JP3823900B2 - Fpc用コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般にFPC、FFCなどと呼ばれている平型柔軟ケーブル(この明細書でもこれらを代表して単に「FPC」という。)を接続するためのFPC用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなFPC用コネクタとして、FPC挿入口と、FPC挿入口に連通する接続空洞が形成されている絶縁ハウジングと、前記絶縁ハウジングに横並びで装着され、それぞれのコンタクト片が前記接続空洞に臨んでいる複数の端子と、前記接続空洞に挿入されたFPCを端子のコンタクト片に向けて押圧するための加圧部と、この加圧部を移動させるためのカム部を有するアクチュエータとを備えているFPC用コネクタがある(例えば、特許第2892945号公報)。
【0003】
前記アクチュエータは、絶縁ハウジングや端子との間で回動自在に係合する軸支部を構成して、この軸支部を固定された回動中心として回動可能とされている。アクチュエータが回動すると、カム部のカム作用によって加圧部が移動し、端子のコンタクト片と対向するように挿入されたFPCをコンタクト片側に押圧付勢して、FPCの接点とコンタクト片に形成されたコンタクト部を所定の接触圧で当接させて、FPCと端子が電気的に接続するようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のFPC用コネクタにおいては、FPCを挿入して接続する際には、アクチュエータを回動させるようにしていたが、アクチュエータの回動中心が、絶縁ハウジングや端子との間で回動自在に係合させて構成した軸支部であったので、回動操作の際に係合が外れて、アクチュエータが脱落しやすいという問題点があった。このFPC用コネクタにおいても、小型化、薄型化、多極化が進んでおり、それに対応させた設計にするにしたがって、係合が外れにくい軸支部を構成することが難しくなっていた。
【0005】
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、アクチュエータが操作中に脱落する恐れをなくした構造のFPC用コネクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的のもとになされたこの発明のFPC用コネクタは、FPC挿入口(13)と、FPC挿入口(13)に連通する接続空洞(14)が形成されている絶縁ハウジング(1)と、
前記絶縁ハウジング(1)に横並びで装着され、それぞれのコンタクト片(23、33)が前記接続空洞(14)に臨んでいる複数の端子(2、3)と、
前記接続空洞(14)に挿入されたFPC(7)を端子(2、3)のコンタクト片(23、33)に向けて押圧するための加圧部(48)と、この加圧部(48)を移動させるためのカム部(47)を有するアクチュエータ(4)とを備えているFPC用コネクタであって、前記アクチュエータ(4)が断面を略二等辺三角形の棒状とされているものにおいて、
端子基部(3A)からコンタクト片(33)に対向するようにしてFPC挿入口(13)の方向に延びる係合縁(351)が形成されている加圧ビーム(35)を有する端子(3)と、端子基部(2A)からFPC挿入口(13)の方向に延びる第1の拘束縁(251)とこの第1の拘束縁(251)に略直角を成して連続して第1の拘束縁(251)から離れる方向に延びる第2の拘束縁(252)とを有するフック状の拘束ビーム(25)が形成された端子(2)とがそれぞれ少なくとも一つ装着されており、
前記アクチュエータ(4)は、前記加圧ビーム(35)に対応させた加圧ビーム受入窓孔(42)と、前記拘束ビーム(25)に対応させた拘束ビーム受入溝(41)とが形成されて、加圧ビーム受入窓孔(42)に前記端子(3)の加圧ビーム(35)が受け入れられ、拘束ビーム受入溝(41)に前記端子(2)の拘束ビーム(25)が受け入れられていると共に、加圧ビーム(35)の係合縁(351)とアクチュエータ(4)に設けたカム部(47)であって、係合角部(471)とこれに連続する係合平面(472)を有する断面略方形のカム部(47)が係合するようにされ、かつ拘束ビーム(25)の第1、第2の拘束縁(251、252)と、拘束ビーム受入溝(41)に拘束ビーム受入溝(41)を横断するように設けたピン部(44)が係合するようにされており、
そして更に、前記アクチュエータ(4)は、前記断面略二等辺三角形の一方の斜面(49)を略水平として、FPC(7)をFPC挿入口(13)から挿入可能とする第1の位置と、FPC(7)の接点と端子(2、3)のコンタクト片(23、33)の間に電気的接続を形成する第2の位置の間で姿勢を変化できるようにされており、
アクチュエータ(4)が前記第1の位置から第2の位置に姿勢変化する時、
前記カム部(47)は、第1の位置において前記加圧ビーム(35)の係合縁(351)と前記係合角部(471)が係合し、第1の位置から第2の位置への変化の際には、係合角部(471)が係合縁(351)に係合しながら移動した後前記係合平面(472)が係合縁(351)と対向するように移行し、第2の位置において前記係合平面(472)が係合縁(351)に係合し、
前記ピン部(44)は、第1の位置において前記拘束ビーム(25)の第1の拘束縁(251)と係合し、第1の位置から第2の位置への変化の際には第1の拘束縁(251)との係合から第2の拘束縁(252)との係合に移行し、第2の位置において、第2の拘束縁(252)と係合するようにされ、
加圧ビーム(35)と拘束ビーム(25)が協働して、アクチュエータ(4)が姿勢変化する際の脱落を防止していることを特徴とするFPC用コネクタである。符号は、添付の図中に示した符号と対応している。
【0007】
【作用】
このように構成されたこの発明のFPC用コネクタでは、アクチュエータが、加圧部を移動させるためのカム部に加えてピン部を設けた構成とされ、カム部はFPC挿入口に向かって延びている加圧ビームの係合縁に係合させると共に、ピン部はFPC挿入口に向かって延びている拘束ビームの第1の拘束縁と、第1の拘束縁に略直角を成して連続させた第2の拘束縁に係合するようにしたので、アクチュエータのカム部とピン部の部分が複数の端子の加圧ビームと拘束ビームで囲まれた構成となって、FPCの接続操作の際にアクチュエータが外れて脱落しないようにすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付の図を参照して説明する。
【0009】
実施形態のFPC用コネクタは、図2及び図3に表れているような外観をしており、端子2、3とアクチュエータ4が図1の(a)、(b)に表れているように係合している。このFPC用コネクタは、絶縁性のプラスチックを細長い箱状に成形した絶縁ハウジング1と、薄金属板を打ち抜いて成形された複数の端子2、3と、絶縁性のプラスチックを断面が略二等辺三角形の棒状に成形したアクチュエータ4とで構成されている。端子2、3は、絶縁ハウジング1の長手方向に所定のピッチで横並びに装着されており、図2の左側から数えて奇数極の端子2と偶数極の端子3の形状が異なっている。図1の(a)は奇数極の端子2に沿って示されており、図1の(b)は偶数極の端子3に沿って示されている。なお、本実施形態では端子2を奇数極、端子3を偶数極としたが、逆にしても良いのは言うまでもない。
【0010】
絶縁ハウジング1は、前壁11と後壁12を有している。前壁11に比べて後壁12がやや低く形成されている。前壁11の上端内側をFPC挿入口13として、前壁11の内側に沿って形成された接続空洞14と連通している。また、前壁11と後壁12の間には長手方向に沿って仕切り壁15が設けられ、この仕切り壁15と後壁12の間に所定のピッチで端子装着溝16が形成されている。
【0011】
絶縁ハウジング1の両端部底面には、図3に示されているように、金属ネイル5が矢示6の方向で圧入されており、金属ネイル5の半田テイル51を取付基板(図示せず)に半田付けできるようにされている。
【0012】
奇数極を構成した端子2は、図4のように、キャリア21に沿って並列した状態で打ち抜き成形され、キャリア21から分離されて所定の端子装着溝16に装着されている。この端子2は、端子装着溝16に収容される長方形状の装着片22の下部一側から前記接続空洞14に臨むようにした片持ち梁状のコンタクト片23が上部に向かって延びていると共に、コンタクト片23の基部から半田テイル24が延びている。また、装着片22の上部一側(コンタクト片23側)からフック状の拘束ビーム25が上方に延びている。装着片22の高さは、前記絶縁ハウジング1の後壁12の高さと略等しくされており、装着片22を端子装着溝16に装着すると、拘束ビーム25は絶縁ハウジング1の上部に突出できるようにされている。
【0013】
前記フック状の拘束ビーム25は、前記FPC挿入口13方向(上方)に向かって略垂直に延びる第1の拘束縁251と、この第1の拘束縁251に略直角をなして連続して、略水平に延びる第2の拘束縁252とでフック形状とされて、コンタクト片23に背を向けた状態となっている。第1の拘束縁251の下端は傾斜縁253に連続しており、拘束ビーム25の基部が装着片22に向かって順次幅広となっている。
【0014】
前記コンタクト片23は、接続空洞14の略全長に亘って延びる長さとされ、接続空洞14内で、絶縁ハウジング1の前壁11と後壁12が対向する方向(図1(a)中、左右方向)で弾性変形できるようにされている。そして、コンタクト片23の先端部内側(装着片22側)に山形のコンタクト部231が突出して形成されている。コンタクト片23の基部から延びている半田テイル24は、装着片22を端子装着溝16に装着すると、前記金属ネイル5の半田テイル51と略面一となるようにされている。
【0015】
偶数極を構成した端子3も同様に、図5に示したようにキャリア31に沿って並列状態で打ち抜き成形され、キャリア31から分離されて所定の端子装着溝16に装着されている。この端子3は、長方形状の装着片32の下部一側から前記接続空洞14に臨むようにした片持ち梁状のコンタクト片33が上部に向かって延びている。また、装着片32の下部他側から半田テイル34が延びている。この端子3の装着片32も絶縁ハウジング1の後壁12の高さと略等しくされており、装着片32の上部他側、すなわち、コンタクト片33から遠い側から上方に向かって延びるように設けた加圧ビーム35が絶縁ハウジング1の上部に突出するようにされている。
【0016】
加圧ビーム35は、上方に向かって真直ぐに延びており、その内側縁、すなわち、コンタクト片33側の略垂直な縁が前記FPC挿入口13の方向に向かって延びる係合縁351を形成している。そして、係合縁351の中間部には円弧状の凹部352が形成されている。
【0017】
この端子3のコンタクト片33も、接続空洞14の略全長に亘って延びる長さとされ、接続空洞14内で絶縁ハウジング1の前壁11と後壁12が対向する方向(図1(b)中、左右方向)で弾性変形ができるようにされている。コンタクト片33の先端部内側には、山形のコンタクト部331が突出形成されている。また、半田テイル34が前記金属ネイル5の半田テイル51と略面一となるようにされている点も、端子2の場合と同様である。
【0018】
このような端子2と端子3が絶縁ハウジング1の端子装着溝16に交互に装着されているもので、それぞれのコンタクト片23、33が接続空洞14で交互に並び、各コンタクト部231、331が横一列に並んでいる。端子2の半田テイル24は絶縁ハウジング1の前壁11の前方に突出して並ぶ一方で、端子3の半田テイル34が絶縁ハウジング1の後壁12の後方に突出して並んでいる。
【0019】
端子2に設けた拘束ビーム25と、端子3に設けた加圧ビーム35は、絶縁ハウジング1の上部の後壁12寄りの位置で千鳥状の配置となって交互に並んで、拘束ビーム25の第1の拘束縁251と加圧ビーム35の係合縁351が向き合うようにしている。そして、隣り合う端子2と端子3の拘束ビーム25と加圧ビーム35が一組となってアクチュエータ4に対する係合部を構成している。
【0020】
アクチュエータ4は、図2、3及び図6−図10に示したような形状に成形されている。断面が略二等辺三角形の棒状で、絶縁ハウジング1の側壁17間の距離に略等しい長さとされて、絶縁ハウジング1の上部に組み付けができるようにされている。絶縁ハウジング1の上部に突出する端子2の拘束ビーム25と端子3の加圧ビーム35とに対応させて、拘束ビーム受入溝41と加圧ビーム受入窓孔42が、頂部43より前縁側(図6において下側)に形成されている。
【0021】
拘束ビーム受入溝41は、前記拘束ビーム25の厚さ(即ち、端子2の厚さ)に略等しい隙間の溝で形成されて、拘束ビーム25を受け入れられるようにしてある。図9に表れているように、フック形状の拘束ビーム25と係合できるようにした、断面を円形としたピン部44が、拘束ビーム受入溝41を横断するように、アクチュエータ4の長手方向で設けられている。加圧ビーム受入窓孔42は、前記加圧ビーム35の厚さ(即ち、端子3の厚さ)に略等しい隙間を有し、かつ加圧ビーム35の幅よりやや大きい幅を有する窓孔とされて、アクチュエータ4を貫通するように形成されて加圧ビーム35を受け入れられるようにしてある。
【0022】
加圧ビーム受入窓孔42の位置に対応させて、アクチュエータ4の前縁側には逃げ溝45も形成されている。逃げ溝45の隙間と加圧ビーム受入窓孔42の隙間は等しくされている。また、これらの隙間と拘束ビーム受入溝41の隙間も等しくされている。
【0023】
図10に表れているように、前記加圧ビーム受入窓孔42と逃げ溝45に挟まれた部分には充実肉部46が残り、この充実肉部46をカム部47としている。加圧ビーム受入窓孔42に受け入れた加圧ビーム35と協働して、アクチュエータ4の前縁で構成される加圧部48を移動させるためのカム部47である。カム部47は断面が略方形で、加圧ビーム受入窓孔42に受け入れる加圧ビーム35の係合縁351と対向して係合できるようにした係合角部471と、この係合角部471の上側に連続する係合平面472を有している。図10に点線で表れているように、拘束ビーム受入溝41に設けたピン部44の中心は、このカム部47の係合角部471及び係合平面472の位置と重ならないように偏心した位置にされている。
【0024】
アクチュエータ4の頂部43より後縁側には貫通する溝や窓孔は形成されていない。したがって、頂部43より後縁側の傾斜した上面は平坦面49となっている。また、アクチュエータ4の両端面には、ボス401と制限突部402が突出させて設けてある。これらのボス401と制限突部402は、図2、3に表れているように、絶縁ハウジング1と共同して、アクチュエータ4の姿勢変化の範囲を制限するために設けられている。ボス401は、絶縁ハウジング1の側壁17の中間位置に形成された縦溝171の中に突出し、制限突部402は側壁17の後側に形成されている係合部172の外周に沿って移動するようにされている。
【0025】
以上の如くにして端子2、3が絶縁ハウジング1の端子装着溝16に交互に装着され、絶縁ハウジング1から突出した端子2の拘束ビーム25と端子3の加圧ビーム35に対してアクチュエータ4が組み付けられて、図2に示したFPC用コネクタが構成されている。図1及び図11に示されているように、拘束ビーム25が対応する拘束ビーム受入溝41に収容されて、第1の拘束縁251と第2の拘束縁252で構成されるフック状の部分にピン部44を収容して相互に係合できるように対向している。また、加圧ビーム35は対応する加圧ビーム受入窓孔42に収容されて、係合縁351とカム部47の係合角部471及び係合平面472が相互に係合できるように対向している。
【0026】
アクチュエータ4は、図1に点線で示し、かつ、図11に示した第1の位置と、図1に実線で示した第2の位置の間で姿勢変化が可能であり、アクチュエータ4を第1の位置にすると、FPC挿入口13を通して接続空洞14にFPCを挿入でき、アクチュエータ4を第2の位置にすると、挿入したFPCと端子2、3の電気的接続が形成できるようになっている。
【0027】
アクチュエータ4が第1の位置と第2の位置の間で姿勢を変化する場合、アクチュエータ4のピン部44は、フック状の拘束ビーム25によって前方(図1(a)中、左方向)及び上方(図1(a)中、上方向)への移動を第1の拘束縁251と第2の拘束縁252の位置までに制限される。また、アクチュエータ4のカム部47は、加圧ビーム35によって後方(図1(b)中、右方向)への移動を係合縁351の位置までに制限される。このように、拘束ビーム25と加圧ビーム35によってアクチュエータ4の一部分、つまりピン部44とカム部47の部分を囲むようにしているので、アクチュエータ4が姿勢変化をする際に、拘束ビーム25と加圧ビーム35で構成したアクチュエータ4に対する係合部から外れて脱落するのが防止されている。
【0028】
アクチュエータ4が第1の位置と第2の位置の間で姿勢変化する場合、固定された一つの回動支点(軸支部)の回りで回動するのではなく、支点を変化させながら傾きを変化させていく。アクチュエータ4のカム部47に形成された係合角部471及び係合平面472(特に、係合角部471)と、ピン部44を偏心させてある為である。アクチュエータ4が第1の位置にあるときは、カム部47の係合角部471が加圧ビーム35の係合縁351に形成した凹部352に嵌まった状態で係合している。したがって、図11の第1の位置にあるアクチュエータ4を図1の第2の位置に向かって姿勢変化する当初は、係合角部471と凹部352の係合部分を支点として傾きを変化していくが、この過程でピン部44は拘束ビーム25の第1の拘束縁251に沿うようにして移動し、第2の拘束縁252に近接して係合するように変化していく。ピン部44が第2の拘束縁252に係合すると、以後の移動が拘束されるので、ここからはピン部44を支点として傾きを変化していくようになるのである。ピン部44を支点として傾きを変化していく過程では、係合角部471と凹部352の係合が外れ、係合平面472と係合縁351が対向して、最終的に互いに平行となって当接し、係合するようになる。
【0029】
このように、姿勢変化の過程で支点を変化させたのは、図1と図11に示した比較的狭い姿勢変化の範囲であっても、アクチュエータ4の加圧部48に必要な移動量を確保するためである。接続空洞14に挿入されたFPCを端子2、3のコンタクト片23、33に向けて十分に押圧し、FPCの接点とコンタクト片23、33のコンタクト部231、331が電気的接続に適切な当接圧で係合させることができるようになっている。
【0030】
接続空洞14にFPC7を挿入した状態で、アクチュエータ4を第1の位置から第2の位置に向かって姿勢を変化させたときの、カム部47の挙動が図12−図17に示してあり、ピン部44の挙動が図18−図23に示してある。図12と図18、図13と図19、がそれぞれ対応している。図12と図18に示される姿勢変化の開始段階では、カム部47の係合角部471と加圧ビーム35の係合縁351に形成されている凹部352の係合部を支点として傾きを変化していく。図13と図19に示される段階では、ピン部44が拘束ビーム25の第2の拘束縁252に係合する位置まで移動し、ここからはピン部44を支点として傾きを変化していく。この結果、図14と図20に示される段階では、カム部47の係合角部471と凹部352の係合が外れるように変化していく。
【0031】
更に姿勢変化を進めていくと、図15と図21に示されるように、係合角部471と凹部352の係合が完全に外れる段階を経て、図16から図17に示されるように、カム部47の係合平面472が加圧ビーム35の係合縁351に次第に平行となるように変化していく。この過程で、ピン部44は、図22から図23に示されるように、拘束ビーム25の第2の拘束縁252に沿って後方に、即ち、第1の拘束縁251から離れるように移動していく。したがって、ピン部44が支点となって姿勢を変化する過程においても、支点は固定されることなく移動する。
【0032】
以上のようなアクチュエータ4の姿勢変化によって、アクチュエータ4の加圧部48はFPC7を端子2、3のコンタクト片23、33に向けて押圧し、コンタクト片23、33の弾性変形の復元力と共同して、FPC7の接点(図示せず)とコンタクト部231、331を適度の当接圧で係合させる。図17及び図23に示されたアクチュエータ4の第2の位置は、カム部47の係合平面472と加圧ビーム35の直線状の係合縁351が係合しているために、アクチュエータ4が第1の位置に向かって姿勢を変化させる望ましくない挙動を制限することができる。したがって、接続状態を確実に維持することができ、接続の信頼性を高めることができる。また、アクチュエータ4を第1の位置から第2の位置へ姿勢変化させる際、アクチュエータ4の両端部に設けた制限突部402のR状外周部402Rが、係合部172のR状外周172Rと係合し、さらに、それを乗り越えるので(図24、図25参照)、この望ましくない挙動を一層確実に阻止することができる。
【0033】
FPC7の接続を解除するときは、アクチュエータ4の後縁側を引き上げるようにして、アクチュエータ4を第2の位置から第1の位置に向かって姿勢変化させればよい。カム部47とピン部44は、図17から図12及び図23から図18のように変化して、アクチュエータ4の傾きが変化していくことになる。アクチュエータ4が第1の位置になると、加圧部48の押圧力は除かれるので、FPC7を引き抜くことができる。アクチュエータ4が図11と図18に示した第1の位置に姿勢を変化する際には、カム部47の係合角部471が加圧ビーム35の係合縁351に形成した凹部352に落ち込むように嵌まるので、この際にアクチュエータ4の操作者にクリック感を与えることができる。
【0034】
アクチュエータ4の第1の位置は、アクチュエータ4の端部に設けた制限突部402が絶縁ハウジング1の側壁17に設けた係合部172に乗り上げるようにしても維持される。アクチュエータ4が第1の位置にあるときは、頂部43の後縁側に形成された平坦面49が略水平となるので、この平坦面49を吸着ロボットなどの吸着面として利用することも可能である。なお、本実施の形態においては、端子2と端子3がそれぞれ隣り合うように絶縁ハウジング1に圧入されている例について説明したが、本実施の形態と同様の作用、効果が得られるものであれば、それに限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、アクチュエータのピン部とカム部を、端子に設けたフック状の拘束ビームと加圧ビームで囲むようにして係合させたので、アクチュエータが操作中に外れる恐れのないFPC用コネクタを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のFPC用コネクタの端子に沿って示した断面図で、(a)は奇数極の端子に沿って示した断面図であり、(b)は偶数極の端子に沿って示した断面図である。
【図2】 同じく実施形態のFPC用コネクタの斜視図である。
【図3】 実施形態のFPC用コネクタの絶縁ハウジングにネイルを装着する説明図である。
【図4】 実施形態のFPC用コネクタを構成した奇数極の端子の平面図である。
【図5】 同じく、偶数極の端子の平面図である。
【図6】 実施形態のFPC用コネクタを構成したアクチュエータの平面図である。
【図7】 同じく、アクチュエータの正面図である。
【図8】 同じく、アクチュエータの左側面図である。
【図9】 図6のA−A線に沿って示した拡大断面図である。
【図10】 図6のB−B線に沿って示した拡大断面図である。
【図11】 実施形態のFPC用コネクタのアクチュエータを第1の姿勢にした断面図で、(a)は奇数極の端子に沿って示した断面図であり、(b)は偶数極の端子の沿って示した断面図である。
【図12】 実施形態のFPC用コネクタにFPCを接続する説明図で、FPCを挿入した状態の図である。
【図13】 同じく、アクチュエータを第2の姿勢に向かって姿勢変化させる第1段階の図である。
【図14】 同じく、アクチュエータを第2の姿勢に向かって姿勢変化させる第2段階の図である。
【図15】 同じく、アクチュエータを第2の姿勢に向かって姿勢変化させる第3段階の図である。
【図16】 同じく、アクチュエータを第2の姿勢に向かって姿勢変化させる第4段階の図である。
【図17】 同じく、アクチュエータを第2の姿勢として接続を完了した状態の図である。
【図18】 アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図12に対応する図である。
【図19】 同じく、アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図13に対応する図である。
【図20】 同じく、アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図14に対応する図である。
【図21】 同じく、アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図15に対応する図である。
【図22】 同じく、アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図16に対応する図である。
【図23】 同じく、アクチュエータのピン部の挙動を説明する図で、図17に対応する図である。
【図24】 アクチュエータが第1の位置にあるときのFPCコネクタの側面図である。
【図25】 アクチュエータが第2の位置にあるときのFPCコネクタの側面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ハウジング
11 前壁
12 後壁
13 FPC挿入口
14 接続空洞
15 仕切り壁
16 端子装着溝
17 側壁
171 縦溝
172 係合部
2 端子
21 キャリア
22 装着片
23 コンタクト片
231 コンタクト部
24 半田テイル
25 拘束ビーム
251 第1の拘束縁
252 第2の拘束縁
253 傾斜縁
3 端子
31 キャリア
32 装着片
33 コンタクト片
331 コンタクト部
34 半田テイル
35 加圧ビーム
351 係合縁
352 凹部
4 アクチュエータ
41 拘束ビーム受入溝
42 加圧ビーム受入窓孔
43 頂部
44 ピン部
45 逃げ溝
46 充実肉部
47 カム部
471 係合角部
472 係合平面
48 加圧部
49 平坦面
401 ボス
402 制限突部
5 金属ネイル
51 半田テイル
6 矢示
7 FPC

Claims (4)

  1. FPC挿入口(13)と、FPC挿入口(13)に連通する接続空洞(14)が形成されている絶縁ハウジング(1)と、
    前記絶縁ハウジング(1)に横並びで装着され、それぞれのコンタクト片(23、33)が前記接続空洞(14)に臨んでいる複数の端子(2、3)と、
    前記接続空洞(14)に挿入されたFPC(7)を端子(2、3)のコンタクト片(23、33)に向けて押圧するための加圧部(48)と、この加圧部(48)を移動させるためのカム部(47)を有するアクチュエータ(4)とを備えているFPC用コネクタであって、前記アクチュエータ(4)が断面を略二等辺三角形の棒状とされているものにおいて、
    端子基部(3A)からコンタクト片(33)に対向するようにしてFPC挿入口(13)の方向に延びる係合縁(351)が形成されている加圧ビーム(35)を有する端子(3)と、端子基部(2A)からFPC挿入口(13)の方向に延びる第1の拘束縁(251)とこの第1の拘束縁(251)に略直角を成して連続して第1の拘束縁(251)から離れる方向に延びる第2の拘束縁(252)とを有するフック状の拘束ビーム(25)が形成された端子(2)とがそれぞれ少なくとも一つ装着されており、
    前記アクチュエータ(4)は、前記加圧ビーム(35)に対応させた加圧ビーム受入窓孔(42)と、前記拘束ビーム(25)に対応させた拘束ビーム受入溝(41)とが形成されて、加圧ビーム受入窓孔(42)に前記端子(3)の加圧ビーム(35)が受け入れられ、拘束ビーム受入溝(41)に前記端子(2)の拘束ビーム(25)が受け入れられていると共に、加圧ビーム(35)の係合縁(351)とアクチュエータ(4)に設けたカム部(47)であって、係合角部(471)とこれに連続する係合平面(472)を有する断面略方形のカム部(47)が係合するようにされ、かつ拘束ビーム(25)の第1、第2の拘束縁(251、252)と、拘束ビーム受入溝(41)に拘束ビーム受入溝(41)を横断するように設けたピン部(44)が係合するようにされており、
    そして更に、前記アクチュエータ(4)は、前記断面略二等辺三角形の一方の斜面(49)を略水平として、FPC(7)をFPC挿入口(13)から挿入可能とする第1の位置と、FPC(7)の接点と端子(2、3)のコンタクト片(23、33)の間に電気的接続を形成する第2の位置の間で姿勢を変化できるようにされており、
    アクチュエータ(4)が前記第1の位置から第2の位置に姿勢変化する時、
    前記カム部(47)は、第1の位置において前記加圧ビーム(35)の係合縁(351)と前記係合角部(471)が係合し、第1の位置から第2の位置への変化の際には、係合角部(471)が係合縁(351)に係合しながら移動した後前記係合平面(472)が係合縁(351)と対向するように移行し、第2の位置において前記係合平面(472)が係合縁(351)に係合し、
    前記ピン部(44)は、第1の位置において前記拘束ビーム(25)の第1の拘束縁(251)と係合し、第1の位置から第2の位置への変化の際には第1の拘束縁(251)との係合から第2の拘束縁(252)との係合に移行し、第2の位置において、第2の拘束縁(252)と係合するようにされ、
    加圧ビーム(35)と拘束ビーム(25)が協働して、アクチュエータ(4)が姿勢変化する際の脱落を防止していることを特徴とするFPC用コネクタ。
  2. 前記カム部(47)の係合角部(471)は、前記ピン部(44)の中心位置と異なる偏心した位置にある請求項1に記載のFPC用コネクタ。
  3. 前記加圧ビーム(35)の係合縁(351)は、前記カム部(47)の係合角部(471)に対応させた凹部(352)が形成されている請求項1または2に記載のFPC用コネクタ。
  4. 前記カム部(47)の係合角部(471)は、アクチュエータ(4)が第1の位置にある時、加圧ビーム(35)の係合縁(351)に形成した凹部(352)に係合し、アクチュエータ(4)が第1の位置から第2の位置に姿勢変化する際の、ピン部(44)が前記第2の拘束縁(252)との係合に移行した後に、前記凹部(352)との係合が外れる請求項3に記載のFPC用コネクタ。
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