JP2008504095A - 乳首 - Google Patents

Abstract

【課題】哺乳瓶用又はおしゃぶり用の乳首を提供する。
【解決手段】第１の実施形態によれば、哺乳瓶用又はおしゃぶり用のニップルは、ベース部、乳首部、乳輪部、及び乳首部が乳輪部に近づいたり離れたりするよう伸縮できる伸縮領域を備える。第２の実施形態によれば、哺乳瓶用又はおしゃぶり用のニップルは、乳首の内面にらせん流動構造を備え、乳首がつぶれた場合でも、乳首において特に回転又はねじれ伸長を可能とするらせん流動経路により、液体の連続流動が可能となる。
【選択図】図１

Description

本発明は乳首に関し、特に、哺乳瓶やおしゃぶり用の乳首又はニップルに関する。

さまざまな既知の乳首が、動作中の人間の乳房を模倣して設計されている。既知の乳首の１つが米国特許第６６４５２２８号明細書に記載されており、これは乳首部分とベース部分とを含んでいる。このベース部分は膨隆領域及び乳首部分が突出する乳輪領域を有する。膨隆領域は、次第に薄くなる壁部を有する上部を備え、この壁部は、バネ要素として作用し、乳児が乳首を吸ったときに乳輪と乳首部分とが膨隆領域に対して前後に動く。

このような構成では、さまざまな問題が生じる。乳輪領域及び乳首部分の膨隆領域に対する運動は、吸うときの人の胸の動きを厳密に模倣することはできない。さらに、次第に薄くなる壁領域に伸縮性が加わるため、伸縮の量と伸縮が起こる点が不確定かつ予測不可能である。

２つめの既知の乳首は、米国特許第６７４５９１２Ｂ２号（ピジョン）に記載されており、ニップルの内表面に一連の平行な環状溝が設けられている。これにより、ニップルの伸縮が可能となるが、一方の制限された方向での伸縮であり、またニップルがつぶれた場合には流れが閉塞するリスクがある。

加えて、バルブが付いた哺乳瓶を提供しようという試みが、特に乳首への吸気を可能とするために、続けられている。これにより、哺乳瓶内に蓄積される負圧の結果として生じる疝痛のリスクを低減することができると考えられている。各種の既知の構成は、さまざまなタイプのスリットバルブを含むが、これらは壊れやすく、また加工が難しい。ドイツ特許１９７１６５３５号に記載の別の取り組みでは、ベース部分にカラーによりねじ込まれる際に、瓶のリムに載置される内部環状弾性フランジを有する乳首が提供されている。飲料容器の内部が負圧となると、フランジが容器のリムから持ち上げられて空気がカラーを経由してフランジと容器のリムとの間を通過する。欧州特許出願第１５１８６２号に記載の類似の構成においては、乳首は下向きにもたれる円柱状のフランジをベース部分に有し、それは、カラーによってねじ込まれて変形された場合、容器のネックの内側上面をシールする。ここでも、容器内の負圧がフランジを容器のネックから持ち上げ、空気がカラーを経由してネックとフランジとの間を流れて容器に入り、圧力差が取り除かれる。このような構成は、使用間のバルブ調整において乳首を固定する際にユーザにより異なるレベルを生じる螺合圧力の補正量を当てにしなくてはならない。さらに、円周フランジの導入により材料費が増加する。

本発明は請求の範囲に定められる。第１の実施形態によれば、伸縮領域が乳輪部に提供され、乳首部及び／又は乳輪部が互いに近づいたり離れたりするように動くことが可能となるため、より自然な授乳活動が提供される。さらに、複数の伸縮チャネルを含むことにより、伸縮点が明確に確定される。第２の実施形態によれば、乳首の内表面にらせん流動構造が設けられることにより、乳首がつぶれても、乳首の伸長、とりわけ回転状又はねじり状の伸長が可能となり、らせん流動経路を介した連続的な液体の流動が可能となる。「乳首」及び「ニップル」の用語はいずれも、哺乳瓶用の乳首及びニップル並びに「バグレット（ｂａｇｌｅｔ）」とも呼ばれることがあるおしゃぶり用の乳首及びニップルを包含することが理解されよう。

以下に、図面を参照し、本発明の実施形態を例を用いて説明する。

まず図１を参照する。哺乳瓶で使用する乳首１０は、乳首部１２と、ベース部１４と、その間の乳輪部１６とを含む。フランジ１８は、ベース部から延び、任意の既知の適切な方法で哺乳瓶（不図示）に固定することができる。ベース部は、例えば一体成形されたダックビルバルブ（不図示）など、任意の適切なタイプの一方通行の空気流入口バルブを含んでいてもよい。乳首は乳首の中央を通る軸Ａを中心に円対称性である。

乳輪部１６は伸縮領域２０を含み、伸縮領域は、乳輪部の内表面に沿って延びる３つの溝又は伸縮チャネル２２を形成し、伸縮チャネル２２は、軸Ａを中心として互いに平行／同心的、ゆえに乳首部を取り囲む、円形の薄い領域を事実上形成する。伸縮領域２０は、略、ベース部１４と乳輪部１６とを分離する移行領域２４と、乳輪部１６と乳首部１２とを分離する移行領域２６との間に提供される。伸縮領域２０は、以下に、より詳細に説明するように、乳首の伸縮を可能とする。

乳首は任意の適切な方法、例えば圧縮成形や射出成形で形成することができ、シリコーン、ラテックス、又は熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）などの任意の適切な弾性材料から形成することができる。射出成形されたシリコーンは、乳首部に、特に望ましい程度の弾性を与える。乳首部１２は、好ましくは、断面方向が乳首の残りの部分よりも薄いか又は乳首全体に対して乳首部がより高い伸縮性を有するように、より伸縮性の高い材料で同時成形される。乳首は、皮膚のような質感等、その表面に成形又はパターニングされた質感を有することができる。

図２ａ及び図２ｂに示すように、動作中において、乳児は瓶に取り付けられた乳首から飲み、この乳児の舌５０は乳首部１２に接触し、乳児の歯又は歯茎５２は移行部２６に接触し、乳児の唇５４は、通常、伸縮領域２０で乳輪部１６に接触している。その結果、乳児が乳首を吸ったときに、乳首部と乳輪部は、それぞれの伸縮領域が伸縮チャネル２２に沿ってつぶれたり延びたりすることによって、互いに近づいたり離れたりするよう伸縮する。特に、図２ａからわかるように、ベース部１４の方向への乳首部１２の吸引が減少すると、弾性的な減少された吸引が緩み、一方、図２ｂに示すように、ベース部１４の反対方向へ乳首部１２を吸うと、乳首部と乳輪部とが互いに離れる方向に伸びて伸縮領域２０がつぶれる。

乳首部１２の前後の運動は、皮膚が動いて伸びるように乳首が動いて伸びることを効果的に可能にすることにより、乳児が乳を飲んだり吸ったりするときの人間の胸の自然な動きを非常に近く模倣したものである。溝又はチャネルは、さらに視覚的に乳輪エリアを規定し、乳首のエリアにおける口に含まれないエリアに配置される。伸縮部は、乳首部が前後に動いたり往復運動をしたりする際に、瓶の内部の液体に対してポンプの作用をする。

図３ａ及び図３ｂに、本発明の第１の実施形態にかかる乳首又はバグレット３１を採用したおしゃぶり３０を示す。乳首３１は、乳首部３２と、ベース部３４と、その間の乳輪部３６とを含む。乳首３１は、通常、中空であり、ベース部３４でリング又はハンドル３９を有するシールド３８に固定され、乳輪部３６は乳首３１における噛まれない部分を形成する。伸縮領域３７は噛まれない乳輪部３６に位置し、乳首３１の内表面に沿って乳輪部３６に延びる溝又はチャネルを有する。乳児が乳首３１を吸うと、伸縮領域３７の溝がそれぞれ、つぶれたり伸長したりして、乳首部３２が前後に伸縮する。上述のように、この前後の運動は、乳を飲むときの人間の胸の動きを模倣したものであるが、伸縮領域は噛まれないエリアにある。

図４を参照する。別の様態によれば、乳首アセンブリ１４０は乳児用飲料容器１１２に取り付けられている。乳首アセンブリ４０は、その上端に飲用開口部１１５を有するニップルを形成する乳首部１１４を備える乳首１１０と、飲料容器に取り付けられるベース部１１６と、その間の乳輪領域１１８とを含む。乳首１１０は、人間の胸を模倣した質感及び形状を有するように形成され、例えば、人間の胸のように、乳首部、乳輪領域、及びベース部で異なる皮膚等といった質感を有する。乳首には、人種の皮膚の色を含めて、実際に人間の皮膚を反映した色をつけてもよい。乳首の形状も人間の胸に似ており、ベース部１１６は胸のような形であって、広いドーム型に構成されている。乳輪部１１８はベース部１１６から乳首部１１４へと水平に対して所定の角度をなして隆起し、すなわち、乳首部１１４と平行な傾き成分を有し、乳児はより良好に口をすぼめることができるようになり、乳児は効果的に乳首の周囲で唇を閉じることができ、また、乳児の経験ができるだけ自然な授乳の経験に似たものとなるように人間の胸を模倣している。

乳首１１０はエラストマーからなり、ベース部１１６から乳首１１４にかけて壁部の厚みが減少し、より実際的な弾性特性を与える。乳輪部１１８は、さらに、断面が波状のプロファイルであって円周方向に延びる波状溝１２０を、乳輪部１１８の内表面に含む。ここで示す実施形態において、このような３つの溝は互いに隣接して形成されており、ベローズ作用、及び流れの方向に対して垂直な伸縮性を提供し、とりわけ、減少する壁の厚みとともにストレッチ性を高め、より自然な伸縮性及び乳児に対する感覚フィードバックを与える。更にこの乳首は、必要に応じ、外表面及び／又は内表面を、乳首の動作又は現実性を高めるような質感に形成されてもよい。

乳首部１１４は、容器１１２の口から略垂直に突出し、例えば長さ２０ｍｍ延び、ここにおいても授乳の際の人間の乳首の伸長を模倣する。この乳首部は、断面が略長方形であり、壁部の厚みが１．８ｍｍで直径が１３ｍｍである。例えば、３巻で、３ｍｍピッチの、溝深さが０．９ｍｍ（壁厚の半分）のピッチの狭いらせん溝２２が乳首部１１４の垂直円柱状の内表面の周囲に成形又は形成され、例えば乳児による噛み圧力によって乳首部がつぶれても、流動経路が形成される。加えて、このらせん溝は、乳首部が回転又はねじり圧縮、及び５〜６ｍｍの範囲で伸長できるようにし、流動方向に垂直な方向と平行な伸縮を可能とし、ここでも人間の胸をより近く模倣する。

開口部１１５は乳首部の先端に可変流動バルブを備え、ここで流れは適切な開口部又は２つ若しくは３つの十字スリット構造を有する乳首を選択することによって選定され、乳児が流動を制御できるようにする。例えば、図５ａ及び図５ｂを参照すると、乳首２００はスリットバルブ２０４を有する乳首部２０２を含む。図５ｂからわかるように、例えば噛み圧力などの圧力がスリットの長手方向に加えられた場合、圧縮及び変形圧力が加わることによりスリットバルブが開き、流体が流れることができるようになる。

乳首アセンブリ１４０は、エラストマーが乳首１１０を形成し、ポリプロピレンが乳首１１０と一体形成されるねじカラー１３０を形成するツーショット成形プロセスで形成される。その結果、弾力性があり安価で容易に製造される一体型アセンブリが提供される。

ねじカラー３０は、内側にねじが設けられた円柱１３２と、これを囲むと共に円柱部１３２の上端から延びる下向きのドーム型周辺部１３４とを含む。ドーム部１３４は、ベース部分の断面が厚い、水平な外向き環状フランジ１３５を含む。乳首１１０は、ねじカラー１３０を覆って成形され、ドーム部１３４は容器１１２のネック１２８の外面に対応する中央円形オリフィスで終端し、乳首におけるねじカラー１３０を覆って成形された部分は、この部分からわずかに内側に向かって延び、下向きにもたれる円柱状のフランジ１４１で終端する。

その結果、ねじカラーは構造強度とねじ込み強度を与え、乳首部１４０の弾性材料は密閉性を与える。特に、ねじカラーのねじ円柱部１３２は、容器１１２の外向きにねじが切られたネック１２８にねじ込まれ、ドーム部１３４の先端、すなわち最内端がネック１２８の外面と接する。乳首材料１１０はドーム部１３４の内端１３９から突出しているので、乳首アセンブリ１４０がねじ込まれると、突出部はネック１２８の先端のリムを密閉し、下向き円柱状フランジ１４１が容器のネック１２８の先端内面を密閉するエラストマー密閉リングとなる。乳首１１０は、略周縁部にあるエラストマー材料内を通る通気路１２６を含む。不連続フラップ又はリップバルブ部１２３が、フランジ１４１から通気路１２６の近傍にのみある周縁部分に下に突出する。

フランジ部の弾性力のために、乳児が乳首を吸って容器内の圧力が下がると、リップバルブ１２３は容器１１２のネック１２８から遠ざかる方向に収縮する。これは、乳首１１０の通気孔１２６の領域において、乳首を経由した容器の内部と大気との間の通気を可能とする。図６を参照すると、リップバルブ１２４を下面から見ることができる。ここに示す実施形態において、通路１２５は、実際にリップバルブを通り通気路１２６と連通していることがわかる。この場合、通路１２５への開口部は、密閉構成においては容器の内面を密閉し、通路を提供するためには開放する。また、スリットバルブ１２４は、上述のように、内表面の反対方向へ収縮し、通気路との連通を可能とするフラップからなってもよい。

乳首アセンブリ１４０は、乳首アセンブリが確実に正しく容器に締められるようにするための感覚的フィードバックを提供する正係合栓を有し、リップバルブが効果的に密閉できるようにする。図７ａ〜図７ｃを参照すると、例えば、図よりわかるように、容器４００は、ハンドル部４０２と、明確のために上述のねじカラー１３０からエラストマー乳首１０を取り除いたものに対応する乳首ねじカラー４０４とを受けることが明らかである。

ハンドル部４０２は、容器の突出部４０８ａ及び４０８ｂと共に機能する切欠部４０６を含み、ハンドル部を所定の位置に配置する。このハンドル部は容器上に配置され、所望の方向に配置され、容器４００に取り付けることのできる内ねじ部を含むカラー４０４が上述の位置にねじ込まれ、ハンドル部４０２を定位置に固定する。

図７ｂに示すように、カラー部４０４は、内面から内方向へ突出して突出部４０８ａ及び４０８ｂにより形成される容器４００のねじ込み部のストップ機構と係合し、乳首１１０が所望の位置に「カチッとはまる」ようにする内部つまみ４１０を含んでいる。結果として、使用のたびに一貫し且つ反復可能なバルブ作用が得られるような、リップバルブ１２４に制御された圧縮が得られる。特に、突出部４０８ａ及び４０８ｂは図７ｃに最もよく示される凹部４０８ｃにより分離される。カラー４０４がねじで定位置に締められると、つまみ４１０が凹部４０８ｃに向かって傾斜を有する突出部４０８ｂの上部を通過する。つまみ４１０は傾斜を上り終わると凹部４０８ｃに落ちて、突出部４０８ａの平面によって更なる運動が妨げられる。つまみ４１０は、さらに、カラー４０４が突出部４０８ｂの当接面との係合によりねじが緩むのを防ぐ。しかしながら、つまみ４１０及び突出部４０８ｂは、面取りした又は丸みを帯びた突き合わせ面を有しており、十分なねじ緩め圧力がかかるとつまみ４１０が突出部４０８ｂの面取りした面を乗り越えて傾斜を下りカラーを完全に緩めることが可能となる。

動作中において、容器は飲料用の液体で満たされており、乳首アセンブリ１４０は、正しくフィットされていることを意味する正係合が検出されるまで（例えば、「カチッ」が認識されるまで）ねじ込まれる。その後、乳児が容器から飲むとき、圧力差がリップバルブ１２４を容器１１２のネック１２８の内面と反対の方向に引っ張り、通気路１２６を介した通気を可能として、これにより疝痛の危険性が低減される。リップバルブを配することにより、スリットを配する必要がなくなり、自然で頑丈かつ弾力性のあるバルブアセンブリが備えられる。さらに、このバルブは成形作業の間に形成され、その形成に二次的な作業を必要としないため、工業上及び製造上の利益がある。更に、乳首の一点に単一の通気路が備えられるので、特に通気が容器のネック周囲ではなく乳首を通過する際の漏洩の危険性が低くなる。

乳首はどのような材料から形成されてもよく、また、例えば形成又は矯正乳首などの非対称な形状又は人間の胸を一層そっくりに模倣した形状など、適切ないずれの形状を有してもよいことは言うまでもない。異なる乳首構成がさまざまな年齢の乳児の成長に合わせて提供されてもよい。例えば、乳首部は、その乳首を使用する乳児の年齢が上がるにしたがって次第に長くなってもよく、及び／又は、例えば、新生児用のざらざらしたものからきめの細かいものを経て光沢のあるものまでの範囲で、質感をより目立たないくしてもよい。

第１の実施形態の乳首では、伸縮領域の伸縮チャネルは、例えば断面が正方形、半円形、三角形など、適切ないずれのプロファイルを有してもよく、乳首の内表面又は外表面にいくつでも適当な個数が配されてよい。薄くなった領域を提供する代わりに、伸縮チャネルは、乳首に成形される折りたたみ式もしくはベローズ構造、又はその他の適切なヒンジもしくは折りたたみ機構によって形成されてもよい。更に、第１又は第２の実施形態の特徴は、互いに置き換え可能もしくは併用可能であり、また、必要に応じて他のタイプの飲料容器カバーにおいて実施することもできる。例えば、リップバルブは、トレーナーカップの蓋、スポーツボトル、又はその他の使用中の容器内を部分的に真空にすることのできる容器の蓋においても実施することができる。

図面には第１の実施形態の乳首を備えるおしゃぶりを示しているが、本発明は第２の実施形態の乳首を備えるおしゃぶりも含むことは言うまでもない。この乳首とシールド／リング部品とを備えるおしゃぶりは、適切ないずれの材料から形成されてもよい。例えば、乳首はシリコーン、ラテックス又は熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）から形成されてもよく、シールド及びリングは必要に応じてポリプロピレンＰＰ、ポリカーボネートＰＣ、又は類似の材料の混合物などの熱可塑性材料から形成されてもよい。さらに、おしゃぶりは適切ないずれの成形方法によって製造されてもよい。

本発明にかかる乳首の断面側面図である。 第１の伸縮位置にある使用中の図１の乳首の側面図である。 第２の伸縮位置にある使用中の図１の乳首の側面図である。 本発明の乳首を取り入れたおしゃぶりの端面図である。 本発明の乳首を取り入れたおしゃぶりの側面図である。 本発明の別の様態にかかる乳首と容器の断面側面図である。 第１の閉じた形の乳首バルブを示す斜視図である。 第２の開いた形の乳首バルブを示す斜視図である。 乳首の裏面の平行斜視図であり、リップバルブを示す。 本発明にかかる飲料容器用の組立工程を示す分解斜視図である。 本発明にかかる組立て後の容器の第１の細部を示す斜視図である。 本発明にかかる組立て後の容器の第２の細部を示す斜視図である。

Claims (30)

1. ベース部と、乳首部と、その間に位置し且つ乳首部が延びる乳輪部と、備えるニップルであって、前記乳輪部が、前記乳首部と前記乳輪部とが互いに近づいたり離れたりする方向に動くことを可能にする伸縮領域を含むニップル。
2. 前記伸縮領域が、伸縮方向を規定する複数の伸縮チャネルを含む請求項１に記載のニップル。
3. 前記伸縮チャネルが、前記乳輪領域に形成される溝を備える請求項２に記載のニップル。
4. 前記溝が、前記乳首部を囲む請求項３に記載のニップル。
5. 前記溝が、互いに略平行である請求項３又は４に記載のニップル。
6. 第１の移行領域が前記ベース部と前記乳輪部との間に延び、第２の移行領域が前記乳輪部と前記乳首部との間に延び、前記伸縮領域が前記第１及び第２の移行領域の間に提供される、請求項１〜５のいずれか１項に記載のニップル。
7. 前記伸縮領域が、伸縮方向と略直交する面に配置される請求項１〜６のいずれか１項に記載のニップル。
8. 前記乳首部の材料が、伸縮方向に伸縮することが可能である請求項１〜７のいずれか１項に記載のニップル。
9. ベース部と、乳首部と、その間に位置し且つ乳首部が延びる乳輪部と、を備えるニップルであって、第１の移行領域が前記ベース部と前記乳輪部との間に延び、第２の移行領域が前記乳輪部と前記乳首部との間に延び、前記乳首は、前記乳首部と前記乳輪部とが互いに近づいたり離れたりする方向に動くことを可能にする伸縮領域を更に含み、前記伸縮領域が前記第１及び第２の移行領域の間に配置されているニップル。
10. ベース部と、乳首部と、その間に位置し且つ乳首部が延びる乳輪部と、前記乳首部が前記ベース部から近づいたり離れたりする方向に伸縮することを可能にする伸縮領域とを備えるニップルであって、前記伸縮領域は前記伸縮方向と略直交する面に延びるニップル。
11. 内表面に連続するらせん流動構造を有するニップル。
12. 前記らせん流動構造は、らせん溝を備える請求項１１に記載のニップル。
13. ベース部と乳首部とを備え、前記らせん流動構造が前記乳首部に配置される請求項１１又は１２のいずれか１項に記載のニップル。
14. 前記流動構造が溝であり、深さが壁厚の略半分である請求項１〜１３のいずれか１項に記載のニップル。
15. 前記らせん流動構造のピッチが約３ｍｍである請求項１〜１４のいずれか１項に記載のニップル。
16. 乳輪領域を含み、複数の波状の溝を前記乳輪領域の表面に有するニップル。
17. 前記波状の溝は前記乳輪領域の内表面に存在する、請求項１６に記載のニップル。
18. 請求項１〜１７のいずれか１項に記載のニップルを含む哺乳瓶。
19. 請求項１〜１８のいずれか１項に記載のニップルを含むおしゃぶり。
20. 容器流動オリフィス壁を密閉するよう構成されたフランジ部を備える飲料容器カバーであって、前記カバーは該カバーを通過する空気通気路を有し、前記フランジ部は、前記通気路に関連する変形部であって、かつ負圧によって前記流動オリフィス壁から離れるように変形して前記通気孔通路を通って空気が通気できるよう構成された変形部を含む、飲料容器カバー。
21. 前記変形部が、リップバルブを備える請求項２０に記載の飲料容器カバー。
22. 前記リップバルブが、フラップを備える請求項２１に記載の飲料容器カバー。
23. 前記リップバルブが、前記通気路に連通する管通路と、シールされた位置では前記オリフィス壁に対して閉じる管開口部と、を有する管を備える請求項２１に記載の飲料容器カバー。
24. 前記フランジ部が、前記流動オリフィス壁の内表面に係合するよう構成されている請求項２０〜２３のいずれか１項に記載の飲料容器カバー。
25. 授乳容器への正しい接続を示す正係合構造を更に備える請求項２０〜２４のいずれか１項に記載の飲料容器カバー。
26. 授乳ニップルを備える請求項２０〜２５のいずれか１項に記載の飲料容器カバー。
27. 外周と変形部とを有する周辺リムを備える飲料容器カバーであって、前記変形部が、容器流動オリフィス壁をシールして通気路を閉じるように構成され、かつ負圧によって前記流動オリフィス壁から離れるように変形し、前記通気孔通路を通って空気が通気できるよう構成されたバルブ部を形成するように前記リムの前記外周の部分から突出している、飲料容器カバー。
28. 請求項１〜１７のいずれか１項に記載のニップル又は請求項２０〜２６のいずれか１項に記載の飲料容器カバーの特徴を有する、請求項２７に記載の飲料容器カバー。
29. 請求項１〜１７のいずれか１項に記載のニップル又は請求項２０〜２８のいずれか１項に記載の飲料容器カバーのいずれかを備える容器。
30. 実質的に図面を参照して本明細書に説明されるニップル、哺乳瓶、飲料容器カバー、又はおしゃぶり。

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