115は、各オス端子140の端部142が貫通し、端部142が端部142の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向)に傾斜可能であり、且つ複数の各端部142の長手方向が互いに略平行な状態において、端部142を保持する。端部142は、モールド115に対して、端部142の長手方向に垂直な1つの方向(端部142の法線方向:X軸方向)に傾斜可能である。
モールド115は、例えば、上底面の無い箱型の形状を成す。ここで、モールド115は、例えば、モールド115の下底面に形成された複数の孔のそれぞれに、各オス端子140の端部142を貫通させることにより、端部142を保持する。モールド115の下底面に形成された各孔の径は、各オス端子140の長手方向に垂直な断面における外径よりも大きい。モールド115は、箱形状の上方において開口の径が徐々に増加するテーパ部116を有してもよい。
オス端子140又はモールド115は、各端部142がモールド115から抜け難くする機構を有してもよい。例えば、組み立てた時モールド115の孔の直上にくるような位置に各オス端子140に突起147を設ける。突起147の外径は、モールド115の下底面に形成された孔の径よりも大きくする。
モールド125は、各オス端子140の端部143が貫通し、端部143が端部143の長手方向に垂直な方向(Y軸方向)に傾斜可能であり、且つ複数の各端部143の長手方向が互いに略平行な状態において、端部143を保持する。端部143は、モールド125に対して、端部143の長手方向に垂直な1つの方向(端部143の法線方向:Y軸方向)に傾斜可能である。
モールド125は、モールド115と同様な形状を有してもよい。又、オス端子140又はモールド125は、モールド115の場合と同様に、端部143がモールド125から抜け難くする機構を有してもよい。
メス側コネクタ205は、複数のメス端子225と、モールド215とを含む。
メス端子225は、端部142を、端部142の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向)に傾斜可能に、弾性力により挟持する。端部142は、メス端子225に対して、端部142の長手方向に垂直な方向(例えば、X軸方向)に傾斜可能である。端部142は、端部142の長手方向に平行な方向(Z軸方向)においてメス端子225に対して摺動可能である。
メス端子225は、略長板状の形状を成す導体片から形成可能な形状を有する。メス端子225は、狭持部226と、配線部227とを含む。狭持部226はC字形状である。狭持部226は、C字の隙間によって端部142を挟持し、しかもC字形状によって端部142を、C字の上下方向(X軸方向)に弾性力を発揮するとともに、傾斜可能に挟持する。又、狭持部226は、端部142を、C字が書かれた面に垂直な方向(Y軸方向)に傾斜可能に挟持する。又、狭持部226は、端部142を、上下方向(Z軸方向)に摺動可能に挟持する。配線部227は、基板(不図示)に接続される。
メス端子225又はオス端子140は、端部142がメス端子225から抜け難くする機構を有してもよい。例えば、オス端子140の末端に凹部148を形成する。凹部148は、メス端子225のC字の隙間に係合される。
モールド215は、複数のメス端子225を保持し、モールド115に勘合する。モールド215は、例えば、各メス端子225が圧入される孔部を有する。モールド215は、例えば、平板の形状を成し、モールド115の内側に上方から勘合される。
メス側コネクタ305は、複数のメス端子325と、モールド315とを含む。
メス端子325は、端部143を、端部143の長手方向に垂直な方向(例えば、Y軸方向)に傾斜可能に、弾性力により挟持する。端部143は、メス端子325に対して、端部143の長手方向に垂直な方向(例えば、Y軸方向)に傾斜可能である。端部143は、端部143の長手方向に平行な方向(Z軸方向)においてメス端子325に対して摺動可能である。メス端子325は、メス端子225と同様な形状を有し、メス端子225に対して直角方向に配列する。
モールド315は、複数のメス端子325を保持し、モールド125に勘合する。モールド315がメス端子325を狭持する方向は、モールド215がメス端子225を保持する方向と異なる。従って、モールド315は、モールド215と形状が異なる。それ以外の形状については、モールド315は、モールド215と同様な形状を有する。
本実施形態における他の構成は、第1の実施形態における構成と同じである。
本実施形態における動作について説明する。
図5及び図6は、本発明の第2の実施形態におけるコネクタの動作を説明する二面図である。具体的には、図5は、メス側コネクタ205及びメス側コネクタ305の勘合方向(Z軸方向)に対して垂直な面(X−Y平面)内において、メス側コネクタ205とメス側コネクタ305との間における位置ずれが存在しない場合のコネクタセットの二面図である。又、図6は、メス側コネクタ205及びメス側コネクタ305の勘合方向(Z軸方向)に対して垂直な面(X−Y平面)内において、メス側コネクタ205とメス側コネクタ305との間における位置ずれが存在する場合のコネクタセットの二面図である。図5及び図6において、左側の図は正面図を示し、右側の図は側面図を示す。
図5に示されるように、メス側コネクタ205とメス側コネクタ305との間における位置ずれが存在しない場合には、各オス端子140は、メス側コネクタ205及びメス側コネクタ305の勘合方向に対して平行である。
図6に示されるように、メス側コネクタ205とメス側コネクタ305との間における位置ずれ(X軸方向及びY軸方向)が存在する場合には、各オス端子140は、各オス端子140のバネ板部145又は146が弾性変形することによって、X軸方向又はY軸方向に傾斜する。各オス端子140は、X軸方向及びY軸方向の両方向に傾斜することもある。
図6に示されるように、オス端子140が、例えば、メス端子225、325の底面及び側面、並びにモールド115、125、215、315の孔の側面に接触(干渉)しない位置ずれの範囲内であれば、オス端子140においてオス端子140の撓みによる応力は発生しない。つまり、基板400と基板500との距離が、オス端子140のメス端子225及びメス端子325に対する傾斜及び摺動により許容される位置ずれの範囲内であれば、オス端子140においてオス端子140の撓みによる応力は発生しない。又、基板400と基板500との距離が、オス端子140のメス端子225及びメス端子325に対する傾斜及び摺動により許容される位置ずれの範囲内であれば、オス端子140のメス端子225及びメス端子325に対する電気的な接続の切断は発生しない。
本実施形態における他の動作は、第1の実施形態における動作と同じである。
以上説明したように、本実施形態における中継コネクタ105は、本発明の第1の実施形態の一例である。従って、本実施形態における中継コネクタ105には、本発明の第1の実施形態における効果と同じ効果がある。
又、本実施形態における中継コネクタ105では、オス端子140は、弾性体である。そのため、オス端子140が、例えば、メス端子225、325の底面若しくは側面、又はモールド115、125、215、315の孔の側面に接触(干渉)しても、オス端子140の撓みにより、より大きな位置ずれの許容が可能である。従って、本実施形態における中継コネクタ105では、オス端子140が弾性体でない場合に比べて、位置ずれが許容される範囲がより広いという効果がある。
又、本実施形態における中継コネクタ105では、各オス端子140は、略長板状の形状を成す導体片から形成可能な形状を有する。又、各メス端子225及び各メス端子325は、略長板状の形状を成す導体片から形成可能な形状を有する。従って、本実施形態における中継コネクタ105には、本発明の第1の実施形態における効果に加えて、中継コネクタ105及びメス側コネクタ205、305の製造が容易であるという効果がある。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を基本とする、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の中継コネクタでは、オス端子を2回捩じることによって同一形状を成す2つのコネクタ間を接続する。
本実施形態における構成について説明する。
図7は、本実施形態におけるコネクタの構成の一例を示す斜視図である。図7において、左側の図はコネクタセットの分解斜視図を示し、右側の図はオス端子及びメス端子の斜視図を示す。
本変形例における中継コネクタ107は、2つのメス側コネクタ305間を電気的に接続する。中継コネクタ107は、複数のオス端子150と、2つのモールド125とを含む。
各オス端子150は、略長板状の形状を成す導体片から形成可能な形状を有する。各オス端子150は、端部152と、中間部151と、オス端子150の長手方向について端部152に対して反対側の端部153とを含む。各オス端子150は3つのバネ板部155、158、156を有し、隣り合う、バネ板部155とバネ板部158、及びバネ板部158とバネ板部156が略直角に形成されている。
各オス端子150は、中間部151における位置154において、中間部151が中間部151の長手方向に垂直な面内方向に略直角に捩じられることにより、位置154の端部152側に形成されたバネ板部155と、位置154の端部153側に形成されたバネ板部156とを含む。ここで、端部152は、バネ板部155が端部152方向へ延伸された略長板状の形状を成す。又、端部153は、バネ板部156が端部153方向へ延伸された略長板状の形状を成す。
オス端子150は、中間部151における、位置154の端部153側に存在する位置157において、中間部151の長手方向に垂直な面内方向の右回り又は左回りに略直角に捩じられることにより、位置154と位置157との間に形成されたバネ板部158を更に含む。
又、上下のコネクタ315、及び上下のコネクタ315の狭持部326が、同じ方向に配列している。
本変形例における他の構成は、本実施形態における中継コネクタ105の構成と同じである。
本変形例における動作について説明する。
中継コネクタ107のオス端子150は、オス端子150の長手方向に垂直な2つの方向(X軸方向及びY軸方向)に弾性変形可能なので、中継コネクタ105のオス端子140と同様に動作する。
又、オス端子150の端部152及び端部153の法線方向は互いに略平行なので、中継コネクタ107は、同一形状を有する2つのメス側コネクタ305間を電気的に接続する。
本変形例における他の動作は、本実施形態における中継コネクタ105の動作と同じである。
以上説明したように、本変形例における中継コネクタ107には、本実施形態における中継コネクタ105の効果に加えて、上下のコネクタ315、及び上下のコネクタ315の狭持部326が同じ方向に配列している場合でも、2つのコネクタ間を接続できるという効果がある。
以上、本発明を、上述した各実施形態およびその変形例によって例示的に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態およびその変形例に記載した範囲に限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更又は改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更又は改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
を備えたコネクタ。
(付記2)
前記第1の方向は、前記第1の端部に垂直な互いに異なる2つの方向を含み、
前記第2の方向は、前記第2の端部に垂直な互いに異なる2つの方向を含む
付記1に記載のコネクタ。
(付記3)
前記第1のモールドは、各前記第1の端部を、該第1の端部に平行な方向において摺動可能に保持し、
前記第2のモールドは、各前記第2の端部を、該第2の端部に平行な方向において摺動可能に保持する
付記1又は2に記載のコネクタ。
(付記4)
前記第1のモールドは、各前記第1の端部を、該第1の端部における第1の位置において保持し、
前記第2のモールドは、各前記第2の端部を、該第2の端部における第2の位置において保持する
付記1又は2に記載のコネクタ。
(付記5)
前記複数のオス端子は、弾性体である
付記1乃至4の何れか1項に記載のコネクタ。
(付記6)
各前記オス端子は、
略長板状の形状を成す中間部を含み、
前記中間部における第3の位置において、前記中間部が前記中間部の長手方向に垂直な面内方向に略直角に捩じられることにより、前記第3の位置の前記第1の端部の側に形成された第1のバネ板部と、
前記第3の位置の前記第2の端部の側に形成された第2のバネ板部と
を備えた付記5に記載のコネクタ。
(付記7)
各前記オス端子は、
前記中間部における、前記第3の位置の前記第2の端部の側に存在する第4の位置において、前記中間部の長手方向に垂直な面内方向に略直角に捩じられることにより、前記第3の位置と前記第4の位置との間に形成された第3のバネ板部
を更に備えた付記6に記載のコネクタ。
(付記8)
前記第1の端部は、前記第1のバネ板部が該第1の端部の長手方向へ延伸された略長板状の形状を成し、
前記第2の端部は、前記第2のバネ板部が該第2の端部の長手方向へ延伸された略長板状の形状を成す
付記6又は7に記載のコネクタ。
(付記9)
略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
を含む中継コネクタに接続するコネクタであって、
前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
を含むコネクタ。
(付記10)
前記第1のメス端子は、互いに接する1辺において端部を弾性力により挟持する2枚の板部を有する
付記9に記載のコネクタ。
(付記11)
略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
を含む中継コネクタと、
前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
を含む第1のメス側コネクタと、
前記第2の端部を、前記第2の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第2のメス端子と、
前記複数の第2のメス端子を保持し、前記第2のモールドに勘合する第4のモールドと
を含む第2のメス側コネクタと
を備えたコネクタセット。
(付記12)
付記1乃至8の何れか1項に記載のコネクタに接続するコネクタであって、
前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
を含むコネクタ。
(付記13)
付記1乃至8の何れか1項に記載のコネクタと、
前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
を含む第1のメス側コネクタと、
前記第2の端部を、前記第2の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第2のメス端子と、
前記複数の第2のメス端子を保持し、前記第2のモールドに勘合する第4のモールドと
を含む第2のメス側コネクタと
を備えたコネクタセット。
(付記14)
付記1乃至8の何れか1項に記載のコネクタと、
付記12に記載のコネクタと
が予め勘合することにより一体化したコネクタ。
本発明は、コネクタ及びコネクタセットを実現する用途において利用できる。
100、105、107 中継コネクタ
110、115 モールド
111、116、121、126 テーパ部
120、125 モールド
130 オス端子
132、133 端部
137、138 突起
140 オス端子
141 中間部
142、143 端部
144 位置
145、146 バネ板部
147 突起
148 凹部
150 オス端子
151 中間部
152、153 端部
154、157 位置
155、156、158 バネ板部
200、205 メス側コネクタ
210、215 モールド
220、225 メス端子
221、226 狭持部
222、227 配線部
300、305 メス側コネクタ
310、315 モールド
320、325 メス端子
321、326 狭持部
322、327 配線部
400 基板
500 基板

Claims (10)

  1. 略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
    各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
    各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
    を備えたコネクタ。
  2. 前記第1の方向は、前記第1の端部に垂直な互いに異なる2つの方向を含み、
    前記第2の方向は、前記第2の端部に垂直な互いに異なる2つの方向を含む
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1のモールドは、各前記第1の端部を、該第1の端部に平行な方向において摺動可能に保持し、
    前記第2のモールドは、各前記第2の端部を、該第2の端部に平行な方向において摺動可能に保持する
    請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1のモールドは、各前記第1の端部を、該第1の端部における第1の位置において保持し、
    前記第2のモールドは、各前記第2の端部を、該第2の端部における第2の位置において保持する
    請求項1又は2に記載のコネクタ。
  5. 前記複数のオス端子は、弾性体である
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のコネクタ。
  6. 各前記オス端子は、
    略長板状の形状を成す中間部を含み、
    前記中間部における第3の位置において、前記中間部が前記中間部の長手方向に垂直な面内方向に略直角に捩じられることにより、前記第3の位置の前記第1の端部の側に形成された第1のバネ板部と、
    前記第3の位置の前記第2の端部の側に形成された第2のバネ板部と
    を備えた請求項5に記載のコネクタ。
  7. 各前記オス端子は、
    前記中間部における、前記第3の位置の前記第2の端部の側に存在する第4の位置において、前記中間部の長手方向に垂直な面内方向に略直角に捩じられることにより、前記第3の位置と前記第4の位置との間に形成された第3のバネ板部
    を更に備えた請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記第1の端部は、前記第1のバネ板部が該第1の端部の長手方向へ延伸された略長板状の形状を成し、
    前記第2の端部は、前記第2のバネ板部が該第2の端部の長手方向へ延伸された略長板状の形状を成す
    請求項6又は7に記載のコネクタ。
  9. 略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
    各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
    各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
    を含む中継コネクタに接続するコネクタであって、
    前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
    前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
    を含むコネクタ。
  10. 略棒状又は略長板状の形状を成す剛性を有する導体片である複数のオス端子と、
    各前記オス端子の第1の端部が貫通し、該第1の端部が該第1の端部に垂直な第1の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第1の端部が互いに略平行な状態において、該第1の端部を保持する第1のモールドと、
    各前記オス端子の、前記第1の端部に対して反対側の第2の端部が貫通し、該第2の端部が該第2の端部に垂直な第2の方向に傾斜可能であり、且つ複数の各前記第2の端部が互いに略平行な状態において、該第2の端部を保持する第2のモールドと
    を含む中継コネクタと、
    前記第1の端部を、前記第1の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第1のメス端子と、
    前記複数の第1のメス端子を保持し、前記第1のモールドに勘合する第3のモールドと
    を含む第1のメス側コネクタと、
    前記第2の端部を、前記第2の方向に傾斜可能に、弾性力により挟持する複数の第2のメス端子と、
    前記複数の第2のメス端子を保持し、前記第2のモールドに勘合する第4のモールドと
    を含む第2のメス側コネクタと
    を備えたコネクタセット。
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