JP3209271B2 - 哺乳びん用乳首 - Google Patents
哺乳びん用乳首Info
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、哺乳びん用の乳首
の形状および材質に関する。
の形状および材質に関する。
【0002】
【従来の技術】哺乳びんを用いてミルクを乳児に与える
場合は、母乳の授乳と以下の諸点で異なる。母乳は、乳
児が乳首をくわえ、歯茎で口腔内に固定し、舌で乳頭部
を上顎に押しつけてしごくことによって、出てくる乳を
しぼり出す。口腔内を陰圧にして乳を吸い出す動作を行
う。そして哺乳びんでも、乳首をくわえてミルクを吸い
出す動作をする。また、母乳の授乳に際しては、五感お
よび感情によって授乳者と乳児のふれあいがあるが、哺
乳びんによる授乳は五感および感情のふれあいが乏し
い。哺乳びんによる授乳に際しては、これらの点を考慮
して欠けるところを補う配慮が必要である。
場合は、母乳の授乳と以下の諸点で異なる。母乳は、乳
児が乳首をくわえ、歯茎で口腔内に固定し、舌で乳頭部
を上顎に押しつけてしごくことによって、出てくる乳を
しぼり出す。口腔内を陰圧にして乳を吸い出す動作を行
う。そして哺乳びんでも、乳首をくわえてミルクを吸い
出す動作をする。また、母乳の授乳に際しては、五感お
よび感情によって授乳者と乳児のふれあいがあるが、哺
乳びんによる授乳は五感および感情のふれあいが乏し
い。哺乳びんによる授乳に際しては、これらの点を考慮
して欠けるところを補う配慮が必要である。
【0003】また、乳首は弾力性があって熱に強く、煮
沸でべとつかないものがよく、洗いやすく、しかも煮沸
や水冷でこわれにくものがよいとされている。乳児は舌
で、乳首をしごく様にしてミルクを飲む。このため、乳
首の特性が乳児の舌とほほの筋肉の発達に影響をあたえ
る。哺乳びんによる授乳では、授乳の途中で乳首が陰圧
でつぶれた場合には、授乳を途中で休み、哺乳びんの中
に空気を入れてやる必要がある。
沸でべとつかないものがよく、洗いやすく、しかも煮沸
や水冷でこわれにくものがよいとされている。乳児は舌
で、乳首をしごく様にしてミルクを飲む。このため、乳
首の特性が乳児の舌とほほの筋肉の発達に影響をあたえ
る。哺乳びんによる授乳では、授乳の途中で乳首が陰圧
でつぶれた場合には、授乳を途中で休み、哺乳びんの中
に空気を入れてやる必要がある。
【0004】従来、哺乳びん用乳首の原料としては、天
然ゴムまたはシリコーンゴム等の合成ゴムが使用されて
いる。そして、天然ゴムまたはシリコーンゴム等の合成
ゴムを用いた成形方法としては、圧縮成形または射出成
形等により行われている。天然ゴムを使用した哺乳びん
用乳首は、伸びがよいため、古くから使用されている。
また、シリコーンゴムを使用した哺乳びん用乳首が知ら
れている。シリコーンゴムを使用した哺乳びん用乳首
は、ホルマリン等の有害物質を溶出せず、耐熱性が高い
ため、熱湯消毒による劣化が少ない。さらに、ミルクに
含まれる油による劣化が少ない。
然ゴムまたはシリコーンゴム等の合成ゴムが使用されて
いる。そして、天然ゴムまたはシリコーンゴム等の合成
ゴムを用いた成形方法としては、圧縮成形または射出成
形等により行われている。天然ゴムを使用した哺乳びん
用乳首は、伸びがよいため、古くから使用されている。
また、シリコーンゴムを使用した哺乳びん用乳首が知ら
れている。シリコーンゴムを使用した哺乳びん用乳首
は、ホルマリン等の有害物質を溶出せず、耐熱性が高い
ため、熱湯消毒による劣化が少ない。さらに、ミルクに
含まれる油による劣化が少ない。
【0005】図12は従来の乳首の形状を示す側面断面
図である。従来の乳首の形状は図12に示すごとく、上
部11に吸乳口15が設けられており、該乳首の胴部1
2の外面および内面は、平滑に、ほぼ均一の厚さで成形
されている。また、従来用いられている乳首の伸び率
は、約300g/mm前後と思われる。
図である。従来の乳首の形状は図12に示すごとく、上
部11に吸乳口15が設けられており、該乳首の胴部1
2の外面および内面は、平滑に、ほぼ均一の厚さで成形
されている。また、従来用いられている乳首の伸び率
は、約300g/mm前後と思われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】天然ゴムを使用した哺
乳びん用乳首は、原料が天然ゴムであるため、該哺乳び
ん用乳首が淡黄色を呈している。このため、汚れを見つ
けにくいので、乳首を洗浄する際に過剰に洗浄しがちに
なり、乳首の耐久性が低下しやすい。また、乳首は滅菌
のために煮沸される場合がおおいので、劣化し易い。さ
らに、天然ゴムには特有の臭いがあるため、母親や乳児
に敬遠される場合がある。シリコーンゴムを使用した哺
乳びん用乳首は、授乳時の陰圧によりつぶれにくくする
ため、一定の強度をもたせている。このため、乳首に使
用されるシリコーンゴムの伸び率が低く、成形された乳
首が全体として伸びにくい。このため、乳児が乳首を歯
茎でかんだり、引っ張ったりするのに力がいる。すなわ
ち、乳首が人体に近い伸びの特性を有しないため、乳児
に違和感を与える。
乳びん用乳首は、原料が天然ゴムであるため、該哺乳び
ん用乳首が淡黄色を呈している。このため、汚れを見つ
けにくいので、乳首を洗浄する際に過剰に洗浄しがちに
なり、乳首の耐久性が低下しやすい。また、乳首は滅菌
のために煮沸される場合がおおいので、劣化し易い。さ
らに、天然ゴムには特有の臭いがあるため、母親や乳児
に敬遠される場合がある。シリコーンゴムを使用した哺
乳びん用乳首は、授乳時の陰圧によりつぶれにくくする
ため、一定の強度をもたせている。このため、乳首に使
用されるシリコーンゴムの伸び率が低く、成形された乳
首が全体として伸びにくい。このため、乳児が乳首を歯
茎でかんだり、引っ張ったりするのに力がいる。すなわ
ち、乳首が人体に近い伸びの特性を有しないため、乳児
に違和感を与える。
【0007】また、単に肉厚を厚くし、乳首の剛性を高
めた場合には、乳首全体の剛性が高くなり、乳児がミル
クを飲む際に体力が必要となる。このため、乳児が疲労
により、授乳時に途中でミルクを飲むのを止めてしまう
場合がある。また、乳首の一部を偏芯した形状を取る場
合には、哺乳びんの位置を一定させる必要がある。しか
し、乳児に授乳する際に、哺乳びんに方向性があり、一
定位置に合わせるのは困難である。さらに、伸びの特性
においては不十分とおもわれる。
めた場合には、乳首全体の剛性が高くなり、乳児がミル
クを飲む際に体力が必要となる。このため、乳児が疲労
により、授乳時に途中でミルクを飲むのを止めてしまう
場合がある。また、乳首の一部を偏芯した形状を取る場
合には、哺乳びんの位置を一定させる必要がある。しか
し、乳児に授乳する際に、哺乳びんに方向性があり、一
定位置に合わせるのは困難である。さらに、伸びの特性
においては不十分とおもわれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決すべく、次のような手段を提示するものである。請
求項1に記載のごとく、上部の頭頂部に吸入口が成形さ
れ、下部には空気孔が設けられ、胴部が略円錐形に成形
された哺乳びん用乳首において、哺乳びん用乳首の内周
面もしくは外周面に、螺旋状の凹凸を設け、凸部分をつ
るまきバネ状に構成する。
解決すべく、次のような手段を提示するものである。請
求項1に記載のごとく、上部の頭頂部に吸入口が成形さ
れ、下部には空気孔が設けられ、胴部が略円錐形に成形
された哺乳びん用乳首において、哺乳びん用乳首の内周
面もしくは外周面に、螺旋状の凹凸を設け、凸部分をつ
るまきバネ状に構成する。
【0009】請求項2に記載のごとく、哺乳びん用乳首
の内周面に、螺旋状の溝を形成した。
の内周面に、螺旋状の溝を形成した。
【0010】請求項3に記載のごとく、前記螺旋状の凹
凸または溝を、哺乳びん用乳首の胴部に成形する。
凸または溝を、哺乳びん用乳首の胴部に成形する。
【0011】請求項4に記載のごとく、乳首の先端方向
への伸び率が200g/mm乃至120g/mmとなる哺乳びん
用乳首を形成した。
への伸び率が200g/mm乃至120g/mmとなる哺乳びん
用乳首を形成した。
【0012】請求項5に記載のごとく、上部に吸い口孔
を設け、乳首の胴部の外面および内面を平滑に成形され
た乳首の先端方向への伸び率が200g/mm乃至120g/
mmとなる、シリコーンゴムを用いる。
を設け、乳首の胴部の外面および内面を平滑に成形され
た乳首の先端方向への伸び率が200g/mm乃至120g/
mmとなる、シリコーンゴムを用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。図1は哺乳びんの全体斜視図、図2は乳首の斜
視図、図3は同じく平面図、図4は同じく底面図、図5
は乳首の形状を示す側面断面図、図6はスパイラル溝部
分の形状を示す側面断面図、図7は材質の違いによる乳
首の伸び特性を示す図、図8はスパイラル溝の幅の違い
による乳首の伸び特性を示す図、図9は乳首の側面図、
図10は乳首がつぶれた状態を示す側面図、図11は同
じく一部切り欠き断面図である。
明する。図1は哺乳びんの全体斜視図、図2は乳首の斜
視図、図3は同じく平面図、図4は同じく底面図、図5
は乳首の形状を示す側面断面図、図6はスパイラル溝部
分の形状を示す側面断面図、図7は材質の違いによる乳
首の伸び特性を示す図、図8はスパイラル溝の幅の違い
による乳首の伸び特性を示す図、図9は乳首の側面図、
図10は乳首がつぶれた状態を示す側面図、図11は同
じく一部切り欠き断面図である。
【0014】図1に示すごとく哺乳びん1は、ボトル
2、キャップ3および乳首4により構成されている。該
乳首4はキャップ3に嵌合もしくは螺装されるフード5
により、保護することができる。乳首4の下部は前記キ
ャップ3とボトル2の上部に挟持される構成になってい
る。哺乳びん1の乳首4を乳児が吸うことにより、哺乳
びん1内のミルクが乳児に与えられる。乳児は上唇、下
唇により、乳首4の胴部を挟持して、哺乳びんのミルク
を飲む。この際に、乳児は舌により乳首4を変形させた
り、上顎と下顎により乳首4を噛んだりする。上記の行
動により、乳児の顎や口が発達するものである。
2、キャップ3および乳首4により構成されている。該
乳首4はキャップ3に嵌合もしくは螺装されるフード5
により、保護することができる。乳首4の下部は前記キ
ャップ3とボトル2の上部に挟持される構成になってい
る。哺乳びん1の乳首4を乳児が吸うことにより、哺乳
びん1内のミルクが乳児に与えられる。乳児は上唇、下
唇により、乳首4の胴部を挟持して、哺乳びんのミルク
を飲む。この際に、乳児は舌により乳首4を変形させた
り、上顎と下顎により乳首4を噛んだりする。上記の行
動により、乳児の顎や口が発達するものである。
【0015】次に図2乃至図5において、本発明の1実
施例である乳首の形状について説明する。乳首4は上部
11、胴部12および下部13に成形されている。上部
11の頭頂部には吸乳口15が成形されている。このた
め、該吸乳口15よりミルクが出る。また、下部13に
は空気孔14が設けられている。該空気孔14より空気
が前記ボトル2に流入し、ミルクの流出を円滑に行え
る。胴部12は略円錐形に成形されており、該胴部12
の内側面にはスパイラル溝16が形成されている。該ス
パイラル溝16は一本の連続した溝により螺旋状に形成
されている。該スパイラル溝16は乳首4の胴部12の
下位置より、該胴部12の内側面に沿って、上方に向か
ってつるまき状に形成されている。該スパイラル溝16
は胴部12の全域に設けられている。また、図5に示す
ごとく、乳首4の胴部12のスパイラル溝16が形成さ
れている部分は、肉薄に成形されている。すなわち、凹
形状に形成されている。このため、該胴部12におい
て、肉厚の部分(凸部)が螺旋構造となる。
施例である乳首の形状について説明する。乳首4は上部
11、胴部12および下部13に成形されている。上部
11の頭頂部には吸乳口15が成形されている。このた
め、該吸乳口15よりミルクが出る。また、下部13に
は空気孔14が設けられている。該空気孔14より空気
が前記ボトル2に流入し、ミルクの流出を円滑に行え
る。胴部12は略円錐形に成形されており、該胴部12
の内側面にはスパイラル溝16が形成されている。該ス
パイラル溝16は一本の連続した溝により螺旋状に形成
されている。該スパイラル溝16は乳首4の胴部12の
下位置より、該胴部12の内側面に沿って、上方に向か
ってつるまき状に形成されている。該スパイラル溝16
は胴部12の全域に設けられている。また、図5に示す
ごとく、乳首4の胴部12のスパイラル溝16が形成さ
れている部分は、肉薄に成形されている。すなわち、凹
形状に形成されている。このため、該胴部12におい
て、肉厚の部分(凸部)が螺旋構造となる。
【0016】上記のごとく、乳首4の胴部12を成形す
るため、該乳首4を水平面で切断した場合の断面積が減
少する。また、縦方向に対して斜めに設けられた溝によ
り、縦方向の引っ張りに対して有効な部分が減少する。
すなわち、図6に示すごとく、スパイラル溝16が形成
された範囲において、縦方向の引っ張りに対して有効な
部分は一点鎖線Sより外側部分となる。このため、スパ
イラル溝16により形成される凹部は伸びやすくなる。
るため、該乳首4を水平面で切断した場合の断面積が減
少する。また、縦方向に対して斜めに設けられた溝によ
り、縦方向の引っ張りに対して有効な部分が減少する。
すなわち、図6に示すごとく、スパイラル溝16が形成
された範囲において、縦方向の引っ張りに対して有効な
部分は一点鎖線Sより外側部分となる。このため、スパ
イラル溝16により形成される凹部は伸びやすくなる。
【0017】また、胴部12のスパイラル溝16が形成
された部分において、肉厚が厚く形成された凸部は、つ
るまきバネ状になる。これにより、一定範囲内におい
て、胴部12が先端方向に伸び易くなる。このため、縦
方向の引っ張りに対して、乳首4は伸び易くなる。すな
わち、乳児が吸啜時に乳首4の胴部12が伸び、変形す
る。乳首のフィット性は乳児の口の発達を促す上で有意
義でもあるとともに、乳児の精神発達上も重要なことで
ある。
された部分において、肉厚が厚く形成された凸部は、つ
るまきバネ状になる。これにより、一定範囲内におい
て、胴部12が先端方向に伸び易くなる。このため、縦
方向の引っ張りに対して、乳首4は伸び易くなる。すな
わち、乳児が吸啜時に乳首4の胴部12が伸び、変形す
る。乳首のフィット性は乳児の口の発達を促す上で有意
義でもあるとともに、乳児の精神発達上も重要なことで
ある。
【0018】また、肉厚の部分がつるまきバネ状に形成
されるので、乳首4が一定量以上引っ張られた場合に
は、肉厚の部分(凸部)により強度が保たれる構造にな
っている。さらに、肉厚部分は側方の力に対しては有効
に機能するため、らせん溝を有する乳首4は側面よりか
かる力には十分な復元力を維持できる。これにより、哺
乳びん1内の減圧による乳首4のつぶれを抑制できる。
乳首4がつぶれ、乳児へのミルクの供給が困難になるこ
とがなく、安定した授乳を行うことができる。すなわ
ち、上記の形状をとることにより、乳首の伸びを良くす
るとともに、つぶれにくくすることができる。また、肉
厚の部分と肉薄の部分の幅の調節により、人体に近い伸
びを有する乳首を成形することもできる。
されるので、乳首4が一定量以上引っ張られた場合に
は、肉厚の部分(凸部)により強度が保たれる構造にな
っている。さらに、肉厚部分は側方の力に対しては有効
に機能するため、らせん溝を有する乳首4は側面よりか
かる力には十分な復元力を維持できる。これにより、哺
乳びん1内の減圧による乳首4のつぶれを抑制できる。
乳首4がつぶれ、乳児へのミルクの供給が困難になるこ
とがなく、安定した授乳を行うことができる。すなわ
ち、上記の形状をとることにより、乳首の伸びを良くす
るとともに、つぶれにくくすることができる。また、肉
厚の部分と肉薄の部分の幅の調節により、人体に近い伸
びを有する乳首を成形することもできる。
【0019】さらに、図6に示すごとく、スパイラル溝
16が設けられている部分P1と設けられていない部分
P2では、肉厚の違いにより触感がことなる。これによ
り、乳児が舌、歯茎および唇等により乳首4を挟持した
場合、不均一な触感を感じる。このことは、乳児の口の
感覚の発達を促すとともに、発育段階の乳児にとって有
意義なことであると考えられる。また、従来の乳首のよ
うに表面および内面を平滑に成形した場合には、低モジ
ュラスなシリコーンを用いると、乳首の伸びと側面方向
の支持を両立できない。しかし、上記のごとく、乳首4
にスパイラル溝16を形成させることにより、乳首の伸
びと側面方向の支持を両立できる。乳首4の肉厚を全体
的に従来の肉厚より厚くし、内側面にスパイラル溝16
を成形することで、さらにモジュラスの小さい素材を用
いることができる。上記の構成において、スパイラル溝
16の幅は特に限定されるものではなく、必要に応じて
調節することができる。また、スパイラル溝16により
形成される凹部と凸部の幅は、必要に応じて、凹部の幅
を凸部より広く、等しく、もしくは狭く形成することが
でき、所望の伸び特性をえることができる。
16が設けられている部分P1と設けられていない部分
P2では、肉厚の違いにより触感がことなる。これによ
り、乳児が舌、歯茎および唇等により乳首4を挟持した
場合、不均一な触感を感じる。このことは、乳児の口の
感覚の発達を促すとともに、発育段階の乳児にとって有
意義なことであると考えられる。また、従来の乳首のよ
うに表面および内面を平滑に成形した場合には、低モジ
ュラスなシリコーンを用いると、乳首の伸びと側面方向
の支持を両立できない。しかし、上記のごとく、乳首4
にスパイラル溝16を形成させることにより、乳首の伸
びと側面方向の支持を両立できる。乳首4の肉厚を全体
的に従来の肉厚より厚くし、内側面にスパイラル溝16
を成形することで、さらにモジュラスの小さい素材を用
いることができる。上記の構成において、スパイラル溝
16の幅は特に限定されるものではなく、必要に応じて
調節することができる。また、スパイラル溝16により
形成される凹部と凸部の幅は、必要に応じて、凹部の幅
を凸部より広く、等しく、もしくは狭く形成することが
でき、所望の伸び特性をえることができる。
【0020】次に本発明の乳首に使用されるシリコーン
ゴムの特性について説明する。図7において、Fは乳首
を先端方向に引っ張る力であり、Lは乳首の伸びであ
る。直線m1、m2、m3およびm4はそれぞれ引っ張
る力Fに対する伸びLを示すものである。また、m1は
従来のシリコーンゴムを用いた乳首の特性を示すもので
あり、m2およびm3は本発明に用いるシリコーンゴム
を用いた乳首の特性を示すものである。m2は形状にお
いて、従来の乳首と同一の形状であり、螺旋状の溝が成
形されていない。m3には内側面に螺旋状の溝が成形さ
れている。m4は天然ゴムを用いた乳首の特性を示すも
のである。
ゴムの特性について説明する。図7において、Fは乳首
を先端方向に引っ張る力であり、Lは乳首の伸びであ
る。直線m1、m2、m3およびm4はそれぞれ引っ張
る力Fに対する伸びLを示すものである。また、m1は
従来のシリコーンゴムを用いた乳首の特性を示すもので
あり、m2およびm3は本発明に用いるシリコーンゴム
を用いた乳首の特性を示すものである。m2は形状にお
いて、従来の乳首と同一の形状であり、螺旋状の溝が成
形されていない。m3には内側面に螺旋状の溝が成形さ
れている。m4は天然ゴムを用いた乳首の特性を示すも
のである。
【0021】図7に示すごとく、本発明の乳首に用いる
シリコーンは従来乳首に用いられていたものよりも延び
やすい性質を持つものである。シリコーンとしては、こ
のシリコーンを使用した乳首の伸び率が200g/mm
乃至120g/mmとなるものを使用することができ
る。この低モジュラス(modulus )のシリコーンゴムを
使用することにより、乳首の伸び特性を天然ゴム製の乳
首、さらには人体の乳首に近づけることができる。ま
た、乳首に螺旋状の溝を成形することにより、乳首の伸
びを良好なものにできる。これにより、従来の乳首にお
いて問題となっている天然ゴム臭や、伸びにくさを解消
し、無臭であり人体の柔らかさに近い乳首を構成でき
る。すなわち、乳児にとってより母親の乳頭に近い乳首
を成形することができる。
シリコーンは従来乳首に用いられていたものよりも延び
やすい性質を持つものである。シリコーンとしては、こ
のシリコーンを使用した乳首の伸び率が200g/mm
乃至120g/mmとなるものを使用することができ
る。この低モジュラス(modulus )のシリコーンゴムを
使用することにより、乳首の伸び特性を天然ゴム製の乳
首、さらには人体の乳首に近づけることができる。ま
た、乳首に螺旋状の溝を成形することにより、乳首の伸
びを良好なものにできる。これにより、従来の乳首にお
いて問題となっている天然ゴム臭や、伸びにくさを解消
し、無臭であり人体の柔らかさに近い乳首を構成でき
る。すなわち、乳児にとってより母親の乳頭に近い乳首
を成形することができる。
【0022】さらに、溝の幅を変えることにより、乳首
の伸び特性を容易に調節できる。図8において、m5お
よびm6は低モジュラスのシリコーンゴムを使用した乳
首の特性を示す直線である。m5は、幅の狭いスパイラ
ル溝が形成された乳首を示すものであり、m6は、幅の
広いスパイラル溝が形成された乳首を示すものである。
すなわち、図8に示すごとく、スパイラル溝の幅を調節
することにより、乳首の伸び特性を調節できる。すなわ
ち、上記シリコーンを用いて本発明の乳首を成形するこ
とにより、人体に近い伸びの乳首を得ることができる。
螺旋状の溝を形成することで、乳首の形状による伸び特
性を調節すると共に、低モジュラスのシリコーンゴムを
用いて、容易に人体の乳首の特性に近い乳首を成形でき
る。
の伸び特性を容易に調節できる。図8において、m5お
よびm6は低モジュラスのシリコーンゴムを使用した乳
首の特性を示す直線である。m5は、幅の狭いスパイラ
ル溝が形成された乳首を示すものであり、m6は、幅の
広いスパイラル溝が形成された乳首を示すものである。
すなわち、図8に示すごとく、スパイラル溝の幅を調節
することにより、乳首の伸び特性を調節できる。すなわ
ち、上記シリコーンを用いて本発明の乳首を成形するこ
とにより、人体に近い伸びの乳首を得ることができる。
螺旋状の溝を形成することで、乳首の形状による伸び特
性を調節すると共に、低モジュラスのシリコーンゴムを
用いて、容易に人体の乳首の特性に近い乳首を成形でき
る。
【0023】スパイラル溝16を設けることにより、乳
首の先端方向への伸びは向上する。しかし、乳首の側面
部の肉厚部分がヘリックス状に成形されるため、側方へ
の支持力は減少しにくい。このため、授乳の途中で乳首
が陰圧でつぶれ難くなる。また、乳首が陰圧でつぶれた
際にも、スパイラル溝16により、ミルクを乳首4の上
部に供給することを助成することもできる。このため、
乳児が乳首をくわえ、歯茎で口腔内に固定し、舌で乳首
を上顎に押しつけてしごくことによって、ミルクを飲む
ことができる。即ち、母乳を飲む場合に近い状態で、ミ
ルクを飲むことができる。また、スパイラル溝16によ
り、乳首4の触覚が不均一になる。これにより、乳児の
触覚を刺激できる。したがって、授乳時に本哺乳びんに
よって、とかく失われがちな母親とのふれあい感を惹起
せしめることができる。
首の先端方向への伸びは向上する。しかし、乳首の側面
部の肉厚部分がヘリックス状に成形されるため、側方へ
の支持力は減少しにくい。このため、授乳の途中で乳首
が陰圧でつぶれ難くなる。また、乳首が陰圧でつぶれた
際にも、スパイラル溝16により、ミルクを乳首4の上
部に供給することを助成することもできる。このため、
乳児が乳首をくわえ、歯茎で口腔内に固定し、舌で乳首
を上顎に押しつけてしごくことによって、ミルクを飲む
ことができる。即ち、母乳を飲む場合に近い状態で、ミ
ルクを飲むことができる。また、スパイラル溝16によ
り、乳首4の触覚が不均一になる。これにより、乳児の
触覚を刺激できる。したがって、授乳時に本哺乳びんに
よって、とかく失われがちな母親とのふれあい感を惹起
せしめることができる。
【0024】図9乃至図10に示すごとく、乳首4は、
哺乳びんの陰圧もしくは乳児がくわえることよりつぶさ
れる。図10に示すように、乳児が唇a、歯茎b、上顎
c、舌dにより乳首を保持し、乳首4がつぶれる場合が
ある。この場合でも、スパイラル溝16は乳首4の胴部
の内壁が凹みより先に接触するため、乳路が閉塞されな
い。図11に示すごとく、スパイラル溝16により乳首
4の内側において、下部と上部が連通するため、ミルク
を上部に供給できる。
哺乳びんの陰圧もしくは乳児がくわえることよりつぶさ
れる。図10に示すように、乳児が唇a、歯茎b、上顎
c、舌dにより乳首を保持し、乳首4がつぶれる場合が
ある。この場合でも、スパイラル溝16は乳首4の胴部
の内壁が凹みより先に接触するため、乳路が閉塞されな
い。図11に示すごとく、スパイラル溝16により乳首
4の内側において、下部と上部が連通するため、ミルク
を上部に供給できる。
【0025】従来のかたい、内壁が平滑にできている乳
首ではつぶれると、内壁同士が接触する。この状態か
ら、さらに押しつぶそうとすると、ゴムがひずむための
空間がなく、固い触感となる。すなわち、つぶれると突
然固い感触となる。しかし、本発明の乳首4は乳首4が
つぶれた後にも、乳首4の弾力を感じることができる。
これにより、乳児に顎の筋肉の緊張に対応した触覚をあ
たえることができる。触覚を刺激し、哺乳びんによる授
乳時に乏しい、五感の関与を補うことができる。
首ではつぶれると、内壁同士が接触する。この状態か
ら、さらに押しつぶそうとすると、ゴムがひずむための
空間がなく、固い触感となる。すなわち、つぶれると突
然固い感触となる。しかし、本発明の乳首4は乳首4が
つぶれた後にも、乳首4の弾力を感じることができる。
これにより、乳児に顎の筋肉の緊張に対応した触覚をあ
たえることができる。触覚を刺激し、哺乳びんによる授
乳時に乏しい、五感の関与を補うことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、上部の頭頂部
に吸入口が成形され、下部には空気孔が設けられ、胴部
が略円錐形に成形された哺乳びん用乳首において、哺乳
びん用乳首の内周面もしくは外周面に、螺旋状の凹凸を
設け、凸部分をつるまきバネ状に構成するので、乳首の
伸び特性を向上できる。これにより、乳首に人体の乳頭
に近似した伸び特性を持たせることができる。乳首の伸
びが、よくなることにより、その結果、乳児が乳首の使
用により、口周辺の触覚および筋肉の発達が助成され
る。また、乳首の側方に対する剛性を低下させることが
なく、乳首の陰圧によるつぶれを抑止できる。
に吸入口が成形され、下部には空気孔が設けられ、胴部
が略円錐形に成形された哺乳びん用乳首において、哺乳
びん用乳首の内周面もしくは外周面に、螺旋状の凹凸を
設け、凸部分をつるまきバネ状に構成するので、乳首の
伸び特性を向上できる。これにより、乳首に人体の乳頭
に近似した伸び特性を持たせることができる。乳首の伸
びが、よくなることにより、その結果、乳児が乳首の使
用により、口周辺の触覚および筋肉の発達が助成され
る。また、乳首の側方に対する剛性を低下させることが
なく、乳首の陰圧によるつぶれを抑止できる。
【0027】請求項2に記載のごとく、哺乳びん用乳首
の内周面に、螺旋状の溝を形成したので、外観形状は従
来のものとは同一であり、乳児が警戒することがない。
の内周面に、螺旋状の溝を形成したので、外観形状は従
来のものとは同一であり、乳児が警戒することがない。
【0028】請求項3に記載のごとく、前記螺旋状の凹
凸または溝を、哺乳びん用乳首の胴部に成形するので、
乳首が伸びる際には胴部がおもに伸びる。このため、乳
頭の乳孔および空気孔への変形による影響を与えにくく
なり、ミルクの出る量の変化を抑制できる。また、乳首
の伸びがよくなることにより、乳児が乳首により口周辺
の触覚および筋肉の発達が促される。乳首胴部の側方に
対する剛性を低下させることがなく、乳首が陰圧によ
り、つぶれにくくなる。成形された螺旋状の凸凹または
溝により、乳児の唇、歯茎、頬および舌の触覚を刺激
し、哺乳びんによる授乳時に乏しい、五感および感情の
ふれあいを補うことができる。
凸または溝を、哺乳びん用乳首の胴部に成形するので、
乳首が伸びる際には胴部がおもに伸びる。このため、乳
頭の乳孔および空気孔への変形による影響を与えにくく
なり、ミルクの出る量の変化を抑制できる。また、乳首
の伸びがよくなることにより、乳児が乳首により口周辺
の触覚および筋肉の発達が促される。乳首胴部の側方に
対する剛性を低下させることがなく、乳首が陰圧によ
り、つぶれにくくなる。成形された螺旋状の凸凹または
溝により、乳児の唇、歯茎、頬および舌の触覚を刺激
し、哺乳びんによる授乳時に乏しい、五感および感情の
ふれあいを補うことができる。
【0029】請求項4に記載のごとく、乳首の先端方向
への伸び率が200g/mm乃至120g/mmとなるので、乳
首の伸びおよび触感を柔らかくできる。このため、乳首
の伸び特性を人体に近い乳首に成形できる。また、乳児
が該乳首を噛みこむことにより、触感を楽しむことがで
きる。乳児の触覚を刺激し、哺乳びんによる授乳時の五
感および感情のふれあいを補うことができる。
への伸び率が200g/mm乃至120g/mmとなるので、乳
首の伸びおよび触感を柔らかくできる。このため、乳首
の伸び特性を人体に近い乳首に成形できる。また、乳児
が該乳首を噛みこむことにより、触感を楽しむことがで
きる。乳児の触覚を刺激し、哺乳びんによる授乳時の五
感および感情のふれあいを補うことができる。
【0030】請求項5に記載のごとく、上部に吸い口孔
を設け、乳首の胴部の外面および内 面を平滑に成形され
た乳首の先端方向への伸び率が200g/mm乃至120g/
mmとなる、シリコーンゴムを用いるので、人体に近い乳
首を成形できる。乳児の触覚を刺激し、哺乳びんによる
授乳時に乏しい、五感の関与を補うことができる。ま
た、乳児が乳首で遊ぶことが容易となり、ほほの筋肉や
顎の発達を促すことができる。また、シリコーンを成形
した乳首であるため、該乳首自体は無味、無臭であり、
透明もしくは半透明であるため、洗浄する際に汚れを確
認し易い。また、乳首の耐熱性およりミルク等に含まれ
る油分等に対する耐久性を向上できる。
を設け、乳首の胴部の外面および内 面を平滑に成形され
た乳首の先端方向への伸び率が200g/mm乃至120g/
mmとなる、シリコーンゴムを用いるので、人体に近い乳
首を成形できる。乳児の触覚を刺激し、哺乳びんによる
授乳時に乏しい、五感の関与を補うことができる。ま
た、乳児が乳首で遊ぶことが容易となり、ほほの筋肉や
顎の発達を促すことができる。また、シリコーンを成形
した乳首であるため、該乳首自体は無味、無臭であり、
透明もしくは半透明であるため、洗浄する際に汚れを確
認し易い。また、乳首の耐熱性およりミルク等に含まれ
る油分等に対する耐久性を向上できる。
【図1】哺乳びんの全体斜視図である。
【図2】乳首の斜視図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく底面図である。
【図5】乳首の形状を示す側面断面図である。
【図6】スパイラル溝部分の形状を示す側面断面図であ
る。
る。
【図7】材質の違いによる乳首の伸び特性を示す図であ
る。
る。
【図8】スパイラル溝の幅の違いによる乳首の伸び特性
を示す図である。
を示す図である。
【図9】乳首の側面図である。
【図10】乳首がつぶれた状態を示す側面図である。
【図11】同じく一部切り欠き断面図である。
【図12】従来の乳首の形状を示す側面断面図である。
4 乳首 11 上部 12 胴部 16 スパイラル溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 11/00
Claims (5)
- 【請求項1】 上部の頭頂部に吸入口が成形され、下部
には空気孔が設けられ、胴部が略円錐形に成形された哺
乳びん用乳首において、哺乳びん用乳首の内周面もしく
は外周面に、螺旋状の凹凸を設け、凸部分をつるまきバ
ネ状に構成することを特徴とする哺乳びん用乳首。 - 【請求項2】 哺乳びん用乳首の内周面に、螺旋状の溝
を形成したことを特徴とする哺乳びん用乳首。 - 【請求項3】 前記螺旋状の凹凸または溝を、哺乳びん
用乳首の胴部に成形することを特徴とする請求項1また
は2記載の哺乳びん用乳首。 - 【請求項4】 乳首の先端方向への伸び率が200g/mm
乃至120g/mmとなることを特徴とする請求項3記載の
哺乳びん用乳首。 - 【請求項5】 上部に吸い口孔を設け、乳首の胴部の外
面および内面を平滑に成形された乳首の先端方向への伸
び率が200g/mm乃至120g/mmとなる、シリコーンゴ
ムにより形成したことを特徴とする請求項3記載の哺乳
びん用乳首。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08532699A JP3209271B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 哺乳びん用乳首 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08532699A JP3209271B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 哺乳びん用乳首 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271193A JP2000271193A (ja) | 2000-10-03 |
JP3209271B2 true JP3209271B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=13855519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08532699A Expired - Fee Related JP3209271B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 哺乳びん用乳首 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3209271B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11730680B2 (en) | 2004-06-29 | 2023-08-22 | Mayborn (Uk) Limited | Baby bottle with flexible nipple regions |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000189496A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-07-11 | Pigeon Corp | 人工乳首 |
GB0410993D0 (en) | 2004-05-17 | 2004-06-23 | Jackel Int Ltd | Feeding bottle |
JP4813777B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2011-11-09 | ピジョン株式会社 | 人工乳首及び哺乳器 |
GB0904863D0 (en) * | 2009-03-20 | 2009-05-06 | Jackel Int Ltd | A teat for a baby product |
JP5265618B2 (ja) * | 2010-06-01 | 2013-08-14 | ピジョン株式会社 | 人工乳首及び哺乳器 |
CN108785104A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-11-13 | 蔡海华 | 改进型仿真奶嘴 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP08532699A patent/JP3209271B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11730680B2 (en) | 2004-06-29 | 2023-08-22 | Mayborn (Uk) Limited | Baby bottle with flexible nipple regions |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000271193A (ja) | 2000-10-03 |
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