JPH0312163A - 哺乳瓶用乳首 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、乳児、幼児などに授乳を行なうための哺乳瓶
用乳首の改良に関する。

発明の技術的背景 哺乳瓶は、第４図に示されるように、上端首部２１に開
口２２を有する哺乳瓶本体２３と、開口２２上に搭載室
された状態で固定される乳首２４と、首部２１と螺合し
て乳首２４を固定するキャップ部材２５とからなる。

このような哺乳瓶に取り付けられる乳首２４は、乳首を
固定するためのフランジ３０を備えた基部３１と、基部
３１に連続する半球殻状の胴体部３２と、胴体部３２の
上端部分が上方に延出されてなる先端部３３とを有する
。

ところで、このような哺乳瓶を用いて授乳する場合には
、乳児、幼児などが乳とともに空気を飲み込むことがな
いようにしなければならない。

第３図に示される乳首２４は、シリコンゴムなどの柔軟
性のある素材で製造され、乳児などが先端部３３にその
軸線ｇ方向から吸付くと弾性変形して乳児などの口と密
着するため飲みゃすく、また乳とともに空気が飲み込ま
れないようになっている。

また、授乳に際して、乳児、幼児などが乳とともに空気
を飲み込むことがないようにするには、授乳者は、哺乳
瓶本体２３を傾斜させ乳首２４が常に液面下に位置する
ように保持し、たとえば乳首２４内に乳が満された状態
とする必要がある。

したがって、哺乳瓶内の乳が残り少なくなった場合には
、哺乳瓶本体２３の傾斜角度を大きくしなければならな
い。

しかしながら、従来の乳首２４では、乳児あるいは幼児
が吸付く方向と、先端部３３の軸線ｇとの角度が大きく
異なると、先端部３３がその方向に向きを変えることが
できないために飲みにくいと言う問題があった。

また、この方向から無理に飲もうとすると、先端部３３
が折れ曲るなどするため適切な弾性変形ができず、口と
の密着性が著しく低下し、乳とともに多量の空気が飲み
込まれてしまう可能性がある。

したがって、このような従来の哺乳瓶用乳首２４では、
授乳者は、授乳時に先端部３３の軸線ｇが乳児の吸付く
方向と一致するように哺乳瓶本体２３および乳児の体を
保持しなければならないため授乳しにくかった。

また、特に握力、腕力などが充分でない幼児は、先端部
３３の軸線ｇが乳児の吸付く方向と一致するように哺乳
瓶本体２３を正確に保持できないため、従来の哺乳瓶用
乳首４は、哺乳瓶を幼児にあたえて自分−人で乳を飲せ
るのに適していなかった。

発明の目的 本発明は、このような従来技術に伴う問題点をしようと
するものであって、吸い付く方向に応じて先端部の方向
を変化することができ、したがって乳児、幼児などに授
乳しやすく、かつ幼児が自分で乳を飲むのに適した哺乳
瓶用乳首を提供することを目的とする。

発明の概要 本発明に係る哺乳瓶用乳首は、哺乳瓶の開口部に固定さ
れる基部と、先端部との間に蛇腹状の中間部を設けてい
る。

本発明に係る哺乳瓶用乳首によれば、中間部が弾性変形
することにより先端部の方向を変えることができるため
、授乳時に乳児または幼児などが吸い付く方向に対して
先端部の軸線を合せることができる。

発明の詳細な説明 以下本発明に掛る哺乳瓶用乳首を図面に基づいて具体的
に説明する。

先ず、添付第３図を参照して、本発明に係る哺乳瓶用乳
首を用いた哺乳瓶の全体構成を説明する。

添付第３図は、本発明に係る哺乳瓶用乳首を用いた哺乳
瓶の縦断面図であり、図示されるように、哺乳瓶は、首
部１に開口２を有する哺乳瓶本体３と、開口２上に搭載
室された状態で固定される乳首４と、首部１と螺合して
乳首４を固定するキャップ部材５とからなる。

乳首４は、キャップ部材５の開口６に嵌装されており、
哺乳瓶本体３の首部１外周、およびキャップ部材５の内
周には螺条７．８が設けられている。

この螺条７．８により哺乳瓶本体３とキャップ部材５と
を螺合すると、乳首４は、その基部９に形成されたフラ
ンジ１０を首部１先端とキャップ部材５のフランジ１１
によって挟まれ固定される。

ここで、添付第１図を参照して乳首４をさらに詳しく説
明する。

添付第１図は、本発明に係る乳首の縦断面図であり、図
示されるように、乳首４は、上記フランジ１０を備えた
基部９と、半球殻状の胴体部１２と、胴体部１２の上端
部が延出されてなる先端部１３とを有するとともに、基
部１１と胴体部１２との間に中間部１５を有している。

この中間部１５は、２つの段部１５ａ、１５ｂを備える
蛇腹状となっており、さらに本実施例では、中間部１５
は胴体部１３と比較して薄肉となっているため、乳児ま
たは幼児が乳首４に吸付く方向に応じて添付第２図に示
されるように弾性変形する。

添付第２図は、本発明に係る乳首が変形した状態を示す
縦断面図であり、図示されるように、哺乳瓶本体３に固
定された乳首４では、乳児などが吸付く方向（図中矢印
Ａ、Ｂ）に応じて中部１５が弾性変形し、図中実線およ
び破線で示されるように先端部１３の方向を自在に変え
ることができる。

この際、先端部１３の軸線４７．ｍは、吸い付く方向Ａ
、Ｂと一致するため、乳首４は適切な弾性変形をし、幼
児の口と密着することができる。

添付第２図は、本発明に係る哺乳瓶用乳首の中間部が変
形した状態を示す縦断面図であり、図示されるように、
哺乳瓶本体３に固定された乳首４の中間部１５は、乳児
などが吸付く方向（図中矢印Ａ、Ｂ）に応じて弾性変形
し、図中実線および破線で示されるように乳首４の方向
を自在に変えることができる。この際、乳首４の先端部
１３の軸線ｇ、ｆｉ＋が、吸い付く方向ＡＳＢと一致す
るため、乳首４は適切な弾性変形をし、幼児の口と密着
することができる。

したがって、この乳首４は、従来の哺乳瓶用乳首と比較
して、乳首４に吸い付ける角度に自由度があるため乳を
のみやすく、また乳々とともに空気を飲み込む可能性が
少ない。

また、このような哺乳瓶では、授乳者は、保持しやすい
傾斜角度で哺乳瓶本体３を保持し、かつ乳児を楽な姿勢
として授乳しても乳首５に乳を満した状態で授乳するこ
とができる。

以上本発明を図面に基づいて説明したが、本発明はこの
ような哺乳瓶用乳首に限定されるものてはなく、たとえ
ば蛇腹状の中間部の段を３段以上とし、さらに乳首に吸
付く方向の自由度を高めることもできる。

さらに本発明の哺乳瓶用乳首では、蛇腹状の中間部を屈
曲した状態を維持できるものにしてもよい。

発明の効果 本発明に係る哺乳瓶用乳首によれば、哺乳瓶の開口部に
固定される基部と、先端部との間に蛇腹状の中間部を設
けたため、中間部が弾性変形することにより先端部の方
向を変え、授乳時に乳児または幼児などが吸い付く方向
に対して先端部の軸線を合せることができる。

したがって、本発明に係る哺乳瓶用乳首は、従来の哺乳
瓶用乳首と比較して吸い付ける角度に自由度があるため
、乳児、幼児などに授乳しやすく、幼児が自分で乳を飲
むのに適しており、さらに乳とともに空気を飲み込む可
能性が少ない。

【図面の簡単な説明】

添付第１図は本発明に係る乳首の縦断面図であり、添付
第２図は本発明に係る乳首が変形した状態を示す縦断面
図であり、添付第３図は本発明に係る哺乳瓶用乳首を用
いた哺乳瓶の縦断面図であり、添付第４図は従来の哺乳
瓶用乳首を用いた哺乳瓶の縦断面図である。 第　　１ 図 ７−〜４ ３．２３・・・哺乳瓶本体　　　４．２４・・・乳首９
．３１・・・基部　　　１３．３３・・・先端部１５・
・・中間部 １゜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 哺乳瓶の開口部に固定される基部と、先端部との間に蛇
   腹状の中間部を設けたことを特徴とする哺乳瓶用乳首。