JP2009074596A - 液体ダンパー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングするように液体ダンパー装置を取り付けることを容易とすることを可能とする。
【解決手段】シリコン・オイルを封入したシリンダ3と、シリンダ3内を圧力室21側と非圧力室23側とに区画し圧力室21側及び非圧力室23側間を移動可能に配置されシリンダ3外部へ突出するピストン・ロッド29を備えたピストン5と、ピストン5が前記圧力室21側及び非圧力室23側間で移動することによりシリコン・オイルを圧力室21側及び非圧力室23側間で移動させ得る流通路25と、ピストン5の圧力室21側への移動時に流通路25に対する閉じ側へ動作すると共にピストン5の非圧力室23側への移動時に流通路25に対する開側へ動作する弁体27とを備えた液体ダンパー装置1であって、ピストン・ロッド29がシリンダ3に対して伸張動作するときピストン5が圧力室21側へ移動する配置であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のグローブ・ボックスの開動作等をダンピングする液体ダンパー装置に関する。
従来、図12、図13のように、空気圧を利用したエア・ダンパー装置101を、例えば自動車のグローブ・ボックス103に取り付けたものがある。
前記エア・ダンパー装置101は、シリンダ105の部分がグローブ・ボックス本体107に固定的に支持され、該エア・ダンパー装置101の紐状結合部109が、グローブ・ボックス蓋部111の係止部113に係止されたものである。係止部113は、グローブ・ボックス蓋部111の側壁部115に取り付けられ、側壁部115は、グローブ・ボックス蓋部111の開閉に伴ってグローブ・ボックス本体107に対し、車体前後方向へ出入りする。
従って、グローブ・ボックス本体107に対しグローブ・ボックス蓋部111を開くとき、エア・ダンパー装置101の紐状結合部109が引かれ、この紐状結合部109に連動するピストンによりシリンダ105内で空気を圧縮することになる。
この空気の圧縮によりダンピング効果を発揮し、グローブ・ボックス蓋部111をダンピングしながら静かに開かせることができる。
しかし、空気は圧縮性があるため、グローブ・ボックス蓋部111等、ある程度重量がある開閉部材を十分にダンピングするためには、エア・ダンパー装置101が大型化するという問題があった。
一方、液体を用いたダンパー装置は、小型でも液体の非圧縮性により十分にダンピング効果を発揮することができる。
しかし、従来の液体ダンパー装置は、ピストン・ロッドをシリンダ側へ収縮させるときにダンピング効果を発揮する構造であるため、グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングするように取り付けるには困難を伴うものであった。
特開2005−335407号公報
解決しようとする問題点は、従来の液体ダンパー装置は、ピストン・ロッドをシリンダ側へ収縮させるときにダンピング効果を発揮する構造であるため、グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングするように取り付けるには困難を伴うものであった点である。
本発明は、グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングするように液体ダンパー装置を取り付けることを容易とするために、作動液体を封入したシリンダと、前記シリンダ内を圧力室側と非圧力室側とに区画し該圧力室側及び非圧力室側間を移動可能に配置されシリンダ外部へ突出するピストン・ロッドを備えたピストンと、前記ピストンが前記圧力室側及び非圧力室側間で移動することにより前記作動液体を圧力室側及び非圧力室側間で移動させ得る流通路と、前記ピストンの圧力室側への移動時に前記流通路に対する閉じ側へ動作すると共に前記ピストンの非圧力室側への移動時に前記流通路に対する開側へ動作する弁体とを備えた液体ダンパー装置であって、前記ピストン・ロッドが前記シリンダに対して伸張動作するとき前記ピストンが圧力室側へ移動する配置であることを最も主要な特徴とする。
本発明は、作動液体を封入したシリンダと、前記シリンダ内を圧力室側と非圧力室側とに区画し該圧力室側及び非圧力室側間を移動可能に配置されシリンダ外部へ突出するピストン・ロッドを備えたピストンと、前記ピストンが前記圧力室側及び非圧力室側間で移動することにより前記作動液体を圧力室側及び非圧力室側間で移動させ得る流通路と、前記ピストンの圧力室側への移動時に前記流通路に対する閉じ側へ動作すると共に前記ピストンの非圧力室側への移動時に前記流通路に対する開側へ動作する弁体とを備えた液体ダンパー装置であって、前記ピストン・ロッドが前記シリンダに対して伸張動作するとき前記ピストンが圧力室側へ移動する配置である。
従って、ピストン・ロッドがシリンダに対して収縮するときにダンピング効果を発揮する所謂圧縮ダンパではなく、ピストン・ロッドがシリンダに対して伸張するときにダンピング効果を発揮する所謂引きダンパとして機能させることができる。
このため、グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングする場合に、ピストン・ロッドの引き動作とグローブ・ボックス等の開動作とが方向を同一にするから、エア・ダンパー装置と同様に取り付けを容易に行わせることができる。
グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングするように取り付けることを容易にするという目的を、引きダンパとして機能させることにより実現した。
図1〜図4は、本発明の実施例1に係り、図1は、液体ダンパー装置の伸張動作時の断面図、図2は、同収縮動作時の断面図、図3は、伸張動作時におけるピストン周辺の拡大断面図、図4は、伸張動作時におけるアキュームレータ周辺の拡大断面図である。
[液体ダンパー装置]
図1,図2のように、液体ダンパー装置1は、シリンダ3とピストン5とを備えている。
前記シリンダ3は、樹脂又は金属などにより、ピストン動作部7とアキュームレータ形成部9とが軸方向に連続して筒状に形成されている。ピストン動作部7の内孔7aの径は、アキュームレータ形成部9の内孔9aの径よりも小さく形成され、両者間が段付き部3aになっている。
前記シリンダ3は、ピストン動作部7側に端壁11を一体に備えている。端壁11には、ロッド・ガイド15が一体に形成され、端壁11からロッド・ガイド15に渡って貫通孔17が形成されている。ロッド・ガイド15の外端には、シール支持凹部19が形成されている。
前記シリンダ3のアキュームレータ形成部9側は、開口13を閉止部材20で閉じた構成となっている。閉止部材20の取り付けは、開口13への圧入及び開口13の加締め、閉止部材20の開口13への溶着等により行われている。閉止部材20には、シリンダ3内外へ貫通する空気抜き孔20aが設けられ、外端に結合部20bが設けられている。
前記ピストン動作部7内には、作動液体として例えばシリコン・オイルが封入され、前記ピストン5が軸方向へ往復移動可能に配置されている。ピストン動作部7内は、ピストン5の軸方向一側が圧力室21側、同他側が非圧力室23側として区画形成されている。
前記ピストン5は、樹脂或いは金属などにより形成されている。このピストン5には、流通路25が形成され、該流通路25に隣接して弁体27が取り付けられている。流通路25は、ピストン5を貫通するように形成された小孔25aで形成され、小孔25aが例えば周方向複数備えられている。この流通路25によりピストン5が前記圧力室21側及び非圧力室23側間で移動することにより前記シリコン・オイルを圧力室21側及び非圧力室23側間で移動させることができる。
前記弁体27は、ゴムやプラスチック等弾性体により成形され、ピストン5に凸設された支持突部5aに先端側の凸条部の乗り越えによるスナップ・フィットにより嵌合し、一定範囲で軸方向移動可能に設けられている。従って、弁体27は、ピストン5の圧力室21側への移動時に前記流通路25に対する閉じ側へ動作すると共に前記ピストン5の非圧力室23側への移動時に前記流通路25に対する開側へ動作する。
このピストン5は、ピストン・ロッド29を備えている。ピストン・ロッド29は、一端部29aの段付き部29bが支持突部5aに突き当てられ、先端部29aがピストン5の中心孔5bに嵌合し、先端29cが加絞められてピストン5に結合されている。このピストン・ロッド29が前記端壁11及びロッド・ガイド15の貫通孔17からシリンダ3外部へ突出している。ピストン・ロッド29の他端部には、結合用のロッド・キャップ31がねじ込みにより取り付けられている。ロッド・キャップ31は、スナップ・フィットなどによりピストン・ロッド29に取り付けることもできる。
前記シール支持凹部19には、シール部材33が取り付けられ、貫通孔17及びピストン・ロッド29間の密閉状態を形成している。シール支持凹部19の開口端部には、ストッパ35が圧入などにより取り付けられ、シール部材33の脱落を防止している。
前記閉止部材20と前記シリンダ3内の非圧力室23側との間に、該非圧力室23側のシリコン・オイルの移動及び復帰を可能とするアキュームレータ39が設けられている。アキュームレータ39は、フリー・ガイド41と弾性部材であるコイル・スプリング43とからなっている。
前記フリー・ガイド41は、外周部にシリンダ3との間に備えたシール部材として一対のオー・リング45が取り付けられ、このオー・リング45は、シリンダ3の内孔9a摺動可能に密接している。
前記コイル・スプリング43は、前記フリー・ガイド41と閉止部材20との間に介設されフリー・ガイド41を非圧力室23側へ付勢している。この付勢により、フリー・ガイド41は、シリンダ3内で段付き部3aに当接し、位置決められている。
前記シリンダ3及びピストン・ロッド29が、開閉体と該開閉体が取り付けられる固定側との間に結合され、前記開閉体が開かれるとき前記ピストン・ロッド29が伸張するように配置されている。
例えば、液体ダンパー装置1が、図12,図13の固定側であるグローブ・ボックス本体107及び開閉体であるグローブ・ボックス蓋部111の側壁部115間に、車体前後方向に沿って配置され、閉止部材20の結合部20bが、グローブ・ボックス本体107側に回転可能に支持され、ロッド・キャップ31がグローブ・ボックス蓋部111側に回転可能に支持される。
この取り付け状態において、グローブ・ボックス蓋部111の閉じ位置で、液体ダンパー装置1は、図2のようにピストン・ロッド29がシリンダ3内へ収縮している。
[ダンピング]
グローブ・ボックス蓋部111が開動作すると、ピストン・ロッド29が引き力を受けてシリンダ3外へ伸張動作する。このピストン・ロッド29の伸張動作によりピストン5が図2の状態から連動して圧力室21側へ軸方向移動する。
このピストン5の移動により、弁体27がシリコン・オイルから圧力を受け、支持突部5aに対し流通路25側へ移動し、所期のダンパー効果を得ることができる。
ピストン・ロッド29が最大に伸張した状態で、アキュームレータ39のフリー・ガイド41は、シリンダ3の段付き部3aに位置決められる。
グローブ・ボックス蓋部111の閉じ動作時は、ピストン・ロッド29がシリンダ3に対して収縮方向へ押圧移動される。このとき、非圧力室23側のシリコン・オイルが流通路25を通って弁体27に作用し、弁体27が支持突部5aに対し反流通路25側へ移動する。
従って、ピストン5に働くシリコン・オイルの圧力は小さくなり、ピストン5は軽く移動することができ、グローブ・ボックス蓋部111の閉じ動作を妨げることはない。
なお、液体ダンパー装置1のダンピング動作において、ピストン・ロッド29がピストン動作部7内をアキュームレータ形成部9側へ移動すると、ピストン動作部7内のシリコン・オイルが入るべき液室容積が小さくなる。
このようにピストン動作部7内の容積が小さくなるとアキュームレータ39が働く。
すなわち、ピストン・ロッド29の進入によるピストン動作部7内の容積減少に応じてピストン動作部7内のシリコン・オイルがアキュームレータ形成部9側へ移動する。このシリコン・オイルの移動に応じてフリー・ガイド41がコイル・スプリング43の付勢力に抗してアキュームレータ形成部9内を閉止部材20側へ移動する。
この時、アキュームレータ形成部9内においてフリー・ガイド41及び閉止部材20間の容積が小さくなる。この容積減少時は、アキュームレータ形成部9内の空気が空気抜き孔20aから外部へ排出され、アキュームレータ形成部9内の空気圧上昇による反力がピストン・ロッド29に作用するということはない。
なお、図2は、ピストン・ロッド29が最大に収縮した状態である。
本実施例において、前記圧力室21側は、シリンダ3の一体の端壁11及びロッド・ガイド15となっているから、内圧に対してシリンダ3の強度を高くすることができ、小型にしながら耐久性を向上させることができる。
シリンダ3の他端側は、開口13が、閉止部材20で閉じられた構造であるが、閉止部材20に隣接してアキュームレータ39が設けられているから、閉止部材20に大きな圧力は作用せず、閉止部材20の脱落を防止できる。
[実施例1の効果]
本発明実施例は、シリコン・オイルを封入したシリンダ3と、前記シリンダ3内を圧力室21側と非圧力室23側とに区画し該圧力室21側及び非圧力室23側間を移動可能に配置されシリンダ3外部へ突出するピストン・ロッド29を備えたピストン5と、前記ピストン5が前記圧力室21側及び非圧力室23側間で移動することにより前記シリコン・オイルを圧力室21側及び非圧力室23側間で移動させ得る流通路25と、前記ピストン5の圧力室21側への移動時に前記流通路25に対する閉じ側へ動作すると共に前記ピストン5の非圧力室23側への移動時に前記流通路25に対する開側へ動作する弁体27とを備えた液体ダンパー装置1であって、前記ピストン・ロッド29が前記シリンダ3に対して伸張動作するとき前記ピストン5が圧力室23側へ移動する配置である。
従って、ピストン・ロッド29がシリンダ3に対して収縮するときにダンピング効果を発揮する所謂圧縮ダンパではなく、ピストン・ロッド29がシリンダ3に対して伸張するときにダンピング効果を発揮する所謂引きダンパとして機能させることができる。
このため、グローブ・ボックスなどの開動作をダンピングする場合に、ピストン・ロッド29の引き動作とグローブ・ボックス等の開動作とが方向を同一にするから、エア・ダンパー装置と同様に取り付けを容易に行わせることができる。
しかも、液体ダンパー装置1であるから小型で大きなダンピング効果を期待することができる。
前記ピストン・ロッド29は、前記シリンダ3の端壁11の貫通孔17からシール部材33による密閉状態でシリンダ3外部へ突出する。
従って、前記圧力室21側は、シリンダ3の端壁11となっているから、内圧に対してシリンダ3の強度を高くすることができ、小型にしながら耐久性を向上させることができる。
前記端壁11は、ロッド・ガイド15を一体に備えた。
従って、内圧に対してシリンダ3の強度をより高くすることができる。
前記シリンダ3は、前記端壁11に対する他端が開口13を閉止部材20で閉じた構成であり、前記閉止部材20と前記シリンダ3内の非圧力室23との間に、該非圧力室23側のシリコン・オイルの移動及び復帰を可能とするアキュームレータ39を設けた。
従って、閉止部材20に大きな圧力は作用せず、閉止部材20の脱落を防止できる。
前記アキュームレータ39は、前記シリンダ3との間にオー・リング45を備えてシリンダ3に沿った移動が可能なフリー・ガイド41と、該フリー・ガイド41と前記閉止部材20との間に介設されフリー・ガイド41を非圧力室23側へ付勢可能なコイル・スプリング43とからなる。
従って、フリー・ガイド41により非圧力室23内のシリコン・オイルの移動を受けることができ、シリコン・オイルの移動を円滑に行わせることができる。
前記閉止部材20に、シリンダ3内外へ貫通する空気抜き孔20aを設けた。
従って、アキュームレータ形成部9内においてフリー・ガイド41及び閉止部材20間の容積が小さくなる時は、アキュームレータ形成部9内の空気が空気抜き孔20aから外部へ排出されアキュームレータ形成部9内の空気圧上昇による反力がピストン・ロッド29に作用するということはない。
[シリンダの変形例]
図5〜図7は、シリンダの変形例に係り、図5(a),図6,図7は、要部断面図、図5(b)は、(a)のb−b矢視断面図である。
図5は、シリンダ3Aにおけるピストン移動部7Aの内孔7Aaを小径部7Aaa及び大径部7Aabの二段構造とし、小径部7Aaaにチョーク溝47を形成した。チョーク溝47は、大径部7Aab側から断面積が漸次小さくなるように形成されている。
従って、ダンピング特性としては、ピストン・ロッド29の引き出しストロークの始めはダンピング力が低く、ストロークの中間で徐々にダンピング力が高くなり、ストロークの後半でダンピング力の立ち上がりが大きくなる形態となる。
図6は、シリンダ3Bにおけるピストン移動部7の内孔7Baをテーパー部7Baa及びストレート部7Bab及びの構造とした。
従って、ダンピング特性としては、ピストン・ロッド29の引き出しストロークの始めはダンピング力が低く、ストロークの中間から後半にかけてダンピング力の立ち上がりが徐々に大きくなる形態となる。
図7は、シリンダ3Cにおけるピストン移動部7Cの内孔7Caを小径部7Caa及び大径部7Cabの二段構造とした。
従って、ダンピング特性としては、ピストン・ロッド29の引き出しストロークの始めはダンピング力が低く、ストロークの中間から後半へかけて始めよりも高いダンピング力で立ち上がる形態となる。
図8〜図11は、本発明の実施例2に係り、図8は、液体ダンパー装置の伸張動作時の断面図、図9は、同収縮動作時の断面図、図10は、伸張動作時におけるピストン周辺の拡大断面図、図11は、伸張動作時におけるアキュームレータ周辺の拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応した構成部分には、同符号又は同符号にDを付して説明する。
本実施例の液体ダンパー装置1Dは、ロッド・ガイド15Dを端壁11Dに対し別体とし、端壁11Dの内側においてピストン5Dとの間に配置されている。
前記ロッド・ガイド15Dの外周部には、シール部材としてオー・リング49が支持され、ピストン動作部7の内孔7Daに密接している。
本実施例では、シリンダ3Dのピストン動作部7Dとアキュームレータ形成部9Dとの間に段付き部はなく、両者間がストレートに連続形成されている。
なお、ピストン・ロッド29Dは、ロッド・キャップ31Dをスナップ・フィットにより取り付け、ピストン5Dにスナップ・フィットにより結合されている。
このスナップ・フィットは、ピストン・ロッド29Dの肥大部29Dd、29Deを、ロッド・キャップ31D及びピストン5Dの段付き孔31Da、5Dbに弾性変形を介して嵌入させるものである。
本実施例においても、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
液体ダンパー装置の伸張動作時の断面図である。(実施例1) 液体ダンパー装置の収縮動作時の断面図である。(実施例1) 液体ダンパー装置の伸張動作時におけるピストン周辺の拡大断面図である。(実施例1) 液体ダンパー装置の伸張動作時におけるアキュームレータ周辺の拡大断面図である。(実施例1) (a)は、シリンダの変形例に係る要部断面図、(b)は、(a)のb−b線矢視断面図である。(実施例1) シリンダの変形例に係る要部断面図である。(実施例1) シリンダの変形例に係る要部断面図である。(実施例1) 液体ダンパー装置の伸張動作時におけるアキュームレータ周辺の拡大断面図である。(実施例2) 液体ダンパー装置の収縮動作時の断面図である。(実施例2) 液体ダンパー装置の伸張動作時におけるピストン周辺の拡大断面図である。(実施例2) 液体ダンパー装置の伸張動作時におけるアキュームレータ周辺の拡大断面図である。(実施例2) グローブ・ボックスにエア・ダンパー装置を取り付けた側面図である。(従来例) グローブ・ボックスにエア・ダンパー装置を取り付けた要部拡大側面図である。(従来例)
符号の説明
1,1D 液体ダンパー装置
3,3A,3B,3C,3D シリンダ
5,5D ピストン
7,7D ピストン動作部
9,9D アキュームレータ形成部
11,11D 端壁
15,15D ロッド・ガイド
20 閉止部材
20a 空気抜き孔
21 圧力室
23 非圧力室
25 流通路
27 弁体
33 シール部材
39,39D アキュームレータ
41 フリー・ガイド
43 コイル・スプリング(弾性部材)
49 オー・リング(シール部材)

Claims (7)

  1. 作動液体を封入したシリンダと、
    前記シリンダ内を圧力室側と非圧力室側とに区画し該圧力室側及び非圧力室側間を移動可能に配置されシリンダ外部へ突出するピストン・ロッドを備えたピストンと、
    前記ピストンが前記圧力室側及び非圧力室側間で移動することにより前記作動液体を圧力室側及び非圧力室側間で移動させ得る流通路と、
    前記ピストンの圧力室側への移動時に前記流通路に対する閉じ側へ動作すると共に前記ピストンの非圧力室側への移動時に前記流通路に対する開側へ動作する弁体と、
    を備えた液体ダンパー装置であって、
    前記ピストン・ロッドが前記シリンダに対して伸張動作するとき前記ピストンが圧力室側へ移動する配置である、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  2. 請求項1記載の液体ダンパー装置であって、
    前記ピストン・ロッドは、前記シリンダに一体に設けられた端壁の貫通孔からシール部材による密閉状態でシリンダ外部へ突出する、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  3. 請求項2記載の液体ダンパー装置であって、
    前記端壁は、ロッド・ガイドを一体に備えた、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  4. 請求項1記載の液体ダンパー装置であって、
    前記シリンダは、前記端壁に対する他端が開口を閉止部材で閉じた構成であり、
    前記閉止部材と前記シリンダ内の非圧力室との間に、該非圧力室側の作動液体の移動及び復帰を可能とするアキュームレータを設けた、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  5. 請求項4記載の液体ダンパー装置であって、
    前記アキュームレータは、前記シリンダとの間にシール部材を備えてシリンダに沿った移動が可能なフリー・ガイドと、該フリー・ガイドと前記閉止部材との間に介設されフリー・ガイドを非圧力室側へ付勢可能な弾性部材とからなる、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  6. 請求項5記載の液体ダンパー装置であって、
    前記閉止部材に、シリンダ内外へ貫通する空気抜き孔を設けた、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の液体ダンパー装置であって、
    前記シリンダ及びピストン・ロッドが、開閉体と該開閉体が取り付けられる固定側との間に結合され、
    前記開閉体が開かれるとき前記ピストン・ロッドが伸張するように配置された、
    ことを特徴とする液体ダンパー装置。
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