JP2009168860A - 基板用ステージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶パネル用ガラス基板を高速かつ高精度に移動させて位置決め状態に載置することを可能とし、タクトタイムの短縮を図る。
【解決手段】ガラス基板Aを載置する載置面2aを有するステージ本体2と、その載置面2aから出没可能に設けられ、載置面2aから上方に突出させられた状態で、搬送されてきたガラス基板Aを上端に載置する複数のリフトピン3と、リフトピン3を昇降させるリフトピン昇降機構4と、リフトピン3を水平方向に移動させるリフトピン水平移動機構5と、リフトピン3上に載置されたガラス基板Aに対する基準位置からのずれ量を検出する位置検出部6と、検出されたずれ量に基づいて、リフトピン昇降機構5によりリフトピン3の上端が載置面2aまで下降させられる間に、ガラス基板Aを基準位置まで移動させるようにリフトピン水平移動機構5を制御する制御部7とを備える基板用ステージ装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶パネル用ガラス基板を位置決め状態に載置する基板用ステージ装置に関するものである。
従来、基板用ステージ装置としては、多関節搬送ロボットにより搬送されてきたガラス基板の位置および姿勢をリフトピン上において非接触な方法で検出し、この検出結果に基づいて、ステージ部をガラス基板の位置および姿勢に合うように動かした後に、ガラス基板をリフトピンに移し替えてステージ上に載置するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−333109号公報
しかしながら、従来の基板用ステージ装置は、精度の要求される大重量のステージ部を移動させるために、大がかりな駆動装置が必要となり、大きな動力源が必要となる。特に、液晶ディスプレイを多面取りして製造するマザーガラス基板は大型化しており、現在では一辺が3mを越えるガラス基板が出現している。
この大型ガラス基板を載置するステージも大型ガラス基板サイズに従って大きくなるため、このように大型化したステージを高精度で高速に動作させることが困難になる。また、ステージを所定の位置にオフセットした後に、ガラス基板を多関節搬送ロボットからリフトピンに移し替えているため、この移し替えの際に多関節搬送ロボットのハンドの振れなどの要因によってガラス基板がステージの基準位置からずれてしまい、精度よく位置決めすることができないという不都合がある。
また、ガラス基板が、2m、3mと大型化すると、このガラス基板を吸着保持している多関節搬送ロボットのハンドの振れがすぐに治まらないため、ガラス基板の位置を検出するまでに時間を要する。さらに、多関節搬送ロボットのハンドがガラス基板の重量やダウンフローの影響により撓み、ステージ面に対してガラス基板が傾いて配置されるため、ガラス基板のエッジを正確に検出できなくなるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、液晶パネル用ガラス基板を高速かつ高精度に位置決めすることを可能とし、タクトタイムの短縮を図ることができる基板用ステージ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、液晶パネル用ガラス基板を位置決め状態に載置する基板用ステージ装置であって、液晶パネル用ガラス基板を載置する載置面を有するステージ本体と、このステージ本体の載置面から出没可能に設けられ、載置面から上方に突出させられた状態で、搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板を上端に載置する複数のリフトピンと、全てのリフトピンを昇降させるリフトピン昇降機構と、全てのリフトピンを水平方向に移動させるリフトピン水平移動機構と、リフトピン上に載置された液晶パネル用ガラス基板に対する基準位置からのずれ量を検出する位置検出部と、この位置検出部により検出されたずれ量に基づいて、前記リフトピン昇降機構によりリフトピンの上端が前記載置面まで下降させられる間に、液晶パネル用ガラス基板を基準位置まで移動させるように前記リフトピン水平移動機構を制御する制御部とを備える基板用ステージ装置を提供する。
本発明によれば、リフトピン昇降機構の作動によりリフトピンの上端をステージ本体の載置面の上方に突出させた状態で、搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板をリフトピンの上端に受け取って載置し、リフトピンの下降動作中にリフトピン水平移動機構の作動により、リフトピンを水平方向に移動させることによって、載置された液晶パネル用ガラス基板を基準位置に位置合わせする。
このとき、位置検出部によって液晶パネル用ガラス基板の基準位置に対するずれ量が検出されると、制御部の作動により、リフトピン昇降機構およびリフトピン水平移動機構が作動させられ、リフトピン昇降機構によりリフトピンが下降させられる間に液晶パネル用ガラス基板が基準位置に位置決めされる。すなわち、リフトピン昇降機構とリフトピン水平移動機構とがシーケンシャルに作動させられるのではなく、連動して同時に動作を終えるように制御されるので、タクトタイムをさらに短縮することができる。
また、上記発明においては、前記位置検出部が、液晶パネル用ガラス基板の2箇所の角部の水平方向位置を検出することとしてもよい。
このようにすることで、位置検出部により検出された2箇所の角部の水平方向位置により、液晶パネル用ガラス基板の並進位置および回転位置をそれぞれ容易に算出することができる。
また、上記発明においては、少なくとも1つの前記リフトピンの上端に、載置された液晶パネル用ガラス基板の位置ズレを防止する滑り止め部材が設けられていることとしてもよい。
このようにすることで、リフトピンの上端に液晶パネル用ガラス基板を載置した状態でリフトピンを高速移動させても滑り止め部材によってリフトピンに対する液晶パネル用ガラス基板の位置ズレが防止され、高精度に位置決めすることができる。
また、上記発明においては、少なくとも1つの前記リフトピンに、載置された液晶パネル用ガラス基板を吸着する吸着機構が設けられていることとしてもよい。
このようにすることで、吸着機構によってリフトピンの上端に液晶パネル用ガラス基板を吸着することにより、リフトピンを高速移動させてもリフトピンに対する液晶パネル用ガラス基板の位置ズレが防止され、高精度に位置決めすることができる。
また、上記発明においては、前記吸着機構が、2本以上の前記リフトピンに設けられていることが好ましい。
このようにすることで、リフトピンの水平移動により、リフトピンの上端に載置した液晶パネル用ガラス基板が水平移動させられる際に、液晶パネル用ガラス基板の慣性力によるモーメントによって液晶パネル用ガラス基板が回転するのを防止することができる。したがって、液晶パネル用ガラス基板を精度よく位置決め状態に維持することができる。
また、上記発明においては、前記リフトピン水平移動機構が、全ての前記リフトピンを固定するスライダを水平方向に移動可能に支持する複数個のボールと、前記スライダを水平方向に押す押圧機構とを備えることとしてもよい。
このようにすることで、押圧機構の作動によりスライダが水平方向に押されると、ボール上に移動可能に支持されたスライダが水平方向に並進移動または回転移動させられて、該スライダに固定されている全てのリフトピンを簡易に同時に水平方向に移動させることができる。
本発明によれば、液晶パネル用ガラス基板を高速かつ高精度に位置決めすることを可能とし、タクトタイムの短縮を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る基板用ステージ装置1について、図1〜図4を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る基板用ステージ装置1は、図1および図2に示されるように、水平な載置面2aを有するステージ本体2と、該ステージ本体2に設けられた複数の貫通穴2bを介して、それぞれ載置面2aから出没可能に設けられる複数のリフトピン3と、該リフトピン3を昇降させるリフトピン昇降機構4と、リフトピン3を水平方向に移動させるリフトピン水平移動機構5と、搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板Aの水平方向位置を検出するセンサ(位置検出部)6と、該センサ6からの検出信号に基づいて基準位置に対する液晶パネル用ガラス基板Aのずれ量を求め、このずれ量に基づいて前記リフトピン昇降機構4およびリフトピン水平移動機構5を制御する制御部7とを備えている。
ステージ本体2は、図1および図2においては載置面2aのみにより簡略的に示しているが、水平な載置面2aを得るために、大重量の重厚な構造物として構成されている。なお、ステージ本体2としては、平坦な載置面2aを有するものの他、載置面2aに複数のエアー吹き出し穴(図示略)を有し、液晶パネル用ガラス基板Aを浮上させた状態でガラス基板の端部を吸着保持し、水平方向に搬送可能なものも含まれる。また、載置面2aに複数のローラ(図示略)を有し、ローラの回転により液晶パネル用ガラス基板Aを水平方向に搬送可能なものも含まれる。ここでは、単なる平坦な載置面2aを有するステージ本体2を例示する。
ステージ本体2に設けられた貫通穴2bは、リフトピン3の直径寸法にリフトピン水平移動気孔5の水平移動距離を加えた寸法よりも大きな内径寸法を有している。
リフトピン3は、図に示す例では、9本が所定の間隔をあけて正方配列されている。全てのリフトピン3は、載置面2aの下方に配置される可動プレート8に固定されている。
リフトピン昇降機構4は、可動プレート8の下部に配置されたシリンダにより構成されている。リフトピン昇降機構4の作動により、図1に実線で示される位置から鎖線で示される位置までの範囲で、可動プレート8を昇降させることができるようになっている。可動プレート8を上昇させると、リフトピン3の上端3aがステージ本体2の載置面2aよりも上方に突出し、可動プレート8を最下位に下降させると、リフトピン3の上端3aが載置面2aよりも下方に配置されるようになっている。
リフトピン水平移動機構5は、図2に示されるように、水平なベースプレート9と、該ベースプレート9の上方に配置され、前記リフトピン昇降機構4を搭載する矩形状のスライダ10と、該スライダ10をベースプレート9に対して水平移動可能に支持する3個以上のボール11と、スライダ10にXY方向およびθ方向に押圧力を加える複数のシリンダ(押圧機構)12とを備えている。ボール11はスライダ10を水平に支持するとともに、ベースプレート9との間の摩擦抵抗を小さくするために格子状に多数配置することが好ましい。
シリンダ12は、図1に示す例では、スライダ10の一辺に間隔をあけて2個、その他の3辺の中央にそれぞれ1個ずつ配置されている。この場合、一辺に間隔をあけて設けた2個のシリンダ12の一方を押し出すことによりスライダ10を右回りまたは左回りに回転させることができる。
センサ6は、例えば、CCDカメラであって、リフトピン3の上端3aに載置される液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部近傍の所定の視野範囲を撮影する。制御部7は得られた画像を画像処理することにより、視野中心O(以下、基準位置Oとも言う。)に対する液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の位置のずれ量を精度よく検出することができるようになっている。
2つのセンサ6は、その視野中心Oが液晶パネル用ガラス基板Aの対角線上の基準位置に一致するように固定されている。
図3は、角部が面取りされている液晶パネル用ガラス基板Aの座標基準となる角部近傍の画像であり、液晶パネル用ガラス基板Aの直交する2つの基準エッジA,Aの延長線上に配置される交点Pの位置が角部の位置として検出されるようになっている。
制御部7は、センサ6により検出された液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の位置情報と、視野中心Oとのずれ量を求め、このガラス基板Aのずれ量の情報に基づいて、例えば、前記交点Pが、センサ6の視野範囲の中心に配される基準位置Oまで移動されるように、リフトピン水平移動機構5を制御するようになっている。
さらに具体的には、制御部7は、リフトピン昇降機構4を作動させて、搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板Aがリフトピン3の上端3aに載置された位置から、ステージ本体2の載置面2aに載置される位置まで下降させられる間に、液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の位置Pが基準位置Oまで移動させられるように、前記リフトピン水平移動機構5を制御するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る基板用ステージ装置1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る基板用ステージ装置1によれば、図2に示されるように、リフトピン昇降機構4により、ステージ本体2の載置面2aよりも上方に上端3aが配置させられるようにリフトピン3が上昇させられた状態で、図示しない搬送ロボットにより搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板Aがリフトピン3の上端3aに載置される。このとき、液晶パネル用ガラス基板Aと載置面2aとの間にはスペースが形成されるので、液晶パネル用ガラス基板Aを移載した後の搬送ロボットはそのスペースを利用して液晶パネル用ガラス基板Aの下方から抜き出される。
この状態で、センサ6の作動により、リフトピン3の上端3aに載置されている状態の液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の水平方向位置Pが検出される。図2に示す例では、液晶パネル用ガラス基板Aが水平方向にズレた状態でリフトピン3の上端3aに載置されている。したがって、各センサ6には、図3に示されたように、液晶パネル用ガラス基板Aの直交する2つの基準エッジA,Aの交点Pが視野範囲の中心位置に配される基準位置Oからずれた画像が取得される。
そして、センサ6により取得された画像が画像処理されることにより、液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の水平方向位置Pが検出され、制御部7に送られる。制御部7においては、センサ6から送られてきた角部の水平方向位置Pの情報に基づいて、これを基準位置Oに移動させるために必要な液晶パネル用ガラス基板Aの水平方向の移動量および移動方向が算出される。
そして、制御部7は、リフトピン昇降機構4およびリフトピン水平移動機構5を作動させて、リフトピン3の上端3aが図2に示される位置から図4に示されるように載置面2aの下方に配置されることとなる位置まで移動させられる間に、液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部が基準位置Oに移動させられるようにリフトピン水平移動機構5を制御する。
図3に示す例では、液晶パネル用ガラス基板Aは、基準位置(センサの光軸位置)Oに対して左上方向にずれているので、制御部7は、リフトピン水平移動機構5のシリンダ12を制御して、図3の左側に配されるシリンダ12を押し出し、右側に配されるシリンダ12を引っ込める方向に移動させるとともに、上側のシリンダ12を押し出し、下側の2つのシリンダ12を同時に引っ込める方向に移動させることにより、液晶パネル用ガラス基板Aの2つ角部の水平方向位置Pを基準位置Oまで移動させることができる。
また、液晶パネル用ガラス基板Aが右側に傾いているときには、一辺に間隔をあけて設けた2つのシリンダ12の内の右側のシリンダ12を押し出して液晶パネル用ガラス基板Aを左回りに回転させる。逆に、液晶パネル用ガラス基板Aが左側に傾いているときには、一辺に間隔をあけて設けた2つのシリンダ12の内の左側のシリンダ12を押し出して液晶パネル用ガラス基板Aを右回りに回転させる。このようにスライダ10の中心を通るX軸またはY軸からずれた位置にシリンダ12を配置することにより、スライダ10にθ方向の回転力を与えることができる。
すなわち、本実施形態に係る基板用ステージ装置1によれば、大重量の重厚なステージ本体2は固定したままの状態で、比較的軽量なリフトピン3およびこれらを固定するスライダ10を水平方向(XY方向およびθ方向)に移動させて液晶パネル用ガラス基板Aを基準位置Oに合わせるので、大がかりな駆動装置が不要であり、エネルギの節減、高速移動および位置決め精度の向上を図ることができるという利点がある。
特に、本実施形態においては、リフトピン3の下降とリフトピン3の水平移動とをシーケンシャルに行うのではなく連動して行うので、リフトピン3の下降と同時に液晶パネル用ガラス基板Aのプリアライメント(位置決め)を行うことが可能となり、タクトタイムの大幅な短縮を図ることができる。
また、基板用ステージ装置1を製造ラインの途中に配置する場合には、液晶パネル用ガラス基板Aが位置決めされるステージ本体2を動かさないで済む本実施形態に係る基板用ステージ装置1は、位置決め後に再度製造ラインとの位置調整を図る必要がなく、さらにタクトタイムを短縮することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、位置検出部として2次元のCCDカメラを液晶パネル用ガラス基板Aの対角線上の角部に2個配置した例を示したが、液晶パネル用ガラス基板Aの隣り合う一方の基準エッジAに2個の1次元のラインセンサと他方の基準エッジAに1個の1次元のラインセンサを配置することによっても基準位置に対する液晶パネル用ガラス基板Aのずれ量を検出することができる。
また、本実施形態においては、スライダ10を4辺にそれぞれ設けられたシリンダ12によりX,Y方向に並進移動させてもよいが、シリンダ12を図1に示すようにスライダ10の少なくとも1つの辺に中心線を挟んで2つ設け、これらのシリンダ12の押し出し量を調節して右回りあるいは左回りの回転を付与し、液晶パネル用ガラス基板Aの回転方向位置を調節することが好ましい。
スライダ10に回転力を付与するシリンダ12は、スライダ10の中心を通るX軸またはY軸から遠くへ離すことによりスライダ10への回転モーメントを大きくすることができる。右回り、左回りに回転力を付与する2つのシリンダ12は図1に示されるように一辺に2つ設けるだけでなく、対向する2辺にX軸またはY軸から外れた同一側に配置してもよい。
また、本実施形態に係る基板用ステージ装置1においては、図5に示されるように、リフトピン3の少なくとも1本に、液晶パネル用ガラス基板Aを吸着する吸着機構13が設けられていることとしてもよい。図5に示される吸着機構13は、例えば、リフトピン3を長手方向に貫通する吸着穴13aと、該吸着穴13aと図示しない負圧供給源とを接続するチューブ13bとを備えている。
このようにすることで、吸着機構13の作動によりリフトピン3の上端3aに開口する吸着穴13aを負圧に吸引し、載置した液晶パネル用ガラス基板Aが水平移動中にずれないように保持することができる。
したがって、リフトピン水平移動機構5をさらに高速動作させることも可能となり、タクトタイムのさらなる短縮を図ることができる。
吸着機構13を設けるリフトピン3は、液晶パネル用ガラス基板Aの略中心に位置する1本でもよいが、2本以上設けるとなおよい。このようにすることで、液晶パネル用ガラス基板Aの慣性力によるモーメントが発生しても、水平移動中に液晶パネル用ガラス基板Aが回転しないように保持することができる。
また、吸着機構13により液晶パネル用ガラス基板Aの位置ズレを防止することに代えて、リフトピン3の上端にゴム等の滑り止め部材(図示略)を設けることにしてもよい。
また、本実施形態においては、搬送ロボットからリフトピン3上に移載された高さ位置において、センサ6により液晶パネル用ガラス基板Aの2つの角部の水平方向位置Pを検出することとしたが、これに代えて、リフトピン3を下降させる途中位置において水平方向位置を検出することにしてもよい。このようにすることで、リフトピン昇降機構4の垂直度が良好ではない場合においても、ステージ本体2の載置面2aに載置される際の液晶パネル用ガラス基板Aの位置ズレを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る基板用ステージ装置を示す斜視図である。 図1の基板用ステージ装置において、リフトピン上に液晶パネル用ガラス基板を載置した状態を示す一部を切断した正面図である。 図1の基板用ステージ装置の位置検出部の視野範囲を示す図である。 図1の基板用ステージ装置において、リフトピンをステージ本体の載置面より下方に下降させた状態を示す一部を切断した正面図である。 図1の基板用ステージ装置におけるリフトピンの変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
A 液晶パネル用ガラス基板
O 基準位置
1 基板用ステージ装置
2 ステージ本体
2a 載置面
3 リフトピン
3a 上端
4 リフトピン昇降機構
5 リフトピン水平移動機構
6 センサ(位置検出部)
7 制御部
10 スライダ
11 ボール
12 シリンダ(押圧機構)
13 吸着機構

Claims (6)

  1. 液晶パネル用ガラス基板を位置決め状態に載置する基板用ステージ装置であって、
    液晶パネル用ガラス基板を載置する載置面を有するステージ本体と、
    このステージ本体の載置面から出没可能に設けられ、載置面から上方に突出させられた状態で、搬送されてきた液晶パネル用ガラス基板を上端に載置する複数のリフトピンと、
    全てのリフトピンを昇降させるリフトピン昇降機構と、
    全てのリフトピンを水平方向に移動させるリフトピン水平移動機構と、
    リフトピン上に載置された液晶パネル用ガラス基板に対する基準位置からのずれ量を検出する位置検出部と、
    この位置検出部により検出されたずれ量に基づいて、前記リフトピン昇降機構によりリフトピンの上端が前記載置面まで下降させられる間に、液晶パネル用ガラス基板を基準位置まで移動させるように前記リフトピン水平移動機構を制御する制御部とを備える基板用ステージ装置。
  2. 前記位置検出部が、液晶パネル用ガラス基板の2箇所の角部の水平方向位置を検出する請求項1に記載の基板用ステージ装置。
  3. 少なくとも1つの前記リフトピンの上端に、載置された液晶パネル用ガラス基板の位置ズレを防止する滑り止め部材が設けられている請求項1に記載の基板用ステージ装置。
  4. 少なくとも1つの前記リフトピンの上端に、載置された液晶パネル用ガラス基板を吸着する吸着機構が設けられている請求項1に記載の基板用ステージ装置。
  5. 前記吸着機構が、2本以上の前記リフトピンに設けられている請求項4に記載の基板用ステージ装置。
  6. 前記リフトピン水平移動機構が、全ての前記リフトピンを固定するスライダを水平方向に移動可能に支持する複数個のボールと、前記スライダを水平方向に押す押圧機構とを備える請求項1に記載の基板用ステージ装置。
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