JP5004568B2 - ショック・アブソーバ - Google Patents

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本発明は、液体を用いたショック・アブソーバに関する。
従来のショック・アブソーバとして、特許文献1に記載のようなものがある。このショック・アブソーバのピストンには、軸方向に貫通する流通路が設けられ、この流通路の流出口が可撓性のバルブにより常時閉塞されている。
そして、ピストンの移動に伴って圧縮側の作動液体であるオイルが流通路に流入する。この流通路内のオイルは、その圧力で流出口のバルブを撓めてピストン移動方向後方へ流出する。
従って、バルブの反力により流出口からのオイルの流出が制御され、ピストン・ロッドへの入力を減衰させることができる。
しかし、バルブは、流出口を常時閉塞する構造であるため、ピストンが逆方向へ移動するときに同様に機能する流通路及びバルブの構造を対象的に設ける必要があった。
このため、ピストンのいずれの方向への移動においてもバルブによるオイル流通量の制御が行われ、ピストンの何れかへの移動方向で流通路を開放することができなかった。
特開平10−227326号公報
解決しようとする問題点は、弁体を設けるとピストンの何れかへの移動方向で流通路を開放することができなかった点である。
本発明は、弁体を設けつつピストンの何れかへの移動方向で流通路を開放することを可能とするため、作動液体を封入したチューブに往復移動可能且つピストン・ロッドに一定範囲相対移動可能に設けられたピストンと、前記ピストンの移動により前記作動液体をピストン移動方向前方から後方へ通過可能にする流通路と、前記ピストン・ロッドに設けられ前記ピストンがピストン・ロッドに対して一側へ相対移動することで前記流通路の流出口が当接して該流出口を閉塞する可撓の弁体とを備え、前記弁体は、内周部が前記ピストン・ロッドの周回状の支持溝に嵌合して取り付けられ、前記支持溝の外周縁部一側に、前記ピストンの内径よりも大径に形成され前記弁体の背後内周部を支持する支持大径部を一体に設け、前記支持溝の外周縁部他側を、前記ピストンの内径よりも小径に形成し、前記ピストン・ロッドの先端に、前記支持溝の外周縁部他側よりも相対的に小径の摺動軸部を設け、前記摺動軸部の先端に、該摺動軸部よりも大径の係止頭部を一体に設け、前記ピストンの端部内径側に、前記摺動軸部に嵌合する係合突部を一体に設けたことを特徴とする。
本発明のショック・アブソーバは、作動液体を封入したチューブに往復移動可能且つピストン・ロッドに一定範囲相対移動可能に設けられたピストンと、前記ピストンの移動により前記作動液体をピストン移動方向前方から後方へ通過可能にする流通路と、前記ピストン・ロッドに設けられ前記ピストンがピストン・ロッドに対して一側へ相対移動することで前記流通路の流出口が当接して該流出口を閉塞する可撓の弁体とを備え、前記弁体は、内周部が前記ピストン・ロッドの周回状の支持溝に嵌合して取り付けられ、前記支持溝の外周縁部一側に、前記ピストンの内径よりも大径に形成され前記弁体の背後内周部を支持する支持大径部を一体に設け、前記支持溝の外周縁部他側を、前記ピストンの内径よりも小径に形成し、前記ピストン・ロッドの先端に、前記支持溝の外周縁部他側よりも相対的に小径の摺動軸部を設け、前記摺動軸部の先端に、該摺動軸部よりも大径の係止頭部を一体に設け、前記ピストンの端部内径側に、前記摺動軸部に嵌合する係合突部を一体に設けたため、ピストンがチューブ内一方向へ移動すると、ピストンがピストン・ロッドに対して一側へ相対移動して前記流通路の流出口が弁体に当接し該流出口が閉塞される。
ピストン速度が遅く流出口に働くある程度の圧力までは、弁体の撓みは僅かであるかほとんど変形せずに流出口を閉塞した状態を保持する。
そして、ピストンの移動に伴ない圧縮側の作動液体が流通路に流入しても、流出口の弁体により流出口からの流出が規制され、ピストン速度に応じて抗力が増大する。この抗力によりピストン・ロッドへの入力を減衰させることができる。
ピストン速度が速くなると流出口の弁体に働く作動液体の圧力が増大し、その圧力で流出口の弁体を変形させ作動液体がピストン移動方向後方へ流出する。
従って、弁体の反力により流出口からの作動液体の流出が制御されつつピストン・ロッドへの入力を減衰させ、且つ抗力の増大を抑制することができる。
ピストンがチューブ内他方向へ移動すると、ピストンがピストン・ロッドに対して他側へ相対移動して前記流通路の流出口が弁体から離れ該流出口が開放される。
従って、流通路を圧縮側から非圧縮側へ流れる作動液体に弁体の反力は働かず、ピストンは、流通路を通過する作動液体の抗力のみにより相対的に軽く移動することができる。
ピストンの何れかへの移動方向で流通路を開放することを可能にするという目的を、ピストンをピストン・ロッドに対して一定範囲相対移動可能とすることにより実現した。
[ショック・アブソーバの構造]
図1は、本発明実施例のショック・アブソーバの構造及び作用を示し、(a)は、ストローク途中で弁体変形前の状態、(b)は、ストローク途中で弁体変形時の状態、(c)は、ストローク戻り側の状態をそれぞれ示す断面図である。図2は、ストローク途中で弁体変形前の状態を示す要部拡大断面図である。
図1,図2のように、ショック・アブソーバ1は、チューブ3内にピストン5を備えている。
チューブ3は、樹脂又は金属により円筒状に形成され、一端にオー・リング7を介して栓9が取り付けられ、他端に金属製又は樹脂製の蓋部材11が取り付けられている。チューブ3内周は、大内径部13及び小内径部15からなり、作動液体として粘性オイルが封入されている。
ピストン5は、チューブ3に対してストロークするピストン・ロッド17に取り付けられ、チューブ3内の小内径部15において往復移動可能に設けられている。ピストン5は、ピストン・ロッド17に一定範囲相対移動可能に設けられている。
ピストン・ロッド17には、先端に相対的に小径の摺動軸部19が設けられている。摺動軸部19の先端には、摺動軸部19よりも大径の係止頭部21が形成されている。
ピストン5には、端部内径側に係合凸部23が周回状に設けられ、摺動軸部19に軸方向移動可能に嵌合している。
従って、ピストン5は、係合凸部23が摺動軸部19に沿って移動することにより前記ピストン・ロッド17に対する一定範囲の相対移動が可能となっている。
ピストン5には、流通路として複数のオリフィス25が設けられている。オリフィス25は、ピストン5の移動方向に貫通形成され、ピストン5の移動により前記粘性オイルをピストン5移動方向前方から後方へ通過可能にする。
ピストン・ロッド17には、ドーナツ板状の弁体27が支持されている。弁体27は、設定された剛性を備え、且つ弾性変形による撓みが可能となっている。
弁体27は、ピストン・ロッド17の周回状の支持溝29に嵌合して取り付けられている。支持溝29の一側において、ピストン・ロッド17に支持大径部31が形成され、弁体27の背後内周部を支持している。支持大径部31は、ピストン5の内径よりも大径に形成されている。弁体27は、ピストン5がピストン・ロッド17に対して一側へ相対移動することで前記オリフィス25の流出口33が当接して該流出口33を閉塞する構成となっている。
ピストン・ロッド17には、ストッパ35が一体に設けられている。なお、ストッパ35は、別体のものをピストン・ロッド17に固定することもできる。ストッパ35は、前記流出口33に働く粘性オイルの圧力による前記弁体27の流出口33に対する開き方向への撓みを一定範囲に規制する。
ストッパ35は、本実施例においてフランジ状に形成され、その外周縁部が開き方向へ撓んだ前記弁体27の外周側に当接可能となっている。
チューブ3の大内径部13には、ガイド部材37が取り付けられ、ピストン・ロッド17に嵌合し且つガイド可能となっている。
ガイド部材37には、周回状のアキュームレータ凹部39が設けられ、アキュームレータ凹部39は、アキュームレータ・オリフィス41を介して小内径部15側に連通している。アキュームレータ凹部39には、アキュームレータ43が収容されている。
ガイド部材37の中間部外周には、オーリング45が支持され、オーリング45は、チューブ3内周に密接している。ガイド部材37、蓋部材11、及びピストン・ロッド17間には、シール部材47が介設されている。
[ショック・アブソーバの作用]
図1(a)のように、ピストン・ロッド17がチューブ3に対して収縮ストロークし、ピストン5がチューブ3に対して移動すると、ピストン5が移動方向前方を圧縮側として粘性オイルの圧力を受ける。この圧力によりピストン5は、ピストン・ロッド17に対して一側へ相対移動する。このピストン5の相対移動により前記オリフィス25の流出口33が弁体27当接して該流出口33が閉塞される。
ピストン5の移動に伴って圧縮側の粘性オイルがオリフィス25にも流入する。このオリフィス25内の粘性オイルは、その圧力で流出口33の弁体27を変形させようとする。
弁体27は、その剛性の設定により、流出口33に働くある程度の圧力までは、僅かに弾性変形するかほとんど変形せずに流出口33を閉塞した状態を保持する。圧力がさらに高くなると、圧力に応じて図(b)のように次第に弾性変形する。
このときのピストン速度と抗力との関係を図3に示す。
図1(a)のように弁体27が流出口33を閉じているときは、オリフィス25での粘性オイルの流通は無く、ピストン5は圧縮側の粘性流体により抗力を受け、図3の立ち上がり曲線51のようにピストン5の速度に応じた抗力が立ち上がる。この抗力の立ち上がりにより収縮ストローク時の確実な減衰作用を奏することができる。
ピストン5の速度がさらに高くなると、前記のように流出口33が開かれ、圧縮側の粘性オイルがオリフィス25を通過してピストン5の移動方向前方から後方へ流通し、圧縮側から非圧縮側へ還流する。このため、図3の曲線53のように抗力の増大が抑制される。
これに対し、弁体27が変形しない構造では、曲線55のようにピストン速度の上昇と共に抗力が急激に増大する。
このような、本実施例の抗力特性により、ピストン5のストローク速度が急激に増大するような負荷が働いても、抗力の急激な増大を抑制することができ、チューブ3が樹脂で形成されていても、機能を維持させることができる。また、チューブ3が金属製であるときは、肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
弁体27が図1(b)のように開き方向へ撓むと、弁体27は、支持大径部31に背面を支持されつつ一定の撓み状態でその外周側がストッパ35に当接する。この当接により弁体27のそれ以上の撓みが規制される。ストッパ35により規制される弁体27の撓み状態は、弾性変形の領域であり、弁体27の塑性変形を防止することができる。
図1(c)のように、ピストン・ロッド17がチューブ3に対して伸張ストロークし、ピストン5がチューブ3に対して逆方向へ移動すると、弁体27の撓みが戻り、流出口33が開かれる。この開きにより、圧縮側の粘性オイルがオリフィス25を通り、非圧縮側へ流入する。このとき、オリフィス25を圧縮側から非圧縮側へ流れる粘性オイルに弁体27の反力は働かず、ピストン5は、オリフィス25を通過する粘性流体の抗力のみにより相対的に軽く移動することができる。ピストン5の軽い移動により、外力に対する減衰力を制限することができる。
図1(c)のような移動に際して、圧縮側の粘性オイルは、アキュームレータ・オリフィス41からアキュームレータ43を圧縮しながらアキュームレータ凹部39内へ流入する。従って、ピストン・ロッド17の図1(c)のような伸張ストロークを無理なく行わせることができる。
アキュームレータ凹部39内の粘性オイルは、ピストン・ロッド17が図1(a)(b)のように収縮ストロークするときピストン5の移動方向背後へ流出する。
[実施例1の効果]
本発明実施例1のショック・アブソーバ1は、粘性オイルを封入したチューブ3に往復移動可能且つピストン・ロッド17に一定範囲相対移動可能に設けられたピストン5と、前記ピストン5の移動により前記粘性オイルをピストン移動方向前方から後方へ通過可能にするオリフィス25と、前記ピストン・ロッド17に支持され前記ピストン5がピストン・ロッド17に対して一側へ相対移動することで前記オリフィス25の流出口33が当接して該流出口33を閉塞する可撓の弁体27とを備え、前記ピストン・ロッド17に、前記流出口33に働く粘性オイルの圧力による前記弁体27の流出口33に対する開き方向への撓みを一定範囲に規制するストッパ35を設けたため、ピストン5がチューブ3内一方向へ移動すると、ピストン5がピストン・ロッド17に対して一側へ相対移動して前記オリフィス25の流出口33が弁体27に当接し該流出口33が閉塞される。
ピストン5の速度が遅く流出口33に働くある程度の圧力までは、弁体27の撓みは僅かであるかほとんど変形せずに流出口33を閉塞した状態を保持する。
そして、ピストン5の移動に伴ない圧縮側の粘性オイルがオリフィス25に流入しても、流出口33の弁体27により流出口33からの流出が規制され、ピストン5の速度に応じて抗力が増大する。この抗力によりピストン・ロッド17への入力を減衰させることができる。
ピストン5の速度が速くなると流出口33の弁体27に働く粘性オイルの圧力が増大し、その圧力で流出口33の弁体27を変形させ粘性オイルがピストン5の移動方向後方へ流出する。
従って、弁体27の反力により流出口33からの粘性オイルの流出が制御されつつピストン・ロッド17への入力を減衰させ、且つ抗力の増大を抑制することができる。
ピストン5がチューブ3内他方向へ移動すると、ピストン5がピストン・ロッド17に対して他側へ相対移動して前記オリフィス25の流出口33が弁体27から離れ該流出口33が開放される。
従って、オリフィス25を圧縮側から非圧縮側へ流れる粘性オイルに弁体27の反力は働かず、ピストン5は、オリフィス25を通過する粘性オイルの抗力のみにより相対的に軽く移動することができる。
例えば、引き戸が締まり側においてばねにより自動的に引き込まれるタイプでは、ばねの付勢力を減衰するためにショック・アブソーバ1が用いられる。このタイプの引き戸で、人手により引き戸が強く閉められると、ショック・アブソーバ1のピストン速度が急激に速くなり、抗力が急に増大する。このようなとき、本実施例のショック・アブソーバ1で、上記のように抗力の急激な増大を抑制することができる。
図4は、本発明の実施例2に係り、(a)(b)(c)は、収縮ストローク側へ移動するピストンのストローク速度が異なる状態の各要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例のショック・アブソーバ1Aでは、実施例1の支持大径部31に変えて弾性体である皿ばね49をストッパ35と弁体27との間に介設した。
すなわち、本実施例の支持溝29Aは、弁体27の軸方向厚みよりも軸方向幅広に形成され、弁体27が、ストッパ35に対して一定範囲で相対移動可能となるようピストン・ロッド17に可動支持されている。皿ばね49は、ストッパ35と弁体27との間において、ストッパ35に対し弁体27を離間させるように付勢する。
従って、ピストン5の速度が遅いときは、図4(a)のように弁体27が皿ばね49の付勢により流出口33を閉塞している。
ピストン5の速度が上昇すると、図4(b)のように皿ばね49が撓み、弁体27が流出口33を閉じたままストッパ35側へ相対移動する。このときの弁体27の相対移動により図3の曲線57のように抗力の上昇率が抑制される。
ピストン5の速度がさらに上昇すると、図4(c)のように弁体27が撓み、
流出口33が開かれる。この流出口33の開きにより図1(b)の場合と同様に図3の曲線59のように抗力の上昇が抑制される。しかも、皿ばね49の作用による抗力上昇抑制と相俟って、図3のように実施例1と比較して抗力上昇をより抑制することができる。
図5は、本発明の実施例3に係り、(a)(b)は、収縮ストローク側へ移動するピストンのストローク速度が異なる状態の各要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にBを付して説明する。
本実施例のショック・アブソーバ1Bでは、流出口33に、弁体27を当接させる凸部51を周回状に形成した。
かかる構造では、流出口33の凸部51にに弁体27を確実に当接させ、より確実な特性を得ることができる。
図6は、本発明の実施例4に係り、収縮ストローク側へ移動する状態の要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にCを付して説明する。
本実施例のショック・アブソーバ1Cでは、ストッパ35Cの弁体27への対向側にテーパー面53を備えたものである。
従って、開き方向へ撓んだ弁体27は、テーパー面53に当接可能であり、弁体27の塑性変形を確実に抑制することができる。
本実施例においても、実施例2と同様にストッパ35Cと弁体27との間に、支持大径部31に代えて皿ばねを介設することもできる。
[その他]
弁体及びストッパの構造は、上記各実施例に対しオリフィスの逆側の流出口に設けることもできる。
流通路は、ピストンに設けるオリフィスに限らず、ピストン外周面に凹部を形成し、この凹部とチューブ内周面とでオリフィスを形成する構造とすることもできる。
ショック・アブソーバの構造及び作用を示し、(a)は、ストローク途中で弁体変形前の状態、(b)は、ストローク途中で弁体変形時の状態、(c)は、ストローク終了側の状態をそれぞれ示す断面図である(実施例1)。 ストローク途中で弁体変形前の状態を示す要部拡大断面図である(実施例1)。 ピストン速度と抗力との関係を示すグラフである。 (a)(b)(c)は、収縮ストローク側へ移動するピストンのストローク速度が異なる状態の各要部拡大断面図である(実施例2)。 (a)(b)は、収縮ストローク側へ移動するピストンのストローク速度が異なる状態の各要部拡大断面図である(実施例3)。 収縮ストローク側へ移動する状態の要部拡大断面図である(実施例4)。
符号の説明
1,1A,1B,1C ショック・アブソーバ
3 チューブ
5 ピストン
17 ピストン・ロッド
25 オリフィス(流通路)
27 弁体
33 流出口
35,35C ストッパ
49 皿ばね(弾性体)
51 凸部
53 テーパー面

Claims (5)

  1. 作動液体を封入したチューブに往復移動可能且つピストン・ロッドに一定範囲相対移動可能に設けられたピストンと、
    前記ピストンの移動により前記作動液体をピストン移動方向前方から後方へ通過可能にする流通路と、
    前記ピストン・ロッドに設けられ前記ピストンがピストン・ロッドに対して一側へ相対移動することで前記流通路の流出口が当接して該流出口を閉塞する可撓の弁体とを備え、
    前記弁体は、内周部が前記ピストン・ロッドの周回状の支持溝に嵌合して取り付けられ、
    前記支持溝の外周縁部一側に、前記ピストンの内径よりも大径に形成され前記弁体の背後内周部を支持する支持大径部を一体に設け、
    前記支持溝の外周縁部他側を、前記ピストンの内径よりも小径に形成し、
    前記ピストン・ロッドの先端に、前記支持溝の外周縁部他側よりも相対的に小径の摺動軸部を設け、
    前記摺動軸部の先端に、該摺動軸部よりも大径の係止頭部を一体に設け、
    前記ピストンの端部内径側に、前記摺動軸部に嵌合する係合突部を一体に設けた、
    ことを特徴とするショック・アブソーバ。
  2. 請求項1記載のショック・アブソーバであって、
    前記ピストン・ロッドに、前記流出口に働く作動液体の圧力による前記弁体の流出口に対する開き方向への撓みを一定範囲に規制するストッパを設けた、
    ことを特徴とするショック・アブソーバ。
  3. 請求項2記載のショック・アブソーバであって、
    前記ストッパは、フランジ状に形成され開き方向へ撓んだ前記弁体の外周側に当接可能である
    ことを特徴とするショック・アブソーバ。
  4. 請求項2記載のショック・アブソーバであって、
    前記ストッパは、前記弁体への対向側にテーパー面を備えて開き方向へ撓んだ前記弁体が前記テーパー面に当接可能である
    ことを特徴とするショック・アブソーバ。
  5. 請求項2〜4の何れかに記載のショック・アブソーバであって、
    前記ストッパと弁体との間に、ストッパに対し弁体を離間させる弾性体を介設して前記支持大径部とした、
    ことを特徴とするショック・アブソーバ。
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