JP6379219B2 - シリンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば4輪自動車等の車両に搭載され、車両の振動を緩衝するのに好適に用いられるシリンダ装置に関する。
自動車等の車両は、走行時に発生する振動を緩和するために、車体と車輪との間に緩衝器としてのシリンダ装置を備えている。このシリンダ装置は、外筒と内筒とを有し、内筒内のピストンに接続されたロッドは、外筒の開口側から外部に向けて突出している。内筒の開口側には、ロッドガイドが設けられ、外筒の開口側には、ロッドとの間をシールするオイルシール部材が設けられている。オイルシール部材は、金属環と該金属環の少なくとも内周側に設けられたリップシールとにより形成されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−105648号公報
ところで、オイルシール部材を外筒内に組付けるときには、該オイルシール部材を外筒内に押込みつつ、外筒の開口(先端)側をかしめ加工する。しかし、このようなかしめ加工時には、オイルシール部材が外筒の軸方向に大きく加圧されるため、オイルシール部材の金属環が塑性変形してしまう虞がある。そこで、金属環の板厚を厚くしたり、金属環を複数枚重ねたりして金属環の耐変形能(強度)を増加させることが検討された。しかし、これではオイルシール部材の重量が増加してしまい、ひいてはシリンダ装置の重量が増加してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、オイルシール部材の金属環の強度増加と軽量化を両立させたシリンダ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のシリンダ装置は、一端側が開口し、内部に作動流体が封入されるシリンダと、該シリンダの少なくとも一端から突出するロッドと、前記シリンダの一端側に設けられた環状部材と、該環状部材よりも前記シリンダの一端側に位置し、前記環状部材と対向して設けられた環状のオイルシール部材と、前記シリンダの一端側に設けられ前記環状部材との間で前記オイルシール部材を前記シリンダの軸方向に固定するかしめ部とを備え、前記オイルシール部材は、金属環と、該金属環を覆うシール部材とを備えており、前記金属環には、部分的に変形させて径方向に延びるリブが複数設けられ、前記リブは、前記オイルシール部材を前記環状部材と前記かしめ部との間で軸方向に固定される位置から前記かしめ部の先端よりも内径側に延びるように形成されることを特徴としている。
本発明によれば、オイルシール部材の金属環の強度増加と軽量化を両立することができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧緩衝器を示す縦断面図である。 図1中の油圧緩衝器の(II)部を拡大して示す要部拡大の縦断面図である。 図1中の油圧緩衝器を矢示III−III方向からみた断面図である。 オイルシール部材の金属環を単体で示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による油圧緩衝器を図2と同様位置からみた縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態による油圧緩衝器を図2と同様位置からみた縦断面図である。 本発明の第1の変形例による金属環を図4と同様位置からみた斜視図である。 本発明の第2の変形例による金属環を図4と同様位置からみた斜視図である。 図8中の金属環を矢示IX−IX方向からみた断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るシリンダ装置について、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図4は、本発明の第1の実施の形態を示している。図1に示すシリンダ装置は、シリンダ装置の代表例としての油圧緩衝器1で、該油圧緩衝器1は、外筒2、内筒4、ピストン6、ピストンロッド7、ロッドガイド9、オイルシール部材10等を含んで構成されている。ここで、外筒2と内筒4とは、シリンダを構成している。なお、以下の説明において、一端側を油圧緩衝器1の上端側(図1の上側)とし、他端側を油圧緩衝器1の下端側(図1の下側)として説明する。
シリンダとしての外筒2は、油圧緩衝器1の外殻をなすものである。外筒2は、一端側2A(上端側)が開口2A1となり、他端側2B(下端側)がボトムキャップ3によって閉塞された閉塞端となっている。そして、外筒2内には、作動流体としての油液が封入されている。作動流体としては、油液(オイル)に限らず、例えば添加剤を混在させた水等を用いることができる。
また、図2、図3に示すように、外筒2の一端側2Aには、該外筒2の先端側を径方向内側に屈曲させたかしめ部2Cが設けられている。このかしめ部2Cは、例えば周方向に離間した複数箇所(例えば、4箇所)に設けられている。即ち、かしめ部2Cは、外筒2の周方向の複数箇所に部分的に行う部分かしめとなり、後述のロッドガイド9との間で後述するオイルシール部材10を固定している。
この場合、各かしめ部2Cは、後述するオイルシール部材10の金属環11に形成されたリブ12上に位置している。即ち、図3に示すように、各かしめ部2Cの周方向の長さ寸法Lは、隣合うリブ12間の長さ寸法Mよりも大きい寸法に設定されている。これにより、かしめ部2Cは、隣合う2つのリブ12間を跨いで設けられている。また、リブ12は、かしめ部2Cの先端2C1よりも金属環11の内径側11Eに延びている。これにより、かしめ部2Cに加えられる軸力を均一にリブ12に伝えることができるので、安定してオイルシール部材10を固定することができる。
シリンダとしての内筒4は、外筒2内に同軸に設けられている。この内筒4の上端には、後述のロッドガイド9が嵌合されている。また、内筒4の下端側は、ボトムキャップ3に後述のボトムバルブ5を介して嵌合されている。
ここで、外筒2と内筒4との間には、環状のリザーバ室Aが形成され、このリザーバ室A内には、前述した油液と共にガスが封入されている。このガスは、大気圧状態の空気であってもよく、また圧縮された窒素ガス等の気体を用いてもよい。リザーバ室A内のガスは、後述のピストンロッド7の縮小(縮み行程)時に当該ピストンロッド7の進入体積分を補償すべく圧縮される。
ボトムバルブ5は、内筒4の下端側に位置して、ボトムキャップ3と内筒4との間に設けられたものである。このボトムバルブ5は、内筒4の下端側とボトムキャップ3の上面との間に嵌合固着された段付円板状で表面および裏面に環状のバルブシートが形成されたバルブボディ5Aと、該バルブボディ5Aに設けられた油路5B、5Cと、前記バルブボディ5Aの上面側に設けられたチェックバルブ5Dと、前記バルブボディ5Aの下面側に設けられたディスクバルブ5Eとによって大略構成されている。
そして、ボトムバルブ5は、後述のピストン6と一緒にピストンロッド7が伸長したときに、ディスクバルブ5Eが閉弁し、チェックバルブ5Dが開弁することにより、リザーバ室A側の油液を油路5Bを介して後述するボトム側油室Bへと流通させる。一方、ピストンロッド7が縮小したときには、チェックバルブ5Dが閉弁し、ディスクバルブ5Eが開弁することにより、ボトム側油室B側の油液をリザーバ室Aへと流通させる。このときにディスクバルブ5Eは、油路5Cを流通する油液に流動抵抗を与えて減衰力を発生する。
ピストン6は、内筒4内に摺動可能に嵌装されている。このピストン6は、内筒4内をボトム側油室Bとロッド側油室Cとの2室に区画している。また、ピストン6には、ボトム側油室Bとロッド側油室Cとを連通可能な油路6A,6Bが形成されている。
さらに、ピストン6の上端面には、ピストンロッド7の縮小によってピストン6が下向きに摺動変位するときに、油路6Aを流通する油液に抵抗力を与えて所定の減衰力を発生する縮小側のディスクバルブ6Cが配設されている。一方、ピストン6の下端面には、ピストンロッド7の伸長によってピストン6が上向きに摺動変位するときに、油路6Bを流通する油液に抵抗力を与えて所定の減衰力を発生する伸長側のディスクバルブ6Dが配設されている。
ロッドとしてのピストンロッド7は、下端側がピストン6に連結されている。即ち、ピストンロッド7は、下端側が内筒4内に挿入され、ナット8等によってピストン6の中央位置に固着されている。一方、ピストンロッド7の上端側は、ロッドガイド9等を介して外筒2、内筒4の外部へと伸長、縮小可能に突出している。さらに、ピストンロッド7の外周面7Aには、後述するオイルシール部材10のシール部材13が気液密に摺接するようになっている。
環状部材としてのロッドガイド9は、段付円筒状に形成され、外筒2の上端側に嵌合されると共に、内筒4に対しても嵌合して固定されている。これにより、ロッドガイド9は、内筒4の上側部分を外筒2と同軸位置に位置決めすると共に、内周側でピストンロッド7を軸方向へと摺動可能に案内している。さらに、ロッドガイド9は、後述のオイルシール部材10を外筒2のかしめ部2Cにより外側(上側)から押圧して固定(かしめ固定)するときに、これらを内側(下側)から支持する支持構造物を構成している。
ロッドガイド9は、例えば金属材料、硬質な樹脂材料等を用いて所定の形状に形成されている。即ち、ロッドガイド9は、上側に位置して外筒2の内周側に挿嵌される大径部9Aと、該大径部9Aの下側に位置して内筒4の内周側に挿嵌される小径部9Bとにより段付円筒体として形成されている。小径部9Bの内周側には、ピストンロッド7を軸方向に摺動可能に案内するガイド部9Cが設けられている。このガイド部9Cは、例えば金属製筒体の内周面をフッ素系樹脂(4フッ化エチレン)等で被覆した軸受として形成されている。
後述のオイルシール部材10と軸方向(上,下方向)で対向する大径部9Aの上側は、円環状をしたほぼ平坦な上面部位9Dとなっている。上面部位9Dの外周側には、円環状の環状突起9Eが形成され、大径部9Aには、該環状突起9Eの位置に複数本の連通路9F(1本のみ図示)が軸方向に貫通して形成されている。
ロッドガイド9とオイルシール部材10との間は、保油室Dとなっている。保油室Dは、ロッド側油室C内の油液やガスがピストンロッド7とロッドガイド9との僅かな隙間を介して流出したときに、この流出した油液等を一時的に溜めるための空間をなしている。そして、保油室Dに流出した油液は、ロッドガイド9の連通路9Fを通じてリザーバ室Aに戻すことができる。
次に、本実施の形態によるオイルシール部材10について説明する。
オイルシール部材10は、ロッドガイド9よりも外筒2の一端側2A(上端側)に位置して、外筒2の一端側2Aを閉塞している。このオイルシール部材10は、環状に形成され後述のシール部材13がピストンロッド7の外周面7Aに摺接することにより、内部の油液が外部に流出しないようにシールするものである。また、オイルシール部材10は、外部の塵埃、雨水等が内部に流入しないように、ピストンロッド7との間をシールするものである。そして、オイルシール部材10は、金属環11とシール部材13とにより一体的に成形されている。
金属環11は、例えば金型等の成形手段により、後述のシール部材13の材料により取囲まれるように埋設され、オイルシール部材10の芯金を構成するものである。即ち、金属環11は、シール部材13の樹脂により外側から被覆されている。図4に示すように、金属環11の中央部には、平面部としての上面11Aから下面11Bに向けて貫通する貫通孔11Cが形成されている。この貫通孔11Cには、シール部材13を介してピストンロッド7が上,下方向に移動可能に挿通される。また、金属環11には、上面11Aから上方に向けて突出すると共に、径方向に延びる放射状のリブ12が周方向に離間して複数個(例えば8個)形成されている。
リブ12は、例えばステンレス鋼板等をプレス加工することにより、金属環11を部分的に変形させて形成されている。そして、リブ12は、上面11Aに対しその全周にわたりほぼ直交するように立設された多数個の立上り部12Aと、隣合う2つの立上り部12Aの先端(上端)12A1側を連結する連結部12B等により山形状に形成されている。
図3、図4に示すように、隣合う2つの立上り部12Aは、金属環11の外径側11Dから内径側11Eに向けて互いに徐々に近づくように延びている。そして、隣合う2つの立上り部12Aは、金属環11の内径側11Eで接続部12Cにより接続(連結)されている。即ち、隣合う2つの立上り部12Aと接続部12Cは、平面視で(上面11A側からみて)略V字状または略U字状に形成されている。このように、隣合う2つの立上り部12Aは、金属環11の外径側11Dから内径側11Eまで延び、貫通孔11Cに達する前に接続部12Cで接続されるので、金属環11の貫通孔11Cの周縁、即ち金属環11の内径側11Eは、周方向で環状な平坦面となっている。
そして、連結部12Bは、立上り部12Aの先端12A1側に位置し、平面視で略三角形状または、略台形状の平坦面となっている。従って、リブ12は、金属環11の外径側11Dから内径側11Eに向けて先細りとなり、金属環11の上面11Aから一段高い位置で放射状に延びている。これにより、金属環11は、金属環11に加えられる軸力に対する耐力を向上することができる。
図3に示すように、リブ12は、かしめ部2Cの先端2C1よりも金属環11の内径側11Eに延びるように形成されている。また、隣合うリブ12間の長さ寸法Mは、かしめ部2Cの周方向の長さ寸法Lよりも狭く設定されている。より好ましくは、隣合うリブ12の連結部12B間の長さ寸法は、かしめ部2Cの周方向の長さ寸法Lよりも狭く設定されている。これにより、かしめ部2Cをリブ12上に配設することができる。その結果、かしめ部2Cに加えられる軸力を均一にリブ12に伝えることができるので、安定してオイルシール部材10を固定することができる。
また、立上り部12Aは、上面11Aに対して可及的に直交(垂直)に折曲げて形成されている。この場合、上面11Aに対する立上り部12Aの角度は、好ましくは、60°以上90°以下、より好ましくは、80°以上90°以下となっている。これにより、リブ12の連結部12Bに作用する軸力を、立上り部12Aを介して効果的に上面11Aに伝えることができるので、金属環11の強度を向上することができる。
シール部材13は、金属環11を覆うように設けられたものである。このシール部材13は、例えばニトリルゴム等の合成樹脂材料(弾性材料)によって段付筒状に形成され、ピストンロッド7の外周側に摺接することにより、金属環11とピストンロッド7との間をシールするものである。図2に示すように、シール部材13の内径側には、金属環11から軸方向の外側に突出した上側位置に上側リップ部13Aが設けられ、金属環11から軸方向の内側に突出した下側位置に上,下に離間して2つの下側リップ部13B,13Cが設けられている。
また、シール部材13には、上側リップ部13Aの基端部から金属環11の上面11Aに沿って外径側に延びた上環状板部13Dと、下側リップ部13B,13Cの基端部から金属環11の下面11Bに沿って外径側に延びた下環状板部13Eとが互いに対面するように一体形成されている。これらの環状板部13D,13E間は取付溝13Fとなり、この取付溝13Fには、金属環11が溶着、接着等の手段を用いて固着されている。ここで、シール部材13の下環状板部13Eは、金属環11の外径側11Dまで延び、その径方向の途中部位には逆止弁体13Gが一体形成され、最外径部にはシールリング13Hが一体形成されている。
逆止弁体13Gは、保油室Dとリザーバ室Aとの間に配置され、先端側がロッドガイド9の上面部位9Dに締代をもって当接している。そして、逆止弁体13Gは、保油室D内の油液がロッドガイド9の連通路9Fを通じてリザーバ室A内に流通するのを許し、逆向きの流れ、即ちリザーバ室A内のガスおよび油液が保油室D側に流れるのを阻止するものである。また、シールリング13Hは、リザーバ室A内のガスおよび油液が外筒2と金属環11との間から外部に漏出するのを防止するものである。
そして、シール部材13は、上側リップ部13Aをリング状の抑えばね14Aによってピストンロッド7の外周側に締代をもって摺接させると共に、下側リップ部13B,13Cを抑えばね14Bによってピストンロッド7の外周側に締代をもって摺接させることにより、ピストンロッド7との間を気液密にシールしている。
本実施の形態による油圧緩衝器1は、上述の如き構成を有するもので、外筒2の上端側にオイルシール部材10を固定するときの手順の一例について述べる。
まず、ロッドガイド9のガイド部9C内にピストンロッド7を挿通させつつ、大径部9Aを外筒2に圧入すると共に、小径部9Bを内筒4に圧入する。続いて、オイルシール部材10のシール部材13の上側リップ部13Aと下側リップ部13B,13Cとをピストンロッド7の外周面7Aに当接させた状態で、シール部材13内にピストンロッド7を挿通させる。
次に、シール部材13の下環状板部13Eをロッドガイド9の環状突起9Eに当接(載置)する。この場合、逆止弁体13Gの先端側は、ロッドガイド9の上面部位9Dに締代をもって当接する。これにより、ロッドガイド9とオイルシール部材10との間には、保油室Dが形成される。
そして、外筒2内および内筒4内に残留軸力を残すために、オイルシール部材10を図示しない押圧具により上側から押圧(加圧)しながら、外筒2の先端側(かしめ部2C)を径方向内側に折曲げる。これにより、オイルシール部材10は、ロッドガイド9との間でかしめ部2Cによってかしめ固定される。
ところで、従来技術では、オイルシール部材への押圧力が大きいと、オイルシール部材の金属環が塑性変形してしまい、油圧緩衝器の上端側を安定して閉塞(施蓋)することができない虞がある。そこで、金属環の板厚を厚くしたり、金属環を複数枚重ねたりして金属環の強度を増加させることが考えられる。しかし、これではオイルシール部材の重量が増加してしまい、ひいては油圧緩衝器の重量が増加してしまうという問題がある。
そこで、本実施の形態では、オイルシール部材10の金属環11に放射状に延びる複数のリブ12を形成している。具体的には、金属環11には、上面11Aから上方に向けて突出すると共に、径方向に延びるリブ12が周方向に離間して複数個(例えば8個)形成されている。また、リブ12は、かしめ部2Cの先端2C1よりも金属環11の内径側11Eに延びるように形成されている。これにより、オイルシール部材10への押圧力は、シール部材13の上環状板部13Dを介してリブ12の連結部12B上に作用する。従って、オイルシール部材10への押圧力が大きくなっても、金属環11の塑性変形(たわみ)を各リブ12によって抑制することができる。
さらに、図3に示すように、隣合うリブ12間の長さ寸法Mは、かしめ部2Cの周方向の長さ寸法Lよりも狭く設定されている。これにより、かしめ部2Cをリブ12上に配置することができる。その結果、かしめ部2Cに加えられた軸力を均一にリブ12に伝えることができるので、安定してオイルシール部材10を固定することができる。
また、リブ12の立上り部12Aは、上面11Aに対して可及的に直交(垂直)に折曲げて形成している。これにより、リブ12の連結部12Bに作用する軸力を、立上り部12Aを介して効果的に金属環11の上面11Aに伝えることができるので、金属環11の強度を向上することができる。
かくして、本実施の形態によれば、油圧緩衝器1のオイルシール部材10を構成する金属環11には、部分的に変形させることにより径方向に延びるリブ12を複数設けている。これにより、金属環11の強度増加と軽量化を両立させることができ、ひいては油圧緩衝器1の重量を低減することができる。
次に、図5は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、金属環11に補強用の環状板22を設けたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
オイルシール部材21は、ロッドガイド9よりも外筒2の一端側2Aに位置して、外筒2の一端側2Aを閉塞している。そして、オイルシール部材21は、金属環11、環状板22、シール部材23とにより一体的に成形されている。
第1環状板としての環状板22は、金属環11よりもかしめ部2C側に設けられたものである。環状板22は、金属環11に作用する軸力により、金属環11が変形するのを抑制する補強用の板材である。環状板22は、例えば環状の金属板により形成され、上面22Aと下面22Bとがそれぞれ一様な平端面となっている。また、環状板22の中央部には、金属環11の貫通孔11Cと同軸上に、上面22Aから下面22Bに向けて貫通する貫通孔22Cが形成されている。この貫通孔22Cには、シール部材23を介してピストンロッド7が上,下方向に移動可能に挿通される。なお、貫通孔22Cの孔径は、金属環11の貫通孔11Cの孔径と同じ寸法でもよいし、大きい寸法でも小さい寸法でもよい。
そして、環状板22は、金属環11に形成されたリブ12の連結部12B上に下面22Bを当接させた状態で、金属環11と共にシール部材23の取付溝23Fに嵌合状態で接着されている。なお、環状板22の下面22Bと金属環11の上面11Aとの間には、後述のシール部材23が充填されている。即ち、オイルシール部材21は、金属環11と環状板22とをシール部材23で一体的に成形している。このため、金属環11と環状板22とは、互いに重ね合せた状態で、シール部材23の樹脂により外側から被覆されている。
シール部材23は、金属環11と環状板22とを覆うように設けられたものである。そして、シール部材23は、上述した第1の実施の形態によるシール部材13とほぼ同様に合成樹脂材料を用いて構成され、上側リップ部23A、下側リップ部23B,23C、上環状板部23D、下環状板部23E、取付溝23F、逆止弁体23G、シールリング23H等により構成されている。
このように構成された第2の実施の形態によれば、金属環11と環状板22との2部材により、強度をより向上させることができる。この場合、金属環11には、リブ12が形成されているので、例えばリブを有しない金属環に補強用の環状板を重ねる場合に比べて、環状板22の板厚を薄くすることができる。これにより、強度増加と軽量化を両立することができ、ひいては油圧緩衝器1の重量を低減することができる。
次に、図6は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、金属環11に補強用の第1環状板32と第2環状板33とを設けたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
オイルシール部材31は、ロッドガイド9よりも外筒2の一端側2Aに位置して、外筒2の一端側2Aを閉塞している。そして、オイルシール部材31は、金属環11、第1環状板32、第2環状板33、シール部材34とにより一体的に成形されている。
第1環状板32は、金属環11よりもかしめ部2C側に設けられたものである。第1環状板32は、上述の環状板22と同様の構成からなり、上面32A、下面32B、貫通孔32Cとにより構成されている。貫通孔32Cには、シール部材34を介してピストンロッド7が上,下方向に移動可能に挿通される。そして、第1環状板32は、金属環11に形成されたリブ12の連結部12B上に当接している。なお、第1環状板32の下面32Bと金属環11の上面11Aとの間には、後述のシール部材34が充填されている。
第2環状板33は、金属環11よりもロッドガイド9側に設けられたものである。第2環状板33は、第1環状板32と同様の構成からなり、上面33A、下面33B、貫通孔33Cとにより構成されている。貫通孔33Cには、シール部材34を介してピストンロッド7が上,下方向に移動可能に挿通される。
なお、第2環状板33の板厚は、第1環状板32と同じ厚さ寸法でもよいし、異なる厚さ寸法でもよい。また、貫通孔33Cの孔径は、金属環11の貫通孔11Cの孔径や、第1環状板32の貫通孔32Cの孔径と同じ寸法でもよいし、大きい寸法でも小さい寸法でもよい。そして、第2環状板33は、金属環11の下面11Bに上面33Aを当接している。なお、第2環状板33の上面33Aとリブ12との間には、後述のシール部材34が充填されている。
金属環11と第1環状板32と第2環状板33とは、シール部材34の取付溝34Fに嵌合状態で接着されている。即ち、オイルシール部材31は、金属環11と第1環状板32と第2環状板33とをシール部材34で一体的に成形したものである。このため、金属環11と第1環状板32と第2環状板33とは、これらを互いに重ね合せた状態で、シール部材34の樹脂により外側から被覆されている。
このように構成された第3の実施の形態によれば、金属環11と第1環状板32と第2環状板33との3部材により、さらに強度をより向上させることができる。この場合、金属環11には、リブ12が形成されているので、例えばリブを有しない金属環に補強用の第1環状板および第2環状板を重ねる場合に比べて、第1環状板32および第2環状板33の板厚を薄くすることができる。これにより、強度増加と軽量化を両立することができ、ひいては油圧緩衝器1の重量を低減することができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、金属環11に形成されたリブ12の隣合う立上り部12Aは、金属環11の内径側11Eで接続部12Cにより接続される場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図7に示す第1の変形例のように、金属環41は、周方向で凹凸状に形成してもよい。即ち、金属環41に形成されたリブ42は、金属環41の外径側41Aから貫通孔41Bまで延びる立上り部42Aと、該立上り部42Aの先端42A1を連結する連結部42Bとにより構成してもよい。このことは、第2、第3の実施の形態についても同様である。
また、例えば図8、図9に示す第2の変形例のように、金属環51に形成されたリブ52には、金属環51の外径側51Aで各リブ52を周方向に連結させたかしめ当接部52Aを設けてもよい。即ち、金属環51の外径側51Aには、かしめ部2Cと当接するかしめ当接部52Aをリブ52と連結させて形成してもよい。これにより、かしめ部2Cに加えられる軸力をかしめ当接部52Aと連結部52Bとの広い範囲で受承することができるので、より安定してオイルシール部材を固定することができる。このことは、第2、第3の実施の形態および第1の変形例についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、かしめ部2Cを部分かしめとして、外筒2の周方向に離間した4箇所に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば部分かしめを2箇所または3箇所としてもよいし、5箇所以上としてもよい。また、外筒2の全周をかしめる全周かしめとしてもよい。このことは、第2、第3の実施の形態についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、金属環11の周方向に8個のリブ12を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば金属環に3〜7個のリブを設けてもよいし、9個、10個以上のリブを設けてもよい。このことは、第2、第3の実施の形態および第1、第2の変形例についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、かしめ部2Cは、隣合う2つのリブ12間を跨いで設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばかしめ部を1つのリブ上に設けてもよいし、かしめ部を3つ以上のリブ上に渡って設けてもよい。このことは、第2、第3の実施の形態および第1、第2の変形例についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、外筒2の一端側2Aからピストンロッド7が突出し、外筒2の他端側2Bがボトムキャップ3により閉塞された油圧緩衝器1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば外筒の一端側と他端側との両端側からピストンロッドが突出する両ロッド形式の油圧緩衝器において、両端側にオイルシール部材21を設けたものにも適用することができる。このことは、第2、第3の実施の形態および第1、第2の変形例についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、シリンダとして外筒2と内筒4とを備えた複筒式の油圧緩衝器1に金属環14を備えたオイルシール部材21を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば金属環14を備えたオイルシール部材21を単筒式の油圧緩衝器に適用してもよい。このことは、第2、第3の実施の形態および第1、第2の変形例についても同様である。
また、上述した第3の実施の形態では、金属環11を挟んで上側に第1環状板32を設け、下側に第2環状板33を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1環状板32を設けずに、金属環11の下側にのみ第2環状板33を設けてもよい。
また、上述した各実施の形態では、4輪自動車の各車輪側に取付けられる油圧緩衝器1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば2輪車に用いられる油圧緩衝器であってもよく、車以外の種々の機械、建築物等に用いる油圧緩衝器に用いてもよく、圧油が給排されることにより駆動するシリンダ装置に用いてもよい。
次に、前記実施の形態に含まれる発明について記載する。本発明によれば、前記リブは、前記かしめ部の先端よりも内径側に延びるように形成される。これにより、オイルシール部材への押圧力をリブに受承させることができるので、オイルシール部材への押圧力が大きくなっても金属環の変形を抑制することができる。また、リブ上の広い範囲にかしめ部を設けることができるので、かしめ部に加えられる軸力をリブに伝えることができる。
また、前記オイルシール部材は、前記金属環と、前記金属環よりも前記かしめ部側に第1環状板または前記環状部材側に第2環状板とを設け、それらを前記シール部材で一体的に成形している。これにより、金属環の変形を抑制することができる。
また、前記かしめ部は、周方向の複数箇所に部分的に行う部分かしめであって、該かしめ部の周方向の長さ寸法よりも隣合う前記リブ間の長さ寸法の方が狭くなっている。これにより、かしめ部をリブ上に設けることができる。その結果、かしめ部に加えられる軸力を均一にリブに伝えることができるので、安定してオイルシール部材を固定することができる。
また、前記リブは、前記金属環の平面部に対しその全周にわたりほぼ直交するように立設された多数個の立上り部と、隣合う2つの前記立上り部の先端側を連結する連結部とにより山形状に形成している。これにより、リブの連結部に作用する軸力を、立上り部を介して効果的に金属環の上面に伝えることができるので、金属環の強度を向上することができる。
また、前記金属環の外径側には、前記かしめ部と当接するかしめ当接部を前記リブと連結させて形成している。これにより、かしめ部に加えられる軸力をかしめ当接部と連結部との広い範囲で受承することができるので、より安定してオイルシール部材を固定することができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態のみを説明したが、本発明の新規の教示や利点から実質的に外れることなく例示の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には容易に理解できるであろう。従って、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含むことを意図する。上記実施形態を任意に組み合わせても良い。
本願は、2014年12月25日付出願の日本国特許出願第2014−262421号に基づく優先権を主張する。2014年12月25日付出願の日本国特許出願第2014−262421号の明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約書を含む全開示内容は、参照により本願に全体として組み込まれる。
1 油圧緩衝器(シリンダ装置) 2 外筒(シリンダ) 2A 一端側 2A1 開口 2B 他端側 2C かしめ部 2C1 先端 4 内筒(シリンダ) 7 ピストンロッド 9 ロッドガイド(環状部材) 10,21,31 オイルシール部材 11,41,51 金属環 11A 上面(平面部) 12,42,52 リブ 12A,42A 立上り部 12A1,42A1 先端 12B,42B,52B 連結部 13,23,34 シール部材 22 環状板(第1環状板) 32 第1環状板 33 第2環状板

Claims (5)

  1. シリンダ装置であって、
    一端側が開口し、内部に作動流体が封入されるシリンダと、
    該シリンダの少なくとも一端から突出するロッドと、
    前記シリンダの一端側に設けられた環状部材と、
    該環状部材よりも前記シリンダの一端側に位置し、前記環状部材と対向して設けられた環状のオイルシール部材と、
    前記シリンダの一端側に設けられ前記環状部材との間で前記オイルシール部材を前記シリンダの軸方向に固定するかしめ部と
    を備え、
    前記オイルシール部材は、金属環と、該金属環を覆うシール部材とを備えており、
    前記金属環には、部分的に変形させて径方向に延びるリブが複数設けられ、前記リブは、前記オイルシール部材を前記環状部材と前記かしめ部との間で軸方向に固定される位置から前記かしめ部の先端よりも内径側に延びるように形成されることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記オイルシール部材は、前記金属環と、前記金属環よりも前記かしめ部側に第1環状板または前記環状部材側に第2環状板とを設け、それらを前記シール部材で一体的に成形することを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記かしめ部は、周方向の複数箇所に部分的に行う部分かしめであって、該かしめ部の周方向の長さ寸法よりも隣合う前記リブ間の長さ寸法の方が狭いことを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ装置。
  4. 前記リブは、前記金属環の平面部に対しその全周にわたりほぼ直交するように立設された多数個の立上り部と、隣合う2つの前記立上り部の先端側を連結する連結部とにより山形状に形成したことを特徴とする請求項1,2または3に記載のシリンダ装置。
  5. 前記金属環の外径側には、前記かしめ部と当接するかしめ当接部を前記リブと連結させて形成することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のシリンダ装置。
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