JP2009036639A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサチップと外部接続リードとの電気的な接続状態が確保され、薄肉部の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制されたセンサ装置を提供する。
【解決手段】空洞部を有する基板上に検出部と配線部が形成され、検出部の抵抗体が空洞部上の薄肉部に形成されたセンサチップと、リードフレームの一部であり、センサチップが空洞部の開口された下面を対向面として配置された支持リード、及び、配線部と電気的に接続された外部接続リードと、支持リードとセンサチップとの間に配置され、接着剤を介して支持リードに固定されつつ、センサチップに接して固定された中間部材と、絶縁材料からなり、検出部及び薄肉部を露出させつつ、配線部と外部接続リードとの接続部位を被覆するように一体的に配置された封止部材とを備えたセンサ装置であって、中間部材は、その線膨張係数が基板とほぼ等しく、接着剤よりもヤング率の大きい材料から構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空洞部上の薄肉部に検出部の抵抗体が形成されたセンサチップを有し、該センサチップが支持リード上に配置された状態で、薄肉部及び検出部が露出されるようにモールドされたセンサ装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、空洞部上の薄肉部に検出部の抵抗体が形成されたセンサチップを有し、該センサチップが支持リード上に配置された状態で、薄肉部及び検出部が露出されるようにモールドされたセンサ装置が知られている。
特許文献1に示される熱式空気流量センサでは、半導体センサ素子(センサチップ)において、半導体基板に形成された空洞上のダイアフラム(薄肉部)に、流量検出部を構成する発熱抵抗体が形成されている。そして、閉塞支持リード(支持リード)上に、半導体センサ素子が半導体基板の下面(発熱抵抗体の形成面の裏面)を接触面として配置され、流量検出部及びダイアフラムが露出されるように、電気的な各接続部がモールド材により一体的に被覆されている。
特許第3328547号
特許文献1に示されるセンサ装置では、折曲によって半導体基板の3つの側面に対応する位置決め部位が設けられた支持リードを採用しており、支持リード上にセンサチップが配置されている。このような構成においては、搭載性を考慮すると半導体基板に対して位置決め部位が若干余裕を持って形成されるため、センサチップに位置ずれが生じる恐れがある。また、センサチップが支持リードに対して固定されていないため、超音波を用いてセンサチップと外部接続リードとをワイヤボンディングする際に、超音波振動が逃げて接合状態を形成しにくいという問題がある。
そこで、本発明者は、下面全面を接着面としてセンサチップ(半導体基板)が支持リードに接着固定(ダイボンド)された構成を検討した。しかしながら、接着剤(ダイボンド材)として軟らかい接着剤(硬化後において加圧により変形するもの、硬化後のヤング率が1MPa程度)を用いた場合、モールド成形の際に、薄肉部がダメージを受ける(例えば破損する)という問題が生じた。これは、硬化後の接着剤がモールド成形時に押し広げられる影響でセンサチップに応力が生じ、この応力が薄肉部に集中することによって生じるものと考えられる。
また、上述の接着剤よりも硬い接着剤(硬化後において加圧によりほとんど変形しないもの)を用いた場合、センサ特性が変動するという問題が生じた。このセンサ特性の変動は、硬化後のヤング率が大きい(例えば1GPa程度)ほど顕著であった。これは、接着剤の硬化処理や使用環境での温度変化により、半導体基板と支持リードとの線膨張係数差に基づく応力などが生じ、剛性の低い半導体基板の薄肉部に応力が作用して、ピエゾ抵抗効果により抵抗値変化が生じたためと考えられる。また、変化した抵抗値がクリープによって徐々に変動したためと考えられる。
本発明は上記問題点に鑑み、センサチップと外部接続リードとの電気的な接続状態が確保され、薄肉部の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制されたセンサ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1に記載の発明は、空洞部を有する基板上に、検出部と検出部に接続された配線部が形成され、検出部を構成する抵抗体が空洞部上の薄肉部に形成されたセンサチップと、リードフレームの一部であり、一面上に、センサチップが空洞部の開口された下面を対向面として配置された支持リード、及び、配線部と電気的に接続された外部接続リードと、支持リードの一面とセンサチップの下面との間に配置され、樹脂成分を含む接着剤を介して支持リードの一面に固定されつつ、センサチップの下面に接して固定された中間部材と、絶縁材料からなり、検出部及び薄肉部を露出させつつ、配線部と外部接続リードとの接続部位を被覆するように一体的に配置された封止部材と、を備えたセンサ装置であって、中間部材は、その線膨張係数が基板とほぼ等しく、接着剤よりもヤング率の大きい材料から構成されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、センサチップが中間部材に接して固定されており、中間部材が支持リードに接着固定されている。すなわち、センサチップが中間部材を介して支持リードに固定されている。これにより、センサチップの位置ずれが抑制され、またセンサチップと外部接続リードとの電気的な接続状態が確保される。
また、中間部材の線膨張係数が、センサチップを構成する基板の線膨張係数とほぼ等しくなっている。これにより、センサチップを構成する基板と該基板に隣接する部材との線膨張係数差に基づいて生じる応力が低減され、ひいてはピエゾ抵抗効果によるセンサ特性の変動が抑制される。
また、センサチップに隣接する中間部材は、支持リード上の接着剤よりもヤング率が大きい材料によって構成されている。したがって、中間部材を有さず、上記接着剤によってセンサチップが支持リードに固定される構成に比べて、封止部材のモールド成形時におけるセンサチップに隣接する部材の変形が抑制される。これにより、センサチップの変形、ひいては薄肉部への応力の集中が抑制される。すなわち、薄肉部の受けるダメージが抑制される。
また、請求項2に記載の発明は、空洞部を有する基板上に、検出部と検出部に接続された配線部が形成され、検出部を構成する抵抗体が空洞部上の薄肉部に形成されたセンサチップと、リードフレームの一部であり、一面上に、センサチップが空洞部の開口された下面を対向面として配置された支持リード、及び、配線部と電気的に接続された外部接続リードと、支持リードの一面とセンサチップの下面との間に配置され、樹脂成分を含む接着剤を介して支持リードの一面に固定されつつセンサチップの下面とも固定された中間部材と、絶縁材料からなり、検出部及び薄肉部を露出させつつ、配線部と外部接続リードとの接続部位を被覆するように一体的に配置された封止部材と、を備えたセンサ装置であって、中間部材は、その線膨張係数が基板とほぼ等しい材料からなり、センサチップと中間部材との間に配置される接着剤は、そのヤング率が中間部材と支持リードとの間に配置される接着剤のヤング率よりも大きいことを特徴とする。
このように本発明においても、センサチップが中間部材に接着固定されており、中間部材が支持リードに接着固定されている。すなわち、センサチップが中間部材を介して支持リードに固定されている。これにより、センサチップの位置ずれが抑制され、またセンサチップと外部接続リードとの電気的な接続状態が確保される。
また、中間部材の線膨張係数が、センサチップを構成する基板の線膨張係数とほぼ等しくなっている。これにより、センサチップを構成する基板と該基板に隣接する部材との線膨張係数差に基づいて生じる応力が低減され、ひいてはピエゾ抵抗効果によるセンサ特性の変動が抑制される。
また、センサチップと中間部材との間に配置される接着剤として、中間部材と支持リードとの間に配置される接着剤よりも、硬化後のヤング率が大きい材料を採用している。したがって、中間部材を有さず、中間部材と支持リードとの間に配置される接着剤によってセンサチップが支持リードに固定される構成に比べて、封止部材のモールド成形時におけるセンサチップに隣接する接着剤の変形が抑制される。これにより、センサチップの変形、ひいては薄肉部への応力の集中が抑制される。すなわち、薄肉部の受けるダメージが抑制される。
請求項1又は請求項2に記載の発明においては、請求項3に記載のように、基板として半導体基板を採用すると良い。これによれば、公知の半導体技術(エッチング)によって、基板に空洞部を形成するとともに、空洞部上の薄肉部に検出部を構成することができる。
請求項3に記載の発明においては、請求項4に記載のように、基板及び中間部材として、ともにシリコンを含む半導体基板を採用しても良い。このような構成とすると、線膨張係数差がより低減される。
なお、シリコンを含む半導体基板としては、単結晶シリコンのバルク基板だけでなく、所謂SOI基板や炭化ケイ素(SiC)基板を採用することができる。
また、請求項5に記載のように、基板としてシリコンを含む半導体基板を採用し、中間部材として、ガラス基板を採用しても良い。ガラスは酸化シリコンを主成分とするので、このような構成としても、線膨張係数差がより低減される。
請求項1〜5いずれか1項に記載の発明においては、請求項6に記載のように、中間部材におけるセンサチップとの固定面に、センサチップの下面全面が対向して固定された構成とすることが好ましい。センサチップの下面の一部が中間部材と対向されない配置構造とすると、モールド成形時に中間部材の端部が支点となってセンサチップが変形し、薄肉部に応力が作用して、センサ特性の変動や薄肉部がダメージを受けることが考えられる。これに対し、請求項6に記載の構成とすることで、このような不具合を回避することができる。
請求項1〜6いずれか1項に記載の発明においては、請求項7に記載のように、中間部材の厚さが、センサチップの厚さよりも厚くされた構成とすると良い。これによれば、モールド成形時における中間部材の変形が効果的に抑制され、ひいては薄肉部への応力の集中が抑制される。すなわち、薄肉部の受けるダメージが抑制される。
請求項1〜7いずれかに記載の発明においては、請求項8に記載のように、空洞部を外部雰囲気と連通させる連通用の溝又は貫通孔が、中間部材に形成された構成としても良い。空洞部が閉じた構造であると、使用環境などの温度変化によって、空洞部内の流体と外部雰囲気とに気圧差が生じ、センサチップを構成する基板に応力が生じる。すなわち、センサ特性が変動したり、薄肉部がダメージを受けることとなる。これに対し、請求項7に記載の構成とすることで、気圧差を解消し、このような不具合を回避することができる。
請求項1〜8いずれかに記載の発明は、請求項9に記載のように、配線部と外部接続リードとがワイヤを介して電気的に接続された構成に特に効果的である。センサチップが中間部材に固定(中間部材を介して支持リードに固定)されているので、超音波を用いたワイヤボンディングによって、良好な接合状態が確保される。
請求項1〜9いずれかに記載の発明においては、請求項10に記載のように、検出部の入出力を制御する回路が形成された回路チップをさらに備え、センサチップが、回路チップを介して外部接続リードと電気的に接続されており、封止部材により、センサチップと回路チップとの接続部、及び、回路チップと外部接続リードとの接続部が被覆された構成としても良い。このように、回路チップを含む構成に対しても、回路チップを含まない構成と同様の効果を期待することができる。なお、ワイヤボンディングされる場合、センサチップと外部接続リードとは、ワイヤと回路チップを介して電気的に接続されることとなる。
請求項1〜10いずれかに記載の発明においては、請求項11に記載のように、検出部として薄肉部上に形成されたヒータを含む流量検出部を備えた流量検出チップをセンサチップとした構成に特に効果的である。
流量検出チップにおける薄肉部の厚さは、ヒータの応答性を高めるために薄いほど良く、一般的に数μm程度となっている。したがって、モールド成形時に薄肉部がダメージを受け易く、また、ピエゾ抵抗効果によってセンサ特性が変動しやすい。これに対し、上述した構成を適用すると、流量検出チップと外部接続リードとの電気的な接続状態が確保され、薄肉部の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制された流量センサ装置とすることができる。
請求項11に記載の発明においては、請求項12に記載のように、封止部材により、検出部に対して流体の流路が形成された構成としても良い。このように、流量センサ装置においては、封止部材によって流路を構成することが可能であり、これにより、検出部(流量検出部)に流体(例えば空気)が供給され易く、換言すれば、検出部が流量を検出し易くすることができる。
請求項12に記載の発明においては、請求項13に記載のように、封止部材による流路は、流体の流れ方向における端部の断面よりも、検出部に対応する部分の断面のほうが小さくされた構成とすると良い。これにより、端部よりも検出部付近で流速を高めることができるので、少ない流量であっても検出を可能とする、すなわち流量検出感度を高めることができる。また、通常時と逆方向に流れる流体も高感度に検出することができる。
請求項13に記載の発明においては、請求項14に記載のように、流路は、流体の流れ方向において、検出部から離反するほど断面が大きくされた構成としても良い。これによれば、流体の流れをスムースとし、検出感度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。尚、以下の実施形態においては、センサ装置として熱式流量センサを例にとり説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す上面視平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図1に示す白抜き矢印は、流体の流れ方向(通常時)を示している。本実施形態に示す熱式流量センサは、例えば車両内燃機関の吸気管内に配置される。
図1及び図2に示す熱式流量センサ100は、要部として、一部が被測定流体である空気に露出されてその流量を検出する流量検出チップ10と、リードフレームの一部として構成され、流量検出チップ10を支持する支持リード31と、リードフレームの一部として構成され、流量検出チップ10と外部とを電気的に接続する外部接続リード32と、流量検出チップ10と支持リード31との間に配置され、両者と固定された中間部材50と、
流量検出チップ10と外部接続リード32との接続部位を被覆する封止部材70とを備えている。なお、図1及び図2に示す符号80は、流量検出チップ10と外部接続リード32を電気的に接続するワイヤを示している。
流量検出チップ10は、シリコンからなる半導体基板11に、エッチングにより空洞部12を形成することにより、空洞部12上に形成された薄い絶縁層から構成される薄肉部(メンブレン)13と、薄肉部13に形成されたヒータ14とを有している。このように、基板として半導体基板11を用いると、薄肉部13の裏面側からエッチングすることで、簡単に薄肉部13を形成することができ、後述するように、ヒータ14を高感度の流量検出部として機能させることができる。
ここで、流量検出チップ10について図3及び図4を用いてより詳細に説明する。図3は、流量検出チップの概略構成を示す平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。なお、図3においては、便宜上、ヒータ、感温体、及び繋ぎ配線上の層間絶縁膜や保護膜を省略して図示している。また、図3に示す白抜き矢印は、流体の流れ方向(通常時)を示している。
図3及び図4に示すように、流量検出部を構成する一対のヒータ14(14a,14b)に対応して空洞部12が形成されている。この空洞部12は、半導体基板11の絶縁層15との接触面の裏面(以下、半導体基板11の下面と示す)側に、矩形状の開口部16(図3において二点鎖線で示す)をもって形成され、この開口面積が半導体基板11の上面側(絶縁層15との接触面側)へ行くほど縮小されて、半導体基板11の上面では、開口部16よりも小さく、半導体基板11の厚さ方向に対して垂直な方向において開口部16に含まれる矩形状の底面部17(図3において破線で示す)となっている。
本実施形態においては、絶縁層15としてシリコン酸化膜を採用しており、絶縁層15の一部が、上述した空洞部12の底面部17を構成している。このように、流量検出チップ10において、底面部17に相当する部位は、薄肉部13(メンブレン)となっている。そして、ヒータ14a,14bが、この薄肉部13に形成されている。薄肉部13は、流量検出部を構成する他の箇所と比べてその膜厚が薄く形成されている(例えば数μm程度)ため熱容量が低く抑えられ、他の箇所との熱的な絶縁が確保されている。
底面部17(薄肉部13)を構成する絶縁層15上には、ヒータ14a,14bが形成されている。ヒータ14aは、流体の流れ方向に対して上流側に配置された上流側ヒータであり、ヒータ14bは、流体の流れ方向に対して下流側に配置された下流側ヒータである。また、一対のヒータ14a,14bを挟むようにして、測温抵抗体からなる一対の感温体18a,18bが、薄肉部13よりも厚い薄肉部周辺領域であって流体の上流側と下流側にそれぞれ形成されている。この感温体18a,18bは、ヒータ14a,14bととも流量検出部を構成している。そして、これらヒータ14a,14bや感温体18a,18bは、繋ぎ配線19を介して、ワイヤ80が接続されるパッド20と接続されている。この繋ぎ配線19が特許請求の範囲に記載の配線部に相当する。
そして、これらヒータ14a,14b、感温体18a,18b、及び繋ぎ配線19を覆うようにして、例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜21が積層され、層間絶縁膜21上に例えばシリコン窒化膜からなる保護膜22が積層されている。
このように構成される流量検出チップ10においては、ヒータ14a,14bが、電流の供給量によって発熱する機能に加えて、それ自身の抵抗値の変化に基づいて、自身の温度を感知する機能も有している。そして、上流側と下流側の各ヒータ14a,14bで生じる熱のうち、流体によって奪われる熱に基づき、流体の流量が検出される。また、上流側のヒータ14aと下流側のヒータ14bとのそれぞれに生じる熱のうち、流体によって奪われる熱量の差に基づき、流体の流通方向が検出される。さらに、上流側のヒータ14aと上流側の感温体18aとの温度差、及び、下流側のヒータ14bと下流側の感温体18bとの温度差に基づき、ヒータ14a,14bに供給される電流量が制御される。なお、このような流量検出チップ10の詳細については、本出願人による例えば特開2004−205498号公報,特開2004−241398号公報などを参照されたい。
支持リード31は、流量検出チップ10を支持するものであり、外部接続リード32とともに、金属材料からなるリードフレームの一部として構成されている。すなわち、支持リード31は、流量検出チップ10を構成する半導体基板11とは異なる材料であって線膨張係数の差が大きい材料(例えば42アロイやCuなど、半導体基板11との線膨張係数差が5以上の材料)を用いて構成されている。このように、支持リード31をリードフレームの一部として構成すると、熱式流量センサ100の構成を簡素化することができる。本実施形態において、支持リード31は、図1及び図2に示すように平面矩形状であり、その大きさが流量検出チップ10よりも大きく、流量検出チップ10は、その下面(流量検出部形成面の裏面であって空洞部12の開口部16を取り囲む平面)が支持リード31と完全に対向して配置されている。
外部接続リード32は、流量検出チップ10と外部とを電気的に接続するものであり、支持リード31とともに、金属材料からなるリードフレームの一部として構成されている。そして、本実施形態においては、例えばAuからなるワイヤ80が、超音波を用いた接合方法で外部接続リード32と流量検出チップ10のパッド20にそれぞれ接続されて、外部接続リード32と流量検出チップ10が電気的に接続されている。
中間部材50は、流量検出チップ10を構成する半導体基板11の線膨張係数とほぼ等しい線膨張係数を有する材料であって、後述する接着剤81よりもヤング率の大きい材料(接着剤81よりも硬い材料)を用いて構成されている。そして、流量検出チップ10と支持リード31との間に配置され、流量検出チップ10を構成する半導体基板11の下面及び支持リード31の流量検出チップ配置面とそれぞれ固定されている。
本実施形態においては、中間部材50としてシリコン酸化物を主成分とするガラス基板を採用しており、平面矩形状の中間部材50は、その大きさが流量検出チップ10とほぼ等しく、その厚さが流量検出チップ10の厚さよりも厚くなっている。そして、中間部材50は、陽極接合によって半導体基板11に固定され、接着剤81を介して支持リード31に固定されている。なお、接着剤81は所謂ダイボンド材であり、その構成材料は、支持リード31に中間部材50を接着固定できるものであれば特に限定されるものではない。有機系成分のみでも良いし、有機系成分に無機系成分や金属成分を混入させたもの(例えばAgペースト)を用いても良い。本実施形態においては、接着剤81として、硬化後のヤング率が1GPa以上である一般的なエポキシ系樹脂を採用している。
このように、中間部材50によって流量検出チップ10の空洞部12は塞がれており、空洞部12が被測定流体である空気に直接晒されることがない。したがって、空洞部12の下部に部材が配置されない構成と比べて、乱流によるノイズを低減することができる。
封止部材70は、エポキシ樹脂等の一体成形(モールド成形)可能である電気絶縁材料を用いて構成されている。そして、支持リード31に中間部材50が接着固定され、中間部材50における支持リード31との接着面の裏面に流量検出チップ10が陽極接合によって固定され、流量検出チップ10のパッド20と外部接続リード32とがワイヤ80を介して接続された状態で、ワイヤ80、ワイヤ80と流量検出チップ10(パッド20)の接続部位、及びワイヤ80と外部接続リード32との接続部位を、一体的に被覆するものである。なお、流量検出チップ10の流量検出部及び薄肉部13は、封止部材70によっては被覆されておらず、流体の流量を検出可能となっている。
また、本実施形態においては、封止部材70が、上述の各接続部位を被覆するパッド側端部71だけでなく、パッド側端部71と連なって、流量検出チップ10の、パッド20の形成された端部側の端面を除く残りの3つの端面(半導体基板11の側面)及び該端面に対応する中間部材50の端面を取り囲むように配置された周囲部72を有している。この周囲部72は、その上面72aが流量検出チップ10の上面と略面一となっており、流量検出チップ10の端面及び中間部材50の端面に接して配置されている。すなわち、流体の流れ方向において、流量検出部から封止部材70の周囲部72の端部までが面一となっており、これにより、流量検出部上において流体がより整流された状態となる。言うなれば、流量検出チップ10上に配置されたパッド側端部71における流量検出部側の端面71aと周囲部72の上面72a(及び流量検出チップ10の上面)とにより、流量検出部に対して流路が形成されている。
次に、このように構成される熱式流量センサ100の製造方法について、図5(a)〜(c)を用いて説明する。図5は、熱式流量センサ100の製造方法を示す工程別断面図であり、(a)は積層工程、(b)はワイヤボンディング工程、(c)はモールド成形工程を示す図である。図5(a)〜(c)は、図2に対応している。
先ず流量検出チップ10、支持リード31と外部接続リード32を有するリードフレーム30、及び中間部材50をそれぞれ準備する。そして、流量検出チップ10を構成する半導体基板11と中間部材50とを陽極接合によって一体化する。これにより、空洞部12が中間部材50によって塞がれた構造となる。そして、流量検出チップ10と一体化された中間部材50を、流量検出チップ10との固定面の裏面を接着面として、リードフレーム30の一部である支持リード31に接着固定する。この接着固定においては、支持リード31側に接着剤81を塗布しても良いし、中間部材50側に接着剤81を塗布しても良い。これにより、図5(a)に示すように、リードフレーム30における支持リード31上に、中間部材50を介して流量検出チップ10が固定された積層構造となる。
次に、図5(b)に示すように、流量検出チップ10のパッド20(図1,図3参照)と外部接続リード32とを、ワイヤボンディングによって電気的に接続する。本実施形態においては、Auからなるワイヤ80を、超音波を用いた接合方法を用いて、外部接続リード32と流量検出チップ10のパッド20にそれぞれ接続する。ここで、超音波を用いて接合する場合、流量検出チップ10が固定されていないと、流量検出チップ10がフリーであるため、超音波振動が逃げて良好な接合状態を形成することができない。しかしながら、本実施形態においては、流量検出チップ10を中間部材50、ひいては支持リード31に固定しているので、良好な接合状態を形成することができる。これにより、図5(b)に示すように、流量検出チップ10(パッド20)と外部接続リード32とが、ワイヤ80を介して電気的に接続された構造となる。
ワイヤボンディング後、図5(c)に示すように、薄肉部13を含む流量検出部が露出され、ワイヤ80、ワイヤ80と流量検出チップ10(パッド20)の接続部位、及びワイヤ80と外部接続リード32との接続部位が一体的に被覆されるように構成された型82,83に、図5(b)に示した構造体を配置する。そして、型82,83を閉じた状態で構成されるキャビティ内にモールド材を注入し、封止部材70を一体成形する。本実施形態においては、支持リード31と外部接続リード32がリードフレーム30の一部として構成されているので、流量検出チップ10を含めて、お互いの位置精度を向上することができる。また、ワイヤボンディング工程及びモールド成形工程を簡素化することができる。
なお、本実施形態においては、型締めによる応力によって、薄肉部13がダメージを受けるのを抑制するために、薄肉部13に対向する型82のうち、薄肉部13に対向する部分に凹部82aが形成されている。
モールド成形後、封止部材70のキュアを経て、リードフレーム30の不要部分を除去する。これにより、支持リード31と外部接続リード32とが、電気的に分離された状態となる。そして、図1及び図2に示す熱式流量センサ100が形成される。
次に、このように構成される熱式流量センサ100の効果について説明する。
支持リード31上に流量検出チップ10が配置される構成の場合、流量検出チップ10を構成する半導体基板11と支持リード31とは線膨張係数が異なるため、使用環境などでの温度変化により、線膨張係数差に基づく応力が生じることとなる。このような応力が、剛性の低い薄肉部13に作用すると、ピエゾ抵抗効果により抵抗値変化が生じ、狙い値に対してセンサ特性が変動することとなる。また、応力がクリープによって徐々に緩和されると、抵抗値が変化してセンサ特性が変動することとなる。
これに対し、本実施形態においては、流量検出チップ10が、流量検出チップ10を構成する半導体基板11と線膨張係数のほぼ等しい材料からなる中間部材50を介して、支持リード31に固定されている。このように、半導体基板11と該半導体基板11が固定される中間部材50の線膨張係数がほぼ等しいと、使用環境での温度変化などにより、線膨張係数差に基づいて生じる応力自体を低減乃至無くすことができる。これにより、センサ特性の変動が抑制される。
また、支持リード31上に流量検出チップ10が配置される構成において、流量検出チップ10を支持リード31に固定するための接着剤として、軟らかい接着剤(硬化後において加圧により変形するもの、例えばヤング率が1MPa程度)を用いる場合、モールド成形時に、型締めした際の圧力で薄肉部13がダメージを受け、場合によっては破損することとなる。これは、モールド成形時に、流量検出チップ10と支持リード31との間で硬化後の接着剤が押し広げられ、接着剤の変形とともに接着剤に隣接する流量検出チップ10が引っ張られて半導体基板11に応力が生じ、この応力が薄肉部13に集中することによって生じるものと考えられる。
これに対し、本実施形態においては、流量検出チップ10と中間部材50としてのガラス基板が、陽極接合によって固定されている。すなわち、流量検出チップ10に対し、接着剤を介さずに、接着剤81よりもヤング率の大きい中間部材50が直接的に接して配置されている。モールド成形時において、流量検出チップ10に隣接する中間部材50はほとんど変形しないため、これにより、流量検出チップ10の変形が抑制されて薄肉部13への応力の集中が抑制される。
また、流量検出チップ10が中間部材50、ひいては支持リード31に固定されている。したがって、本実施形態に係る熱式流量センサ100は、流量検出チップ10と外部接続リード32との電気的な接続状態が確保され、薄肉部13の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制されたセンサ装置となっている。
このように、本実施形態に係る熱式流量センサ100は、流量検出チップ10と外部接続リード32との電気的な接続状態が確保され、薄肉部13の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制されたセンサ装置となっている。
なお、本実施形態においては、中間部材50が平面矩形状とされ、その大きさが流量検出チップ10とほぼ等しい例を示したが、形状や大きさは上記例に限定されるものではない。ただし、流量検出チップ10の固定面に対し、流量検出チップ10の下面の一部が対向しない構造であると、モールド成形時の型圧力で、中間部材50の端部を支点として、流量検出チップ10に応力が生じることとなる。したがって、好ましくは、上記例に示したように、流量検出チップ10の固定面に対し、流量検出チップ10の下面全面が対向するような形状及び大きさとすると良い。
また、本実施形態においては、シリコンからなる半導体基板11とガラスからなる中間部材50を陽極接合することにより、流量検出チップ10の下面に中間部材50が直接的に接して固定される例を示した。しかしながら、半導体基板11(基板)と中間部材50の構成材料としては、互いに陽極接合によって固定可能な組合せであれば採用することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、第2実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す平面図である。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
第2実施形態に係る熱式流量センサは、第1実施形態に示した熱式流量センサ100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第2実施形態においては、図6及び図7に示すように、封止部材70のパッド側端部71が、流量検出部を被覆しない範囲で流量検出チップ10の上面における流量検出部の近傍まで延設されている。また、封止部材70が、パッド側端部71以外にも、流量検出部を間に挟んでパッド側端部71と対向配置された流量検出部側端部73と、パッド側端部71と流量検出部側端部73とを連結し、流体の流れ方向において流量検出部を間に挟んで配置された流通側端部74とを有している。
流量検出部側端部73は、支持リード31の外部接続リード32と反対側の端部を被覆しつつ、流量検出チップ10のパッド20が形成された端部とは反対側の端部の端面及び該端面に対応する中間部材50の端面に接している。また、その上面が流量検出チップ10の上面よりも高い位置となっている。本実施形態においては、図7に示すように、支持リード31に対して、パッド側端部71の上面とほぼ同じ高さとなっている。
流通側端部74は、第1実施形態に示した周囲部72と同様の構成となっており、流量検出チップ10のパッド20が形成された端部の端面に隣接する端面及び該端面に対応する中間部材50の端面に接している。すなわち、流体の流れ方向において流量検出部を間に挟んで配置されている。また、その上面74aが流量検出チップ10の上面と面一となっている。
そして、流通側端部74の上面74a(及び流量検出チップ10の上面)を底面、パッド側端部71の流量検出チップ10の上面における流量検出部側の端面71a及び流量検出部側端部73の上面74a上における流量検出部側の端面73aとを側面として、流体の流路が構成されている。この流体の流路は、図6に示すように、流体の流れ方向(白抜き矢印は通常時の流れ方向)における端部の断面よりも、流量検出部に対応する部分の断面のほうが小さくなっている。このような構成とすると、流路の間口が広いので、端部よりも流量検出部付近で流速を高めることができる。すなわち、少ない流量であっても検出を可能とし、流量検出感度を高めることができる。なお、流量検出部に対し、両側とも同様の構成となっている。したがって、通常時と逆方向に流れる流体も高感度に検出することができる。
さらに、本実施形態においては、流路が、流体の流れ方向において、流量検出部から離反するほど断面が大きくされた構成となっている。したがって、流体の流れをスムースとし、検出感度を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図8に基づいて説明する。図8は、第3実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す断面図である。図8は、図2に対応している。
第3実施形態に係る熱式流量センサは、上述した実施形態に示した熱式流量センサ100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、上述した実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第3実施形態においては、図8に示すように、中間部材50に、空洞部12を外部雰囲気と連通させるための貫通孔51が形成されている。本実施形態においては、中間部材50と流量検出チップ10の積層方向に沿って貫通孔51が形成されており、支持リード31にも、貫通孔51に対応して貫通孔31aが形成されている。そして、貫通孔31a、51を介して、空洞部12が外部雰囲気と連通されている。
このように本実施形態に係る熱式流量センサ100は、空洞部12が外部雰囲気と連通されている。したがって、使用環境などの温度変化が生じても、空洞部12内の流体と外部雰囲気とに気圧差が生じることがない。すなわち、気圧差によって半導体基板11に作用する応力を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、貫通孔51,31a以外の構成が、第1実施形態に示した構成と同じ例を示した。しかしながら、第2実施形態に示した構成に対しても適用することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図9に基づいて説明する。図9は、第4実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す断面図である。
第4実施形態に係る熱式流量センサは、上述した実施形態に示した熱式流量センサ100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、上述した実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
上述した実施形態においては、流量検出チップ10と中間部材50とが陽極接合によって固定される例を示した。これに対し、第4実施形態においては、図9に示すように、流量検出チップ10と中間部材50とが、接着剤85を介して固定される点を特徴とする。
このような構成においては、中間部材50として、その線膨張係数が流量検出チップ10を構成する半導体基板11とほぼ等しい材料を採用すれば良い。本実施形態においては、半導体基板11同様、シリコンからなる半導体基板を採用している。これにより、中間部材50と半導体基板11の線膨張係数差に基づいて生じる応力が低減され、ひいてはピエゾ抵抗効果によるセンサ特性の変動が抑制される。
また、接着剤85としては、少なくとも硬化後のヤング率が、中間部材50と支持リード31との間に配置される接着剤81のヤング率よりも大きい材料を採用すれば良い。換言すれば、硬化後において圧力を受けてもほとんど変形しない材料を採用すれば良い。本実施形態においては、接着剤85として硬化後のヤング率が1GPa程度のエポキシ系接着剤を採用しており、接着剤81として、接着剤85よりも硬化後のヤング率が小さい接着材料(例えば、硬化後において加圧により変形する材料)を採用している。これにより、中間部材50を有さず、中間部材50と支持リード31との間に配置される接着剤81によって流量検出チップ10が支持リード31に固定される構成に比べて、モールド成形時における流量検出チップ10に隣接する接着剤85の変形が抑制される。すなわち、流量検出チップ10の変形、ひいては薄肉部13への応力の集中が抑制され、薄肉部13の受けるダメージが抑制される。
このような構成とすると、第1実施形態に示した構成と同様の効果を期待することができる。すなわち、本実施形態に係る熱式流量センサ100も、流量検出チップ10と外部接続リード32との電気的な接続状態が確保され、薄肉部13の受けるダメージやセンサ特性の変動が抑制されたセンサ装置となっている。
なお、本実施形態においては、中間部材50としてシリコンからなる半導体基板を採用し、シリコンからなる半導体基板11と中間部材50が接着固定される例を示した。しかしながら、半導体基板11(基板)と中間部材50の構成材料としては、互いに接着固定可能な組合せであれば採用することができる。
また、本実施形態においては、接着剤85以外の構成が、第1実施形態に示した構成と同じ例を示した。しかしながら、第2実施形態に示した構成や第3実施形態に示した構成に対しても適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態においては、流量検出チップ10を構成する基板が、シリコンからなる半導体基板11である例を示した。このように半導体基板11を用いると、一般的な半導体製造技術により、半導体基板に容易に空洞部12及び薄肉部13を形成することができる。すなわち、熱式流量センサ100を低コストで製造することができる。しかしながら、半導体基板はシリコン基板に限定されるものではない。また、基板も半導体基板に限定されず、支持リード31との線膨張係数に差のある部材(例えばガラス)を採用することができる。
本実施形態においては、センサ装置の一例として熱式流量センサ100を取り上げた。これは、薄肉部13の厚さが数μm程度と非常に薄く、モールド成形時に薄肉部13がダメージを受け易く、また、ピエゾ抵抗効果によってセンサ特性が変動しやすいからである。しかしながら、センサ装置としては熱式流量センサ100に限定されるものではない。例えば熱式流量センサ100以外にも、基板の空洞部上に薄肉部が形成され、この薄肉部に検出部の抵抗体が配置された構造のセンサ(例えばサーモパイル式の赤外線センサ、湿度センサ、圧力センサ等)であれば適用することができる。
本実施形態においては、流量検出チップ10を中間部材50に固定する例を示した。しかしながら、ウェハの状態で中間部材50を固定しても良い。
本実施形態においては、支持リード31が、流量検出チップ10の下面全面(中間部材50の支持リード31との接着面全面)と対向するように構成される例を示した。しかしながら、例えば図10に示すように、支持リード31が、流量検出チップ10の下面の一部(中間部材50の支持リード31との接着面の一部)と対向するように構成されても良い。図10に示すように、支持リード31が封止部材70によって完全に被覆された構成とすることもできる。この場合、支持リード31の耐腐食性を向上することができる。図10は、その他変形例を示す断面図である。
本実施形態においては、封止部材70が、パッド側端部71以外にも、周囲部72、流量検出部側端部73及び流通側端部74などを有する例を示した。しかしながら、例えば図11に示すように、封止部材70がパッド側端部71のみを有する構成としても良い。図11は、その他変形例を示す断面図である。
本実施形態においては、中間部材50に形成された貫通孔51(及び支持リード31に形成された貫通孔31a)によって、空洞部12が外部雰囲気と連通される例を示した。しかしながら、中間部材50に溝を設けることによっても、空洞部12が外部雰囲気と連通された構成とすることが可能である。例えば図12及び図13においては、中間部材50が流量検出チップ10よりも大きく、中間部材50における流量検出チップ10との対向面に、空洞部12と連なる溝52が形成されている。また、溝52は、流量検出チップ10の下面と対向されない端部まで延設されており、流量検出チップ10から露出される溝52の端部52aは、封止部材70からも露出されて外部雰囲気と連通されている。このような構成とすると、中間部材50に形成された溝52のみによって、空洞部12を外部雰囲気と連通させることができる。図12は、その他変形例を示す平面図であり、図13は、図12のXIII−XIIIに沿う断面図である。
本実施形態においては、流量検出チップ10のパッド20と外部接続リード32が、ワイヤ80を介して電気的に接続される例を示した。しかしながら、流量検出チップ10と外部接続リード32との接続はワイヤボンディングに限定されるものではない。例えば、支持リード31及び外部接続リード32(リードフレーム30)としてプリント基板を採用する場合には、バンプ等によって接続された構成としても良い。
本実施形態においては、流量検出チップ10と外部接続リード32が、ワイヤ80を介して直接的に接続される例を示した。しかしながら、流量検出部の入出力を制御する回路が形成された回路チップを介して、流量検出チップ10と外部接続リード32が電気的に接続された構成としても良い。この場合、流量検出チップと回路チップとの接続部、及び、回路チップと外部接続リードとの接続部が、封止部材70によって被覆された構造となる。このように、回路チップを含む構成に対しても、回路チップを含まない構成同様乃至それに準ずる効果を期待することができる。
第1実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す上面視平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 流量検出チップの概略構成を示す平面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 熱式流量センサの製造方法を示す工程別断面図であり、(a)は積層工程、(b)はワイヤボンディング工程、(c)はモールド成形工程を示す図である。 第2実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す断面図である。 第4実施形態に係る熱式流量センサの概略構成を示す断面図である。 その他変形例を示す断面図である。 その他変形例を示す断面図である。 その他変形例を示す平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
符号の説明
10・・・流量検出チップ(センサチップ)
11・・・半導体基板(基板)
12・・・空洞部
13・・・薄肉部
14,14a,14b・・・ヒータ
31・・・支持リード
32・・・外部接続リード
50・・・中間部材
70・・・封止部材
85・・・接着剤

Claims (14)

  1. 空洞部を有する基板上に、検出部と前記検出部に接続された配線部が形成され、前記検出部を構成する抵抗体が前記空洞部上の薄肉部に形成されたセンサチップと、
    リードフレームの一部であり、一面上に、前記センサチップが前記空洞部の開口された下面を対向面として配置された支持リード、及び、前記配線部と電気的に接続された外部接続リードと、
    前記支持リードの一面と前記センサチップの下面との間に配置され、樹脂成分を含む接着剤を介して前記支持リードの一面に固定されつつ、前記センサチップの下面に接して固定された中間部材と、
    絶縁材料からなり、前記検出部及び前記薄肉部を露出させつつ、前記配線部と前記外部接続リードとの接続部位を被覆するように一体的に配置された封止部材と、を備えたセンサ装置であって、
    前記中間部材は、その線膨張係数が前記基板とほぼ等しく、前記接着剤よりもヤング率の大きい材料からなることを特徴とするセンサ装置。
  2. 空洞部を有する基板上に、検出部と前記検出部に接続された配線部が形成され、前記検出部を構成する抵抗体が前記空洞部上の薄肉部に形成されたセンサチップと、
    リードフレームの一部であり、一面上に、前記センサチップが前記空洞部の開口された下面を対向面として配置された支持リード、及び、前記配線部と電気的に接続された外部接続リードと、
    前記支持リードの一面と前記センサチップの下面との間に配置され、樹脂成分を含む接着剤を介して、前記支持リードの一面及び前記センサチップの下面と固定された中間部材と、
    絶縁材料からなり、前記検出部及び前記薄肉部を露出させつつ、前記配線部と前記外部接続リードとの接続部位を被覆するように一体的に配置された封止部材と、を備えたセンサ装置であって、
    前記中間部材は、その線膨張係数が前記基板とほぼ等しい材料からなり、
    前記センサチップと前記中間部材との間に配置される接着剤は、そのヤング率が前記中間部材と前記支持リードとの間に配置される接着剤のヤング率よりも大きいことを特徴とするセンサ装置。
  3. 前記基板は、半導体基板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記基板と前記中間部材は、ともにシリコンを含む半導体基板であることを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記基板は、シリコンを含む半導体基板であり、
    前記中間部材は、ガラス基板であることを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  6. 前記中間部材における前記センサチップとの固定面に、前記センサチップの下面全面が対向して固定されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記中間部材の厚さが、前記センサチップの厚さよりも厚くされていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のセンサ装置。
  8. 前記中間部材には、前記空洞部を外部雰囲気と連通させる連通用の溝又は貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載のセンサ装置。
  9. 前記配線部と前記外部接続リードとは、ワイヤを介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載のセンサ装置。
  10. 前記検出部の入出力を制御する回路が形成された回路チップをさらに備え、
    前記センサチップは、前記回路チップを介して前記外部接続リードと電気的に接続されており、
    前記封止部材により、前記センサチップと前記回路チップの接続部、及び、前記回路チップと前記外部接続リードの接続部が被覆されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載のセンサ装置。
  11. 前記センサチップは、前記検出部として、前記薄肉部上に形成されたヒータを含む流量検出部を備えた流量検出チップであることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載のセンサ装置。
  12. 前記封止部材により、前記検出部に対して流体の流路が形成されていることを特徴とする請求項11に記載のセンサ装置。
  13. 前記流路は、前記流体の流れ方向における端部の断面よりも、前記検出部に対応する部分の断面のほうが小さくなっていることを特徴とする請求項12に記載のセンサ装置。
  14. 前記流路は、前記流体の流れ方向において、前記検出部に対応する部分から離反するほど断面が大きくなっていることを特徴とする請求項13に記載のセンサ装置。
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