JP2008546952A - 磁気弁内のアーマチュアストロークを緩衝する装置 - Google Patents

磁気弁内のアーマチュアストロークを緩衝する装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、アーマチュア(48)および電磁石(44)を有する、操作部材(52)を操作するための磁気弁(40)に関する。アーマチュア(48)のストロークが、伝達部材(50)によって操作部材(52)へ伝達される。アーマチュア(48)は、磁気弁(40)のハウジング(42)のガイド(46、62、64)内に収容されている。緩衝部材(12)は、アーマチュア(48)と伝達部材(50)との間に配置されている。少なくとも1つの開口断面(24)は、対称軸(10)に対して垂直または同軸になるように、緩衝部材(12)内に形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば自動車分野において操作装置として使用される、磁気弁内のアーマチュアストロークを緩衝する装置に関する。
DE19650865A1は、磁気弁を開示している。この磁気弁は、弁ニードルを有する燃料噴射装置の噴射弁を制御するために用いられ、その噴射弁の開放および閉鎖が磁気弁によって制御される。この磁気弁は、電磁石、アーマチュア、およびアーマチュアにより移動されて弁ばねにより噴射弁を閉鎖する方向に付勢される弁部材を有している。弁部材は、弁座と協働し、その場合にアーマチュアは第1および第2の部分に分離して形成されており、第1の部分は、復帰ばねの力に抗して慣性質量の作用を受けることで、第2の部分に対して噴射弁を閉鎖する方向に弁部材を移動可能である。第1の部分に液圧緩衝装置の一部が設けられており、この緩衝装置によって、第1の部分が動的に摺動する場合におけるアーマチュア部分の残振動を緩衝することができる。第1の部分は、アーマチュアボルトとして形成された第2の部分の上を滑動するように案内され、緩衝装置の他部は、磁気弁の固定位置に配置された部分に取り付けられている。磁気弁の固定位置に配置された部分は、アーマチュアボルトを案内するスライダである。
DE10249161.5は、磁気弁のアーマチュアストロークを調節する装置を開示している。アーマチュアは、磁気弁を操作するために操作され、かつ軸方向ガイド内に配置され、磁気弁の本体に対して軸方向で調節可能なストッパジャケットを有している。ストッパジャケットによりアーマチュアストロークを軸方向で制限するための変位可能なストッパが形成されており、その場合に異なるねじピッチおよび等しいねじ方向を有する2つのねじ部分を備えた変位可能な調節部材が設けられている。この調節部材によって、ストッパジャケットの位置が調節可能であって、その場合に第1のねじ部分がストッパジャケットの対応する第1のねじ部分に嵌入し、第2のねじ部分が本体の対応する第2のねじ部分に嵌入する。
DE10249464によれば、アーマチュアストロークは、ストッパジャケットと、本体に設けられたねじ部分とによって調節される。DE19650865A1によれば、アーマチュアストロークの緩衝は、液圧の緩衝装置によって行われる。
DE10131125A1によれば、緩衝される1部材からなるアーマチュア部材を有する磁気弁が知られている。磁気弁を用いて、燃料噴射装置の噴射弁が制御され、その噴射弁はノズルニードル/タペット配置を有しており、その開放および閉鎖が制御室の圧力供給/圧力除去によってもたらされ、その場合に磁気弁は電磁石およびアーマチュアを有している。アーマチュアは、弁ばねによって閉鎖方向に弁座へ向かって付勢されており、その弁座が制御室圧力を除去する閉鎖体によって開放され、または閉鎖される。アーマチュアは、DE10131125A1によれば、アーマチュアプレートおよびアーマチュアボルトを有する一体的な構成部品として形成されており、その場合にアーマチュアプレートの下側には、弁座内へのアーマチュアの下降運動を緩衝する部材が対応づけられている。
前述した従来技術によれば、アーマチュアの緩衝は、液圧で作用する緩衝装置によって、またはオイルで満たされた磁気弁の室内に配置されたばねによって行われる。その他、液圧の横断面(hydraulischen Querschnitte)によってアーマチュアの緩衝を発生させることも可能であって、横断面は切削加工によって形成されて、横断面を通してオイルが排除されことで、緩衝作用が生じる。液圧の横断面を表す孔は、偏心して設けられているので、比較的高い製造コストをもたらす。この孔は、液圧の緩衝を得るために、比較的肉厚の構成部品にも形成されるので、長さ対直径比が大きくなり、液圧の横断面により好ましい絞り機能を得ることができない。
本発明の課題は、コスト的に極めて効果的に形成可能な、磁気弁内のアーマチュアストロークを緩衝する装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、例えばカップ状に形成可能な緩衝部材であって、アーマチュアに直接取り付けられ、またはアーマチュアに直接圧入され、またはアーマチュアと協働する軸に取り付け可能な緩衝部材が提案される。提案される緩衝部材は、その中に複数の機能が統合されていることを特徴としている。第1には、材料選択または幾何学配置によって、緩衝の調整を行うことができる。好ましくは、カップ状に形成された緩衝部材の底面には、例えば先端の丸い隆起部として結合部材が形成されている。カップ状に形成された緩衝部材の底厚が小さいことにより、底面に開口断面を形成する偏心した開口部が、例えば孔として形成され、例えばオイルのような液体が孔を通じて押し出される場合に、良好な絞り機能を実現することができる。本発明に基づいて提案される緩衝部材の長さ対直径比が小さいことにより、絞り機能を広い範囲内で調節することができ、極めて簡単かつ安価に実現することができる。
その他、本発明に基づいて提案される緩衝部材には、例えば緩衝部材の開放した側にリング状の突出部を形成することによって、ばね収容部の機能を統合することができる。代替的に、ばね部材を緩衝部材の底面にあてがうこともできる。さらに、本発明に基づいて提案される、例えばカップ状に形成された緩衝部材は、操作すべき弁ニードルから磁気弁のアーマチュアを磁気的に分離する機能をもたらす。
本発明に基づいて提案される緩衝部材は、打抜き処理または曲げ処理によって、または(プラスチックで形成する場合には)射出成形処理によって、極めて安価に形成することができる。本発明に基づいて提案される緩衝部材は、アーマチュアに直接、またはこのアーマチュアと協働する軸に圧接、圧入、溶接、または挟持によって固定することができる。
提案される緩衝部材は、前述した複数の機能以外にも、良好な絞り機能を特徴としている。というのは、底面に形成された開口断面では、小さな長さ対直径比が得られ、小さな絞り直径が極めて容易に実現されるためである。開口断面は、カップ状またはフード状に形成された緩衝部材のジャケット面にも形成することができる。開口断面は、孔またはスリットとして形成可能であり、開口断面を通じて、磁気弁の内部に含まれる、例えばオイルのような液体がオーバーフローし、緩衝作用をもたらす。これまで、開口断面を縦孔として偏心して形成する場合に生じていた高い製造コストは、本発明に基づいて提案される緩衝部材では著しく低下する。弁ニードルを磁気弁のアーマチュアから磁気的に分離する以外にも、さらに、ばね部材のばねを磁気弁のアーマチュアから磁気的に分離することが可能である。さらに、本発明に基づいて提案される緩衝部材では、その底面に結合点を極めて安価に形成することができる。さらに、アーマチュアと弁ニードルとの間の結合点、またはアーマチュアとアーマチュアに協働する軸との間の結合点を、本発明に基づいて提案される緩衝部材の底面に設けられた先端の丸い隆起部によって、または平坦面によって形成することができる。結合点の2つの実施例は、本発明に基づいて提案される、別体の構成部品を表す緩衝部材により実現される。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
図1には、本発明に基づいて提案される緩衝部材(Daempfungselement)が、斜視図で示されている。
緩衝部材12は、略カップ状の幾何学配置を有しており(図2を参照)、対称軸10に対して対称に構成されている。緩衝部材12は、底面14およびジャケット面(Mantelflaeche)16を有している。緩衝部材12の底面14には、例えば孔として形成可能な複数の開口断面(Oeffnungsquerschnitte)24が形成されている。代替的に、緩衝を発生させる、オーバーフローする(ueberstroemende)、例えばオイルのような液体のための開口断面24をジャケット面16に、または緩衝部材12の底面14およびジャケット面16に形成することもできる。開口断面24は、円形、楕円形、スリット状、矩形、方形、もしくは溝状、または他の任意の幾何学配置で形成することができる。さらに、緩衝部材12の底面14に結合箇所18が形成されており、この結合箇所は、図1に示す緩衝部材12の実施例では、先端の丸い隆起部として形成されている。緩衝部材12の底面14には、複数の開口断面24が設けられている。これらは、本発明に基づいて提案される緩衝部材12が有する、調節すべき(einzustellende)絞り機能に応じて、偏心した開口部配置(図1の寸法a)の枠内で、底面14に形成することができる。緩衝部材12のジャケット面16の上方には、隆起部20が設けられており、それがばね収容部22へ移行している。ばね収容部22は、本発明に基づいて提案される緩衝部材12の開放した端部32(図2による表示を参照)に、環状の段差部として配置されている。ばね収容部22の環状面は、挿入されるばね部材に応じて、その直径を調整して形成することができる。
図2による表示は、図1に示す緩衝部材12を切断線II−IIに沿った断面で示している。
図2による表示から明らかなように、緩衝部材12は対称軸10に対して対称に形成されており、その開放した端部32にばね収容部22を形成する環状面を有している。略カップ状に構成された緩衝部材12は、例えば、打抜き処理または曲げ処理の方法で、または深絞り処理(tiefziehen)の方法で形成することができる。緩衝部材12は、略一定の材料厚を有している。先端が丸く形成された結合箇所18の両側では、底面14およびジャケット面16に開口断面24が設けられており、それらは偏心した開口部配置30(図1の寸法aを参照)で緩衝部材12の底面14に形成されている。図2に先端の丸い隆起部として示されている結合箇所18の代わりに、底面14を平坦な構成で形成することができる。底面14の部材厚は、参照符号28で示されており、本発明に基づいて提案される緩衝部材12の軸方向の長さは、参照符号26で示されている。
本発明に基づいて提案される緩衝部材12は、打抜き部品、または曲げ部品として形成することができる。好ましくは、磁化が不能な、または磁化が困難な材料が選択されるので、緩衝部材12によって磁気的な分離を得ることができる。これについては、後で詳細に説明する。
図1および図2に示す緩衝部材12は、緩衝調整部としての機能以外に、ばね収容部としての機能を有している。というのは、緩衝部材12の開放した端部32に環状に形成されたばね収容部22で、図1および図2には示されていないばね部材を支持することができるからである。さらに、本発明に基づいて提案される緩衝部材12は、緩衝部材12の底面14の先端の丸い隆起部によって得られる結合箇所18としての機能を有している。その他、図1および図2に示す本発明に基づいて提案される緩衝部材12によって、アーマチュアとアーマチュアによって操作すべき操作部材との間の磁気的な分離機能が得られる。本発明に基づいて提案される緩衝部材12は、好ましくは別体の単一構成部品(Einzelbauteil)として形成される。
本発明に基づいて提案される、別体の構成部品として形成された緩衝部材12は、その底面14が小さな部材厚28を有することによって、良好な絞り機能を提供する。というのは、開口断面24の直径に比較して底面14の部材厚28が小さいことによって、長さ対直径比を小さくすることができるためである。さらに、小さな絞り直径(Blendendurchmesser)が得られ、かつ簡単な方法で底面14内に偏心した孔配置30を実現することができる。
図3による表示から、アーマチュアに取り付けられた緩衝部材を有する磁気弁が明らかにされる。
磁気弁40は、ハウジング42を有しており、その中に電磁石44が収容されている。その他、磁気弁40のハウジング42内には、アーマチュアガイド46が配置されており、それがアーマチュア48を包囲している。弁ニードル50側の端面では、アーマチュア48に本発明に基づいて提案される緩衝部材12が取り付けられている。アーマチュア48に接する緩衝部材12のシート部(Sitz)66には、アーマチュアが摩擦結合、形状結合、または材料結合で固定されている。
材料による結合は、溶接によって行うことができ、それに対して相補形状の結合は挟持によって形成することができる。アーマチュア48と緩衝部材12との間のプレス嵌めは、アーマチュア48と緩衝部材12との間の摩擦による結合可能性を示している。
アーマチュア48の弁ニードル50側の端面での緩衝部材12の組込み位置に基づいて、アーマチュア48の端面と緩衝部材12の底面14との間には、緩衝部材12のジャケット面16によって中空室が形成される。緩衝部材12の底面14に形成された結合箇所18が、弁ニードル50の端面と接触し、弁ニードル自体は弁ニードル軸受54内で案内されている。弁ニードル50を介して、例えばフラットシート52などを操作することができる。
図3に示す組込み位置における緩衝部材12によって、フラットシート52を操作するための弁ニードル50と磁気弁40のアーマチュア48との間の磁気的な分離が得られる。さらに、緩衝部材12の底面14に先端の丸い隆起部として形成されている結合箇所18によって、この結合箇所が極めて安価に実現される。
図4は、磁気弁のアーマチュア内に圧入された緩衝部材を示している。
図4の表示から明らかなように、磁気弁40のアーマチュア48は、弁ニードル50側の端部に、図3の実施例に比較して大きな直径で形成された孔を有している。アーマチュア48の孔内には、緩衝部材12が圧入されている。図4の実施例では、緩衝部材12は、図1および図2の表示に比較して、隆起部20およびばね収容部22なしで形成されている。
緩衝部材12のシート部66は、図4の実施例では、アーマチュア48の内部にあり、図3に示すようにアーマチュア48の外周面にはない。
この実施例でも、シート部66は、例えばプレス嵌めのような摩擦結合によって、例えば挟持のような形状結合によって、または、例えば溶接結合のような材料結合によって形成することができる。
図5に示す表示から明らかな磁気弁では、アーマチュアに本発明に基づいて提案される緩衝部材12が取り付けられており、緩衝部材によりばね部材が支持されている。
図5による表示から明らかなように、緩衝部材12に環状に形成されたばね収容部22には、ばね部材60が支持されている。緩衝部材12にリング状に形成されるばね収容部22は、ばね部材60の巻き直径に応じて、その直径を調整して形成することができるので、ばね部材60が緩衝部材12に設けられたばね収容部22の下側に確実に添接することが保証される。ばね部材60の反対側の端部は、図5に示すように、弁ニードル軸受54の端面で支持することができる。代替的に、ばね収容部22とは反対側に位置する、ばね部材60の他方の端部は、磁気弁40の下方部分の軸受収容部58で支持されることもできる。
図5に示す緩衝部材12は、同様に、シート部66でアーマチュア48に接合されている。緩衝部材12のアーマチュア48との接合は、例えば溶接のような材料による接合方法により行うことができ、その他、本発明に基づいて提案される緩衝部材12は、開放した端部32でアーマチュア48の端面に圧接され、またはアーマチュア48に挟持されることができる。
図5に示す磁気弁40は、図3に示す磁気弁40に略同一であり、同様にハウジング42、電磁石44、アーマチュアガイド46、およびアーマチュア48を有している。弁ニードル軸受54内で案内される弁ニードル50を介して、フラットシート52が操作される。図3および図5に示すフラットシート52の代わりに、他の操作部材を(例えば圧力制御弁のために)、弁ニードル50を介して電磁石44を用いて操作することもできる。
図6による表示から、アーマチュアに本発明に基づいて提案される緩衝部材12が固定されている磁気弁の他の実施例が明らかにされる。
図3〜図5に示す磁気弁40とは異なり、図6に示す磁気弁40の実施例に基づくアーマチュア48は、複数に分離して形成されており、第1の軸受リング62と第2の軸受リング64との間でジャケット(Huelse)によって包囲されている。アーマチュア48の弁ニードル50側の端面には、カップ状に形成された緩衝部材12がシート部66で取り付けられている。シート部66は、プレス嵌めによって、材料による結合によって、または挟持などによって、形成することができる。緩衝部材12の底面14に形成されている結合箇所18は、図6に示す実施例では、先端の丸い隆起部として形成されており、それが弁ニードル50の上方の端面に添接している。弁ニードル50には、操作すべき操作機構としてフラットシート52が接続されている。弁ニードル軸受54は、軸受収容部58の孔内に収容されており、その軸受収容部が磁気弁40のハウジング42によって包囲されている。第1の軸受リング62および第2の軸受リング64によって、アーマチュア48は、一方でアーマチュアガイド48内に、他方で軸受収容部58内に軸承されている。
図3〜図6による表示から明らかなように、好ましくは磁化が不能な材料、または磁化が困難な材料から形成される、本発明に基づいて提案される緩衝部材12によって、アーマチュア48と弁ニードル50との間の磁気的な分離、およびばね部材60とアーマチュア48との間の磁気的な分離(図5に示す表示を参照)を簡単な方法で実現することができる。本発明に基づいて提案される緩衝部材12は、特に、ばね収容部22、緩衝調整、弁ニードル50に対する結合箇所18、および磁気的に分離という機能が一体化されていることを特徴としている。さらに、本発明に基づいて提案される緩衝部材12には、良好な絞り機能が備えられている。というのは、底面14の小さな部材厚により、緩衝部材12で極めて良好な長さ対直径比が得られ、かつ小さな直径の開口断面24により、偏心した開口部配置30が極めて簡単に得られるためである。
本発明に基づいて提案される緩衝部材の斜視図である。 図1に示す緩衝部材を切断線II−IIに沿って示す断面図である。 磁気弁のアーマチュア上に取り付けられた、図1の表示に基づく緩衝部材を示している。 磁気弁のアーマチュア内へ圧入された緩衝部材を示している。 弁ニードルの軸受に支持されたばね部材を有する、本発明に基づいて提案される緩衝部材を示している。 磁気弁の二重に軸承されたアーマチュア内に支持される、本発明に基づいて提案される緩衝部材を示している。
符号の説明
10 対称軸
12 緩衝部材
14 底面
16 ジャケット面
18 結合箇所
20 隆起部
22 ばね収容部
24 開口断面
26 軸方向長さ
28 底厚
30 偏心した開口部配置
32 開放した端部
40 磁気弁
42 ハウジング
44 電磁石
46 アーマチュアガイド
48 アーマチュア
50 弁ニードル
52 フラットシート
54 弁ニードル軸受
56 アーマチュア軸
58 軸受収容部
60 ばね部材
62 第1の軸受リング
64 第2の軸受リング
66 シート部、緩衝部材
寸法a 偏心

Claims (13)

  1. アーマチュア(48)および電磁石(44)を有する、操作部材(52)を操作するための磁気弁(40)であって、前記アーマチュア(48)のストロークが伝達部材(50)によって前記操作部材(52)へ伝達され、かつ前記アーマチュア(48)が前記磁気弁(40)のハウジング(42)のガイド(46、62、64)内に移動可能に収容されている、前記磁気弁において、
    前記アーマチュア(48)と前記伝達部材(50)との間に緩衝部材(12)が配置されており、前記緩衝部材内に少なくとも1つの開口断面(24)が、前記緩衝部材の対称軸(10)に対して垂直または同軸に形成されていることを特徴とする、磁気弁。
  2. 前記ハウジング(42)内の前記アーマチュア(48)を囲む空間が、液体によって充填されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
  3. 前記緩衝部材(12)が、略カップ状に形成されており、略等しい材料厚(28)で形成された底面(14)およびジャケット面(16)を有していることを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
  4. 前記底面(14)が少なくとも1つの開口断面(24)を有しており、または、前記緩衝部材(12)の対称軸(10)に対して偏心して配置された幾つかの開口断面(24)を有していることを特徴とする、請求項3に記載の磁気弁。
  5. 前記緩衝部材(12)の前記ジャケット面(16)が、少なくとも1つの開口断面(24)または幾つかの開口断面(24)を有していることを特徴とする、請求項3に記載の磁気弁。
  6. 前記開口断面(24)の平均直径に対する前記底面(14)の材料厚(28)の比が、1より小さく、好ましくは0.5であることを特徴とする、請求項3に記載の磁気弁。
  7. 前記緩衝部材(12)が、磁化が不能、または磁化が困難な材料から形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
  8. 前記緩衝部材(12)の前記底面(14)に、結合箇所(18)が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の磁気弁。
  9. 前記結合箇所(18)が、先端の丸い隆起部として、または平坦面として形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の磁気弁。
  10. ばね収容部(22)が、前記緩衝部材(12)の開放した端部(32)に環状面として形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
  11. ばね部材(60)が、前記緩衝部材(12)の前記底面(14)にあてがわれていることを特徴とする、請求項3に記載の磁気弁。
  12. 前記緩衝部材(12)が、シート部(66)で前記アーマチュア(48)または前記伝達部材(50)に摩擦結合、形状結合または材料結合で固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
  13. 前記緩衝部材(12)が、前記アーマチュア(48)を前記伝達部材(50)から、または前記アーマチュア(48)をばね部材(60)から磁気的に分離することを特徴とする、請求項1に記載の磁気弁。
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