JP4541396B2 - 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体 - Google Patents

塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4541396B2
JP4541396B2 JP2007286136A JP2007286136A JP4541396B2 JP 4541396 B2 JP4541396 B2 JP 4541396B2 JP 2007286136 A JP2007286136 A JP 2007286136A JP 2007286136 A JP2007286136 A JP 2007286136A JP 4541396 B2 JP4541396 B2 JP 4541396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
carrier
coating
processed
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007286136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009117462A (ja
Inventor
拓男 川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2007286136A priority Critical patent/JP4541396B2/ja
Priority to KR1020080107434A priority patent/KR101327009B1/ko
Publication of JP2009117462A publication Critical patent/JP2009117462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4541396B2 publication Critical patent/JP4541396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/1303Apparatus specially adapted to the manufacture of LCDs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/063Transporting devices for sheet glass
    • B65G49/064Transporting devices for sheet glass in a horizontal position
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

この発明は、液晶表示装置(LCD)等のFPD(フラットパネルディスプレイ)に用いられるガラス基板等の基板に、塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置及び基板搬送方法と、この基板搬送方法を実行するプログラムを格納した記憶媒体に関する。
例えば、液晶表示装置(LCD)の製造工程においては、フォトリソグラフィー技術を用いて、ガラス基板(以下LCD基板)に所定の回路パターンを形成している。すなわち、LCD基板上にレジスト液を供給して塗布膜を形成し、塗布膜を乾燥、熱処理した後に、塗布膜に対して露光処理、現像処理を逐次行っている。
近時、液晶表示装置の分野においてもスループット向上の要求が活発化している。液晶表示装置の製造に用いられ、スループットを向上できる塗布膜形成装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1では、浮上搬送ステージの両端に設けた2つのキャリア(保持部材)を交互に用いながらLCD基板を搬送して塗布膜を形成していくことで、スループットの向上を達成している(例えば、特許文献1の段落0058乃至0063、図9及び図10(a)乃至図10(d)参照)。
特開2005−223119号公報
特許文献1に記載された塗布膜形成装置においては、キャリアが、LCD基板の一端のみを吸着保持する。LCD基板の吸着保持された一端に相対した他端は、浮上搬送ステージ上からオーバーハングする。
LCD基板を、浮上搬送ステージ上からオーバーハングさせる塗布膜形成装置においては、LCD基板の大型化、並びに薄型化がより進展してくると、LCD基板自体が、オーバーハングした部分において自重により撓みだす可能性がある。浮上搬送ステージは、レジスト液が供給される箇所である。レジスト液が供給される箇所でLCD基板が撓みだすと、均一な厚さを持つ塗布膜を形成することが難くなるなど、精度の高い塗布膜の形成が困難になる。
この発明は、スループットが良く、しかも精度の高い塗布膜を形成することが可能な塗布膜形成装置、基板搬送方法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の第1の態様に係る塗布膜形成装置は、処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、を具備し、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアは前記一方向に延在するように配置されたガイドレールに沿って前記一方向に移動し、前記第1のキャリア又は前記第2のキャリアを前記搬出部から前記導入部に戻すとき、前記被処理基板オフセット機構が、前記基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせることで、前記第1のキャリア又は前記第2のキャリアが、搬送中の前記基板に衝突しないように構成されている
この発明の第2の態様に係る塗布膜形成装置は、処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、を具備し、前記塗布液供給機構が、前記第1のキャリア、又は前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する塗布液供給ノズルを備え、前記塗布液供給ノズルが、前記一方の片側及び前記他方の片側のいずれかにオフセットされるように構成されている。
この発明の第3の態様に係る塗布膜形成装置は、処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、を具備し、前記塗布液供給機構が、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記一方の片側にオフセットされて設けられ、前記第1のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第1の塗布液供給ノズルと、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記他方の片側にオフセットされて設けられ、前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第2の塗布液供給ノズルと、を備えている。
この発明の第4の態様に係る塗布膜形成装置は、処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、を具備し、前記処理される基板が、前記被処理基板オフセット機構を用いて前記一方の片側及び前記他方の片側に交互にオフセットされ、前記交互にオフセットされた基板が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアを交互に用いて搬送されるように構成され、前記第1のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第1のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第1の戻し動作が、前記第2のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行され、前記第2のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第2のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第2の戻し動作が、前記第1のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行されるように構成され、前記塗布液供給機構が、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記一方の片側にオフセットされて設けられ、前記第1のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第1の塗布液供給ノズルと、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記他方の片側にオフセットされて設けられ、前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第2の塗布液供給ノズルと、を備え、前記第1の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作が、前記第1の戻し動作とオーバーラップされて実行され、前記第2の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作が、前記第2の戻し動作とオーバーラップされて実行されるように構成されている。
この発明の第5の態様に係る基板搬送方法は、上記第1から第3の態様のいずれか一つに係る塗布膜形成装置の基板搬送方法であって、前記処理される基板を、前記被処理基板オフセット機構を用いて前記一方の片側及び前記他方の片側に交互にオフセットさせ、前記交互にオフセットされた基板を、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアを交互に用いて搬送する。
この発明の第6の態様に係る記憶媒体は、コンピュータ上で動作し、処理される基板の搬送を制御するプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、上記第5の態様に係る基板搬送方法が行われるように、コンピュータに塗布膜形成装置を制御させる。
この発明によれば、スループットが良く、しかも精度の高い塗布膜を形成することが可能な塗布膜形成装置、基板搬送方法、及び記憶媒体を提供できる。
以下、この発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、この発明を、FPD(フラットパネルディスプレイ)のうち、LCD用のガラス基板(以下「LCD基板」という)の表面にレジスト膜を形成する装置に適用した場合について説明することとする。なお、この発明は、LCD基板の表面へのレジスト膜の形成に限られるものではなく、カラーフィルタの形成にも使うことができる。
図1に、LCD基板へのレジスト膜の形成と、露光処理後のレジスト膜の現像処理を行うレジスト塗布・現像処理システムの概略平面図を示す。
図1に示すように、レジスト塗布・現像処理システム100は、複数のLCD基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション(搬入出部)1と、LCD基板Gにレジスト塗布及び現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション(処理部)2と、露光装置4との間でLCD基板Gの受け渡しを行うためのインターフェイスステーション(インターフェイス部)3とを備えており、カセットステーション1とインターフェイスステーション3はそれぞれ処理ステーション2の両端に配置されている。なお、図1において、レジスト塗布・現像処理システム100の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交する方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。
カセットステーション1は、カセットCをY方向に並べて載置できる載置台9と、処理ステーション2との間でLCD基板Gの搬入出を行うための搬送装置11を備えており、この載置台9と外部との間でカセットCの搬送が行われる。搬送装置11は搬送アーム11aを有し、カセットCの配列方向であるY方向に沿って設けられた搬送路10上を移動可能であり、搬送アーム11aによりカセットCと処理ステーション2との間でLCD基板Gの搬入出が行われる。
処理ステーション2は、基本的にX方向に伸びるLCD基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA・Bを有しており、搬送ラインAに沿ってカセットステーション1側からインターフェイスステーション3に向けて、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21と、第1の熱的処理ユニットセクション26と、レジスト処理ユニット23と、第2の熱的処理ユニットセクション27と、が配列されている。
また、搬送ラインBに沿ってインターフェイスステーション3側からカセットステーション1に向けて、第2の熱的処理ユニットセクション27と、現像処理ユニット(DEV)24と、i線UV照射ユニット(i−UV)25と、第3の熱的処理ユニットセクション28と、が配列されている。スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニット(e−UV)22が設けられている。なお、エキシマUV照射ユニット(e−UV)22はスクラバ洗浄に先立ってLCD基板Gの有機物を除去するために設けられ、i線UV照射ユニット(i−UV)25は現像の脱色処理を行うために設けられる。
スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21では、その中でLCD基板Gが略水平姿勢で搬送されながら洗浄処理及び乾燥処理が行われるようになっている。現像処理ユニット(DEV)24では、LCD基板Gが略水平姿勢で搬送されながら、現像液塗布、リンス、乾燥処理が逐次行われるようになっている。これらスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21及び現像処理ユニット(DEV)24では、LCD基板Gの搬送は例えばコロ搬送またはベルト搬送により行われ、LCD基板Gの搬入口及び搬出口は相対向する短辺に設けられている。また、i線UV照射ユニット(i−UV)25へのLCD基板Gの搬送は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と同様の機構により連続して行われる。
レジスト処理ユニット23は、後に詳細に説明するように、LCD基板Gを略水平姿勢で搬送しながら、レジスト液を供給し、塗布膜を形成するレジスト塗布装置(CT)23aと、減圧雰囲気にLCD基板GをさらすことによりLCD基板G上に形成された塗布膜に含まれる揮発成分を蒸発させて塗布膜を乾燥させる減圧乾燥装置(VD)23bと、を備えている。
第1の熱的処理ユニットセクション26は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)31はスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)32はレジスト処理ユニット23側に設けられている。これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)31・32の間に第1の搬送装置33が設けられている。第1の熱的処理ユニットセクション26の概略側面図を図2に示す。
図2に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)31は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)61と、LCD基板Gに対して脱水ベーク処理を行う2つの脱水ベークユニット(DHP)62・63と、LCD基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)64が4段に積層された構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック(TB)32は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)65と、LCD基板Gを冷却する2つのクーリングユニット(COL)66・67と、LCD基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージョン処理ユニット(AD)68が4段に積層された構成を有している。
第1の搬送装置33は、パスユニット(PASS)61を介してのスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21からのLCD基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間のLCD基板Gの搬入出、及びパスユニット(PASS)65を介してのレジスト処理ユニット23へのLCD基板Gの受け渡しを行う。
第1の搬送装置33は、上下に延びるガイドレール91と、ガイドレール91に沿って昇降する昇降部材92と、昇降部材92上を旋回可能に設けられたベース部材93と、ベース部材93上を前進後退可能に設けられ、LCD基板Gを保持する基板保持アーム94とを有している。昇降部材92の昇降はモータ95によって行われ、ベース部材93の旋回はモータ96によって行われ、基板保持アーム94の前後動はモータ97によって行われる。このように第1の搬送装置33は、上下動、前後動、旋回動可能であり、熱的処理ユニットブロック(TB)31・32のいずれのユニットにもアクセスすることができる。
第2の熱的処理ユニットセクション27は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34はレジスト処理ユニット23側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)34・35の間に、第2の搬送装置36が設けられている。第2の熱的処理ユニットセクション27の概略側面図を図3に示す。
図3に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)34は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)69とLCD基板Gに対してプリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72が4段に積層された構成となっている。また、熱的処理ユニットブロック(TB)35は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)73と、LCD基板Gを冷却するクーリングユニット(COL)74と、LCD基板Gに対してプリベーク処理を行う2つのプリベークユニット(PREBAKE)75・76が4段に積層された構成となっている。
第2の搬送装置36は、パスユニット(PASS)69を介してのレジスト処理ユニット23からのLCD基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間のLCD基板Gの搬入出、パスユニット(PASS)73を介しての現像処理ユニット(DEV)24へのLCD基板Gの受け渡し、及び後述するインターフェイスステーション3の基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に対するLCD基板Gの受け渡し及び受け取り、を行う。なお、第2の搬送装置36は、第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34・35のいずれのユニットにもアクセス可能である。
第3の熱的処理ユニットセクション28は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37は現像処理ユニット(DEV)24側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)38はカセットステーション1側に設けられている。そして、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)37・38の間に、第3の搬送装置39が設けられている。第3の熱的処理ユニットセクション28の概略側面図を図4に示す。
図4に示すように、熱的処理ユニットブロック(TB)37は、下から順に、LCD基板Gの受け渡しを行うパスユニット(PASS)77と、LCD基板Gに対してポストベーク処理を行う3つのポストベークユニット(POBAKE)78・79・80が4段に積層された構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック(TB)38は、下から順に、ポストベークユニット(POBAKE)81と、LCD基板Gの受け渡し及び冷却を行うパス・クーリングユニット(PASS・COL)82と、LCD基板Gに対してポストベーク処理を行う2つのポストベークユニット(POBAKE)83・84が4段に積層された構成を有している。
第3の搬送装置39は、パスユニット(PASS)77を介してのi線UV照射ユニット(i−UV)25からのLCD基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間のLCD基板Gの搬入出、パス・クーリングユニット(PASS・COL)82を介してのカセットステーション1へのLCD基板Gの受け渡しを行う。なお、第3の搬送装置39も第1の搬送装置33と同じ構造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)37・38のいずれのユニットにもアクセス可能である。
処理ステーション2では、以上のように2列の搬送ラインA・Bを構成するように、かつ基本的に処理の順になるように各処理ユニット及び搬送装置が配置されており、これら搬送ラインA・B間には空間40が設けられている。そして、この空間40を往復動可能にシャトル(基板載置部材)41が設けられている。このシャトル41はLCD基板Gを保持可能に構成されており、シャトル41を介して搬送ラインA・B間でLCD基板Gの受け渡しが行われる。シャトル41に対するLCD基板Gの受け渡しは、上記第1から第3の搬送装置33・36・39によって行われる。
インターフェイスステーション3は、処理ステーション2と露光装置4との間でLCD基板Gの搬入出を行う搬送装置42と、バッファカセットを配置するバッファステージ(BUF)43と、冷却機能を備えた基板受け渡し部であるエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44とを有しており、タイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とが上下に積層された外部装置ブロック45が搬送装置42に隣接して設けられている。搬送装置42は搬送アーム42aを備え、この搬送アーム42aにより処理ステーション2と露光装置4との間でLCD基板Gの搬入出が行われる。
このように構成されたレジスト塗布・現像処理システム100においては、まず、カセットステーション1の載置台9に配置されたカセットC内のLCD基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2のエキシマUV照射ユニット(e−UV)22に直接搬入され、スクラブ前処理が行われる。次いで搬送装置11によりLCD基板Gがスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21に搬入され、スクラブ洗浄される。スクラブ洗浄処理後、LCD基板Gは例えばコロ搬送により第1の熱的処理ユニットセクション26に属する熱的処理ユニットブロック(TB)31のパスユニット(PASS)61に搬出される。
パスユニット(PASS)61に配置されたLCD基板Gは、最初に、熱的処理ユニットブロック(TB)31の脱水ベークユニット(DHP)62・63のいずれかに搬送されて加熱処理され、次いで熱的処理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却された後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニットブロック(TB)31のアドヒージョン処理ユニット(AD)64及び熱的処理ユニットブロック(TB)32のアドヒージョン処理ユニット(AD)68のいずれかに搬送され、そこでHMDSによりアドヒージョン処理(疎水化処理)される。その後、LCD基板Gは、クーリングユニット(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却され、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニット(PASS)65に搬送される。このような一連の処理を行う際のLCD基板Gの搬送処理は、全て第1の搬送装置33によって行われる。
パスユニット(PASS)65に配置されたLCD基板Gは、パスユニット(PASS)65内に設けられた、例えば、コロ搬送機構等の基板搬送機構によって、レジスト処理ユニット23内へ搬入される。後に詳細に説明するように、レジスト塗布装置(CT)23aにおいては、LCD基板Gを水平姿勢で搬送しながらレジスト液を供給して塗布膜を形成し、その後、減圧乾燥装置(VD)23bにて塗布膜に減圧乾燥処理が施される。その後、LCD基板Gは減圧乾燥装置(VD)23bに設けられた基板搬送アームにより、レジスト処理ユニット23から第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)34のパスユニット(PASS)69に受け渡される。
パスユニット(PASS)69に配置されたLCD基板Gは、第2の搬送装置36により、熱的処理ユニットブロック(TB)34のプリベークユニット(PREBAKE)70・71・72及び熱的処理ユニットブロック(TB)35のプリベークユニット(PREBAKE)75・76のいずれかに搬送されてプリベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)35のクーリングユニット(COL)74に搬送されて所定温度に冷却される
その後、LCD基板Gは第2の搬送装置36によりインターフェイスステーション3のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44へ搬送され、必要に応じて、インターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の周辺露光装置(EE)に搬送されて、そこで、レジスト膜の外周部(不要部分)を除去するための露光が行われる。次いで、LCD基板Gは、搬送装置42により露光装置4に搬送されてそこでLCD基板G上のレジスト膜に所定パターンで露光処理が施される。なお、LCD基板Gは、一旦、バッファステージ(BUF)43上のバッファカセットに収容され、その後に露光装置4に搬送される場合がある。
露光終了後、LCD基板Gはインターフェイスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロック45の上段のタイトラー(TITLER)に搬入されてLCD基板Gに所定の情報が記された後、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44に載置される。LCD基板Gは、第2の搬送装置36により、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)44から第2の熱的処理ユニットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)35のパスユニット(PASS)73へ搬送される。
パスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24まで延長されている例えばコロ搬送機構を作用させることにより、LCD基板Gはパスユニット(PASS)73から現像処理ユニット(DEV)24へ搬入される。現像処理ユニット(DEV)24では、例えば、基板を水平姿勢で搬送しながら現像液がLCD基板G上に液盛りされ、その後、一旦、LCD基板Gの搬送を停止してLCD基板を所定角度傾けることにより、LCD基板上の現像液を流し落とし、さらにこの状態でLCD基板Gにリンス液を供給して、現像液を洗い流す。その後、LCD基板Gを水平姿勢に戻して、再び搬送を開始し、乾燥用窒素ガスまたは空気をLCD基板Gに吹き付けることにより、LCD基板を乾燥させる。
現像処理終了後、LCD基板Gは現像処理ユニット(DEV)24から連続する搬送機構、例えばコロ搬送によりi線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、LCD基板Gに対して脱色処理が施される。その後、LCD基板Gはi線UV照射ユニット(i−UV)25内のコロ搬送機構により第3の熱的処理ユニットセクション28に属する熱的処理ユニットブロック(TB)37のパスユニット(PASS)77に搬出される。
パスユニット(PASS)77に配置されたLCD基板Gは、第3の搬送装置39により熱的処理ユニットブロック(TB)37のポストベークユニット(POBAKE)78・79・80及び熱的処理ユニットブロック(TB)38のポストベークユニット(POBAKE)81・83・84のいずれかに搬送されてポストベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(TB)38のパス・クーリングユニット(PASS・COL)82に搬送されて所定温度に冷却された後、カセットステーション1の搬送装置11によって、カセットステーション1に配置されている所定のカセットCに収容される。
次に、レジスト処理ユニット23について詳細に説明する。
図5は、この発明の一実施形態に係るレジスト処理ユニット23の一例を概略的に示す平面図である。
図5に示すように、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23は、レジスト塗布装置23aと、減圧乾燥装置23bと、を備える。
レジスト塗布装置23aは、搬送ステージ12と、LCD基板Gを搬送ステージ12上でX方向に搬送する右側基板搬送機構(以下右側キャリアという)13R、及び左側基板搬送機構(以下左側キャリアという)13Lと、LCD基板GをY方向にオフセットさせる被処理基板オフセット機構130と、搬送ステージ12上を移動するLCD基板Gの表面にレジスト液を供給する塗布液供給機構14と、を備えている。
搬送ステージ12は、本例ではLCD基板Gを浮上搬送させるためのガスを噴射するガス噴射口16aが複数設けられた浮上搬送ステージである。さらに、搬送ステージ12は、LCD基板Gの搬送方向の上流から下流に向けて、導入ステージ(導入部)12a、塗布ステージ(塗布部)12b、及び搬出ステージ(搬出部)12cに分かれている。
導入ステージ12aは、図1及び図2に示した熱的処理ユニットブロック32のパスユニット65から塗布ステージ12bへLCD基板Gを搬送するためのエリアである。塗布ステージ12bには塗布液供給機構14が配置されており、ここでLCD基板Gに塗布液が供給されて塗布膜が形成される。搬出ステージ部12cは、塗布膜が形成されたLCD基板Gを減圧乾燥装置23bへ搬出するためのエリアである。
右側キャリア13R及び左側キャリア13Lは、互いに独立してLCD基板Gを搬送する。本例では、特に、右側キャリア13R及び左側キャリア13Lを交互に用いてLCD基板Gを搬送する。
被処理基板オフセット機構130は、右側キャリア13Rを用いてLCD基板Gを搬送するときには、LCD基板GをY方向に沿って右側にオフセットさせる。反対に、左側キャリア13Lを用いてLCD基板Gを搬送するときには、LCD基板GをY方向に沿って左側にオフセットさせる。オフセットさせる量の一例は、右側、及び左側の双方とも、LCD基板Gがステージ12からオーバーハングしない量である。
本例の塗布液供給機構14は、右側レジスト供給ノズル14R及び左側レジスト供給ノズル14Lの2つを備えている。ノズル14R及び14Lは、塗布ステージ12bの上方で、Y方向に沿って右側及び左側に互いにずれあって配置されている。本例の右側レジスト供給ノズル14Rは、LCD基板Gが右側キャリア13Rによって塗布ステージ12b上に搬送されてきたときに用いられる。即ち、右側レジスト供給ノズル14Rは、右側にオフセットされたLCD基板Gの表面にレジスト液を供給する。対して、左側レジスト供給ノズル14Lは、LCD基板Gが左側キャリア13Lによって塗布ステージ12b上に搬送されてきたときに用いられ、左側にオフセットされたLCD基板Gの表面にレジスト液を供給する。
減圧乾燥装置23bは、LCD基板Gを載置するための載置台17と、載置台17及び載置台17に載置されたLCD基板Gを収容するチャンバ18と、を備えている。
さらに、レジスト処理ユニット23には、LCD基板Gを、レジスト塗布装置23aから減圧乾燥装置23bへ、さらに減圧乾燥装置23bから、図1及び図3に示した熱的処理ユニットブロック34のパスユニット69へ搬送する基板搬送アーム19が設けられている。
レジスト処理ユニット23は、レジスト塗布・現像処理システム100を制御する制御ユニット140によって制御される。
本例の制御ユニット140は、プロセスコントローラ140aと、プロセスコントローラ140aに接続されたユーザーインターフェース140bと、同じくプロセスコントローラ140aに接続された記憶部140cとを備えている。
ユーザーインターフェース140bは、オペレータがレジスト塗布・現像処理システム100を管理するコマンドの入力操作等を行うキーボードや、レジスト塗布・現像処理システム100の稼働状況等を可視化して表示するディスプレイ等を有する。
記憶部140cは、レジスト塗布・現像処理システム100で実行される処理をプロセスコントローラ140aの制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じた処理を各処理ユニットに実行させたりするプログラム、即ちレシピが格納される。レシピは記憶部140cの中の記憶媒体に記憶される。記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、ハードディスクや半導体メモリであっても良いし、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであっても良い。任意のレシピは、ユーザーインターフェース140bからの指示等にて記憶部140cから読み出され、プロセスコントローラ140aに実行させることで、プロセスコントローラ140aの制御下で、レジスト塗布・現像処理システム100の各処理ユニットでの処理が行われる。レシピは、例えば、専用回線を介して他の装置から適宜伝送させることも可能である。
上記一実施形態に係るレジスト処理ユニット23によれば、被処理基板オフセット機構130を備えているので、LCD基板Gを、Y方向に沿って右側、又は左側にオフセット、例えば、LCD基板Gがステージ12上からオーバーハングしないようにオフセットさせることができる。LCD基板Gを、Y方向に沿って右側、又は左側にオフセットさせることで、LCD基板Gをオフセットさせない場合に比較して、LCD基板Gが搬送ステージ12上からオーバーハングする量を減らすことができる、又はLCD基板Gが搬送ステージ12上からオーバーハングしないようにすることができる。LCD基板Gがステージ12上からオーバーハングする量が減る、又はLCD基板Gを搬送ステージ12上からオーバーハングさせないことで、搬送ステージ12上でLCD基板Gに生ずる撓みを抑制することができる。
このように、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23によれば、LCD基板GをY方向に沿ってオフセットさせることで、LCD基板Gを撓み難くすることができるので、レジストの均一な塗布が可能となり、厚さがより均一な塗布膜を形成でき、精度の高い塗布膜の形成が可能となる、という利点を得ることができる。
さらに、上記一実施形態に係るレジスト処理ユニット23は、右側キャリア13R及び左側キャリア13Lを交互に用いてLCD基板Gを搬送する。このため、例えば、LCD基板Gが右側キャリア13Rによって搬送されている間に、左側キャリア13Lを搬出ステージ12cから導入ステージ12aに戻したり、反対にLCD基板Gが左側キャリア13Lによって搬送されている間に、右側キャリア13Rを搬出ステージ12cから導入ステージ12aに戻したりすることができる。即ち、右側キャリア13Rを搬出ステージ12cから導入ステージ12aに戻す戻し動作を、左側キャリア13Lを用いた基板搬送動作とオーバーラップさせて実行することができる。同様に、左側キャリア13Lを搬出ステージ12cから導入ステージ12aに戻す戻し動作についても、右側キャリア13Rを用いた基板搬送動作とオーバーラップさせて実行することができる。
このように、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23によれば、右側キャリア13R及び左側キャリア13Lを備えているので、キャリアによるLCD基板Gの搬送とキャリアの戻しとをオーバーラップさせて行うことが可能である。LCD基板Gの搬送とキャリアの戻しとをオーバーラップさせて行うことで、キャリアの戻しに要する時間を省くことができ、LCD基板Gのレジスト塗布処理に関するスループットを向上させることもできる。
さらに、上記一実施形態に係るレジスト処理ユニット23は、塗布液供給機構14として右側レジスト供給ノズル14R及び左側レジスト供給ノズル14Lの2つを備えている。このため、例えば、右側レジスト供給ノズル14Rを用いた塗布が終了された後に実行されることがあるノズルフォーミング動作を、左側レジスト供給ノズル14Lを用いた塗布動作とオーバーラップさせて実行することができる。同様に、左側レジスト供給ノズル14Lのノズルフォーミング動作を、右側レジスト供給ノズル14Rを用いた塗布動作とオーバーラップさせて実行することができる。
左側レジスト供給ノズル14Lを用いた塗布動作中は、左側キャリア13Lを用いた基板搬送動作中であり、同様に、右側レジスト供給ノズル14Rを用いた塗布動作中は、右側キャリア13Rを用いた基板搬送動作中である。本例では、左側キャリア13Lを用いた基板搬送動作と、右側キャリア13Rの戻し動作とオーバーラップさせて実行でき、かつ、右側キャリア13Rを用いた基板搬送動作と、左側キャリア13Lの戻し動作とオーバーラップさせて実行することができるから、これらの動作に、ノズル14R、又は14Lのノズルフォーミング動作をオーバーラップさせて実行することができる。
このように、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23によれば、ノズルフォーミング動作を、キャリアによるLCD基板Gの搬送、キャリアの戻し動作、及び他方のノズルを用いた塗布動作をオーバーラップさせて行うことも可能である。このようにすれば、LCD基板Gのレジスト塗布処理に関するスループットは、さらに向上する。
以上、上記一実施形態に係るレジスト処理ユニット(塗布膜形成装置)によれば、スループットが良く、しかも精度の高いレジスト処理が可能な塗布膜形成装置及び基板搬送方法を得ることができる。
以下、この発明の一実施形態に係るレジスト処理ユニット23について、その動作とともにさらに詳しく説明する。
図6は、この発明の一実施形態に係るレジスト処理ユニットの搬送制御の一例を示す流れ図である。図7A乃至図11は、主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図である。
図7Aに示すように、LCD基板Gがパスユニット65に搬送され次第、図6に示す塗布処理が開始される(浮上塗布開始)。
処理が開始されると、ステップ1に示すように、本例では、右側キャリア13Rが導入ステージ12aに有るか否かを判断する。
右側キャリア13Rが有る場合(Yes)、被処理基板オフセット機構130を用いて、LCD基板G(被処理基板)をY方向に沿って右側にオフセットする(ステップ2)。
右側キャリア13Rが無い場合(No)、ステップ3に進み、今度は左側キャリア13Lが導入ステージ12aに有るか否かを判断する。
左側キャリア13Lが有る場合(Yes)、被処理基板オフセット機構130を用いて、LCD基板G(被処理基板)をY方向に沿って左側にオフセットする(ステップ4)。
左側キャリア13Lが無い場合(No)、ステップ5に進み、右側キャリア13R、及び左側キャリア13Lを導入ステージ12aに戻す操作を行う。戻す操作を行った後、再度、ステップ1からの手順を繰り返す。
本例では、図7Aに示すように、右側キャリア13R、及び左側キャリア13Lの双方が導入ステージ12aに有るので、ステップ1の判断、即ち“右側キャリア13Rが有る”との判断に従ってステップ2に進む。
ステップ2における状態は、図7Bに示すように、パスユニット65に設けられたコロ46を回転させてLCD基板GをX方向に沿って移動させ、LCD基板Gを導入ステージ12aへ搬送する(矢印200)。次いで、被処理基板オフセット機構130を用いて、LCD基板G(被処理基板)をY方向に沿って右側にオフセットさせる(矢印201)。被処理基板オフセット機構130の一例を図12A乃至図12Cに示す。
図12A乃至図12Cはそれぞれ、一例に係る被処理基板オフセット機構を概略的に示した平面図である。
図12Aに示すように、一例に係る被処理基板オフセット機構130aは、一組のマニュピレータ131を備える。
マニュピレータ131は、矢印202aに示すようにY方向に沿って駆動され、導入ステージ12a上で、導入ステージ12aに搬送されてきたLCD基板GのX方向に沿った2つの側面を挟む。LCD基板Gを左側へオフセットさせるときには、マニュピレータ131は、例えば、2つの側面を挟んだ状態で矢印202bに示すようにY方向に沿って左側に駆動され、LCD基板Gを導入ステージ12a上でY方向に沿って左側へオフセットさせる(図12B)。反対に、LCD基板Gを右側へオフセットさせるときには、例えば、2つの側面を挟んだ状態で矢印202cに示すようにY方向に沿って右側に駆動され、LCD基板Gを導入ステージ12a上でY方向に沿って右側へオフセットさせる(図12C)。
さらに、本例のオフセット機構130aは、LCD基板Gをオフセットさせるオフセット機能に加えて、LCD基板Gの位置を、目標の位置に合わせる位置合わせ(アライメント)機能を備えている。位置合わせ機能は、LCD基板Gの位置を、例えば、LCD基板Gが搬送方向(X方向)に対して斜めにならないようにして、かつ、LCD基板Gがステージ12からオーバーハングしないように、又はオーバーハングする量が減るように、目標の位置に合わせる。
位置合わせの例としては、例えば、図12Aに示すように、LCD基板Gをオフセットさせる前に、例えば、位置合わせすべき位置に、LCD基板Gの四隅、又は対角となる二つの隅に対応して設けられたアライメントマーク133を位置合わせの目標としながら、導入ステージ12a上でLCD基板Gを微動させながら行う。位置合わせのための微動は、マニュピレータ131を利用して行っても良く、マニュピレータ131とは別に設けた、マニュピレータ131よりも精度良く動く位置合わせ用マニュピレータを利用して行っても良い。
また、位置合わせは、例えば、図12B、又は図12Cに示すように、LCD基板Gをオフセットさせた後に行っても良い。この場合には、オフセットされたLCD基板Gを、位置合わせすべき位置に、LCD基板Gの四隅、又は対角となる二つの隅に対応して設けられたアライメントマーク133を位置合わせの目標としながら、導入ステージ12a上でLCD基板Gを微動させながら行えば良い。この場合も、位置合わせのための微動は、マニュピレータ131を利用して行っても良く、マニュピレータ131とは別に設けた、マニュピレータ131よりも精度良く動く位置合わせ用マニュピレータを利用して行うようにしても良い。
なお、上記位置合わせ機能は、オフセット機構130aに設ける必要は必ずしもなく、例えば、処理される基板、本例ではLCD基板Gを、このLCD基板Gがオフセットされる前、又はオフセットされた後に目標の位置に合わせる位置合わせ機構を、オフセット機構130aとは別に設けることで実現されても良い。
また、右側キャリア13R、及び左側キャリア13LによるLCD基板Gの吸着保持は、LCD基板Gの位置合わせが終わった後にされることが良い。吸着保持後においては、LCD基板Gの位置合わせのための微動が難しいためである。
このように、LCD基板Gのオフセットは、一例に係るオフセット機構130aのように、例えば、導入ステージ12a上で行うことができる。
図13A乃至図13Cに、被処理基板オフセット機構130の他例を示す。
図13A乃至図13Cはそれぞれ、他例に係る被処理基板オフセット機構を概略的に示した平面図である。
図13Aに示すように、他例に係る被処理基板オフセット機構130bは、パスユニット65に設けられ、パスユニット65のコロ搬送ステージ65a自体を、Y方向に沿って駆動させるようにした例である。被処理基板オフセット機構130bは、Y方向に沿って設けられたガイドレール132と、ガイドレール132上に、ガイドレール132上を移動可能な状態で配置されたコロ搬送ステージ65aとを備える。
図13Aに示すように、コロ搬送ステージ65aは、第1の搬送装置33を用いて搬送されたLCD基板Gを一時的に載置する。LCD基板Gを左側へオフセットさせるときには、コロ搬送ステージ65aを、矢印203aに示すようにLCD基板Gが載置された状態でY方向に沿って左側に移動させる。コロ搬送ステージ65aを左側に移動させた後、コロ46を回転させてLCD基板GをX方向に沿って移動させる。これにより、LCD基板Gは、Y方向に沿って左側にオフセットされた状態で導入ステージ12aへ搬送される(図13B)。反対に、LCD基板Gを右側へオフセットさせるときには、コロ搬送ステージ65aは、矢印203bに示すようにLCD基板Gが載置された状態でY方向に沿って右側に移動させる。右側に移動させた後、コロ46を回転させてLCD基板GをX方向に沿って移動させることで、LCD基板Gは、Y方向に沿って右側にオフセットされた状態で導入ステージ12aへ搬送される(図13C)。
さらに、本例のオフセット機構130bは、オフセット機構130aと同様に、LCD基板Gをオフセットさせるオフセット機能に加えて、LCD基板Gの位置を、目標の位置に合わせる位置合わせ(アライメント)機能を備えている。位置合わせ機能は、LCD基板Gの位置を、例えば、LCD基板Gが搬送方向(X方向)に対して斜めにならないようにして、かつ、LCD基板Gがステージ12からオーバーハングしないように、又はオーバーハングする量が減るように、目標の位置に合わせる。
位置合わせの例としては、例えば、図13Aに示すように、コロ搬送ステージ65aを移動させる前に、例えば、位置合わせすべき位置に、LCD基板Gの四隅、又は対角となる二つの隅に対応して設けられたアライメントマーク133を位置合わせの目標としながら、コロ搬送ステージ65a上でLCD基板Gを微動させながら行う。
なお、本例ではコロ搬送ステージ65aが左右に移動する。よって、位置合わせのための微動は、コロ搬送ステージ65aを移動させる機構とは別に、コロ搬送ステージ65a上でLCD基板Gを微動させる位置合わせ機構、例えば、位置合わせ用マニュピレータ(図示せず)を設け、この位置合わせ用マニュピレータを利用するようにすれば良い。
また、図13B、又は図13Cに示すように、位置合わせは、LCD基板Gを導入ステージ12aに導入した後に行っても良い。この場合には、オフセットされて導入されたLCD基板Gを、例えば、位置合わせすべき位置に、LCD基板Gの四隅、又は対角となる二つの隅に対応して設けられたアライメントマーク133を位置合わせの目標としながら、導入ステージ12a上でLCD基板Gを微動させながら行えば良い。この場合には、位置合わせのためのLDC基板Gの微動は、コロ搬送ステージ65aを移動させる機構とは別に設けられた、導入ステージ12a上でLCD基板Gを微動させる位置合わせ機構、例えば、位置合わせ用マニュピレータ(図示せず)を利用すれば良い。
なお、上記位置合わせ機能は、オフセット機構130bと一体的に設ける必要は必ずしもなく、例えば、処理される基板、本例ではLCD基板Gを、このLCD基板Gがオフセットされる前、又はオフセットされた後に目標の位置に合わせる位置合わせ機構を、オフセット機構130bとは別に設けることで実現されても良い。
また、本例においても、右側キャリア13R、及び左側キャリア13LによるLCD基板Gの吸着保持は、LCD基板Gの位置合わせが終わった後にされることが良い。
LCD基板Gのオフセットは、他例に係る被処理基板オフセット機構130bのように、パスユニット65で行うことも可能である。
図6に戻り、本例では、右側キャリア13Rが導入ステージ12aにあるので、ステップ2に示すように、LCD基板GをY方向に沿って右側にオフセットさせる。次いで、ステップ6に示すように、右側キャリア13Rにより搬送を開始する。ステップ6における状態は、図8Aに示すとおりであり、右側キャリア13Rのみが右側ガイドレール51Rに沿ってX方向に移動することで、右側にオフセットされたLCD基板Gが導入ステージ12aから塗布ステージ12bへと浮上搬送される。右側キャリア13R、及び左側キャリア13Lの一例を図14に示す。
図14は、一例に係る右側キャリア及び左側キャリアを概略的に示したY方向に沿う断面図である。
図14に示すように、右側キャリア13R及び左側キャリア13Lは、LCD基板GのY方向の端部保持する保持部材15R、15Lと、ステージ12のY方向側面にX方向に延在するように配置されたガイドレール51R、51Lと、保持部材15R、15Lを保持し、ガイドレール51R、51Lと嵌合した連結部材50R、50Lと、連結部材50RをX方向で往復移動させる右側X軸駆動機構53Rと、連結部材50LをX方向で往復移動させる左側X軸駆動機構53Lと、を備えている。
保持部材15R、15Lはそれぞれ、LCD基板Gを吸着保持するための吸着パッド48R、又は48Lが1個以上設けられた構造を有する。吸着パッド48Rは真空ポンプ等の右側減圧機構52Rを動作させることにより、右側にオフセットされたLCD基板Gを吸着保持することができるようになっている。同様に、吸着パッド48Lは、左側減圧機構52Lを動作させることにより、左側にオフセットされたLCD基板Gを吸着保持することができるようになっている。吸着パッド48R、48Lは、LCD基板Gにおいてレジスト液が塗布されない部分の裏面側、つまりLCD基板Gの裏面周縁部で、LCD基板Gを保持する。
右側X軸駆動機構53R、及び左側X軸駆動機構53Lとしては、例えば、ベルト駆動機構や、ボールねじ、エアースライダ、電動スライダ等が挙げられる。右側X軸駆動機構53R、及び左側X軸駆動機構53Lは、互いに独立した動作が可能であり、右側キャリア13R、左側キャリア13Lをそれぞれ独立して動作させる。
また、右側減圧機構52R、及び左側減圧機構52Lも、互いに独立した動作が可能であり、吸着パッド48Rによる右側にオフセットされたLCD基板Gの吸着保持、及び吸着パッド48Lによる左側にオフセットされたLCD基板Gの吸着保持をそれぞれ個別に行う。
これら右側X軸駆動機構53R及び左側X軸駆動機構53L、並びに右側減圧機構52R及び左側減圧機構52Lは、図5に示した制御ユニット140、特に、プロセスコントローラ140aによって制御される。
図6に戻り、LCD基板Gを右側キャリア13Rにより浮上搬送しながら、LCD基板Gを導入ステージ12aから塗布ステージ12bへと進める。LCD基板Gの先端が右側レジスト供給ノズル14Rの下に進んできたら、ステップ7に示すように、右側レジスト供給ノズル14Rを用いてLCD基板G上にレジストを供給しつつ、LCD基板GをX方向に引き続き浮上搬送させながらLCD基板G上にレジストを塗布していく。浮上搬送を続け、LCD基板Gの末端が右側レジスト供給ノズル14Rの下から外れたとき、もしくは外れる直前にレジストの供給を止め、レジスト塗布を終了する。レジスト塗布終了後の状態を、図8Bに示す。
次に、ステップ8に示すように、本例では、レジスト塗布終了後、次のLCD基板G(G2)の塗布処理を開始する(浮上塗布開始)。次の塗布処理開始に際し、本例では、ステップ9に示すように、所定数のLCD基板Gの処理が終了したか否かを、まず判断する。LCD基板Gの処理を所定数終了した、と判断された場合には(Yes)、塗布処理を終了する。反対に、LCD基板Gの処理が所定数に達していない、と判断された場合には(No)、ステップ1に戻り、ステップ1以降の手順を繰り返す。
さらに、本例では、次の塗布処理を開始するとともに、塗布が終了した右側レジスト供給ノズル14Rのノズルフォーミングを行う(ステップ10)。ノズルフォーミングを行うノズル洗浄ユニットの一例を、図15乃至図17Bに示す。
図15は一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示した平面図、図16は一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示したX方向に沿う断面図、図17A及び図17Bは、一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示したY方向に沿う断面図である。
図15に示すように、一例に係るノズル洗浄ユニット15は、塗布ステージ12b上に、例えば固定配置された右側レジスト供給ノズル14Rを洗浄する右側ノズル洗浄ユニット15Rと、左側レジスト供給ノズル14Lを洗浄する左側ノズル洗浄ユニット15Lと、を備える。本例では、右側ノズル洗浄ユニット15Rと、左側ノズル洗浄ユニット15Lとは、同様の構成を有している。よって、以下の説明は、右側ノズル洗浄ユニット15Rに着目して行い、左側ノズル洗浄ユニット15Lに関する説明は、参照符号の末尾に“L”を付すことで省略することにする。
図15及び図16に示すように、右側ノズル洗浄ユニット15Rは、ダミーディスペンス部57Rと、ノズルバス58Rと、ノズル洗浄機構59Rと、を備えている。
ダミーディスペンス部57Rでは、LCD基板Gへのレジスト液を供給する前に、予備的に右側レジスト供給ノズル14Rからレジスト液を吐出させる、所謂、ダミーディスペンスが行われる。
本例のダミーディスペンス部57Rは、プライミングローラー111Rと、ローラー洗浄用バス113Rと、ワイパー114Rと、を備えている。
プライミングローラー111Rは、円柱形状であり、その長手方向が右側レジスト供給ノズル14Rの長手方向と平行となるように配置される。プライミングローラー111Rは、回転機構112RによりY軸を回転軸として一方向に回転しながら右側レジスト供給ノズル14Rから吐出されるレジスト液を受ける。ローラー洗浄用バス113Rには、シンナー等の溶剤が貯留されている。貯留された溶剤に、プライミングローラー111Rの下部が浸されることで、プライミングローラー111Rに付着したレジスト液が溶解され、プライミングローラー111Rが洗浄される。ワイパー114Rは、プライミングローラー111Rに付着したレジスト液及びシンナーを除去する。
ダミーディスペンス部57Rにおけるダミーディスペンスは、右側レジスト供給ノズル14Rをプライミングローラー111Rの上端に近接して保持し、右側レジスト供給ノズル14Rから吐出されたレジスト液を、回転するプライミングローラー111Rの表面に塗布する。その後、ローラー洗浄用バス113Rに貯留された溶剤によって、レジスト液のほとんどが溶解される。回転するプライミングローラー111Rはローラー洗浄用バス113Rから溶剤を巻き上げるが、ワイパー114Rが溶剤を掻き取ってローラー洗浄用バス113Rへ戻す。このため、右側レジスト供給ノズル14Rがダミーディスペンスを行う位置では、プライミングローラー111Rには、実質的にレジスト液及び溶剤の双方が付着していない状態となる。
ノズルバス58Rでは、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口が乾燥しないようにレジスト吐出口を溶剤(例えば、シンナー)の蒸気雰囲気での保持が行われる。
ノズルバス58Rは、右側レジスト供給ノズル14Rと同様にY方向を長手方向とし、シンナー等の溶剤が貯留されたタンクである。溶剤が蒸発しないように右側レジスト供給ノズル14Rを上から被せるように配置することで、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口の乾燥が抑制される。
ノズル洗浄機構59Rでは、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口の近傍に付着したレジストの除去が行われる。
ノズル洗浄機構59Rは、シンナー吐出ノズル115Rと、シンナー排出管116Rと、ノズル洗浄ヘッド120Rと、ヘッドスキャン機構118Rと、を備えている。
シンナー吐出ノズル115Rは、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口の近傍に向けてシンナー等の洗浄液を吐出する。シンナー排出管116Rは、右側レジスト供給ノズル14Rを洗浄したシンナーを吸引回収する。ノズル洗浄ヘッド120Rは、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口の近傍に向けて窒素ガス等の所定のガスを噴射するガス噴射ノズル117Rを有する。ヘッドスキャン機構118Rは、ノズル洗浄ヘッド120RをY方向にスキャンさせる。
ノズル洗浄機構59Rは、シンナー吐出ノズル115Rからシンナーを、また必要に応じてガス噴射ノズル117Rから窒素ガスをシンナーと同時に、右側レジスト供給ノズル14Rのレジスト吐出口の近傍に向けて吐出しながら、ノズル洗浄ヘッド120Rを、右側レジスト供給ノズル14Rの長手方向(Y方向)にスキャンさせることによって、右側レジスト供給ノズル14Rに付着したレジストを除去する。
このようなノズルフォーミングを行うために、本例のレジスト処理ユニット23は、図15、図17A及び図17Bに示すように、右側レジスト供給ノズル14Rを移動させる右側ノズル移動機構20R、及び左側レジスト供給ノズル14Lを移動させる左側ノズル移動機構20Lを、備えている。本例では、右側ノズル移動機構20R、及び左側ノズル移動機構20Lの双方とも、同様の構成を有しているので、左側ノズル移動機構20Lに関する説明は、参照符号の末尾に“L”を付すことで省略することにする。
図17Aに示すように、右側ノズル移動機構20Rは、右側レジスト供給ノズル14Rを、その長手方向をY方向に一致させた状態で保持し、右側レジスト供給ノズル14RをZ方向に昇降させるZ軸駆動機構30Rと、Z軸駆動機構30Rを保持する支柱部材54Rと、支柱部材54RをX方向に移動させる移動手段、例えば、ボールネジ55Rを駆動するX軸駆動機構56Rと、を備えている。
上記右側ノズル移動機構20Rを備えることによって、図17Bに示すように、右側レジスト供給ノズル14Rは、LCD基板Gにレジスト液を供給する位置から右側ノズル洗浄ユニット15Rの各処理位置までX方向に移動することができ、また、レジスト液を供給する位置の上方、及び右側ノズル洗浄ユニット15Rの各処理位置の上方それぞれにおいては、Z方向に移動することができる。
このようなノズルフォーミングを行っている最中にも、本例では、レジスト塗布が終了したLCD基板Gの搬送、及び次に処理されるLCD基板G2の搬送が行うことができる。まず、レジスト塗布が終了したLCD基板Gの動きから、引き続き説明する。
LCD基板Gが引き続き浮上搬送され、搬出ステージ12cに到達すると、LCD基板Gを、減圧乾燥装置23bへ搬送するために、右側キャリア13Rによる吸着解除、リフトピンによる持ち上げ、並びに搬送アーム19による搬送が行われる(ステップ11)。搬出ステージ12cの一例を図18A及び図18Bに示す。
図18A及び図18Bは、一例に係る搬出ステージを概略的に示したY方向に沿う断面図である。
図18Aに示すように、搬出ステージ12cには、リフトピン47が設けられている。LCD基板Gが搬出ステージ12cに到達すると、右側キャリア13Rによる吸着が解除される。
次に、図18Bに示すように、リフトピン47をZ方向に上昇させ、LCD基板GをZ方向に持ち上げる。次いで、搬送アーム19をY方向に移動させ、LCD基板GのY方向端でLCD基板Gを把持する。LCD基板Gが搬送アーム19に把持された後、搬送アーム19をZ方向に上昇させ、LCD基板Gをリフトピン47から離す。LCD基板Gがリフトピン47から離れたら、リフトピン47をZ方向に下降させる。
本例では、上記ステップ11の最中に、次に処理されるLCD基板G2を処理するために、ステップ1以降の手順が行われている。
本例では、図9Aに示すように、導入ステージ12aに、右側キャリア13Rは無いが、左側キャリア13Lがある。このため、ステップ3における、“左側キャリア有り”の判断に基づいて、ステップ4に進み、被処理基板オフセット機構130を用いて、LCD基板G(被処理基板)をY方向に沿って左側にオフセットさせる。
次に、搬送アーム19に把持されたLCD基板Gについては、搬出ステージ12cから減圧乾燥装置23bに搬送アーム19を用いて搬送し、LCD基板Gをチャンバ18内に設けられた載置台17に載置する。この後、チャンバ18内で、塗布されたレジストを減圧乾燥する。この動作の最中に、本例では、右側キャリア13Rを搬出ステージ12cから導入ステージ12aへの戻し操作(ステップ12)と、左側キャリア13LによるLCD基板G2の浮上搬送と(ステップ13)とが行われる。この状態を、図9Bに示す。
次に、LCD基板G2を左側キャリア13Lにより浮上搬送しながら、LCD基板G2を導入ステージ12aから塗布ステージ12bへと進める。この後、ステップ14に示すように、上述のLCD基板Gと同様に、今度は左側レジスト供給ノズル14Lを用いてLCD基板G2上にレジストを供給しつつ、LCD基板G2をX方向に引き続き浮上搬送させながらLCD基板G2上にレジストを塗布していく。
次に、ステップ15に示すように、本例では、LCD基板G2に対するレジスト塗布終了後、次の次に処理されるLCD基板G(G3)の塗布処理を開始する(浮上塗布開始)。LCD基板G2に対するレジスト塗布終了後の状態を、図10Aに示す。LCD基板G2のレジスト塗布終了後においても、LCD基板Gのレジスト塗布終了後と同様に、ステップ9に示すように、所定数のLCD基板の処理が終了したか否かを判断し、LCD基板の処理を所定数終了した、と判断された場合には(Yes)、塗布処理を終了し、反対に、LCD基板の処理が所定数に達していない、と判断された場合には(No)、ステップ1に戻り、ステップ1以降の手順を繰り返す。
次に、ステップ16に示すように、右側レジスト供給ノズル14Rと同様に、塗布が終了した左側レジスト供給ノズル14Lのノズルフォーミングを行う。
次に、ステップ17に示すように、レジスト塗布が終了したLCD基板G2を、減圧乾燥装置23bへ搬送するために、LCD基板Gと同様に、左側キャリア13Lによる吸着解除、リフトピンによる持ち上げ、並びに搬送アーム19による搬送を行う。
さらに、ステップ17の最中に、次の次に処理されるLCD基板G3を処理するために、ステップ1以降の手順が行われる。
本例では、図10Bに示すように、導入ステージ12aに、右側キャリア13Rが有るので、ステップ1における、“右側キャリア有り”の判断に基づいて、ステップ2に進み、被処理基板オフセット機構130を用いて、LCD基板G3をY方向に沿って右側にオフセットさせる。
次に、ステップ18に示すように、左側キャリア13Lを搬出ステージ12cから導入ステージ12aへ戻す操作を行う。この戻し操作と並行して、ステップ6に示す右側キャリア13RによるLCD基板G3の浮上搬送を行う。
このような動作を繰り返すことで、所定枚数のLCD基板G上に、レジストが塗布されていく。
上記一実施形態に係るレジスト処理ユニット23による利点を、図面を参照して説明する。
図19A及び図19Bは、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23による塗布の均一性向上の原理を示すY方向に沿う断面図である。
図19Aに示すように、LCD基板Gをオフセットさせない場合には、LCD基板Gがステージ12上からオーバーハングするので、オーバーハングした部分において、撓みδが生じる。LCD基板Gのうち、撓みδを生じた部分においては、例えば、レジスト供給ノズル14のレジスト吐出口からの距離lが変わってしまうので、レジストの均一な塗布が困難となる。
しかしながら、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23は、LCD基板Gをオフセットさせるので、オーバーハング量を減らすことができる、又は図19Bに示すように、LCD基板Gがステージ12上からオーバーハングしないようにオフセットさせることができる。よって、LCD基板Gをオフセットさせない場合に比較して、LCD基板Gを撓み難くすることができる。
さらに、LCD基板Gをオフセットさせる場合には、右側キャリア13R及び左側キャリア13Lを駆動する駆動機構を、オフセットさせない場合に比較して簡素化できる、という利点も併せて得ることができる。この利点を、図20A及び図20Bを参照して説明する。
図20A及び図20Bは、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23による駆動機構の簡素化の原理を示すY方向に沿う断面図である。
図20Aに示すように、LCD基板Gをオフセットさせない場合には、例えば、右側キャリア13Rを用いてLCD基板Gを搬送しながら、左側キャリア13Lを導入ステージ12aに戻そうとすると、左側キャリア13Lが搬送中のLCD基板Gに衝突してしまう。このため、左側キャリア13Lには搬送に使用するX軸駆動機構に加え、衝突回避機構として、図中(1)に示すように、左側キャリア13LをY方向に逃がすためのY軸駆動機構、あるいは図中(2)に示すように、左側キャリア13LをZ方向に逃がすためのZ軸駆動機構が必要となる。これは右側キャリア13Rにおいても同様である。
対して、図20Bに示すように、LCD基板Gをオフセットさせる場合には、例えば、右側キャリア13Rを用いてLCD基板Gを搬送しながら、左側キャリア13Lを導入ステージ12aに戻しても、LCD基板Gが右側にオフセットしているから、左側キャリア13Lはそのまま戻しても搬送中のLCD基板Gに衝突しない。よって、キャリア13L及び13Rそれぞれには、キャリア13L及び13RをY方向に逃がすためのY軸駆動機構、あるいはZ方向に逃がすためのZ軸駆動機構が必要なく、キャリア13L及び13Rを駆動する駆動機構を、LCD基板Gをオフセットさせない場合に比較して簡素化できる。
キャリア13L及び13Rの駆動機構が簡素化されると、例えば、キャリア13L及び13Rの駆動機構から発生するパーティクルを減らすことが可能になるなど、塗布膜形成装置の清浄化に有利にはたらく。清浄度が高い塗布膜形成装置は、例えば、LCD基板に形成される素子の微細化の進展にも対応しやすい。
さらに、LCD基板Gをオフセットさせる場合には、装置設計の自由度を高めることが可能な、いわゆる寸法余裕も得ることができる。
図21A及び図21Cは、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23による寸法余裕が得られる原理をY方向に沿う断面図である。
例えば、図21Aに示すように、LCD基板Gをオフセットさせることでできた余裕Mを利用して、搬送ステージ12のY方向に沿った幅Wysを広くすることもできる。搬送ステージ12のY方向の沿った幅Wysを広くすれば、搬送ステージ12の面積が大きくなるので、LCD基板Gを、より広い面積で搬送ステージ12上に位置させることが可能となる。LCD基板Gを、より広い面積で搬送ステージ12上に位置させることができれば、例えば、ガス噴射による浮上力を向上させやすくなるので、大型のLCD基板Gの浮上搬送に有利である。
また、図21Bに示すように、余裕Mを利用して、吸着パッド48R、及び48Lの大きさ、特に、Y方向に沿った幅Wypを、搬送ステージ12のY方向に沿った幅Wysを変えることなく、吸着パッド48R、及び48Lを大きくすることも可能である。吸着パッド48R、及び48LのY方向に沿った幅Wypを大きくすることで、吸着パッド48R、及び48Lの吸着面積を拡大することができる。吸着面積を拡大されれば、吸着力を向上させやすくなるので、これもまた大型のLCD基板Gの浮上搬送に有利に作用する。
また、図21Cに示すように、余裕Mを利用して、吸着パッド48R、及び48LのY方向に沿った幅Wypと、ステージ12のY方向に沿った幅Wysとを、同時に広げることも可能である。
最後に、処理時間の短縮効果を説明する。
図22A及び図22Bは、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23による処理時間短縮の原理を示す図である。
図22Aに示すように、塗布の後、戻し操作(戻し)をシリアルに実行するレジスト処理ユニットでは、戻し操作に要する時間が必要である。
対して、図22Bに示すように、一実施形態のように塗布中に戻し操作を行うと、戻し操作に要する時間が見掛け上無くすことが可能となり、処理時間の短縮を図ること、即ちスループットの向上が可能となる。
さらに、図22Aに示すように、塗布の前に、ノズルフォーミング(フォーミング)を実行するレジスト処理ユニットでは、ノズルフォーミングに要する時間も必要である。
対して、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23は、右側レジスト供給ノズル14Rと、左側レジスト供給ノズル14Lとの2つのレジスト供給ノズルを備えている。このため、他方のレジスト供給ノズルがレジスト液を供給している間でも、レジスト供給ノズルのノズルフォーミングを行うことができる。
従って、図22Aに示すように、レジスト供給ノズルが一つしかなく、レジスト供給中にノズルフォーミング(フォーミング)行うことができず、塗布前にノズルフォーミングを行うレジスト処理ユニットに比較して、図22Bに示すように、ノズルフォーミングに要する時間までも、見掛け上無くすことが可能となる。
このように、一実施形態では、右側レジスト供給ノズル14Rと、左側レジスト供給ノズル14Lとを設け、他方のレジスト供給ノズルが塗布液を供給している間でも、ノズルフォーミングを行えるようにすることで、処理時間をより短縮でき、スループットをさらに向上させることもできる。
このように、一実施形態に係るレジスト処理ユニット23によれば、処理される基板をオフセットさせることで、スループットが良く、しかも精度の高い塗布膜の形成が可能な塗布膜形成装置及び基板搬送方法を得ることができる。
さらには、処理される基板をオフセットさせることで、キャリアの駆動機構を簡素化できる利点や、さらには、大型の基板を搬送可能なように設計しやすくなる、という利点も得ることができる。
以上、この発明を一実施形態に従って説明したが、この発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、種々の変形可能である。また、上記一実施形態が唯一の実施形態でもない。
例えば、上記一実施形態においては、熱的処理ユニットブロック(TB)32のパスユニット(PASS)65からレジスト塗布装置(CT)23aへのLCD基板の搬入は、パスユニット(PASS)65に基板搬送アームを設け、かつ、導入ステージ部12aにリフトピンを設けて、この基板搬送アームが保持したLCD基板をリフトピンに受け渡すようにしても良い。この場合には、LCD基板のオフセットは、パスユニット65で行っておくことが望ましい。
また、上記一実施形態においては、塗布膜としてレジスト膜を取り上げたが、塗布膜はこれに限定されるものではなく、反射防止膜や感光性を有さない絶縁膜等であってもよいし、実施形態の冒頭でも述べたようにカラーフィルタであっても良い。
また、上記一実施形態においては、レジスト供給ノズルを右側レジスト供給ノズル14R、及び左側レジスト供給ノズル14Lの2つを設けたが、例えば、図23に示すように、1つのレジスト供給ノズル14aのみを設けるようにしても良い。この場合には、図24A及び図24Bに示すように、レジスト供給ノズル14aをY方向に駆動するY軸駆動機構150が接続された保持部材151を用いて保持し、右側にオフセットされたLCD基板Gに対する塗布の際には、Y軸駆動機構150により保持部材151をY方向に沿って右側にオフセットさせることでレジスト供給ノズル14aを右側にオフセットさせ(図24A)、左側にオフセットされたLCD基板Gに対する塗布の際には、保持部材151をY方向に沿って左側にオフセットさせることでレジスト供給ノズル14aを左側にオフセットさせるようにすると良い(図24B)。
このような、レジスト供給ノズル14aを1つだけ備えたレジスト処理ユニットは、例えば、ノズルフォーミングの必要がない場合に、特に有効である。
また、処理される基板としては、LCD基板に限られることはなく、有機ELパネル等を含むいわゆるFPD(フラットパネルディスプレイ)であれば良く、また、FPD以外の基板としては、例えば、半導体ウエハ等の半導体基板であっても良い。
レジスト塗布・現像処理システムの概略平面図 第1の熱的処理ユニットセクションの概略側面図 第2の熱的処理ユニットセクションの概略側面図 第3の熱的処理ユニットセクションの概略側面図 この発明の一実施形態に係るレジスト処理ユニットの一例を概略的に示す平面図 この発明の一実施形態に係るレジスト処理ユニットの搬送制御の一例を示す流れ図 主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図 主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図 主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図 主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図 主要な手順におけるレジスト処理ユニットの状態を概略的に示す平面図 一例に係る被処理基板オフセット機構を概略的に示す平面図 他例に係る被処理基板オフセット機構を概略的に示す平面図 一例に係る右側キャリア及び左側キャリアを概略的に示す断面図 一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示した平面図 一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示したX方向に沿う断面図 一例に係るノズル洗浄ユニットを概略的に示したY方向に沿う断面図 一例に係る搬出ステージを概略的に示した断面図 塗布の均一性向上の原理を示す断面図 駆動機構の簡素化の原理を示すY方向に沿う断面図 寸法余裕が得られる原理をY方向に沿う断面図 処理時間短縮の原理を示す図 この発明の一実施形態の変形例に係るレジスト処理ユニットの一例を概略的に示す平面図 変形例に係るレジスト処理ユニットが備えるレジスト液供給ノズルを概略的に示す断面図
符号の説明
12…搬送ステージ、12a…導入ステージ(導入部)、12b…塗布ステージ(塗布部)、12c…搬出ステージ(搬出部)、13R…右側キャリア、13L…左側キャリア、14…塗布液供給機構、14R…右側レジスト液供給ノズル、14L…左側レジスト液供給ノズル、14a…レジスト液供給ノズル、130…被処理基板オフセット機構、G…LCD基板(処理される基板)

Claims (18)

  1. 処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、
    前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、
    前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    を具備し、
    前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアは前記一方向に延在するように配置されたガイドレールに沿って前記一方向に移動し、
    前記第1のキャリア又は前記第2のキャリアを前記搬出部から前記導入部に戻すとき、
    前記被処理基板オフセット機構が、前記基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせることで、前記第1のキャリア又は前記第2のキャリアが、搬送中の前記基板に衝突しないように構成されていることを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、
    前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、
    前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    を具備し、
    前記塗布液供給機構が、
    前記第1のキャリア、又は前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する塗布液供給ノズルを備え、
    前記塗布液供給ノズルが、前記一方の片側及び前記他方の片側のいずれかにオフセットされるように構成されていることを特徴とする塗布膜形成装置。
  3. 処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、
    前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、
    前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    を具備し、
    前記塗布液供給機構が、
    前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記一方の片側にオフセットされて設けられ、前記第1のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第1の塗布液供給ノズルと、
    前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記他方の片側にオフセットされて設けられ、前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第2の塗布液供給ノズルと、を備えていることを特徴とする塗布膜形成装置。
  4. 前記ノズルフォーミングを行うノズル洗浄機構が、前記第1の塗布液供給ノズル、及び前記第2の塗布液供給ノズルのそれぞれに対応して個別に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の塗布膜形成装置。
  5. 処理される基板を一方向に搬送しながらこの基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    前記処理される基板が導入される導入部、前記処理される基板に前記塗布液が供給される塗布部、及び前記処理される基板が搬出される搬出部を有する搬送ステージと、
    前記処理される基板を、前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側、及び前記一方向と直交する方向の他方の片側のいずれかにオフセットさせる被処理基板オフセット機構と、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の一方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する第1のキャリアと、
    前記搬送ステージの前記一方向と直交する方向の他方の片側に配置され、前記処理される基板を前記一方向と直交する方向の片端で保持し、この保持した基板を前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記搬送ステージ上を、前記導入部、前記塗布部、及び前記搬出部の順で前記一方向に搬送する、前記第1のキャリアとは独立して動作することが可能な第2のキャリアと、
    前記搬送ステージの塗布部の上方に設けられ、前記処理される基板の表面に前記塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    を具備し、
    前記処理される基板が、前記被処理基板オフセット機構を用いて前記一方の片側及び前記他方の片側に交互にオフセットされ、
    前記交互にオフセットされた基板が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアを交互に用いて搬送されるように構成され、
    前記第1のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第1のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第1の戻し動作が、前記第2のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行され、
    前記第2のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第2のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第2の戻し動作が、前記第1のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行されるように構成され、
    前記塗布液供給機構が、
    前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記一方の片側にオフセットされて設けられ、前記第1のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第1の塗布液供給ノズルと、
    前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記他方の片側にオフセットされて設けられ、前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第2の塗布液供給ノズルと、を備え、
    前記第1の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作が、前記第1の戻し動作とオーバーラップされて実行され、
    前記第2の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作が、前記第2の戻し動作とオーバーラップされて実行されるように構成されていることを特徴とする塗布膜形成装置。
  6. 前記ノズルフォーミングを行うノズル洗浄機構が、前記第1の塗布液供給ノズル、及び前記第2の塗布液供給ノズルのそれぞれに対応して個別に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の塗布膜形成装置。
  7. 前記処理される基板が、前記被処理基板オフセット機構を用いて前記一方の片側及び前記他方の片側に交互にオフセットされ、
    前記交互にオフセットされた基板が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアを交互に用いて搬送されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  8. 前記第1のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第1のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第1の戻し動作が、前記第2のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行され、
    前記第2のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第2のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第2の戻し動作が、前記第1のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップされて実行されるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の塗布膜形成装置。
  9. 前記オフセット機構が、前記処理される基板を、前記搬送ステージの導入部において前記一方の片側、及び前記他方の片側のいずれかにオフセットさせることを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  10. 前記オフセット機構が、前記処理される基板を、前記一方の片側、及び前記他方の片側のいずれかにオフセットさせた状態で、前記搬送ステージの導入部に導入することを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  11. 前記オフセット機構が、前記処理される基板を、この処理される基板がオフセットされる前、又はオフセットされた後に目標の位置に合わせる位置合わせ機能を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項10いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  12. 前記処理される基板を、この処理される基板がオフセットされる前、又はオフセットされた後に目標の位置に合わせる位置合わせ機構を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項10いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  13. 前記第1のキャリアが、前記保持した基板を、前記一方の片側にオフセットさせた状態で、前記保持した基板の前記他方の片側の部分を前記搬送ステージ上からオーバーハングさせることなく、前記搬送ステージ上を前記一方向に搬送し、
    前記第2のキャリアが、前記保持した基板を、前記他方の片側にオフセットさせた状態で、前記保持した基板の前記一方の片側の部分を前記搬送ステージ上からオーバーハングさせることなく、前記搬送ステージ上を前記一方向に搬送することを特徴とする請求項1乃至請求項12いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  14. 前記搬送ステージが、前記処理される基板を浮上搬送する浮上搬送ステージであることを特徴とする請求項1乃至請求項13いずれか一項に記載の塗布膜形成装置。
  15. 請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の塗布膜形成装置の基板搬送方法であって、
    前記処理される基板を、前記被処理基板オフセット機構を用いて前記一方の片側及び他方の片側に交互にオフセットさせ、
    前記交互にオフセットされた基板を、第1のキャリア及び第2のキャリアを交互に用いて搬送することを特徴とする塗布膜形成装置の基板搬送方法。
  16. 前記第1のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第1のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第1の戻し動作を、前記第2のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップさせ、
    前記第2のキャリアが前記基板を前記搬送ステージの搬出部まで搬送した後、前記第2のキャリアを前記搬送ステージの前記搬出部から前記導入部に戻す第2の戻し動作を、前記第1のキャリアを用いた基板搬送動作とオーバーラップさせることを特徴とする請求項15に記載の塗布膜形成装置の基板搬送方法。
  17. 前記塗布液供給機構が、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記一方の片側にオフセットされて設けられ、前記第1のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第1の塗布液供給ノズルと、前記搬送ステージの前記塗布部の上方に、前記他方の片側にオフセットされて設けられ、前記第2のキャリアを用いて搬送されてきた前記処理される基板の表面に塗布液を供給する第2の塗布液供給ノズルと、を備え、
    前記第1の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作を、前記第1の戻し動作とオーバーラップさせ、
    前記第2の塗布液供給ノズルのノズルフォーミング動作を、前記第2の戻し動作とオーバーラップさせることを特徴とする請求項16に記載の塗布膜形成装置の基板搬送方法。
  18. コンピュータ上で動作し、処理される基板の搬送を制御するプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、実行時に、請求項15に記載の基板搬送方法が行われるように、コンピュータに塗布膜形成装置を制御させることを特徴とする記憶媒体。
JP2007286136A 2007-11-02 2007-11-02 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体 Active JP4541396B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286136A JP4541396B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体
KR1020080107434A KR101327009B1 (ko) 2007-11-02 2008-10-31 도포막 형성 장치, 기판 반송 방법 및 기억 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286136A JP4541396B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009117462A JP2009117462A (ja) 2009-05-28
JP4541396B2 true JP4541396B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=40784291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007286136A Active JP4541396B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4541396B2 (ja)
KR (1) KR101327009B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103203300A (zh) * 2013-04-11 2013-07-17 机科发展科技股份有限公司 一种自动涂油装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926264B2 (ja) * 2009-07-15 2012-05-09 智雄 松下 パターン形成装置および位置決め装置
JP5600624B2 (ja) * 2011-03-22 2014-10-01 東京エレクトロン株式会社 塗布膜形成装置及び塗布膜形成方法
JP5861705B2 (ja) * 2011-06-14 2016-02-16 コニカミノルタ株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法
CN103084290B (zh) * 2011-10-31 2015-10-28 细美事有限公司 喷嘴单元、基板处理装置和基板处理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086917A1 (fr) * 2002-04-18 2003-10-23 Olympus Corporation Dispositif de transport de substrat
JP2005223119A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tokyo Electron Ltd 塗布膜形成装置および塗布膜形成方法
JP2006210393A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd 基板加工装置、基板搬送装置、基板制御方法
JP2006237482A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法及び基板処理プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086917A1 (fr) * 2002-04-18 2003-10-23 Olympus Corporation Dispositif de transport de substrat
JP2005223119A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Tokyo Electron Ltd 塗布膜形成装置および塗布膜形成方法
JP2006210393A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd 基板加工装置、基板搬送装置、基板制御方法
JP2006237482A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法及び基板処理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103203300A (zh) * 2013-04-11 2013-07-17 机科发展科技股份有限公司 一种自动涂油装置
CN103203300B (zh) * 2013-04-11 2016-04-20 机科发展科技股份有限公司 一种自动涂油装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101327009B1 (ko) 2013-11-13
KR20090045864A (ko) 2009-05-08
JP2009117462A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI294639B (en) Stage equipment and coating processing equipment
JP4554397B2 (ja) ステージ装置および塗布処理装置
JP4049751B2 (ja) 塗布膜形成装置
JP4896236B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP4969138B2 (ja) 基板処理装置
TWI388031B (zh) 處理系統
KR100687565B1 (ko) 기판 처리 장치
JP4743716B2 (ja) 基板処理装置
KR102388245B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 반송 방법
KR20090031271A (ko) 상압 건조 장치 및 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP4541396B2 (ja) 塗布膜形成装置、基板搬送方法及び記憶媒体
TWI311633B (en) Decompression drier
JP5503057B2 (ja) 減圧乾燥装置及び減圧乾燥方法
JP2002110506A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP4114737B2 (ja) 処理装置
KR20100035119A (ko) 감압 건조 장치 및 감압 건조 방법
JP4657991B2 (ja) 加熱・冷却処理装置、基板処理装置および基板処理方法
KR20080059519A (ko) 기판 처리 방법 및 레지스트 표면 처리 장치
JP4069980B2 (ja) 塗布膜形成装置
KR20110066864A (ko) 기판처리장치, 기판처리방법 및 이 기판처리방법을 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 기록매체
JP4813540B2 (ja) 処理装置
JP5492527B2 (ja) 紫外線照射装置、紫外線照射方法及び基板処理装置
JP2014123769A (ja) 紫外線照射装置および紫外線照射方法
JP2004179513A (ja) 基板保持装置及び基板処理装置
JP4643630B2 (ja) 処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4541396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250