JP2008302487A - 基板吸着装置及び基板搬送装置並びに外観検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板にかかる応力を抑制しつつ確実に吸着保持できるようにする。
【解決手段】外観検査装置1は、基板吸着装置として板金15に固定された3つの吸着部群16A〜16Cを備える。吸着部群16A〜16Cはガラス基板Wの搬送方向に並んで配置されており、各々が3つの吸着部18A〜18Cを備える。吸着部18A〜18Cは、ガラス基板Wの裏面に吸着可能で、首振り動作が可能な吸着パッド22が1つずつ設けられている。最も中央にある吸着部群16Bの吸着部18Bは、上方に押し付け部33が配置されている。押し付け部33は補助パッド35を降下させてガラス基板Wを吸着部18Bに押し付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板を吸着する基板吸着装置、吸着した基板を搬送する基板搬送装置、基板を搬送しながら基板表面を観察できる外観検査装置に関する。
近年、LCD(液晶ディスプレイ)や、PDP(プラズマディスプレイ)などのFPD(フラットパネルディスプレイ)は、大型化の傾向にあり、これを製造する製造装置も大型化されている。FPD用の基板には、主にガラス基板が用いられており、複数の製造工程を経て、基板表面に多数の画素や、駆動回路等が形成されている。このような製造工程では、大型のガラス基板を空気を使用して浮上させ、基板周辺部を吸着保持して搬送する基板搬送装置が使用されている。
ここで、基板を位置決めして保持する際には、基板の裏面に下側から当接する吸着パッドを使用することが知られている。ところが、製造前には平坦であったガラス基板も、成膜工程や、熱処理工程を経ることで、捩れや、反りが発生することがある。さらに、金属膜等がガラス基板の表面に形成されると、ガラス基板の熱膨張率と金属膜の熱膨張率との違いから応力が発生し、ガラス基板に捩れや、反りが発生することがある。このような捩れや、反りは、ガラス基板が大型化するにつれて発生し易くなり、かつその捩れ量や、反り量(反り角度)も大きくなる。したがって、捩れや反りによってガラス基板が吸着し難くなって、吸着エラーが発生することがあった。
このような吸着エラーを防止するために、従来の基板搬送装置では、各吸着パッドの上方に、押さえ部材を1つずつ設け、押さえ部材で基板を上側から押圧して吸着パッドに基板を押し付けて吸着していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−188313号公報
しかしながら、捩れや反りのある基板を複数の押さえ部材で同時に押圧して吸着パッドに押し付けると、かえって基板に応力を発生させてしまうことがあった。また、FPDの大型化によって基板が大型化すると、基板の端部以外にも反りが生じたり、波状に変形したりすることがあるが、このような場合には、複数の押さえ部材で上方から同時に押さえ付けただけでは、基板を吸着保持できないことがあった。大型化した基板に対応して吸着パッド及び押さえ部材の数を増やすと装置のコストが増大してしまう。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、基板にかかる応力を抑制しつつ確実に吸着保持できるようにすることを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、基板を載置する載置部と、前記載置部に載置された基板を吸着保持する複数の吸着部と、前記複数の吸着部のそれぞれを異なるタイミングで真空吸着可能に制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数の吸着部のうち、基板に吸着可能に接触した前記吸着部を基点にし、この基点から離れる方向に順番に吸着するように制御することを特徴とする基板吸着装置とした。
この基板吸着装置は、複数の吸着部のうち、基板を吸着できてないものがあったとき、制御部が吸着できていない吸着部でも基板を吸着できるように制御する。このとき、吸着された部分を基点とし、基点となる部分から離れる方向に、例えば、中央から端部に向かって順番に基板が吸着され、基板の反りや捩れの応力が基板端部に逃がされる。
本発明によれば、基板の吸着された部分から離れる方向に向かって順番に基板を吸着するようにしたので、基板の反りや捩れによる応力を基板端部に逃がしながら基板を吸着保持できるようになる。基板反りや捩れがあった場合でも確実に保持できる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。各実施の形態において同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2には、この実施の形態に係る基板搬送装置を備える外観検査装置の構成が示されている。なお、基板は、種々の基板を用いることができるが、以下においては、FPD用のガラス基板Wとする。さらに、ガラス基板Wの上面(表面)は、回路素子や、配線パターン等のパターンが形成される素子形成面W1とし、ガラス基板Wの下面(裏面)は、パターンが形成されない非素子形成面W2とする。
外観検査装置1は、床面に設置されるベース部2を有し、ベース部2上に細長の基板浮上ステージ3が載置部として固定されている。ベース部2の一端部側が基板搬入出部4となり、長手方向の略中央にガラス基板Wの外観検査を行う観察光学系を備える検査部5が設けられている。また、ベース部2の一端部側には、ガラス基板Wを搬入出する基板搬送ロボット6が設置されている。以下、基板浮上ステージ3の長手方向、つまりガラス基板Wを搬送する方向をX方向とし、X方向と直交する幅方向をY方向、上下方向(鉛直方向)をZ方向とする。
基板浮上ステージ3は、その上面に開口する複数の空気孔10が全面に亘って所定の間隔で配設されている。この基板浮上ステージ3は、不図示のエアーコンプレッサなどに接続されており、空気孔10から上向きに圧搾エアを吐出させるように構成されている。なお、基板浮上ステージ3のX方向の長さは、ガラス基板WのX方向の長さよりも十分に長い。基板浮上ステージ3のY方向の幅は、ガラス基板Wの幅よりも短い。
基板搬入出部4には、複数のリフトピン20が配設されている。リフトピン20は、ガラス基板Wの大きさに対して十分に小さい径を有し、その先端部は、上側に凸となる球面形状になっている。このようなリフトピン20は、不図示の昇降機構に支持されており、基板浮上ステージ3の上面に対して突没自在になっている。なお、図1において、リフトピン20は、ガラス基板Wの四隅の近傍に対応する位置と、中央に対応する位置とに合計5つ設けられているが、リフトピン20の数及び配置はこれに限定されるものではない。
また、ベース部2の両側面のそれぞれには、リニアガイド11がX方向と平行になるように敷設されており、各リニアガイド11には、保持移動部12が1つずつX方向に往復移動自在に設けられている。これら保持移動部12は、同期して移動するように制御部41によって駆動制御されている。
図2及び図3に示すように、保持移動部12は、リニアガイド11に摺動自在に取り付けられるスライダ13を有している。スライダ13には、リニアモータなどリニアガイド11に沿って基板吸着装置である保持移動部12を往復移動させるために機構が内蔵されている。スライダ13の外側面には、支持部14が取り付けられている。支持部14の上部には、L字型の板金15を介して吸着部群16A,16B,16Cが固定されている。図1に示すように、各吸着部群16A〜16Cは、1つの保持移動部12に対して3つずつ、X方向に所定の配置間隔で配設されている。具体的には、ガラス基板WのX方向の側縁部の両隅近傍と、中央の3箇所に相当する位置に設けられている。さらに、各吸着部群16A〜16Cには、3つの吸着部18A、18B、18Cが、X方向に配列されている。吸着部18A〜18Cの配置間隔は、各吸着部群16A〜16Cにおいて同じ間隔になっている。
図4及び図5に拡大して示すように、吸着部18A〜18Cは、板金15に固定される吸着部本体21を有し、吸着部本体21の上面部には、吸着パッド22が首振り動作可能に、かつ上下方向に伸縮可能に設置されている。吸着パッド22は、上面が平面状の吸着面22Aになっており、吸着面22Aの中央にガラス基板Wを吸引するための吸引孔23が形成されている。吸引孔23は、吸着パッド22内を貫通し、ゴムなどの弾性体で形成されたジャバラ状の管を設けた吸引用のチューブ25を介して接続されている。吸着パッド22の下部で、吸着部本体21内に挿入されている部分は、外側に凸となる曲面部22Bになっており、曲面部22Bの外形は吸着部本体21に形成された孔21Aの径に略等しくなっている。吸着パッド22は、エンジニアリングプラスティックなど、ガラス基板Wを傷つけずに、かつ耐摩耗性に優れた樹脂から製造されている。なお、ジャバラを有するチューブ25で上下方向の伸縮機構を構成している。吸着パッド22の曲面部22B、ジャバラ状のチューブ25及び吸着部本体21の壁部で首振り機構を構成している。しかしながら、これ以外の収縮機構や首振り機構であっても良い。ガラス基板Wが上面に接着し、真空吸着されるとジャバラ状のチューブ25は、ジャバラ部分が縮んで図7のように下面が突き当たる位置まで下がる。
図2に示すように、保持移動部12の支持部14の外側面には、支持フレーム31が固定されている。この支持フレーム31は、ガラス基板Wの端面よりも外側を通って上方に延びている。支持フレーム31の内側には、L字状の板金32が取り付けられており、ここに押し付け部33が吊り下げられている。押し付け部33は、エアシリンダ34を有し、鉛直下向きにロッド34Aを進退可能になっている。ロッド34Aの下端には、押し付け部材である補助パッド35が取り付けられている。押し付け部33は、各吸着部群16A〜16Cに対して1つずつ配置されている。各押し付け部33は、ガラス基板Wの長さ方向、つまり搬送方向Xにおいて中央寄りの位置に配されている。すなわち、図3で左端の吸着部群16Aでは、一番右側の吸着部18Cの上方に押し付け部33が配置されている。中央の吸着部群16Bでは、中央の吸着部18Bの上方に押し付け部33が配置されている。右端の吸着部群16Cでは、一番左側の吸着部18Aの上方に押し付け部33が配置されている。
さらに、図6を参照して吸着部群16Aと、押し付け部33の吸引経路について説明する。なお、他の吸着部群16B、16Cと押し付け部33についても同様の吸引経路が形成されている。
図6に示すように、押し付け部33の補助パッド35は、バルブ36を介してエアーコンプレッサ37に配管接続されている。吸着部群16Aの吸着部18Aは、圧力センサ38Aと、バルブ39Aを介して、真空ポンプなどの吸引源40に配管接続されている。圧力センサ38Aは、吸着部18Aの圧力を検出する着確認部である。その出力信号線は、制御部41に接続されている。同様に、吸着部18Bと吸着部18Cは、それぞれ吸着確認部である圧力センサ38B,38Cと、バルブ39B,39Cを介して、吸引源40に配管接続されている。そして、その出力信号線は、共に制御部41に接続されている。制御部41から出力される信号は、バルブ36,39A〜39Cと、エアーコンプレッサ37と、吸引源40とに入力されるようになっている。他の吸着部群16B,16Cにおいても、吸着部群16Aと共通となる制御部41に接続されている。
制御部41は、図6に示す吸引経路の制御と、基板浮上ステージ3の制御、保持移動部12の制御、検査部5の制御など、外観検査装置1の全体の制御を司る。
検査部5は、保持移動部12の軌道及び基板浮上ステージ3を跨ぐようにベース部2の側面に固定された門型フレーム45と、門型フレーム45の上部にY方向に移動自在に取り付けられた顕微鏡46とを有している。この顕微鏡46は、CCD(電荷結合素子)などの撮像素子47が取り付けられており、ガラス基板Wの表面の拡大画像を取得して外観検査を行うためのもので、不図示のモニタにガラス基板Wの素子形成面W1の拡大像を表示できるようになっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。なお、保持移動部12は、基板搬入出部4に予め待機しており、各吸着部18A〜18Cは、その上面が基板浮上ステージ3よりも下側の位置に待機しているものとする。
ガラス基板Wの検査を行う際には、基板搬送ロボット6が、他の工程から搬出されたガラス基板Wを搬送アーム6A上に受け取り、搬送アーム6Aを外観検査装置1の基板搬入出部4の上方に移動させる。ここで、搬送アーム6Aにおけるガラス基板Wの吸着を解除し、基板搬入出部4から上昇してくるリフトピン20でガラス基板Wを搬送アーム6A上から持ち上げる。この状態で搬送アーム6Aを後退させると、ガラス基板Wが基板搬入出部4に受け渡される。ここで、基板浮上ステージ3は、空気孔10からエアを噴き出しているので、リフトピン20を下げると、ガラス基板Wがエアによって基板浮上ステージ3の上面よりも僅かに上方に浮上させられる。
ガラス基板Wを浮上させたら、保持移動部12の支持部14を上昇させ、各吸着部群16A〜16Cの各吸着部18がガラス基板Wの非素子形成面W2の側縁部に下側から当接可能な位置まで押し上げる。制御部41は、エアーコンプレッサ37を運転させ、6つの押し付け部33を駆動させる。具体的には、エアシリンダ34とエアーコンプレッサ37との間に設けられているバルブ36を開く。その結果、各押し付け部33の補助パッド35が下降して、ガラス基板Wの素子形成面W1の側縁部を上側から押圧する。ガラス基板Wの側縁部が吸着部18に押し付けられる。
例えば、図5は補助パッド35が下降する前の状態を示している。吸着部群16Cにおいて左端の吸着部18Aは、ガラス基板Wに対し、他の2つの吸着部18B,18Cと共にガラス基板Wから浮いてしまうことがある。この場合、図7に示すように、押し付け部33を駆動させ、補助パッド35を降下させる。押し付け部33がガラス基板Wを吸着パッド22に押し付けて密着させる。図7では吸着部18Aの位置ではガラス基板Wに反りが発生していないが、反りが発生して吸着パッド22からガラス基板Wが浮いていた場合、押し付け部33によってガラス基板Wの反りが矯正される。制御部41は、押し付け部33でガラス基板Wを押し付けた状態で吸引源40を運転させると共に、バルブ39Aを開らかせる。先に吸引源40を運転させておき、押し付け部33で徐々に押し下げながら吸引力によって吸着させるようにしても良い。吸着部18Aがガラス基板Wを吸着する。圧力センサ38Aは、吸着部18Aの圧力を検出し、制御部41に出力する。
吸着部18Aがガラス基板Wに密着して吸着することで、吸着部18Aのジャバラ部分が縮んでガラス基板Wを引き下げ、同じ吸着部群16Cで吸着部18Aの隣りにある吸着部18Bでは、上方に浮いていたガラス基板Wの側縁部が吸着部18Bに向かって下がる。吸着部18Bは、吸着パッド22が首振り動作することでガラス基板Wに密着するので、制御部41が吸着部18Bの経路を真空引きさせれば、吸着部18Aがガラス基板Wを吸着する。
吸着部18Bが2番目にガラス基板Wを吸着することで、隣りの吸着部18Cに向かってガラス基板Wの側縁部が下がる。吸着部18Cの首振り動作でガラス基板Wに密着した状態で吸引を行うと、ガラス基板Wを吸着できる。
つまり、押し付け部33で最初に吸着させられた吸着部18Aを基点にし、この基点から徐々に離れる方向に配置された吸着部18B,18Cが順番にガラス基板Wを吸着するようになる。
中央の吸着部群16Cでは、同様にして押し付け部33を駆動させると、3つの吸着部18A〜18Cのうち、中央の吸着部18Bにガラス基板Wが完全に密着させられる。したがって、最初に吸着部18Bでガラス基板Wを吸着する。これによって、吸着部18Bに近接した位置で、下方に引き下げ可能な位置にある両端の吸着部18A及び吸着部18Cにガラス基板Wが密着させられるので、両吸着部18A,18Cでガラス基板Wを吸着する。なお、中央の吸着部18Bの次は、一方の吸着部18A,18Cで吸着を行い、その後に残った吸着部18A,18Cで吸着を行っても良い。
左端の吸着部群16Aでは、押し付け部33を駆動させると、右端の吸着部18Cにガラス基板Wが完全に密着させられて吸着される。その後、前記と同様にして、吸着部18B、吸着部18Aの順番にガラス基板Wを吸着させる。
なお、吸着部群16A〜16C単位でガラス基板Wを吸着する順番には、任意に設定することができる。しかしながら、1番目に中央の吸着部群16Bでガラス基板Wを吸着し、2番目に両端の吸着部群16A,16Cでガラス基板Wを吸着すると、ガラス基板Wの反りをさらに矯正し易くなる。この場合、各吸着部18A〜18Cを真空引きする順番は、1番目に吸着部群16Bの吸着部18B、2番目が吸着部群16Bの2つの吸着部18A,18C、3番目に吸着部群16Aの吸着部18C及び吸着部群16Cの吸着部18A、4番目に吸着部群16Aの吸着部18B及び吸着部群16Cの吸着部18B、5番目に吸着部群16Aの吸着部18A及び吸着部群16Cの吸着部18Cでガラス基板Wを吸着する。これ以外の順番でガラス基板Wを吸着することもできる。
このようにして、ガラス基板Wを吸着部18に吸着保持させたら、一対の保持移動部12がベース部2の他端部に向かって同期して移動を開始する。ガラス基板W上のパターンが検査部5の顕微鏡46の下方に差し掛かったら、顕微鏡46でパターンの拡大像を取得し、モニタに出力する。より詳細には、顕微鏡46をY方向に移動させながらガラス基板Wの幅方向の拡大像を取得したら、各保持移動部12を同期して所定長だけ移動させ、次のパターンの拡大像を取得する。予定されている全てのパターンの拡大像を取得したら、各保持移動部12を後退させ、ガラス基板Wを基板搬入出部4に戻す。そして、吸着部18による吸着を解除し、リフトピン20でガラス基板Wを持ち上げてから、基板搬送ロボット6でガラス基板Wを搬出する。
この実施の形態によれば、複数の吸着部18A〜18Cで異なるタイミングで順番にガラス基板Wを吸着するようにしたので、製造工程中に予期せぬ捩れや反りがガラス基板Wに生じていたときでもガラス基板Wを確実に吸着することができる。特に、ガラス基板Wの中央から端部に向かって段階的に吸着することにより、ガラス基板Wの反りや捩れを基板端部に逃すことができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。また、ガラス基板Wに応力がかからないようにできる。
各吸着部群16A〜16Cで最初にガラス基板Wを吸着する吸着部18A〜18Cに対応して押し付け部33を設けたので、最初の吸着部18A〜18Cで確実にガラス基板Wを吸着できるようになり、続く他の吸着部18A〜18Cがガラス基板Wを吸着するきっかけを作り易い。このようなきっかけを作ることで、そこを基点にしてガラス基板Wを確実に吸着できるようになる。
吸着部18A〜18Cが首振り機構及び伸縮機構を備えるので、ガラス基板Wの反りに合わせて吸着パッド22を傾斜させることができる。このため、ガラス基板Wに確実に密着させることが可能になって吸着エラーが生じ難い。首振り機構又は伸縮機構の一方のみを設けた場合でも同様の効果が得られる。
吸着部群16A〜16Cを含む保持移動部12と、基板浮上ステージ3を備える基板搬送装置や、基板搬送装置に検査部5を設けた外観検査装置1では、ガラス基板Wを確実に吸着保持して搬送したり、検査を行ったりできるので、作業効率や検査精度を向上させることができる。
なお、図8に示すように、押し付け部33は、各吸着部群16A〜16Cの右端の吸着部18Aの上方のみに配置しても良い。また、図示しないが、左端の各吸着部18Cの上方のみに配置しても良い。各吸着部群16A〜16Cによって異なる位置に押し付け部33を配置しても良い。いずれの場合でも押し付け部33によってガラス基板Wを吸着させ、これをきっかけして他の吸着部でもガラス基板Wを吸着できるようになる。吸着の順番は、基板中央から端部に向かうように制御部41がコントロールする。
(第2の実施の形態)
図9に示す吸着部群16Cは、搬送方向に3つの吸着部18A〜18Cが配設されると共に、搬送方向の中央部分に移動機構71が設けられている。移動機構71は、吸着部群16Cを板金15に対して回動させる回動軸72と、不図示の駆動機構とから構成されている。なお、他の吸着部群16A,16Bも同様な移動機構71を備えている。
ガラス基板Wの吸着を開始したときに、吸着確認部を用いてガラス基板Wの吸着を確認する。吸着確認部は、前記の実施の形態のいずれかを使用できる。ガラス基板Wを吸着できてない吸着部(図9の例では吸着部18B及び吸着部18C)があったときは、吸着できている吸着部18Aはそのまま吸着状態を維持させ、制御部41が移動機構71を駆動させて吸着部群16Cを回動軸72回りに回動させる。図10に示すように、ガラス基板Wを吸着できていなかった吸着部18B,18Cとガラス基板Wとの距離が縮まってガラス基板Wが吸着される。これによって、吸着部18Aを基点とし、ここから離れる方向に吸着点が増加、つまり吸着部18B、吸着部18Cの順番にガラス基板Wが吸着される。
ガラス基板Wを吸着した後は、移動機構71を再び駆動させ、吸着部群16Cを水平に戻してからガラス基板Wを搬送する。
なお、ガラス基板Wの右上がりに反っていたときは、吸着部群16Cを反時計回りに回動させる。最初に中央の吸着部18Bのみが吸着した場合には、移動機構71を時計回り及び反時計回りに回転させて順番に吸着させる。他の吸着部群16A,16Bについても同様にしてガラス基板Wを吸着する。
制御部41では、中央の吸着部群16Bでガラス基板Wを吸着させ、その後に端部側の吸着部群16A,16Cでガラス基板Wを吸着する。ガラス基板Wの搬送方向の中心から端部に向かって順番に吸着するように制御することで、ガラス基板Wの反りや捩れを基板端部に逃すことができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。
この実施の形態では、吸着部群16A〜16Cに移動機構71を設けて吸着部18A〜18Cの位置を機械的に移動させることで順番にガラス基板Wを吸着保持するようにしたので、ガラス基板Wに反りや撓みがあるときでも確実に吸着することができる。
なお、同じ吸着部群16A〜16C内で、個々の吸着部18A〜18Cを昇降自在な移動機構を設けても良い。この場合は、複数の吸着部18A〜18Cがガラス基板Wの中央から端部に向かって順番にガラス基板Wを吸着するように昇降制御及び吸引制御を行う。また、各吸着部群16A〜16Cの移動機構71を搬送方向への移動機構としても良い。
(第3の実施の形態)
図11及び図12に示す基板吸着装置である保持移動部12は、各吸着部群16A〜16Cが搬送方向に3つの吸着部18A〜18Cを備える。さらに、吸着部群16Bの上方には、押し付け部81が配置されている。押し付け部81は、中央の吸着部18Bの上方に近接して配置されており、搬送方向に配列された一対のローラ82を有する。ローラ82の回転軸83は、搬送方向と直交し、かつ水平方向に平行に配置されている。ローラ82の外周面は、ガラス基板Wを押え付けることができるが基板表面を傷つけない程度の硬さと、耐磨耗性を備える樹脂などから製造されている。
ローラ82は、不図示の支持部に回転自在に支持されている。支持部には、不図示の移動機構が設けられており、一対のローラ82が矢印に示すように搬送方向で互いに離れる方向、つまり逆方向に移動できるようなになっている。さらに、各ローラ82をガラス基板Wの搬送経路及びその上方から外側に退避させることができるような移動機構も備えている。なお、図11及び図12には一対のローラ82のみが図示されているが、各吸着部群16A〜16Cごとにローラ82を設けることが好ましい。又は、一対のローラ82を全ての吸着部群16A〜16Cの上方に移動可能な支持部材及び移動機構を備えても良い。
ガラス基板Wを吸着するときは、各吸着部18A〜18Cでガラス基板Wの吸引を開始する。これと共に、ローラ82でガラス基板Wを吸着パッド22に押し付ける。一方のローラ82を搬送方向の前側に移動させると共に、他方のローラ82を搬送方向の後ろ側に移動させる。
制御部41は、ローラ82を使って中央の吸着部群16Bにガラス基板Wを吸着させる。押し付け部81によって、最初に吸着部18Bがガラス基板Wを吸着し、ここを基点とした場合に基点から離れる方向にある2つの吸着部18A,18Cが次にガラス基板Wを吸着する。その後、端部側の吸着部群16A,16Cでガラス基板Wを吸着させる。
この実施の形態では、ガラス基板Wが中央から段階的に吸着部18A〜18Cに完全に密着させられ、確実に吸着される。
ローラ82がガラス基板Wの中央から端部に向かって移動するので、各吸着部18A〜18Cが中央から順番にガラス基板Wを吸着する。これによって、ガラス基板Wの反りや捩れを基板端部に逃すことができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。
(第4の実施の形態)
図13に示すように、基板吸着装置である保持移動部12は、スライダ13に移動機構91を介して板金15が取り付けられている。移動機構91は、Z方向に各吸着部群16A〜16Cを昇降可能に構成されている。各吸着部群16A〜16Cごとに独立に昇降可能に構成されることが好ましいが、各吸着部群16A〜16Cを一体に昇降させる構成でも良い。
ガラス基板Wを吸着するときは、各吸着部18A〜18Cの吸引経路を吸引し、前記した何れかの吸着確認部でガラス基板Wの吸着を確認する。吸着できていない吸着部18A〜18Cがあるときは、吸着済みの吸着部18A〜18Cは吸着を維持したままで移動機構91を駆動させ、吸着部群16A〜16Cを上昇させる。図14に示すように、上向きに反っているガラス基板Wに吸着パッド22が密着させられるので、この状態で吸引を開始すればガラス基板Wを吸着できる。制御部41は、吸着部群16Bを最初に上昇させてガラス基板Wを吸着させ、その後にガラス基板Wの搬送方向の端部に向かって吸着部群16A,16Cを上昇させて吸着するように制御する。ガラス基板Wの反りや捩れを基板端部に逃すことができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。ガラス基板Wを吸着したら、移動機構91を下降させてからガラス基板Wを搬送する。
この実施の形態では、移動機構91によって吸着部群16A〜16Cを昇降させることで、最初に吸着できたところを基点としてここから離れる方向に段階的にガラス基板Wを吸着させるようにしたので、吸着保持を確実に行える。初期位置でいずれの吸着部18A〜18Cもガラス基板Wを吸着できていないときでもガラス基板Wを吸着保持できる。
移動機構91は、各吸着部群16A〜16Cを昇降させる機構としたが、各吸着部群16A〜16Cを搬送方向に水平移動させる機構でも良い。ガラス基板Wの捩れや反りの仕方によっては、各吸着部群16A〜16Cを搬送方向に水平移動させることで、吸着が可能になる。この場合も中央の吸着部群16Bを最初にスライドさせてガラス基板Wを吸着させ、その後、端部側の吸着部群16A,16Cをスライドさせて吸着する。
(第5の実施の形態)
図15に示す基板吸着装置である保持移動部12は、多数の吸着部を搬送方向に配列させてある。例えば、ガラス基板Wの搬送方向前側の端部から搬送方向後側の端部に至るまで順番に、吸着部18A、吸着部18B、吸着部18C、吸着部18D、・・・・というように等間隔で配置されている。各吸着部18A〜18Dの吸引経路中には、吸着確認部として圧力センサ38A〜38Dが各吸着部18A〜18Dに対応して設けられている。なお、図15には、吸着部として4つ図示されているが、4つの目以降の吸着部18D及び吸引経路、吸着確認部は、吸着部18A〜18Cと同様の構成になっている。
ガラス基板Wを吸着するときは、各吸着部18A,18B,18C,18D,・・・の吸引経路のバルブ39A,39B,39C,39D,・・・を開き、一斉に吸引を開始する。制御部41は、各圧力センサ39A,39B,39C,39D,・・・の値をチェックし、最も真空度の高い、又は最初に所定の真空度に達した圧力センサ、図15の例では圧力センサ38Bを選択する。次に、圧力センサ38Bの吸引経路のバルブ39Bのみを開き、他の吸引経路のバルブ39A,39C,39D,・・・を閉じる。その結果、バルブが開いている吸引経路の吸着部18Bのみがガラス基板Wを吸引し、この部分のガラス基板Wが吸着される。吸着された部分の周囲のガラス基板Wは、吸着部群16Bに向かって下がる。このため、吸引中の吸着部18Bの隣の吸着部18A,18Cの吸引経路のバルブ39A,39Cを2番目に開いてガラス基板Wを吸着させる。さらにその後、吸着部18Dのバルブ39Dを3番目に開いてガラス基板Wを吸着させる。なお、吸引中の吸着部18Bの隣の吸着部18A,18Cの吸着は、同時でなくても良い。
この実施の形態では、ガラス基板Wに沿って多数の吸着部を配列させておき、ガラス基板Wを吸着する順番を予め定めず、実際に吸着を行って最もガラス基板Wを吸着できた箇所を基点とし、ここから離れる方向に段階的に吸着するポイントを増やしながらガラス基板Wを吸着するようにしたので、ガラス基板Wに反りや撓みがあった場合でも確実に吸着することができる。
なお、本実施の形態では、いずれかの吸着部18A,18B,18C,18D,・・・がガラス基板Wを吸着できることを前提としていたが、他の実施の形態の吸着を補助する手段(例えば、補助パッド35やローラ82など)と併用しても良い。この場合は、複数の吸着部18A〜18Cで吸着部群16A〜16Cを構成し、これら吸着部群16A〜16Cごとに吸着制御を行っても良い。例えば、制御部41は、ガラス基板Wの中央の吸着部群16Bのいずれかの吸着部18A〜18Cでガラス基板Wを吸着し、その吸着部群16B内でガラス基板Wを吸着した後、端部側の吸着部群16A,16Cでガラス基板Wを吸着するように制御する。各吸着部群16A〜16C内では、最初に吸着した箇所を基点にしてそこから離れる方向に段階的に吸着が行われる。また、一度全ての吸着部群16A〜16Cで同時に吸着を開始した後、中央の吸着部群16Bの吸引圧が十分であれば、一度他の2つの吸着部群16A,16Cの吸引を止め、その後、吸着部群16A,16Cの吸引を再開して応力の低減を図っても良い。また、吸着部群16Bの吸引圧力が上がらない場合は、吸着部群16A又は吸着部16Cで吸引圧が十分な方以外の吸引を一度停止させる。吸引圧が十分で停止させなかった吸着部群を基点とし、その基点となる吸着部群からガラス基板Wの端部に向かって離れていくように吸着を再開しても良い。ガラス基板Wの反りや捩れによる応力を低減することができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。
(第6の実施の形態)
図16及び図17に示すように、基板吸着装置である保持移動部12は、吸着確認部として撮像装置61が設けられている。撮像装置61は、不図示の移動機構によって搬送方向に平行に移動可能に外観検査装置1に取り付けられている。撮像装置61の移動範囲は、各吸着部18A〜18Cとガラス基板Wを撮像可能な範囲である。不図示の移動機構としては、搬送方向に平行に敷設されたレールと、レール上を移動可能で撮像装置61が搭載されるスライダとを備える構成があげられる。なお、この実施の形態でも吸着部は、ガラス基板Wの搬送方向前側の端部から搬送方向後側の端部に至るまで順番に、吸着部18A、吸着部18B、吸着部18C、・・・・というように等間隔で配置されているものとする。撮像装置61は、全ての吸着部の吸着を確認できるように1つ又は複数も受けられている。
制御部41は、ガラス基板Wを吸着するときに、各吸着部18A,18B,18C,・・・の吸引を開始し、撮像装置61を搬送方向に沿って移動させる。各吸着部18A,18B,18C,・・・におけるガラス基板Wの吸着具合を撮像装置61の画像から判定する。例えば、画像処理によって各吸着部18A,18B,18C,・・・とガラス基板Wとの距離を計測するなどして判定する。
制御部41は、最も吸着具合が良好な吸着部(図17の場合には吸着部18A)を決定し、この吸着部18Aのみでガラス基板Wを吸引する。撮像装置61でその場所でのガラス基板Wの吸着を確認したら、前記の実施の形態と同様に隣りの吸着部18Bでガラス基板Wの吸着を開始し、以降は徐々にガラス基板Wを吸着するポイントを増やす。
この実施の形態では、吸着確認部として撮像装置61を設け、実際に吸着を行って最もガラス基板Wを吸着できた箇所を調べ、ここを基点とし、基点から離れる方向に吸着するポイントを段階的に増やしながらガラス基板Wを吸着するようにしたので、ガラス基板Wに反りや撓みがあった場合でも確実に吸着することができる。
本実施の形態では、いずれかの吸着部18A,18B,18C,・・・がガラス基板Wを吸着できることを前提としていたが、他の実施の形態の吸着を補助する手段(例えば、補助パッド35やローラ82など)と併用しても良い。この場合は、複数の吸着部18A〜18Cで吸着部群16A〜16Cを構成し、吸着部群16A〜16Cごとに撮像装置61を設け、吸着部群16A〜16Cごとに吸着制御を行っても良い。例えば、制御部41は、ガラス基板Wの中央の吸着部群16Bのいずれかの吸着部18A〜18Cでガラス基板Wを吸着し、その吸着部群16B内でガラス基板Wを吸着した後、端部側の吸着部群16A,16Cでガラス基板Wを吸着するように制御する。各吸着部群16A〜16C内では、最初に吸着した箇所を基点にしてそこから離れる方向に段階的に吸着が行われる。ガラス基板Wの反りや捩れによる応力を低減することができ、ガラス基板Wをより平面状に保持することができる。
なお、本発明は、前記した各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、各実施の形態の押し付け部材や、吸着確認部、移動機構のいずれかを組み合わせた構成にしても良い。
ガラス基板Wの吸着のみを行う装置でも良いし、吸着及び搬送を行う装置でも良い。吸着と検査を行う装置でも良い。
吸着部群16A〜16Cは、2つ以上であることが望ましいが1つでも良い。各吸着部群16A〜16Cにおける吸着部18A〜18Dの数は、2つ以上であることが望ましいが、1つでも良い。
押し付け部33の位置は、実施形態の位置に限定されるものではなく、例えば各吸着部群16A〜16Cで統一した位置であっても良い。
本発明の実施の形態に係る基板吸着装置を含む基板搬送装置、外観検査装置の構成を示す平面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB矢視図である。 基板を載置した状態を示す図である。 図4のC矢視図である。 吸引経路を示すブロック図である。 押し付け部で基板を吸着パッドに押し付けた図である。 押し付け部の配置が異なる構成を例示する図である。 吸着部群を回転させる移動機構を備える図である。 移動機構を駆動させて吸着パッドに基板を押し付けた図である。 押し付け部としてローラを使用する例を示す図である。 図11の側面図である。 吸着部を昇降させる移動機構を備える例を示す図である。 移動機構で吸着部を上昇させて基板に吸着パッドを押し付けた図である。 吸着確認部として圧力センサを使用する例を示す図である。 吸着確認部として撮像装置を備える例を示す図である。 図16の側面図である。
符号の説明
1 外観検査装置
3 基板浮上ステージ(基板搬送装置)
5 検査部
11 リニアガイド(基板搬送装置)
12 保持移動部(基板吸着装置)
16A,16B,16C 吸着部群
18A,18B,18C 吸着部
22 吸着パッド
22B 曲面部(首振り機構)
25 チューブ(首振り機構、伸縮機構)
33,81 押し付け部
38A,38B,38C,38D 圧力センサ
40 吸引源
41 制御部
46 顕微鏡(観察光学系)
71,91 移動機構
82 ローラ

Claims (13)

  1. 基板を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された基板を吸着保持する複数の吸着部と、
    前記複数の吸着部のそれぞれを異なるタイミングで真空吸着可能に制御する制御部と
    を備え、前記制御部は、前記複数の吸着部のうち、基板に吸着可能に接触した前記吸着部を基点にし、この基点から離れる方向に順番に吸着するように制御することを特徴とする基板吸着装置。
  2. 基板に吸着可能に接触するように基板を上方から押し付ける押し付け部を備えることを特徴とする請求項1に記載の基板吸着装置。
  3. 前記複数の吸着部から吸着部群が形成されており、前記押し付け部は複数の前記吸着部群のそれぞれに配置され、かつその前記吸着部群のなかで基板の中心近くに配置されている前記吸着部の上方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の基板吸着装置。
  4. 前記押し付け部は、基板面に水平な回転軸を持つローラを有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の基板吸着装置。
  5. 前記複数の吸着部の少なくとも1つが基板に向かって上昇可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板吸着装置。
  6. 前記吸着部が基板に吸着可能に接触したことを検出する吸着確認部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の基板吸着装置。
  7. 前記吸着確認部は、前記吸着部と吸引源との間に前記吸着部ごとに設けられた吸引経路の圧力を検出する圧力センサを含むことを特徴とする請求項6に記載の基板吸着装置。
  8. 前記吸着確認部は、前記吸着部群ごとに設けられた撮像装置を含むことを特徴とする請求項6に記載の基板吸着装置。
  9. 前記吸着確認部で吸着が確認されないときに、前記吸着部の少なくとも1つを上昇させる移動機構を備えることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の基板吸着装置。
  10. 前記吸着確認部で吸着が確認されない前記吸着部があったとき、その前記吸着部を含む前記吸着部群を形成する前記吸着部の全体を傾斜、又は前記吸着部の配列方向に移動させる移動機構を備えることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の基板吸着装置。
  11. 前記吸着部は、首振り機構又は上下方向の伸縮機構を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の基板吸着装置。
  12. 前記載置部として基板を空気圧で浮上させる機構を有し、浮上させた基板を吸着する前記基板搬送装置を移動可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の基板搬送装置。
  13. 請求項12に記載の基板搬送装置で基板を搬送する経路中に基板の表面を観察する観察光学系を設けたことを特徴とする外観検査装置。
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