JP2006226343A - アキュムレータおよび緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 気室から液室への気体透過を防止可能なアキュムレータおよび緩衝器を提供することである。
【解決手段】 ハウジング1内に摺動自在に挿入され液室Rと気室Gとを画成するフリーピストン2を備えたアキュムレータであって、フリーピストン2が、伸長によって液室Rもしくは気室Gの一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズ4と、金属ベローズ4の所定量以上の伸長を規制するストッパ8とを備えることで、課題を解決するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 ハウジング1内に摺動自在に挿入され液室Rと気室Gとを画成するフリーピストン2を備えたアキュムレータであって、フリーピストン2が、伸長によって液室Rもしくは気室Gの一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズ4と、金属ベローズ4の所定量以上の伸長を規制するストッパ8とを備えることで、課題を解決するものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特に、いわゆるフリーピストン型のアキュムレータおよびいわゆる単筒型の緩衝器の改良に関する。
従来のフリーピストン型のアキュムレータおよび単筒型の緩衝器にあっては、たとえば、ハウジングとなるシリンダ内に摺動自在に挿入されるフリーピストンでシリンダ内を液室と気室とを分離するようにしている。
このアキュムレータにあっては、フリーピストンがシリンダ内を摺動して軸方向に移動することによって、液室容積を減少かつ気室容積を増大、もしくは、液室容積を増大かつ気室容積を減少させることによって、液室内の液体の温度変化による体積変化を補償し、さらに、緩衝器にあっては、上記に加えて、伸縮時に液室内で過不足となるシリンダ内に侵入もしくはシリンダから退出するピストンロッドの体積分を補償するようにしている。
そして、フリーピストンは、液室と気室を分離する都合上、外周側にOリング等のシールを備え、このシールはシリンダ内周面に所定の接触面圧作用下に当接している。
したがって、フリーピストンがシリンダに対し軸方向に移動する時には、シールとシリンダとの間に摩擦が生じ、液室内の圧力が気室内の圧力より摩擦力の影響分高くないとフリーピストンが移動できないので、この従来のアキュムレータにあっては接続される油圧機器の応答性や信頼性に少なからず悪影響を与えかねず、また、従来の緩衝器にあっては、振動吸収に悪影響を与えるとともに減衰特性が安定しないといった不具合がある。
そこで、上記フリーピストン型アキュムレータおよび単筒型緩衝器の不具合を解消する目的で、フリーピストンを環状に形成し、内周側にゴム製のブラダを設けた提案がある。
この提案では、フリーピストンの外周側の摩擦により、その移動が妨げられても、ブラダが撓むことによって液室内容積の変化を補償するものであり、この提案では、上記不具合が解消される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−11864号公報(図1)
上記した提案では、従来のアキュムレータおよび緩衝器の不具合が解消される点で優れた効果を発揮するが、この提案にあっても、以下の問題があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記提案では、ゴム製のブラダを使用しているが、ゴムには気体を透過してしまう性質があり、長年使用しつづけると、少しずつ気体が液室内に入り込んでしまうことになる危惧がある。
上記不具合を改善するためにゴム製のブラダを金属製のものに変更することも考えられるが、金属製の場合、ゴムに比較して撓みにくく、また、変形に対して脆いので、そのまま単に金属製に変更することはできない。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、気室から液室への気体透過を防止可能なアキュムレータおよび緩衝器を提供することである。
本発明のアキュムレータでは、上記課題を解決するため、ハウジング内に摺動自在に挿入され液室と気室とを画成するフリーピストンを備えたアキュムレータにおいて、フリーピストンが、伸長によって液室もしくは気室の一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズと、金属ベローズの所定量以上の伸長を規制するストッパとを備えた。
また、本発明の緩衝器では、上記課題を解決するため、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内に上記液室と気室と画成するフリーピストンと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内の液室を2つの作動室に区画するピストンと、一端がピストンに連結されシリンダ内に挿通されるロッドとを備えた緩衝器において、フリーピストンが、伸長によって液室もしくは気室の一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズと、金属ベローズの所定量以上の伸長を規制するストッパとを備えた。
本発明によれば、金属ベローズを使用しているので、ゴム等で気液分離する従来提案に比較して気体の液室への侵入を確実に防止することができるとともに、金属ベローズを用いることでフリーピストンに一体化する際に溶接を採用できることから、特に広範な温度、高圧力に対応しなくてはならないような過酷な環境下でも気密性を確保できる。
また、このアキュムレータにあっては、フリーピストンとシリンダとの間の摩擦力の影響を受けずに液室および気室の容積を変化させることができるので、このアキュムレータに接続される油圧機器の応答性や信頼性に悪影響を与えず、また、緩衝器にあっては、振動吸収に悪影響を与えず、減衰特性を安定させることができる。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1は、一実施の形態におけるアキュムレータが具現化された緩衝器の縦断面図である。図2は、一実施の形態におけるアキュムレータが具現化された緩衝器の一部拡大縦断面図である。
図1に示すように、一実施の形態におけるアキュムレータが具現化された緩衝器は、ハウジングたるシリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内に上記液室Rと気室Gと画成するフリーピストン2と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内の液室Rを2つの作動室R1,R2に区画するピストン10と、一端がピストン10に連結されシリンダ1内に挿通されるロッド11とを備えて構成されている。
以下、各部材について詳細に説明すると、ピストン10は、シリンダ1内に2つの作動室R1,R2を画成しており、この圧力室R1,R2内には、作動油等の液体が充填されている。また圧力室R2の図中下方には上記フリーピストン2により気室Gが区画されている。
そして、ピストン10には、図示はしないが、上記作動室R1と作動室R2とを連通する通路が設けられており、また、該通路の途中には、図示しない減衰力発生要素が設けられている。
この減衰力発生要素は、上記通路を液体が通過する際に液体の流れに抵抗を与え、所定の圧力損失を生じさせるものであればよく、具体的にはたとえば、オリフィスやリーフバルブといった減衰バルブを採用することができる。
フリーピストン2は、図2に示すように、シリンダ1内周に摺接する環状の本体3と、本体3の一端に開口端部が結合される金属ベローズ4と、金属ベローズ4の所定量以上の伸長を規制するストッパ8備えて構成されている。
本体3は、上記したように環状であって、その上端部外周側には段部3aが形成されるとともに、本体3の外周には環状溝3bが形成され、さらに、この環状溝3bはOリング9が収納されている。
そして、このフリーピストン2がシリンダ1内に挿入される際、上記Oリング9がシリンダ1の内周に摺接され、フリーピストン2とシリンダ1の間がシールされている。
また、金属ベローズ4は、筒状に形成される蛇腹部5と、蛇腹部5の上方から延設され蛇腹部5を蓋する蓋体6と、蛇腹部5の下端から延設される筒部7とを備えてなり、その下端となる開口端部たる筒部7は、上記本体3の段部3aの軸方向に沿う側面に嵌合されている。
さらに、上記ストッパ8は、上記フリーピストン2の本体3の段部3aに上記筒部7を覆うようにして嵌合されるとともに金属ベローズ4の外周側を覆うキャップ状に形成されるとともにその内外を連通する連通孔8aを備えている。なお、連通孔8aは、1つ以上設けるようにしてもよい。
そして、このストッパ8の図中下端と本体3の段部3aの部位を溶接することにより、ストッパ8、金属ベローズ4および本体3が一体化されている。
さらに、図2に示すように、筒部7の図中下端外周側に鍔7aが延設されており、ストッパ8の開口端部と段部3aとで上記鍔7aを挟持するようにしてある。
そして、この鍔7aもろとも本体3に溶接するようにしてあり、このように、筒部7に鍔7aを設けることによって、金属ベローズ4が本体3から脱落してしまう危険を回避することが可能となるが、この鍔7aについては、ストッパ8と段部3aの上述の側面とでしっかり筒部7を挟持し金属ベローズ4の脱落防止が可能であれば省略することも可能である。
このようにして、このフリーピストン2では、本体3とシリンダ1との間がOリング9でシールされるとともに、本体3の内周は、金属ベローズ4にて塞がれることによって、このフリーピストン2を境にシリンダ1内が液室Rと気室Gが密に分離され、金属ベローズ4は気体を透過しないので、確実に気液分離を行えるのである。
なお、上記ストッパ8を上記フリーピストン2の本体3の段部3aに上記筒部7を覆うようにして圧入する一体化する場合には、溶接の必要はないが、溶接することで気室Gと液室Rとの分離を確実にし気液分離の信頼性を向上させることができる。
また、金属ベローズ4の蛇腹部5が所定量伸長すると、蓋体6の図中上面が上記ストッパ8の図中上端下面に当接して、金属ベローズ4のそれ以上の伸長が規制される。金属ベローズ4は、最大限に伸長して蛇腹部5に大きな張力が作用すると、該張力によって蛇腹部5に亀裂が入るなどして損傷する危険があるが、上記ストッパ8によって所定量以上の伸長が規制されるので、上記危険が回避され、アキュムレータおよび緩衝器の信頼性が向上するのである。
また、上記金属ベローズ4の伸長の際に、蓋体6がストッパ8の連通孔8aを閉じるように設定されている。したがって、蓋体6がストッパ8の上記下面に当接する際には、蓋体6の上面と連通孔8とで環状オリフィスが形成され、ストッパ8内の液体が作動室R2側へ移動する流れに抵抗を与えることになるので、蛇腹部5の伸長速度が減速されることになり、これにより、ストッパ8に金属ベローズ4が当接する際の衝撃を緩和して衝撃音の発生を抑制するとともに、金属ベローズ4が傷付くことを防止することができ、この点でも、アキュムレータおよび緩衝器の信頼性が向上するのである。
さらに、金属ベローズ4におけるストッパ8の規制下での最伸長時の内法容積と最圧縮時の内法容積との差がロッド11のシリンダ侵入可能体積以上に設定されている。
また、本実施の形態においては、金属ベローズ4が本体3に対して液室R側に伸長するようにしてあるので、金属ベローズ4を本体3の下端側に設け気室G側に伸長するようにする場合に比較して、緩衝器の全長を短くすることができる。
転じて、シリンダ1の図中上端側となる開口端内周には、ロッド11を軸支する環状のロッドガイド12が挿入されている。
このロッドガイド12は、上述のように環状に成形され、詳しくは、その内周側に、ロッド11の外周に摺接する環状の軸受13を備え、この軸受13内にロッド11が挿入され、このロッドガイド12によりロッド11が軸支され、ロッド11の一端となる図中下端には先ほどのピストン10が連結され、ピストン10とロッドガイド12によりロッド11のシリンダ1に対する軸ぶれが防止されている。
なお、このロッドガイド12とロッド11との間は、シール部材14によってシールされ、シリンダ1内は液密に維持される。
そして、この緩衝器は、伸縮する際、作動室R1内と作動室R2内の液体が上記した通路を介して交流し、上記減衰力発生要素によって生じる圧力損失に見合った減衰力を発生するようになっている。
ここで、緩衝器が伸縮する際に液室R内で過不足となるシリンダ1内に侵入もしくはシリンダ1内から退出するロッド11の体積分の液体は、主として金属ベローズ4の蛇腹部5が伸縮することによって補償される。
すなわち、フリーピストン2のシリンダ1に対する軸方向の移動が上記Oリング9とシリンダ1との間の摩擦によって妨げられたとしても、金属ベローズ4の蛇腹部5が気室Gの微小な圧力変化に敏感に反応して伸縮することによって、液室Rの容積を増大かつ気室Gの容積を減少させ、もしくは、液室Rの容積を減少かつ気室Gの容積を増大させて、液室Rの容積変化を吸収する。
さらに、液体が温度変化によって体積変化する場合、主として上記フリーピストン2がシリンダ1に対して軸方向に移動して補償される。この場合は、先ず、伸縮しやすい金属ベローズ4が体積変化初期についてその伸縮により補償するが、緩衝器の伸縮による液室Rの体積変化を金属ベローズ4の伸縮で補償し得なくなると、フリーピストン2が移動して上記補償し得ない分を補償することになる。
そして、フリーピストン2が上記のようにしてシリンダ1に対して移動し位置決められた後は、液体の温度変化がなければ、その後は金属ベローズ4の伸縮のみによって液室容積変化の補償がなされることになる。
したがって、このアキュムレータにあっては、シールであるOリング9とシリンダ1との間の摩擦力の影響を受けずに液室Rおよび気室Gの容積を変化させることができるので、このアキュムレータに接続される油圧機器の応答性や信頼性に悪影響を与えず、また、緩衝器にあっては、振動吸収に悪影響を与えず、減衰特性を安定させることができる。
さらに、このアキュムレータにあっては、Oリング9の摺動する頻度を少なくすることができるので、摺動によるガスと液体の置換を抑制することができる。
また、この緩衝器にあっては、金属ベローズ4におけるストッパ8規制下での最伸長時の内法容積と最圧縮時の内法容積との差がロッド11のシリンダ侵入可能体積以上に設定されているので、緩衝器の伸縮時にはシールであるOリング9とシリンダ1との間に摩擦力の影響を全く受けずに済むので、上記振動吸収が伸縮初期から確実に行われ、かつ、減衰特性も安定する効果も優れる。
さらに、金属ベローズを使用しているので、ゴム等で気液分離する従来提案に比較して気体の液室Rへの侵入を確実に防止することができるとともに、金属ベローズを用いることでフリーピストンに一体化する際に溶接を採用できることから、特に広範な温度、高圧力に対応しなくてはならないような過酷な環境下でも気密性を確保できる。
そして、高圧力に対応可能であるから緩衝器の発生減衰力を高く設定することも可能である。
また、フリーピストン2の加工も、外周側のOリング9以外は、全て金属部品で構成することができ、その組付けもブラダをはめ込むといった煩雑な作業を要しないので、容易となって、作業負担が軽減されるとともに製造コストも低減される。
なお、上記したところでは、アキュムレータが緩衝器に具現化された場合について説明したが、およそ、このアキュムレータが他の機器に具現可能なのは言うまでもない。
ちなみに、上述したところでは、金属ベローズ4を液室R側に伸張させるようにしているが、金属ベローズ4を図示したものに対して逆向き、すなわち、気室Gに伸長するようにして、ストッパ8も逆向きにしておくとしてもよく、この場合には、緩衝器の全長を短くするといった点で不利とはなるが、その他の作用効果は失われず、また、連通孔8aを金属ベローズ4伸長時に塞がれるようにしておくことで、気室Gの気体の流れに抵抗を与えることができるので、金属ベローズ4とストッパ8との衝撃を緩和できる。
さらに、金属ベローズ4はハウジングであるシリンダ1の軸方向に伸縮するように配置されているが、図中軸方向以外の方向、たとえば、横方向に伸縮して液室Rと気室Gの容積に変化をもたらすように配置されても、本発明の効果は失われない。
また、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1 シリンダ
2 フリーピストン
3 本体
3a 段部
3b 環状溝
4 金属ベローズ
5 蛇腹部
6 蓋体
7 筒部
7a 鍔
8 ストッパ
8a 連通孔
9 Oリング
10 ピストン
11 ロッド
12 ロッドガイド
13 軸受
14 シール部材
G 気室
R 液室
R1,R2 作動室
2 フリーピストン
3 本体
3a 段部
3b 環状溝
4 金属ベローズ
5 蛇腹部
6 蓋体
7 筒部
7a 鍔
8 ストッパ
8a 連通孔
9 Oリング
10 ピストン
11 ロッド
12 ロッドガイド
13 軸受
14 シール部材
G 気室
R 液室
R1,R2 作動室
Claims (8)
- ハウジング内に摺動自在に挿入され液室と気室とを画成するフリーピストンを備えたアキュムレータにおいて、フリーピストンが、伸長によって液室もしくは気室の一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズと、金属ベローズの所定量以上の伸長を規制するストッパとを備えたことを特徴とするアキュムレータ。
- フリーピストンは、ハウジング内周に摺接する環状の本体と、本体の一端に開口端部が結合される金属ベローズとを備え、上記ストッパは、上記フリーピストンの本体の一端に結合されるとともに金属ベローズの外周側を覆うキャップ状に形成されるとともにその内外を連通する連通孔を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。
- 金属ベローズは所定量伸長する際にストッパの連通孔を閉じることを特徴とする請求項2または3のアキュムレータ。
- シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内に上記液室と気室と画成するフリーピストンと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内の液室を2つの作動室に区画するピストンと、一端がピストンに連結されシリンダ内に挿通されるロッドとを備えた緩衝器において、フリーピストンが、伸長によって液室もしくは気室の一方の容積を減少させ他方の容積を増大させる金属ベローズと、金属ベローズの所定量以上の伸長を規制するストッパとを備えたことを特徴とする緩衝器。
- フリーピストンは、ハウジング内周に摺接する環状の本体と、本体の一端に開口端部が結合される金属ベローズとを備え、上記ストッパは、上記フリーピストンの本体の一端に結合されるとともに金属ベローズの外周側を覆うキャップ状に形成されるとともにその内外を連通する連通孔を備えてなることを特徴とする請求項4に記載の緩衝器。
- 金属ベローズにおけるストッパ規制下での最伸長時の内法容積と最圧縮時の内法容積との差がロッドのシリンダ侵入可能体積以上となることを特徴とする請求項4または5に記載の緩衝器。
- 金属ベローズは、液室側に向けて伸長することを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の緩衝器。
- 金属ベローズは所定量伸長する際にストッパの連通孔を閉じることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の緩衝器。
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