JPH05115535A - 哺乳器用乳首 - Google Patents

哺乳器用乳首

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JPH05115535A
JPH05115535A JP31004091A JP31004091A JPH05115535A JP H05115535 A JPH05115535 A JP H05115535A JP 31004091 A JP31004091 A JP 31004091A JP 31004091 A JP31004091 A JP 31004091A JP H05115535 A JPH05115535 A JP H05115535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nipple
baby
feeding
center line
nipples
Prior art date
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Pending
Application number
JP31004091A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Kobayashi
恵子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pigeon Corp filed Critical Pigeon Corp
Priority to JP31004091A priority Critical patent/JPH05115535A/ja
Publication of JPH05115535A publication Critical patent/JPH05115535A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乳児の口腔に楽に適合する哺乳器用乳首を提
供することを目的とする。 【構成】 椀状をなす胴部3の頂部に曲線で接続された
乳頭部4を有しているものにおいて、上記乳頭部4の中
心線9が胴部3の中心線6に対し授乳時に上向きとなる
傾角θをもって設定されている。乳頭部の外径及び長さ
を異とする複数のものを組としてセットされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は哺乳器用乳首に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】哺乳器用乳首は種々の形式のものが知ら
れているが、母乳の場合に近い感触で授乳を行うことが
できる乳首が望ましい。そこで、特開平2−14406
5では、胴部の先端より突出した乳頭部の中心線を、授
乳時に該胴部の中心線より上側に位置するように偏心さ
せて設け、その偏心側での上記胴部の膨出量を被偏心側
での膨出量より小さくして上記乳頭部の偏心側の長さを
被偏心側の長さより長くするとともに、被偏心側の胴部
の肉厚を厚くして剛性を高めて偏心側への乳頭部の撓み
を容易にした哺乳器用乳首が提案されている。
【0003】乳児の上顎の中央部には吸啜窩と称するへ
こみがあり、哺乳時には乳首を舌でそのへこみに押し付
け固定して吸啜することができる構造になっている。そ
して、吸啜の際には、ほおの内側にある脂肪床と舌と上
顎とで乳首を取り巻き、舌で乳頭部及びその周辺に蠕動
運動を与えて哺乳している。したがって、上記公知の乳
首にあっては、乳児がこの乳首をくわえるだけで乳頭部
が上顎側に向かって変形して上記へこみに達するように
なり、その結果、丁度母親の乳首をくわえたときのよう
に、舌の先端で乳首をしっかりと包み込んで取り巻くよ
うな自然なポジションで哺乳できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の哺乳器用乳
首にあっては、該乳頭部は乳児の上顎のへこみに向け変
形し易い。しかし、この乳首は、従前の中心線まわりに
対称な乳首に比して、変形がし易いものの、その変形が
まだ十分でなくへこみに入りきらない場合もある。ま
た、哺乳時には常に変形がなければならないために、乳
児には負担がかかることとなる。
【0005】本発明はかかる問題を解決し、変形が少な
くとも容易に上記へこみに向けられるようにした哺乳器
用乳首を提供することを第一の目的とする。さらに本発
明は、乳児の発育に伴う口腔内の形態の変化に合った哺
乳ができるような哺乳器用乳首を提供することを第二の
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記第
一の目的は、椀状をなす胴部の頂部に曲線で接続された
乳頭部を有しているものにおいて、上記乳頭部の中心線
が胴部の中心線に対し授乳時に上向きとなる傾角をもっ
て設定されていることとする第一の発明により達成され
る。
【0007】また、第二の目的は、上述の第一の発明の
哺乳器用乳首が、乳頭部の外径及び長さを異とする複数
のものを組としてセットされていることにより達成され
る。
【0008】
【作用】第一の発明にあっては、乳首が取り付けられた
哺乳びんを授乳位置にて支えると乳頭部はすでに上向
き、すなわち乳児の上顎のへこみに向う姿勢にある。か
かる状態で乳児が乳首をくわえると、乳頭部は変形し上
記へこみに入ることとなる。その際、変形は少なくと
も、予め乳頭部が上向きに傾いているために十分にへこ
みに入り込み、容易に授乳がなされる。
【0009】次に、第二の発明にあっては、乳頭部の外
径及び長さを異にする複数の乳首をセットとして用意さ
れるため、乳児の発育に伴う口腔の大きさそしてその形
態の変化に見合った乳首を選択できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
【0011】図1は本実施例の乳首の胴部の中心線を含
む面での縦断面図である。図は授乳時に近い状態の周方
向位置に設定されて断面されている。
【0012】図において乳首1は、主として哺乳びんに
固定されるためのフランジ部2、椀状をなす胴部3そし
て乳頭部4を有しており、これら各部は特殊人工ゴムあ
るいは天然ゴム等の弾力性ある材料にて一体に成形され
ている。
【0013】フランジ部2には、周方向の一箇所に、細
孔あるいは十字の切れ目等が入った空気弁5が形成され
ており、該フランジ部2が哺乳びんとそのキャップの間
にて保持されて授乳する際に空気の吸入を行うための機
能を果たし、図1では上述のごとく授乳時に合わせて該
空気弁5が周方向において、例えば上方の位置となる状
態で示されている。この空気弁5をもつフランジ部2は
本発明の本旨とするものではなく、従来のフランジ部と
同様のもので十分である。
【0014】胴部3は、好ましい例として、その中心線
6よりも下側の部分3Aが上側の部分3Bよりも膨出量
が大きく、母親の乳房に近い膨らみ形状が与えられてい
る。なお、該胴部3は従来のものと同様に、中心線6に
対し対称に形成されていてもよい。
【0015】乳頭部4は上記胴部3の頂部に、連続曲線
をなす接続部7により接続されている。そして、該乳頭
部4の先端には、細孔あるいは十字の切れ目等の吸口8
が形成されている。上記乳頭部4の中心線9は、上記胴
部3の中心線6に対して上向きの傾角θをもって設定さ
れている。この傾角θは、乳首の大きさ、特にフランジ
部2から乳頭部4の先端までの長さ寸法に依存して適宜
決定されるが、3〜10°位が好ましい。なお、図にお
いては二つの中心線6,9はフランジ部2の面にて交差
しているが、これには限定されずその交点はフランジ部
の面の右側あるいは左側でもよい。
【0016】上記乳頭部4の外径は、好ましい形態とし
て、その最大径d1から、上記胴部との間の接続部7に
向けゆるやかに減少するようになっていて、接続部7の
範囲内にて外径d2(d2<d1)のくびれ部分を形成し
ている。勿論、上記外径は従来のものと同様に何ら変化
しないものであってもよい。
【0017】また、上記乳頭部4の長さLは適宜される
が、本実施例では、該長さLと外径d1とを、例えば大
中小といった寸法を異とする複数種セットとして用意さ
れており、乳児の発育に合わせて選択可能としている。
当然のことながら、その際、哺乳びんは同一のものを使
用するので、フランジ部の寸法は同一である。
【0018】かかる本実施例の哺乳器用乳首を用いた場
合の作用について説明する。
【0019】先ず、図1に示すごとく空気弁5が、例え
ば上方位置となるように、フランジ部2の周方向位置を
定め、該フランジ部2を哺乳びんとそのキャップの間で
固定する。
【0020】こうして乳首1が取りつけられた哺乳びん
を該乳首1がびんの底部に対して下側となるように傾け
て図2のごとくの状態で授乳を行う。
【0021】乳児が乳頭部4をくわえると、上顎の歯茎
部Aがくびれをなす乳頭部4と胴部3との間の接続部7
に位置するようになる。この接続部7は乳頭部4の基部
ともなっており、乳頭部4はその全長にわたり口腔内に
入るようにくわえられることになる。
【0022】上記乳頭部4は自由状態において、その外
形が図2の二点鎖線で示されるように、中心線9が胴部
の中心線6に対して傾角を有しており、上方、すなわち
上顎部のへこみ部Bに向いている。したがって、乳児が
舌部Cにて乳頭部4を上方に軽く押し上げて少し変形さ
せるだけで、該乳頭部4は容易に上記へこみ部Bに収め
られる。また、その際上記接続部7がくびれをなしてい
ることも、その変形をさらに容易にしている。
【0023】かくして、乳児はきわめて楽にしかも母親
の乳房の場合と同様の感触で授乳を受けられる。
【0024】さらに、乳児が発育して行く過程において
は、寸法を異にする複数の乳首を適宜選択の上交換して
哺乳びんに取りつけ授乳する。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、乳頭部が予め上
方に傾斜しているので、授乳時には少しの変形でも乳頭
部は十分口腔内に入り込み上顎のへこみ部に確実に収容
されて楽に授乳ができる。さらには、本発明では、乳頭
部の大きさの異なる複数の乳首をセットとして備えるの
で、乳児の発育過程においても、そのときに最適の乳首
を選定して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての乳首の縦断面図であ
る。
【図2】図1の乳首の授乳時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 乳首 3 胴部 4 乳頭部 6 胴部の中心線 9 乳頭部の中心線 θ 傾角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椀状をなす胴部の頂部に曲線で接続され
    た乳頭部を有しているものにおいて、上記乳頭部の中心
    線が胴部の中心線に対し授乳時に上向きとなる傾角をも
    って設定されていることを特徴とする哺乳器用乳首。
  2. 【請求項2】 請求項1の哺乳器用乳首が、乳頭部の外
    径及び長さを異とする複数のものを組としてセットされ
    ていることとする哺乳器用乳首。
JP31004091A 1991-10-30 1991-10-30 哺乳器用乳首 Pending JPH05115535A (ja)

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JP31004091A JPH05115535A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 哺乳器用乳首

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JPH05115535A true JPH05115535A (ja) 1993-05-14

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