JP4896064B2 - ダンパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、扉等の動作をダンピングするダンパー装置に関する。
従来のダンパー装置としては、作動流体を封入したシリンダ内の容積変化を吸収するために可撓部材としてのメンブレンが設けられたものがある。
かかるダンパー装置では、作動流体を封入したシリンダの内周面に沿って筒状のメンブレンを配置し、このメンブレンとシリンダの内周面との間にシリンダの外部に開放された開放空間を区画している。ダンピング動作時には、シリンダ内の作動流体の容積変化に応じてメンブレンを開放空間に対して撓ませるようになっている。
しかしながら、上記従来の構造では、撓んだメンブレンとシリンダの内周面とが密着し、両者間に空気を閉じ込んだ密閉空間が形成されることがあった。この場合、メンブレンに押し戻そうとする力が作用し、結果としてダンパー装置に反発力が発生し、適正なダンピング動作を得ることができなかった。
特開2000−265738
解決しようとする問題点は、可撓部材とシリンダの内周面との間に密閉空間が形成されて適正なダンピング動作を得ることができない点にある。
本発明は、密閉空間の形成を防止して適正なダンピング動作を得るために、作動流体を封入したシリンダの内周面に沿って配置され、前記シリンダの内周面との間に外気に開放された開放空間を区画する筒状の可撓部材を設け、前記シリンダ内の容積変化に応じて前記可撓部材を前記開放空間に対して撓ませるダンパー装置であって、前記可撓部材又は前記シリンダの少なくとも一方に、前記シリンダの内周面と前記可撓部材との間で前記可撓部材の撓みによる密閉空間の形成を避けるための凸部又は凹部を設けたことを最も主な特徴とする。
本発明のダンパー装置は、可撓部材が撓んでシリンダの内周面に接しても、凸部又は凹部によって可撓部材のシリンダ内周面に対する密接を防止することができる。従って、可撓部材とシリンダの内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、結果として、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
密閉空間の形成を防止して適正なダンピング動作を得ることを可能とするという目的を、シリンダ又は可撓部材の形状変更によって実現した。
図1は本発明の実施例1に係るダンパー装置の概略構成を示す断面図、図2は図1のダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。
本実施例のダンパー装置1は、図1及び図2のように、シリンダ3とピストン5とを備えている。
前記シリンダ3は、筒状に形成され、小径部7と大径部9とが軸方向に連続して設けられている。小径部7の内径は、大径部9の内径よりも小さく形成されている。
前記小径部7内には、作動液体として例えばシリコン・オイルが封入され、前記ピストン5が軸方向へ往復移動可能に配置されている。小径部7内は、ピストン5の軸方向両側が圧力室11及び非圧力室13として区画形成されている。
前記ピストン5には、流通路15が形成され、この流通路15を閉じるように圧力室11側に弁体17が取り付けられている。このピストン5は、非圧力室13側にピストン・ロッド19を備え、ピストン・ロッド19は、シリンダ3外部へ突出している。
前記流通路15は、ピストン5に貫通形成され、例えば周方向に複数設けられている。この流通路15は、ピストン5が圧力室11側及び非圧力室13側間で移動することにより、シリコン・オイルを圧力室11側及び非圧力室13側間で流動させる。
前記弁体17は、ゴムやプラスチック等の弾性を有した板状体からなる。弁体17は、ピストン5の圧力室11側に突設されたガイド・バー21に、一定範囲で軸方向移動可能に支持されている。これによって、弁体17は、ピストン5の圧力室11側への移動時にシリコン・オイルの圧力を受けて流通路15に対する閉じ側へ動作すると共に、ピストン5の非圧力側への移動時にシリコン・オイルの圧力を受けて流通路15に対する開側へ動作するようになっている。
図3は、図1のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIII−III線矢視における断面図である。
前記シリンダ3の大径部9内には、図1〜図3のように、ゴム等により形成された可撓部材としてのメンブレン23が配置されている。メンブレン23は、シール・ベース25に支持されることで、大径部9の内周面に沿って配置されて大径部9の内周面との間に開放空間27を区画している。
前記シール・ベース25は、シリンダ3の大径部9内に嵌装され、非圧力室13に隣接して設けられている。シール・ベース25は、中空筒状に形成されており、軸心部に挿通孔29を備えている。挿通孔29は、シール・ベース25の内周にピストン・ロッド19を貫通させている。シール・ベース25の外周中間部には、周回状の凹部31が形成されている。
前記シール・ベース25の両端には、フランジ部33,35が形成されている。フランジ部33,35は、外周に周回状の凹溝33a,35aが形成されている。一端のフランジ部33は、非圧力室13に隣接するようにして大径部9の内周面に嵌合して取り付けられている。この一端フランジ部33には、凹部31内を非圧力室13と連通する連通路36が貫通形成されている。
他端のフランジ部35は、キャップ部37が取り付けられ、キャップ部37が大径部9の開放端側内周面に螺合等によって取り付けられている。キャップ部37は、内周側に結合凹部39を備え、結合凹部39をシール・ベース25の他端のフランジ部35に圧入等させて取り付けられる。キャップ部37の外周には、シリンダ3の内外を連通する溝部41が設けられている。前記他端フランジ部35には周溝42が設けられ、周溝42内にはピストン・ロッド19に摺接するシール部材44が嵌合保持されている。
前記メンブレン23は、シール・ベース25の外周を覆い且つ大径部9の内周面に沿うように形成配置されている。メンブレン23の両端は、シール・ベース25に支持され、大径部9の内周面に対して固定支持されている。すなわち、メンブレン23は、両端にシール部43,45が断面を肥大させて周回状に設けられている。一端のシール部43は、シール・ベース25の一端フランジ部33の凹溝33aに嵌合され、大径部9の内周面との間で狭持されてシール機能を奏している。他端のシール部45は、シール・ベース25の他端フランジ部35の凹溝35aに嵌合されると共にキャップ部37との間で狭持されてシール機能を奏している。
これによって、メンブレン23の内周側には、シール・ベース25の凹部31を封止することによって、非圧力室13に連通したアキュムレータ室47が区画されている。一方、メンブレン23の外周側には、前記キャップ部37の溝部41を介して外気に開放され開放空間27がメンブレン23と大径部9の内周面との間に区画されている。この開放空間27は、メンブレン23の撓みを許容するようになっている。
前記メンブレン23の外周面47には、複数の凸部51が形成されている。凸部51は、所定のピッチ毎に配置され、隣接間に隙間53が形成されている。
[ダンピング]
本実施例のダンパー装置1は、ピストン・ロッド19が扉の閉じ動作等で力を受けてシリンダ3内へ収縮動作すると、ピストン5が連動して圧力室11側へ軸方向移動する。
このピストン5の移動により、弁体17がシリコン・オイルから圧力を受けて流通路15側へ移動し、ダンピング動作を行う。すなわち、ダンパー装置1は、シリコン・オイルを、シリンダ3の小径部7の内周面とピストン5の外周面との間を通って非圧力室13側へ移動させ、所定のダンパー効果を発揮することができる。
一方、扉の開動作等でピストン・ロッド19がシリンダ3に対して伸張方向へ引き出されると、非圧力室13側のシリコン・オイルは、流通路15を通って弁体17に作用する。この結果、弁体17を反流通路側へ移動し、ピストン5に働くシリコン・オイルの圧力を小さくしてピストン5を軽く移動させることができる。
かかるダンピング動作に際し、ピストン・ロッド19が小径部7内に移動すると、小径部7内のシリコン・オイルが入るべき液室容積が小さくなる。このように小径部7内の容積が小さくなると、シリコン・オイルは、連通路15を介してアキュムレータ室47内へ流入する。
アキュムレータ室内へ流入したシリコン・オイルは、メンブレン23を撓ませ開放空間27側へ膨出させる。かかる膨出によって、開放空間27内の空気がキャップ部37の溝部41を介してシリンダ3の外部へ放出され、開放空間27内の圧力上昇を防止しながらダンピング動作を行わせることができる。
ここで、メンブレン23は、両端が固定されている筒状であると共に大径部9の内周面に沿って配置されているため、中間部が撓み易く、撓みの進行によって中間部が他の部分に先行して大径部9の内周面に接することがある。
この場合、開放空間27は、メンブレン23によって外気に直接開放されている開放側と反開放側とに分離される。かかる状態であっても、メンブレン23の外周面49に隣接間に隙間53を有して配置された複数の凸部51が形成されているため、反開放側を凸部51間の隙間53を介して開放側に連通させることができる。
従って、ダンパー装置1では、膨出したメンブレン23が大径部9の内周面に密接することが防止され、メンブレン23とシリンダ3の内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
[実施例1の効果]
本実施例のダンパー装置1は、シリコン・オイルを封入したシリンダ3の内周面に沿って配置され、シリンダ3の内周面との間に外気に開放された開放空間27を区画する筒状のメンブレン23を設け、シリンダ3内の容積変化に応じてメンブレン23を開放空間27に対して撓ませるダンパー装置1であって、メンブレン23に、このメンブレン23の撓み時にシリンダ3の内周面とメンブレン23との間での密閉空間の形成を避けるための凸部51を設けた。
従って、メンブレン23の中間部が撓んで、この中間部が他の部分に先行してシリンダ3の内周面に接しても、メンブレン23とシリンダ3の内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができる。この結果、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図4は、実施例2に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図5は、図4のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIV−IV線矢視における断面図である。なお、図4及び図5では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付加して詳細な説明を省略する。
図4及び図5のように、本実施例のダンパー装置1Aは、上記実施例1のメンブレン23の凸部51に代えて、メンブレン23Aの外周面49A自体を粗面とすることで複数の微細な凸部を形成したものである。
かかる実施例においても、メンブレン23の外周面49Aが大径部9の内周面に密接することが防止され、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図6は、実施例3に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図7は、図6のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のVII−VII線矢視における断面図である。なお、図6及び図7では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にBを付加して詳細な説明を省略する。
図6及び図7のように、本実施例のダンパー装置1Bは、上記実施例1のメンブレン23の凸部51に代えて、メンブレン23Bの外周面49Bに軸方向に沿った凸条部51Bを設けたものである。凸条部51Bは、周方向所定間隔毎、例えば90°毎に複数本配置されている。なお、本変形例では、上記実施例1に比較して、シリンダ3Bの小径部7Bが短く形成されている。
また、ダンパー装置1Bでは、シール・ベース25Bに、凹部31と挿通孔29とを連通するシリコン・オイルの導入孔52が形成されている。導入孔52は、シール・ベース25Bの他端側に寄せて設けられ、アキュムレータ室47からピストン・ロッド19B側及びシール部材44側へシリコン・オイルを導入できるようになっている。
さらに、シール・ベース25Bは、フランジ部35Bに導入孔54がシール部材44に対応して貫通形成されている。導入孔54は、アキュムレータ室47からシール部材44側へシリコン・オイルを導入できるようになっている。
また、ダンパー装置1Bでは、弁体17Bがピストン・ロッド19Bに一体に形成され、ピストン5Bが軸方向に移動するようになっている。すなわち、ピストン・ロッド19Bの先端には、ガイド・バー21Bが突設されている。ガイド・バー21Bの基端側には、弁体17Bが周回状に設けられている。そして、ピストン5Bは、ガイド・バー21Bに移動可能に支持され、弁体17Bとガイド・バー21Bの先端部21Baとの間の一定範囲内で軸方向移動可能となっている。
従って、ピストン5Bは、全体として圧力室11B側へ移動する時にシリコン・オイルの圧力を受けて弁体17B側に軸方向移動し、弁体17Bによって流通路15Bが閉止される。一方、ピストン5Bは、全体として非圧力室13側へ移動する時にシリコン・オイルの圧力を受けて反弁体側に軸方向移動し、流通路15Bが開放される。
前記ピストン5Bは、非圧力室13B側にオリフィス55を備えている。オリフィス55は、弁体17Bによる流通路15Bの閉じ状態で、流通路15Bと非圧力室13とを連通するようになっている。
本実施例のダンパー装置1Bでは、メンブレン23Bと大径部9Bの内周面との間に、メンブレン23Bの凸条部51Bの隣接間に軸方向に沿った隙間53Bを形成することができる。従って、ダンパー装置1Bは、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
また、ダンパー装置1では、シール・ベース25Bに、凹部33と挿通孔29とを連通するシリコン・オイルの導入孔52及びフランジ部35Bにシリコン・オイルの導入孔54が形成されているため、アキュムレータ室47からピストン・ロッド19B側及びシール部材44側へシリコン・オイルを導入することができる。このため、シール・ベース25Bとピストン・ロッド19Bとの間及びピストン・ロッド19Bとシール部材44との間を潤滑して摺動による摩耗を低減することができる。この結果、シール・ベース25Bが長尺化したような場合であっても、潤滑性を確実に保持することができる。
さらに、本実施例では、ピストン5Bがピストン・ロッド19Bの先端に軸方向移動可能に支持されている。従って、ピストン5Bのオリフィス55にゴミ等が詰まったような場合でも、ピストン5Bの軸方向移動によってオリフィス55からゴミ等を除去することができる。この結果、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図8は、実施例4に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図9は、図8のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIX−IX線矢視における断面図である。なお、図8及び図9では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にCを付加して詳細な説明を省略する。
図8及び図9のように、本実施例のダンパー装置1Cは、上記実施例1のメンブレン23の凸部51に代えて、メンブレン23Cの外周面49Cにリング状の凸条部51Cを設けたものである。
凸条部51Cは、メンブレン23Cの外周面49Cに周方向に沿って形成されている。凸条部51Cは、隣接間に隙間53Cを有して複数設けられている。複数の凸条部51Cは、メンブレン23Cの両側に寄せて配置されており、中間部の隙間53Cが大きくなっている。各凸条部51Cは、周方向所定間隔毎、例えば180°毎に切欠部57を有している。各凸条部51Cの切欠部57は、隣接する凸条部51Cの切欠部57と軸方向に連通している。
また、ダンパー装置1Cでは、ピストン5Cの圧力室11C側にオリフィス55Cが設けられている。オリフィス55Cは、弁体17Cが閉じ側へ動作したときに、流通路15Cと圧力室11Cとを連通するようになっている。
本実施例では、メンブレン23Cの各凸条部55Cに形成された切欠部57及び隣接間の隙間53Cによって、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
また、本実施例では、弁体17Cのオリフィス55Cにゴミ等が詰まったような場合でも、弁体17Cの軸方向移動及びピストン5Cの全体的な移動によってオリフィス55Cからゴミ等を除去することができる。この結果、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図10は、実施例5に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図11は、図10のダンパー装置のXI−XI線矢視における断面図である。なお、図10及び図11では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にDを付加して詳細な説明を省略する。
図10及び図11のように、本実施例のダンパー装置1Dは、上記実施例1のメンブレン23の凸部51に代えて、シリンダ3Dの内周面に軸方向に沿ったリブ59を設けたものである。リブ59は、シリンダ3Dの内周面に凹部61を設けることで形成されている。このリブ59は、周方向所定間隔毎、例えば90°毎に複数本配置されている。
本実施例では、図11の断面のように、メンブレン23Dの膨出がシリンダ3Dのリブ59によって規制されると共に、メンブレン23Dのリブ59間に配置された部分がシリンダ3Dの凹部61の内面に密接する。
この結果、リブ59の周方向に隣接した部分に軸方向に沿った隙間53Dが形成される。この隙間53Dによって、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図12は、実施例6に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。なお、図12では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にEを付加して詳細な説明を省略する。
図12のように、本実施例のダンパー装置1Eは、上記実施例1のメンブレン23の凸部51に代えて、シリンダ3Eの大径部9Eに内径を拡大する段部63を形成したものである。
本実施例では、段部63によって大径部9Eの内径が拡大しているため、メンブレン23Eが膨出しても、このメンブレン23Eが大径部9Eの内周面に接することが防止され、メンブレン23とシリンダ3Eとの間の全周にわたって隙間53Eが形成される。かかる隙間53Eによって、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図13は、本発明の実施例7に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図14は、図13のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のXIV−XIV線矢視における断面図である。図15は、図13のダンパー装置に用いられる弁体を示す平面図である。なお、図13〜15では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にFを付加して詳細な説明を省略する。
図13〜15のように、本実施例のダンパー装置1Fは、メンブレン23Fの径を、メンブレン23F及びシリンダ3の内周面間の間隔が開放空間27Fの開放側に向けて漸次大きくなるように設定したものである。
すなわち、メンブレン23Fは、一端側から他端側に向けて漸次小径となるようにテーパ形状となっている一方、シリンダ3Fの大径部9Fは、断面が一様となっている。この結果、ダンパー装置1Fでは、メンブレン23F及びシリンダ3Fの内周面間の間隔が、メンブレン23Fのテーパ形状に応じて開放空間27Fの開放側に向けて漸次大きくなっている。
また、ダンパー装置1Fでは、弁体17Fに切欠からなるオリフィス55Fが設けられている。このオリフィス55Fは、弁体17Fが閉じ側へ動作したときに、流通路15Fと圧力室11Fとを連通するように設定されている。
本実施例のダンパー装置1Fでは、膨出したメンブレン23Fが、メンブレン23F及び大径部9Fの内周面間の間隔が狭くなっている反開放側から順次大径部9Fの内周面に密接する。従って、ダンパー装置1Fでは、開放空間27F内の空気を順次放出していくことによってメンブレン23Fとシリンダ3Fの内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
また、本実施例では、弁体17Fのオリフィス55Fにゴミ等が詰まったような場合でも、弁体17Fの軸方向移動によってオリフィス55Fからゴミ等を除去することができる。この結果、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図16は、本発明の実施例8に係るダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。なお、図16では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にGを付加して詳細な説明を省略する。
図16おように、本実施例のダンパー装置1Gは、シリンダ3Gの径を、メンブレン23G及びシリンダ3Gの内周面間の間隔が開放空間27Gの開放側に向けて漸次大きくなるように設定したものである。
すなわち、シリンダ3Gは、大径部9Gの内周面が開放側に向けて漸次大径となるようにテーパ形状となっている一方、メンブレン23Gは、断面が一様となっている。この結果、ダンパー装置1Gでは、メンブレン23G及びシリンダ3Gの内周面間の間隔が、大径部9G内周面のテーパ形状に応じて開放空間27Gの開放側に向けて漸次大きくなっている。
本実施例のダンパー装置1Gでは、膨出したメンブレン23Gが、メンブレン23G及び大径部9Gの内周面間の間隔が狭くなっている反開放側から順次大径部9Gの内周面に密接する。従って、ダンパー装置1Gでは、開放空間27G内の空気を順次放出していくことによってメンブレン23Gとシリンダ3Gの内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
図17は、本発明の実施例9にダンパー装置の動作状態を示す要部拡大断面図である。図18は、図17のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のXVII−XVII線矢視における断面図である。図19は、図17のダンパー装置に用いられるメンブレン及びシール・ベースを示し、(a)は拡大概略断面図、(b)は分解状態の拡大概略断面図である。
なお、図17〜図19では、上記実施例と対応する構成部分に同符号又は同符号にHを付加して詳細な説明を省略する。
図17〜図19のように、本実施例のダンパー装置1Hは、メンブレン23Hを、開放空間27Hの開放側に向けて、つまり一端側から他端側に向けて漸次厚肉となるように形成したものである。なお、本実施例では、上記実施例1,2に比較して、シリンダ3Hの小径部7Hが短く形成されている。
前記メンブレン23Hを支持するシール・ベース25Hは、一端側と他端側とが分割構成されている。本実施例では、図19のように、シール・ベース25Hの一端側のフランジ部33Hが分割構成されている。
すなわち、シール・ベース25Hの一端外周には、図19(a)のように、周回状の嵌合凸部65が設けられている。フランジ部33Hの内周には、前記嵌合凸部65に対応して周回状の嵌合溝部67が設けられている。そして、シール・ベース25Hは、嵌合凸部65がフランジ部33Hの嵌合溝部67に嵌合することで一端側にフランジ部33Hが結合されている。
従って、メンブレン23Hをシール・ベース25Hに支持させる際には、図19(b)のように、まずフランジ部33Hを取り外しておき、シール・ベース25Hの一端側をメンブレン23Hの内周側に挿通する。次いで、シール・ベース25Hの一端の嵌合凸部65をフランジ部33Hの嵌合溝部67に嵌合させて、フランジ部33Hを結合することができる。
同時に、メンブレン23Hのシール部43H,45Hをフランジ部33H,35Hの凹溝33Ha,35Haに嵌合させることで、メンブレン23Hをシール・ベース25Hに支持することができる。
このように、シール・ベース25Hを一端側と他端側とで分割構成したため、メンブレン23Hの両側から装着することが可能となり、切れやめくれを防止しながらメンブレン23Hをシール・ベース25Hに対して容易に組み付けることができる。しかも、メンブレン23Hを径方向に拡げる必要がないため、自動化を容易に行わせることができる。
前記ダンパー装置1Hでは、弁体17Hがピストン・ロッド19Hに一体に形成され、ピストン5Hが軸方向に移動するようになっている。すなわち、ピストン・ロッド19Hの先端にはガイド・バー21Hが突設され、ガイド・バー21Hの基端側には弁体17Hが周回状に設けられている。ガイド・バー21Hにはピストン5Hが軸方向移動可能に支持され、ピストン5Hは弁体17Hとガイド・バー21Hの先端部21Haとの間の一定範囲内で軸方向移動するようになっている。
従って、ピストン5Hは、全体として圧力室11側へ移動する時にシリコン・オイルの圧力を受けて弁体17H側に軸方向移動し、弁体17Hによって流通路15Hが閉止される。一方、ピストン5Hは、全体として非圧力室13側へ移動する時にシリコン・オイルの圧力を受けて反弁体側に軸方向移動し、流通路15Hが開放される。
前記弁体17Hは、流通路15の閉じ状態で流通路15と非圧力室15とを連通するオリフィス55Hを備えている。
本実施例のダンパー装置1Hでは、メンブレン23H他端側の剛性を向上させることができる。このため、メンブレン23Hは、剛性の低い一端側から順次撓んで大径部9の内周面に密接する。この結果、ダンパー装置1Hでは、開放空間27H内の空気を順次放出していくことによってメンブレン23Hとシリンダ3Hの内周面との間に密閉空間が形成されることを避けることができ、空気の密閉による反発力の発生を抑制して、適正なダンピング動作を行わせることができる。
また、弁体17Hのオリフィス55Hにゴミ等が詰まったような場合でも、ピストン5Hの軸方向移動及び全体としての移動によってオリフィス55Hからゴミ等を除去することができる。この結果、適正なダンピング動作を行わせることができる。
[その他]
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、各種の設計変更が可能である。例えば、メンブレンの外周面にのみ形成した凸部又は凸条部は、シリンダの内周面側にのみ設けることや、メンブレンの外周面及びシリンダの内周面の双方に設けることも可能である。
上記実施例では、メンブレン又はシリンダの内周面をテーパ形状として、メンブレンとシリンダの内周面との間の隙間を漸次大きくなるように形成していたが、メンブレン及びシリンダの内周面の双方をテーパ形状としてもよい。
ダンパー装置の概略構成を示す断面図である(実施例1)。 図1の要部拡大断面図である(実施例1)。 図1のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIII−III線矢視における断面図である(実施例1)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例2)。 図4のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIV−IV線矢視における断面図である(実施例2)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例3)。 図6のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のVII−VII線矢視における断面図である(実施例3)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例4)。 図8のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のIX−IX線矢視における断面図である(実施例4)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例5)。 図10のダンパー装置のXI−XI線矢視における断面図である(実施例5)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例6)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例7)。 図13のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のXIV−XIV線矢視における断面図である(実施例7)。 図13のダンパー装置に用いられる弁体を示す平面図である(実施例7)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例8)。 ダンパー装置の要部拡大断面図である(実施例9)。 図17のダンパー装置に用いられるメンブレンを示し、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のXVIII−XVIII線矢視における断面図である(実施例9)。 図17のダンパー装置に用いられるメンブレン及びシール・ベースを示し、(a)は拡大概略断面図、(b)は分解状態の拡大概略断面図である(実施例9)。
符号の説明
1 ダンパー装置
3 シリンダ
5 ピストン
11 圧力室
13 非圧力室
19 ピストン・ロッド
23 メンブレン
27 開放空間
49 外周面
51 凸部
53 隙間

Claims (5)

  1. 作動流体を封入したシリンダの内周面に沿って配置され、前記シリンダの内周面との間に外気に開放された開放空間を区画する筒状の可撓部材を設け、前記シリンダ内の容積変化に応じて前記可撓部材を前記開放空間に対して撓ませるダンパー装置であって、
    前記可撓部材又は前記シリンダの少なくとも一方に、前記シリンダの内周面と前記可撓部材との間で前記可撓部材の撓みによる密閉空間の形成を避けるための凸部又は凹部を設けた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  2. 作動流体を封入したシリンダの内周面に沿って配置され、前記シリンダの内周面との間に外気に開放された開放空間を区画する筒状の可撓部材を設け、前記シリンダ内の容積変化に応じて前記可撓部材を前記開放空間に対して撓ませるダンパー装置であって、
    前記可撓部材又は前記シリンダの少なくとも一方の径を、軸方向で漸次変化させ前記可撓部材及びシリンダの内周面間の間隔が前記開放空間の開放側に向けて漸次大きくなるように設定した、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  3. 作動流体を封入したシリンダの内周面に沿って配置され、前記シリンダの内周面との間に外気に開放された開放空間を区画する筒状の可撓部材を設け、前記シリンダ内の容積変化に応じて前記可撓部材を前記開放空間に対して撓ませるダンパー装置であって、
    前記可撓部材を、前記開放空間の開放側に向けて漸次厚肉となるように形成した、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のダンパー装置であって、
    前記流体室内を圧力室側及び非圧力室側に区画し該圧力室側及び非圧力室側間で移動可能に配置され前記可撓部材の内周側を貫通してシリンダ外部へ突出するピストン・ロッドを備えたピストンを設け、
    前記可撓部材を、前記非圧力室側に配置した、
    ことを特徴とするダンパー装置。
  5. 請求項4記載のダンパー装置であって、
    前記可撓部材の内周側に配置され、前記可撓部材の軸方向両端部を前記シリンダの内周面に対して固定支持するシール・ベースを設け、
    前記ピストン・ロッドを、前記シール・ベースの内周に貫通させた、
    ことを特徴とするダンパー装置。
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