JP2009129562A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009129562A
JP2009129562A JP2007300249A JP2007300249A JP2009129562A JP 2009129562 A JP2009129562 A JP 2009129562A JP 2007300249 A JP2007300249 A JP 2007300249A JP 2007300249 A JP2007300249 A JP 2007300249A JP 2009129562 A JP2009129562 A JP 2009129562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
rotating member
connector
pressing
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007300249A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Suzuki
雅幸 鈴木
Aritaka Nakano
有貴 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DDK Ltd
Original Assignee
DDK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DDK Ltd filed Critical DDK Ltd
Priority to JP2007300249A priority Critical patent/JP2009129562A/ja
Priority to US12/274,305 priority patent/US7828570B2/en
Priority to CN2008101767405A priority patent/CN101442160B/zh
Publication of JP2009129562A publication Critical patent/JP2009129562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】本発明はコネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、FPCやFFC等の接続対象物を挿入し、回動部材を回動した際に、回動部材が破損することなく、安定した接続を得られる構造のコネクタを提供する。
【解決手段】本目的は接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、所要数のコンタクトとハウジング12とコンタクトに作用してコンタクトと接続対象物を接触させる回動部材14を備えるコネクタにおいて、芯数が多くなった場合に、任意の位置のコンタクト15を押受部153の先端に接続部方向へ突出した突出部164を設けたコンタクト16とし、コンタクトの作用する回動部材14の押圧部30ではなく、突出部164と係合する係合軸34を設けたコンタクト16とし、回動部材14が反ることがないようにコンタクト16を配置することを特徴とするコネクタ10にすることより達成できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特に、コネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、フレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)やフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)等の接続対象物を挿入し、回動部材を回動した際に、回動部材が破損することなく、安定した接続を得られる構造に関するものである。
この種のFPCやFFCを用いたコネクタには、予め、コンタクトのギャップ寸法を挿入されるFPCやFFCの厚さより狭くしておき、狭い間隔にFPCやFFCを挿入するNon−ZIFタイプや、コンタクトのギャップ寸法を挿入されるFPCやFFCの厚さより広くしておき、広い間隔にFPCやFFCを挿入した後で何らかの手段でFPCやFFCとコンタクトを接触させる所謂ZIFタイプのものがある。ZIFタイプには、FPCやFFCを挿入した後に楔形状をしたスライダーを差し込んでFPCやFFCとコンタクトを接触させるスライダータイプや、FPCやFFCを挿入した後に回動部材を接続対象物の挿入側で回動させ、FPCやFFCとコンタクトを接触させるフロント回動タイプや、FPCやFFCを挿入した後にFPCやFFCの挿入側と反対側で回動させ、FPCやFFCとコンタクトを接触させるバック回動タイプがある。
近年、この種のコネクタには、FPCやFFCの挿入時に出来る限り力の掛からないZIF(ゼロ・インサーション・フォース)やLIF(ライト(軽い)・インサーション・フォース)の要求やより一層の低背化や狭ピッチ化の要求が強くなってきている。
下記に、スライダータイプの文献として、特許文献1(実開平6−60983号)を、フロント回動タイプの文献として、特許文献2(特開2001−307805)や特許文献3(特開2006−032216)を、バック回動タイプの文献として、特許文献4(特開平10−208810号)や特許文献5(特開平11−031561号)や特許文献6(特開2002−270290)や本出願人の提案として特許文献7(特開2004−071160)を挙げる。
実開平6−60983号の要約によると、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるスライダー付プリント基板用コネクタを提供することを目的とし、コネクタのスライダー5の両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジング4への挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部52を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端521側に凸部56を設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部55を設け、ハウジングの両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部48を設け、スライダーをフレキシブル・プリント基板3の接続端子部31とともにハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部56がハウジングの傾斜面を有する突出部48を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにした構造のスライダー付プリント基板用コネクタが開示されている。 ちなみに、実用新案登録請求の範囲には、請求項1として、多数のコンタクトを備えたハウジングのコンタクト部にフレキシブル・プリント基板の接続端子部を装着し、その接続端子部が装着された前記コンタクト部にくさび形状をその先端部に設けられた板状部分を有するスライダーを押し込み、フレキシブル・プリント基板を前記コンタクトに接続せしめるスライダー付プリント基板用コネクタにおいて、前記スライダーの両側端部に前記ハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、前記U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、前記ハウジングの両側端部には前記スライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、前記スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともに前記ハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部が前記ハウジングの傾斜面を有する突出部に係合し、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにしたことを特徴とするスライダー付プリント基板用コネクタが開示されている。 特開2001−307805の要約によると、薄型化を可能とするフレキシブル基板用電気コネクタを提供することを目的とし、フレキシブル基板Pが加圧部材の加圧部により複数の端子の接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、複数の端子は、第一端子10と第二端子20の二種を有し、加圧部材30はこれに対応して第一端子の上腕部11と第二端子の上腕部21にてそれぞれ回動案内される第一被案内部31Aと第二被案内部32Aとを備え、加圧部材が閉位置に向け回動されたときに第一被案内部が第一端子の上腕部の下縁と接し、第二被案内部が第二端子の上腕部の上縁と接する構造のフレキシブル基板用電気コネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、前方及びこれに隣接せる上方の部分で連通して開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有し、上記下腕部の上縁に上記接触部が設けられ、該下腕部の上方位置にて開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記下腕部の接触部の上に配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、複数の端子は、第一端子と第二端子の二種を有し、加圧部材はこれに対応して第一端子の上腕部と第二端子の上腕部にてそれぞれ回動案内される第一被案内部と第二被案内部とを備え、加圧部材が閉位置に向け回動されたときに上記第一被案内部が第一端子の上腕部の下縁と接し、上記第二被案内部が第二端子の上腕部の上縁と接することを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項2として、第一端子の上腕部が可撓性を有し、加圧部材は、開放位置から閉位置への回動によって、第一被案内部が上記上腕部を上方に弾性撓み変形せしめるようになっていると共に上腕部からの反力により加圧部材が下方に可動となっていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項3として、第二端子の上腕部が可撓性を有し、該上腕部は加圧部材の下方への移動により加圧部材の第二被案内部から下方への力を受けて弾性撓みを生じフレキシブル基板を圧するようになっていることとする請求項2に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項4として、第二端子は、上腕部と下腕部とがそれぞれの基部側にて連結部により一体的につながっており、該連結部から抜止め用係止部が突出して設けられ、該係止部がハウジングの係止孔と遊びをもって係止し、上腕部の弾性撓み時に、下腕部も一部が弾性撓みできるようになっていることとする請求項3に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項5として、第一端子と第二端子はそれぞれの下腕部に設けられた接触子の位置が、フレキシブル基板の挿抜方向に互いにずれていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項6として、加圧部材の第一被案内部は、加圧部材の正規の閉位置における回動中心から第一腕部との接触点までの距離が、この正規の閉位置に対して回動方向前後における状態での対応せる距離よりも小さくなっていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項7として、複数の端子は、第一端子と第二端子の二種を有し、加圧部材はこれに対応して第一端子の上腕部と第二端子の上腕部にてそれぞれ回動案内される第一被案内部と第二被案内部とを備え、加圧部材が開放位置に向け回動されたときに上記第一及び第二被案内部の少なくとも一方が、第一及び第二端子の上腕部を上方に弾性撓みするように圧し、該上腕部と対応下腕部との最狭間隔を拡げるように上腕部を弾性撓み変形させるようになっていることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項8として、前方及びこれに隣接せる上方の部分で連通して開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有し、上記上腕部と下腕部の少なくとも一方の縁に上記接触部が設けられ、該下腕部の上方位置にて開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記下腕部の接触部の上に配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、端子は、上腕部と下腕部とがそれぞれの基部側にて連結部により一体的につながっており、該連結部から抜止め用係止部が突出して設けられ、該係止部がハウジングの係止孔と遊びをもって係止し、上腕部の弾性撓み時に、下腕部も一部が弾性撓みできるようになっており、上記連結部に対して逆方向に位置する下腕部の自由端側にて該端子がハウジングに対して固定されるようになっていることを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項9として、前方及びこれに隣接せる上方の部分で連通して開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有し、上記上腕部と下腕部の少なくとも一方の縁に上記接触部が設けられ、該下腕部の上方位置にて開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記接触部に対向配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、加圧部材は端子の上腕部にて回動案内される被案内部を備え、該被案内部は、加圧部材が閉位置に向け回動されたときに上記端子の上腕部の下縁と接する第一被案内部と、上記端子の上腕部の上縁と接する第二被案内部とを有することを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項10として、前方及びこれに隣接せる上方の部分で連通して開口せるハウジングの開口部もしくはその内方に端子の接触部が配設された端子を複数有し、各端子がハウジングの底部側に位置する下腕部とこれに対して上方に位置する上腕部とをそれぞれ前方に延びるようにして有し、上記上腕部と下腕部の少なくとも一方の縁に上記接触部が設けられ、該下腕部の上方位置にて開放位置と閉位置との間で回動自在な加圧部材が上記開口部に設けられ、該加圧部材の開放時に上記開口部内へ前方から挿入されるフレキシブル基板の回路面が上記接触部に対向配置された後に加圧部材の閉位置への回動時に該加圧部材の加圧部により上記接触部へ圧せられる電気コネクタにおいて、加圧部材は端子の上腕部にて回動案内される被案内部を備え、該被案内部は、加圧部材の開放時に上記端子の上腕部の内縁と接する被案内部を備え、上記開放時における上腕部と対応下腕部との間隔を、加圧部材の閉位置におけるフレキシブル基板未挿入時の間隔よりも大とするように上腕部を弾性撓み変形させるようになっていることを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項11として、上腕部を弾性撓みさせる手段は、加圧部材とハウジングの間で形成されたカム手段であることとする請求項10に記載のフレキシブル基板用電気コネクタが開示されている。 特開2006−032216の要約によると、端子の狭ピッチ配列を可能とするフレキシブル基板用電気コネクタ、これに用いられるフレキシブル基板及びその製造方法を提供することを目的とし、金属板の板面をそのまま維持して形づけられて、延出方向をほぼ同じにした支持腕部3と接触腕部4そして固定部7を有する端子1の固定部が上記延出方向でハウジングの保持溝への圧入されて、平行に複数の端子が配列されており、加圧部23でフレキシブル基板Pを上記接触腕部4の接触部4Aへ弾圧接触せしめる該加圧部材を有し、該加圧部材を支持する支持部3Aが上記支持腕部に形成されている電気コネクタにおいて、端子の支持腕部と接触腕部の一方がハウジング10に、上記延出方向に対し直角な方向に開放して形成された収容溝13で少なくとも部分的に収容され、他方が収容溝外に位置している構造のフレキシブル基板用電気コネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、平坦な金属板の板面をそのまま維持して形づけられて、延出方向をほぼ同じにして並設された支持腕部と接触腕部そして固定部を有する端子の少なくとも固定部が上記延出方向でハウジングの保持溝への圧入により保持されて、該端子の板厚方向に所定間隔で平行に複数の端子が配列されており、加圧部でフレキシブル基板を上記接触腕部に形成された接触部へ弾圧接触せしめる該加圧部材を有し、該加圧部材がフレキシブル基板の挿入を許容する開位置とフレキシブル基板を弾圧接触位置へもたらす閉位置との間で可動として該加圧部材を支持する支持部が上記支持腕部に形成されている電気コネクタにおいて、端子の支持腕部と接触腕部の一方が、ハウジングに上記延出方向に対し直角な方向に開放して形成された収容溝で少なくとも部分的に収容され、他方が収容溝外に位置していることを特徴とするフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項2として、端子の固定部は、支持腕部と接触腕部の一方とこれに対して平行に延びる固定腕部との間に形成されるU字溝の縁部であることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項3として、 端子の固定部は、支持腕部と接触腕部との間に形成されるU字溝の縁部であることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項4として、端子の支持腕部が収容溝外に位置していることとする請求項1ないし請求項3のうちの一つに記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項5として、端子の接触腕部が収容溝外に位置していることとする請求項1ないし請求項3のうちの一つに記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項6として、配列された複数の端子のうち交互に位置する一方の端子が支持腕部、接触腕部、固定腕部を、他方の端子が接触部と固定腕部を有し、一方の端子のみが支持腕部にて加圧部材を可動に支持しており、両端子は、接触部が収容溝外に位置し、接触部以外の接触腕部は、収容溝内に位置していることとする請求項1ないし請求項5のうちの一つに記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項7として、ハウジングには、加圧部材を支持腕部にて可動に支持している端子列に対向して他の端子列が配設されており、該他の端子列の端子は支持腕を備えておらず、接触腕部の上に配されるフレキシブル基板の上方に、閉位置へ回動した加圧部材を収める空間を形成していることとする請求項1に記載のフレキシブル基板用電気コネクタ、請求項8として、フレキシブル基板の端部近傍領域に複数のランドが配列形成されている該フレキシブル基板において、ランドの配列方向及びこれと直角な方向で該ランドから規定の距離に基準マークが形成されていることを特徴とするフレキシブル基板、請求項9として、基準マークはランドの配列方向とこれと直角な方向に延び互いに交差する線分を有するクロスマークであることとする請求項8に記載のフレキシブル基板、請求項10として、フレキシブル基板の製造方法において、ランドの配列方向及びこれと直角な方向で該ランドから規定の距離に基準マークを形成し、該基準マークを画像認識しながら上記配列方向及びこれと直角な方向でのフレキシブル基板の端縁までの距離が所定距離となるように該端縁を加工することを特徴とするフレキシブル基板の製造方法が開示されている。 特開平10−208810号の要約によると、FPCまたはFFCを接続するコネクタを操作性を悪くすることなく小型化することを課題とする。また、接続ずれを防ぎ信頼性や品質の向上を図ることを目的とし、接触子を「H」字を寝かした形状とし、縦の支柱の一方の端部にT字型に接続した上ビームの一方に端部が円弧状の回転部を持つ回転ビームを設け、もう一方の先端部にはFPCあるいはFFCと接続するための接触部を有する接触ビームを設け、接触子の基板側の下ビームの一方の端部には基板のパッドと接続するためのSMT端子を設け、下ビームは回転ビームと対向する位置に配置し、そして、回転ビームの回転部と契合し、操作させたとき回転ビームを上方に変位させ接触ビームを下方に支柱を支点にてこの原理により変位させる構造を持つレバーと、接触子とレバーを収容するインシュレータから構成するコネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、ハウジングおよび接触子を備えるコネクタにおいて、前記接触子は支柱と前記支柱の上に上ビームからなるT形状部を有し、前記上ビームは前記支柱に対して片側に接触部を有する接触ビームと前記接触ビームの反対側に回転ビームとを有し、前記回転ビームを変位させて前記支柱と前記上ビームとの接続部を支点として前記接触ビームと前記接触ビームに対向する部分との間隔を変位させる手段を、前記回転ビームと前記回転ビームに対向する部分との間に有することを特徴とする低挿抜力コネクタ、請求項2として、T形状部を有する前記接触子が、前記支柱に対して前記上ビームと反対側に前記支柱と接する下ビームを有してH形状部を有することを特徴とする請求項1記載の低挿抜力コネクタ、請求項3として、前記接触ビームと前記接触ビームに対向する部分との間にフレキシブル・フラット・ケーブルまたはフレキシブル・プリンテッド・サーキットを挿入して前記接触部と接続させることを特徴とする請求項1または2記載の低挿抜力コネクタ、請求項4として、前記回転ビームを変位させる手段が、前記回転ビームに円弧状に膨らんだ部分を有し前記膨らんだ部分と契合する凹部を有する回転するレバーであって、前記回転ビームと前記回転ビームに対向する部分との間隔を前記レバーを回転させることにより、前記回転ビームが変位するように前記レバーの回転部の肉厚を回転方向に変化していることを特徴とする請求項1,2または3記載の低挿抜力コネクタ、請求項5として、前記回転ビームを変位させる手段が、前記回転ビームに円弧状の凹部を有し前記凹部と契合する円弧状に膨らんだ部分を有する回転するレバーであって、前記回転ビームと前記回転ビームに対向する部分との間隔を前記レバーを回転させることにより、前記回転ビームが変位するように前記レバーの回転部の肉厚が回転方向に変化していることを特徴とする請求項1,2または3記載の低挿抜力コネクタ、請求項6として、前記レバーを前記コネクタが載る基板の方向に押し下げ回転させたときに、前記回転ビームと前記回転ビームと対向する部分との間隔を広げるように前記レバーの前記回転部の肉厚が変化していることを特徴とする請求項4または5記載の低挿抜力コネクタ、請求項7として、前記レバーを押し下げ回転させる途中に、前記レバーを押し下げる前および後における前記回転ビームと前記回転ビームに対向する部分との間隔よりも大きくするように前記レバーの前記回転部の肉厚が厚くなっている部分を有することを特徴とする請求項4,5または6記載の低挿抜力コネクタ、請求項8として、前記回転ビームを変化させる手段が、スライド部材であって、前記スライド部材をスライドさせることにより前記回転ビームを変位させるように前記スライド部材または前記回転ビームに凹部または凸部を有することを特徴とする請求項1または2記載の低挿抜力コネクタ、請求項9として、前記下ビームの前記支柱に対して少なくとも片側には、基板と接続するSMT端子を有することを特徴とする請求項2記載の低挿抜力コネクタ、請求項10として、前記下ビームの前記支柱に対して少なくとも片側には、基板のスルーホール接続用の端子を有することを特徴とする請求項2記載の低挿抜力コネクタ、請求項11として、前記下ビームの前記支柱に対して少なくとも片側には、前記ハウジングに係止する係止部を有していることを特徴とする請求項2記載の低挿抜力コネクタ、請求項12として、前記支柱の一部に前記ハウジングに係止する係止部を有していることを特徴とする請求項1記載の低挿抜力コネクタ、請求項13として、ハウジングに係止固定され、基板のパッドと半田付け接続されるフックピンを有する請求項1から12記載の低挿抜力コネクタ、請求項14として、前記フックピンのハウジングに圧入による係止する方向が前記下ビームの圧入によるハウジングに係止する方向と逆であることを特徴とする請求項13記載の低挿抜力コネクタが開示されている。 特開平11−31561号の要約によると、操作性に優れ、偏平電線の確実な装着が可能なコネクタを提供することを目的とし、偏平電線8の挿入口5とは反対側の開口部6に設けられた回動部材4が回動の始点位置にあるときには、回動部材4の圧接部4bが、接触子3の隅部3a2の周縁に当接しておらず、偏平電線8の挿抜が自由な開放状態であり、回動部材4を回動操作することより、回動部材4の圧接部4bが、接触子3の隅部3a2の周縁を加圧して弾性変形させて接触部3a1を偏平電線8に圧接し、回動の終点位置では、回動部材4の圧接部4bが、接触子3の隅部3a2の頂点P2を乗り越えた状態となって接触子3の弾性復元力によって、結線状態を維持させる方向への力が作用するようにしている構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、偏平電線の挿入口を有するとともに、該挿入口とは反対側に開口部を有するハウジングと、ハウジングの内部に装着される複数の接触子と、前記ハウジングの前記開口部側に回動可能に支持された回動部材とを備え、前記回動部材は、圧接部を有するとともに、回動の始点位置では、前記圧接部を前記接触子に圧接させることなく、ハウジングの挿入口への偏平電線の挿抜を許容する一方、回動の終点位置では、前記圧接部を前記接触子に圧接させて該接触子を弾性変形させることにより、前記接触子の接触部と挿入されてある偏平電線とを密接させることを特徴とするコネクタ、請求項2として、前記回動部材は、前記圧接部を、前記接触子の隅部の周縁に圧接させるものであり、前記回動部材は、前記回動の始点位置では、前記圧接部が、回動中心と前記隅部の頂点とを結ぶ線に対してその一方側にあり、回動部材の回動操作に応じて、前記圧接部が、前記結ぶ線を越えて、前記回動の終点位置では、前記結ぶ線に対してその他方側となるように位置づけられている請求項1記載のコネクタ、請求項3として、前記回動部材の圧接部を、前記接触子の一端側の前記隅部の周縁に圧接することにより、該接触子の他端側の接触部を、挿入されてある偏平電線に密接させる請求項2記載のコネクタ、請求項4として、前記接触子は、互いに対向する一対の接触部を有し、前記回動の終点位置では、前記回動部材の圧接部が前記接触子に圧接されることにより、前記一対の接触部の一方が、他方側へ弾性変形されて両接触部で挿入されてある偏平電線を挟持する請求項1ないし3のいずれかに記載のコネクタが開示されている。 特開2002−270290の要約によると、アクチュエータを小さい操作力で操作でき、また、アクチュエータによるコンタクトの移動量を大きくして接続を確実に行うことができ、更に、低背のコネクタを提供することを目的とし、アクチュエータ30は、カム部31と操作部33を有し、前記両部の間に各コンタクト10のばね部14の先端付近14aが挿入脱出可能な逃げ溝32を形成され、アクチュエータを支点31aを中心として90°右回転すると、カム部は各コンタクトのばね部と連結ばね部13を弾性変形させ、接触部11の突起11a,11bと接触部12の突起12a,12bとの間で、FPC50は挟圧され、したがって、FPCのパターンは、各コンタクトの端子部17を介してプリント基板60に接続される。インシュレータ20の天井部22は、各コンタクトの接触部11を被覆し、天井部の前面側の下部には、FPCをコネクタに挿入するためのガイド部22aが形成される構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、コンタクトと、前記コンタクトを保持するインシュレータと、前記インシュレータに回転可能に取り付けられ、かつ、前記コンタクトを弾性変形させて接続対象物に接触させることができるアクチュエータとから構成されるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側に前記アクチュエータによる被作動部を、それぞれ有する第1のビームと、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側にプリント基板と接続する端子部を、それぞれ有する第2のビームと、前記第1のビームと前記第2のビームとを連結する連結ばね部とから構成され、前記インシュレータは、前記コンタクトの少なくとも一方の接触部を嵌合側から被覆する天井部を有し、前記天井部に前記接続対象物の挿入をガイドするガイド部が形成されることを特徴とするコネクタ、請求項2として、前記コンタクトの少なくとも一方の接触部は、前記連結ばね部の近傍に前記接続対象物に向かって傾斜する傾斜部を有することを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項3として、前記アクチュエータは、操作部と、前記コンタクトの被作動部を作動するカム部と、前記操作部と前記カム部との間に位置する逃げ溝とを有し、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では、前記被作動部が前記逃げ溝に挿入可能であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項4として、コンタクトと、前記コンタクトを保持するインシュレータと、前記インシュレータに回転可能に取り付けられ、かつ、前記コンタクトを弾性変形させて接続対象物に接触させることができるアクチュエータとから構成されるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側に前記アクチュエータによる被作動部を、それぞれ有する第1のビームと、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側にプリント基板と接続する端子部を、それぞれ有する第2のビームと、前記第1のビームと前記第2のビームとを連結する連結ばね部とから構成され、前記第1のビームの接触部は、前記接続対象物に向かって突出する第1の突起と第2の突起とを前記接続対象物の挿入方向に並んで有し、前記第2のビームの接触部は、前記接続対象物に向かって突出する第3の突起と第4の突起とを前記接続対象物の挿入方向に並んで有し、前記第3の突起が前記第1の突起と前記第2の突起との間に位置するか、又は、前記第1の突起が前記第3の突起と前記第4の突起との間に位置し、前記第1の突起と前記第2の突起、又は、前記第3の突起と前記第4の突起が、前記接続対象物と接触する接点となることを特徴とするコネクタが開示されている。 特開2004−71160の要約によると、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダー16でFPC40又はFFCを確実にコンタクト14の接触部22に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供することを目的とし、この目的の低背位化は、コンタクト14の接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに接触部22と弾性部34と支点部32と接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、接続部24と対向する位置に弾性部34から延設された押受部20を設け、スライダー16に長手方向に連設した押圧部36を設け、押圧部36がコンタクト14の接続部22と押受部20との間で回動自在にスライダー16をハウジング12に装着することにより達成できる構造のコネクタが開示されている。 ちなみに、特開2004−71160の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトの接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とするコネクタ、請求項2として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、2種類のコンタクトを千鳥に配置し、一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部から接触部と反対方向に延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間及びもう一方のコンタクトの押受部と前記ハウジングとの間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とするコネクタ、請求項3として、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、前記押受部が押圧部によって押し上げられることで前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記接触部側に傾くことによって、前記接触部が前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)側に押圧されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項4として、一方若しくはもう一方の前記コンタクトの押受部の先端に突出部を設け、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部方向へ移動しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項5として、前記スライダーの押圧部の形状を細長形状にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ、請求項6として、前記スライダーには、所要数の前記コンタクトの突出部と係合する係止孔を設け、該係止孔を別個独立にしたことを特徴とする請求項5記載のコネクタ、請求項7として、前記押圧部の細長形状を、楕円形にしたことを特徴とする請求項5記載のコネクタ、請求項8として、一方の前記コンタクトの支点部から延設した方向にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ、請求項9として、もう一方のコンタクトの前記支点部から接続部と反対方向に延設された延設部を設け、前記スライダーの押圧部が延設部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項2記載のコネクタ、請求項10として、もう一方の前記コンタクトの支点部と接続部との間にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設けたことを特徴とする請求項2記載のコネクタ等が開示されている。
特許文献1(実開平6−60983号)のようなスライダータイプでは、6層(ハウジングの厚み方向両側の壁・コンタクトの接触部と受け部の厚さ・スライダーの押圧部の厚さ・FPC又はFFCの厚さ)構造になっており、低背化には不向きである。また、スライダータイプで、コンタクトの受け部を省略し、5層(ハウジングの厚み方向両側の壁・コンタクトの接触部の厚さ・スライダーの押圧部の厚さ・FPC又はFFCの厚さ)構造にしても、各部位の強度や仕様等からこれ以上低背位化が出来なく、また、ハウジングの嵌合口側のみで、FPC又はFFCの挿入とコンタクトの接触部をFPC又はFFCに押しつける動作を行っているので、コネクタが小型化すればするほど作業性が悪くなる。
フロント回動タイプには特許文献2(特開2001−307805)や特許文献3(特開2006−032216)がある。フロント回動タイプには、コネクタの小型化や狭ピッチ化や奥行き方向の小スペース化(3mm程度)は可能であるが、低背化(1mm程度が限度)や仕様等によって生じる上下接点要求や接続対象物を上方向にコジられた場合の接続安定性・保持力や接続対象物がガイドし難いといった難点がある。
バック回動タイプには特許文献4(特開平10−208810号)や特許文献5(特開平11−031561号)や特許文献6(特開2002−270290)や本出願人の提案として特許文献7(特開2004−071160)がある。バック回動タイプには、コネクタの小型化や狭ピッチ化や低背化(0.65mm程度)や仕様等によって生じる上下接点要求や接続対象物を上方向にコジられた場合の接続安定性・保持力の向上や接続対象物がガイドし易いという利点はあるが、奥行き方向の小スペース化に難点がある。
本出願人の提案以外の特許文献4〜6のバック回動タイプでは、ある支点を中心として回動部材を回動しているが、回動時には大きな負荷が支点に加わり、破損する恐れがある。さらに、上述のように、コネクタへの狭ピッチ化(小型化)の要求が強くなると、回動部材が薄肉化し、回動時に破損する可能性がさらに高くなると言った課題に繋がる。本出願人が提案した特許文献7は、回転軸が移動し、負荷が集中しないもの破損する恐れがある。
また、芯数が多いと、回動時の負荷によって、中央部付近に反りが発生してしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、さらに、コネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、FPCやFFC等の接続対象物を挿入し、回動部材を回動した際に、回動部材が破損することなく、安定した接続を得られる構造のコネクタを提供せんとするものである。
本目的は、請求項1記載のように、接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔44と前記接続対象物が挿入される嵌合口5を有するハウジング12と前記ハウジング12の嵌合口5の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材14とを備えるコネクタ10において、一方端に前記接触部152と他方端に押受部153を有する第一片151と他方端に前記接続部156を有する第二片155と前記接触部152と前記接続部156の間に位置するとともに前記第一片151と前記第二片155の一方端を連結する弾性部22及び支点部24とを有し、前記接触部152と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部156を略クランク形状に配置する前記コンタクトを第一コンタクト15とし、前記回動部材14には前記第一コンタクト15の押受部153が入る別個独立の係止溝28を設け、前記回動部材14が回動(回転)する際に前記係止溝28の底部が前記第一コンタクト15の押受部153に作用する押圧部30を設け、前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第一コンタクト15のみを前記ハウジング12に装着し、前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第一コンタクト15の押受部153の先端に前記接続部方向へ突出した突出部164を設けたコンタクトを第二コンタクト16とし、前記回動部材14にはさらに前記第二コンタクト16の押受部163が入る別個独立の係止孔32を設けるとともに前記第二コンタクト16の突出部164と係合する係合軸34を設け、少なくとも1本の前記第一コンタクト15に代えて、前記第二コンタクト16を前記回動部材14が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ10にすることより達成できる。
本目的は、請求項2記載のように、接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタ11であって、前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔44と前記接続対象物が挿入される嵌合口5を有するハウジング13と前記ハウジング13の嵌合口5の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材14とを備えるコネクタ11において、一方端に前記接触部172と他方端に押受部173を有する第一片171と一方端に前記接続部176を有する第二片175と前記接触部172と前記接続部176の間に位置するとともに前記第一片171と前記第二片175の他方端を連結する弾性部22及び支点部24とを有し、前記接触部172と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部176を倒略U字形状に配置する前記コンタクトを第三コンタクト17とし、前記回動部材14には前記第三コンタクト17の押受部173が入る別個独立の係止溝28を設け、前記回動部材14が回動(回転)する際に前記係止溝28の底部が前記第三コンタクト17の押受部173に作用する押圧部30を設け、前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第三コンタクト17のみを前記ハウジング13に装着し、前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第三コンタクト17の押受部173の先端に前記ハウジング方向へ突出した突出部184を設けたコンタクトを第四コンタクト18とし、前記回動部材14にはさらに前記第四コンタクト18の押受部183が入る別個独立の係止孔32を設けるとともに前記第四コンタクト18の突出部184と係合する係合軸34を設け、少なくとも1本の前記第三コンタクト17に代えて、前記第四コンタクト18を前記回動部材14が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ11にすることにより達成できる。
請求項3記載のコネクタ10、11は、前記押圧部30を略板状にし、前記回動部材14が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部30と前記第一コンタクト15または前記第三コンタクト17と接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部30の面が前記第一コンタクト15と前記第三コンタクト17の押受部153、173を押し上げることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10、11にしている。
また、請求項4記載のコネクタ10、11は、前記係合軸34が軸部36のみの場合は、前記接続対象物の厚さより前記第二コンタクト16または前記第四コンタクト18の接触部162、182と前記ハウジング12との間隔を狭くすることを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ10、11にしている。
さらに、請求項5記載のコネクタ10、11は、前記係合軸34を軸部36を含んだ断面略L字形状のカム部38とし、前記回動部材14が前記カム部38の軸部36を中心に回動した際に前記カム部38が前記第二コンタクト16と前記第四コンタクト18の押受部163、183を押し上げることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタ10、11にしている。
請求項6記載のコネクタ10、11は、前記第一コンタクト15、前記第二コンタクト16と前記第三コンタクト17、前記第四コンタクト18のそれぞれの前記支点部24から前記押受部173、183若しくは前記接触部152、162と対向する側に延設した延設部157、167、177、187を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載のコネクタ10、11にしている。
また、請求項7記載のコネクタ10、11は、前記押受部153、173に、前記押圧部30の面と接する突出面154、174を設けることを特徴とする請求項1から6項のうちいずれか1項記載のコネクタ10、11にしている。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ10、11によると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載のように、接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔44と前記接続対象物が挿入される嵌合口5を有するハウジング12と前記ハウジング12の嵌合口5の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材14とを備えるコネクタ10において、一方端に前記接触部152と他方端に押受部153を有する第一片151と他方端に前記接続部156を有する第二片155と前記接触部152と前記接続部156の間に位置するとともに前記第一片151と前記第二片155の一方端を連結する弾性部22及び支点部24とを有し、前記接触部152と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部156を略クランク形状に配置する前記コンタクトを第一コンタクト15とし、前記回動部材14には前記第一コンタクト15の押受部153が入る別個独立の係止溝28を設け、前記回動部材14が回動(回転)する際に前記係止溝28の底部が前記第一コンタクト15の押受部153に作用する押圧部30を設け、前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第一コンタクト15のみを前記ハウジング12に装着し、前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第一コンタクト15の押受部153の先端に前記接続部方向へ突出した突出部164を設けたコンタクトを第二コンタクト16とし、前記回動部材14にはさらに前記第二コンタクト16の押受部163が入る別個独立の係止孔32を設けるとともに前記第二コンタクト16の突出部164と係合する係合軸34を設け、少なくとも1本の前記第一コンタクト15に代えて、前記第二コンタクト16を前記回動部材14が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ10にしているので、コネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、FPC80やFFC等の接続対象物を挿入し、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
(2)請求項2記載のように、接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタ11であって、前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔44と前記接続対象物が挿入される嵌合口5を有するハウジング13と前記ハウジング13の嵌合口5の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材14とを備えるコネクタ11において、一方端に前記接触部172と他方端に押受部173を有する第一片171と一方端に前記接続部176を有する第二片175と前記接触部172と前記接続部176の間に位置するとともに前記第一片171と前記第二片175の他方端を連結する弾性部22及び支点部24とを有し、前記接触部172と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部176を倒略U字形状に配置する前記コンタクトを第三コンタクト17とし、前記回動部材14には前記第三コンタクト17の押受部173が入る別個独立の係止溝28を設け、前記回動部材14が回動(回転)する際に前記係止溝28の底部が前記第三コンタクト17の押受部173に作用する押圧部30を設け、前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第三コンタクト17のみを前記ハウジング13に装着し、前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第三コンタクト17の押受部173の先端に前記ハウジング方向へ突出した突出部184を設けたコンタクトを第四コンタクト18とし、前記回動部材14にはさらに前記第四コンタクト18の押受部183が入る別個独立の係止孔32を設けるとともに前記第四コンタクト18の突出部184と係合する係合軸34を設け、少なくとも1本の前記第三コンタクト17に代えて、前記第四コンタクト18を前記回動部材14が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ11にしているので、コネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、FPC80やFFC等の接続対象物を挿入し、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
(3)請求項3記載のコネクタ10、11は、前記押圧部30を略板状にし、前記回動部材14が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部30と前記第一コンタクト15または前記第三コンタクト17と接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部30の面が前記第一コンタクト15と前記第三コンタクト17の押受部153、173を押し上げることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10、11にしているので、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
(4)請求項4記載のコネクタ10、11は、前記係合軸34が軸部36のみの場合は、前記接続対象物の厚さより前記第二コンタクト16または前記第四コンタクト18の接触部162、182と前記ハウジング12との間隔を狭くすることを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ10、11にしているので、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
(5)請求項5記載のコネクタ10、11は、前記係合軸34を軸部36を含んだ断面略L字形状のカム部38とし、前記回動部材14が前記カム部38の軸部36を中心に回動した際に前記カム部38が前記第二コンタクト16と前記第四コンタクト18の押受部163、183を押し上げることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタ10、11にしているので、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができ、全てのコンタクトでZIF構造が可能になる。
(6)請求項6記載のコネクタ10、11は、前記第一コンタクト15、前記第二コンタクト16と前記第三コンタクト17、前記第四コンタクト18のそれぞれの前記支点部24から前記押受部173、183若しくは前記接触部152、162と対向する側に延設した延設部157、167、177、187を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載のコネクタ10、11にしているので、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
(7)請求項7記載のコネクタ10、11は、前記押受部153、173に、前記押圧部30の面と接する突出面154、174を設けることを特徴とする請求項1から6項のうちいずれか1項記載のコネクタ10、11にしているので、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することなく、安定した接続を得られることができる。
本発明の特徴は、「回動時の負荷によって、回動部材14を回動した際に、回動部材14が破損することがないように、回動部材14の押圧部30の構造を、前記回動部材14が回動(回転)する際に前記係止溝28、28の底部が前記第一コンタクト15及び前記第三コンタクト17の押受部153、173に作用するようにしたものでり、このような押圧部30の構造では芯数が多い場合には回動時の負荷によって、中央部付近に反りが発生していまうため、任意の位置にコンタクトの押受部の先端に突出部を設けたコンタクトを配置し、前記回動部材の押圧部30に代えて前記突出部と係合するような係合軸34にした」構造のコネクタである。
つまり、芯数によって、回動部材14の前記押圧部30を略板状にし、前記回動部材14が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部30とコンタクトとが接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部30の面がコンタクトの押受部を押し上げる構造のものと、コンタクトの押受部の先端に突出部を設けたコンタクトを配置し、前記回動部材の押圧部30に代えて前記突出部と係合するような係合軸34にしたものを、任意に配置したものである。
ここでいう任意とは、前記回動部材14が回動時の負荷によって中央部分に反りがでない位置に、コンタクトの押受部の先端に突出部を設けたコンタクトとこのコンタクトと係合するように前記回動部材の押圧部30に代えて前記突出部と係合するような係合軸34にした回動部材を配置するということである。
図1から図6に基づいて、本発明のコネクタ10の一実施例について説明する。
図1(A)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図であり、(B)は本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。図2(A)は第一コンタクトの斜視図であり、(B)は第二コンタクトの斜視図である。図3はハウジングの斜視図であり、図4は回動部材の斜視図である。図5(A)は第一コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図であり、(B)は第二コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。図6(A)は第一コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図であり、(B)は第二コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。
本発明のコネクタ10は主にハウジング12と2種類のコンタクト(第一コンタクト15、第二コンタクト16)と回動部材14とを備えている。
図に基づいて本発明のコネクタ10の構成部品について説明する。まず、2種類のコンタクトについて説明する。2種類の第一コンタクト15及び第二コンタクト16ともに金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。2種類の前記コンタクト15、16の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。本実施例では、2種類の前記コンタクト(第一コンタクト15、第二コンタクト16)は前記ハウジング12の挿入孔44内に挿入されるとともに、2種類の前記第一コンタクト15及び前記第二コンタクト16は嵌合口5と反対側から挿入されている。
前記第一コンタクト15は、少なくとも一方端に接触部152と他方端に押受部153とを有する第一片151と、他方端に接続部156を有する第二片155と、前記第一片151と前記第二片155の一方端を連結する弾性連結部(支点部24と弾性部22とからなる)とを備えている。前記弾性連結部は本実施例では支点部24と弾性部22に分けることができる。つまり、前記第一コンタクト15は、図示はしないが、略逆倒h字形状で、一端側に前記FPC80と接触する接触部152と他端側に前記回動部材14により押圧される押受部153と有する第一片151と、一端側に前記支点部24と他端側に基板と接続する接続部156とを有する第ニ片155と、前記第一片151のほぼ中央付近と前記第ニ片155の前記支点部24とを連結する弾性部22(前記支点部24と前記弾性部22を合わせて弾性連結部)と、前記第一コンタクト15の弾性連結部付近の前記第二片155の近傍に固定部20とを備えたものであってもよく、前記第一片151の前記接触部152と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部156は略クランク形状に配置されている。
本実施例では、図2(A)のように、さらに、前記第一コンタクト15には前記支点部24から前記接続部156と反対方向(嵌合口5方向)に延設した延設部157を設けた、略逆倒H字形状にしている。
前記固定部20は、前記第一コンタクト15の弾性連結部付近の前記第二片155の近傍に設けている。前記固定部20の位置や大きさは、前記第一コンタクト15の保持力やコンタクトの持ち上がりや接続安定性等を考慮して適宜設計している。
前記接触部152は、前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部156は本実施例では図1(B)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部153とは、前記FPC80が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口5内に挿入された後に、前記回動部材14の押圧部30が前記第一コンタクト15の接続部156と押受部153との間で回動挿入されると、前記押受部153が前記押圧部30によって押し上げられることで前記第一コンタクト15の支点部24を支点にし、前記第一コンタクトの弾性部22が前記接触部152側に傾くことによって、前記接触部152が前記FPC80に押圧される。前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部153の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
さらに、前記第一コンタクト15の押受部153には、上記のような作用が生じ易いように、前記接続部156方向に突出した突出面154を設けることが望ましい。前記突出面154と前記回動部材14の押圧部30が面接触することで、上述のような作用をより確実にすることができ、さらに、安定した接続を得ることができる。前記突出面の大きさや形状も、上述のような作用を果たすために、適宜設計されている。
次に、第二コンタクト16について説明する。前記第一コンタクト15との大きな相違点は、前記第二コンタクト16の押受部163の先端には突出部164が設けられている点である。前記突出部164は後述する回動部材14の係合軸34と係合することで、確実な回動(回転)をするとともに前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)が強い為に、前記回動部材14の中央部が図1(A)の矢印「イ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにしたものである。前記突出部164の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記回動部材14の係合軸34が引っ掛かり、安定した回動(回転)ができる程度に適宜設計する。前記第二コンタクト16の形状としては、上述の第一コンタクト15同様に略逆倒h字形状でも略逆倒H字形状であってもよい。
前記第二コンタクト16は、少なくとも一方端に接触部162と他方端に押受部163とを有する第一片161と、他方端に接続部166を有する第二片165と、前記第一片161と前記第二片165の一方端を連結する弾性連結部(支点部24と弾性部22とからなる)とを備えている。前記弾性連結部は本実施例では支点部24と弾性部22に分けることができる。つまり、前記第二コンタクト16は、図示はしないが、略逆倒h字形状で、一端側に前記FPC80と接触する接触部162と他端側に前記回動部材14により押圧される押受部163と有する第一片161と、一端側に前記支点部24と他端側に基板と接続する接続部166とを有する第ニ片165と、前記第一片161のほぼ中央付近と前記第ニ片165の前記支点部24とを連結する弾性部22(前記支点部24と前記弾性部22を合わせて弾性連結部)と、前記第二コンタクト16の弾性連結部付近の前記第二片165の近傍に固定部20とを備えたものであってもよく、前記第一片161の前記接触部162と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部166は略クランク形状に配置されている。
本実施例では、図2(B)のように、さらに、前記第二コンタクト16には前記支点部24から前記接続部166と反対方向(嵌合口5方向)に延設した延設部167を設けた、略逆倒H字形状にしている。
前記固定部20は、前記第二コンタクト16の弾性連結部付近の前記第二片165の近傍に設けている。前記固定部20の位置や大きさは、前記第二コンタクト16の保持力やコンタクトの持ち上がりや接続安定性等を考慮して適宜設計している。
前記接触部162は、前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部166は本実施例では図1(B)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
本実施例では、図5(B)及び図6(B)のように、前記回動部材14の前記係合軸34が軸部36のみの場合には、前記押受部163が軸受けとしての役割を果たすだけで、前記支点部24と前記弾性部22は単に前記第二コンタクト16の第一片161と第二片165を連結しているだけのものである。このような場合には、前記第二コンタクト16の接触部162と延設部167(延設部167がない場合はハウジング12)の間隔は挿入されるFPC80の厚さよりも狭い間隔に設計(所謂Non−ZIF構造)し、挿入されるFPC80と安定した接続ができるようにしている。
図示はしないが、前記回動部材14の前記係合軸34が軸部36を含んだ断面略L字形状のカム部38の場合には、前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部163とは、前記FPC80が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口5内に挿入された後に、前記回動部材14のカム部38が前記第二コンタクト16の接続部166と押受部163との間で回動されると、前記押受部163が前記カム部38によって押し上げられることで前記第二コンタクト16の支点部24を支点にし、前記第二コンタクトの弾性部22が前記接触部162側に傾くことによって、前記接触部162が前記FPC80に押圧される。前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部163の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
次に、回動部材14について説明する。この回動部材14は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材14は主に操作部26とハウジング12に回動可能に装着される軸部分と前記第一コンタクト15の押受部153が入る係止溝28と押受部153を押圧する押圧部30と前記第二コンタクト16の押受部163が入る係止孔32と突出部164と係合する係合軸34とを備えている。前記軸は、回動部材14を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材14が回動可能に適宜装着されている。
本発明では、前記第一コンタクト15と前記第二コンタクト16のそれぞれの押受部153、163が係合する前記回動部材14の部分(押圧部30や係合軸34等)の形状を変えている。つまり、前記回動部材14を回動(回転)する際の負荷(回動に対する反発力)により前記回動部材14が矢印「イ」方向に膨れる(反り)ないように、任意の箇所に適宜前記第一コンタクト15に代えて、前記第二コンタクト16を配置するようにしたものである。
前記第一コンタクト15に対応する前記回動部材14の部分(押圧部30)は、前記係止溝28の底面を略板状にし、前記回動部材14が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部30と前記第一コンタクト15と接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部30の面が前記第一コンタクト15の押受部153の突出面154を押し上げ、前記第一コンタクト15に上述のような作用をすることで挿入されるFPC80と前記第一コンタクト15の接触部152が接触するようにする部分である。前記押圧部30の形状は、略板状にすることが望ましく、略板状にすることで、前記回動部材14を回動挿入させた際に前記押圧部30の面(係止溝28の底面)で、前記第一コンタクト15の突出面154を押し上げるようにしている。面同士の方が確実に押し上げることができ、回動時に回動部材14に掛かる負荷を軽減している。
前記押圧部30の大きさは、前記第一コンタクト15の突出面154と接続部156の間隔よりも厚くし、上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
前記係合溝28は、前記回動部材14の強度を高め、回動時の破損を防ぐために、独立の留め孔(溝)にしている。前記係合溝28の深さは、前記押圧部30の厚さと関係するので、上記のように上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
ここで、図14に基づいて、前記押圧部30の回動挿入の仕方について説明する。まず、(A)のようにFPC80が未挿入時には前記回動部材14は略垂直に立った状態である。つぎに、FPC80を挿入して、回動部材14を回動し始めると、(B)のようにその段階では前記押圧部30と第一コンタクト15の突出面154は接しない状態である。さらに、回動部材14を回動すると、(C)のように前記押圧部30の先端と前記突出面154が線接触状態になる。さらに、回動・挿入すると、(D)のように回動部材14はハウジング12と略平行になり、前記押圧部30と前記突出面154が面接触状態になり、前記押圧部30で前記突出面154を押し上げることになる。
前記第二コンタクト16に対応する前記回動部材14の部分(係合軸34)は、図5(B)及び図6(B)のように前記係合軸34が軸部36だけの場合(上述のようにNon−ZIF構造)や図15のように前記係合軸34に軸部36を含んだ断面略L字形状をしたカム部38の場合がある。
前記係合軸34が軸部36だけの場合(上述のようにNon−ZIF構造)には、前記軸部36は前記第二コンタクト16の突出部164に係合・回転し、前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)で前記回動部材14が図1(A)の矢印「イ」方向に膨れ(反り)てしまわなければ良い。本実施例では、前記軸部36を略円柱状にし、前記軸部36の大きさは前記回動部材14の膨れや強度やコネクタ10の小型化や回動(回転)性や前記第二コンタクト16の突出部164の大きさ等を考慮して適宜設計している。
前記係合軸34に軸部36を含んだ断面略L字形状をしたカム部38の場合には、まず、前記軸部36は前記第二コンタクト16の突出部164に係合・回転し、前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)で前記回動部材14が図1(A)の矢印「イ」方向に膨れ(反り)てしまわなければ良く、かつ、前記カム部38が回動(回転)した際に前記カム部38の大きさの変化(高さと幅の比)により前記第二コンタクト16の押受部163を押し上げて、上述の作用が起こることでFPC80と前記第二コンタクト16の接触部162が接触できればよい。本実施例では、前記軸部36を略円柱状にし、前記軸部36の大きさは前記回動部材14の膨れや強度やコネクタ10の小型化や回動(回転)性や前記第二コンタクト16の突出部164の大きさ等を考慮して適宜設計し、また、カム部38は上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
前記第二コンタクト16に対応する前記回動部材14の位置には、貫通した別個独立の係止孔32を設けている。前記係合孔32は、前記第二コンタクト16の押受部163が入り、前記突出部164と前記軸部36が係合し、前記係合軸34が安定した回動できるように適宜設計している。
前記回動部材14の操作部26は、前記回動部材14を回動操作できれば如何なる形状・大きさであってもよく、操作性や強度を考慮して適宜設計する。
ここで、図15に基づいて、前記カム部38の回動の仕方について説明する。まず、(A)のようにFPC80が未挿入時には前記回動部材14は略垂直に立った状態である。つぎに、FPC80を挿入して、回動部材14を回動し始めると、(B)のようにその段階では前記カム部38の軸部36を中心に回転し、前記カム部38は略斜め45度に傾いた状態である。さらに、回動部材14を回動すると、前記カム部38の軸部36を中心に回転し、(C)のように前記カム部38は略垂直の状態になる。さらに、回動すると、前記カム部38の軸部36を中心に回転し、(D)のように前記カム部38は略垂直でやや右(図面上)に傾いた状態になり、前記カム部38が前記押圧部163を押し上げることになる。
最後に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクトが装着される挿入孔44が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
長手方向両側には、前記回動部材14の軸が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、回動部材14の軸が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12は、前記第一コンタクト15及び前記第二コンタクト16の第一片151、161の接触部152、162を被覆する天井部40を備えている。前記ハウジング12の嵌合口5の外周には、FPC80等の接続対象物が入り易いように誘い部を設けることが望ましい。
本発明の前記第一コンタクト15と前記第二コンタクト16の配列の仕方について説明する。10芯以下の場合には、前記第一コンタクト15のみを使用する。10芯を越えた場合には、任意の位置の前記第一コンタクト15に代えて、前記第二コンタクト16を使用する。つまり、10芯を越えた場合には、前記回動部材14の回動時の負荷により前記回動部材14の膨れることが考えられるため、その防止として前記回動部材14の係合軸34を前記第二コンタクト16の突出部164と係合させることで防止するものである。前記第二コンタクト16の挿入位置としては、前記回動部材14の膨れを防止できれば如何なる位置であってもよい。10芯を越えた場合には、5芯程度おきに配置することが効果的(望ましい)である。
図7から図12に基づいて、本発明のコネクタ11の別の実施例について説明する。
図7(A)は図1とは別の本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図であり、(B)は図1とは別の本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。図8(A)は第三コンタクトの斜視図であり、(B)は第四コンタクトの斜視図である。図9は図3とは別のハウジングの斜視図であり、図10は図4とは別の回動部材の斜視図である。図11(A)は第三コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図であり、(B)は第四コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。図12(A)は第三コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図であり、(B)は第四コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。
本発明のコネクタ11の上述のコネクタ10同様に、主にハウジング13と2種類のコンタクト(第三コンタクト17、第四コンタクト18)と回動部材14とを備えている。
図に基づいて本発明のコネクタ11の構成部品について説明する。まず、2種類のコンタクトについて説明する。2種類の第三コンタクト17及び第四コンタクト18ともに金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。2種類の前記コンタクト17、18の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。本実施例では、2種類の前記コンタクト(第三コンタクト17、第四コンタクト18)は前記ハウジング13の挿入孔44内に挿入されるとともに、2種類の前記第三コンタクト17及び前記第四コンタクト18は嵌合口5側から挿入されている。
前記第三コンタクト17は、少なくとも一方端に接触部172と他方端に押受部173とを有する第一片171と、一方端に接続部176を有する第二片175と、前記第一片171と前記第二片175の他方端を連結する弾性連結部(支点部24と弾性部22とからなる)とを備えている。前記弾性連結部は本実施例では支点部24と弾性部22に分けることができる。つまり、前記第三コンタクト17は、図示はしないが、略逆倒h字形状で、一端側に前記FPC80と接触する接触部172と他端側に前記回動部材14により押圧される押受部173と有する第一片171と、一端側に基板と接続する接続部176と他端側に前記支点部24とを有する第ニ片175と、前記第一片171のほぼ中央付近と前記第ニ片175の前記支点部24とを連結する弾性部22(前記支点部24と前記弾性部22を合わせて弾性連結部)と、前記第三コンタクト17の弾性連結部付近の前記第二片175の近傍に固定部20とを備えたものであってもよく、前記第一片171の前記接触部172と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部176は略倒U字形状に配置されている。
本実施例では、図8(A)のように、さらに、前記第三コンタクト17には前記支点部24から前記押受部173と反対方向(嵌合口5方向の反対側)に延設した延設部177を設けた、略逆倒H字形状にしている。
前記固定部20は、前記第三コンタクト17の弾性連結部付近の前記第二片175の近傍に設けている。前記固定部20の位置や大きさは、前記第三コンタクト17の保持力やコンタクトの持ち上がりや接続安定性等を考慮して適宜設計している。
前記接触部172は、前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部176は本実施例では図1(B)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部173とは、前記FPC80が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口5内に挿入された後に、前記回動部材14の押圧部30が前記第三コンタクト15の延設部176と押受部173との間で回動挿入されると、前記押受部173が前記押圧部30によって押し上げられることで前記第三コンタクト17の支点部24を支点にし、前記第三コンタクトの弾性部22が前記接触部152側に傾くことによって、前記接触部152が前記FPC80に押圧される。前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部173の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
さらに、前記第三コンタクト17の押受部173には、上記のような作用が生じ易いように、前記延設部177方向に突出した突出面174を設けることが望ましい。前記突出面174と前記回動部材14の押圧部30が面接触することで、上述のような作用をより確実にすることができ、さらに、安定した接続を得ることができる。前記突出面の大きさや形状も、上述のような作用を果たすために、適宜設計されている。
次に、第四コンタクト18について説明する。前記第三コンタクト17との大きな相違点は、前記第四コンタクト186の押受部183の先端には突出部184が設けられている点である。前記突出部184は後述する回動部材14の係合軸34と係合することで、確実な回動(回転)をするとともに前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)が強い為に、前記回動部材14の中央部が図7(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにしたものである。前記突出部184の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記回動部材14の係合軸34が引っ掛かり、安定した回動(回転)ができる程度に適宜設計する。前記第四コンタクト18の形状としては、上述の第三コンタクト17同様に略逆倒h字形状でも略逆倒H字形状であってもよい。
前記第四コンタクト18は、少なくとも一方端に接触部182と他方端に押受部183とを有する第一片181と、一方端に接続部186を有する第二片185と、前記第一片181と前記第二片185の他方端を連結する弾性連結部(支点部24と弾性部22とからなる)とを備えている。前記弾性連結部は本実施例では支点部24と弾性部22に分けることができる。つまり、前記第四コンタクト18は、図示はしないが、略逆倒h字形状で、一端側に前記FPC80と接触する接触部182と他端側に前記回動部材14により押圧される押受部183と有する第一片181と、一端側に基板と接続する接続部186と他端側に前記支点部24とを有する第ニ片185と、前記第一片181のほぼ中央付近と前記第ニ片185の前記支点部24とを連結する弾性部22(前記支点部24と前記弾性部22を合わせて弾性連結部)と、前記第四コンタクト18の弾性連結部付近の前記第二片185の近傍に固定部20とを備えたものであってもよく、前記第一片181の前記接触部182と前記弾性部22と前記支点部24と前記接続部186は略倒U字形状に配置されている。
本実施例では、図8(B)のように、さらに、前記第四コンタクト18には前記支点部24から前記接続部186と反対方向(嵌合口5方向)に延設した延設部187を設けた、略逆倒H字形状にしている。
前記固定部20は、前記第四コンタクト18の弾性連結部付近の前記第二片185の近傍に設けている。前記固定部20の位置や大きさは、前記第四コンタクト18の保持力やコンタクトの持ち上がりや接続安定性等を考慮して適宜設計している。
前記接触部182は、前記FPC80と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部186は本実施例では図1(B)のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
本実施例では、図11(B)及び図12(B)のように、前記回動部材14の前記係合軸34が軸部36のみの場合には、前記押受部183が軸受けとしての役割を果たすだけで、前記支点部24と前記弾性部22は単に前記第四コンタクト18の第一片181と第二片185を連結しているだけのものである。このような場合には、前記第四コンタクト18の接触部182と接続部186の間隔は挿入されるFPC80の厚さよりも狭い間隔に設計(所謂Non−ZIF構造)し、挿入されるFPC80と安定した接続ができるようにしている。
図示はしないが、前記回動部材14の前記係合軸34が軸部36を含んだ断面略L字形状のカム部38の場合には、前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部183とは、前記FPC80が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC80が前記ハウジング12の嵌合口5内に挿入された後に、前記回動部材14のカム部38が前記第四コンタクト18の延設部187(延設部187がない場合はハウジング12)と押受部183との間で回動されると、前記押受部183が前記カム部38によって押し上げられることで前記第四コンタクト18の支点部24を支点にし、前記第四コンタクト18の弾性部22が前記接触部182側に傾くことによって、前記接触部182が前記FPC80に押圧される。前記支点部24と前記弾性部22と前記押受部183の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
次に、回動部材14について説明する。この回動部材14は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材14は主に操作部26とハウジング12に回動可能に装着される軸部分と前記第三コンタクト17の押受部173が入る係止溝28と押受部173を押圧する押圧部30と前記第四コンタクト18の押受部183が入る係止孔32と突出部184と係合する係合軸34とを備えている。前記軸は、回動部材14を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材14が回動可能に適宜装着されている。
本発明では、前記第三コンタクト17と前記第四コンタクト18のそれぞれの押受部173、183が係合する前記回動部材14の部分(押圧部30や係合軸34等)の形状を変えている。つまり、前記回動部材14を回動(回転)する際の負荷(回動に対する反発力)により前記回動部材14が矢印「ロ」方向に膨れる(反り)ないように、任意の箇所に適宜前記第三コンタクト17に代えて、前記第四コンタクト18を配置するようにしたものである。
前記第三コンタクト17に対応する前記回動部材14の部分(押圧部30)は、前記係止溝28の底面を略板状にし、前記回動部材14が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部30と前記第三コンタクト17と接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部30の面が前記第三コンタクト17の押受部173の突出面174を押し上げ、前記第三コンタクト17に上述のような作用をすることで挿入されるFPC80と前記第三コンタクト17の接触部172が接触するようにする部分である。前記押圧部30の形状は、略板状にすることが望ましく、略板状にすることで、前記回動部材14を回動挿入させた際に前記押圧部30の面(係止溝28の底面)で、前記第三コンタクト17の突出面174を押し上げるようにしている。面同士の方が確実に押し上げることができ、回動時に回動部材14に掛かる負荷を軽減している。
前記押圧部30の大きさは、前記第三コンタクト17の突出面174と延設部177の間隔よりも厚くし、上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
前記係合溝28は、前記回動部材14の強度を高め、回動時の破損を防ぐために、独立の留め孔(溝)にしている。前記係合溝28の深さは、前記押圧部30の厚さと関係するので、上記のように上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
ここで、図14に基づいて、第三コンタクト17を基にして前記押圧部30の回動挿入の仕方について説明する。まず、(A)のようにFPC80が未挿入時には前記回動部材14は略垂直に立った状態である。つぎに、FPC80を挿入して、回動部材14を回動し始めると、(B)のようにその段階では前記押圧部30と第三コンタクト17の突出面174は接しない状態である。さらに、回動部材14を回動すると、(C)のように前記押圧部30の先端と前記突出面174が線接触状態になる。さらに、回動・挿入すると、(D)のように回動部材14はハウジング12と略平行になり、前記押圧部30と前記突出面174が面接触状態になり、前記押圧部30で前記突出面174を押し上げることになる。
前記第四コンタクト18に対応する前記回動部材14の部分(係合軸34)は、図5(B)及び図6(B)のように前記係合軸34が軸部36だけの場合(上述のようにNon−ZIF構造)や図15のように前記係合軸34に軸部36を含んだ断面略L字形状をしたカム部38の場合がある。
前記係合軸34が軸部36だけの場合(上述のようにNon−ZIF構造)には、前記軸部36は前記第四コンタクト18の突出部184に係合・回転し、前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)で前記回動部材14が図7(A)の矢印「ロ」方向に膨れ(反り)てしまわなければ良い。本実施例では、前記軸部36を略円柱状にし、前記軸部36の大きさは前記回動部材14の膨れや強度やコネクタ10の小型化や回動(回転)性や前記第四コンタクト18の突出部184の大きさ等を考慮して適宜設計している。
前記係合軸34に軸部36を含んだ断面略L字形状をしたカム部38の場合には、まず、前記軸部36は前記第四コンタクト18の突出部184に係合・回転し、前記回動部材14の回動時の負荷(回動に対する反発力)で前記回動部材14が図7(A)の矢印「ロ」方向に膨れ(反り)てしまわなければ良く、かつ、前記カム部38が回動(回転)した際に前記カム部38の大きさの変化(高さと幅の比)により前記第四コンタクト18の押受部183を押し上げて、上述の作用が起こることでFPC80と前記第四コンタクト18の接触部182が接触できればよい。本実施例では、前記軸部36を略円柱状にし、前記軸部36の大きさは前記回動部材14の膨れや強度やコネクタ10の小型化や回動(回転)性や前記第四コンタクト18の突出部184の大きさ等を考慮して適宜設計し、また、カム部38は上述のような作用ができるように、コンタクトの弾性や接触圧や強度等を考慮して適宜設計している。
前記第四コンタクト18に対応する前記回動部材14の位置には、貫通した別個独立の係止孔32を設けている。前記係合孔32は、前記第四コンタクト18の押受部83が入り、前記突出部184と前記軸部36が係合し、前記係合軸34が安定した回動できるように適宜設計している。
前記回動部材14の操作部26は、前記回動部材14を回動操作できれば如何なる形状・大きさであってもよく、操作性や強度を考慮して適宜設計する。
ここで、図15に基づいて、前記カム部38の回動の仕方について説明する。まず、(A)のようにFPC80が未挿入時には前記回動部材14は略垂直に立った状態である。つぎに、FPC80を挿入して、回動部材14を回動し始めると、(B)のようにその段階では前記カム部38の軸部36を中心に回転し、前記カム部38は略斜め45度に傾いた状態である。さらに、回動部材14を回動すると、前記カム部38の軸部36を中心に回転し、(C)のように前記カム部38は略垂直の状態になる。さらに、回動すると、前記カム部38の軸部36を中心に回転し、(D)のように前記カム部38は略垂直でやや右(図面上)に傾いた状態になり、前記カム部38が前記押圧部183を押し上げることになる。
最後に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクトが装着される挿入孔44が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
長手方向両側には、前記回動部材14の軸が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、回動部材14の軸が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12は、前記第三コンタクト17及び前記第四コンタクト18の第一片171、181の接触部172、182を被覆する天井部40を備えている。前記ハウジング12の嵌合口5の外周には、FPC80等の接続対象物が入り易いように誘い部を設けることが望ましい。
本発明の前記第三コンタクト17と前記第四コンタクト18の配列の仕方について説明する。10芯以下の場合には、前記第三コンタクト17のみを使用する。10芯を越えた場合には、任意の位置の前記第三コンタクト17に代えて、前記第四コンタクト18を使用する。つまり、10芯を越えた場合には、前記回動部材14の回動時の負荷により前記回動部材14の膨れることが考えられるため、その防止として前記回動部材14の係合軸34を前記第四コンタクト18の突出部184と係合させることで防止するものである。前記第四コンタクト18の挿入位置としては、前記回動部材14の膨れを防止できれば如何なる位置であってもよい。10芯を越えた場合には、5芯程度をおきに配置することが効果的(望ましい)である。
本発明の活用例としては、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタ10に活用され、特にコネクタが狭ピッチ化(小型化)し、絶縁物が薄肉化しても、FPCやFFC等の接続対象物を挿入し、回動部材を回動した際に、回動部材が破損することなく、安定した接続を得られる構造に関するものである。
(A) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図である。(B) 本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。 (A) 第一コンタクトの斜視図である。(B) 第二コンタクトの斜視図である。 (A) 嵌合口側上方よりみたハウジングの斜視図である。(B) 嵌合口と反対側下方よりみたハウジングの斜視図である。 回動部材の斜視図である。 (A) 第一コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。(B) 第二コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。 (A) 第一コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。(B) 第二コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。 (A) 図1とは別の本発明のコネクタとFPCを嵌合口側の上方からみた斜視図である。(B) 図1とは別の本発明のコネクタとFPCを嵌合口と反対側の下方からみた斜視図である。 (A) 第三コンタクトの斜視図である。(B) 第四コンタクトの斜視図である。 (A) 図3とは別の嵌合口側上方よりみたハウジングの斜視図である。(B) 図3とは別の嵌合口と反対側下方よりみたハウジングの斜視図である。 図4とは別の回動部材の斜視図である。 (A) 第三コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。(B) 第四コンタクト部分で断面した、回動部材が開いた状態のコネクタの断面斜視図である。 (A) 第三コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。(B) 第四コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。 (A) 図6(B)とは別の第二コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。(B) 図12(B)とは別の第四コンタクト部分で断面した、FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のコネクタの断面斜視図である。 第三コンタクトを基にした回動部材の押圧部30の回動挿入の仕方を説明する図面である。 第四コンタクトを基にした回動部材のカム部の回動の仕方について説明する図面である。
符号の説明
5 嵌合口
10、11 コネクタ
12、13 ハウジング
14 回動部材
15、16、17、18 コンタクト
151、161、171、181 第一片
152、162、172、182 接触部
153、163、173、183 押受部
164、184 突出部
154、174 突出面
155、165、175、185 第二片
156、166、176、186 接続部
157、167、177、187 延設部
20 固定部
22 弾性部
24 支点部
26 操作部
28 係止溝
30 押圧部
32 係止孔
34 係合軸
36 軸部
38 カム部
40 天井部
42 防止壁
44 挿入孔
80 FPC

Claims (7)

  1. 接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、
    前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔と前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと前記ハウジングの嵌合口の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    一方端に前記接触部と他方端に押受部を有する第一片と他方端に前記接続部を有する第二片と前記接触部と前記接続部の間に位置するとともに前記第一片と前記第二片の一方端を連結する弾性部及び支点部とを有し、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部を略クランク形状に配置する前記コンタクトを第一コンタクトとし、
    前記回動部材には前記第一コンタクトの押受部が入る別個独立の係止溝を設け、前記回動部材が回動(回転)する際に前記係止溝の底部が前記第一コンタクトの押受部に作用する押圧部を設け、
    前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第一コンタクトのみを前記ハウジングに装着し、
    前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第一コンタクトの押受部の先端に前記接続部方向へ突出した突出部を設けたコンタクトを第二コンタクトとし、前記回動部材にはさらに前記第二コンタクトの押受部が入る別個独立の係止孔を設けるとともに前記第二コンタクトの突出部と係合する係合軸を設け、
    少なくとも1本の前記第一コンタクトに代えて、前記第二コンタクトを前記回動部材が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ。
  2. 接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、
    前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと該コンタクトが挿入されるとともに配列・保持される挿入孔と前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと前記ハウジングの嵌合口の反対側に装着されるとともに前記コンタクトに作用することにより前記接続対象物に前記コンタクトを接触させる回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    一方端に前記接触部と他方端に押受部を有する第一片と一方端に前記接続部を有する第二片と前記接触部と前記接続部の間に位置するとともに前記第一片と前記第二片の他方端を連結する弾性部及び支点部とを有し、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部を倒略U字形状に配置する前記コンタクトを第三コンタクトとし、
    前記回動部材には前記第三コンタクトの押受部が入る別個独立の係止溝を設け、前記回動部材が回動(回転)する際に前記係止溝の底部が前記第三コンタクトの押受部に作用する押圧部を設け、
    前記コンタクトの芯数が所定の芯数以下の場合には前記第三コンタクトのみを前記ハウジングに装着し、
    前記コンタクトの芯数が所定の芯数を越える場合には、前記第三コンタクトの押受部の先端に前記ハウジング方向へ突出した突出部を設けたコンタクトを第四コンタクトとし、前記回動部材にはさらに前記第四コンタクトの押受部が入る別個独立の係止孔を設けるとともに前記第四コンタクトの突出部と係合する係合軸を設け、
    少なくとも1本の前記第三コンタクトに代えて、前記第四コンタクトを前記回動部材が反ることがない任意の位置に配置することを特徴とするコネクタ。
  3. 前記押圧部を略板状にし、前記回動部材が回動(回転)する際に、回動当初は前記押圧部と前記第一コンタクトまたは前記第三コンタクトと接することなく、回動が完了した状態では前記押圧部の面が前記第一コンタクトと前記第三コンタクトの押受部を押し上げることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記係合軸が軸部のみの場合は、前記接続対象物の厚さより前記第二コンタクトまたは前記第四コンタクトの接触部と前記ハウジングとの間隔を狭くすることを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ。
  5. 前記係合軸を軸部を含んだ断面略L字形状のカム部とし、前記回動部材が前記カム部の軸部を中心に回動した際に前記カム部が前記第二コンタクトと前記第四コンタクトの押受部を押し上げることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタ。
  6. 前記第一コンタクト、前記第二コンタクトと前記第三コンタクト、前記第四コンタクトのそれぞれの前記支点部から前記押受部若しくは前記接触部と対向する側に延設した延設部を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4、5記載のコネクタ。
  7. 前記押受部に、前記押圧部の面と接する突出面を設けることを特徴とする請求項1から6項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
JP2007300249A 2007-11-20 2007-11-20 コネクタ Pending JP2009129562A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300249A JP2009129562A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 コネクタ
US12/274,305 US7828570B2 (en) 2007-11-20 2008-11-19 Connector having improved pivoting member design
CN2008101767405A CN101442160B (zh) 2007-11-20 2008-11-20 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300249A JP2009129562A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009129562A true JP2009129562A (ja) 2009-06-11

Family

ID=40726478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300249A Pending JP2009129562A (ja) 2007-11-20 2007-11-20 コネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009129562A (ja)
CN (1) CN101442160B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056646A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp コネクタ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103872490B (zh) * 2012-12-12 2017-10-03 深圳市长盈精密技术股份有限公司 电连接器
CN106711645A (zh) * 2016-12-26 2017-05-24 池州信安信息技术有限公司 Sim卡连接器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004071160A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 D D K Ltd コネクタ
JP2004342426A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Kyocera Elco Corp コネクタ
JP2007122894A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Kyocera Elco Corp コネクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4269031B2 (ja) * 1999-03-03 2009-05-27 モレックス インコーポレイテド 細線同軸ケーブルの接続方法およびコネクタ
US6139363A (en) * 1999-07-09 2000-10-31 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Micro connector assembly and method of making the same
JP2004158206A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Fci Asia Technology Pte Ltd 平形柔軟ケーブル用電気コネクタ
JP4279823B2 (ja) * 2005-10-26 2009-06-17 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004071160A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 D D K Ltd コネクタ
JP2004342426A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Kyocera Elco Corp コネクタ
JP2007122894A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Kyocera Elco Corp コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056646A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101442160B (zh) 2012-08-15
CN101442160A (zh) 2009-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4519172B2 (ja) コネクタ
JP4484218B2 (ja) コネクタ
JP4951429B2 (ja) コネクタ
US7435122B2 (en) Connector
JP4630340B2 (ja) コネクタ
US7828570B2 (en) Connector having improved pivoting member design
JP4280621B2 (ja) コネクタ
JP4359568B2 (ja) コネクタ
JP2006351453A (ja) コネクタ
JP2004221067A (ja) コネクタ
JP4731311B2 (ja) カム構造及び該カム構造を使用するコネクタ
US7341470B2 (en) Electrical connector for flexible printed circuit boards
JP2009129562A (ja) コネクタ
JP5185543B2 (ja) コネクタ
JP5230759B2 (ja) コネクタ
JP2012114061A (ja) コネクタ
JP2009129563A (ja) コネクタ
JP4907436B2 (ja) コネクタ
JP4768438B2 (ja) コネクタ
JP5024912B2 (ja) コネクタ
JP2006120481A (ja) コネクタ
JP4644719B2 (ja) コネクタ
JP2020074336A (ja) コネクタ
JP2022009527A (ja) コネクタ
JP2020194796A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121218