JP2008514877A - 内部フランク係合を備えた逆歯チェーンシステム - Google Patents

内部フランク係合を備えた逆歯チェーンシステム Download PDF

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Abstract

各々が先行する列および次の列に旋回式に接続された複数の列(230a、230b、230c、…)を含む逆歯チェーン(210)が開示される。各列は、互いに整列配置され且つ先行する列および次の列の内部リンクと交互にされた複数の内部リンクを含む。各列は、ピッチ距離(P)で互いから間隔をおいた旋回軸(c)を中心にして、先行する列および次の列に対して旋回する。内部リンク(230)の各々は、前トウ(238)および後トウ(238)を含む。各前トウおよび後トウは、先端(237)で相互接続された内部フランク(235)および外部フランク(236)を含み、前トウおよび後トウの内部フランクはクロッチ(234)によって結合される。各チェーン列の前トウは、先行するチェーン列の後トウに重なり合い、そのため、列および先行する列が直線に位置決めされるときには、上記チェーン列の前トウの内部フランク(235)は、最大量λMAXだけ、先行するチェーン列の後トウの外部フランク(236)に対して外向きに突出し、ただし、0.010×P≦λMAX≦0.020×Pであるか、または、好ましくは、0.015×P≦λMAX≦0.020×Pである。逆歯チェーン(210)は、スプロケット(250)に噛み合い、最大弦上昇距離(CR)を有するシステムを画成し、上記スプロケットに対して上流にある逆歯チェーンの上記弦運動は、上記最大弦上昇距離(CR)の40%未満である。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本願は、2004年11月30日に出願された米国特許仮出願第60/631,748号の出願日から優先権およびその利益を主張し、また、2004年9月24日に出願された米国特許仮出願第60/612,961号の出願日から優先権およびその利益を主張する。これらの出願、すなわち、2004年11月30日に出願された米国特許仮出願第60/631,748号および2004年9月24日に出願された米国特許仮出願第60/612,961号は、明白に、ここに参照して本願に組み込まれる。
逆歯チェーンは、自動車用途でシャフトの間に動力および運動を伝達するために長く使用されてきており、従来、交互内部リンクまたはリンクプレートのランクまたは列を備えたエンドレスチェーンとして構成され、各々が一対のトウを有し、且つ、各々が、リンク列にわたって整列配置される2つの開口部を有して旋回ピン(たとえば、真っ直ぐなピン、ロッカージョイント等)を受け取り、列を旋回式に結合し、且つ、駆動および被動スプロケットに噛み合う開始時にリンクプレートトウの内部フランク(「内部フランク係合」)または外部フランク(「外部フランク係合」)のいずれかで、スプロケット歯に駆動的に係合するときに、チェーンの連結を提供する。双方の噛み合いスタイルが自動車のタイミング駆動に使用されてきたが、これらの駆動用には、内部フランク係合がより一般的に使用される。ガイドリンクプレートは、チェーンをスプロケット上に側方向に位置決めするために、内部リンクプレートの交互の列の対向する側部に位置する。
噛み合いの開始時のチェーン−スプロケット衝撃は、チェーン駆動システムに関連した主要ノイズ源であり、これは、チェーンリンクがスパンを離れ係合時にスプロケット歯に衝突するときに発生する。噛み合い現象の複雑な動的ふるまいは、業界ではよく知られており、チェーン−スプロケット噛み合い衝撃の大きさは、様々な要因によって影響を受け、そのうち、多角効果(「弦作用」または「弦上昇」と称される)は、チェーンが接線に沿ってスプロケットに近づくときにスプロケットから上流に位置する「自由な」または支持されていないチェーンスパンに横振動を誘発することが知られている。この弦作用は、チェーンが噛み合い中にピンと張ったスパンからスプロケットに入るときに発生し、これは、チェーン移動に対して垂直な方向に、しかし、チェーンおよびスプロケットと同一の平面に、チェーン運動を誘発する。弦作用および結果として生じる固有の望ましくない振動チェーン運動が、チェーン−スプロケット噛み合い衝撃の厳しさを増し、関連チェーン係合ノイズレベルをさらに助長することが知られている。
図1(A)および(B)は、スプロケットの弦上昇を例示し、弦上昇CRは、従来、角度α/2だけ動くときのチェーンピン中心C(すなわち、ピン、ロッカージョイント等の関節運動の軸)の変位として定義され、ただし、
CR=rp−rc=rp[1−cos(180°/N)]
であり、ただし、rcは、弦半径であるかまたはスプロケット中心から長さPのスプロケットピッチ弦までの距離であり、rpは、スプロケットの理論的ピッチ半径、すなわち、ピッチ直径PDの1/2であり、Nは、スプロケット歯の数であり、αは、スプロケット歯角度または360°/Nに等しい。図1(A)は、第1の位置でチェーンピン中心Cを示し、ちょうどスプロケットと噛み合ったところであり、その中心は、噛み合うためにチェーンがスプロケットに近づくのに沿う接線TLとスプロケットピッチ直径PDとの双方に同時に整列配置される。図1(B)は、スプロケットが角度α/2を通って回転した後の同一のピン中心Cの場所を例示し、ピン中心Cは、スプロケットラップのまわりを移動し続けるために、横方向に変位しなければならないことが理解でき、ピン中心のこの横方向変位は、結果として、上流チェーンスパンおよびその接線TLの対応する変位になる。弦上昇を通って動くときのチェーンピン中心Cのこの繰り返される横方向変位は、スプロケットから上流に位置する、近づいてくる支持されていないチェーンスパンに望ましくない振動を誘発するように作用し、それは、噛み合いノイズを増大する。
チェーンの望ましくない弦作用を排除する1つの試みは、Horieらに付与された米国特許第6,533,691号に記載されている。Horieらは逆歯チェーンを開示し、各リンクプレートの内部フランクは、内部フランクがスプロケットとの初期接触から完全噛み合い(弦)位置へ動くのを滑らかにするように意図された複合半径プロファイルで画成される。Horieらによって開示されたチェーンはまた、チェーンのスラックストランドの振動を排除するために、システムのスラック側に張力をかけるために、接線より上に距離「h」(Horieらの図7参照)だけチェーンを意図的に上げることも意図される。
チェーンの上昇距離もまた、Koteraによる米国特許出願公開第2004/0110591号に開示されたシステムで、意図的に増大される。隣接するリンクプレートのそれぞれの外部フランクに対するチェーンの内部フランクの隆起は、チェーンピッチPの関数として画成される。特に、関連外部フランクに対する内部フランクの最大突出δmaxは、0.021×P≦δmax≦0.063×Pの範囲に入ると言われ、もっとも好ましくは、チェーンを接線より上に上げることによってチェーンの横振動を抑制するために、0.035×P≦δmax≦0.063×Pの範囲である。例として、Koteraの出願によると、7.7ミリメートル(mm)チェーンピッチP用の関連外部フランクに対する内部フランクの最大突出δmaxは、0.162mm≦δmax≦0.485mmの範囲である。
弦作用から生じる振動を最小限にするためのこれらの従来のアプローチは、チェーン/スプロケット噛み合い動力を最適化せず、実際、有害であることもあると思われる。チェーンの上昇を意図的に導入することによってチェーンおよびスプロケットの弦作用を補償すると、チェーンは、それにもかかわらず、真っ直ぐな線経路から強制排除される。したがって、噛み合いプロセス中に支持されていないチェーンスパンにおける横振動を最小限にするためにスパンに最小の垂直チェーン運動を与える内部フランク係合を備えた逆歯チェーンおよびスプロケットシステムを提供することが望ましいとみなされている。
本発明の第1の態様によると、チェーンスプロケット駆動システムは、複数の歯を備えたスプロケットを含み、各歯は、係合フランクおよび係合解除フランクを備える。システムは、スプロケットと噛み合った逆歯チェーンをさらに含む。スプロケットおよびチェーンは、最大弦上昇距離CRを画成し、逆歯チェーンは内部リンクの複数の列を含み、それらは各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動する。列の各々は、前内部トウフランクおよび後外部トウフランクを含み、上記逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前内部トウフランクは、最大突出量λMAXだけ、先行する列の後外部トウフランクに対して外向きに突出し、そのため、各スプロケット歯の係合フランクは、上記チェーンの列の前内部フランク上でのみ上記逆歯チェーンに初期噛み合い接触し、スプロケットと完全に噛み合っているチェーンの各列用に、その後外部フランクはスプロケット歯の係合フランクと接触し、その前内部フランクは先行するスプロケット歯の係合フランクから分離し、且つ、スプロケットから上流に位置するチェーンのストランドは、最大弦上昇距離CRの40%を超えない弦運動を呈する。
本展開の別の態様によると、チェーンスプロケット駆動システム用の逆歯チェーンは、エンドレス式に互いに相互接続された内部リンクの複数の列を含み、各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動する。列の各々は、前内部トウフランクおよび後外部トウフランクを含み、逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前内部トウフランクは、最大突出量λMAXだけ、先行する列の後外部トウフランクに対して外向きに突出し、そのため、関連スプロケット歯の係合フランクは、チェーンの列の前内部フランク上でのみ逆歯チェーンに初期噛み合い接触する。最大内部フランク突出量λMAXは、関係:0.010×P≦λMAX≦0.020×Pを満足させる。
本発明の別の態様によると、逆歯チェーンをスプロケットに噛み合わせる方法は、複数の歯を含むスプロケットを回転するステップを含み、各歯は係合フランクおよび係合解除フランクを備える。方法はまた、逆歯チェーンをスプロケットに噛み合わせるステップも含む。スプロケットおよびチェーンは、最大弦上昇距離CRを画成し、逆歯チェーンは内部リンクの複数の列を含み、それらは各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動する。列の各々は、前内部トウフランクおよび後外部トウフランクを含む。逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前内部トウフランクは、最大突出量λMAXだけ、先行する列の後外部トウフランクに対して外向きに突出する。最大内部フランク突出量λMAXは、関係:0.015×P≦λMAX≦0.020×Pを満足させる。方法は、チェーンの第1の列の前内部フランク上でのみ第1のスプロケット歯の係合フランクと逆歯チェーンとの間に初期噛み合い接触を行うステップと、スプロケットを回転し続けるステップであって、そのため、第1の列に先行するチェーンの列がスプロケットと完全に噛み合い、その後外部フランクは第1のスプロケット歯と接触し、且つ、そのため、第1の列の前内部フランクは第1のスプロケット歯から分離するステップと、をさらに含む。
本発明の別の態様によると、逆歯チェーンは、各々が先行する列および次の列に旋回式に接続された複数の列を含む。各列は、互いに整列配置され且つ先行する列および次の列の内部リンクと交互にされた複数の内部リンクを含む。各列は、ピッチ距離で互いから間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および次の列に対して旋回する。内部リンクの各々は、前トウおよび後トウを含む。各前トウおよび後トウは、先端で相互接続された内部フランクおよび外部フランクを含み、前トウおよび後トウの内部フランクはクロッチによって結合される。各チェーン列の前トウは、先行するチェーン列の後トウに重なり合い、そのため、列および先行する列が直線に位置決めされるときには、上記チェーン列の前トウの内部フランクは、最大量λMAXだけ、上記先行するチェーン列の後トウの外部フランクに対して外向きに突出し、ただし、0.010×P≦λMAX≦0.020×Pである。
本展開の別の態様によると、逆歯チェーンは、エンドレス式に互いに旋回式に接続された複数の列を含み、列が互いに対して関節運動する旋回軸の間にチェーンピッチPを画成する。各列は、複数のリンクプレートを含み、各リンクプレートは、前トウおよび後トウを備える。各トウは、先端で接続された内部フランクおよび外部フランクによって画成され、前トウおよび後トウの内部フランクは互いに向けて配向されクロッチによって接続される。各列のリンクは先行する列のリンクおよび後続する列のリンクと交互にされ、各列の前トウは、先行する列の後トウに重なり合い、チェーンが真っ直ぐ引かれるときには、前トウの内部フランクは、最大量λMAXだけ、重なり合った後トウの外部フランクから外向きに突出するようにし、ただし、0.010×P≦λMAX≦0.020×Pである。
本発明は、様々な構成要素および構成要素の配列、および、様々なステップおよびステップの配列を備え、その好適な実施形態は、添付の図面を参照してここに開示される。
本発明の第一態様にしたがって形成された逆歯チェーン210が、図2Aおよび2Bに示される。図2Bは、チェーン210の平面図であり、エンドレス式に接続された交互内部リンク230の列230a、230b、230c等を有する標準チェーンレーシングを示し、連続した列は開口部232に設置された旋回ピン240によって旋回式に相互接続される。ピン240は、旋回軸Cを定め、それを中心にして、相互接続されたリンク列230a、230b、230cが互いに接続する。丸ピン240の場合には、旋回軸Cはピン240の中心である。旋回軸Cは、チェーンピッチ距離Pで互いに均等に間隔をおく。ガイドリンクプレート220は、図2Aでは、背後の内部リンク230を表示するために示されていないが、図2Bおよび図3ではいくつかが示されている。内部リンク230は、必要に応じて列にわたって積み重ねられたリンク等の他のレーシング構成で組み立てることができる。本願で使用される「ピン」240という用語が、丸ピン、スプリットピン、ロッカージョイント、および/または、チェーン210のリンクプレート230を旋回式に相互接続する他の任意の構造物(単/複)を包含することが、当業者には理解される。
チェーン210は、スプロケットとの噛み合いの開始時の内部フランク係合用に構成される。図2Aに示されるように、内部リンクプレート230は先端237によって相互接続される内部フランク235および外部フランク236により定められる歯またはトウ238を有する。先端237は、半径および/または他の凸状に湾曲した表面によって画成される。外部フランク236は側面が真っ直ぐであり、内部フランク235は凸状に弓形の形態を有し、クロッチ234によって互いに結合される。特に、各リンク230のトウ238の内部フランク235は、径Rによって画成され、径Rは、好ましくは、関連トウ238の先端237内及びこれに対向する端のクロッチ234内に融合する。
図3は、本発明にしたがって形成された内部フランク噛合を呈するように画成された逆歯チェーン駆動システム200を例示する。システム200は、スプロケットが時計回りに回転するときに駆動スプロケット250および少なくとも1つの他のスプロケット(図示せず)と噛合接触する逆歯チェーン210から構成される。スプロケット250は複数の歯260を含み、各々が係合フランク262および係合解除フランク264を有し、例示された例では、歯は、その歯中心TCを中心にして対称的であり、すべて実質的に同一である。例示された歯フランク262は、複雑な形態を有するが、代替的に半径アーク形状を備えることができ、且つ/または、側面が真っ直ぐなプロファイル(平ら)を備えるかまたはそれによって画成されることができる。本発明の理解を容易にするために、図3では、チェーン210のガイドリンクプレート220の大半は切り取られているか完全に除去されており、下にある内部リンクプレート230を表示していることに注意すべきである。例示された例では、矢印11によって示されるように、スプロケット250は時計回りに回転する。
続けて図3を参照すると、チェーン210は(チェーンピン240の中心Cで)、ピンと張ったストランドで接線TLに沿ってスプロケット250に近づき、チェーンリンクプレート230が係合フランク歯面262に衝突するときに噛み合いが発生する。チェーン210がスプロケットのラップ内に動きスプロケット250と完全に噛み合うときには、ピン240の中心Cは、ピッチ直径PDと称される円形経路に沿って移動しそれを定める。
図3に示され、図4によりはっきりと示されるように、チェーン210のリンクプレート列230aおよび230bが、歯260bの係合フランク262と同時噛み合い接触する時点が示される。リンクプレート列230bの、チェーン運動方向における前トウ238(破線で示す)は、スプロケット歯260bと内部フランク噛み合い接触IFを行い、リンクプレート列230aは、チェーン運動方向における後トウ238(実線で示す)が、この同時接触を行うために時間T0で同一スプロケット歯260bとの外部フランク噛み合い接触OF内に動いた位置へ、ちょうど回転している。リンクプレート列230cは、スプロケットがその中心X(回転の軸)を中心にして時計回りに回転するときに、スプロケット歯260cに噛み合う次の列である。
図2Aに示されるように、(真っ直ぐな線に配列された少なくとも3本のピン中心Cによって)チェーンまたはそのセグメントが、真っ直ぐに引かれるとき(使用中に上流スパンからスプロケット250との係合に動くときの通常の向き)には、前内部フランク235は、先行するリンク列の隣接する後外部フランク236より、内部フランク突出距離λ(ラムダ)だけ外向きに突出する。しかし、内部フランク係合用に設計され作られた従来の逆歯チェーンとはまったく対照的に、内部フランク突出λの大きさは、スプロケット250に係合するときにチェーン210の多角効果を最小限にするように意図的に最小限にされ、それにより、スプロケットから上流に位置する支持されていないチェーンスパンの振動を最小限にするように作用する。他方、内部フランク突出λは、ゼロより大きく画成され、ここに説明されるように、内部フランク噛み合いの利点を提供する。より詳細には、内部フランク突出λは、0.010×P≦λMAX≦0.020×Pを満足させるように画成され、もっとも好ましくは、0.015×P≦λMAX≦0.020×Pの範囲である。ここで、Pはチェーンピッチであり、λMAXは、最大内部フランク突出である。噛み合い弦作用は、ずれλが最小限にされるときに、有利に減少される。λの最小値は、関連構成要素製造許容値によって決定され、チェーンが真っ直ぐに伸ばされるときには、列230aの内部フランク235は必ず、先行する列230bの外部フランク236に対して外向きに突出するようにする。
列のリンクプレート230とスプロケット250の歯260との間の初期接触時に、チェーンリンク230の各列230a、230b、230c等用に、チェーン列の前内部フランク235のみがスプロケット歯260の係合フランク262に接触する。この初期段階で、先行する列の外部フランク236は歯260に接触せず、それから間隔をおかれる。この係合設計は、ここでは「内部フランク係合」と称され、チェーン駆動に関連するノイズおよび振動を最小限にするために望ましいとみなされる。リンクプレート列230a、230b、230cが、ラップ内に動くため、チェーンの連続運動が、列の前内部フランク235を係合フランク262から分離させ、先行するリンク列の後外部フランク236を係合フランク262と接触するように動かす。
本発明にしたがって画成されたチェーンたとえばチェーン210の内部フランク係合および他の利点は、図4〜7を参照して、当業者には明らかである。再度図4を参照すると、チェーンリンク列230cは、スプロケット250の歯260cとまだ初期接触していないが、上述のように、スプロケットは、チェーン210のリンク列230bが場所IFでスプロケット歯260bの係合フランク262に接触する前内部フランク235を有する位置へ回転しており、リンクプレート列230aは、その後外部フランク236が場所OFで同一のスプロケット歯260bの係合フランク262と同時噛み合い接触する点へ連続運動しており、すなわち、チェーン210は、内部フランク接触(リンク列230b)から外部フランク接触(リンク列230a)へ移行しているのが示される。リンク列230bの内部フランク接触からリンク列230aの外部フランク−歯接触へのこの移行は、噛合衝撃ノイズレベルに有意な程度に寄与するとは思われないが、それは、スプロケット歯260bの係合フランク262とのチェーンリンクの初期噛み合いおよび駆動係合が、噛み合いの開始時に内部フランク235で発生するからであり、逆歯チェーン駆動の主要ノイズ源であると思われるのは、この初期チェーンスプロケット噛み合い衝撃である。リンク列プレート230bの内部フランク235が、スプロケット回転の次のインクリメントで、スプロケット歯260bの係合フランク262との噛み合い接触から分離し始めることに注意することが重要である。ラップの各列の前内部フランク235が先行する歯の係合フランク262との接触から外れて動いているため、リンク列230aに先行するリンク列、すなわちラップのリンク列230が、スプロケット250に完全に噛み合い、これらのリンク列が、スプロケット歯260の係合フランク262を後外部フランク236のみと接触させることにも注意すべきである。図示のように、ラップの各リンク列230の前外部フランク236は、スプロケット歯260の係合解除フランク264にしっかり接触しないが、本発明の全体的な範囲および意図から逸脱せずに、接触可能であり、すなわち、ラップのリンク列230は、任意に、後外部フランク236が係合する歯から2本前方に位置するスプロケット歯260の係合解除フランク264にしっかり接触した前外部フランク236を有することができる。時間T0で、リンク列230b用のピン240の中心C1、C2は、図示のように、且つ、図7Aを参照して下記に完全に詳細に説明されるように、位置する。
図5に例示されるように、スプロケット250は、時計回りに回転しており、チェーンのリンク列230cは、時間T1で歯260cとの噛合接触の開始時に、上述の内部フランク突出λのため、リンク列230cの前内部フランク235上でスプロケットと初期接触している。リンク列230cの内部フランク235が場所ICでスプロケット歯260cと初期接触するときに、時間T0で噛み合い接触した列230aの後外部フランク236は、このリンク列がスプロケットラップを出てスラックストランド内に入るまで、歯260bの係合フランク262と実質的にしっかりと接触したままである。時間T1で、リンク列230b用のピン240の中心C1、C2は、図示のように、且つ、図7Aを参照して下記に完全に詳細に説明されるように、位置する。
図6では、スプロケット250が、時間T2で示され、そこで、この噛み合いシーケンスを例示するために時計回りにさらに回転している。内部フランク突出λが上述のように最小限にされるため、チェーン210の弦運動は、スプロケットとの初期接触時にチェーンストランド内に極端な上昇を意図的に導入する先行技術のチェーンとは異なり、初期接触から完全噛み合い位置へ動くときに、対応して最小限にされる。時間T2で、リンク列230c用のピン240の中心C2、C3は、図示のように、且つ、図7Aを参照して完全に詳細に説明されるように、位置する。
チェーン210とスプロケット250との間の内部フランク235噛み合い接触は、チェーン210の各列230a、230b、230c等用に内部フランク表面235の半径Rで開始し終了することを強調されるべきである。また、注記されたように、列の内部フランク235から先行する列の外部フランク236への噛み合い接触移行は、有利なことに、図4および5に示されるように、次の噛み合いリンク用の初期噛み合い接触の前に、発生する。
図7Aは、図1(A)および(B)に関連して上記に画成されたように、歯角度αおよびスプロケット弦ピッチPを画成するスプロケット250を部分的に例示する。図示のように、弦上昇CRは、スプロケット弦ピッチを表す線Pと接線TLとの間にこのように画成され、接線に沿ってピン240が理想的には係合のためにスプロケットに近づく(スプロケット弦ピッチPは理論的にはチェーンピッチPと同一であるが、実際には、製作交差のため、チェーンピッチはPを超え、スプロケット弦ピッチはPよりも少ない)。内部フランク噛み合いを使用する従来の逆歯チェーンでは、弦作用と組み合わされたチェーンの内部フランクの隆起は、結果として、過剰な内部フランク突出のため、弦上昇距離CRに近いか等しい横方向振動チェーン運動を有する噛み合いチェーンスパンになる。しかし、本発明によると、内部フランク突出λは上述のように最小限にされ、接線TLのまわりのチェーン210の噛合スパンにおいて横方向弦運動または「弦作用」CAを効果的に制限し、そのため、チェーンの横方向運動は、弦上昇CR距離の30%〜40%の範囲に限定される。
上述の噛み合い運動は、さらに図7Aに概略的に示され、図4〜6に関連して説明されているが、これは、同一の時間指標T0、T1、T2を含み、これらはそれぞれ、図4〜6に示されたチェーン/スプロケット位置に対応する。より詳細には、チェーン210のリンク列230b、230c用のピン中心C1、C2、C3は、それぞれ、図4〜6の時間T0、T1、T2に対応する時間T0、T1、T2で示される。時間指標T0、T1、T2の各セット用に、中心の間の距離は、チェーンピッチPに等しい。時間T0で、ピン中心C1はピッチ直径P上に位置し、接線TLよりわずかに下にあり、接線は水平であるとみなされるため、ピン中心C2は接線TLより下でC1と同一距離である。時間T1で、ピン中心C1、C2は、接線TLよりわずかに下に示される。時間T2で、ピン中心C2は、ピッチ直径PDに近づいており、両ピン中心C2、C3は、噛み合い形状のため、接線TLよりわずかに上にある。
図7Bは、先行技術のチェーンに比較して、本発明にしたがって画成されたチェーン210の噛み合い弦運動を例示する。本発明にしたがって画成されたチェーンに関連した実線の結果は、内部フランク突出λ=0.016*Pで、望ましくない弦運動がもっとも少ない量でありノイズおよび振動を減少するようにもっとも好適であるように、ピン中心が接線にもっとも近くに移動するのを見ることができる。図7Cは、棒グラフの形態で、図7Bに示されたデータを示す。本発明にしたがって画成されたチェーン210用に、ピン中心C1、C2、C3の垂直運動または弦作用CAは、内部フランク係合を備えた従来の逆歯チェーン駆動システムとは異なり、弦上昇距離CRよりも大幅に少ないことを当業者は認識する。
代替の実施形態において、スプロケット250は、標準歯プロファイルおよびフランク解除歯プロファイルの組み合わせを有するスプロケット、たとえば、同時係属の同一出願人による2005年8月24日に出願された米国特許出願第11/210,599号に開示されたスプロケット等に取って代わられ、米国特許出願第11/210,599号の開示は、ここに参照して本願に組み込まれる。
本発明は、好適な実施形態を参照して説明してきた。当業者には修正例が浮かぶが、本発明は、すべてのそのような修正例を包含するとして解釈されることが意図される。
スプロケットとの噛み合い係合時に角度α/2を通って動くときの、スプロケット用の弦上昇およびチェーンピンの関連変位を例示する図である。 本発明による好適な内部フランク突出を示す内部リンクプレートの第1および第2の列を例示する拡大図である。 図1(A)の内部リンクプレートを組み込むチェーンセグメントの平面図である。 本発明にしたがって形成された内部フランク噛み合いを備えた逆歯チェーンシステムの部分正立面図である。 スプロケットとの係合の連続段階にあるチェーンを備えた図3のチェーン駆動システムの拡大図である(図4は、図3に示されたスプロケット位置に対応する)。 スプロケットとの係合の連続段階にあるチェーンを備えた図3のチェーン駆動システムの拡大図である。 スプロケットとの係合の連続段階にあるチェーンを備えた図3のチェーン駆動システムの拡大図である。 本発明にしたがって形成され図3に示された逆歯チェーンシステム用のチェーン噛み合い形状の概略図である。 本発明にしたがって形成されたチェーン駆動システムに比較した様々な内部リンク構成の噛み合い多角作用のグラフ表示である。 本発明にしたがって形成されたチェーン駆動システムに比較した様々な内部リンク構成の噛み合い多角作用のグラフ表示である。

Claims (17)

  1. チェーンスプロケット駆動システムであって、
    複数の歯を備えたスプロケットであって、各歯は、係合フランクおよび係合解除フランクを備えるスプロケットと、
    前記スプロケットと噛み合った逆歯チェーンであって、前記スプロケットおよびチェーンは、最大弦上昇距離CRを画成し、前記逆歯チェーンは内部リンクの複数の列を含み、それらは各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動し、前記列の各々は、前内部フランクおよび後外部フランクを備え、前記逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前記前内部フランクは、最大突出量λMAXだけ、前記先行する列の後外部フランクに対して外向きに突出し、そのため、
    各スプロケット歯の前記係合フランクは、前記チェーンの列の前記前内部フランク上でのみ前記逆歯チェーンに初期噛み合い接触し、
    前記スプロケットと完全に噛み合っている前記チェーンの各列用に、前記後外部フランクはスプロケット歯の前記係合フランクと接触し、前記前内部フランクは先行するスプロケット歯の係合フランクから分離し、且つ、
    前記スプロケットから上流に位置する前記チェーンのストランドは、前記最大弦上昇距離CRの40%を超えない弦運動を呈する逆歯チェーンと、
    を備えるチェーンスプロケット駆動システム。
  2. 前記スプロケットから上流に位置する前記チェーンの前記ストランドは、前記最大弦上昇距離CRの30%を超えない弦運動を呈する請求項1記載のチェーンスプロケット駆動システム。
  3. 前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.010×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる請求項1記載のチェーンスプロケット駆動システム。
  4. 前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.015×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる請求項3記載のチェーンスプロケット駆動システム。
  5. 各列の前記前内部フランク用のスプロケット歯の前記係合フランクとの初期噛み合い接触は、前記先行する列の前記前内部フランクが先行するスプロケット歯の前記係合フランクから分離した後にのみ発生する請求項4記載のチェーンスプロケット駆動システム。
  6. 前記スプロケットの各列の前記前内部フランクは、弓形の曲率半径によって画成される請求項4記載のチェーンスプロケット駆動システム。
  7. チェーンスプロケット駆動システム用の逆歯チェーンであって、
    エンドレス式に互いに相互接続された内部リンクの複数の列であって、各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動する内部リンクの複数の列を備え、前記列の各々は、前内部フランクおよび後外部フランクを含み、前記逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前記前内部フランクは、最大突出量λMAXだけ、前記先行する列の後外部フランクに対して外向きに突出し、そのため、関連スプロケット歯の前記係合フランクは、前記チェーンの列の前記前内部フランク上でのみ前記逆歯チェーンに初期噛み合い接触し、前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.010×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる逆歯チェーン。
  8. 前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.015×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる請求項7記載の逆歯チェーン。
  9. 前記逆歯チェーンが関連スプロケットと噛み合うときに、先行する列は、スプロケット歯との内部フランク接触から外部フランク接触へ移行し、その後、前記先行する列に続く噛み合い列が次のスプロケット歯と初期噛み合い接触する請求項8記載の逆歯チェーン。
  10. 逆歯チェーンをスプロケットに噛み合わせる方法であって、
    スプロケットを回転するステップであって、前記スプロケットは複数の歯を備え、各歯は係合フランクおよび係合解除フランクを備えるステップと、
    逆歯チェーンをスプロケットに噛み合わせるステップであって、前記スプロケットおよびチェーンは、最大弦上昇距離CRを画成し、前記逆歯チェーンは内部リンクの複数の列を含み、それらは各々が、チェーンピッチPで間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および後続する列に対して関節運動し、前記列の各々は、前内部フランクおよび後外部フランクを備え、前記逆歯チェーンが真っ直ぐに引かれるときに、各列の前記前内部フランクは、最大突出量λMAXだけ、前記先行する列の後外部フランクに対して外向きに突出し、前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.015×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させるステップと、
    前記チェーンの第1の列の前記前内部フランク上でのみ第1のスプロケット歯の前記係合フランクと前記逆歯チェーンとの間に初期噛み合い接触を行うステップと、
    前記スプロケットを回転し続けるステップであって、そのため、前記第1の列に先行する前記チェーンの列が前記スプロケットと完全に噛み合い、その後外部フランクが前記第1のスプロケット歯と接触し、且つ、そのため、前記第1の列の前記前内部フランクは前記第1のスプロケット歯から分離するステップと、
    を備える方法。
  11. 前記第1の列の前記前内部フランクが前記第1のスプロケット歯から分離した後に、前記スプロケットを回転し続けるステップであって、そのため、前記第1の列に後続する前記チェーンの第2の列の前記前内部フランクが、前記第1のスプロケット歯に続く第2のスプロケット歯と初期噛み合い接触するステップ
    をさらに備える請求項10記載の方法。
  12. 前記スプロケットから上流の前記チェーンのスパンは、前記最大弦上昇距離CRの40%未満である弦運動を呈する請求項10記載の方法。
  13. 逆歯チェーンであって、
    各々が先行する列および次の列に旋回式に接続された複数の列であって、各列は、互いに整列配置され且つ先行する列および次の列の内部リンクと交互にされた複数の内部リンクを備え、各列は、ピッチ距離Pで互いから間隔をおいた旋回軸を中心にして、先行する列および次の列に対して旋回する複数の列を備え、
    前記内部リンクの各々は、前トウおよび後トウを備え、各前トウおよび後トウは、先端で相互接続された内部フランクおよび外部フランクを備え、前記前トウおよび前記後トウの前記内部フランクはクロッチによって結合され、
    各チェーン列の前記前トウは、先行するチェーン列の前記後トウに重なり合い、そのため、列および先行する列が直線に位置決めされるときには、前記チェーン列の前記前トウの前記内部フランクは、最大量λMAXだけ、前記先行するチェーン列の前記後トウの前記外部フランクに対して外向きに突出し、ただし、
    0.010×P≦λMAX≦0.020×Pである逆歯チェーン。
  14. 前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.015×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる請求項13記載の逆歯チェーン。
  15. 前記チェーンに噛み合うスプロケットをさらに備え、前記スプロケットおよびチェーンは一緒に、前記チェーンの前記旋回軸用の最大弦上昇距離CRを決定し、前記スプロケットから上流に位置する前記チェーンの一部にある前記チェーンの前記旋回軸は、前記スプロケットに噛み合うときに、前記チェーンの弦作用に応答する弦運動を呈し、前記上流チェーンスパンの前記弦運動は、前記最大弦上昇距離CRの40%未満である請求項14記載の逆歯チェーン。
  16. 逆歯チェーンであって、
    エンドレス式に互いに旋回式に接続された複数の列であって、前記列が互いに対して関節運動する旋回軸の間にチェーンピッチPを画成し、各列は、複数のリンクプレートを備え、各リンクプレートは、前トウおよび後トウを備え、各トウは、先端で接続された内部フランクおよび外部フランクによって画成され、前トウおよび前記後トウの前記内部フランクは互いに向けて配向されクロッチによって接続される複数の歯列を備え、
    各列の前記リンクは先行する列の前記リンクおよび後続する列の前記リンクと交互にされ、各列の前記前トウは、前記先行する列の前記後トウに重なり合い、そのため、前記チェーンが真っ直ぐ引かれるときには、前記前トウの前記内部フランクは、最大量λMAXだけ、前記重なり合った後トウの前記外部フランクから外向きに突出し、ただし、
    0.010×P≦λMAX≦0.020×Pである逆歯チェーン。
  17. 前記最大内部フランク突出量λMAXは、関係:
    0.015×P≦λMAX≦0.020×P
    を満足させる請求項16記載の逆歯チェーン。
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