JP4657991B2 - 加熱・冷却処理装置、基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

加熱・冷却処理装置、基板処理装置および基板処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱・冷却処理装置、基板処理装置および基板処理方法に関し、例えば液晶表示装置(LCD)に代表されるFPD(フラットパネルディスプレイ)用ガラス基板等の被処理基板に対して、レジスト塗布や露光後の現像処理などの後に加熱処理および冷却処理を施すための加熱・冷却処理装置、基板処理装置および基板処理方法に関する。
液晶表示装置(LCD)に代表されるFPDの製造工程においては、被処理基板であるFPD用基板に、所定の膜を成膜した後、フォトレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、いわゆるフォトリソグラフィー技術により回路パターンを形成している。このフォトリソグラフィー技術では、被処理基板であるFPD用基板に、主な工程として、洗浄処理→脱水ベーク→アドヒージョン(疎水化)処理→レジスト塗布→プリベーク→冷却→露光→現像→ポストベーク→冷却という一連の処理が施され、レジスト層に所定の回路パターンが形成される。
従来、このような処理は、各処理を行う処理ユニットを搬送路の両側にプロセスフローを意識した形態で配置し、搬送路を走行可能な中央搬送装置により各処理ユニットへのFPD基板の搬入出を行うプロセスブロックを一または複数配置してなる処理システムにより行われてきた。このような処理システムにおいて、例えば、レジスト塗布後の加熱処理や冷却処理、現像後の加熱処理や冷却処理などは、加熱処理ユニットや冷却処理ユニットが上下に積層された熱的処理ユニットにて行われていた(例えば、特許文献1)。そして、積層された熱的処理ユニットにおけるFPD基板の受渡しは、所謂搬送ロボットにより行われてきた。
また、上記のように、積層型の熱的処理ユニットにおいて、加熱処理ユニットや冷却処理ユニットは、それぞれ独立してFPD基板を一枚ずつ、枚葉処理するように構成されていた(例えば、特許文献2、特許文献3)。
特開2002−334918号公報(図1、図4、図5など) 特開2001−196299号公報(図6など) 特開平10−229037号公報(図2など)
特許文献1のように、熱的処理ユニットを積層することは、特にFPD基板の大型化が進む状況の下ではフットプリントを減少させるメリットが大きいため、現在もなお、このような積層型の熱的処理ユニットが採用されている。しかし、スループット向上の観点から、搬送装置は大型の基板を水平方向に高速かつ高精度に移動させており、これに加えてさらに上下方向にも搬送ロボットを用いて高速かつ高精度に移動させることには限界がある。また、近年ではFPD基板がますます大型化し、例えば長辺の長さが2mを超えるようになっており、搬送ロボットによるFPD基板のハンドリングが次第に困難になりつつあるという課題があった。
従って、本発明は、熱的処理ユニットのフットプリントを抑えることができ、搬送ロボットを使用することなくFPD基板の大型化にも対応可能な加熱・冷却処理装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点は、被処理基板に対して加熱処理および冷却処理を行う加熱・冷却処理装置であって、
加熱手段を備え、被処理基板を加熱する加熱処理室と、
前記加熱処理室内で、複数の被処理基板を上昇および/または下降させる第1の昇降装置と、
前記加熱処理室に隣接して設けられ、加熱処理後の被処理基板を冷却する冷却処理室と、
前記冷却処理室内で、複数の被処理基板を上昇および/または下降させる第2の昇降装置と、
前記加熱処理室と前記冷却処理室との間に形成され、被処理基板を受渡しする開口部と、を備え
前記第1及び第2の昇降装置が別々に駆動されることを特徴とする、加熱・冷却処理装置を提供する。
この加熱・冷却処理装置によれば、加熱処理室内および冷却処理室内に、複数の被処理基板を上昇および/または下降させる昇降装置を備えたので、複数の被処理基板を所定速度で上昇または下降させながら連続的に加熱処理および冷却処理することが可能になる。従って、加熱処理室内および冷却処理室内では、被処理基板が重畳された状態となり、加熱・冷却処理のための装置のフットプリントを小さくすることができる。しかも、加熱処理室と冷却処理室との間に被処理基板の受渡しを行う開口部を備えたことにより、加熱処理から冷却処理への移行がスムーズに行われ、被処理基板への加熱処理および冷却処理を連続的に行うことが可能になる。
また、搬送ロボットを使用しないため、被処理基板の大型化にも対応可能である。さらに、一連の処理の流れの中で被処理基板を連続的に加熱・冷却処理できることから、十分なスループットも維持できる。
上記第1の観点において、前記昇降装置は、被処理基板をパレットに載置した状態で上昇および/または下降させることが好ましい。これにより、被処理基板の破損等を防止し、確実に昇降させることが可能になる。
また、前記昇降装置は、被処理基板の搬送経路の両側に対向配備され、前記パレットに係合してこれを支持する複数のパレット支持部を循環変位させる一対のベルト駆動機構を備えていることが好ましい。このようなベルト駆動機構によって、被処理基板が載置されたパレットを連続的に、かつ確実に昇降させることが可能となる。
また、前記パレット支持部には複数のローラが設けられており、前記加熱処理室の昇降装置のパレット支持部のローラと、前記冷却処理室の昇降装置のパレット支持部のローラとを、前記開口部を介して連動させることにより、被処理基板を前記パレットに載置した状態で前記加熱処理室から前記冷却処理室に搬送する搬送機構を備えていることが好ましい。これにより、加熱処理から冷却処理への移行をスムーズかつ連続的に行うことができる。
また、前記加熱処理室と前記冷却処理室との間で前記パレットを循環搬送するパレット循環機構を備えていることが好ましい。これにより、被処理基板を載置した状態のパレットと、空のパレットとを前記加熱処理室と前記冷却処理室との間で循環させて使用することができる。
また、前記パレットには、載置される被処理基板の裏面に当接してこれを支持するとともに、回転駆動して被処理基板を水平移動させる支持ローラが配設されていることが好ましい。この場合、前記支持ローラの周囲には、被処理基板を引き寄せる吸引孔が設けられていることが好ましい。また、前記パレットには、被処理基板の裏面側に向けて気体を吹き付ける気体吹き出し孔が設けられていることが好ましい。これらの機構によって、パレットに被処理基板を確実に保持して搬送することができる。
また、上記第1の観点の加熱・冷却処理装置は、被処理基板に対して複数の液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置において、前記複数の液処理に付随する熱的処理を行う熱的処理ユニットとして組み込まれるものであることが好ましい。これにより、複数の液処理を含む一連の処理の流れの中で、付随する熱的処理を、被処理基板の流れを止めることなく行うことができる。
本発明の第2の観点は、被処理基板に対して複数の液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置であって、上記第1の観点の加熱・冷却処理装置を備えたことを特徴とする、基板処理装置を提供する。
本発明の第3の観点は、基板処理装置において、被処理基板に対して加熱処理および冷却処理行う基板処理方法であって、
加熱手段を備えた加熱処理室で、被処理基板を上昇および/または下降させながら加熱する加熱処理工程と、
前記加熱処理工程後の被処理基板を、冷却手段を備えた冷却処理室内に搬送する搬送工程と、
前記冷却処理室内で、被処理基板を上昇および/または下降させながら冷却する冷却処理工程と、を備え
前記加熱処理工程及び前記冷却処理工程が、別々の昇降装置を用いて行われることを特徴とする、基板処理方法を提供する。
上記第3の観点の基板処理方法において、前記加熱処理工程および前記冷却処理工程を、被処理基板をパレット上に載置した状態で行うことが好ましい。
また、前記加熱処理室と前記冷却処理室との間で前記パレットを循環使用することが好ましい。
また、本発明の第4の観点は、コンピュータ上で動作し、実行時に、上記第3の観点の基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御することを特徴とする、制御プログラムを提供する。
また、本発明の第5の観点は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、上記第3の観点の基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御するものであることを特徴とする、コンピュータ記憶媒体を提供する。
本発明の加熱・冷却処理装置によれば、複数の被処理基板を順次昇降させながら加熱処理と冷却処理を行うので、これらの熱的処理のための装置のフットプリントを小さくすることができる。また、搬送ロボットを使用しないため、被処理基板の大型化にも対応可能である。さらに、一連の処理の流れの中で被処理基板を止めずに連続的に加熱・冷却処理できることから、十分なスループットも維持できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明を、LCD用ガラス基板(以下、単に「基板」と記す)Gの表面にレジスト膜を形成する装置および方法に適用した場合について説明することとする。図1は本発明の基板処理装置の一実施形態に係るレジスト塗布現像処理装置100を示す平面図である。
このレジスト塗布現像処理装置100は、複数の基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション(搬入出部)1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理部)2と、露光装置4との間で基板Gの受け渡しを行うためのインターフェイスステーション(インターフェイス部)3と、レジスト塗布現像処理装置100の各構成部を制御する制御部201と、を備えており、処理ステーション2の両端にそれぞれカセットステーション1およびインターフェイスステーション3が配置されている。なお、図1において、レジスト塗布現像処理装置100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向とする。
カセットステーション1は、カセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬入出を行うための搬送装置11を備えており、このカセットステーション1において外部に対するカセットCの搬入出が行われる。また、搬送装置11は搬送アーム11aを有し、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けられた搬送路10上を移動可能であり、搬送アーム11aによりカセットCと処理ステーション2との間で基板Gの搬入出が行われる。
処理ステーション2は、基本的にX方向に伸びる基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA、Bを有しており、搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインターフェイスステーション3に向けてスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第1の熱的処理ユニットセクション26、レジスト処理ユニット23および第2の熱的処理ユニットセクション27が配列されている。また、搬送ラインBに沿ってインターフェイスステーション3側からカセットステーション1に向けて第2の熱的処理ユニットセクション27、現像処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット(i−UV)25および第3の熱的処理ユニット28が配列されている。スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。なお、エキシマUV照射ユニット(e−UV)22はスクラバ洗浄に先立って基板Gの有機物を除去するために設けられ、i線UV照射ユニット(i−UV)25は現像の脱色処理を行うために設けられる。
上記スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21は、その中で基板Gが従来のように回転されることなく、略水平に搬送されつつ洗浄処理および乾燥処理を行うようになっている。上記現像処理ユニット(DEV)24も、その中で基板Gが回転されることなく、略水平に搬送されつつ現像液塗布、現像後の現像液洗浄、および乾燥処理を行うようになっている。なお、これらスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21および現像処理ユニット(DEV)24では、基板Gの搬送は例えばコロ搬送またはベルト搬送により行われ、基板Gの搬入口および搬出口は相対向する短辺に設けられている。また、i線UV照射ユニット(i−UV)25への基板Gの搬送は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と同様の機構により連続して行われる。
レジスト処理ユニット23は、図2にその内部の平面図に示すように、カップ50内で基板Gをスピンチャック51により回転させつつ図示しないノズルからレジスト液を滴下させて塗布するレジスト塗布処理装置(CT)23a、基板G上に形成されたレジスト膜を減圧容器52内で減圧乾燥する減圧乾燥装置(VD)23b、およびステージ54に載置された基板Gの四辺をスキャン可能な溶剤吐出ヘッド53により基板Gの周縁に付着した余分なレジストを除去する周縁レジスト除去装置(ER)23cがその順に配置されており、ガイドレール55にガイドされて移動する一対のサブアーム56により基板Gがこれらの間を略水平に搬送される。このレジスト処理ユニット23は、相対向する短辺に基板Gの搬入口57および搬出口58が設けられており、ガイドレール55はこれら搬入口57および搬出口58から外側に延びてサブアーム56により基板Gの受け渡しが可能となっている。
第1の熱的処理ユニットセクション26は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31,32を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)31はスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)32はレジスト処理ユニット23側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31,32の間に第1の搬送装置33が設けられている。図3の側面図に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)31は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)61、基板Gに対して脱水ベーク処理を行う2つの脱水ベークユニット(DHP)62,63、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)64が4段に積層されて構成されており、熱的処理ユニットブロック(TB)32は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)65、基板Gを冷却する2つのクーリングユニット(COL)66,67、基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)68が4段に積層されて構成されている。第1の搬送装置33は、パスユニット(PASS)61を介してのスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、およびパスユニット(PASS)65を介してのレジスト処理ユニット23への基板Gの受け渡しを行う。
第1の搬送装置33は、上下に延びるガイドレール91と、ガイドレールに沿って昇降する昇降部材92と、昇降部材92上を旋回可能に設けられたベース部材93と、ベース部材93上を前進後退可能に設けられ、基板Gを保持する基板保持アーム94とを有している。そして、昇降部材92の昇降はモータ95によって行われ、ベース部材93の旋回はモータ96によって行われ、基板保持アーム94の前後動はモータ97によって行われる。第1の搬送装置33はこのように上下動、前後動、旋回動可能に設けられているので、熱的処理ユニットブロック(TB)31,32のいずれのユニットにもアクセス可能である。
第2の熱的処理ユニットセクション27は、基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34,35を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34はレジスト処理ユニット23側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34,35の間に第2の搬送装置36が設けられている。図4の側面図に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)34は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)69、基板Gに対してプリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PREBAKE)70,71,72が4段に積層されて構成されており、熱的処理ユニットブロック(TB)35は、下から順に基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)73、基板Gを冷却するクーリングユニット(COL)74、基板Gに対してプリベーク処理を行う2つのプリベークユニット(PREBAKE)75,76が4段に積層されて構成されている。第2の搬送装置36は、パスユニット(PASS)69を介してのレジスト処理ユニット23からの基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の基板Gの搬入出、パスユニット(PASS)73を介しての現像処理ユニット(DEV)24への基板Gの受け渡し、および後述するインターフェイスステーション3の基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に対する基板Gの受け渡しおよび受け取りを行う。なお、第2の搬送装置36は、第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34,35のいずれのユニットにもアクセス可能である。
第3の熱的処理ユニットセクション28は、図5に示すように、加熱処理室38と冷却処理室39とが隣接して配置された加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37を備えている。加熱処理室38と冷却処理室39とは、仕切り壁80により仕切られている。この仕切り壁80には、上部開口80aおよび下部開口80bが設けられている。なお、加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37には、相対向する短辺にそれぞれ基板Gを搬入する搬入口83と、基板Gを搬出する搬出口84が設けられている。
加熱処理室38には、加熱手段としての発熱部77と、基板GをパレットPに載せた状態で上昇させる昇降装置(図5では図示を省略)が配備されている。なお、昇降装置の構成については、図6〜図11を参照しながら後で詳述する。
冷却処理室39には、冷却手段としての送風装置78と、該送風装置78からの冷風を排気する排気装置79と、基板GをパレットPに載せた状態で下降させる昇降装置(図5では、図示を省略)が設けられている。図示のように、排気装置79は送風装置78に略対向する位置に配備されているので、冷却処理室39内には送風装置78から排気装置79へと向かう一方向の流れが交互に、かつ多段階(図5では6段)に形成される。このような送風装置78と排気装置79の配置により、加熱処理された基板Gを下降させながら効率良く冷却することができる。
図6は、加熱処理室38に配備された昇降装置81と、冷却処理室39に配備された昇降装置82の要部斜視図である。なお、図6では、加熱処理室38における基板搬送路85の片側に配備された昇降装置81のベルト駆動装置101aと、冷却処理室39における基板搬送路85の片側に配備された昇降装置82のベルト駆動装置101cのみを図示している。また、図7は加熱処理室38内に配備された昇降装置81の側面図であり、図8は冷却処理室39内に配備された昇降装置82の側面図である。
加熱処理室38の昇降装置81は、図7に示すように、基板搬送路85を間に挟み込むように対向して配備された一対のベルト駆動装置101a,101bによって構成されている。ベルト駆動装置101aと101bとは、基板搬送路85を中心に対称な構造をしている。
ベルト駆動装置101a,101bは、それぞれ4カ所の回転軸102,103,104,105に張架された2本のベルト106,106を有している。これらの回転軸102〜105は図示しない駆動装置と連結されており、ベルト106を例えば図7中、矢印で示す方向に所定速度で回動させる。
2本のベルト106の外周には、パレットPを支持するパレット支持部107が17カ所に均等に突設されている。ここで、パレットPは、図9に示すように、矩形をした枠体であり、基板Gを当該枠体の中に嵌め込むようにして載置する。基板Gは、パレットPに設けられた支持部131により支持される。この状態で基板Gは、パレットPとともに加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37を移動する。
図7(b)に拡大して示すように、ベルト106に突設された各パレット支持部107のパレット載置面には、複数のパレットローラ108が一列に設けられており、このパレットローラ108が矩形の枠体であるパレットPに当接することにより、パレットPを支持できるようになっている。一つのパレット支持部107に配備された各パレットローラ108は、ベルト112により連結されており(図10参照)、一方向に連動して回転駆動するように構成されている。パレットローラ108は、昇降時には非回転状態に固定されているが、パレットPが最上段となる位置まで上昇するとモータ109(図10参照)の駆動を受けて回転し、隣接する冷却処理室39の昇降装置82のベルト駆動装置101cの最上段のパレット支持部107と連携し、昇降装置81から昇降装置82へのパレットPの受渡しが行われる。この昇降装置81,82間のパレット受渡し機構については、後述する。
図7に示すように、昇降装置81において、対向配備されたベルト駆動装置101aおよびベルト駆動装置101bのベルト106の回動に伴い、パレットPの枠部に両側のパレット支持部107のパレットローラ108が下から当接し、基板Gを載置した状態のパレットPをすくい上げるようにして上昇させる。一つのパレットPが上昇すると、次のパレットPが昇降装置81の下方の基板搬送路85に移送され、パレットPとは反対側から搬送されてきた基板Gを受取り、そして次のパレット支持部107により両側からすくい上げられる。このようにして次々にパレットPが上昇していく。
冷却処理室39の昇降装置82は、図8に示すように、基板搬送路85を間に挟み込むように対向して配備された一対のベルト駆動装置101c,101dによって構成されている。この昇降装置82は、加熱処理室38の昇降装置81とは逆の方向にベルト106,106が回転し、基板Gを載置したパレットPを下降させる点以外は、基本的に昇降装置81と同様の構成であるため、昇降装置81と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、昇降装置81と昇降装置82との間で行われるパレットPの受渡し機構について、図10および図11を参照しながら説明を行う。なお、図10には、昇降装置81と昇降装置82の最上段の片側(つまり、ベルト駆動機構101aおよび101c側)のパレット支持部107のみを図示するとともに、説明の便宜上、パレット支持部107の内部構造を示している。図11は図10の要部拡大図である。
加熱処理室38と冷却処理室39との間の仕切り壁80には、前記したように上部開口80aが形成されており、この上部開口80aを介してパレットPに載置された基板Gの受渡しが行われる。そして、加熱処理室38側の上部開口80aの近傍には、モータ109と、このモータ109に連結されたマグネチックカプラー110とが配備されている。また、各パレット支持部107の端部のパレットローラ108にも、マグネチックカプラー111が連結されている。これらのマグネチックカプラー110,111は、例えば図11に示すように、円柱体の周面に、永久磁石のN極とS極とが交互に配置された部材である。パレット支持部107のパレットローラ108には、ベルト112が連結されており、パレット支持部107上の各パレットローラ108を同じ方向に同期して回転させるように構成されている。
また、冷却処理室39においては、仕切り壁80とは反対側に同様の駆動機構、つまりモータ109と、このモータ109に連結されるマグネチックカプラー110とが配備されている。また、昇降装置82における各パレット支持部107の端部のパレットローラ108にも、マグネチックカプラー111が連結されている。パレット支持部107に配備された各パレットローラ108には、ベルト112が連結されており、パレット支持部107上の各パレットローラ108を同じ方向に同期して回転させるように構成されている。
そして、加熱処理室38の昇降装置81において、任意のパレット支持部107が最上位の受け渡しポジションに位置した状態となり、他方の冷却処理室39の昇降装置82において、同様に任意のパレット支持部107が最上位の受け渡しポジションに位置した状態になると、各モータ109,109に連結された各マグネチックカプラー110,110と、パレット支持部107の端部のパレットローラ108に連結されたマグネチックカプラー111,111とが接近するように配置されている。
加熱処理室38および冷却処理室39内で、それぞれマグネチックカプラー110と111が接近した状態で、モータ109,109を作動させると、これに連結されたマグネチックカプラー110,110が回転し、磁力によりパレット支持部107側のマグネチックカプラー111,111も随伴して回転する。これにより、ベルト112,112が回転して、加熱処理室38の昇降装置81の最上位のパレット支持部107の各パレットローラ108と、冷却処理室39の昇降装置82の最上位のパレット支持部107の各パレットローラ108と、が同期して一方向、つまり加熱処理室38から冷却処理室39へ向かう方向に回転する。この回転によって、加熱処理室38の昇降装置81の最上位のパレット支持部107に支持されている基板Gを載置した状態のパレットPが、上部開口80aを通過して冷却処理室39の昇降装置82の最上位のパレット支持部107へ受渡され、基板GがパレットPごと搬送される。このような構成とすることにより、1つのモータ109によって、所定位置に到達したパレット支持部107のパレットローラ108を動作させることが可能であり、1つのパレット支持部107毎に1つのモータを設ける場合と比較して装置の構造を簡素化できるとともに、装置の稼働信頼性の向上を図ることができる。
再び図5から図8を参照するに、加熱処理室38および冷却処理室39の下部には、複数のローラ120aを備え、パレットPを水平に搬送するパレット循環装置120が設けられている。これにより、空のパレットPを冷却処理室39から下部開口80bを介して加熱処理室38に向けて循環させる。なお、このパレット循環装置120は、図12に示すとおり、加熱処理室38および冷却処理室39に、それぞれ、モータ127に連結されたマグネチックカプラー128と、該マグネチックカプラー128と連動するローラ側のマグネチックカプラー129と、このローラ側のマグネチックカプラー129に連結された端部のローラ120aと、複数のローラ120aを同時に駆動させるローラ駆動ベルト130と、を備えている。このパレット循環装置120における受渡し機構は、上部開口80aを介して昇降装置81から昇降装置82へパレットPを受け渡す受渡し機構(図10および図11参照)と同様の機構であるため、説明を省略する。
また、加熱処理室38の下部には、基板Gを搬送する搬送手段としてのコロ搬送装置121が設けられている。このコロ搬送装置121は、パレットPの枠部に当接してこれを押し上げるパレット押上げ部123と、複数のコロ122とを備え、これらのコロ122の回転によって基板Gをi線UV照射ユニット(i−UV)25の側から受取る。
コロ搬送装置121に配備された複数のコロ122は、図示しない軸心変位機構によってパレット押上げ部123に対する上下の突出量を調節できるようになっている。また、コロ搬送装置121は、図示しない昇降機構により全体として上下に昇降できるように構成されている。
同様に、冷却処理室39の下部には、基板Gを搬送する搬送手段としてのコロ搬送装置124が設けられている。このコロ搬送装置124は、パレットPの枠部に当接してこれを支持するパレット当接部126と、複数のコロ125とを備え、これらのコロ125の回転により基板Gをカセットステーション1の搬送装置11に引き渡す。
コロ搬送装置124に配備された複数のコロ125は、図示しない軸心変位機構によってパレット当接部126に対する上下の突出量を調節できるようになっている。また、コロ搬送装置124は、図示しない昇降機構により全体として上下に昇降できるように構成されている。
図13は、以上のような構成の加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37において、加熱処理室38の昇降装置81に基板Gを受渡す際の手順を示している。
まず、図13(a)の如く、空のパレットPがパレット循環装置120のローラ120aの回転によって冷却処理室39から下部開口80bを介して加熱処理室38に搬送される。次に、図13(b)に示すように、図示しない昇降機構を備えたコロ搬送装置121が上昇してきて、横方向に延設されたパレット押上げ部123がパレットPの枠部に下から当接する。この際、コロ搬送装置121のコロ122はパレットPの枠内に挿入され、コロ122の上部がパレットPよりも少し高い状態にセットされる。
次に、図13(c)のように、i線UV照射ユニット(i−UV)25の側から搬入口83を介して基板Gが加熱処理室38内に搬入されると、コロ搬送装置121のコロ122が回転して基板Gを受取る。そして、コロ搬送装置121に設けられた図示しない前記軸心変位機構によりパレット押上げ部123に対してコロ122のみを図13(c)に矢印で示すように下降させると、コロ122上に支持されていた基板Gが下降し、図13(d)に示すようにパレットPの枠内の支持部131(図9参照)に載置される。
次に、図13(e)に示すように、図示しない昇降機構によってコロ搬送装置121を上昇させることにより、基板Gを載置した状態のパレットPを昇降装置81のベルト駆動装置101a,101bの最下位のパレット支持部107の位置まで上昇させる。そして、基板Gを載置した状態のパレットPが、最下位のパレット支持部107に受け渡される。
以上のようにして、基板Gを載置した状態のパレットPは昇降装置81に受渡され、加熱処理室38内を所定速度で上昇していく。再び図5を参照すると、加熱処理室38内には、前記したように発熱部77が配備されており、パレットPはその上昇過程で所定時間かけて加熱される。基板Gを載置した状態のパレットPが加熱処理室38の上部に到達すると、前記受渡し機構(図10および図11参照)によって、昇降装置81のベルト駆動機構101a,101bのパレット支持部107から、仕切り壁80の上部開口80aを介して冷却処理室39の昇降装置82のベルト駆動機構101c,101dの最上位のパレット支持部107に搬送される。そして、基板Gを載置した状態のパレットPは、昇降装置82のベルト駆動機構101c,101dにより支持されつつ、冷却処理室39内を所定速度で下降する。
このように、複数枚の基板Gを鉛直方向に移動させながら次々に加熱処理および冷却処理することによって、加熱処理および冷却処理に要するスペースが小さくてすみ、従来の積層型の熱的処理ユニットに比べてもさらにフットプリントを小さくできる。また、搬送ロボットを必要とせずに、基板Gの処理を連続的に行うことができるので、高いスループットを維持できる。
そして、冷却処理室39内で、基板Gを載置したパレットPが、昇降装置82のベルト駆動機構101c,101dの下部に到達すると、コロ搬送装置124は、図示しない昇降機構により、昇降装置82のベルト駆動装置101c,101dの最下位のパレット支持部107の位置まで上昇し、基板Gを載置したパレットPをパレット当接部126により支持して受け取る。次に、コロ搬送装置124を所定位置(基板搬送位置)まで下降させると、前記軸芯変位機構によってパレット当接部126に対して相対的にコロ125を上昇させる。これにより基板Gはコロ125により持ち上げられ、パレットPから浮き上がった状態となるので、この状態でコロ125を回転させることにより、搬出口84を介して基板Gをカセットステーション1の搬送装置11に向けて搬出することができる。
一方、基板Gを放した空のパレットPは、パレット循環装置120によって仕切り壁80の下部開口80bを介して加熱処理室38に戻される。このように、パレットPは、基板Gを載置した状態と載置しない空の状態を交互にとりながら、加熱処理室38および冷却処理室39内を循環する。パレットPを用いることにより、基板Gを安定的に支持した状態で昇降移動させることが可能になり、基板Gの破損を防ぐことができる。
再び図1〜図4を参照するに、上記スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21およびエキシマUV照射ユニット(e−UV)22への基板Gの搬入は、カセットステーション1の搬送装置11によって行われる。また、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の基板Gは上述したように例えばコロ搬送により熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニット(PASS)61に搬出され、そこで図示しないピンが突出されることにより持ち上げられた基板Gが第1の搬送装置33により搬送される。
また、レジスト処理ユニット23への基板Gの搬入は、第1の搬送装置33により基板Gがパスユニット(PASS)65に受け渡された後、一対のサブアーム56により搬入口57から行われる。レジスト処理ユニット23では、サブアーム56により基板Gが搬出口58を通って熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)69まで搬送され、そこで突出されたピン(図示せず)上に基板Gが搬出される。現像処理ユニット(DEV)24への基板Gの搬入は、熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73において図示しないピンを突出させて基板Gを上昇させた状態から下降させることにより、パスユニット(PASS)73まで延長されている例えばコロ搬送機構を作用させることにより行われる。i線UV照射ユニット(i−UV)25の基板Gは、例えばコロ搬送により加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37に受渡される。さらに全ての処理が終了した後の基板Gは、加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37の冷却処理室39からコロ搬送されてカセットステーション1の搬送装置11に受渡される。
処理ステーション2では、以上のように2列の搬送ラインA,Bを構成するように、かつ基本的に処理の順になるように各処理ユニットおよび搬送装置が配置されており、これら搬送ラインA,Bの間には、空間部40が設けられている。
インターフェイスステーション3は、処理ステーション2と露光装置4との間での間で基板Gの搬入出を行う搬送装置42と、バッファーカセットを配置するバッファステージ(BUF)43と、冷却機能を備えた基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44とを有しており、タイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に積層された外部装置ブロック45が搬送装置42に隣接して設けられている。搬送装置42は搬送アーム42aを備え、この搬送アーム42aにより処理ステーション2と露光装置4との間で基板Gの搬入出が行われる。
レジスト塗布現像処理装置100の各構成部は、制御部201により制御される構成となっている。制御部201は、CPUを備えたコントローラ202を備えており、このコントローラ202には、工程管理者がレジスト塗布現像処理装置100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、レジスト塗布現像処理装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェイス203が接続されている。
また、コントローラ202には、レジスト塗布現像処理装置100で実行される加熱処理や冷却処理などの各種処理をコントローラ202の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や処理条件データ等が記録されたレシピが格納された記憶部204が接続されている。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェイス203からの指示等にて任意のレシピを記憶部204から呼び出してコントローラ202に実行させることで、コントローラ202の制御下で、レジスト塗布現像処理装置100で所望の処理が行われる。また、前記制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えばCD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどに格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
このように構成されたレジスト塗布現像処理装置100においては、まず、カセットステーション1に配置されたカセットC内の基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2のエキシマUV照射ユニット(e−UV)22に直接搬入され、スクラブ前処理が行われる。次いで、搬送機構11により、基板GがエキシマUV照射ユニット(e−UV)22の下に配置されたスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21に搬入され、スクラブ洗浄される。このスクラブ洗浄では、基板Gが従来のように回転されることなく略水平に搬送されつつ、洗浄処理および乾燥処理を行うようになっている。スクラブ洗浄処理後、基板Gは例えばコロ搬送により第1の熱的処理ユニットセクション26に属する熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニット(PASS)61に搬出される。
パスユニット(PASS)61に配置された基板Gは、図示しないピンが突出されることにより持ち上げられ、第1の熱的処理ユニットセクション26に搬送されて以下の一連の処理が行われる。すなわち、最初に、熱的処理ユニットブロック(TB)31の脱水ベークユニット(DHP)62,63のいずれかに搬送されて加熱処理され、次いで熱的処理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニット(COL)66,67のいずれかに搬送されて冷却された後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニットブロック(TB)31のアドヒージョン処理ユニット(AD)64、および熱的処理ユニットブロック(TB)32のアドヒージョン処理ユニット(AD)68のいずれかに搬送され、そこでHMDSによりアドヒージョン処理(疎水化処理)され、その後、上記クーリングユニット(COL)66,67のいずれかに搬送されて冷却され、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニット(PASS)65に搬送される。この際に搬送処理は全て第1の搬送装置33によって行われる。なお、アドヒージョン処理を行わない場合もあり、その場合には、基板Gは、脱水ベークおよび冷却の後、直ちにパスユニット(PASS)65に搬送される。
その後、パスユニット(PASS)65に配置された基板Gがレジスト処理ユニット23のサブアーム56によりレジスト処理ユニット23内へ搬入される。そして、基板Gはまずその中のレジスト塗布処理装置(CT)23aに搬送され、そこで基板Gに対するレジスト液のスピン塗布が実施され、次いでサブアーム56により減圧乾燥装置(VD)23bに搬送されて減圧乾燥され、さらにサブアーム56により周縁レジスト除去装置(ER)23cに搬送されて基板G周縁の余分なレジストが除去される。そして、周縁レジスト除去終了後、基板Gはサブアーム56によりレジスト処理ユニット23から搬出される。このように、レジスト塗布処理装置(CT)23aの後に減圧乾燥装置(VD)23bを設けるのは、これを設けない場合には、レジストを塗布した基板Gをプリベーク処理した後や現像処理後のポストベーク処理した後に、リフトピン、固定ピン等の形状が基板Gに転写されることがあるが、このように減圧乾燥装置(VD)により加熱せずに減圧乾燥を行うことにより、レジスト中の溶剤が徐々に放出され、加熱して乾燥する場合のような急激な乾燥が生じず、レジストに悪影響を与えることなくレジストの乾燥を促進させることができ、基板上に転写が生じることを有効に防止することができるからである。
このようにして塗布処理が終了し、サブアーム56によりレジスト処理ユニット23から搬出された基板Gは、第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)69に受け渡される。パスユニット(PASS)69に配置された基板Gは、第2の搬送装置36により、熱的処理ユニットブロック(TB)34のプリベークユニット(PREBAKE)70,71,72および熱的処理ユニットブロック(TB)35のプリベークユニット(PREBAKE)75,76のいずれかに搬送されてプリベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)35のクーリングユニット(COL)74に搬送されて所定温度に冷却される。そして、第2の搬送装置36により、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73に搬送される。
その後、基板Gは第2の搬送装置36によりインターフェイスステーション3のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44へ搬送され、インターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送されて周辺レジスト除去のための露光が行われ、次いで搬送装置42により露光装置4に搬送されてそこで基板G上のレジスト膜が露光されて所定のパターンが形成される。場合によってはバッファステージ(BUF)43上のバッファーカセットに基板Gを収容してから露光装置4に搬送される。
露光終了後、基板Gはインターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の上段のタイトラー(TITLER)に搬入されて基板Gに所定の情報が記された後、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に載置され、そこから再び処理ステーション2に搬入される。すなわち、基板Gは第2の搬送装置36により、第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73に搬送される。そして、パスユニット(PASS)73においてピンを突出させて基板Gを上昇させた状態から下降させることにより、現像処理ユニット(DEV)24からパスユニット(PASS)73まで延長されている例えばコロ搬送機構を作用させることにより基板Gが現像処理ユニット(DEV)24へ搬入され、現像処理が施される。この現像処理では、基板Gが従来のように回転されることなく、例えばコロ搬送により略水平に搬送されつつ現像液塗布、現像後の現像液除去、および乾燥処理を行うようになっており、これにより、従来、回転タイプの現像処理ユニットを3台使用していたのと同じ処理能力をより少ないスペースで実現することができる。
現像処理終了後、基板Gは現像処理ユニット(DEV)24から連続する搬送機構、例えばコロ搬送によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、基板Gに対して脱色処理が施される。その後、基板Gはi線UV照射ユニット(i−UV)25内の搬送機構、例えばコロ搬送により第3の熱的処理ユニットセクション28の加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37に搬送される。
加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37に搬送された基板Gは、前述のように加熱処理室38内でポストベーク処理され、その後、冷却処理室39内で所定温度に冷却される。
この際、加熱処理室38内に設けられた発熱部77による発熱量や、冷却処理室39内の送風装置78による送風量、排気装置79による排気量、さらに昇降装置81および昇降装置82の昇降速度などは、制御部201のコントローラ202によって所定の条件に制御される。これらの制御は、例えば記憶部204に保存されていたレシピをコントローラ202によって読み出し、コントローラ202から、加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37の各構成部に制御信号を送出することにより実行される。また、加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37の各構成部の作動状況は、コントローラ202を介して監視され、ユーザーインターフェイス203におけるディスプレイなどの表示装置に表示される。
加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37での加熱および冷却処理が終了した後、基板Gは、カセットステーション1の搬送装置11によって、カセットステーション1に配置されている所定のカセットCに収容される。
以上のように、本実施形態のレジスト塗布・現像処理装置100の第3の熱的処理ユニットセクション28の加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37において、加熱処理室38内では基板Gを上昇させつつ所定時間かけて加熱し、また冷却処理室39内では基板Gを下降させつつ所定時間かけて冷却するようにしたので、基板間で均一な加熱・冷却処理が可能になるとともに、複数枚の基板Gを鉛直方向に移動させながら次々に加熱処理および冷却処理できるため、その分省スペース化を図ることができ、フットプリントを小さくすることができる。
また、加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37内では、パレットPを用いることにより、基板Gを安定的に支持した状態で昇降移動させることが可能になり、大きな熱変化が基板Gに加えられる加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37において基板Gの破損を確実に防止できる。しかも、このパレットPは簡単な構造であり、しかも循環使用が可能である。
さらに、熱的処理を、搬送ロボットによる基板Gの搬送を行わずに、基板Gの処理の流れの中で行うことができるので、高いスループットを維持できる。
図14(a)は、加熱冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37において使用可能なパレットの別の態様を示す斜視図であり、同図(b)は、その一部を拡大して示している。このパレットPは、矩形をした箱形をなし、その表面には例えば空気などの気体を基板Gの裏面へ向けて吹き出すことにより、基板Gを浮上させるための多数の気体吹き出し孔140が設けられている。これらの気体吹き出し孔140は、パレットPの側部に設けられた接続口140aに連通しており、この接続口140aは、図示しない気体供給機構に着脱自在に接続できるように構成されている。
また、パレットPの長辺の両縁部には、支持ローラ142が約100mmピッチで複数個(本実施形態では片側7個ずつ)直列的に配設されている。各支持ローラ142は、パレットP上に基板Gを保持する際に、基板Gの下面に当接してこれを支持するとともに、パレットPに着脱自在に構成されたローラ駆動機構143により回転して基板Gを水平方向に移動させ、パレットPから他の部材へ、あるいは他の部材からパレットPへの基板Gの受渡しを行なう。
また、図14(b)に示すように、各支持ローラ142の周囲には、基板Gが支持ローラ142によって確実に搬送されるように、基板Gの裏面側両縁部の前記支持ローラ142との当接部周囲を負圧にして基板GをパレットP側へ引付けるための吸引孔144が、例えば6個ずつ設けられている。各吸引孔144は、パレットPの側部に設けられた接続口144aに連通しており、この接続口144aは、図示しない真空ポンプなどの吸引機構に着脱自在に接続できるように構成されている。
図15(a)〜(e)は、図14に示したパレットPを用い、加熱処理室38の昇降装置81に基板Gを受渡す際の手順を示している。本実施形態では、支持ローラ142を具備したパレットPを用いることにより、コロ搬送装置121のコロ122が不要になる点以外は、図5〜図8に示すものと同様の昇降装置81,82において基板Gをパレット搬送できる。
まず、図15(a)の如く、パレットPがパレット循環装置120のローラ120aの回転によって冷却処理室39から下部開口80bを介して加熱処理室38に搬送される。次に、図15(b)に示すように、パレットPが基板Gの受取位置に到達すると、支持ローラ142を駆動するためのモータなどを備えたローラ駆動機構143と、基板Gを浮上させるためにパレットP表面の気体吹き出し孔140から気体を噴出させるための図示しない気体供給機構と、基板Gを支持ローラ142に確実に接触させるため支持ローラ142の周囲の吸引孔144を介して基板Gを吸引するための図示しない吸引機構が、それぞれパレットPに接続される。
次に、図15(c)に示すように、i線UVユニット(i−UV)25の側から搬入口83を介して基板Gが加熱処理室38内に搬入されると、気体吹き出し孔140から気体を吹き出させて基板Gを浮上させつつ、吸引孔144を介して基板G裏面の縁部を吸引しながら支持ローラ142を回転駆動させて基板Gを受け取る。そして、図15(d)に示すように、パレットPが基板Gを受取り、基板GがパレットPに支持されると、支持ローラ142の回転を停止し、気体吹き出し孔140からの気体の吹き出しおよび吸引孔144からの吸引を停止する。そして、支持ローラ142を駆動するローラ駆動機構、気体供給機構および吸引機構をパレットPから取り外す。
次に、図15(e)に示すように、図示しない昇降機構によってパレット押上げ部材150を上昇させてパレットPを下方から持ち上げる。このパレット押上げ部材150は、図5〜図8に示す実施形態のコロ搬送装置121におけるパレット押上げ部123に相当する部材である。そして、パレット押上げ部材150をさらに上昇させ、基板Gを載置した状態のパレットPを昇降装置81のベルト駆動機構101a,101bの最下位のパレット支持部107の位置まで上昇させる。このようにして、基板Gを載置した状態のパレットPが最下位のパレット支持部107に受渡される。
基板Gを載置した状態のパレットPは、昇降装置81に受渡され、加熱処理室38内を所定速度で上昇していく。以降はパレットPを使用する場合と同様に、加熱処理室38内および冷却処理室39内において基板Gのパレット搬送が行なわれる。
すなわち、パレットPに載置された基板Gは、その上昇過程で所定時間かけて加熱される。基板Gを載置した状態のパレットPは、加熱処理室38の上部に到達すると、前記受渡し機構(図10および図11参照)によって、昇降装置81のベルト駆動機構101a,101bのパレット支持部107から、仕切り壁80の上部開口80aを介して冷却処理室39の昇降装置82のベルト駆動機構101c,101dの最上位のパレット支持部107に搬送される。そして、基板Gを載置した状態のパレットPは、昇降装置82のベルト駆動機構101c,101dにより支持されつつ、冷却処理室39内を所定速度で下降する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、上記説明においては、塗布膜としてレジスト膜を取り上げたが、塗布膜はこれに限定されるものではなく、反射防止膜や感光性を有さない有機膜等の絶縁膜や、カラーフィルタ用の色彩レジスト膜などであってもよい。
また、本発明は、LCD用のガラス基板の処理に限らず、例えば発光ダイオード(LED)ディスプレイ、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、蛍光表示管(Vacuum Fluorescent Display;VFD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)等に使用する各種FPD用基板に塗布膜の形成を行う場合にも同様に適用できる。
また、上記実施形態では、第3の熱的処理ユニットセクション28に昇降式の加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)37を配備して現像処理後のポストベーク処理と冷却処理を行うようにしたが、加熱・冷却を行う処理であれば第3の熱的処理ユニットセクション28に限らず、例えば第1の熱的処理ユニットセクションにおける脱水ベーク処理およびその後の冷却処理や、第2の熱的処理ユニットセクションにおけるプリベーク処理およびその後の冷却処理にも適用できる。
本発明は、FPD用基板等の大型基板に、レジスト膜等の塗布膜を形成後や現像後に、熱的処理を行う場合に好適に利用できる。
本発明の一実施形態であるレジスト塗布装置を具備するレジスト塗布現像処理装置の概略平面図。 レジスト処理ユニットの内部を示す平面図。 図1に示したレジスト塗布現像処理装置の第1の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。 図1に示したレジスト塗布現像処理装置の第2の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。 加熱・冷却処理装置の概略構成を示す模式図。 昇降装置の説明に供する要部斜視図。 加熱処理装置における昇降装置の説明に供する側面図。 冷却処理装置における昇降装置の説明に供する側面図。 パレットの説明に供する斜視図。 上部開口を介して行われる加熱処理室から冷却処理室への基板の受渡し機構の説明に供する図面。 受渡し機構の説明に供する要部拡大図。 下部開口を介して行われる冷却処理室から加熱処理室へのパレットの受渡し機構の説明に供する図面。 コロ搬送装置の動作説明に供する模式図。 別の態様のパレットの説明に供する図面であり、(a)は全体斜視図、(b)は要部拡大図。 別の実施形態にかかるコロ搬送装置の動作説明に供する模式図。
符号の説明
1……カセットステーション
2……処理ステーション
3……インターフェイスステーション
21……スクラブ洗浄処理ユニット(液処理ユニット)
23……レジスト処理ユニット(液処理ユニット)
24……現像処理ユニット(液処理ユニット)
26……第1の熱的処理ユニットセクション
27……第2の熱的処理ユニットセクション
28……第3の熱的処理ユニットセクション
31,32,34,35……熱的処理ユニットブロック
33……第1の搬送装置
36……第2の搬送装置
37……加熱・冷却処理ユニット(POBAKE・COL)
38……加熱処理室
39……冷却処理室
40……空間
77……発熱部
78……送風装置
79……排気装置
80……仕切り壁
81,82……昇降装置
100……レジスト塗布現像処理装置(処理装置)
101a,101b,101c,101d……ベルト駆動機構
201……制御部
202……コントローラ
203……ユーザーインターフェイス
204……記憶部
G……基板
P……パレット

Claims (15)

  1. 被処理基板に対して加熱処理および冷却処理を行う加熱・冷却処理装置であって、
    加熱手段を備え、被処理基板を加熱する加熱処理室と、
    前記加熱処理室内で、複数の被処理基板を上昇および/または下降させる第1の昇降装置と、
    前記加熱処理室に隣接して設けられ、加熱処理後の被処理基板を冷却する冷却処理室と、
    前記冷却処理室内で、複数の被処理基板を上昇および/または下降させる第2の昇降装置と、
    前記加熱処理室と前記冷却処理室との間に形成され、被処理基板を受渡しする開口部と、を備え
    前記第1及び第2の昇降装置が別々に駆動されることを特徴とする、加熱・冷却処理装置。
  2. 前記第1及び第2の昇降装置は、被処理基板をパレットに載置した状態で上昇および/または下降させることを特徴とする、請求項1に記載の加熱・冷却処理装置。
  3. 前記第1及び第2の昇降装置は、被処理基板の搬送経路の両側に対向配備され、前記パレットに係合してこれを支持する複数のパレット支持部を循環変位させる一対のベルト駆動機構を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の加熱・冷却処理装置。
  4. 前記パレット支持部には複数のローラが設けられており、前記加熱処理室の昇降装置のパレット支持部のローラと、前記冷却処理室の昇降装置のパレット支持部のローラとを、前記開口部を介して連動させることにより、被処理基板を前記パレットに載置した状態で前記加熱処理室から前記冷却処理室に搬送する搬送機構を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の加熱・冷却処理装置。
  5. 前記加熱処理室と前記冷却処理室との間で前記パレットを循環搬送するパレット循環機構を備えたことを特徴とする、請求項4に記載の加熱・冷却処理装置。
  6. 前記パレットには、載置される被処理基板の裏面に当接してこれを支持するとともに、回転駆動して被処理基板を水平移動させる支持ローラが配設されていることを特徴とする、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の加熱・冷却処理装置。
  7. 前記支持ローラの周囲には、被処理基板を引き寄せる吸引孔が設けられていることを特徴とする、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の加熱・冷却処理装置。
  8. 前記パレットには、被処理基板の裏面側に向けて気体を吹き付ける気体吹き出し孔が設けられていることを特徴とする、請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の加熱・冷却処理装置。
  9. 被処理基板に対して複数の液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置において、前記複数の液処理に付随する熱的処理を行う熱的処理ユニットとして組み込まれることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の加熱・冷却処理装置。
  10. 被処理基板に対して複数の液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置であって、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の加熱・冷却処理装置を備えたことを特徴とする、基板処理装置。
  11. 基板処理装置において、被処理基板に対して加熱処理および冷却処理行う基板処理方法であって、
    加熱手段を備えた加熱処理室で、被処理基板を上昇および/または下降させながら加熱する加熱処理工程と、
    前記加熱処理工程後の被処理基板を、冷却手段を備えた冷却処理室内に搬送する搬送工程と、
    前記冷却処理室内で、被処理基板を上昇および/または下降させながら冷却する冷却処理工程と、を備え
    前記加熱処理工程及び前記冷却処理工程が、別々の昇降装置を用いて行われることを特徴とする、基板処理方法。
  12. 前記加熱処理工程および前記冷却処理工程を、被処理基板をパレット上に載置した状態で行うことを特徴とする、請求項11に記載の基板処理方法。
  13. 前記加熱処理室と前記冷却処理室との間で前記パレットを循環使用することを特徴とする、請求項11または請求項12に記載の基板処理方法。
  14. コンピュータ上で動作し、実行時に、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載された基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御することを特徴とする、制御プログラム。
  15. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載された基板処理方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御するものであることを特徴とする、コンピュータ記憶媒体。
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