JP6407629B2 - 搬送装置および基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を搬送する技術に関する。
液晶表示基板や半導体ウエハなどの精密電子基板(以下、単に「基板」と称する。)の製造プロセスにおいては、洗浄処理部や熱処理部,レジスト塗布部などの各処理部を所定位置に配置し、さらに、基板搬送装置をそれらの各処理部間に配置される場合がある。そして、基板搬送装置によって、基板を所定の搬送順序で搬送しつつ、各処理部に出し入れして一連の処理が行われる。
このような基板搬送装置としては、ハンド(基板支持部)の上に基板を載置し、このハンドを別の駆動機構によって処理部内に進入および退出させる。これによって、基板を処理部内に設置する。また、処理が完了した際にも、再びハンドを処理部内に進入および退出させることによって、基板を処理部から取り出し、他の処理部に基板を搬送する。
本願に関連する技術としては、例えば特許文献1のようなものがある。なお、特許文献1では、前方が開放されたハウジングの内部に基板支持部を収納している。例えば、レジスト塗布直後の基板を鉛直方向または水平方向に移動させると、周囲の気流の影響を受けて、レジスト面に風紋が発生し、基板の品質が劣化する虞がある。そこで、搬送時に基板をハウジングの内部を収納することによって、気流の影響を低減している。
特開平7−86375号公報
特許文献1では、前方が開放されたハウジングの内部に基板載置部を収納することによって、基板を鉛直方向および水平方向移動させる際、気流が基板に影響することが抑制される。しかしながら、基板載置部を回転させることによって、基板を回転させた場合には、ハウジングの開口を介した内部への気流が発生する。特に近年は、基板の薄型化が進んでおり、基板搬送時において基板周囲に気流が発生すると、基板の一部が基板載置部から浮き上がり、これによって、基板が破損するおそれがあった。このように、従来技術には、改善の余地があった。
そこで、本発明は、基板搬送時に基板が周囲から受ける気流の影響を低減する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため第1の態様は、基板を搬送する搬送装置であって、水平方向に延びており、基板を下方から支持する複数の支持部と、前記複数の支持部の基端部が接続される基部とを有する基板保持部と、前記基板保持部を、鉛直方向に昇降させる昇降機構と、前記基板保持部を、前記鉛直方向に沿う回転軸周りに回転させる回転機構と、前記基板保持部を前記水平方向に移動させる水平移動機構と、前記支持部における、前記基板の支持位置よりも前記水平方向の先端側の位置に設けられ、かつ、前記支持部のそれぞれにおける前記基板の支持位置よりも上方に延びるように起立する先端側起立部と、隣り合う2つの前記支持部のそれぞれに設けられた2つの前記先端側起立部の間を移動することによって、前記2つの先端側起立部間の隙間間隔を変更する間隔変更部とを備える。
また、第2の態様は、第1の態様に係る搬送装置であって、前記支持部における、前記基板の支持位置よりも基端側の位置に設けられて、前記支持部における前記基板の支持位置よりも上方に起立し、かつ、前記複数の支持部が並ぶ方向に延びる基端側起立部、をさらに備える。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係る搬送装置であって、前記間隔変更部材は、水平方向に移動することによって、前記2つの先端側起立部間の隙間間隔を変更する。
また、第4の態様は、基板処理装置であって、基板を処理する基板処理部と、前記基板処理部に前記基板を搬入または搬出する、第1から第3の態様のいずれか1態様に係る搬送装置とを備える。
また、第1および第2の態様に係る搬送装置によると、隣り合う先端側起立部の間隔を狭めることによって、基板を回転させた際に、基板が先端側から受ける気流の影響を低減できる。このため、基板の浮き上がりを低減でき、基板が破損することを低減できる。
また、第2の態様に係る搬送装置によると、基板を回転させたり、あるいは、基板を基端側へ後退させたりした際に、基端側から受ける気流の影響を低減できる。このため、基板の浮き上がりを低減でき、基板が破損することを低減できる。
実施形態に係る基板処理装置を示す概略平面図である。 実施形態に係る搬送装置を示す概略側面図である。 搬送装置における上アーム部を示す図である。 ハウジング部の横断面を示す概略断面図である。 扉部が閉じられた状態のハウジング部を示す概略側面図である。 変形例に係る搬送装置の概略側面図である。 変形例に係る搬送装置のハンド部を示す概略平面図である。 変形例に係る搬送装置のハンド部を示す概略正面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<基板処理装置>
図1は、実施形態に係る基板処理装置1を示す概略平面図である。基板処理装置1は、液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板(以下、単に「基板」と称する。)90を各処理部で処理する。なお、図1に示す基板処理装置1の各処理部の配置は一例であり、各処理部の配置はこのようなものに限定されない。
基板処理装置1は、搬入部10、洗浄部11、デハイドベーク部12、塗布部13、減圧乾燥部14およびプリベーク部15を備えている。また、基板処理装置1は、バッファ部16、露光部17、現像部18、リンス部19、ポストベーク部20および搬出部21を備えている。さらに、基板処理装置1は、搬送装置30a〜30hを備えている。
搬入部10は、基板処理装置1において処理される基板90を外部から受け入れる部分である。洗浄部11は、搬入された基板90を洗浄して清浄化する。デハイドベーク部12は、洗浄部11にて洗浄液が付着した基板90を乾燥する。
塗布部13は、デハイドベーク部12で乾燥した基板90の表面に処理液(ここでは、レジスト液)を塗布する。減圧乾燥部14は、塗布部13で基板90に塗布された処理液を減圧乾燥する。プリベーク部15は、減圧乾燥した基板90を加熱することによって、その表面の処理液を固化させ、処理液の薄膜を形成する。プリベーク部15で処理された基板90は、搬送装置30eによって、バッファ部16へ搬送される。
図1に示すように、搬入部10、洗浄部11、デハイドベーク部12、塗布部13、減圧乾燥部14およびプリベーク部15は、この順で第一方向D1に沿って直線上に配置されている。そして、これら各処理部の間に、搬送装置30a〜30dがそれぞれ配置されている。
バッファ部16は、プリベーク部15によって処理液の薄膜が形成された基板90を一時的に載置する場所を提供する部分である。露光部17は、処理液の薄膜が形成された基板90の表面を、所要の回路パターン状に露光する。露光部17で処理された基板90は、搬送装置30gによって、現像部18へ搬送される。
図1に示すように、バッファ部16および露光部17は、第一方向D1に直交する第二方向D2に延びるように配置されている。そして、バッファ部16と露光部17との間に、搬送装置30fが配置されている。
現像部18は、露光部17において露光された基板90を現像液に浸して、現像処理する。リンス部19は、現像部18にて現像処理した基板90をリンス液ですすぐことによって、現像処理の進行を停止させる。
ポストベーク部20は、基板90を加熱することによって、基板90に付着したリンス液を除去する。搬出部21は、基板処理装置1において処理が完了した基板90を外部に搬出する部分である。現像部18、リンス部19、ポストベーク部20および搬出部21は、この順で第一方向D1とは反対側の第三方向D3に向けて直線状に配置されている。また、リンス部19とポストベーク部20との間に、搬送装置30hが配置されている。
以上のように、基板処理装置1においては、基板90の進行方向が、バッファ部16および露光部17でUターンするように、第一方向D1から第三方向D3に変更される。
<搬送装置>
次に、搬送装置30a〜30hの構成について説明する。なお、搬送装置30a〜30hは、搬送装置30aとほぼ同様の構成を備えているため、ここでは主に搬送装置30aについて説明する。
図2は、実施形態に係る搬送装置30aを示す概略側面図である。搬送装置30aは、上アーム部31a、下アーム部31b、昇降機構32、回転機構33、ハウジング部34(筐体部)を備えている。
図3は、搬送装置30aにおける上アーム部31aを示す図である。上アーム部31aおよび下アーム部31bは、それぞれ、第一アーム部311,第二アーム部312、ハンド部313(基板保持部)を備えている。ハンド部313は、4本の支持部314および各支持部314が接続する基部315を備えている。
各支持部314の上面には、複数の支持ピン316が設けられている。ハンド部313は、複数の支持ピン316の先端を基板90の裏面に当接させつつ、基板90を下方から支持する。
第一アーム部311の基端部は昇降機構32に対して、回動軸317aを介して接続されている。第二アーム部312の基端部は、第一アーム部311の先端部に回動軸317bを介して接続されている。また、第二アーム部312の先端部は、回動軸317cを介して基部315に接続されている。
回動軸317aは、第一アーム部311を回転させる。回動軸317bは、第一アーム部311に対して、第二アーム部312を回転させる。このように回動軸317a,317bの回転駆動によって、第一アーム部311および第二アーム部312が伸縮することとなる。
また、回動軸317cは、回転する第二アーム部312に対して、ハンド部313を回転させる。なお、回動軸317cは、ハンド部313の支持部314の向きが、常にX軸方向に沿うように、ハンド部313を回転させる。
第一アーム部311および第二アーム部312が伸縮することによって、ハンド部313が水平方向であるX軸方向に沿って移動することとなる。例えば、第一アーム部311および第二アーム部312が縮むことによって、ハンド部313が、ハウジング部34の外部から内部に移動する。このときのハンド部313が進む方向を、−X方向とする。また、第一アーム部311および第二アーム部312が伸びることによって、ハンド部313がハウジング部34の内部から外部に移動する。このときのハンド部313が進む方向を、+X方向とする。第一アーム部311および第二アーム部312は、ハンド部313を水平方向に移動させる水平方向移動機構の一例である。
昇降機構32は、油圧式、空圧式または電磁式などのアクチュエータを備えており、ハンド部313を鉛直方向に沿って昇降させる。以下の説明では、ハンド部313が上昇する方向を+Z方向とし、下降する方向を−Z方向とする。また、回転機構33は、モータを備えており、ハンド部313を鉛直方向に沿って延びる回転軸Q周りに、水平回転させる。
ハウジング部34は、+X側に開口OPを有する本体部341と、該開口OPを塞ぐための扉部342を備えている。扉部342は、図示を省略する駆動機構によって、鉛直方向に沿って移動し、開口OPの開閉を行う。図示の例では、扉部342は、上方に移動することによって、開口OPを開放しているが、扉部342の構成はこのようなものに限定されるものではない。例えば、扉部342が下方または左右方向に移動することによって、開口OPを開放するように構成してもよい。また、扉部342が上下または左右に分割されており、それぞれの部分が上下または左右に移動することによって、開口OPが開閉されるようにしてもよい。扉部342は、開口OPの開口率を変更する開口率変更機構の一例である。
扉部342の開閉制御は、図示を省略する制御部によって行われる。該制御部は、例えば1台または複数台のコンピュータ等で構成されており、該制御部においては、CPUがプログラムに従って動作することによって、扉部342の開閉制御が行われる。例えば、該制御部が扉部342を開閉させるための制御信号を適宜のタイミングで搬送装置30aに送信すると、それを受信した搬送装置30aが扉部342を開閉させる。
図4は、ハウジング部34の横断面を示す概略断面図である。ハウジング部34は、その横断面(物体をその中心線に対し直角に切断したときの切り口の平面)の外形が角丸長方形となる部分を有している。このため、ハンド部313とともにハウジング部34を水平回転させた際、ハウジング部34の回転方向前方側の面に当たる気流を、回転方向後方に逃がし易くなる。したがって、ハウジング部34にかかる抗力を低減でき、良好に回転させることができる。
搬送装置30aは、ハウジング部34の内部に収納した基板90を処理部(ここでは、デハイドベーク部12)に載置する場合、扉部342を移動させることによって、開口OPを開放する。そして、基板90を保持した上アーム部31aまたは下アーム部31bのハンド部313を+X方向に移動させることによって、基板90をハウジング部34の外部へ移動させる。
各処理部においては、図2または図3に示すように、複数のリフトピンLPが、複数の列をなすように並べられている。ハンド部313に保持された基板90を各処理部に搬入する場合、リフトピンLPの上端よりも上方の位置で、ハンド部313を+X方向に水平移動させる。これによって、複数のリフトピンLPの上方に、基板90が配置される(図3参照)。そして、昇降機構32を駆動してハンド部313を下方に移動させる。これによって、基板90が各リフトピンLPの上端に載置される。なお、ハンド部313の高さ位置を固定したまま、各リフトピンLPを上昇させることによって、各リフトピンLPの上端に基板90を載置してもよい。ハンド部313は、基板90を各リフトピンLPに渡した後、ハウジング部34の内部に戻される。このようにして、搬送装置30aによって、基板90が処理部に搬入される。
処理部から基板90を搬出する場合、各リフトピンLPに保持されている基板90を、ハンド部313に受け取る。具体的には、リフトピンLPによって上方に突き上げられている基板90の下方に、ハンド部313の各支持部314が進入する。そして、各リフトピンLPを下降させることによって、基板90をハンド部313の各支持部314に基板90が載置される。なお、ハンド部313を上昇させて、基板90を各支持部314ですくい上げるようにしてもよい。その後、ハンド部313は、−X方向に水平移動してハウジング部34に戻る。これによって、基板90がハウジング部34の内部に収納される。そして、基板90は、次の処理部へ搬送される。
例えば搬送装置30aが洗浄部11から搬出した基板90をデハイドベーク部12に搬入する場合、搬送装置30aは、扉部342を閉じてから、回転機構33を駆動させ、基板90を180度回転させる。そして、搬送装置30aは、扉部342を開けて、ハウジング部34の内部から外部へ基板90を移動させる。
図5は、扉部342が閉じられた状態のハウジング部34を示す概略側面図である。上アーム部31aまたは下アーム部31bによって基板90を保持しつつ、ハウジング部34内に収納されると、図示のように開口OPが扉部342によって塞がれる。これによって、搬送装置30aが回転軸Q周りにハンド部313とともにハウジング部34を回転させた際、ハウジング部34の内部への外気の流入を抑制できる。このため、搬送装置30aが回転した際に、基板90が浮き上がることを低減でき、基板90が破損することを低減できる。
なお、開口OPを扉部342によって完全に塞がなくてもよい。単に開口OPの面積を小さくすることによっても、ハウジング部34内の基板90に対する気流の影響を低減することが可能である。ただし、扉部342を下げた状態においては、上アーム部31aおよび下アーム部31bのそれぞれに支持される基板90の+X側に、扉部342が配置されることが好ましい。これによって、ハウジング部34を回転させた際に、基板90に触れる気流を弱めることができる。したがって、基板90が浮き上がることを低減でき、基板90が破損することを低減できる。
ハウジング部34には、配管部351を介して、エア供給部35が接続されている。エア供給部35は、清浄な空気もしくは不活性ガス(例えば、N2、Ar、He、Kr、またはXeガス、もしくはこれらのうち2以上の混合ガス)をポンプまたはファンなどを用いて供給する。扉部342が開いている際に、エア供給部35がハウジング部34内にエアを供給することで、ハウジング部34の開口OPを介して供給されたエアが排出される。これによって、開口OPを通じてハウジング部34内にパーティクルなどが侵入することを抑制できる。
ハウジング部34の全面に扉部342を設けることは、基板90の品質均一化という点においても極めて有効である。例えば、塗布部13で塗布される処理液によっては、塗布処理直後の基板90の液面が不安定となる場合が多い。この場合、搬送時に気流の影響を受けて液面に風紋が発生してしまい、品質面で深刻な問題となる場合がある。これに対して、本実施形態では、搬送時に扉部342を閉じておくことによって、基板90が受ける気流の影響を効果的に低減できる。
<搬送装置の変形例>
次に、搬送装置の変形例について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同一の符号またはアルファベットを追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図6は、変形例に係る搬送装置30pの概略側面図である。図7は、変形例に係る搬送装置30pのハンド部313Aを示す概略平面図である。図8は、変形例に係る搬送装置30pのハンド部313Aを示す概略正面図である。搬送装置30pは、先端側起立部41と、基端側起立部43とを備えている。
先端側起立部41は、ハンド部313Aにおける各支持部314の先端部に設けられている。各先端側起立部41は、各支持部314における基板90を支持する高さ位置(支持ピン316の上端の位置)よりも上方に延びるように起立している。また、ハンド部313Aは、隣り合う2つの先端側起立部41,41の間を移動することによって、当該2つの先端側起立部41,41の隙間間隔(G1〜G3、図8参照)を変更する間隔変更部45を備えている。
より具体的には、図6〜図8に示すように、間隔変更部45は、先端側起立部41の+X側に取り付けられている。また間隔変更部45は、X軸方向に垂直な水平方向に往復移動可能に設けられている。間隔変更部45は、略矩形状の板状部材で構成されており、当該間隔変更部45が取り付けられている先端側起立部41と、その隣にある先端側起立部41との間隔と同一か、もしくはそれよりも長い幅を有している。
間隔変更部45の駆動機構は、特に限定されるものではないが、例えばエアシリンダーなどを利用することが考えられる。例えば搬送装置30pが、支持ピン316において基板90を吸着・解除するためにエアを吸引・噴出する機構を備えている場合、当該機構によって供給されるエアを、エアシリンダーの駆動源として利用してもよい。
図7または図8に示すように、間隔変更部45を閉位置(図7および図8中、二点鎖線で示す位置)に移動させて、先端側起立部41,41の隙間間隔を小さくすることによって、ハンド部313を回転させた際に、基板90が前方側(+X側)から受ける気流の影響を低減できる。これによって、基板90が浮き上がることを低減でき、基板90が破損することを低減できる。なお、先端側起立部41,41の隙間間隔は、間隔変更部45によってゼロにすることが好ましいが、所定間隔の隙間が形成されていてもよい。
また、ハンド部313を処理部内に進入または処理部内から退出させる際には、間隔変更部45を開位置(図8中、実線で示す位置)に移動させる。これによって、間隔変更部45が処理部に設けられている各リフトピンLPに干渉することなく、支持部314を進入または退出させることができる。
基板90を保持したハンド部313を処理部に進入させる際には、ハンド部313を処理部に接近させるまで、より詳細には、間隔変更部45がリフトピンLPの設置されている領域に近接するまでは、間隔変更部45を開位置に配置しておくことがより好ましい。これによって、間隔変更部45がリフトピンLPに接触することを抑制しつつ、かつ、ハンド部313の移動によって発生する気流が、基板90に直接影響することをできるだけ抑制できる。これによって、基板90の浮きを低減できる。
基端側起立部43は、各支持部314における、基板90の支持位置よりも基端側の位置に設けられている。より詳細には、基端側起立部43は、基部315の上面に取り付けられている。各基端側起立部43は、各支持部314における基板90を支持する高さ位置(支持ピン316の上端の位置)よりも上方に延びるように起立している。また、基端側起立部43は、複数の支持部314が並ぶ方向に延びている。本実施形態では、基端側起立部43の長手方向は、基部315が延びる方向と平行(すなわち、X軸方向に垂直な水平方向)とされている。
基端側起立部43を設けることによって、ハンド部313を回転させる場合において、基板90が後方側(−X側)から受ける気流の影響を低減できる。このため、基板90が浮き上がることを低減でき、基板90が破損することを低減できる。また、処理部から基板90を受け取ったハンド部313を、後方側へ後退させる場合においても、基板90が後方側から受ける気流の影響を低減できる。
上記実施形態では、基板処理装置1の処理対象が液晶表示装置用のガラス基板である場合を説明した。しかしながら、処理対象となる基板は、半導体ウエハ、プラズマディスプレイ用ガラス基板、磁気・光ディスク用のガラスまたはセラミック基板、有機EL用ガラス基板、太陽電池用ガラス基板またはシリコン基板、その他フレキシブル基板およびプリント基板などの電子機器向けの各種被処理基板であってもよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。また、上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 基板処理装置
11 洗浄部(基板処理部)
12 デハイドベーク部(基板処理部)
30a〜30h,30p 搬送装置
31a 上アーム部
31b 下アーム部
311 第一アーム部
312 第二アーム部
313,313A ハンド部(基板保持部)
314 支持部
315 基部
316 支持ピン
32 昇降機構
32a アーム部
33 回転機構
34 ハウジング部
342 扉部
35 エア供給部
351 配管部
41 先端側起立部
43 基端側起立部
45 間隔変更部
90 基板
LP リフトピン
OP 開口

Claims (4)

  1. 基板を搬送する搬送装置であって、
    水平方向に延びており、基板を下方から支持する複数の支持部と、前記複数の支持部の基端部が接続される基部とを有する基板保持部と、
    前記基板保持部を、鉛直方向に昇降させる昇降機構と、
    前記基板保持部を、前記鉛直方向に沿う回転軸周りに回転させる回転機構と、
    前記基板保持部を前記水平方向に移動させる水平移動機構と、
    前記支持部における、前記基板の支持位置よりも前記水平方向の先端側の位置に設けられ、かつ、前記支持部のそれぞれにおける前記基板の支持位置よりも上方に延びるように起立する先端側起立部と、
    隣り合う2つの前記支持部のそれぞれに設けられた2つの前記先端側起立部の間を移動することによって、前記2つの先端側起立部間の隙間間隔を変更する間隔変更部と、
    を備える、搬送装置。
  2. 請求項に記載の搬送装置であって、
    前記支持部における、前記基板の支持位置よりも基端側の位置に設けられて、前記支持部における前記基板の支持位置よりも上方に起立し、かつ、前記複数の支持部が並ぶ方向に延びる基端側起立部、
    をさらに備える、搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の搬送装置であって、
    前記間隔変更部材は、水平方向に移動することによって、前記2つの先端側起立部間の隙間間隔を変更する、搬送装置。
  4. 基板処理装置であって、
    基板を処理する基板処理部と、
    前記基板処理部に前記基板を搬入または搬出する、請求項1からのいずれか1項に記載の搬送装置と、
    を備える、基板処理装置。
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