JP5063456B2 - ダンパー装置 - Google Patents

ダンパー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5063456B2
JP5063456B2 JP2008101898A JP2008101898A JP5063456B2 JP 5063456 B2 JP5063456 B2 JP 5063456B2 JP 2008101898 A JP2008101898 A JP 2008101898A JP 2008101898 A JP2008101898 A JP 2008101898A JP 5063456 B2 JP5063456 B2 JP 5063456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
damper device
lid member
pressure chamber
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008101898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009250403A (ja
Inventor
幸司 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Latex Co Ltd
Original Assignee
Fuji Latex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Latex Co Ltd filed Critical Fuji Latex Co Ltd
Priority to JP2008101898A priority Critical patent/JP5063456B2/ja
Publication of JP2009250403A publication Critical patent/JP2009250403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5063456B2 publication Critical patent/JP5063456B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、自動車のグローブ・ボックス等の動作をダンピングするダンパー装置に関する。
従来のダンパー装置としては、空気圧を利用したエア・ダンパー装置を、例えば自動車のグローブ・ボックスに取り付けたものがある。
前記エア・ダンパー装置は、シリンダ側がグローブ・ボックス本体に、ピストン・ロッド側がグローブ・ボックスの蓋体に取り付けられ、空気の圧縮によって蓋体の開閉動作をダンピングする。
このエア・ダンパー装置では、シリンダ内が大気に開放されているため、ダンピング動作に伴うシリンダ内の容積変化に対応することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、グローブ・ボックスの蓋体等、ある程度重量がある開閉部材を十分にダンピングするためには、エア・ダンパー装置が大型化するという問題があった。
一方、作動流体を封入したダンパー装置では、小型でも十分にダンピング効果を発揮することができる。ところが、かかるダンパー装置では、シリンダ内の容積変化に対応させることが必要となり、その構造が煩雑なものとなっていた。
特開2006−283877
解決しようとする問題点は、グローブ・ボックスなどの開閉動作をダンピングする作動流体を封入したダンパー装置において、シリンダ内の容積変化に対応するための構造が煩雑となる点にある。
本発明は、グローブ・ボックスなどの開閉動作をダンピングする作動流体を封入したダンパー装置において、シリンダ内の容積変化に対応するための構造を簡素化するため、作動液体を封入したシリンダ内を圧力室側と非圧力室側とに区画し該圧力室側及び非圧力室側間に移動可能に配置されたピストンと、該ピストンからシリンダ外部へ突出し前記ピストンの移動に応じて前記シリンダに対して伸縮するピストン・ロッドとを備え、前記ピストン・ロッドが前記シリンダに対して伸張動作するときに前記ピストンが圧力室側へ移動するダンパー装置であって、前記シリンダの非圧力室側内に、空間部を区画すると共に前記シリンダ内の容積変化に応じて前記空間部側に撓む弾性膜を設け、前記弾性膜の中間部に当接して前記弾性膜が前記空間部側へ撓むときに弾発力を発生又は増大させる支持部を設け、前記シリンダの一端側に、該一端側を閉止可能とする蓋部材を設け、前記弾性膜が、前記シリンダ及び蓋部材間に支持され該蓋部材との間に前記空間部を形成する凸膜であり、前記支持部が、前記蓋部材と該蓋部材から前記シリンダ内軸心方向に突設され前記凸膜を支持する柱状部とからなり、前記支持部の柱状部は、前記凸膜を前記シリンダの一端側へ向かって末広がりに支持することを最も主要な特徴とする。
本発明のダンパー装置は、グローブ・ボックスなどの開閉動作をダンピングする作動液体を封入したダンパー装置において、シリンダ内の容積変化に対応するための構造を、弾性膜及びこれを支持する支持部の簡単な構造とすることができ、簡素化を図ることができる。
グローブ・ボックスなどの開閉動作をダンピングする作動液体を封入したダンパー装置において、シリンダ内の容積変化に対応させるための構造を簡素化するという目的を、弾性膜及びこれを支持する支持部によって実現した。
図1は本発明の実施例1に係るダンパー装置の伸張動作時の断面図、図2は図1のダンパー装置の収縮動作時の断面図である。
[ダンパー装置の構成]
本実施例のダンパー装置1は、図1及び図2のように、いわゆる引きダンパーであり、シリンダ3とピストン5とを備えている。
前記シリンダ3は、筒状に形成され、作動液体としてのシリコン・オイル等が封入されている。シリンダ3の内径側には、大径部7と該大径部7の内径よりも小さい内径の小径部9とが軸方向に連続して設けられている。小径部9と大径部7との間は、テーパ状の連通部11によって連通している。
前記シリンダの一端としての大径部7側端部は、開放端であり、蓋部材13によって閉止されるようになっている。
前記シリンダ3の他端としての小径部9側端部には、端壁15が一体に設けられている。端壁15にはロッド・ガイド17が一体に設けられ、端壁15からロッド・ガイド17にわたって貫通孔19が貫通形成されている。ロッド・ガイド17の外端には、シール支持凹部21が形成されている。
前記小径部9内は、ピストン5が軸方向へ往復移動可能に配置され、ピストン5の軸方向一側(シリンダ3の一端側)が非圧力室23、同他側(シリンダの他端側)が圧力室25として区画されている。
前記ピストン5は、樹脂或いは金属などにより形成されている。このピストン5には、流通路27が形成され、この流通路27に隣接して弁体29が取り付けられている。流通路27は、ピストン5を貫通するように形成された小孔27aで形成され、小孔27aが周方向複数設けられている。この流通路27により、ピストン5の圧力室25側及び非圧力室23側間での移動に応じ、シリコン・オイルを圧力室25及び非圧力室23側間で移動させることができる。
前記弁体29は、ゴムやプラスチック等の弾性体により形成され、ピストン5の圧力室25側に突設されたガイド・バー5aに一定範囲で軸方向移動可能に支持されている。従って、弁体29は、ピストン5の圧力室25側への移動時にシリコン・オイルの圧力を受けて流通路27に対する閉じ側へ動作すると共に、同様にピストン5の非圧力側への移動時に流通路27に対する開側へ動作するようになっている。
前記弁体29は、オリフィス30を備えている。オリフィス30は、切欠からなり、弁体29による流通路27の閉じ状態で、流通路27と圧力室25とを連通するようになっている。
前記ピストン5は、ピストン・ロッド31を備えている。ピストン・ロッド31は、一端部33の段部33aがピストン5のガイド・バー5aに突き当てられると共に一端部33がピストン5の中心孔5bに嵌合し、且つ先端33bにストッパ・リング35を取り付けられている。これによってピストン・ロッド31は、ピストン5に結合されている。
このピストン・ロッド31は、端壁15及びロッド・ガイド17の貫通孔19を介してシリンダ3の外部へ突出している。ピストン・ロッド31及び貫通孔19間は、前記シール支持凹部21に支持されたシール部材37によってシールされている。シール支持凹部21の開口端部は、ストッパ38が圧入等により取り付けられ、シール部材37の脱落が防止されている。前記ピストン・ロッド31の他端部39には、結合部40を備えたロッド・キャップ41がねじ込み等により取り付けられている。
前記シリンダ3の非圧力室23側内には、蓋部材13を介して弾性膜としてのメンブレン43が設けられている。
前記蓋部材13は、樹脂や金属等からなる円柱形状であり、シリンダ3の一端側内周に嵌合支持されている。蓋部材13の一側外周は、周回状の突部45を備え、突部45がシリンダ3の内周に形成された周溝47に嵌合している。この突部45及び周溝47間が加締められ或いは接着され、蓋部材13はシリンダ3に固定されている。蓋部材13の他側外周には、周回状の凹部49が形成されている。前記蓋部材13の一側及び他側間には、シリンダ3の内外を連通する開放孔59が貫通形成されている。
前記蓋部材13は、シリンダ3内において、前記凹部49と共に支持部を構成する柱状部53を一体に備えている。柱状部53は、長尺円柱形状であり、蓋部材13の中心部からシリンダ3内軸心方向に突設されている。また、蓋部材13は、シリンダ3外において、結合部55が一体に設けられている。
前記メンブレン43は、ゴム等の弾性変形可能な材料からなっている。メンブレン43は、蓋部材13の柱状部53の外周を覆うように配置され、シリンダ3の非圧力室23内へ突出する凸膜形状となっている。メンブレン43の外周側には、断面を肥大させて周回状に設けられたOリング状のシール部57が設けられている。シール部57は、蓋部材13の凹部49に嵌合すると共に蓋部材13とシリンダ3との間で狭持され、シール機能を奏している。これにより、メンブレン43の内側には、メンブレン43と蓋部材13との間に、外側の非圧力室23に対して区画された空間部60が形成されている。空間部60は、蓋部材13の開放孔59を介してシリンダ3の外部(外気)に開放されている。この空間部60は、メンブレン43の撓みを許容するようになっている。
前記メンブレン43は、中間部61に蓋部材13の柱状部53先端が当接し、シリンダ3の一端側へ向かって末広がりに支持されている。従って、メンブレン43は、支持部である蓋部材13の凹部49から柱状部53先端にかけて張設され、空間部60を確実に形成することができると共に、空間部60側へ撓むときに弾発力を発生又は増大させることができるようになっている。
[ダンピング]
本実施例のダンパー装置1は、例えば、シリンダ3が自動車のグローブ・ボックス本体側に取り付けられ、ピストン・ロッド31がグローブ・ボックスの蓋体側に取り付けて用いられる。
ダンパー装置1は、図1のように、ピストン・ロッド31がグローブ・ボックスの蓋体の開動作等で力を受けると、シリンダ3に対して伸張方向へ引き出される。このとき、ピストン5は、ピストン・ロッド31に連動して圧力室25側へ軸方向移動する。
このピストン5の移動により、弁体29がシリコン・オイルから圧力を受けて流通路27側へ移動し、ダンピング動作を行う。すなわち、ダンパー装置1は、シリコン・オイルを、シリンダ3の小径部9の内周面とピストン5の外周面との間及びオリフィス30を通って非圧力室23側へ移動させ、所定のダンパー効果を発揮することができる。このとき、シリンダ3の他端側は、シリンダ3に一体の端壁15及びロッド・ガイド17となっているから、内圧に対してシリンダ3の強度を高くすることができ、小型にしながら耐久性を向上させることができる。
一方、図2のように、グローブ・ボックスの閉じ動作等でピストン・ロッド31がシリンダ3に対して収縮動作すると、非圧力室23側のシリコン・オイルは、流通路27を通って弁体29に作用する。この結果、弁体29が反流通路側へ移動し、ピストン5に働くシリコン・オイルの圧力を小さくしてピストン5を軽く移動させることができる。
かかる動作に際し、ピストン・ロッド31が小径部9内に移動すると、小径部9内のシリコン・オイルが入るべき液室容積が小さくなる。このように小径部9内の容積が小さくなると、余剰となったシリコン・オイルは、メンブレン43を加圧し撓ませる。これによって、ダンパー装置1は、小径部9内の容積減少を許容することができる。このとき、ダンパー装置1は、空間部60内の空気が蓋部材13の開放孔59を介してシリンダ3の外部へ放出されるため、空間部60内の圧力上昇を防止して、円滑な動作を行わせることができる。
また、メンブレン43は、シリンダ3の一端側に向けて末広がりに形成されているため、前記シリンダ3の一端側に向けて柱状部53との間隔が次第に大きくなっている。従って、メンブレン43は、間隔が狭くなっている中間部61側から順次柱状部53の外周面に密接する。従って、ダンパー装置1では、空間部60内の空気を順次放出していくことによってメンブレン43と柱状部53の外周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
前記ピストン・ロッド31の収縮状態では、メンブレン43が、空間部60側への撓みによって弾発力を発生又は増大させている。このため、前記とは逆に、図1のように、ピストン・ロッド31が小径部9外へ移動してメンブレン43の加圧状態が解除されると、メンブレン43は、その発生又は増大した弾発力によって非加圧状態に円滑且つ確実に復帰することができる。
[実施例1の効果]
本実施例のダンパー装置1は、シリコン・オイルを封入したシリンダ3内を圧力室25側と非圧力室23側とに区画し圧力室25側及び非圧力室23側間に移動可能に配置されたピストン5と、ピストン5からシリンダ3外部へ突出しピストン5の移動に応じてシリンダ3に対して伸縮するピストン・ロッド31とを備え、ピストン・ロッド31がシリンダに対して伸張動作するときにピストン5が圧力室側へ移動するため、いわゆる引きダンパーとして機能させることができる。
かかる引きダンパーにおいて、シリンダ3の非圧力室23側内に、空間部60を区画すると共にシリンダ3内の容積変化に応じて空間部60側に撓むメンブレン43を設け、メンブレン43の中間部61に当接してメンブレン43が空間部60側へ撓むときに弾発力を発生又は増大させる支持部の柱状部53を設けてある。
従って、ダンパー装置1では、シリンダ内の容積変化に対応させるための構造を、メンブレン43及び柱状部53の簡単な構造とすることができ、簡素化を図ることができる。この結果、寸法管理を容易に行わせることができ、部品点数を削減して部品管理を容易にすることができる。
また、ダンパー装置1は、ピストン・ロッド31の収縮動作時に、メンブレン43が撓むことによってシリンダ3内の容積変化を確実に許容しつつ弾発力を発生又は増大させ、ピストン・ロッド31の伸張動作時に、かかる弾発力によってメンブレン43を確実に復帰させることができる。
従って、ダンパー装置1では、シリンダ3内の容積変化に対応させるための構造を円滑且つ確実に動作させることができ、動作不良を抑制してダンパー動作を行うことができる。
本実施例のダンパー装置1は、シリンダ3の一端側を閉止可能とする蓋部材13を設け、メンブレン43をシリンダ3及び蓋部材13間に支持し該蓋部材13との間に空間部60を形成する凸膜とした。このため、メンブレン43が、シリンダ3及び蓋部材13に対する支持状態を維持したまま撓むことで、シリンダ3内の容積変化を許容することができる。
従って、ダンパー装置1では、シリンダ3内の容積変化に対応させるための構造を、より円滑且つ確実に動作させることができ、より円滑且つ確実にダンパー動作を行うことができる。
また、支持部は、蓋部材13の凹部49及びシリンダ3内軸心方向に突設されメンブレン43をシリンダ3の一端側へ向かって末広がりに支持する柱状部53である。このため、凹部49から柱状部53にかけてメンブレン43を張設して容易且つ確実に空間部60を形成すると共にメンブレン43の弾発力を発生又は増大させることができる。このため、ダンパー装置1は、より構造を簡素化することができると共に、より円滑且つ確実にダンパー動作を行うことができる。
本実施例のダンパー装置1は、蓋部材13が、シリンダ3の一端側内周に嵌合支持され、メンブレン43が、外周側に蓋部材13とシリンダ3との間で狭持されるOリング状のシール部57を備えている。このため、メンブレン43の支持とシールとを同時に行わせることができ、より構造を簡素化することができる。
しかも、蓋部材13には、メンブレン43のシール部57を嵌合させる凹部49が設けられている。このため、メンブレン43のシール部57を蓋部材13の凹部57に嵌合させることによって予めメンブレン43を蓋部材13に組み付けておくことができる。
従って、蓋部材13とメンブレン43とをアッセンブリ状態で取り扱うことができ、シリンダ3への組み付けも蓋部材13とメンブレン43とのアッセンブリ状態で行うことができる。
本実施例のダンパー装置1は、蓋部材13に、空間部60をシリンダ3の外部に開放する開放孔59を設けたため、メンブレン43が空間部60側に撓む際に、空間部60内の空気を蓋部材13の開放孔59を介してシリンダ3の外部へ放出することができ、メンブレン43の円滑な動作を行わせることができる。
従って、ダンパー装置1では、より円滑且つ確実にダンパー動作を行うことができる。
本実施例のダンパー装置1は、シリンダ3の他端に、ピストン・ロッド31をシリンダ3外部へ突出させる貫通孔19を備えた端壁15を一体に設けたため、内圧に対してシリンダ3の強度を向上させることができる。
[変形例]
図3は、実施例1の変形例に係るダンパー装置の伸張動作時の断面図である。なお、図3では、上記実施例1と対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付加して詳細な説明を省略する。
図3のように、本変形例のダンパー装置1Aは、蓋部材13Aの開放孔59を省略したものである。
かかるダンパー装置1Aにいては、メンブレン43Aが空間部60A側に撓む際に、空間部60A内の空気がシリンダ3の外部へ放出されないが、メンブレン43A及び柱状部53Aの寸法を変更することで、上記実施例1同様、空間部60A内の圧力上昇を防止して、円滑な動作を行わせることができる。
従って、本変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を奏することができる。
[その他]
図4は実施例1のダンパー装置をケースに収容した状態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のV−V線矢視における断面図である。
上記実施例のダンパー装置1,1Aは、図4のように、ケース63に収容して用いることも可能である。ケース63は、円筒形状に形成され、内部にダンパー装置1,1Aの収容空間65が形成されている。ケース63及びダンパー装置1,1A間の結合は、ケース63の一端部を加締め等することにより、ダンパー装置1,1Aのシリンダ3をケース63に対して支持することで行われている。
前記ケース63の内周面66は、ダンパー装置1,1Aのロッド・キャップ41Aの外周面41Aaが摺動するようになっている。従って、ケース63は、ダンパー装置1,1Aのピストン・ロッド31の伸縮動作を案内することができる。このため、シリンダ3側のピストン・ロッド31のためのガイド部分を減少させることができる。
前記ケース63の側面には、ダンパー装置1,1Aのロッド・キャップ41Aの結合部40Aに対応して開口67が設けられている。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、各種の設計変更が可能である。例えば、支持部として中実の柱状部53を備えていたが、これに代えて中空の筒状部とすることも可能である。
また、上記実施例では一本の柱状部53を備えていたが、例えば複数の柱状部とすることも可能である。
さらに、柱状部53の表面に凹部又は凸部を形成することで、メンブレン43との間に隙間を形成するように構成することも可能である。
また、メンブレン43は、柱状部53によってシリンダ3の一端側へ向かって末広がりに支持されていたが、蓋部材13との間に空間部60を形成することができる筒状或いは袋状に支持されていればよい。
また、蓋部材13の凹部49及び柱状部53によって支持部を構成していたが、凹部49を省略して蓋部材自体及び柱状部によって支持部を構成することも可能である。
本発明の実施例1に係るダンパー装置の伸張動作時の断面図である(実施例1)。 図1のダンパー装置の収縮動作時の断面図である(実施例1)。 変形例に係るダンパー装置の伸張動作時の断面図である(実施例1)。 ダンパー装置をケースに収容した状態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のV−V線矢視における断面図である(実施例1)。
符号の説明
1 ダンパー装置
3 シリンダ
5 ピストン
23 非圧力室
25 圧力室
31 ピストン・ロッド
43 メンブレン(弾性膜)
60 空間部
61 中間部

Claims (5)

  1. 作動液体を封入したシリンダ内を圧力室側と非圧力室側とに区画し該圧力室側及び非圧力室側間に移動可能に配置されたピストンと、
    該ピストンからシリンダ外部へ突出し前記ピストンの移動に応じて前記シリンダに対して伸縮するピストン・ロッドとを備え、
    前記ピストン・ロッドが前記シリンダに対して伸張動作するときに前記ピストンが圧力室側へ移動するダンパー装置であって、
    前記シリンダの非圧力室側内に、空間部を区画すると共に前記シリンダ内の容積変化に応じて前記空間部側に撓む弾性膜を設け、
    前記弾性膜の中間部に当接して前記弾性膜が前記空間部側へ撓むときに弾発力を発生又は増大させる支持部を設け
    前記シリンダの一端側に、該一端側を閉止可能とする蓋部材を設け、
    前記弾性膜が、前記シリンダ及び蓋部材間に支持され該蓋部材との間に前記空間部を形成する凸膜であり、
    前記支持部が、前記蓋部材と該蓋部材から前記シリンダ内軸心方向に突設され前記凸膜を支持する柱状部とからなり、
    前記支持部の柱状部は、前記凸膜を前記シリンダの一端側へ向かって末広がりに支持する、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  2. 請求項1記載のダンパー装置であって、
    前記蓋部材は、前記シリンダの一端側内周に嵌合支持され、
    前記弾性膜は、外周側に前記蓋部材と前記シリンダとの間で狭持されるOリング状のシール部を備えた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  3. 請求項2記載のダンパー装置であって、
    前記蓋部材に、前記シール部を嵌合させる凹部を設けた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のダンパー装置であって、
    前記蓋部材に、前記空間部を前記シリンダの外部に開放する開放孔を設けた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のダンパー装置であって、
    前記シリンダの他端に、前記ピストン・ロッドを前記シリンダ外部へ突出させる貫通孔を備えた端壁を一体に設けた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
JP2008101898A 2008-04-09 2008-04-09 ダンパー装置 Active JP5063456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008101898A JP5063456B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 ダンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008101898A JP5063456B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 ダンパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009250403A JP2009250403A (ja) 2009-10-29
JP5063456B2 true JP5063456B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=41311307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008101898A Active JP5063456B2 (ja) 2008-04-09 2008-04-09 ダンパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5063456B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103217244A (zh) * 2013-03-26 2013-07-24 山东科技大学 减震器拉压力测量仪及其检测方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101556333B1 (ko) 2014-12-15 2015-10-13 주식회사 반석티브이에스 내진보강용 유체댐퍼
CN109141726A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 大陆汽车电子(长春)有限公司 阻尼器内部压力测量装置以及测量阻尼器内部压力的方法
CN113969952B (zh) * 2021-11-17 2022-09-16 长沙理工大学 一种车用柔性活塞减振器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55112440A (en) * 1979-02-21 1980-08-30 Toshiba Corp Damper
JPH0448344Y2 (ja) * 1987-07-03 1992-11-13
JPH1182605A (ja) * 1997-09-08 1999-03-26 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器
US7077052B2 (en) * 2004-08-06 2006-07-18 Arvinmeritor Technology, Llc Strut assembly with inverted air spring configuration
JP4837486B2 (ja) * 2006-08-11 2011-12-14 ヤマハ発動機株式会社 車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103217244A (zh) * 2013-03-26 2013-07-24 山东科技大学 减震器拉压力测量仪及其检测方法
CN103217244B (zh) * 2013-03-26 2015-11-18 山东科技大学 减震器拉压力测量仪

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009250403A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10995813B2 (en) Shock absorber
JP2006226343A (ja) アキュムレータおよび緩衝器
JP4511168B2 (ja) ダンパ
JP5063456B2 (ja) ダンパー装置
JP2008232436A (ja) 振幅選別的減衰力を有する振動ダンパ
JP2017187109A (ja) 緩衝器
JP5577327B2 (ja) 防振装置
JP4895953B2 (ja) 液体ダンパー装置
JP2011214633A (ja) シリンダ装置
JP2012031887A (ja) ダンパー
JP6379219B2 (ja) シリンダ装置
JP4896064B2 (ja) ダンパー装置
JP4328317B2 (ja) 制振用油圧ダンパ
JP6845643B2 (ja) ショックアブソーバ
JP4932610B2 (ja) 防振装置
JP2017032060A (ja) 緩衝器
JP5014049B2 (ja) ダンパー装置
JP2009168159A (ja) ショックアブソーバ
WO2009116155A1 (ja) ダンパ
JP4999439B2 (ja) ショック・アブソーバ
JP6251137B2 (ja) 圧力緩衝装置および減衰力発生機構
JP5324529B2 (ja) 減衰バルブ
JP2008069940A (ja) ショック・アブソーバ
JP4997332B2 (ja) ダストブーツ
JP6389046B2 (ja) 防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5063456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250