JP2007046667A - バルブ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リーフバルブのバルブボディに当接する位置までの戻りに遅れを生じさせないバルブ構造を提供することである。
【解決手段】 ポート2が形成されるバルブボディ1と、バルブボディ1の軸心部から突出するロッド5と、内周側に上記ロッド5が挿通されるととともに上記バルブボディ1に積層されポート2を閉塞する環状のリーフバルブ10と、ポート2を閉塞する方向に該リーフバルブ10を附勢する附勢手段15とを備えたバルブ構造において、リーフバルブ10の内周とロッド5の外周との間に介装されリーフバルブ10とともにロッド5に対して軸方向に移動可能な介装部材20を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バルブ構造の改良に関する。
従来、この種バルブ構造にあっては、たとえば、車両用等の緩衝器のピストン部等に具現化され、ピストン部に設けたポートの出口端に各ポートに連通する窓と言われる凹部を形成し、この凹部の外周側に形成の弁座に環状のリーフバルブを離着座させてポートを開閉するものが知られている。
そして、特に、リーフバルブの内周を固定支持し外周側を撓ませることによりリーフバルブを弁座から離座させるバルブ構造では、ピストン速度が中高速領域における減衰力が高くなって車両における乗り心地を損なう場合があり、これを解消するため、図4に示すように、リーフバルブLの内周側を固定的に支持せずに、リーフバルブLの内周をピストンロッドRもしくはピストンロッドRの外周に配在させたガイド筒の外周に摺接させ、スプリングSでリーフバルブLの背面を附勢したバルブ構造が提案されるに至っている(たとえば、特許文献1参照)。
このバルブ構造にあっては、図示するところではピストンPが下方へ移動する際のピストン速度が低速領域にあるときにはリーフバルブLの外周側がスプリングSの附勢位置を支点として撓むので、内周が固定的に支持されるバルブ構造と略同様の減衰特性を発揮し、ピストン速度が中高速領域に達すると、ポートPoを通過する作動油の圧力がリーフバルブLに作用し、スプリングSの附勢力に抗してリーフバルブLの全体がピストンPから軸方向にリフトして後退するので、内周が固定的に支持されるバルブ構造に比較して流路面積が大きくなり、減衰力が過大となること抑制して、車両における乗り心地を向上することができる。
特開平9−291961号公報(図1)
しかしながら、上述のような提案のバルブ構造にあっては、車両における乗り心地を向上できる点で有用な技術ではあるが、以下の不具合があると指摘される可能性がある。
というのは、上記したようにピストンPが図中下方に移動するときのピストン速度が中高速領域に達すると、リーフバルブLがピストンPから軸方向に後退してリフトし、そこからピストンPの移動方向が反転して図中上方に移動し始めるとそれまで作動油によるリーフバルブLを押し上げていた力が減少あるいは消滅するのでリーフバルブLはピストンPに当接する位置までの戻ろうとするが、このとき、リフトしたリーフバルブLの内周がピストンロッドRもしくはガイド筒の外周面をかじるなどして引っかかり、リーフバルブLがピストンPに当接する位置までの戻りに遅れが生じる恐れがある。
そして、このリーフバルブLの戻りに遅れが生じると、ピストンPにリーフバルブLが当接してポートPoを閉塞するまでの時間が余計にかかることになり、その閉塞するまでの時間、ピストンPの上方側から下方側へ作動油はポートを自由に通過してしまうことになる。
すると、上記閉塞するまでの時間の間は、ピストンPで区画した上下の作動室の圧力に充分な差が生じないので、結局、緩衝器は充分な減衰力を発生できなくなってしまうことになる。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、リーフバルブのバルブボディに当接する位置までの戻りに遅れを生じさせないバルブ構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、ポートが形成されるバルブボディと、バルブボディの軸心部から突出するロッドと、内周側に上記ロッドが挿通されるととともに上記バルブボディに積層されポートを閉塞する環状のリーフバルブと、ポートを閉塞する方向に該リーフバルブを附勢する附勢手段とを備えたバルブ構造において、リーフバルブの内周とロッドの外周との間に介装されリーフバルブとともにロッドに対して軸方向に移動可能な介装部材を設けた。
本発明のバルブ構造によれば、リーフバルブのバルブボディに対しての進退が従来バルブ構造よりスムーズとなるので、リーフバルブがバルブボディに当接する位置までの戻りに遅れが生じることが無い。
したがって、リーフバルブがバルブボディに当接する位置までの戻りに遅れが生じることが無いので、バルブボディにリーフバルブが当接してポートを閉塞するまでの時間が短縮されることになり、緩衝器の減衰力発生の応答性を向上することができる。
そして、特に、緩衝器の伸縮方向が反転する局面、すなわち、緩衝器が伸長行程から圧縮行程に切換わる局面あるいは圧側行程から伸側行程に切換わる局面において、リーフバルブは応答性よく速やかにポートを閉塞することが可能となるので、作動油がポートを介して自由に通過してしまう時間を短縮することができ、緩衝器に圧縮行程初期から充分な減衰力を発生させることができるのである。
以下、本発明のバルブ構造を図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部における縦断面図である。図2は、一実施の形態の変形例における介装部材の縦断面図である。図3は、一実施の形態の他の変形例における介装部材の縦断面図である。
一実施の形態におけるバルブ構造は、図1に示すように、緩衝器のピストン部の伸側減衰バルブとして具現化されており、ポート2が形成されるバルブボディたるピストン1と、ピストン1の軸心部から突出するロッド5と、内周側に上記ロッド5が挿通されるととともに上記ピストン1に積層されポート2を閉塞する環状のリーフバルブ10と、ポート2を閉塞する方向に該リーフバルブ10を附勢する附勢手段たるバネ部材15と、リーフバルブ10の内周とロッド5の外周との間に介装されリーフバルブ10とともにロッド5に対して軸方向に移動可能な介装部材20とを備えて構成されている。
他方、このバルブ構造が具現化される緩衝器は、周知であるので詳細には図示して説明しないが、具体的にたとえば、シリンダ40と、シリンダ40の上端を封止するヘッド部材(図示せず)と、ヘッド部材(図示せず)を摺動自在に貫通する上記ロッド5と、ロッド5の端部に設けた上記ピストン1と、シリンダ40内にピストン1で区画した上室41と下室42と、シリンダ40の下端を封止する封止部材(図示せず)とを備えて構成され、シリンダ40内には作動油が充填されている。
そして、上記バルブ構造は、シリンダ40に対してピストン1が図1中下方向に移動するときに、下室42内の圧力が上昇して下室42から上室41へポート2を介して作動油が移動するときに、その作動油の移動にリーフバルブ10で抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、緩衝器に所定の減衰力を発生させる減衰力発生要素として機能する。
以下、バルブ構造について詳しく説明すると、バルブボディたるピストン1は、軸心部に緩衝器のロッド5が挿通される挿通孔1aを備えた円板状に形成され、ポート2と、ポート2に連通する窓3と、ポート2の出口端となる窓3の外周側に形成された弁座4と、を備えて構成されている。
このピストン1の挿通孔1a内にはロッド5が挿通され、ロッド5の先端部はピストン1の図1中上方側に突出させてある。なお、図示はしないが、ロッド5の先端部の外径は、図示しない下方側の外径より小径に設定され、下方側と先端部との外径が異なる部分に図示しない段部が形成されている。
そして、上記ロッド5の先端部をガイド筒6およびストッパ25に挿入するとともに、ガイド筒6およびストッパ25の図1中上方からピストンナット30をロッド5の先端に螺着することによって、ピストン1はロッド5の段部とガイド筒6とで挟持されてロッド5に固定されている。
ガイド筒6は、ピストン1をロッド5に固定する目的で設けられているので、別の手段でピストン1をロッド5に固定することができる場合には、ガイド筒6を省略することができる。
また、本実施の形態においては、ピストン1に挿通孔1aを設けてロッド5の先端部を挿入するようにして、ロッド5を突出させているが、バルブボディたるピストン1と一体なロッドをピストン1の軸心部に設けるようにしてもよい。
つづいて、ストッパ25は、ロッド5の先端にガイド筒6の上端とピストンナット30とで挟持されて固定されるプレート26と、プレート26の外周からリーフバルブ10側に向けて垂下される筒体27と、プレート26に設けた通孔26aとを備えて構成されている。なお、通孔26aの形状はどのような形状とされてもよく、その数も任意とされる。
さらに、ガイド筒6の外周には、介装部材20が摺動自在に装着されており、この介装部材20は、ガイド筒6の外周に摺接する筒部21と、該筒部21の一端である図1中上端の外周から延設される鍔部22とで構成され、この鍔部22とストッパ25におけるプレート26との間には附勢手段であるバネ部材15が介装されており、鍔部22は、バネ部材15の附勢力を受けるようになっている。
転じて、環状のリーフバルブ10は、複数枚の環状板11で構成されており、この図1中最下方に位置する環状板11を弁座4に当接させるようにしてピストン1に積層され、このリーフバルブ10の内周側には、先程の介装部材20の筒部21が挿入されている。
したがって、介装部材20の筒部21は、リーフバルブ10の内周とロッド5の外周との間に介装されており、また、筒部21の図1中下端と鍔部22の下端までの軸方向長さは、バネ部材15の附勢力が鍔部22を介してリーフバルブ10に作用するようにリーフバルブ10の軸方向長さと同じか、あるいは、環状板11が筒部21から脱落してしまわない程度で短く、すなわち、環状板11の軸方向長さの範囲内で短く設定されている。また、筒部21の全体の図1中上下長さとなる軸方向長さは、その内周がガイド筒6の外周面もしくはガイド筒6を省略する場合はロッド5の外周面をかじって引っかかってしまうことが無い程度の長さに設定される。なお、上記かじりをより一層防止するために、図2および図3に示すように、筒部21の図中上下端内周にガイド筒6もしくはガイド筒6を省略する場合はロッド5から遠ざかる方向に傾斜するテーパ面23を設けたり彎曲面24を設けたりしてもよい。
すなわち、リーフバルブ10は、バネ部材15によって常にポート2を閉塞する方向に附勢されており、下室42内の圧力と上室41内の圧力との差が所定値以上となると、上記附勢力に抗してバネ部材15を圧縮してリーフバルブ10の全体がピストン1から軸方向に後退、つまり、図1中上方にリフトするようになっている。そして、リーフバルブ10は、最終的には、上記したストッパ25の筒体27の図1中下端に当接するまで後退することになり、上記ストッパ25は、リーフバルブ10の後退量を規制するように作用する。
また、上記したところでは、附勢手段を図示するところではコイルバネであるバネ部材15としているが、リーフバルブ10に所定の附勢力を作用させればよいので、これを例えば、皿バネやリーフスプリングとしたり、ゴム等の弾性体としたりしてもよい。
なお、リーフバルブ10における環状板11の枚数は、本バルブ構造で実現する減衰特性によって任意とされてよく、たとえば、1枚でリーフバルブ10を構成するとしても差し支えなく、また、各環状板11の外径についても、それぞれを任意に設定することができる。
また、上記した例では、鍔部22でバネ部材15の附勢力を一旦受けてリーフバルブ10に伝達するようにしているが、バネ部材15を直接リーフバルブ10の図1中上面に当接させるようにしてもよい。バネ部材15の附勢力を受けるか受けないかに限らず鍔部22を設けることによって、リーフバルブ10がバネ部材15を圧縮してピストン1から図1中上方に後退する局面において、各環状板11が介装部材20から脱落してしまうことを防止できる。なお、鍔部22でバネ部材15の附勢力を受けるようにしておくことで、リーフバルブ10が図1中上方に後退してからピストン1に当接する位置に戻るときにも、各環状板11が介装部材20から脱落してしまうことを確実に防止でき、さらには、鍔部22の外径の設定によってバネ部材15の径を変更することなくリーフバルブ10の撓みの支点を変更することができ、バネ部材15がリーフバルブ10に対して偏心しても撓みの支点がずれることがないという利点がある。
また、介装部材20を筒部20のみで構成してリーフバルブ10の内周を筒部22に固定しておくようにし、介装部材20からリーフバルブ10が脱落しないようにして鍔部22を省略してもよいが、鍔部22を設けることによってリーフバルブ10の脱落を防止することが可能であるので、鍔部22を設ける方が加工が容易で加工コストも低減することができるという利点もある。
つづいて、バルブ構造の作用について説明すると、上述したように、ピストン1がシリンダ40に対して図1中下方側に移動すると、下室42内の圧力が高まり、下室42内の作動油はポート2を通過して上室41内に移動しようとする。
そして、ピストン速度が低速領域にある場合、リーフバルブ10はバネ部材15によって附勢されてポート2を閉塞するように押し付けられているので、リーフバルブ10の外周縁がリーフバルブ10の鍔部22の外周縁への当接部位を支点として撓んで、リーフバルブ10が弁座4から離座してできるリーフバルブ10と弁座4との隙間を作動油が通過する。
他方、ピストン1の速度が高く、下室42内の圧力と上室41内の圧力との差が所定値以上となると、リーフバルブ10を図1中上方へ押し上げる力が大きくなり、該力がバネ部材15の附勢力に打ち勝って、リーフバルブ10の全体をピストン1から軸方向に後退させる、すなわち、図1中上方へ移動させることになる。
このとき、鍔部21の存在により、リーフバルブ10は介装部材20と一緒に軸方向に後退することになるが、介装部材20の筒部21がガイド筒6の外周に摺接しているので、リーフバルブ10の軸方向長さが非常に短い各環状板11の内周側がガイド筒6の外周面をかじって引っかかることが無く、リーフバルブ10をスムーズにピストン1から後退させることができる。
なお、リーフバルブ10がストッパ25の筒体27によって後退量を規制されるので、リーフバルブ10とピストン1との間に形成される最大隙間を調整することができるとともに、必要以上に最大隙間が大きくなって減衰力が過少となってしまうことを防止することが可能である。
そして、その状態からピストン速度が低くなって下室42内の圧力と上室41内の圧力との差が所定値より小さくなると、今度はリーフバルブ10を上方側へ押し上げる力よりバネ部材15の附勢力の方が勝って、リーフバルブ10をピストン1に当接する方向へ押し下げるようになるが、介装部材20の筒部21がガイド筒6の外周に摺接しているので、やはり、リーフバルブ10の軸方向長さが非常に短い各環状板11の内周側がガイド筒6の外周面をかじって引っかかることが無く、リーフバルブ10をスムーズにピストン1の方向に移動させることができる。
なお、リーフバルブ10がストッパ25の筒体27に当接してストッパ25の筒体27の図1中下端をリーフバルブ10によって閉塞しても、上記通孔26aの存在によってストッパ25内が隔絶されることが回避され、リーフバルブ10の戻り時間に影響を与えないようになっている。このように、通孔26aは、ストッパ25内がリーフバルブ10によって完全に密閉されることを回避するために設けられるものであるので、ストッパ25のどこに設けてもよく、たとえば、筒体27の下端に溝を設けて、この溝を通孔とするようにしてもよい。このように筒体27の下端に設けた溝を通孔とすることにすれば、筒体27とリーフバルブ10とが張り付く事態をも回避でき、リーフバルブ10の戻りの応答性の悪化を確実に防ぐことができる。
すなわち、上述してきたところからすれば、この一実施の形態におけるバルブ構造にあっては、リーフバルブ10のピストン1に対しての進退が従来バルブ構造よりスムーズとなるので、リーフバルブ10がピストン1に当接する位置までの戻りに遅れが生じることが無い。
したがって、リーフバルブ10がピストン1に当接する位置までの戻りに遅れが生じることが無いので、ピストン1にリーフバルブ10が当接してポート2を閉塞するまでの時間が短縮されることになり、緩衝器の減衰力発生の応答性を向上することができる。
そして、特に、ピストン1の移動方向が反転する局面、すなわち、この実施の形態の場合、緩衝器が伸長行程から圧縮行程に切換わる局面において、リーフバルブ10は応答性よく速やかにポート2を閉塞することが可能となるので、作動油が上室41から下室42へポート2を介して自由に通過してしまう時間を短縮することができ、緩衝器に圧縮行程初期から充分な減衰力を発生させることができるのである。
また、介装部材20の鍔部22でバネ部材15の附勢力を受けているので、リーフバルブ10がピストン1から後退してからピストン1に当接する位置まで戻るときに、介装部材20とリーフバルブ10が一体的に移動することになり、筒部21の外周を各環状板11の内周でかじってしまうことも無く、コンタミネーションの恐れも無く、さらに、各環状板11が筒部21から脱落してしまうことも無い。
そして、介装部材20がリーフバルブ10とロッド5との間に介装されており、その筒部21がガイド筒6の外周もしくはガイド筒6を省略する場合はロッド5に摺接していることから、リーフバルブ10の内周がガイド筒6あるいはロッド5の外周をかじって磨耗してしまう恐れも無く、コンタミネーションの恐れも無い。
また、介装部材20の筒部21の上下端内周にテーパ面23や彎曲面24を形成する場合には、より一層リーフバルブ10の移動をスムーズにすることが可能となり、リーフバルブ10の戻り時間をより一層短縮でき、緩衝器の減衰力発生の応答性をより一層向上することができる。
以上でバルブ構造の一実施の形態についての説明を終えるが、本発明のバルブ構造が緩衝器のピストン部の圧側減衰バルブに具現化することも、また、ベースバルブ部に具現化することも可能であり、およそ減衰力を発生する減衰力発生要素として機能する減衰バルブに適用することが可能なことは勿論である。
なお、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部における縦断面図である。 一実施の形態の変形例における介装部材の縦断面図である。 一実施の形態の他の変形例における介装部材の縦断面図である。 従来のバルブ構造の縦断面図である。
符号の説明
1 バルブボディたるピストン
1a 挿通孔
2 ポート
3 窓
4 弁座
5 ロッド
6 ガイド筒
10 リーフバルブ
11 環状板
15 附勢手段たるバネ部材
20 介装部材
21 筒部
22 鍔部
23 テーパ面
24 彎曲面
25 ストッパ
26 プレート
26a 通孔
27 筒体
30 ピストンナット
40 シリンダ
41 上室
42 下室

Claims (4)

  1. ポートが形成されるバルブボディと、バルブボディの軸心部から突出するロッドと、内周側に上記ロッドが挿通されるととともに上記バルブボディに積層されポートを閉塞する環状のリーフバルブと、ポートを閉塞する方向に該リーフバルブを附勢する附勢手段とを備えたバルブ構造において、リーフバルブの内周とロッドの外周との間に介装されリーフバルブとともにロッドに対して軸方向に移動可能な介装部材を設けたバルブ構造。
  2. 介装部材は、リーフバルブの内周とロッドの外周との間に介装される筒部と、該筒部の一端外周から延設され附勢手段の附勢力を受ける鍔部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ構造。
  3. リーフバルブが附勢手段の附勢力に抗してバルブボディから後退する後退量を規制するストッパを備えた請求項1または2に記載のバルブ構造。
  4. ストッパは、ロッドの先端に固定されるプレートと、プレートの外周からリーフバルブ側に向けて垂下される筒体と、プレートおよび筒体のいずれか一方または両方に設けた通孔とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバルブ構造。
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